JP3296155B2 - ページ記述変換装置及び方法 - Google Patents

ページ記述変換装置及び方法

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JP3296155B2 JP23924595A JP23924595A JP3296155B2 JP 3296155 B2 JP3296155 B2 JP 3296155B2 JP 23924595 A JP23924595 A JP 23924595A JP 23924595 A JP23924595 A JP 23924595A JP 3296155 B2 JP3296155 B2 JP 3296155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィクスオブ
ジェクトやテキストオブジェクト等とともにイメージオ
ブジェクが混在したドキュメントデータをページ記述デ
ータに変換する変換装置及び方法に関し、特に、色変換
等の画像処理の適用を表すことができる画像記述で表現
したメージオブジェクトに関するデータをページ記述言
語による表現に変換する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディスクトップパブリッシング
(DTP)において、電子的なドキュメントを作成する
ためには電子的な版下の作成工程と出力工程が必要であ
り、電子的な版下はページ記述言語(PDL)で記述
し、その版下の出力はページ記述プリンタで直接プリン
トすることが主に行われている。しかしながら、イメー
ジオブジェクトへ色変換、空間座標変形、フィルタリン
グ等といった画像処理を適用しようとした場合、ページ
記述言語は画像処理を十分に表現することが困難であ
り、また、複数のイメージオブジェクトを重ね合わせて
透かし合成するといった画像処理は記述できない。
【0003】このため、従来より、上記のような画像処
理を適用したイメージオブジェクトがテキストオブジェ
クトやグラフィクスオブジェクトと共に混在した電子的
な版下をページ記述プリンタでプリントするために、イ
メージ、グラフィクス、テキストといった複数のオブジ
ェクトを混在して表現でき且つイメージオブジェクトに
対して画像処理の適用を十分に表現できる画像記述(Li
ve Picture、 PhotoShop等)を用いて、版下データの記
述を作成していた。すなわち、画像記述を用いてイメー
ジオブジェクトの画像処理を含む電子的な版下の記述を
作成して、この記述を専用のデコンポーザでデコンポー
ズ(記述解析とラスタ化処理)してラスタイメージを作
成し、そのラスタイメージをページ記述プリンタでプリ
ントしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ページ記述プ
リンタのプリント解像度、色材の特性に応じた色の補正
処理、イメージの網点処理等はプリンタ毎に異なるた
め、出力処理に用いるプリンタによっては適切な画像処
理が行われず、プリントしたイメージオブジェクト部分
にモアレや色ずれが生じたり、更には、輪郭線にジャギ
ーが発生してしまうという問題がある。
【0005】しかしながら、従来にあっては、画像記述
をデコンポーズしてラスタ化処理した時点で、画像記述
がイメージオブジェクトと共に含んでいるテキストオブ
ジェクトやグラフィクスオブジェクトもラスタイメージ
に変換され、オブジェクトのタイプに係わらずオブジェ
クト全体が一枚のラスタイメージに変換されるため、プ
リンタに対応する適切な画像処理をイメージオブジェク
トに対して行うことができず、プリントされた画質が劣
化してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、画像記述で表現されたイメージオブジェクトを
ページ記述へ変換するに際して、画質の低下を防止した
ページ記述変換装置及び方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、画像記述中に含まれる複数のイメ
ージオブジェクトを合成処理してから、ページ記述へ変
換することにより、これらイメージオブジェクトを個々
にページ記述する場合に比べて、ページ記述のサイズを
小さくすることができるページ記述変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】なお、特開平5−210720号公報に
は、イメージオブジェクトがテキストオブジェクトやグ
ラフィクスオブジェクトと共に混在した画像データにス
キャナ等で入力した他のイメージオブジェクトを合成さ
せるために、PDLから分離させたコマンドによって画
像データの一部と他のイメージオブジェクトとを加工す
る発明が開示されている。しかしながら、この発明にあ
ってはイメージオブジェクトへの加工はPDLによって
表現されたコマンドに制限されるため、透かし合成等と
いった十分な画像処理を実施し得るものではなく、以下
に説明する本発明とは目的、構成及び効果を全く異にす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、画像記述中のオブジェクトの集合に含
まれているイメージオブジェクトに対して色変換等の画
像処理を実行した後に、画像記述をページ記述へ変換す
る。すなわち、テキストオブジェクトやグラフィクスオ
ブジェクトとは区別して、イメージオブジェクトに対し
て適切な画像処理を施した後に、テキストオブジェクト
やグラフィクスオブジェクトとともにラスタイメージに
変換し、オブジェクトに対して所定の画像処理を実行し
た後にページ記述プリンタによってプリント処理を行わ
せる。
【0009】また、本発明のページ記述変換装置では、
入力手段からイメージオブジェクトを含むオブジェクト
の集合と当該イメージオブジェクトに対する画像処理命
令とを含む画像記述が入力されると、分離手段がこの画
像記述からイメージオブジェクトを分離し、実行手段が
分離されたイメージオブジェクトに対して画像命令に基
づく処理を実行する。したがって、この時点で、画像記
述に含まれているイメージオブジェクトに対して色変換
等の画像処理が実行される。
【0010】そして、ページ記述生成手段が画像処理が
実行されたイメージオブジェクトに基づいてページ記述
データを生成する。したがって、画像記述にテキストオ
ブジェクトやグラフィクスオブジェクトと共にイメージ
オブジェクトが含まれ、当該イメージオブジェクトに対
する画像処理命令が記述されている場合には、所定の画
像処理が適切にイメージオブジェクトに施されてから
ージ記述データへ変換されるため、ページ記述プリンタ
で高画質なドキュメントイメージをプリントできる。
【0011】また、本発明のページ記述変換装置では、
画像記述に複数のイメージオブジェクトが含まれている
場合には、領域算出手段がこれら全てのイメージオブジ
ェクトを包囲する領域を算出しておき、実行手段によっ
て画像処理が実行された各イメージオブジェクトを合成
手段が算出された領域内に合成する。そして、ページ記
述生成手段はこの領域内に合成されたイメージオブジェ
クトに基づいてページ記述データを生成する。すなわ
ち、画像記述に含まれる複数のイメージオブジェクトを
領域内で合成処理してから、ページ記述データへ変換す
ることにより、これらイメージオブジェクトを個々に
ージ記述データへ変換する場合に比べて、複数のイメー
ジオブジェクトを記述したページ記述データのサイズを
小さくする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施例に係
るページ記述変換装置の構成が示してある。ページ記述
変換装置は、画像記述を入力する入力手段11と、入力
された画像記述を解析する記述解析手段12と、解析結
果に基づいてページ記述を生成する記述変換手段13と
を備えている。このページ記述変換装置は後述するよう
に画像記述をページ記述データに変換する装置であり、
変換したページ記述データをページ記述プリンタへ出力
してドキュメント画像を出力させる。
【0013】入力手段11には外部のワークステーショ
ン等から画像記述が入力され、入力手段11は入力され
た画像記述を入力処理して記述解析手段12へ出力す
る。この画像記述には、ドキュメントを構成するオブジ
ェクトの集合と、これらオブジェクトのドキュメント内
でのレイアウト情報(位置座標、大きさ等)と、これら
オブジェクトに対する色変換や透かし合成等の画像処理
命令(オペレータ)とが含まれている。なお、オブジェ
クトの集合は外部記憶装置等に格納された各オブジェク
トデータの識別子で構成されており、本実施例では、オ
ブジェクトのタイプとして、ドキュメントを構成するテ
キスト、グラフィックス、イメージがある。すなわち、
画像記述にはイメージオブジェクトを含むオブジェクト
の集合とイメージオブジェクトに対する画像処理命令と
が含まれている。
【0014】記述解析手段12は、入力手段11で入力
された画像記述を文法解析や意味解析し、内部データ構
造の構文木を生成する。記述変換手段13は、画像記述
中の各オブジェクトをタイプ毎に異なるスレッドに分離
するレイアウト変換手段14と、それらオブジェクトを
タイプ毎にページ記述データへ変換するオブジェクト変
換手段15とを備えている。
【0015】レイアウト変換手段14は、画像記述中の
イメージオブジェクトをテキストやグラフィックスとい
った他のタイプのオブジェクトと異なるスレッドに分離
する分離手段16と、画像記述中に含まれている複数の
イメージオブジェクトを包囲する外接矩形領域を算出す
る領域算出手段17とを備えている。オブジェクト変換
手段15は、スレッドに分離されたイメージオブジェク
トに対して所定の画像処理を実行する実行手段18と、
画像処理の実行と並行して各イメージオブジェクトを前
記外接矩形領域内に合成する合成手段19と、各タイプ
のオブジェクトをページ記述へ変換するページ記述生成
手段20とを備えている。
【0016】上記構成のページ記述変換装置では、入力
手段11から画像記述が入力されると、これに基づいて
記述解析手段12が構文木の内部データ構造を生成し、
この内部データ構造の実行列からレイアウト変換手段1
4がオブジェクトタイプ毎のスレッドを生成し、オブジ
ェクト変換手段15が各スレッドに所定の画像処理を実
行してページ記述へ変換する処理を行う。なお、本実施
例では、テキストとグラフィックスとは同一タイプのオ
ブジェクトとして処理し、イメージをこれらと異なるタ
イプのオブジェクトとして処理している。
【0017】上記したレイアウト変換手段14が行う処
理は図2に示す手順で行われる。まず、記述解析手段1
2から構文木の内部データ構造が入力されると、レイア
ウト変換手段14は構文木の内部データ構造からカレン
トポインタが示す最初の実行列をフェッチし、カレント
ポインタを次の実行列へ更新する(ステップS1)。次
いで、分離手段16がフェッチした実行列のオブジェク
トタイプを判断し(ステップS2)、イメージ又はテキ
スト及びグラフィックスにオブジェクトスレッドを分離
する処理を行う。
【0018】上記判断の結果、オブジェクトタイプがイ
メージの場合には、分離手段16がイメージオブジェク
トに対するスレッドを新規に作成し(ステップS3)、
領域算出手段17による外接矩形領域の算出処理が行わ
れる(ステップS4〜S6)。外接矩形領域の算出処理
では、まず、ドキュメント内に含まれるイメージオブジ
ェクトを包囲する外接矩形領域の座標値として、X座標
及びY座標の最小値Xmin、Yminと最大値Xmax、Ymax
を初期値として保持する(ステップS4)。具体的には
第3図に示すように、最初に入力されたイメージオブジ
ェクトのX方向の左上隅(TopLeft)の座標値I
XminをX方向の最小値Xminとして保持し、X方向の右
下隅(BottomRight)の座標値IXmaxをX
方向の最大値Xmaxとして保持し、Y方向の左上隅(T
opLeft)の座標値IYminをY方向の最小値Ymin
として保持し、Y方向の右下隅(BottomRigh
t)の座標値IYmaxをY方向の最大値Ymaxとして保持
し、このイメージオブジェクトを包囲する外接矩形領域
Dを算出する。
【0019】次いで、上記のように保持したX方向の外
接矩形領域(イメージ存在領域)の更新を次のイメージ
オブジェクトとの比較で行う(ステップS5)。具体的
には、次のイメージオブジェクトのTopLeftのX
座標値IXminがX方向の最小値Xminより小さい場合に
は、最小値XminへIXminを代入し、次のイメージオブ
ジェクトのBottomRightのX座標値IXmax
がX方向の最大値Xmaxとより大きい場合には、最大値
XmaxへIXmaxを代入する。次いで、上記と同様にし
て、外接矩形領域のY方向における更新を行う(ステッ
プS6)。具体的には、次のイメージオブジェクトのT
opLeftのY座標値IYminがY方向の最小値Ymin
より小さい場合には、最小値YminへIYminを代入し、
次のイメージオブジェクトのBottomRightの
Y座標値IYmaxをY方向の最大値Ymaxと比較してこれ
より大きい場合には、最大値YmaxへIYmaxを代入す
る。
【0020】次いで、新規に作成したイメージスレッド
のオペレータ実行列へフェッチした実行列のオペレータ
とパラメータを追加してスレッドを更新し(ステップS
7)、入力された構文木の内部データ構造からカレント
ポインタが示す次の実行列をフェッチしてカレントポイ
ンタを次の実行列へ更新する(ステップS8)。次い
で、新たにフェッチした実行列のオブジェクトタイプを
分離手段16が判断し(ステップS9)、次の実行列の
オブジェクトタイプがイメージの場合には上記したステ
ップS5以降の処理を繰り返し行う。
【0021】このようなイメージオブジェクトに対する
処理を繰り返すことによって、第4図に示すように画像
記述に含まれる全てのイメージオブジェクトを包囲する
最小外接矩形が算出されるとともに、後述するようにス
レッド実行列中の各スレッドにオペレータ実行列を対応
付けた内部データ構造(図5)が構成される。なお、図
4に示す例は、XY平面上にI1、I2、I3、I4の4つ
のイメージオブジェクトが存在しており、図中破線で示
した矩形はI1、I2、I3、I4を囲む最小の外接矩形で
ある。最小外接矩形領域のX方向のサイズは|Xmax-X
min|、Y方向のサイズは|Ymax-Ymin|であり、合成
位置は(Xmin,Ymin)である。
【0022】上記判断(ステップS9)の結果、次の実
行列のオブジェクトタイプがイメージ以外の場合には、
ステップS3で新規に作成したイメージスレッドの先頭
へ最小外接矩形領域のサイズ及び合成位置を挿入し(ス
テップS10)、分離手段16によるタイプの判断(ス
テップS2)を再度経て、グラフィックス(或いはテキ
スト)のオブジェクト或いはNULLに対する処理を行
う。
【0023】すなわち、ステップS2の判断の結果、オ
ブジェクトタイプがグラフィックス或いはテキストであ
る場合には、判断分離手段16がグラフィックス(テキ
スト)オブジェクトに対するスレッドを新規に作成し
(ステップS11)、このグラフィックススレッドのオ
ペレータ実行列へフェッチした実行列のオペレータとパ
ラメータを追加してスレッドを更新し(ステップS1
2)、入力された構文木の内部データ構造からカレント
ポインタが示す次の実行列をフェッチしてカレントポイ
ンタを次の実行列へ更新する(ステップS13)。次い
で、新たにフェッチした実行列のオブジェクトタイプを
分離手段16が判断し(ステップS14)、次の実行列
のオブジェクトタイプがグラフィックス(或いはテキス
ト)の場合には上記したステップS12以降の処理を繰
り返し行う。
【0024】一方、上記判断の結果(ステップS14)
の結果、次の実行列のオブジェクトタイプがグラフィッ
クス或いはテキスト以外の場合には、分離手段16によ
るタイプの判断(ステップS2)を再度経て、イメージ
オブジェクト或いはNULLに対する処理を行う。すな
わち、ステップS2の判断の結果、オブジェクトタイプ
がNULLの場合には、次のスレッドへのポインタへ終
了識別子を割り付けてレイアウト変換手段13による処
理を終了し、後述するオブジェクト変換手段15による
処理を行う。
【0025】上記した一連の処理の結果、図5に示すよ
うに、内部データ構造はスレッド実行列とオペレータ実
行列の2種類の実行列から成る内部データ構造が構成さ
れ、スレッド実行列とオペレータ実行列とはそれぞれリ
スト形式のデータ構造となっている。スレッド実行列の
リストの各エントリは、1つのスレッドに対応してお
り、そのスレッドが含むオブジェクトのタイプ識別子、
次のスレッドへのポインタ、そのスレッドに対応するオ
ペレータ実行列へのポインタを含んでいる。オブジェク
トのタイプ識別子は、そのスレッドが含むオブジェクト
のタイプを示しており、本実施例ではテキストはグラフ
ィクスへ分類していることから、オブジェクトのタイプ
はイメージとグラフィクスの2種類である。次のスレッ
ドへのポインタは次に変換するスレッドを示しており、
スレッド実行列の最後尾のポインタはスレッド実行列の
終了を示す終了識別子を指している。オペレータ実行列
へのポインタは、オブジェクトに対する処理の記述を示
しており、スレッド毎に対応するオペレータ実行列が構
成されている。
【0026】オペレータ実行列のリストの各エントリ
は、1つのオペレータへ対応しており、オペレータ、次
のオペレータへのポインタ、オペレータのパラメータを
含んでいる。オペレータはオブジェクトに対する画像処
理命令であり、画像処理命令としては例えば拡大や縮
小、色変換、空間座標変形、フィルタリング、透かし合
成等が設定される。次のオペレータへのポインタは次に
変換するオペレータを示しており、オペレータ実行列の
最後尾のポインタはオペレータ実行列の終了を示す終了
識別子を指している。なお、第5図に示す例では、オペ
レータのパラメータはオペレータ毎に1エントリである
が、実際にはオペレータ毎に複数のエントリを有するよ
うにしてもよい。
【0027】オブジェクト変換手段15が行う処理は図
6に示す手順で行われる。まず、レイアウト変換手段1
4で生成されたスレッド実行列(図5)が入力される
と、スレッド実行列の最初のエントリをフェッチしてカ
レントポインタを次のエントリへ更新する(ステップS
21)。次いで、フェッチしたエントリが終了識別子で
あるかを判断して(ステップS22)、終了識別子であ
る場合には変換処理を終了する。一方、終了識別子でな
い場合には、フェッチしたエントリのスレッドタイプ
(すなわち、オブジェクトタイプ)を判断し(ステップ
S23)、タイプがイメージである場合には、実行手段
18が当該スレッドに対応するオペレータ実行列を取得
して、そのリストからオペレータをフェッチする(ステ
ップS24)。なお、これとともに、オペレータのカレ
ントポインタを次のエントリへ更新する。
【0028】次いで、実行手段18がフェッチしたオペ
レータが終了識別子であるかを判断し(ステップS2
5)、終了識別子でない場合には、フェッチしたオペレ
ータを実行させて、上記フェッチしたスレッド実行列の
エントリ(イメージオブジェクト)に対して所定の画像
処理を実行する(ステップS26)。このようなイメー
ジオブジェクトに対する処理(ステップS24〜S2
6)をオペレータ実行列の各エントリ毎に順次実行し、
カレントポインタが終了識別子をとなったところで(ス
テップS25)、ページ記述生成手段20がイメージオ
ブジェクトのページ記述データへの変換を行う(ステッ
プS27)。
【0029】なお、上記の処理はイメージオブジェクト
のスレッドリストをフェッチ(ステップS21、S2
3)する毎に繰り返し行われ、各イメージオブジェクト
はオペレータ実行処理(ステップS26)において合成
手段19によって前記外接矩形領域内に合成される。し
たがって、各イメージオブジェクトは外接矩形領域内に
合成された状態でページ記述データに変換されることと
なる。
【0030】一方、スレッドタイプをグラフィクス(或
いは、テキスト)と判断した場合には(ステップS2
3)、スレッドのエントリからオペレータ実行列を取得
してそのリストからオペレータをフェッチし、カレント
ポインタを次のエントリへ更新する(ステップS2
9)。そして、オペレータが終了識別子であるかを判断
して(ステップS30)、終了識別子でない場合には、
フェッチしたオペレータをページ記述のオペレータへ変
換し(ステップS31)、ステップS29以降の処理を
繰り返し行う。一方、上記判断の結果(ステップS3
0)、オペレータが終了識別子である場合には、ステッ
プS21以降の処理を繰り返し行って、フェッチしたス
レッド実行列のエントリが終了識別子(ステップS2
2)となったところで処理を終了する。
【0031】
【実施例】ドキュメントを画像記述で表現し、これをペ
ージ記述に変換する場合の処理の一例を説明する。図7
に示すドキュメント画像はページ記述に基づいてページ
記述プリンタでプリントされたものであり、図8に示す
ように5つのオブジェクトから構成されている。オブジ
ェクト1はテキスト、オブジェクト2〜4はイメージ、
オブジェクト5はグラフィックスとなっており、イメー
ジオブジェクト4はイメージオブジェクト3に透かし合
成処理されている。
【0032】第9図には第7図のドキュメント画像を画
像記述で表現した一例を示してあり、オブジェクト1を
読み込み(処理1)、読み込んだオブジェクト1を2.
0倍に拡大し(処理2)、オブジェクト2を読み込み
(処理3)、オブジェクト1の上にオブジェクト2を重
ね合わせ合成し(処理4)、オブジェクト3を読み込み
(処理5)、合成したオブジェクト1、2の上にオブジ
ェクト3を重ね合わせ合成し(処理6)、オブジェクト
4を読み込み(処理7)、合成したオブジェクト1、
2、3の上にオブジェクト4を重ね合わせ合成し(処理
8)、オブジェクト5を読み込み(処理9)、読み込ん
だオブジェクト5を1.8倍に拡大し(処理10)、合
成したオブジェクト1、2、3、4の上にオブジェクト
5を重ね合わせ合成する(処理11)。このような一連
の処理の結果、第7図に示したドキュメント画像が生成
できる。
【0033】第10図は第9図と同様の記述をグラフで
表現したものであり、処理1、2、4、6、8、11に
おいてオブジェクト1〜5が順次合成処理される。ここ
で、本発明に係るページ記述変換装置を用いると、第9
図及び第10図に示した画像記述の構造が第11図で示
す構造へ変換される。すなわち、第11図に破線で囲ん
で示すように、画像記述を変換すると3つのスレッド
A、B、Cに分離される。したがって、イメージスレッ
ドBで3つのイメージオブジェクト2〜4を最小外接矩
形領域上へ重ね合わせ合成して1つのイメージオブジェ
クトへ変換した後、グラフィックススレッドAやCの他
のタイプのオブジェクトに合成する。
【0034】このようにイメージスレッドBを他のタイ
プのスレッドB、Cと分離して、各スレッドを別個に
ージ記述データへ変換することで、イメージオブジェク
トに対して色変換、フィルタリング等の画像処理を適用
したり、また、透かし合成等の画像処理を表現した画像
記述をページ記述データに変換して表現することができ
る。したがって、プリンタに対応する適切な画像処理を
イメージオブジェクトに対して行うことができ、高画質
な画像をプリントすることが可能となる。また、複数の
イメージオブジェクトを最小外接矩形領域上へ重ね合わ
せ合成して1つのイメージオブジェクト化することによ
り、これらイメージオブジェクトを個々にページ記述す
る場合に比べて、ページ記述のサイズを小さくすること
が可能となる。
【0035】なお、画像の記述形式は上記に例示した形
式に限定されるものではなく、例えばイメージオペレー
タ等の拡張命令を含むページ記述言語であってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のページ記
述変換装置及び方法によると、イメージオブジェクトを
グラフィクスオブジェクトやテキストオブジェクトから
分離して処理するようにしたため、色変換やフィルタリ
ング等の画像処理や透かし合成処理を伴うイメージオブ
ジェクトを含む画像記述を、画質の劣化を起こさずにペ
ージ記述プリンタで直接プリントすることができるペー
ジ記述データに変換することができる。また、本発明の
ページ記述変換装置によると、画像記述が複数のイメー
ジオブジェクトを含む場合には、イメージオブジェクト
を合成処理し、合成されたイメージオブジェクトをペー
ジ記述データへ変換するようにしたため、複数のイメー
ジオブジェクトを個々にページ記述データで表現する場
合に比べて、ページ記述のサイズを小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るページ記述変換装置
の構成図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るレイアウト変換手段
による処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 外接矩形領域を説明する概念図である。
【図4】 複数のイメージオブジェクトを包囲する外接
矩形領域を説明する概念図である。
【図5】 スレッド実行列の内部データ構造を説明する
概念図である。
【図6】 本発明の一実施例に係るオブジェクト変換手
段による処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 ページ記述に基づいてプリントされたドキュ
メント画像の一例を示す図である。
【図8】 ドキュメント画像を構成するオブジェクトの
一例を示す図である。
【図9】 ドキュメント画像を表現した画像記述の構成
の一例を示す説明図である。
【図10】 ドキュメント画像を表現した画像記述の構
成の一例を示すグラフである。
【図11】 ドキュメント画像を表現した画像記述の変
換後の構成の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
11・・・入力手段、 12・・・記述解析手段、 1
3・・・変換手段、14・・・レイアウト変換手段、
15・・・オブジェクト変換手段、16・・・分離手
段、 17・・・領域算出手段、 18・・・実行手
段、19・・・合成手段、 20・・・ページ記述生成
手段、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00 - 17/50 B41J 5/00 - 5/52 B41J 21/00 - 21/18 B41J 29/00 - 29/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データタイプの異なる複数のオブジェク
    トからなるページ記述データを変換するページ記述変換
    装置であって、 画像データからなる イメージオブジェクト及び画像デー
    タとは異なるタイプのデータからなる他のオブジェクト
    を含むオブジェクトの集合と前記イメージオブジェクト
    に対する画像処理命令とを含む画像記述を入力する入力
    手段と、 前記画像記述からイメージオブジェクトを分離する分離
    手段と、 分離されたイメージオブジェクトに対して前記画像処理
    命令に基づく処理を実行する実行手段と、 前記画像処理命令に基づく処理が実行されたイメージオ
    ブジェクトと前記他のオブジェクトとによりページ記述
    データを生成するページ記述生成手段と、を備えたこと
    を特徴とするページ記述変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のページ記述変換装置に
    おいて、 前記オブジェクトの集合は複数のイメージオブジェクト
    を含んでおり、 前記分離手段で分離された全てのイメージオブジェクト
    を包囲する領域を算出する領域算出手段と、 前記実行手段によって処理が実行された各イメージオブ
    ジェクトを前記領域内に合成する合成手段とを、更に備
    え、 前記ページ記述生成手段は前記領域内に合成されたイメ
    ージオブジェクトに基づいてページ記述を生成すること
    を特徴とするページ記述変換装置。
  3. 【請求項3】 データタイプの異なる複数のオブジェク
    トからなるページ記述データを変換するページ記述変換
    方法であって、 画像データからなる イメージオブジェクト及び画像デー
    タとは異なるタイプのデータからなる他のオブジェクト
    を含むオブジェクトの集合と前記イメージオブジェクト
    に対する画像処理命令とを含む画像記述を入力し、 前記オブジェクトの集合に含まれているイメージオブジ
    ェクトに対して前記画像処理命令に基づく処理を実行し
    た後に、前記画像記述をページ記述データへ変換するこ
    とを特徴とするページ記述変換方法。
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