JP3297195B2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP3297195B2
JP3297195B2 JP10899094A JP10899094A JP3297195B2 JP 3297195 B2 JP3297195 B2 JP 3297195B2 JP 10899094 A JP10899094 A JP 10899094A JP 10899094 A JP10899094 A JP 10899094A JP 3297195 B2 JP3297195 B2 JP 3297195B2
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Honda Electronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子の振動によっ
てロータ部の回転駆動を行う超音波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ボルト締めランジュバン型の
超音波モータが周知であり、例えば特開昭61−496
70号公報に開示された片持ち梁状捩り超音波振動子を
用いた圧電モータや、特開昭63−217984号公報
に開示された超音波モータ等が知られている。
【0003】図11は、従来のボルト締めランジュバン
型超音波モータの一例を示す図である。同図に示す超音
波モータは、2個の圧電素子100,102の両端に長
さの異なる金属ブロック体104,106が配置され、
両ブロック体104,106は、その中心においてボル
ト108により圧電素子100,102を締めつけるよ
うに固定されている。
【0004】この超音波モータは、交流電源110から
圧電素子100,102に高周波交流電圧を印加する
と、圧電素子100,102の厚み方向への振動により
縦振動が生じるとともに、ボルト108の捩りにより捩
り振動が生じ、ブロック体104,106の端面には縦
振動と捩り振動を合成した楕円振動が発生することにな
り、この楕円振動により回転駆動力を得ることができ
る。
【0005】上述したブロック体106の端面には、円
板112がバネ114によりブロック体106側へ付勢
されて配設されており、円板112の回転軸116が軸
受118にて支持されている。したがって、円板112
をブロック体106の端面に接触することにより、合成
振動により得られる回転力は円板112に伝達され、回
転軸116から回転出力を取り出すことができるという
ものである。
【0006】ところで、上述したボルト締めランジュバ
ン型の超音波モータは、ボルトの締め付けによって生じ
る捩り振動を利用して楕円振動を発生させるものである
が、ボルトの締め付けを利用しないで直接楕円振動を発
生させる超音波モータも従来から知られている。例え
ば、特開平1−318535号公報に開示された超音波
モータが知られており、この超音波モータは、縦振動と
捩り振動とを発生する圧電素子によって、ステータに直
接これらの振動を発生させることができるというもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の超音波モータにおいては、ステータ部に生じる縦振
動や捩り振動の状態に応じて、圧電素子の位置や圧電素
子を挟み込むブロック体の寸法や締め付け圧が決定され
ており、これによりステータ部のロータ接触面に大きな
楕円振動を生じさせてロータ部を効率良く回転駆動する
ようになっている。
【0008】ところが、上述したロータ部は、一方の端
面をステータ部のロータ接触面に加圧接触させるため
に、図11に示すように他方の端面側からバネにより直
接、あるいは軸受けを介して間接的に押圧しており、こ
の押圧部分において振動を抑制することになる。したが
って、ロータ接触面に生じる楕円振動が抑制され、モー
タの回転効率および出力を低下させるという問題があっ
た。また、上述した押圧部分において振動を抑制すると
いうことは、この押圧部分から図示しないモータハウジ
ング側に振動が伝わることにもなるため、モータ全体の
振動や回転駆動音を増加させることにもなる。
【0009】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、ロータ接触面上に発生した楕円振動を有
効に使用することにより回転効率および出力を向上さ
せ、しかも振動や回転音を低減することができる超音波
モータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の超音波モータは、ステータ部および
ロータ部を有し、前記ステータ部のロータ接触面に生じ
た楕円振動により前記ロータ部の回転を行う超音波モー
タにおいて、前記ステータ部は、縦振動と捩り振動とに
よりロータ接触面上に楕円振動が生じるとともに、この
ロータ接触面が前記捩り振動のほぼ腹の位置に設けられ
ており、前記ロータ部は、前記ロータ接触面に加圧接触
されたときに、前記ロータ接触面に相対向する前記ロー
タ部のステータ接触面と反対側の端面が前記捩り振動の
ほぼ節の位置となるように高さが設定されていることを
特徴とする。
【0011】請求項2の超音波モータは、請求項1の超
音波モータにおいて、前記ステータ部は、直接あるいは
間接的にほぼ共振状態にある縦振動と捩り振動を発生す
る圧電素子と、前記圧電素子に対して交流電圧の印加を
行う電極と、前記圧電素子と前記電極とを挟持するよう
にそれらの両側に取り付けられており、一方の端面であ
る前記ロータ接触面を前記捩り振動の腹の位置にほぼ一
致させた少なくとも2つのブロック体とを備えており、
前記ロータ部は、前記捩り振動の1/4波長相当の奇数
倍にほぼ等しい高さを有することを特徴とする。
【0012】請求項3の超音波モータは、請求項2の超
音波モータにおいて、前記圧電素子は、前記ロータ部の
回転軸方向に分極されて縦振動を発生するものであり、
前記ブロック体の少なくとも一つは、前記縦振動の節を
含む位置に前記回転軸に対して傾斜した1本以上のスリ
ット溝が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項4の超音波モータは、請求項3の超
音波モータにおいて、前記スリット溝が形成された前記
ブロック体は、さらに前記スリット溝が端部に形成され
た第1の分割ブロック体と、前記スリット溝を有しない
第2の分割ブロック体とに分割されて構成されており、
これら第1および第2の分割ブロック体を組み付けたと
きに、前記縦振動の節を含む位置に前記スリット溝が形
成されることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の超音波モータは、ステータ部のロー
タ接触面が捩り振動のほぼ腹の位置になるように設定さ
れており、縦振動と捩り振動の合成により大きな楕円振
動が発生するようになっている。また、ロータ部は、ス
テータ部に加圧接触して振動させたときに、ロータ接触
面に相対向するステータ接触面と反対側の面が捩り振動
の節の位置近傍になるように高さが設定されており、こ
の反対側の面をバネ等により直接あるいは間接的に押圧
して拘束した場合であっても捩り振動の減衰がほとんど
なく、ロータ接触面上に発生する楕円振動が最大とな
る。
【0015】請求項1の発明によれば、モータハウジン
グ等にロータ部を取り付けることによって捩り振動の減
衰、すなわち楕円振動の減衰が生じないため、回転効率
および出力を向上させるとともに振動や回転音を低減す
ることができる。
【0016】また、請求項2の超音波モータは、具体的
に上述したステータ部を圧電素子と電極とブロック体と
により構成して、この圧電素子によってほぼ共振周波数
の捩り振動をロータ接触面がこの振動の節となるように
ステータ部に生じさせるとともに、ロータ部の高さをこ
の捩り振動の1/4波長相当あるいはその奇数倍にほぼ
等しくなるように設定している。すなわち、ステータ部
が共振したときにロータ接触面上に最大の捩り振動が現
れ、さらにステータ接触面と反対側のロータ部端面の振
動が最小となる。換言すれば、このような設定を行うこ
とにより、自動的にロータ部のステータ接触面と反対の
面が捩り振動の節の位置となり、この面における捩り振
動およびこの面を拘束したときの捩り振動の減衰が最小
となる。このため、ロータ部を取り付けた際に捩り振動
の減衰が最小限に抑えられ、上述した回転効率と出力の
向上および振動や騒音の低減が可能となる。
【0017】また、請求項3の超音波モータは、圧電素
子によって縦振動を発生させるとともに、回転軸に対し
て傾斜したスリット溝(斜めスリット溝)によってこの
縦振動を捩り振動に変換することにより、上述した捩り
振動を効率良く発生している。
【0018】すなわち、縦振動の節を含む位置に形成さ
れた斜めスリット溝が縦振動する場合には、この節を境
にして伸縮する方向が反対となる。したがって、伸縮し
たときのスリット溝の傾斜角が振動状態に応じて変化す
ることになり、結果的に斜めスリット溝部分において捩
り振動が発生する。特に、この捩り振動はボルトの締め
付けを利用して発生させているわけではないため、ボル
トのピッチや締め付け加重あるいは各種寸法精度を厳し
く管理する必要がないため、容易に効率よい捩り振動の
発生が可能となる。
【0019】また、請求項4の超音波モータは、上述し
たスリット溝が形成されたブロック体をさらに第1の分
割ブロック体と第2の分割ブロック体とに分割してお
り、その端部にスリット溝を形成している。したがっ
て、ブロック体の端部を切削加工するだけで上述したス
リット溝を形成することができ、製造が容易となる。
【0020】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明を適用した一実施例の超音
波モータの全体構造を示す図であり、モータハウジング
や軸受け部分を除いた内部構造が示されている。
【0022】同図に示す本実施例の超音波モータは、一
方向に回転駆動されるロータ部10と、このロータ部1
0を一方の端面であるロータ接触面12に発生する楕円
振動によって回転駆動するステータ部20とを含んで構
成される。
【0023】ロータ部10は、ロータ接触面12に一定
の圧力で接触するステータ接触面13を有する円板14
と、この円板14の回転中心に取り付けられた回転出力
軸16とを含んでいる。したがって、ステータ部20の
ロータ接触面12に楕円振動が発生すると、ロータ部1
0の円板14はこの円板14と一体的に形成された回転
出力軸16を中心とし、この回転出力軸とともに一方向
に回転駆動される。
【0024】上述した円板14は、回転軸方向に所定の
厚み、すなわち所定の高さhを有している。この高さh
は、ステータ部20に生じる捩り振動の1/4波長相当
にほぼ等しく設定されており、この根拠については後述
する。
【0025】また、ステータ部20は、例えばセラミッ
クス等の圧電体を用いてリング状に形成された圧電素子
22,24と、一方の圧電素子24の両側に全面で接触
するように配置された電極板26,28と、これら圧電
素子22,電極板26,圧電素子24,電極板28を両
側から挟持するように配置された第1の金属ブロック体
30,第2の金属ブロック体32,第3の金属ブロック
体34と、両端に位置する第1の金属ブロック体30お
よび第3の金属ブロック体34を締め付け固定するため
の結合ボルト36とを含んでいる。
【0026】また、第3の金属ブロック体34の一方の
端面は上述したロータ接触面12となるが、他方の端面
は第2の金属ブロック32と接しており、この他方の端
面に端部が一致するように複数の斜めスリット溝38が
形成されている。したがって、ステータ部20を組み立
てた後は、第2の金属ブロック体32と第3の金属ブロ
ック体34とが一体となり、そのほぼ中央部近傍に複数
の斜めスリット溝38が形成されることになる。
【0027】なお、上述した圧電素子22,24は、分
極の際に電極として使用した、例えば銀,ニッケル面を
分極終了後に研磨して除去したものを用いるものとす
る。
【0028】図2は、ステータ部20を組み立てた状態
を示す斜視図である。同図に示すように、組み立てられ
たステータ部20は、第3の金属ブロック体34,第2
の金属ブロック体32,圧電素子22,電極板26,圧
電素子24,電極板28,第1の金属ブロック体30が
連結されて一体化した構造を有しており、一方の電極板
26からは外部接続端子40が、他方の電極板28から
は外部接続端子42がそれぞれ突出した形となってい
る。
【0029】2つの外部接続端子40,42は、圧電素
子24に対して一定周波数の高周波交流電圧を印加する
ためのものである。また、他方の圧電素子22に対して
は、外部接続端子42に図1に示す結合ボルト36を介
して電機的に接続された第2の金属ブロック体32の端
面が電極板として作用するため、この第2の金属ブロッ
ク体32と外部接続端子40とによって一定周波数の高
周波交流電圧が印加される。
【0030】図3は、ステータ部20の詳細構造および
組み付け状態を示す分解斜視図である。
【0031】上述した第1の金属ブロック体30および
第3の金属ブロック体34のそれぞれの中心にはネジ孔
が形成されており、結合ボルト36に形成された雄ネジ
溝が螺合するようになっている。また、第2の金属ブロ
ック体32の中心には、結合ボルト36の外形にほぼ等
しい内径を有するボルト挿通孔32aが形成されてい
る。圧電素子22,電極板26,圧電素子24,電極板
28のそれぞれには、結合ボルト36の外形よりも大き
な内径を有するボルト挿通孔22a,26a,24a,
28aが形成されている。これらのボルト挿通孔22
a,26a,24a,28aの内径は、圧電素子22,
電極板26,圧電素子24,電極板28を組み立てる際
に結合ボルト36の外側に挿通される絶縁性のカラー4
4の外形とほぼ一致するように形成されている。
【0032】ステータ部20の組み立ては、まず第1の
金属ブロック体30に結合ボルト36の一方端を螺合し
て取り付けた後、カラー44を挿通し、その後このカラ
ー44の外周側に電極板28,圧電素子24,電極板2
6,圧電素子22のそれぞれを順に挿通する。次に、第
2の金属ブロック体32を結合ボルト36に挿通し、最
後に第3の金属ブロック体34を結合ボルト36の他方
端に螺合させることにより、第1および第3の金属ブロ
ック体30,34によってそれ以外の部材を締め付け固
定する。
【0033】なお、本実施例は、この連結固定に際し、
各部材の積層面の固定に接着剤を用いていないため、共
振周波数のモータ毎のばらつきや、Q値の低下を防ぐこ
とができ、これにより超音波モータの性能および信頼性
の向上を図ることができる。
【0034】また、圧電素子22,24は、図3に示す
ように分極方向が異なるように配置されており、同一極
性の高周波交流電圧を印加して場合に一方が伸びるとき
は他方が縮むことになる。ところが、電極板26を共通
にして逆極性の高周波交流電圧を印加しているため、一
方の圧電素子22が伸びる場合には他方の圧電素子24
も伸び、一方の圧電素子22が縮む場合には他方の圧電
素子24も縮むことになる。これにより、ステータ部2
0全体としての縦方向(結合ボルト36の長手方向)の
振幅値を大きくすることができる。
【0035】図4は、ステータ部20の第3の金属ブロ
ック体34に形成された斜めスリット溝38の詳細を示
す図である。同図(a)は第3の金属ブロック体34を
側面から見た図を示しており、複数の斜めスリット溝3
8が、第3の金属ブロック体34の下側端面に部分的に
接するように配置された状態が示されている。これらの
斜めスリット溝38は、第3の金属ブロック体34の下
側あるいは横方向から切削することにより形成すること
ができるため、その形成は比較的容易に行うことができ
る。なお、多少切削しにくくなるものの、第2および第
3の金属ブロック体32,34を1つの金属ブロック体
で形成し、その中間付近に横方向から刃を入れることに
より斜めスリット溝38を形成するようにしてもよい。
【0036】また、同図(b)は第3の金属ブロック体
34を下側から見た図を示しており、一例として金属ブ
ロック体34に12個の斜めスリット溝38が形成され
た状態が示されている。
【0037】図5は、ロータ部10の円板14の高さh
と、斜めスリット溝38の縦方向(ロータ部10の回転
方向)の位置を説明するための図である。
【0038】同図(a)に示すように、斜めスリット溝
38はその中心が同図(b)に示す縦振動の節の位置に
一致するように形成する。同図(b)は縦振動の節およ
び腹の位置を示しており、図中およびが節の位置
を、およびステータ部20の両端面が腹の位置にそれ
ぞれ対応している。そして、縦振動の一方の節が斜め
スリット溝38のほぼ中心に、縦振動の他方の節が圧
電素子22,24に対応するようにそれぞれなってい
る。
【0039】このように、斜めスリット溝38の中心を
縦振動の節の位置に一致させることにより、斜めスリッ
ト溝38はその中心を境として異なる方向に伸び縮みす
ることになる。しかも、斜めスリット溝38の傾斜方向
と縦振動の振動方向とは異なっているため、このような
伸び縮みが生じると、中心部を回転中心として一定の角
度範囲で回転する方向に歪む現象が生ずる。これによ
り、第3の金属ブロック体34の斜めスリット溝38部
分には捩り方向の振動が発生し、この振動が他の金属ブ
ロック体30,32にも伝搬するため、ステータ部20
の全体に捩り振動が生じることになる。したがって、圧
電素子22,24により直接発生させた縦振動と、斜め
スリット溝38の作用により間接的に発生した捩り振動
とが合成され、ロータ接触面12上には一定方向の楕円
振動が生じ、この楕円振動によってロータ部10が一方
向に回転駆動される。
【0040】図5(c)は、ステータ部20に発生する
捩り振動の概略を示しており、この捩り振動を共振周波
数で発生するように圧電素子22,24に印加する高周
波交流電圧の周波数を決定することが望ましい(縦振動
も同様)。ところが、一般には縦弾性係数および横弾性
係数等の違いにより共振周波数も異なってくる。したが
って、ある共振周波数によって同一次数の縦振動と捩り
振動が発生することはなく、ある共振周波数によって圧
電素子22,24を振動させたときに異なる共振次数の
縦振動と捩り振動が生じるようにこの高周波交流電圧の
周波数を設定しなければならない。
【0041】例えば、3つの金属ブロック体30,3
2,34をアルミニウムで形成するとともに、ステータ
部20の長さLが90mm(圧電素子22,24の長さ
もアルミニウムに換算するものとする)とした場合の縦
振動の一次共振周波数f01,二次共振周波数f02のそれ
ぞれを計算すると、
【数1】 また、捩り振動の一次共振周波数f11,二次共振周波数
f12,三次共振周波数f13のそれぞれを計算すると、
【数2】 ここで、v0 ,v1 のそれぞれは金属ブロック体30等
の縦方向および横方向の振動の伝搬速度であり、それぞ
れ5100m/s,3000m/sとして計算した。
【0042】このように、共振周波数は縦振動と捩り振
動とで異なる値となるが、例えば縦振動の二次の共振周
波数と捩り振動の三次の共振周波数とはそれぞれ56k
Hzおよび51kHzとなり、比較的近くなる。したが
って、同一の周波数で縦振動および捩り振動ともに共振
を生じさせるようにするには、上述した超音波モータで
は高周波交流電圧の周波数として例えば50kHzを用
いればよい。
【0043】また、ロータ部10の円板14は、ステー
タ部20に生じた捩り振動の1/4波長に相当する高さ
(円板14の高さをh、捩り振動の波長をLとするとh
=L/4)に設定されている。したがって、円板14の
ステータ接触面13をステータ部20のロータ接触面1
2に加圧接触して振動させた場合の超音波モータ全体の
捩り振動の状態は図5(c)に示す状態、すなわち、円
板14の他方の端面(ステータ接触面13と反対の端
面)が同図(c)に示す捩り振動の節にほぼ一致する
ようになり、ステータ接触面13と反対側の円板14の
端面にはほとんど捩り振動が現れないことになる。この
ため、この端面をバネ等で直接あるいは間接的に加圧し
ても捩り振動を妨げることがなく、ロータ接触面12上
に発生する楕円振動を最大とすることができる。
【0044】なお、ステータ部20の各金属ブロック体
30,32,34とロータ部10の円板14が同一材料
で形成されている場合には、上述したように捩り振動の
1/4波長をそのまま円板14の高さとすることができ
るが、材質が異なる場合には円板14の材質に換算した
場合の捩り振動の波長を求め、さらにこの1/4波長を
求めて円板14の高さとすればよい。
【0045】このように、本実施例の超音波モータによ
れば、ステータ部20に発生する縦振動と捩り振動をと
もに共振させてロータ接触面12に発生する楕円振動を
最大にするとともに、ロータ部10の円板14の高さを
捩り振動の1/4波長相当にほぼ等しくなるように設定
することにより、この円板14を回転可能に取り付ける
際の捩り振動の減衰を最小限に抑えることができ、モー
タ回転効率および出力を向上させることができる。ま
た、このようにして外部に伝わる振動が最小限になるた
め、モータハウジング等の振動やこれにより発生するモ
ータ回転音を低減することもできる。
【0046】図6は、円板14の高さと捩り振幅の関係
を示す図であり、実際に円板14の高さを変化させた場
合の円板14の端面(ステータ接触面13と反対側)の
捩り振動の大きさが示されている。
【0047】同図に示すように、円板14の端面に現れ
る捩り振動の振幅値が最小となるのは、円板14の高さ
hと捩り振動の波長λとの関係が、 h=λ/4 のときであり、反対にこの条件を満たすときに円板14
の端面に現れる捩り振動が最小となることがわかる。
【0048】図7は、高さを変えたときの円板14の振
動状態の概略を示す図であり、円板の高さを捩り振動の
1/4波長相当、およびこの前後で変化させたときの振
動状態を有限要素法によって計算した結果が示されてい
る。同図(a)は高さが1/4波長相当より低い場合
を、同図(b)は1/4波長相当の場合を、同図(c)
は1/4波長相当より高い場合をそれぞれ示している。
【0049】同図に示すように、円板14の高さを捩り
振動の1/4波長とした場合に、円板14の端面(ロー
タ接触面12と反対側)上の振動が最も小さくなる。ま
た、円板14の高さをそれ以外に設定した場合には、円
板14の全体および端面上に、捩り振動と縦振動とが合
成されて各高さに特有な大きな振動が現れる。したがっ
てこの計算結果からも、円板14の高さを捩り振動の1
/4波長相当にほぼ等しくなるように設定することによ
り、円板14の端面上における振動を最小限に抑え、こ
れにより円板14を取り付けることによってロータ接触
面12上の楕円振動の減衰を最小限に抑えることができ
ることが理解される。
【0050】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、要旨の範囲内で種々の変形実施が可能
である。
【0051】例えば、上述した実施例では、第3の金属
ブロック体34に斜めスリット38を形成し、この斜め
スリット38に縦振動を与えることにより捩り振動を発
生させるようにしたが、この捩り振動の発生原理はこれ
に限定されるものではない。
【0052】図8は、ボルトの締め付けを利用して捩り
振動を発生するようにした他の実施例におけるステータ
部の分解斜視図を示しており、図10に示した従来のボ
ルト締めランジュバン型超音波モータの振動原理をその
まま適用したものである。
【0053】図8に示す超音波モータのステータ部は、
図3に示した第2の金属ブロック体32と第3の金属ブ
ロック体34とを1つの金属ブロック50に置き換える
とともに、この金属ブロック体50を結合ボルト36に
螺合させることにより、金属ブロック体30と50とに
よって圧電素子22,電極板26,圧電素子24,電極
板28を両側から挟持して固定するようになっている。
【0054】したがって、2つの圧電素子22,24の
厚み方向への振動により縦振動が生じるとともに、結合
ボルト36の捩りにより捩り振動が生じ、金属ブロック
体50のロータ接触面12上には縦振動と捩り振動を合
成した楕円振動が現れる。
【0055】また、この捩り振動は、結合ボルト36の
ネジピッチあるいは金属ブロック体30,50の締め付
け圧等を調整することによりステータ部に共振を生じる
ように設定することが好ましく、この捩り振動の1/4
波長に相当する高さの円板14を用いることにより、ロ
ータ接触面12上の楕円振動の抑制を最小限に抑えるこ
とができ、超音波モータとして出力や回転効率の向上を
達成することができるとともに、モータハウジングに伝
わる振動やこの振動に基づく音の発生を抑えることがで
きる。
【0056】図9は、圧電素子のみを用いて縦振動と捩
り振動の両方を発生するようにした他の実施例における
ステータ部の分解斜視図を示している。
【0057】図9に示す超音波モータのステータ部は、
図3に示した第2の金属ブロック32と第3の金属ブロ
ック34とを1つの金属ブロック体60に、厚み方向に
沿って分極された一方の圧電素子24を円周方向に沿っ
て分極された圧電素子62にそれぞれ置き換えるととも
に、絶縁板70および電極板72を追加し金属ブロック
30と60とによって圧電素子22,電極板26,絶縁
板70,電極板72,圧電素子62,電極板28を両側
から挟持して固定するようになっている。
【0058】一方の圧電素子22は厚み方向に分極され
ているため、電極板26と電極板28とによって交流電
圧が印加されたときに縦振動が発生する。これに対し、
他方の圧電素子62は円周方向に分極されているため、
2つの電極板72,28によって交流電圧が印加された
ときに円周方向の振動、すなわち捩り振動が発生する。
したがって、これら2つの圧電素子22,62を同時に
振動させることにより、縦振動および捩り振動が同時に
発生し、金属ブロック体60上のロータ接触面12には
縦振動と捩り振動とを合成した楕円振動が現れる。
【0059】また、2つの圧電素子22,62により発
生する縦振動および捩り振動のそれぞれは、ともにステ
ータ部に共振を生じるように設定することが好ましく、
この捩り振動の1/4波長に相当する高さの円板14を
用いることにより、ロータ接触面12上の楕円振動の抑
制を最小限に抑えることができる点は、図1〜3あるい
は図8に構造を示した各実施例の超音波モータと同じで
ある。
【0060】また、上述した各実施例の超音波モータ
は、ステータ部に発生する振動振幅を大きくあるいは小
さくするために、使用する圧電素子の枚数を変えるよう
にしてもよい。
【0061】例えば、図1〜図3に構造を示した超音波
モータは、2つの圧電素子22,24によって縦振動を
発生させたが、出力が小さくてもよい場合には、一方の
圧電素子22を省略するとともに第2の金属ブロック体
32と電極板26の間に絶縁板を挿入する。反対に、出
力を大きくしたい場合には、圧電素子を1枚あるいはそ
れ以上の枚数追加して挿入するとともに、それぞれの圧
電素子間に電極板を、さらに圧電素子の総数が奇数枚の
場合には端部に位置する圧電素子と第2の金属ブロック
32との間に絶縁板を追加する。
【0062】また、図8に構造を示した超音波モータに
ついても同様であり、出力が小さくてもよい場合は圧電
素子22を省略するとともにこの省略した圧電素子22
の位置に絶縁板を挿入する。反対に、出力を大きくした
い場合には、圧電素子やこれに伴って電極板や絶縁板を
追加する。
【0063】また、図1〜図3に構造を示した超音波モ
ータにおいては、縦振動の1つの節の位置に斜めスリッ
ト溝38を形成するようにしたが、2つ以上の節の位置
に斜めスリット溝を形成することにより、縦振動の振幅
を大きくしてもよい。但し、この場合はそれぞれの斜め
スリット溝によって生じる捩り振動が互いに打ち消され
ることがないように斜めスリット溝の傾斜方向を考慮す
る必要がある。
【0064】すなわち、三次以上の縦振動の2か所の節
が同じタイミングで圧縮(あるいは伸長)する場合に
は、同一傾斜方向の斜めスリット溝を形成することによ
り、2群の斜めスリット溝が発生する捩り振動の振幅を
大きくすることができる。また、三次以上の縦振動の2
か所の内の一方が圧縮するときに他方が伸長している場
合には、反対傾斜方向の斜めスリット溝を形成すること
により、2群の斜めスリット溝が発生する捩り振動の振
幅を大きくすることができる。
【0065】また、図1〜図3あるいは図9に構造を示
した超音波モータは、ボルトの締め付けによって直接的
に捩り振動を発生させていないため、ステータ部に含ま
れる結合ボルトを使わずに、単に金属棒等をかしめるこ
とにより金属ブロック体同士の締め付けを行うようにし
てもよい。
【0066】また、上述した各実施例では、ロータ部1
0の円板14の高さを捩り振動の1/4波長相当に設定
することとしたが、1/4波長相当の奇数倍としてもよ
い。図10は奇数倍の一例として3倍にしたときの振動
状態を示す図である。この場合であっても、同図(c)
に示すように円板14のステータ接触面13と反対の端
面に生じる捩り振動が最小となる。
【0067】
【発明の効果】上述したように請求項1の発明によれ
ば、ステータ部のロータ接触面が捩り振動のほぼ腹の位
置にあり、かつロータ部のステータ接触面と反対の面を
捩り振動の節の位置としたことにより、このステータ接
触面と反対の面を加圧してもロータ接触面上に発生する
楕円振動の減衰が生じないため、回転効率および出力を
向上させるとともに振動や回転音を低減することができ
る。
【0068】また、請求項2の発明によれば、請求項1
において、ロータ部のステータ接触面と反対の面が捩り
振動のほぼ節の位置となるようなロータ部の高さを明確
にしたものであり、ロータ部の高さを捩り振動の1/4
波長相当の奇数倍に設定することにより、自動的にロー
タ部のステータ接触面と反対の端面の振動が最小となる
ため、ロータ部を取り付けた際に捩り振動の減衰が最小
限に抑えられ、上述した回転効率と出力の向上および振
動や騒音の低減が可能となる。
【0069】また、請求項3の発明によれば、縦振動の
節を含む位置に形成された斜めスリット溝により捩り振
動を発生させており、ボルトの締め付けを利用して捩り
振動を発生させているわけではないため、ボルトのピッ
チや締め付け加重あるいは各種寸法精度を厳しく管理す
る必要がなく、容易に効率よい捩り振動の発生が可能と
なる。
【0070】また、請求項4の発明によれば、上述した
スリット溝が形成されたブロック体をさらに第1の分割
ブロック体と第2の分割ブロック体とに分割しており、
その端部にスリット溝を形成しているため、ブロック体
の端部を切削加工するだけでスリット溝を形成すること
ができ、製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例における超音波モー
タの全体構造を示す図である。
【図2】図1の超音波モータのステータ部の組付け状態
の外観を示す斜視図である。
【図3】図1の超音波モータのステータ部の組付け状態
を示す分解斜視図である。
【図4】スリット溝の形状を説明するための図である。
【図5】ステータ部およびロータ部と捩り振動との関係
を示す図である。
【図6】ロータ部の高さを変えたときのロータ部端面に
おける捩り振動の大きさを説明するための図である。
【図7】ロータ部の高さを変えたときのロータ部の振動
状態を解析した結果を示す図である。
【図8】本発明を適用した他の実施例のステータ部の組
付け状態を示す分解斜視図である。
【図9】本発明を適用した他の実施例のステータ部の組
付け状態を示す分解斜視図である。
【図10】ロータ部の高さを3/4波長相当としたとき
の振動状態を示す図である。
【図11】従来のボルト締めランジュバン型超音波モー
タの概略を示す図である。
【符号の説明】
10 ロータ部 12 ロータ接触面 13 ステータ接触面 14 円板 20 ステータ部 22,24 圧電素子 26,28 電極板 30 第1の金属ブロック体 32 第2の金属ブロック体 34 第3の金属ブロック体 36 結合ボルト 38 斜めスリット溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−228275(JP,A) 特開 平3−150080(JP,A) 特開 平2−26281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部およびロータ部を有し、前記
    ステータ部のロータ接触面に生じた楕円振動により前記
    ロータ部の回転を行う超音波モータにおいて、 前記ステータ部は、縦振動と捩り振動とによりロータ接
    触面上に楕円振動が生じるとともに、このロータ接触面
    が前記捩り振動のほぼ腹の位置に設けられており、 前記ロータ部は、前記ロータ接触面に加圧接触されたと
    きに、前記ロータ接触面に相対向する前記ロータ部のス
    テータ接触面と反対側の端面が前記捩り振動のほぼ節の
    位置となるように高さが設定されていることを特徴とす
    る超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ステータ部は、 直接あるいは間接的にほぼ共振状態にある縦振動と捩り
    振動を発生する圧電素子と、 前記圧電素子に対して交流電圧の印加を行う電極と、 前記圧電素子と前記電極とを挟持するようにそれらの両
    側に取り付けられており、一方の端面である前記ロータ
    接触面を前記捩り振動の腹の位置にほぼ一致させた少な
    くとも2つのブロック体とを備えており、 前記ロータ部は、 前記捩り振動の1/4波長相当の奇数倍にほぼ等しい高
    さを有することを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記圧電素子は、前記ロータ部の回転軸方向に分極され
    て縦振動を発生するものであり、 前記ブロック体の少なくとも一つは、前記縦振動の節を
    含む位置に前記回転軸に対して傾斜した1本以上のスリ
    ット溝が設けられていることを特徴とする超音波モー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記スリット溝が形成された前記ブロック体は、さらに
    前記スリット溝が端部に形成された第1の分割ブロック
    体と、前記スリット溝を有しない第2の分割ブロック体
    とに分割されて構成されており、これら第1および第2
    の分割ブロック体を組み付けたときに、前記縦振動の節
    を含む位置に前記スリット溝が形成されることを特徴と
    する超音波モータ。
  5. 【請求項5】 請求項3、4のいずれかにおいて、 前記スリット溝は、前記回転軸方向に対する中心の位置
    が前記縦振動の節の位置となるように形成されているこ
    とを特徴とする超音波モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記ロータ部は、ステータ接触面と反対側の端面をバネ
    等により直接あるいは間接的に押圧して拘束され、前記
    ステータ部に加圧接触されることを特徴とする超音波モ
    ータ。
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