JP3295082B2 - N−アセチルノイラミン酸誘導体の製造法 - Google Patents

N−アセチルノイラミン酸誘導体の製造法

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D309/16Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom, not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、N−アセチルノイラミン酸の誘導体の製造
法に関する。更に詳細には、本発明は、5−アセタミド
−4−アミノ−2,3,4,5−テトラデオキシ−D−グリセ
ロ−D−ガラクト−ノン−2−エノピラノソン酸(DANA
の4−アミノ類似体、5−(アセチルアミノ)−4−ア
ミノ−2,6−アンヒドロ−3,4,5−トリデオキシ−D−グ
リセロ−D−ガラクト−ノン−2−エノン酸としても知
られる)、並びにそれらの誘導体の製造法、およびその
方法に用いる中間体の製造法に関する。
Schreiner et al.,Ann.Chem.,1991,129−134は、反応
工程図1に示される経路による、シリアル酸のペルアセ
チル化メチルエステル(ペルアセチルNANAメチルエステ
ル)からのDADAの4−アミノ類似体の製造について記載
している。
PCT/AU91/00161(公開WO91/16320)には、5−アセタ
ミド−2,3,5−トリデオキシ−D−グリセロ−D−ガラ
クト−ノン−2−エノピラノソン酸(2,3−ジデオキシ
−2,3−ジデヒドロ−N−アセチル−ノイラミン酸、DAN
A)のさまざまな誘導体、例えば脱アセチル化の前にペ
ルアセチル化化合物(3a)を還元することを除き、Schr
einer et al.の方法と同様な方法によってDANAのペルア
セチル化メチルエステルからのDANAの4−アミノ類似体
が記載されている。この方法を反応工程図2に示す。
DANAの4−アミノ類似体の既知の製造法での主な問題
点は、化合物(2)および4位に脱離基を有する他の任
意の化合物の、アジ化物による直接的または間接的な転
換が立体特異的ではないため、所望なα−異性体(3a)
の外に、かなりの量の望ましくないβ−異性体(3b)を
生じるということである。このために、所望な化合物の
収率が低下し、合成のこれ以降の段階でのクロマトグラ
フィ処理による精製が必要になる。
本発明者らは、アジ化物原料を慎重に選択することに
よって、極めて立体特異的に(2)から(3a)への転換
を行うことができることを今般見出した。
従って、本発明の第一の態様では、式(I)の化合
物: の製造法であって、 式(II)の化合物: とトリメチルシリルアジド(TMSN3)との反応によって
製造する方法が提供される。
立体特異性の理由は、今のところ、この反応がin sit
uでHN3を発生するためであると考えられており、in sit
uでHN3を発生する他の試薬は、当業者には周知である。
この反応は、プロトン性溶媒中で行われる。この溶媒
は、C1〜18アルコール、特にヒンダードアルコールが
好ましい。ヒンダードアルコールには、例えばイソプロ
ピルアルコールがあり、特に第三−ブチルアルコールが
挙げられる。
この反応は、例えば0〜150℃、好ましくは15〜90
℃、例えば約80℃の温度で行うのが好ましい。好都合に
は、この反応は、選択した溶媒の還流温度を下回る温度
で行う。
用いるTMSN3の量は、通常は式(II)の化合物約1〜
約6モル当量の範囲であり、好ましくは1.5〜2モル当
量である。
また、式(3a)および(4)のような化合物の還元に
よって重大な問題が起こり、それはアジド基の還元に加
えて好ましくないことには2,3−二重結合の還元という
危険性があることである。このような過剰還元が起こる
という潜在的な可能性のため、収率が低下し、副生成物
が含まれることになり、これにより一層徹底した精製処
理を行うことが必要になる。出願人らは、DANAの4−ア
ミノ類似体の収率および純度を、化合物(4)またはそ
の保護誘導体をある種の触媒の存在下で還元させること
によって向上させることができることを見出した。
従って、本発明の第二の態様では、式(III)の化合
物: の製造法であって、 式(IV)の化合物: (式中、RはHまたはC1〜4アルキル基であり、R1
Hまたはヒドロキシル保護基、例えばアセチルなどのア
シル基である)を接触水素化した後、必要ならば加水分
解を行うことからなる製造法が提供される。
式(IV)の化合物は、場合によっては任意の好適なヒ
ドロキシル保護基によって、例えば、これらの基の除去
法についても記載のある「Protective groups in Organ
ic Synthesis」、Theodora W.Green著(John Wiley &
Sons,1981)の記載の方法によって保護することもでき
る。
式(IV)中のRおよび/またはR1が、水素以外である
とき、保護基の部分除去および/またはそのC1−エステ
ルの加水分解が還元相の間に起こることがある。しかし
ながら、加水分解の際には、このような部分的に加水分
解された化合物は総て、式(III)の化合物に転換され
る。
この還元段階に用いる溶媒は、水、または水および水
に相溶性の任意の相溶性有機溶媒の混合物からなる水性
溶媒、あるいはエーテル、低級アルコールなどの有機溶
媒のいずれであってもよい。好ましい溶媒は水である。
好ましい触媒は活性を低くした触媒であり、特に活性
を低くしたパラジウム触媒である。特に好ましい触媒
は、鉛により活性を低くしたPd触媒、例えばリンドラー
触媒である。
還元は、0〜50℃、好ましくは周囲温度で都合よく行
われる。
加水分解は、任意の好適な塩基によって行うことがで
きるが、好ましくは水性媒質中で行われる。好適な塩基
には、水性トリエチルアミン、NaOH、Na2CO3等が挙げら
れる。保護基が含まれている場合、当該技術分野で既知
の脱保護剤を適宜用いることができる。
好ましい態様では、本発明は式(II)の化合物から本
明細書に定義されている式(III)の化合物の製造法で
あって、 (a) 式(II)の化合物をHN3と反応させて式(I)
の化合物を得て、 (b) 式(I)の化合物を加水分解して式(IV)の化
合物を得て、そして (c) 式(IV)の化合物を活性を低くした触媒の存在
下で水素化した後に加水分解する 工程を含んでなる。
DANAの4−アミノ類似体は、in vitroおよびin vivo
の両方においてインフルエンザウィルスの強力な阻害剤
であり、従ってインフルエンザのようなウィルス性感染
症の治療に有用である(例えば、WO91/16320参照)。
また、このDANAの4−アミノ類似体は他のインフルエ
ンザウィルスの阻害剤であるDANA誘導体の合成における
中間体としても用いられる(例えばWO91/16320参照)。
本発明を下記の実施例によって説明するが、これらの
実施例は発明を制限するためのものではない。総ての温
度は℃で表す。
中間体1 水冷却器および均圧化した滴下漏斗を備えた3リット
ルの丸底三つ口フラスコに、メチル 5−アセタミド−
2,4,7,8,9−ペンタ−O−アセチル−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノヌロピラノソネート(ペルアセチル
NANAメチルエステル)(70g)をジクロロメタン(1050m
l)に溶解したものを入れた。次に、トリメチルシリル
トリフルオロメタンスルホネート(76ml)を、窒素の不
活性雰囲気下にて(マグネチックスターラーで)攪拌し
ながら10分間かけて滴下して加えた。添加完了後に、こ
の油浴の温度を25分間かけて約50℃に上げた。環境温度
で4.5時間経過した後、反応混合物を冷却し、炭酸水素
ナトリウム水溶液(1700ml)、氷(500ml)および固形
炭酸水素ナトリウム(80g)を激しく攪拌した混合物に
投入した。約10分後、この溶液を調べてこれがまだ塩基
性(pH=8)であることを確かめてから、この有機相を
分離して除去した。この水性相を更にジクロロメタンで
抽出し、(3回、500ml)、まとめた抽出物をNorit ult
ra SX+木炭で処理し、乾燥(MgSO4)し、真空下で48〜
50℃で蒸発(ロータリーエバポレーター)させたとこ
ろ、メチル=7,8,9−トリ−O−アセチル−2,3−ジデヒ
ドロ−2,3,5−トリデオキシ−4′,5′−ジヒドロ−
2′−メチルオキサゾロ[4,5−d]−D−グリセロ−
D−タロ−2−ノヌロピラノシドネート(52.5g)を得
た。
TLC:(シリカゲル−酢酸エチル:シングルスポットRf=
0.55(UVおよび硫酸第二セリウムスプレーによって視覚
化した) NMR:δ(CDCl3)2.15−2.0 4xs,それぞれ3H;3.44 dd 1
H;3.81 s 3H;3.96 dd 1H;4.22 dd 1H;4.60 dd 1H;4.82
dd 1H;5.44 m 1H;5.64 m 1H;6.38 d 1H. 実施例1 (i) 水冷却器および均圧化した滴下漏斗を備えた3
リットルの丸底三つ口フラスコに、中間体1(7.8g)を
t−ブタノール(65ml)に溶解したものを満たした。次
に、攪拌(磁気攪拌器)した溶液を80℃に加熱し始め、
その間にアジドトリメチルシラン(10.5ml)を3.5時間
かけて滴下しながら添加した。
合計4時間後に、反応混合物を冷却し、水性炭酸水素
ナトリウム(350ml)(氷浴中で冷やしたもの)および
固形の炭酸水素ナトリウム(10g)を激しく攪拌した混
合物中に投入した。約5分後、この溶液を酢酸エチル
(3回、150ml)で抽出した。一緒に合わせた抽出物を
乾燥(MgSO4)し、48〜50℃の真空中で蒸発(ロータリ
ーエバポレーター)させたところ、粗製化合物3a,メチ
ル=5−アセタミド−7,8,9−トリ−O−アセチル−4
−アジド−2,3−ジデヒドロ−2,3,4,5−テトラデオキシ
−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノヌロピラノシド
ネート(8.027g)を得た。
TLC:(シリカゲル−メタノール(1)/CHCl3(19):Rf
=0.1(UVおよび硫酸第二セリウムスプレーによって視
覚化した) NMR:δ(CDCl3)2.14−2.00 4xsそれぞれ3H;3.82 s 3H;
3.88 m 1H;4.21 m 1H;4.51 m 2H;4.64 dd 1H;5.34 m 1
H;5.47 m 1H;5.82 d 1H;6.00 d 1H. (ii) 段階(i)の生成物(7.51g)を乾燥メタノー
ル(17ml)に溶解して攪拌したものに、窒素の不活性雰
囲気下にて1%ナトリウムメトキシド(10ml)を加え
た。この混合物を21℃で約30分間攪拌した。Dowex 50 x
8(H+)樹脂(約7g)を加えて、pH7に調整した。次
に、溶媒を濾過して、樹脂を更にメタノールで洗浄した
(4×20ml)。一緒に合わせた濾液を減圧下にて48〜50
℃で蒸発(ロータリーエバポレーター)させたところ、
化合物4b、メチル=5−アセタミド−4−アジド−2、
3−ジデヒドロ−2,3,4,5−テトラデオキシ−D−グリ
セロ−D−ガラクト−2−ノヌロピラノシドネート(5.
03g)が黄褐色の泡状生成物として得られた。
TLC:(シリカゲル−メタノール(1)/CHCl3(3):Rf
=0.025(UVおよび硫酸第二セリウムによって視覚化し
た) NMR:δ(D2O)2.06 s 3H;3.60−3.99 m 4H;3.84 s 3H;
4.20−4.46 m 3H;6.10 d 1H. 実施例2 20リットルの丸底四つ口フラスコに温度計、頭上式空
気被動制御テフロン攪拌器(overhead air driven tefl
on stirrer)および冷却器を装備した。このフラスコを
蒸気加熱した水浴中に浸漬した。熱水(50℃)を冷却器
中をして循環させた。冷却器上部の導入口/排出口を組
み合わせた部品に窒素を通気させることによって反応物
をガスシールし、更に総ての低沸点の蒸気を、一連の水
酸化ナトリウム(約2M)の入った2本のスクラバーおよ
び硝酸アンモニウム第二セリウム溶液(1%重量/容
量)の入った3本目の最後のスクラバーにフラッシュし
た。
この反応フラスコに、中間体1(1.5kg)および第三
ブタノール(11リットル)を加えた。トリメチルシリル
アジド(724ml)を加え、攪拌混合物を窒素のガスシー
ル下にて還流温度に10時間加熱し、水浴中に一晩放置し
て冷却した。
亜硝酸ナトリウム(300g)を水(1.5リットル)に溶
解したものを加えた。反応混合物を<20℃に冷却し、窒
素のガスシールドを中止して冷却器上部を直接スクラバ
ー系に連結した。
連続して冷却し、温度を20℃以下に保ち、ガスの放出
を制御しながら、塩酸溶液(約6M;625ml)を1時間かけ
て滴下して加えた。混合物を、ガスの放出が止んでから
2時間攪拌した。
混合物を、酢酸エチル(8リットル)および蒸留水
(8リットル)と共に50リットルの分離器に移した。2
層を分離し、有機層を水(2×8リットル)で洗浄し
た。一緒に合わせた水性層を酢酸エチル(5リットル)
で逆抽出して分離した。
一緒に合わせた有機層を炭酸水素ナトリウムで洗浄し
(6%重量/容量、2×8リットル)、次に塩化ナトリ
ウム溶液で洗浄した。
分離した有機層を濃縮して結晶性スラリー(約1容
量)とし、次にこの固形物を濾過によって回収し、水で
洗浄(2×2リットル)し、真空中で乾燥したところ、
化合物3a,メチル 5−アセタミド−7,8,9−トリ−O−
アセチル−4−アジド−2,3−ジデヒドロ−2,3,4,5−テ
トラデオキシ−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノヌ
ロピラノシドネート、一水和物(1.32kg)が得られた。
融点89℃ NMR:δ(CDCl3)6.18(1H,d,9);5.99(1H,d,3);5.47
(1H,m);5.32(1H,m);4.67(1H,m);4.46(1H,6m);
4.19(1H,m);3.93(1H,m);3.82(3H,s);2.15(3H,
s);2.18(3H,s);2.09(3H,s);1.98(3H,s) IR(ヌジョール):3592(NH);2120,2087(アジド);17
52(CO,アセテート);1720(CO,共役エステル); 1662cm-1(CO,CH3 CONH−) 水分含量4%(カールフィッシャー法)。
実施例3 (i) 液体の水位より低く伸びたガス導入管およびガ
ス排出アダプターを備えた丸底三つ口フラスコを、実施
例1の段階(ii)に記載する通りに調製した化合物4
(2.0g)を水(50ml)に溶解したものを加えた。次に、
リンドラー触媒を加え、フラスコを窒素で置換した。次
に、激しく攪拌した溶液に、窒素を4時間通じた。この
段階で追加の触媒(0.2g)を加え、更に16時間窒素を通
じた。次に、触媒をセライトで濾過することによって除
去した。このフィルターを水で洗浄し(2回、50ml)、
合わせた濾液を減圧下にて48〜50℃で蒸発し(ロータリ
ーエバポレーター)、残渣をメタノール(3回、50ml)
と共に蒸発させたところ、部分エステル加水分解から得
られた混合物として固形物を得た。従って、この材料
を、更に特性決定することなく、完全に脱エステル化し
た。
(ii) 段階(i)の生成物(1.87g)を水(20ml)に
溶解したものを、トリメチルアミン(5ml)と共に21℃
で4時間攪拌した。得られた混合物を減圧下にて48〜50
℃で蒸発(ロータリーエバポレーター)させた後、メタ
ノールと共に蒸発(2回、100ml)させたところ、粗製
生成物が得られた(1.81g)。
(iii) カラム状のDowex 2×8(Cl-)樹脂(100g)
を2N水酸化ナトリウム溶液(1.5リットル)によってそ
の水酸化物型に転換した。次に、樹脂が水酸化物を含ま
なくなるまで水で洗浄した。次に、段階(ii)で得た粗
製生成物(5.0g)を水(250ml)に溶解したものをカラ
ム上部に置き、水(400ml)で溶出した。続いて、樹脂
を1N酢酸溶液(2リットル)で溶出した。類似の画分を
一緒に合わせて凍結乾燥したところ、DANAの4−アミノ
類似体(2.45g)が得られた。これよりもわずかに色の
濃い第二の画分も得られ、上記と同じ処理を行ったとこ
ろ、追加量の表題化合物(0.53g)、DANAの4−アミノ
類似体として得られた。TLC:(シリカゲル−n−ブタノ
ール(3)/水(1)/酢酸(1)):Rf=0.22(UVお
よびニンヒドリンおよび硫酸第二セリウムスプレーによ
って視覚化した) NMR:δ(D2O)2.05 s 3H;3.6−4.0 m 4H;4.2 m 1H;4.36
m 2H;5.69 d 1H. UV:(H2O)max233130.7 実施例4 実施例2と同様にの方法で調製した化合物3a(1g)を
水(10ml)に懸濁した懸濁液を、トリエチルアミンで処
理し(1.53ml,4.5時間の間に3回に分けて加えた)、こ
の溶液を20℃で24時間放置した。
リンドラー触媒(100ml)を加え、混合物を水素ガス
雰囲気中にて6時間攪拌した。
触媒を濾過によって除去し、濾過ベッドを水(5×2m
l)で洗浄した。一緒に合わせた濾液および洗浄液を3ml
に濃縮した後、イソプロパノール(5ml)を少量ずつ加
えた。濁った溶液を加温した後に冷却して、結晶性固形
物を析出した。この固形生成物を濾過によって回収し、
イソプロパノール(2×1ml)で洗浄して真空中で乾燥
したところ、DANAの4−アミノ類似体(0.44g)が得ら
れた。
NMR:δ(D2O)5.62(1H,d,2);4.40−4.25(2H,m);4.1
8(1H,m);4.05−3.50(4H,m) IR(ヌジョール):3526,3477,3368,3179(OH,NH);1675
(CO,アミド);1601cm-1(CO,COO2 H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイアー,ナイアル ガルブレイス イギリス国ミドルセックス、グリーンフ ォード、バークレー、アベニュー(番地 なし) グラクソ、グループ、リサー チ、リミテッド内 (56)参考文献 国際公開91/16320(WO,A1) Liebigs Ann.Chem. (1991),pp.129−134 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 309/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)の化合物: の製造法であって、式(II)の化合物: をHN3と反応させることを含んでなる、方法。
  2. 【請求項2】HN3をin situで発生させる、請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】式(II)の化合物をトリメチルシリルアジ
    ドと反応させる、請求の範囲第1項または第2項に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】反応をプロトン性溶媒中で行う、請求の範
    囲第1〜3項のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】プロトン性溶媒がC1〜8アルコールであ
    る、請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. 【請求項6】反応を第三−ブチルアルコール中で行う、
    請求の範囲第4項に記載の方法。
  7. 【請求項7】トリメチルシリルアジドが、式(II)の化
    合物の1〜6モル当量の量で含まれる、請求の範囲第3
    〜6項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】トリメチルシリルアジド対式(II)の化合
    物のモル比が1:1〜2:1である、請求の範囲第3〜6項の
    いずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】反応を0〜150℃の温度で行う、請求の範
    囲第1〜8項のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】式(III)の化合物: の製造法であって、式(IV)の化合物: (式中、RはHまたはC1〜4アルキルであり、R′は
    Hまたはヒドロキシル保護基である)を接触水素化する
    ことを含んでなる、方法。
  11. 【請求項11】触媒が活性を低くした触媒である、請求
    の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】触媒が活性を低くしたパラジウム触媒で
    ある、請求の範囲第10項または第1一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】触媒が、鉛により活性を低くしたしたパ
    ラジウム触媒である、請求の範囲第10〜12項のいずれか
    一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】触媒がリンドラー触媒である、請求の範
    囲第10〜13項のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】0〜50℃の温度で行う、請求の範囲第10
    〜14項のいずれか一項に記載の方法。
  16. 【請求項16】式(IV)の化合物において、Rおよび
    R′の中の少なくとも一方が水素でなく、還元生成物を
    次に加水分解する、請求の範囲第10〜15項のいずれか一
    項に記載の方法。
  17. 【請求項17】加水分解を水性媒質中で行う、請求の範
    囲第16に記載の方法。
  18. 【請求項18】加水分解をトリエチルアミン、アルカリ
    金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩から選択される
    塩基を用いて行う、請求の範囲第16項または第17項に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】式(IV)の化合物が請求の範囲第1〜9
    項のいずれか一項に記載の方法によって得られるもので
    ある、請求の範囲第10〜18項のいずれか一項に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】式(III)の化合物: の製造法であって、 (a) 式(II)の化合物: をHN3と反応させて式(I)の化合物: を得て、 (b) 式(I)の化合物を加水分解し、式(IV)の化
    合物: を得て、そして (c) 式(IV)の化合物を、活性を低くした触媒の存
    在下で水素化した後、加水分解する 工程を含んでなる、方法。
JP51062893A 1991-12-17 1992-12-14 N−アセチルノイラミン酸誘導体の製造法 Expired - Lifetime JP3295082B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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GB9126725.2 1991-12-17
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