JP3296600B2 - 3スピーカシステム - Google Patents
3スピーカシステムInfo
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- JP3296600B2 JP3296600B2 JP27292592A JP27292592A JP3296600B2 JP 3296600 B2 JP3296600 B2 JP 3296600B2 JP 27292592 A JP27292592 A JP 27292592A JP 27292592 A JP27292592 A JP 27292592A JP 3296600 B2 JP3296600 B2 JP 3296600B2
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- Japan
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- speaker
- signal
- signals
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ信号再生方式
の音響装置で使用される3スピーカシステムに関する。
の音響装置で使用される3スピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来の技術して例えば特開
平3−9700号公報がある。この公報には左、右及び
中央のスピーカの駆動信号を次の数1のように設定する
ことが示されている。
平3−9700号公報がある。この公報には左、右及び
中央のスピーカの駆動信号を次の数1のように設定する
ことが示されている。
【0003】
【数1】
【0004】このように従来は各スピーカに駆動信号を
供給することによって、聴取者から見て左右のスピーカ
間隔が相対的に大きい場合にも、音像の中抜け現象を抑
制し、且つ左右のスピーカ用原信号の分離を良くして十
分なステレオ感を得ることができる3スピーカシステム
を提供しようとしていた。
供給することによって、聴取者から見て左右のスピーカ
間隔が相対的に大きい場合にも、音像の中抜け現象を抑
制し、且つ左右のスピーカ用原信号の分離を良くして十
分なステレオ感を得ることができる3スピーカシステム
を提供しようとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら通常ステ
レオ信号には周波数成分が異なり、位置(方向)も異な
る複数の音源からの信号が含まれており、これらを別々
に処理する必要がある。前述した従来の方法では、全て
の信号を同一に処理してしまうという欠点があった。
レオ信号には周波数成分が異なり、位置(方向)も異な
る複数の音源からの信号が含まれており、これらを別々
に処理する必要がある。前述した従来の方法では、全て
の信号を同一に処理してしまうという欠点があった。
【0006】また前記数1から明らかなように、音場の
拡がり感を出すためにER とEL の信号を逆位相にする
場合には分母が非常に小さくなって生成信号が発散する
という問題点があった。
拡がり感を出すためにER とEL の信号を逆位相にする
場合には分母が非常に小さくなって生成信号が発散する
という問題点があった。
【0007】さらにER とEL の信号がほとんど無相関
な場合にも中央のスピーカから音が出るという問題点も
あった。
な場合にも中央のスピーカから音が出るという問題点も
あった。
【0008】そこで本発明は複数の音源からの信号が含
まれている信号の場合にも夫々別々に、且つER とEL
が逆位相で、無関係な場合に於ても聴取者から見て左右
のスピーカの間隔が相対的に大きい場合にも音像の中抜
け現象をなくして、しかもE R とEL の分離を良くして
十分なステレオ感を得ることができる3スピーカシステ
ムを提供することを目的とするものである。
まれている信号の場合にも夫々別々に、且つER とEL
が逆位相で、無関係な場合に於ても聴取者から見て左右
のスピーカの間隔が相対的に大きい場合にも音像の中抜
け現象をなくして、しかもE R とEL の分離を良くして
十分なステレオ感を得ることができる3スピーカシステ
ムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、左スピーカ用
原信号及び右スピーカ用原信号と、左右に夫々配置され
前記各信号によって駆動される左スピーカ及び右スピー
カと、これら両スピーカ間に配置された中央スピーカ
と、前記左スピーカ用信号及び右スピーカ用信号を複数
の帯域に分割する帯域通過フィルタと、帯域分割された
前記各スピーカ用信号の相関値を算出する相関値算出部
と、該相関値算出部の算出値により左スピーカ用駆動信
号及び右スピーカ用駆動信号と中央スピーカ用駆動信号
を生成する信号分配手段とよりなるものである。
原信号及び右スピーカ用原信号と、左右に夫々配置され
前記各信号によって駆動される左スピーカ及び右スピー
カと、これら両スピーカ間に配置された中央スピーカ
と、前記左スピーカ用信号及び右スピーカ用信号を複数
の帯域に分割する帯域通過フィルタと、帯域分割された
前記各スピーカ用信号の相関値を算出する相関値算出部
と、該相関値算出部の算出値により左スピーカ用駆動信
号及び右スピーカ用駆動信号と中央スピーカ用駆動信号
を生成する信号分配手段とよりなるものである。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、複数の音源からの信号が
含まれている信号の場合や、夫々別々に且つER とEL
が逆位相の場合や、聴取者から見て左右のスピーカ間隔
が相対的に大きい場合に音像の中抜け現象を抑制でき、
しかもER とEL の分離を良くして十分なステレオ感を
得ることができる。
含まれている信号の場合や、夫々別々に且つER とEL
が逆位相の場合や、聴取者から見て左右のスピーカ間隔
が相対的に大きい場合に音像の中抜け現象を抑制でき、
しかもER とEL の分離を良くして十分なステレオ感を
得ることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の3スピーカシステムの一実施例
について図面を参照しながら詳細に説明する。
について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は3スピーカシステムのブロック図で
あり、左チャンネル信号(原信号)EL と右チャンネル
信号(原信号)ER とを夫々n個の帯域通過フィルタL
i(L1〜Ln)、Ri(R1〜Rn)で帯域分割し、
その帯域分割された左右チャンネル信号をn個の信号生
成器γi(γ1〜γn)で左右及び中央のスピーカ駆動
信号用出力に変え、各出力を加算器A1〜A3で加算し
て左右及び中央のスピーカ駆動用信号EL ’、ER ’、
EC ’を作成するように構成されている。
あり、左チャンネル信号(原信号)EL と右チャンネル
信号(原信号)ER とを夫々n個の帯域通過フィルタL
i(L1〜Ln)、Ri(R1〜Rn)で帯域分割し、
その帯域分割された左右チャンネル信号をn個の信号生
成器γi(γ1〜γn)で左右及び中央のスピーカ駆動
信号用出力に変え、各出力を加算器A1〜A3で加算し
て左右及び中央のスピーカ駆動用信号EL ’、ER ’、
EC ’を作成するように構成されている。
【0013】前記信号生成器γiは図2に示すように相
関値算出器riと信号分配器Sとより構成され、次のよ
うに動作する。すなわち、帯域通過フィルタLi、Ri
で帯域分割された左右チャンネル信号から、相関値算出
器riにおいて次の数2にしたがって相関値Rt,i を算
出する。
関値算出器riと信号分配器Sとより構成され、次のよ
うに動作する。すなわち、帯域通過フィルタLi、Ri
で帯域分割された左右チャンネル信号から、相関値算出
器riにおいて次の数2にしたがって相関値Rt,i を算
出する。
【0014】
【数2】
【0015】さらに算出された相関値Rt,i と左右のチ
ャンネル信号から信号分配器Sに於て左右及び中央のス
ピーカ駆動用信号EL ’、ER ’、EC ’が生成され
る。以下の数式は係る信号を生成するための規則の一実
施例である。
ャンネル信号から信号分配器Sに於て左右及び中央のス
ピーカ駆動用信号EL ’、ER ’、EC ’が生成され
る。以下の数式は係る信号を生成するための規則の一実
施例である。
【0016】
【数3】
【0017】
【数4】
【0018】ただし上記数3及び数4の場合は相関値R
t,i の符号によって信号の算出式を条件分岐させている
例である。
t,i の符号によって信号の算出式を条件分岐させている
例である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のように本発明によれば複数
の音源からの信号が含まれているスピーカ用信号の場
合、夫々別々にしかもER とEL とが逆位相で無相関な
場合、聴取者から見て左右のスピーカの間隔が相対的に
大きい場合に音像の中抜け現象を抑制し、且つER とE
L との分離を良くして十分なステレオ感を得ることがで
きる3スピーカシステムを提供できる効果が期待でき
る。
の音源からの信号が含まれているスピーカ用信号の場
合、夫々別々にしかもER とEL とが逆位相で無相関な
場合、聴取者から見て左右のスピーカの間隔が相対的に
大きい場合に音像の中抜け現象を抑制し、且つER とE
L との分離を良くして十分なステレオ感を得ることがで
きる3スピーカシステムを提供できる効果が期待でき
る。
【図1】本発明の3スピーカシステムのブロック図であ
る。
る。
【図2】図1の信号生成器を説明する詳細図である。
EL 左スピーカ用原信号 ER 右スピーカ用原信号 EL ’ 左スピーカ駆動信号 ER ’ 右スピーカ駆動信号 EC ’ 中央スピーカ駆動信号 L1〜Ln 左チャンネル用帯域通過フィルタ R1〜Rn 右チャンネル用帯域通過フィルタ ri 相関値算出器 S 信号分配器
Claims (1)
- 【請求項1】 左スピーカ用原信号及び右スピーカ用原
信号と、左右に夫々配置され前記各信号によって駆動さ
れる左スピーカ及び右スピーカと、これら両スピーカ間
に配置された中央スピーカと、前記左スピーカ用信号及
び右スピーカ用信号を複数の帯域に分割する帯域通過フ
ィルタと、帯域分割された前記各スピーカ用信号の相関
値を算出する相関値算出部と、該相関値算出部の算出値
により左スピーカ用駆動信号及び右スピーカ用駆動信号
と中央スピーカ用駆動信号を生成する信号分配手段とよ
りなる3スピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27292592A JP3296600B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 3スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27292592A JP3296600B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 3スピーカシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125600A JPH06125600A (ja) | 1994-05-06 |
JP3296600B2 true JP3296600B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=17520671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27292592A Expired - Fee Related JP3296600B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 3スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296600B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110719564A (zh) * | 2018-07-13 | 2020-01-21 | 青岛海信电器股份有限公司 | 音效处理方法和装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0836399A (ja) * | 1994-07-21 | 1996-02-06 | Sony Corp | オーディオ符号化データの処理装置 |
KR0175515B1 (ko) * | 1996-04-15 | 1999-04-01 | 김광호 | 테이블 조사 방식의 스테레오 구현 장치와 방법 |
JP3825838B2 (ja) * | 1996-07-10 | 2006-09-27 | キヤノン株式会社 | ステレオ信号処理装置 |
WO2002007481A2 (en) * | 2000-07-19 | 2002-01-24 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Multi-channel stereo converter for deriving a stereo surround and/or audio centre signal |
US7490044B2 (en) | 2004-06-08 | 2009-02-10 | Bose Corporation | Audio signal processing |
JP2010087783A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Pioneer Electronic Corp | 音響装置、音響信号処理方法、音響信号処理プログラム及び記録媒体 |
JP5817106B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2015-11-18 | ヤマハ株式会社 | オーディオチャンネル拡張装置 |
JP6785166B2 (ja) * | 2017-02-14 | 2020-11-18 | 日本放送協会 | 音声信号補償装置、音声信号補償方法、及びプログラム |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27292592A patent/JP3296600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110719564A (zh) * | 2018-07-13 | 2020-01-21 | 青岛海信电器股份有限公司 | 音效处理方法和装置 |
CN110719564B (zh) * | 2018-07-13 | 2021-06-08 | 海信视像科技股份有限公司 | 音效处理方法和装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06125600A (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |