JP3295523B2 - 電子部品実装方法及び装置 - Google Patents

電子部品実装方法及び装置

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JP3295523B2
JP3295523B2 JP06162794A JP6162794A JP3295523B2 JP 3295523 B2 JP3295523 B2 JP 3295523B2 JP 06162794 A JP06162794 A JP 06162794A JP 6162794 A JP6162794 A JP 6162794A JP 3295523 B2 JP3295523 B2 JP 3295523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明パネルに電子部品
を高精度に実装する場合、特に液晶パネルにそれを駆動
するIC部品を実装する場合に好適に利用できる電子部
品実装方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶パネルの製造工程におい
て、アウターリードを設けたキャリアフィルムにICチ
ップを実装してなるIC部品を、液晶パネルを構成する
ガラスパネルに実装し、アウターリードをガラスパネル
上に形成された透明電極に接続する際に、従来は、ガラ
スパネルのIC部品を実装すべき辺に沿ってACF(An
isotropic Conductive Film :異方導電性シート)を貼
り付けたものを所定位置に位置決めして保持し、そのI
C部品を実装すべき辺の両端部に設けられた1対の基準
位置マークを実装ヘッドに設けた認識カメラにて認識す
ることによりガラスパネルの正確な位置を認識してお
き、その後所定位置に供給されたIC部品を実装ヘッド
にて吸着し、実装位置に向けて搬送する途中でIC部品
に設けられた位置決めマークを適当な位置に固定して配
設された認識カメラにて認識することによりIC部品の
吸着位置を認識し、ガラスパネルのIC部品の実装位置
に対してIC部品を正確に位置決めし、加圧すること
(ACFの加圧された部分は導電性を有するようにな
る。)によって実装している。
【0003】図12〜図14を参照して説明すると、図
12、図13において、32は液晶パネルを構成するガ
ラスパネルであり、保持手段33にて所定位置に位置決
めされる。34は位置決めされたガラスパネル32にお
けるIC部品を実装すべき辺を下方から支持して加圧力
を受けるステージである。35は、保持手段33の後部
に配設されたIC部品の供給手段であり、所定の供給位
置36にIC部品31を供給する。37はロボット部3
8にて3軸方向に移動可能な実装ヘッドであり、IC部
品31を供給位置36で吸着し、ガラスパネル32のI
C部品実装位置に搬送して実装する。実装ヘッド37に
はIC部品31を吸着し、実装位置で加圧するツール3
9が設けられるとともに、認識カメラ40と照明手段4
1が設けられている。42は供給手段35とステージ3
4の間の配設された認識カメラ、43はその周囲に配設
されたリング照明手段である。
【0004】次に、図14を参照してガラスパネル32
に対するIC部品31の実装工程を説明すると、まず実
装ヘッド37を供給位置36に移動させて認識カメラ4
0にて吸着すべきIC部品31の位置を認識し、IC部
品31の位置に合わせて実装ヘッド37を位置決めして
IC部品31を適正に吸着し、次に認識カメラ42上に
搬送し、この認識カメラ42にてIC部品31の左右に
設けられた位置決めマークを認識し、吸着されているI
C部品31の正確な位置を認識する。次いで、保持手段
33上に新たにガラスパネル32が供給されたか否かの
判断を行い、新たなガラスパネル32の場合には、IC
部品を実装すべき辺の両端部に設けられた1対の基準位
置マークを実装ヘッド37の認識カメラ40にて認識す
ることによりガラスパネル32、したがって各IC部品
実装位置を正確に認識する。次に、ツール39にて吸着
しているIC部品31をガラスパネル32のIC部品実
装位置に正確に位置決めし、ツール39を下降させるこ
とによりIC部品31をACFを介してガラスパネル3
2に向けて加圧し、実装する。以上の動作をガラスパネ
ル32のIC部品を実装すべき辺に対する実装が完了す
るまで繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー液晶
パネルの製造工程などにおいては、ガラスパネル32上
の透明電極とそれに対応するIC部品31のアウターリ
ードのピッチが微細化するため、IC部品31を±10
μm以下の高精度で実装する必要がある。
【0006】しかしながら、上記従来の実装方法では、
IC部品31の位置決めマークを認識カメラ42で認識
してIC部品31の位置を高精度に認識した後に実装ヘ
ッド37を長い距離移動させてIC部品31を実装する
ので、ロボット部38の移動誤差が発生し、またガラス
パネル32の基準位置マークは実装ヘッド37側の認識
カメラ40で認識し、IC部品31は固定配置された認
識カメラ42で認識することによる認識カメラの相対位
置誤差などによって上記のような高精度の実装を実現す
ることができないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、電子
部品を高精度に実装でき、かつその各実装動作のタクト
タイムも長くなることのない電子部品実装方法及びその
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装方
法は、電子部品供給部で電子部品を取り上げ、この電子
部品を透明パネルにおける所定の実装位置に位置決めし
て実装する電子部品実装方法において、透明パネルの各
電子部品の実装位置に設けた実装位置マークと電子部品
に設けた位置決めマークを合わせてその相対位置を透明
パネルの実装面とは反対側の面から認識し、認識結果に
基づいて電子部品の位置補正を行って電子部品を実装
し、かつ、前記マークの認識に際し、マーク認識のため
の画像認識手段と同軸状に配置した照明手段から、同軸
光照明と散乱光照明を選択的に照射し、同軸光照明を当
てて前記実装位置マークを認識し、散乱光照明を当てて
前記位置決めマークを認識することを特徴とする。
【0009】好適には、透明パネル上の実装位置マーク
が透明電極膜にて形成され、その上に異方導電性シート
を貼り付けられている透明パネル上に電子部品を実装す
る。
【0010】本発明の電子部品実装装置は、電子部品を
所定位置に供給する電子部品供給手段と、電子部品を実
装すべき透明パネルを保持して所定位置に位置決めする
透明パネル保持手段と、供給された電子部品を吸着・搬
送して透明パネルの電子部品実装位置に実装する実装ヘ
ッドと、透明パネルの各電子部品実装位置の直下位置に
位置決め可能な画像認識手段と、認識用照明光として同
軸光と散乱光を選択的に照射可能な照明手段とを備え、
前記透明パネル保持手段は透明パネルを所定位置に位置
決めして固定し、この透明パネルの電子部品実装位置の
並列方向に移動可能な移動体を設け、この移動体に画像
認識手段と照明手段を配置したことを特徴とする。
【0011】好適には、実装ヘッドの搬送経路の途中に
電子部品の吸着位置を認識する補助画像認識手段を配設
する。
【0012】又好適には、透明パネル保持手段の両側
に、透明パネルの反転手段を配設し、透明パネル保持手
段と反転手段との間で透明パネルを移載する手段を設け
る。
【0013】
【作用】本発明の電子部品実装方法によれば、透明パネ
ルの実装位置に設けた実装位置マークと電子部品に設け
た位置決めマークを合わせてその相対位置を認識し、そ
の結果に基づいて電子部品の位置補正を行うことにより
高精度に実装することができ、しかも実装位置において
透明パネルの実装面とは反対側からの一度の認識動作で
認識することができる。
【0014】さらに、マークの認識に際し、マーク認識
のための画像認識手段と同軸状に配置した照明手段か
ら、同軸光照明と散乱光照明を選択的に照射し、同軸光
照明を当てて前記実装位置マークを認識し、散乱光照明
と当てて前記位置決めマークを認識しているので、照明
を切り換えるだけで実装位置マークと位置決めマークを
認識でき、それらを合わせ込んで位置決めすることによ
り電子部品を高精度に実装することができる。
【0015】また、実装位置マークが透明電極膜にて形
成され、その上に異方性導電シートを貼り付けられてい
る透明パネル上に電子部品を実装する場合にも、直下か
ら同軸光照明を当てることにより実装位置マークを認識
できるとともに、散乱光照明を当てることにより位置決
めマークを認識することができる。
【0016】また、本発明の電子部品実装装置によれ
ば、電子部品供給手段と透明パネル保持手段と実装ヘッ
ドとともに、透明パネルの各電子部品実装位置の直下位
置に位置決め可能な画像認識手段と、認識用照明光とし
て同軸光と散乱光を選択的に照射可能な照明手段とを備
えることにより、透明電極膜にて実装位置マークが形成
されていても、その実装位置マークと電子部品の位置決
めマークを合わせた状態でそれぞれ認識して高精度の実
装を実現することができる。
【0017】また、移動体に画像認識手段と照明手段を
配置しているので、透明パネルを固定した状態で上記各
電子部品の実装位置の認識及び実装を行うことができ、
かつ移動体の移動機構は単に直線移動させる機構で良
く、コンパクトで安価な構成で高精度の実装を行える。
【0018】また、実装ヘッドの搬送経路の途中で補助
画像認識手段で電子部品の吸着位置認識を行って電子部
品を実装位置に荒位置決めすることにより、実装位置マ
ークと位置決めマークを合わせ込みを1回で確実に行
え、認識回数は増えるが結果的に認識時間を短縮できる
可能性がある。
【0019】また、透明パネル保持手段の両側に、透明
パネルの反転手段を配設して保持手段と反転手段との間
で透明パネルを移載するようにすると、ある透明パネル
に実装している間に1面の実装が終了した他の透明パネ
ルの反転をいずれかの反転手段にて行うことができ、実
装装置の稼働率が向上して生産性を向上することができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
9を参照しながら説明する。この実施例は、液晶パネル
を構成するガラスパネルの側辺部に、液晶パネルを駆動
するIC部品から成る電子部品(ここではTAB(Tape
Automated Bonding:フィルムキャリアにICを搭載し
た部品))を実装するものである。
【0021】電子部品1は、図6に示すように、フィル
ムキャリア1bにインナーリードとアウターリードが予
め形成されており、このフィルムキャリア1b上にIC
チップ1aを装着し、ILB(Inner Lead Bonding)と
呼ばれる工程によりそのICチップ1aのバンプとイン
ナーリードを接合し、フィルムキャリア1bとICチッ
プ1aとインナーリードを一体的に樹脂封止することに
よって構成され、かつフィルムキャリア1bの2辺にア
ウターリード1c、1dが延出され、その一方のアウタ
ーリード1cをガラスパネルに接合し、他方のアウター
リード1dを回路基板に接合するように成されている。
そして、並列されたアウターリード1cの両端に位置決
めマーク1eが設けられている。
【0022】図1、図2において、3はガラスパネル2
の保持手段であり、ガラスパネル2の電子部品1を実装
すべき側辺部を所定位置に位置決め可能に構成されてい
る。4は位置決めされたガラスパネル2における電子部
品1を実装すべき側辺部を下方から支持して加圧力を受
ける透明なガラス板からなるステージである。5は保持
手段3の後部に配設された電子部品供給手段であり、所
定の供給位置6に電子部品1を供給する。7はロボット
部8にて3軸方向に移動可能な実装ヘッドであり、電子
部品2を供給位置6で吸着し、ガラスパネル2の電子部
品実装位置に搬送し、電子部品1をガラスパネル2に向
けて加圧して実装する。実装ヘッド7には電子部品1を
吸着し、実装位置で加圧するツール9が設けられてい
る。
【0023】10は、保持手段3にて位置決めされたガ
ラスパネル2の電子部品1を実装する側辺部の下方に、
電子部品実装位置の並列方向に直線移動可能に配設され
た移動体であり、ガイドレール11にて移動自在に支持
されるとともに駆動モータ12にて送りねじ機構13を
介して移動及び任意の位置に位置決め可能に構成されて
いる。この移動体10に、ガラスパネル2の電子部品実
装位置に設けられた後述の実装位置マーク及び電子部品
1の位置決めマーク1eを画像認識する画像認識手段1
4と照明手段15が配設されている。
【0024】照明手段15は同軸光を照射する同軸照明
と散乱光を照射するリング照明を選択できるように構成
されている。即ち、図3に示すように、画像認識手段1
4の光軸に対して同軸状に照明光を照射する同軸照明手
段16と画像認識手段14の周囲から照明光を照射する
リング照明手段17とを備え、これら照明手段16、1
7とそれぞれの光源16a、17aとを接続する導光フ
ァイバ16b、17bの途中にその光路を遮断・開放可
能なシャッタ18が配設されている。
【0025】また、電子部品供給手段5とステージ4の
間に補助画像認識手段19が配設され、その周囲にリン
グ照明手段20が設けられており、実装ヘッド7による
電子部品1の搬送途中に電子部品1の吸着位置を認識す
るように成されている。
【0026】更に、図4に示すように、保持手段3の両
側にガラスパネルの反転手段21、22が配設され、反
転手段21と保持手段3の間、及び保持手段3と反転手
段22の間で同時に同一方向にガラスパネル2を移載す
る移載手段23が配設されている。反転手段21、22
は、図5に示すように、ガラスパネル2の両側部を把持
する把持手段24を前進させて把持し、後退させて反転
させた後、前進して移載手段23に対する受渡位置で把
持解除するように構成されている。
【0027】次に、電子部品1をガラスパネル2の側辺
部に実装する工程について、図9の動作フローチャート
と、図7、図8を参照しながら説明する。
【0028】まず、新たなガラスパネル2が供給された
場合、及びガラスパネル2の電子部品1を実装する側辺
部を切り換える場合、このガラスパネル2の電子部品1
を実装する側辺部の両端部に設けられたパネル位置決め
用マークを画像認識手段14にて認識し、ガラスパネル
2の電子部品1を実装する側辺部を所定位置に位置決め
する。
【0029】こうして、ガラスパネル2を位置決めして
いる間に、実装ヘッド7を電子部品供給手段5の供給位
置6上に移動させ、必要に応じて実装ヘッド7に設けた
認識カメラ(図示せず)にて吸着すべき電子部品1の位
置を認識して、実装ヘッド7にて電子部品1を吸着し、
次に補助画像認識手段19上に搬送して電子部品1の位
置決めマーク1eを認識し、吸着されている電子部品1
の位置を認識する。次いで、電子部品1の認識位置に基
づき、先に保持手段3上に位置決めされているガラスパ
ネル1の所要の電子部品実装位置に荒位置決めする。
【0030】ガラスパネル2上には、図7に示すよう
に、透明電極膜2aが設けられるとともに、その透明電
極膜2aにて図8(a)に示すような電子部品1の位置
決めマーク1eに対応する形状の実装位置マーク2bが
形成されている。この実装位置マーク2bは透明電極膜
にて形成されているので、膜表面に対して垂直に入射し
た光は正反射するが、それ以外の方向からの光は透過す
るため、同軸照明手段16にて照明した場合に画像認識
手段14にて認識することができる。なお、その際に電
子部品1の位置決めマーク1eは認識できない。逆に、
リング照明手段17にて照明した場合にはその照明光が
透明電極膜2aを透過するので、図8(b)に示すよう
に実装位置マーク2bは認識できず、電子部品1の位置
決めマーク1eを認識することができる。なお、透明電
極膜2aの上にはACF25が貼り付けられている。
【0031】そこで、電子部品1を、図7及び図3に示
すように、ガラスパネル2上面に対して0.05〜0.
1mm程度のギャップgをあけて上記のように荒位置決め
した状態で、同軸照明手段16から照明光を照射して画
像認識手段14で認識し、次にリング照明手段17から
照明光を照射して画像認識手段14で認識することによ
り、図8の(a)、(b)のように実装位置マーク2b
と位置決めマーク1eを認識でき、これらの認識画像を
画像メモリ上で合成することにより、図8(c)に示す
ようにこれら実装位置マーク2bと位置決めマーク1e
の相対位置を認識でき、それが適正になるように実装ヘ
ッド7を微動調整して電子部品1の位置を補正すること
により電子部品1を実装すべき位置に高精度に位置決め
することができる。
【0032】こうして電子部品1を高精度に位置決めし
た後、次にツール9を下降させて電子部品1をACF2
5を介してガラスパネル2に向けて加圧することによ
り、電子部品1をガラスパネル2に実装することができ
る。以上の動作をガラスパネル2の電子部品1を実装す
べき辺に対する実装が完了するまで繰り返す。
【0033】ガラスパネル2の電子部品1を実装すべき
辺に対する実装が完了すると、保持手段3にてガラスパ
ネル2における電子部品1を実装すべき他の側辺部をス
テージ4上の所定位置に位置決めして上記動作を繰り返
す。また、ガラスパネル2を反転して電子部品1を実装
する場合には、図4、図5に示す反転手段21又は22
にて反転する。その際、保持手段3の両側に反転手段2
1、22を配設して反転手段21と保持手段3の間、保
持手段3と反転手段22の間でガラスパネル2を移載す
ることにより、あるガラスパネル2に実装している間
に、いずれかの反転手段21又は22にて1面の実装が
終了した他のガラスパネル2の反転を行うことができ、
実装装置の稼働率が向上して生産性を向上することがで
きる。
【0034】本実施例によれば、以上のように、ガラス
パネル2の実装位置に設けた実装位置マーク2bと電子
部品1に設けた位置決めマーク1eを合わせた状態でそ
の相対位置を認識し、その結果に基づいて電子部品1の
位置補正を行うので電子部品1を極めて高精度に実装す
ることができ、しかも実装位置においてガラスパネル2
の実装面とは反対側からの一度の認識動作で認識するこ
とができる。
【0035】さらに実装位置マーク2bを透明電極膜2
aにて形成し、その上にACF25を貼り付けた液晶パ
ネル用のガラスパネル2上に電子部品1を実装する場合
にも、同軸照明手段16とリング照明手段17による照
明を切り換えるだけで実装位置マーク2bと電子部品1
の位置決めマーク1eを認識でき、それらを合わせ込ん
で位置決めすることにより電子部品1を高精度に実装す
ることができる。
【0036】また、移動体10に画像認識手段14と同
軸照明手段16とリング照明手段17を配置することに
より、ガラスパネル2を固定した状態で上記各電子部品
1の実装位置の認識及び実装を行うことができ、かつそ
の移動体10の移動機構は単に直線移動させる機構で良
いので、コンパクトで安価な構成で高精度の実装を行え
る。
【0037】また、補助画像認識手段19を配設して電
子部品1の吸着位置認識を行い、電子部品1を実装位置
に荒位置決めするようにすると、実装位置マーク2bと
位置決めマーク1eの合わせ込みを1回で確実に行うこ
とができ、認識回数は増えるが結果的に認識時間を短縮
できることがある。
【0038】次に、本発明の第2実施例の電子部品実装
装置について、図10を参照しながら説明する。なお、
第1実施例と同一の構成要素については説明を省略し、
異なった構成要素についてのみ説明する。この実施例で
は、移動体10に、ガラスパネル2の各電子部品実装位
置の直下に対応するように第1の画像認識手段26と同
軸照明手段16を配設するとともに、第1の画像認識手
段26の近傍に第2の画像認識手段27とリング照明手
段17を配設している。
【0039】この実施例においては、実装位置の近傍で
第2の画像認識手段27にて電子部品1の位置決めマー
ク1eを認識するとともに、実装位置で第1の画像認識
手段26にてガラスパネル2の実装位置マーク2bを認
識し、その後認識位置誤差に対応する補正を加えながら
実装ヘッド7を実装位置に向けて移動させて位置決め
し、電子部品1を実装する。この場合、電子部品1の位
置決めマーク1eを認識した後の実装ヘッド7の移動距
離が、移動誤差の殆ど生じない程度の小さな距離である
ため第1実施例と同様に高精度の実装を行える。
【0040】次に、本発明の第3実施例の電子部品実装
装置について、図11を参照しながら説明する。本実施
例においては、上記第2実施例における第1の画像認識
手段26と同軸光照射手段に代えて、第1実施例におけ
る画像認識手段14と同軸光と散乱光を選択的に照射可
能な照明手段15を配置している。
【0041】この実施例によれば、上記第1実施例と第
2実施例の電子部品実装装置を条件に合わせて選択的に
実施することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の電子部品実装方法によれば、以
上の説明から明らかなように、高精度に実装することが
でき、しかも実装位置において透明パネルの実装面とは
反対側からの一度の認識動作で、かつ照明を切り換える
だけで認識することができるので、実装動作のタクトタ
イムも短くて済むという効果を発揮する。
【0043】また、実装位置マークが透明電極膜にて形
成され、その上に異方性導電シートを貼り付けられてい
る透明パネル上に電子部品を実装する場合にも、直下か
ら同軸光照明を当てることにより実装位置マークを認識
できるとともに、散乱光照明を当てることにより位置決
めマークを認識することにより上記方法を実施すること
ができる。
【0044】また、本発明の電子部品実装装置によれ
ば、高精度の実装を実現でき、さらに透明パネル側を固
定した状態で、各電子部品の実装位置の認識及び実装を
行うことができ、かつ移動体の移動機構は単に直線移動
させる機構で良いため、コンパクトで安価な構成で高精
度の実装を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における電子部品実装装置
の要部の概略構成を示す部分断面側面図である。
【図2】同実施例の要部の斜視図である。
【図3】同実施例の照明手段の構成図である。
【図4】同実施例の全体概略構成を示す斜視図である。
【図5】同実施例の反転手段の作用説明図である。
【図6】同実施例の電子部品の斜視図である。
【図7】同実施例のマークの認識状態を示す断面図であ
る。
【図8】同実施例の位置認識の説明図である。
【図9】同実施例の実装動作のフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例における電子部品実装装
置の要部の概略構成図である。
【図11】本発明の第3実施例における認識手段の斜視
図である。
【図12】従来例における電子部品実装装置の要部の概
略構成図である。
【図13】同従来例の要部の斜視図である。
【図14】同従来例の実装動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電子部品 1e 位置決めマーク 2 ガラスパネル 2b 実装位置マーク 3 保持手段 5 電子部品供給手段 6 供給位置 7 実装ヘッド 10 移動体 14 画像認識手段 15 照明手段 16 同軸照明手段(同軸光照射手段) 17 リング照明手段(散乱光照射手段) 19 補助画像認識手段 21 反転手段 22 反転手段 23 移載手段 25 AFC(異方導電性シート) 26 第1の画像認識手段 27 第2の画像認識手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 平田 修一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 展久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−42599(JP,A) 特開 平5−110296(JP,A) 特開 平4−37097(JP,A) 特開 平4−354197(JP,A) 特開 平5−206681(JP,A) 特開 昭57−1142(JP,A) 実開 平4−117471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品供給部で電子部品を取り上げ、
    この電子部品を透明パネルにおける所定の実装位置に位
    置決めして実装する電子部品実装方法において、透明パ
    ネルの各電子部品の実装位置に設けた実装位置マークと
    電子部品に設けた位置決めマークを合わせてその相対位
    置を透明パネルの実装面とは反対側の面から認識し、認
    識結果に基づいて電子部品の位置補正を行って電子部品
    を実装し、かつ、前記マークの認識に際し、マーク認識
    のための画像認識手段と同軸状に配置した照明手段か
    ら、同軸光照明と散乱光照明を選択的に照射し、同軸光
    照明を当てて前記実装位置マークを認識し、散乱光照明
    を当てて前記位置決めマークを認識することを特徴とす
    る電子部品実装方法。
  2. 【請求項2】 透明パネル上の実装位置マークが透明電
    極膜にて形成され、その上に異方導電性シートを貼り付
    けられている透明パネル上に電子部品を実装する請求
    1記載の電子部品実装方法。
  3. 【請求項3】 電子部品を所定位置に供給する電子部品
    供給手段と、電子部品を実装すべき透明パネルを保持し
    て所定位置に位置決めする透明パネル保持手段と、供給
    された電子部品を吸着・搬送して透明パネルの電子部品
    実装位置に実装する実装ヘッドと、透明パネルの各電子
    部品実装位置の直下位置に位置決め可能な画像認識手段
    と、認識用照明光として同軸光と散乱光を選択的に照射
    可能な照明手段とを備え、前記透明パネル保持手段は透
    明パネルを所定位置に位置決めして固定し、この透明パ
    ネルの電子部品実装位置の並列方向に移動可能な移動体
    を設け、この移動体に画像認識手段と照明手段を配置し
    たことを特徴とする電子部品実装装置。
  4. 【請求項4】 実装ヘッドの搬送経路の途中に電子部品
    の吸着位置を認識する補助画像認識手段を配設した請求
    項3記載の電子部品実装装置。
  5. 【請求項5】 透明パネル保持手段の両側に、透明パネ
    ルの反転手段を配設し、透明パネル保持手段と反転手段
    との間で透明パネルを移載する手段を設けた請求項3又
    は4記載の電子部品実装装置。
  6. 【請求項6】 電子部品を所定位置に供給する電子部品
    供給手段と、電子部品を実装すべき透明パネルを保持し
    て所定位置に位置決めする透明パネル保持手段と、供給
    された電子部品を吸着・搬送して透明パネルの電子部品
    実装位置に実装する実装ヘッドと、透明パネルの各電子
    部品実装位置の直下位置に位置決め可能な画像認識手段
    と、前記画像認識手段と同軸状に配置されると共に認識
    用照明光として同軸光と散乱光を選択的に照射可能な照
    明手段とを備え、実装位置において、透明パネルの各電
    子部品の実装装置に設けた実装位置マークを前記同軸光
    を照明して認識し、電子部品に設けた位置決めマークを
    前記散乱光を照明して認識するように構成したことを
    徴とする電子部品実装装置。
  7. 【請求項7】 電子部品を所定位置に供給する電子部品
    供給手段と、電子部品を実装すべき透明パネルを保持し
    て所定位置に位置決めする透明パネル保持手段と、供給
    された電子部品を吸着・搬送して透明パネルの電子部品
    実装位置に実装する実装ヘッドと、透明パネルの各電子
    部品実装位置の直下位置に位置決め可能な画像認識手段
    と、認識用照明光として同軸光と散乱光を選択的に照射
    可能な照明手段とを備え、前記透明パネル保持手段は透
    明パネルの電子部品を実装すべき箇所を下方から支持し
    て加圧力を受ける透明なステージを備えるものであるこ
    とを特徴とする電子部品実装装置。
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