JP3294852B2 - 回路網化されるシステムの使用可能性の検査及び保証方法 - Google Patents

回路網化されるシステムの使用可能性の検査及び保証方法

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/50Testing arrangements

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回路網化されるシステムの使用可能性の検
査及び保証方法に関する。しかもこの方法は、とりわけ
起こり得る基準電位移動にも関連する、回路網化される
システムの使用可能性の保証方法に関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4212742号明細書か
ら、バス端末装置の少なくとも1つの最終段を介して始
動される2つのバス導線を持つデータバスにおける欠陥
検出方法が公知であり、データバスの始動の際バス端末
装置の両方の最終段が同時に始動される可能性がある。
その際バス導線の電位がその高さを求められ、目標値と
一致しない場合、バス端末装置により欠陥情報が発生さ
れるようになつている。
米国特許第4,908,822号明細書には、車両にわたつて
分布される多数の電気装置のアドレス指定、制御及び状
態監視用多重システムが記載されている。多重システム
の構成部分は2つのバス導線であり、これらのバス導線
を介してそれぞれ一致する情報が連続的に伝達される。
その際バス導線はそれぞれ単線バスとして運転され、こ
れらの単線バスが多数のマイクロコントローラをアドレ
ス指定し、これらのマイクロコントローラの各々がそれ
ぞれ2つの制御素子を始動させる。検査のためパルス占
有率を変化できる信号がバス導線に印加され、アドレス
指定可能な制御素子を始動及び停止する。コントローラ
の開閉手段は、それぞれ始動される素子の状態を表示す
る電流信号を準備する。
更に具体的な関連に基いて、ドイツ連邦共和国特許出
願公開第196111944号明細書(以下〔1〕という)、国
際出願公開第WO97/36399号明細書(以下〔2〕とい
う)、国際出願第WO97/36398号明細書(以下〔3〕とい
う)、及び本願と同時に提出された国際特許出願第PCT/
EP97/01534号明細書(以下〔4〕という)があげられ
る。
ここで〔1〕はマイクロコントローラを持つ電子制御
装置用の半導体集積回路を記載しており、制御装置はマ
イクロコントローラを持つ他の制御装置と通信可能であ
り、この目的のため他の制御装置はコントローラエリア
回路網(CAN)を形成し、このCANにおいてプロトコルに
基いて2線導線を介して通信が行われ、そのため各制御
装置はバスプロトコル機能を持つている。この発明によ
れば、各開閉回路は、第1の具体化では、それが一方で
はバス欠陥の存在する場合にも通信を可能にする、バス
欠陥を許容するトランシーバ機能を実現し、他方では欠
陥のある場合バスをその正常な端末装置終端から切離し
て切換えるバス欠陥検出兼処理手段により前述したトラ
ンシーバ機能を実現することによつて、CANの使用可能
性を最大にする。それにより通信能力を維持しながら、
特に非常に大きいCANにおいて端末装置から寄生電流が
バスを介して欠陥個所へ流れ、電池により援助されるバ
スシステムの場合、この寄生電流が回路網の使用可能性
を電池の消耗時点に限定する。その点で開閉回路は、回
路網使用可能性を、完全に2つの面即ち通信面及びシス
テムエネルギー面に高める。同様に使用可能性を高める
別の方策は、開閉回路の他へ具体化を追求する。
〔2〕は線バス回路における電子モジユールの間の電
位移動又は複合回路網における通信運転レベルの一致品
質を求める方法を記載しており、バス媒体が電子モジユ
ールに電気接続される少なくとも1つの線から成つてい
る。この発明によれば、少なくとも1つのバス端末装置
(検査端末装置)の送信側でオフセツト電圧が、(両方
の)優勢な正常な源レベルの(少なくとも)1つに加算
され、この状態で検査端末装置から検査情報がバス回路
網へ送信される。その際源レベルが所定のやり方で変化
される。(両方の)優勢な原レベルの(少なくとも)1
つがそれぞれ調節可能なオフセツト電圧により低下され
るか又は上昇されるかに応じて、(基準)電位欠陥のあ
るバス端末装置が受信能力を失うか又は得る。これが評
価される。更に〔2〕は、バス端末装置のトランシーバ
機能に接続されるか又は接続可能な共同電位制御手段を
含む装置を記載しており、この装置により、トランシー
バ機能の送信及び/又は受信手段の部分に少なくとも関
して、少なくとも1つの電源が実現されて、送信の場合
少なくとも1つの優勢な源レベル及び/又は受信の場合
少なくとも1つの判別信号レベルに影響を及ぼすのを可
能にする。
〔3〕は、少なくとも1つのマイクロコントローラを
持つ電子機器用の半導体開閉回路を記載している。この
開閉回路は、少なくとも1つのマイクロコントローラ及
びこれと共同作用する機器の開閉回路用の少なくとも1
つの第2の供給電圧を第1の供給電圧から準備する少な
くとも1つの電圧調整器を含んでいる。モノリスとして
開閉回路は、更にマイクロコントローラを2線バスに結
合するための送−受信手段を持つトランシーバ機能を含
んでいる。1つの展開によれば、開閉回路は更にウオツ
チドツグ機化、種々の喚起機能及びインタフエースを含
み、このインタフエースを介して少なくとも1つのマイ
クロコントローラとの連続的なデータ交換が可能であ
る。更に開閉回路は、基準電位欠陥を持つバス端末装置
を回路の幅で求めかつこのような欠陥を格付けする手段
を持つことができる。トランシーバの受信部分の特別な
構成に関連してこの手段の多様な展開は、開閉回路に援
助されるほぼCAN形のバスにより、レベル欠陥による運
転故障の最初の発生より前に、まだ存在する欠陥の差異
をバス品質の最も重要な尺度として潜在的に求めるのを
可能にする。
〔4〕はバス回路網化されるシステムの部分の接地を
検査する方法を記載している。ここでバス導線の立上る
電位がバス端末装置内部で発生可能な基準電位と比較さ
れ、この比較から回路の幅で共通なアース基準導線への
バス端末装置の結合の品質がそれぞれ推論される。更に
この方法を実施する装置が提案されている。
通信媒体としての線バスに援助される回路網化される
システムは、制御目的のため次第に重要になつている。
例はJ1850標準又はCAN標準によるバス回路網である。
このように回路網化されるシステムにおいて、それぞ
れマイクロプロセツサ又はマイクロコントローラを含む
多数のバス端末装置(主として電子制御装置)が、例え
ばCANの場合通常は逆位相で走査される2つの導線又は
線から成るバス回路網を介して、互いに通信する。
大抵の場合給電導体としても役立つ母線又は集電面上
にあるただ1つの導線又は線をバス媒体として使用する
バス回路網もある。ここでは端末装置の通信は、いずれ
にせよ各端末装置の重要な構成部分としてこの端末装置
をそれぞれ物理的にバス回路網に結合する送/受信手段
いわゆるトランシーバにより、バス回路網を介して行わ
れる。
データを送信及び受信するこれらのトランシーバは、
データをバス端末装置内の論理レベルからバス線の信号
レベルへ又はその逆に変換する。この発明の範囲内で有
効な適当なバストランシーバの種々の特徴に関して
〔1〕及び〔3〕が参照される。
高いS/N比のために、外乱の危険がある環境にあるシ
ステムでは、2線バス回路網が使用される。なぜなら
ば、基準導体面上にある線バス回路網は、万一の電位外
乱に対して、特に電磁外乱の入射及び放射に対しても敏
感であり、その点で限られる高周波電磁両立性(EMV)
のため、なるべく低いデータ速度で使用されるからであ
る。このような2組バス回路網は、そのトランシーバの
適当な性質では、前記の1線運転モードでも、即ちトラ
ンシーバの幅で使用可能な基準電位に対する両方のバス
線の1つで、場合によつては低いデータ速度で、(非
常)運転可能である。
このようなシステムでは、正常な通信は、それぞれ劣
勢な信号レベルから優勢な信号レベルへの導線電位の逆
位相切換え即ち差動的に行われる。1線(非常)運転又
は1線回路網では、一般に通信は、基準電位線又は導体
面に対する劣勢信号から優勢信号レベルが行われる。そ
の際バス導線に異なる電圧レベルを印加することによ
り、データが送信される。受信側で適当な電圧レベルを
評価することによりデータが求められる。これが妨げら
れると、通信の運転障害が存在して、影響に応じて回路
網化されるシステムの使用可能性を一部又は完全に解消
する。
従つて1線及び2線バスシステムでは、例えば上記の
信号レベルが、特に回路手段によりある程度の許容範囲
内に保たれ、それによりすべてのバストランシーバの間
で障害のない信号伝送が常に可能である。データを送信
するため、バス線が、弁別レベル以上又は以下にあるシ
ステムレベルを送信側に印加され、この弁別レベルは受
信する端末装置で閾値として定義され、これを上回るか
下回つて、前記の送信側電圧レベルの存在が事実条件と
して検出可能であるようにせねばならない。それによ
り、個々の端末装置の間に基準電位のある程度の許容偏
差があつても、端末装置間のデータ交換が可能であるよ
うにすることができる。実際には適当なレベル及び許容
窓の発生のために、一般にバス端末装置により一緒に含
まれる電圧レベルにより上位の電位から誘導されかつい
ずれにせよ狭い限界内に保たれる運転電圧を、各端末装
置にあるマイクロプロセツサ又はマイクロコントローラ
が必要とすることが、例えば利用される。この比較的精
確な(端末装置内部の)運転電圧から、送信の場合優勢
な(両源レベルの一方)が求められ、劣勢レベルにある
(それぞれの)バス線から、この源レベルによりデータ
がいわば走査される。例えばCAN標準による2線バスシ
ステムにおいて、集積回路用の5Vの慣用の供給電圧に相
当する例えば5Vの優勢な高レベルが使用され、各端末装
置においていずれにせよ電子調整手段により、この供給
電圧は比較的精確に一定に保たれねばならない。
前記のトランシーバの基準レベルが、いずれにせよ最
大値を超過しないある程度の相互許容電位差を互いに持
つ時にも、これらのトランシーバがデータの適当なレベ
ル変換を欠陥なしに行うように、これらのトランシーバ
が一般に構成されている。
このようなシステムにおいて、送信に関してバス線に
優勢に現われるバスレベル及び/又は受信に関してこの
バスレベルに合わされて作用しかつバス回路網における
信号側辺又は信号電位の真実評価するための弁別レベル
の(特定の許容電圧以内の)一致が、なんらかの理由で
損なわれるか、又は上述した最大値を下回る程度に悪化
すると、例えば伝送の問題が生じる。
同様なことが劣勢なレベル窓の回路網幅の障害につい
てもいえる。
同じように、バスビツトシヨルダにおいてある限定程
度を超過する信号行過ぎ(例えば端末装置におけるバス
導線の波動イピーダンス不一致な終端のため)及び/又
は(もはや)互いに合わない信号上昇時間が、伝送の問
題を生ずることがあり、(これらの伝送の問題が欠陥電
位に基く問題と一致すると)これらの伝送の問題が回路
網化されるシステムの使用可能性を解消するだけでな
く、全体として欠陥の除去を非常に困難にすることがあ
る。
最高に可能な使用可能性のため、例えばバス線と例え
ば基準電位の母線又は導体面との短絡の場合、欠陥に関
係しない他のバス線を介して前記非常通信が前記の1線
運転モードで自動的に可能にされて開始されるように、
2線バス回路網及びその中に使用されるトランシーバを
構成することができる。
しかしその際1線(非常)運転又は1線回路網におい
て例えば劣勢又は優勢は通信レベルのための許容欠陥又
は可能な許容電圧は、差動2線(非常)運動におけるよ
り小さいか又は狭い。
この結果、両方のバス線の1つに短絡が起こる際、差
動2線運転における通信のために、既に公差が利用し尽
くされる場合、2線運転のため最初のうちまだ許容され
るレベル欠陥が、短絡に関係しないバス線において、既
に1線(非常)運転における許容レベル欠陥用の許容電
圧外にあり、それによりこのような非常運転を防止する
ことができる。
適当なレベル障害の実際上最も重要な事例は、局部的
に端末装置により誘導される電位障害である。このよう
なレベル障害は、例えばすべての端末装置の供給電位
が、システムの幅で使用され即ちシステム担体の立体的
に延びる母線又は導体面から取られ、この母線又は導体
面内で欠陥のある電圧降下が起こる時に、生じ、従つて
バス媒体から見て、関係する供給電位にもはやすべての
端末装置について同じではない。その時延びている母線
又は導体面は、バス媒体から見て、システム幅の等電位
面としてのその機能を失う。
本体全体が周知のように配電導体面(43)として役立
つシステム担体として交通手段にある制御装置の模範的
な事例では、このようなことは、例えば大きい欠陥電流
により又は端末装置の欠陥のあるアース接続部によるこ
のアース面における欠陥のある縦電圧降下に基因するこ
とがあり、このアース接続部は、関係する端末装置の正
常なアース電流を印加されて、大きすぎる局部的電圧降
下を生じ、その点でバス回路網にある他の端末装置のア
ース電位に対する関係する端末装置のアース電位の上昇
を生じる。その結果このような端末装置は、バスを介し
て例えばもはや応答不可能である。なぜならば、他の端
末装置に対するこの端末装置のアース足点欠陥電圧の値
だけ、そのバストランシーバの欠陥のない受信機の弁別
レベル窓が上昇して現われ、従つて端末装置において通
信のためには実際に低すぎる所にあるからである。
基準電位欠陥による障害のこの実際の例から明らかな
ような、非常に多くの端末装置を持つシステムでは、シ
ステムの使用可能性、その点で、システムにより制御さ
れるシステム担体例えば交通手段の限られた使用可能性
は、バス線に現われるバスレベルの許容限界値及び/又
は受信に関しそれに合わされる有効弁別レベルの充分な
間隔の保証によつてのみ、信号側辺又は信号状態の真実
評価のために保証可能である。例えば交通手段の制御装
置のアース路における電位欠陥が、主に腐食により時間
にわたつて徐々に進展するので、(多くの端末装置を持
つ)高度に回路網化されるシステムは、(少ない端末装
置を持つ)低度に回路網化されるシステムに比べて、充
分確実な使用又は使用可能性を保証できるために、高い
検査費用を必要とする。
これは、信号レベルに対するのと同じように、システ
ム幅の限界値の基礎になつている伝送ラメータ例えば信
号側辺立上り一致(スルーレートコンプライアンス)、
行過ぎ減衰程度等に対しても当てはまり、これらの伝送
パラメータは、上記の信号レベルの充分な限界値間隔に
関連して、全システムの使用可能性の安全性を特徴づけ
る量を誘導するために利用可能なバス又は回路網の品質
の程度を規定する。
従つて本発明の課題は、確実な使用可能性のために必
要な費用を最小にする、回路網化されるシステムの使用
可能性の検査及び保証方法を提案することである。
この課題は、方法に関して、請求項1により次のよう
にすることによつて解決される。即ちバス回路網に生じ
る信号が、回路網の幅ですべての端末装置に対して規定
される条件で、個々の端末装置によりシステムの運転中
少なくとも1つの信号判断基準に関して弁別又は検査又
は測定され、それぞれ各信号判断基準のために各端末装
置に関して特有な状態データが発生され、システムの少
なくとも1つの状態マツプにおいて集められかつ配置さ
れ、これらの状態データが現在の状態及び少なくとも1
つの以前の状態を、検査される端末装置について少なく
とも1つの判断基準に特徴づけ、これらの状態データか
ら、回路網化されるシステムの少なくとも1つの欠陥間
隔が、少なくとも1つの判断基準に関して得られる。
それにより正常なシステム運転中に、いずれにせよシ
ステム担体の保守に際して、即ちその点検間隔中に、シ
ステム運転において、少なくとも1つの判断基準に関し
てシステムの欠陥間隔のまだ充分か又はもはや充分でな
い程度が存在したか又は存在し、かつ場合によつてはシ
ステムの使用可能性を引続き保証するか又は非常運転の
潜在的な阻害の場合非常運転の潜在的な可能性を再び生
じる予防措置を必要とするか否かを、識別することがで
きる。こうして通信欠陥が最初に起こるよりまだ前に与
えられかつ先行する有用性により、高度に回路網化され
るか又は高度に装備されるシステム担体の使用可能性が
最大にされ、不必要なサービスの繰返しを省略すること
ができる。
端末装置における電位欠陥に関して、方法に関して課
題が請求項2により次のようにすることによつて解決さ
れる。即ちデータの正常な送信に対して移動される電圧
レベルで信号が送信されることによつて、更にこの電圧
レベルの移動のどんな程度で少なくとも個々の端末装置
がデータをもはや受信できないか、前記電圧レベルのど
んな移動の際少なくとも個々の端末装置がデータをもは
や受信できないか、及び/又は前記電圧レベルのどんな
(別の)移動の際どんな端末装置が最後の端末装置とし
てまだデータを受信できるかが検査されることによつ
て、データを受信する端末装置の機能を果たす能力が検
査され、少なくとも1つの状態マツプが印加され、この
状態マツプに、データを受信する個々の端末装置に関し
て状態データの形で記憶される。
この方法により、データを受信する端末装置は、送信
されるデータの基準電位の位置に対するその基準電位に
関して、検出されることができる。こうして送信される
データの基準電位が、ちようどデータをもはや受信でき
なくなるまで、連続的に又は段階的に変化されることに
よつて、基準電位の偏差が生じないことを仮定して定め
られた公差を考慮して、データを受信する端末装置の基
準電位が目標値に対してどの程度まで移動されているか
を検出することができる。マツプに記憶されている状態
データの評価により、端末装置又は回路網化されるシス
テムのすべての端末装置の全体が電位臨界状態にある程
度を有利に検出することができる。それにより回路網化
されるシステムにある個々の端末装置の基準電位の移動
を、早期に、即ちこの移動がこの端末装置と他の端末装
置との通信をもはや不可能にするようにまでしない時に
既に、検出することが可能である。なぜならば、基準電
位のため、信号電圧レベルを受信側閾値に対してもはや
弁別できないからである。
同様に端末装置における電位欠陥に関して、方法に関
して課題が請求項3により次のようにすることによつて
解決される。即ちデータを送信する少なくとも1つの端
末装置により信号が送信されることによつて、更に受信
される信号のレベルがデータの正常な送信の際の信号レ
ベルの目標値からどの程度相違しているかが検査される
ことによつて、データを送信する端末装置の機能を果た
す能力が検査され、少なくとも1つの状態マツプが印加
され、個々のデータを送信する端末装置に関して求めら
れる相違の程度がこの状態マツプに記憶される。
この方法により、データを送信する端末装置を、受信
されるデータの基準電位の位置に対するその基準電位の
位置に関して検査することができる。こうして受信する
端末装置において、データがもはや受信されなくなるま
で、例えばデータ信号が上回るか又は下回るかを監視さ
れる電圧レベルの受信弁別基準電位が、連続的又は段階
的に変化されることによつて、基準電位の相違のない場
合定められる公差を考慮して、データを送信する端末装
置の基準電位がその目標値に対してどの程度移動してい
るかを検出することができる。状態マツプに記憶されて
いる状態データの評価により、端末装置又は回路網化さ
れるシステムのすべての端末装置の全体が危険な状態に
ある程度を有利に知ることができる。
請求項2による方法において、データの正常な送信に
対して移動している信号レベルを持つ信号が、回路網化
されるシステムの少なくとも1つの信号により送信され
る。
それにより、例えば回路網化されるシステムの1つの
端末装置のみがこの機能を一緒に引受けることによつ
て、ハードウエア費用を有利に最小にすることができ
る。更に適当な検査時点の固定が融通性をもつて可能で
ある。このような検査は、例えば回路網の運転条件のた
め、バスが現在負荷されてないことが確認される時に開
始することができる。その時継続運転においてこの検査
によりデータバスの障害は起こらない。
請求項3による方法において、データを受信する少な
くとも1つの端末装置検査が行われる。
それにより、例えば回路網化されるシステムの1つの
端末装置のみがこの機能を一緒に引受けることによつ
て、ハードウエアの費用を有利に最小にすることができ
る。更に適当な検査時点の規定が融通性をもつて可能で
ある。このような検査は、例えば回路網の運転条件のた
め、バスが現在負荷されていないことが確認される時
に、開始することができる。継続的な運転において、こ
の検査によりデータバスの障害は起こらない。更にデー
タを受信する端末装置により行われる検査によつて、こ
の端末装置の運転のみが影響を受ける。他の回路網の運
転はその影響を受けない。
請求項1による方法において、状態データから、少な
くとも1つの判断基準に関して、個々の端末装置のうち
で最小の欠陥間隔寸法が得られ、関係する端末装置は状
態マツプに適当にマークされる。
それにより正常なシステム運転中、ただしいずれにせ
よシステム担体の保守に際して、即ちその点検期間中
に、システム運転においてシステム端末装置が、また場
合によつてはシステム端末装置のどれが少なくとも1つ
の判断基準に関して多分もはや充分でない最小の欠陥間
隔を持つたか又は持つているか、また場合によつては予
防措置を必要とするかを、知ることができ、それにより
システムの使用可能性が更に確実に与えられ、非常運転
の可能性が常に確実に与えられる。状態マツプに記憶さ
れているデータの適当な評価により、例えば端末装置の
全く特殊な群が通信のきわどく小さい欠陥間隔にあるか
否かが、例えば給電群の端末装置に電位欠陥の存在する
場合に、検出可能である。
少なくとも1つの判断基準のもはや不充分な欠陥間隔
のため、1つの端末装置に既に通信欠陥が存在する場
合、欠陥のある端末装置についての解明が直ちに望ま
れ、この端末装置において作用する欠陥原因が、状態マ
ツプから問題なく立証可能である。
システム担体の正常な個々の端末装置開始及び/又は
運転終了の際方法が実施される。
この措置により、システム担体の運転開始の際既に、
欠陥に近い運転を考慮せねばならない時に、早期警告を
開始するか、又は引続く運転開始の際欠陥に近いシステ
ム状態の発生前の最も早近/最後の状態を保持すること
ができる。第1のものが安全性に役立つが、第2のもの
にシステムの運転を著しく容易にする。
システムの各運転中に方法が反復して実施される。そ
れにより回路網運転中に散発的に発生する不規則性及び
欠陥間隔消失も有利に統計的に検出し、データの形で状
態マツプに記憶することができる。
請求項1ないし3による方法において、データ信号の
上昇時間尺度、行過ぎ程度又は鎮静化時間尺度が、その
状態変化の際又はその後に弁別又は検査又は測定され
る。回路網化されるシステムにおける個々の端末装置の
許容公差外の基準からの(徐々の)相違は、早期に検出
され、即ち全システム内の正常な通信がまだ乱されない
段階に既に検出される。このことは非常に重要である。
なぜならば、反射による通信障害は、例えば最初一度強
い出現の際、大抵の場合費用をかけてのみ診断可能だか
らである。
請求項4による請求項1に記載の方法の展開では、回
路網化されるシステムにおける個々の端末装置の基準電
位が弁別されるか又は検査されるか又は測定される。そ
れにより回路網化されるシステムにある個々の端末装置
の基準電位の(徐々の)の移動が早期に検出され、即ち
端末装置の基準電位の移動が全システム内の正常な通信
又はこの端末装置と1つ又は複数の他の端末装置との正
常な通信を妨げるか又は不可能にするのにまだ至らない
か又は不充分である段階において既に検出される。これ
は、一層確実な例えば1線非常運転の可能性を保証する
ための重要な特徴である。
回路網化されるシステムにおける個々の端末装置の基
準電位の弁別又は検査又は測定は、個々の端末装置にお
ける少なくとも1つの劣勢又は優勢な信号レベルの検出
により行われる。
システムにある端末装置がいずれにせよレベル値用の
弁別、検査又は測定の手段を含んでいると、方法のこの
展開は特に有利に使用可能である。例えば送信側の信号
レベルに影響を及ぼす手段をなくすことができることに
よつて、ハードウエア費用の最小化が有利に可能であ
る。その際システムの端末装置に一緒に含まれるレベル
値用弁別、検査又は測定手段の増大する分解能により、
利点が増大する。このような手段は、例えば端末装置の
トランシーバの受信機部分の構成部分であるか(〔2〕
及び〔3〕参照)、又はトランシーバを一緒に含む開閉
回路の構成部分としてのA/D変換手段に付属しているこ
とができる(〔4〕参照)。
適当な検査時点は非常に融通性をもつて定めることが
できる。弁別、検査及び測定の機能が回路網化されるシ
ステムの運転用ソフトウエアに結合可能であることによ
つて、回路網における正常な通信運転中にこれらの機能
を有利に使用することができる。それにもかかわらず、
システムの運転条件に基いて、そのバス回路網が現在負
荷されていないことが確認されると、この機能を開始す
ることができる。いずれにせよ、障害又はバス回路網の
継続的な運転におけるデータ処理能力の緩慢化を生ずる
ことがある。
少なくとも1つのバス線の電位のデータ信号で連結さ
れるサンプリングによる少なくとも1つの劣勢又は優勢
な信号レベル弁別又は検査又は測定を、データ信号のバ
スビツト時間より短い走査時間内に、即ち時間的に
〔2〕の図25及び26によるか又は〔3〕の図40及び41に
より優勢な信号レベルの検出のために行うことができ
る。
少なくとも1つのバス線におけるレベル状態移行後例
えばこうして実際に全く完全には抑制不可能なデータ信
号の行過ぎは、弁別、検査及び測定により消失され、そ
れにより誤評価が防止される。
こうして正常なシステム運転中における基準電位移動
を有利に検出でき、その際回路網化されるシステムの運
転のためのソフトウエアの範囲において、それぞれ少な
くとも1つの他の端末装置に、少なくとも1つの劣勢な
信号レベルの負荷変化の際求められるずれの立証に関し
て、測定証明の役割を与えることができる。
請求項5によれば、少なくとも1つの端末装置におい
てバス回路網の少なくとも1つの導線へ供給される優勢
な少なくとも1つの源レベルの弁別又は測定を行うこと
によつて、この端末装置の受信運転において基準電位の
(徐々の)移動を検出することができ、そのつど供給さ
れる優勢な源レベルは正常な優勢信号レベルに対してそ
れぞれ所定のやり方でずらされ、受信する端末装置にお
いて得られる弁別又は測定の結果に応じて状態マツプ
に、それぞれのずれが状態データの形で記憶される。
この展開では、システムの例えば端末装置の受信機部
分に一緒に含まれるレベル弁別器を有利に使用すること
ができる。こうして少なくとも1つの優勢な源レベルの
どんなずれの際、個々の端末装置がデータをもはや受信
できないか又はデータを再び受信できるかの検査に、弁
別又は測定を例えば減少することができる。従つて状態
マツプに記憶されるデータは、前記の少なくとも1つの
優勢なレベルの個々の受信端末装置に属するずれ値を具
体化する。
こうしてこの方法により、データを受信する端末装置
は、それぞれのデータを送信する端末装置の基準電位の
位置に対する基準電位の位置について検査可能である。
データがもはや受信されないか又はデータがちようど再
び受信されるようになるまで、データを送信する端末装
置の基準電位が連続的に又は段階的に変化されることに
よつて、(個々の端末装置における基準電位のずれが存
在しないという仮定のもとで定められた)バス回路網に
おける優勢な信号レベルの許容公差を考慮して、受信の
際すべての運転条件従つて不動作及び運転条件又は検査
負荷条件のもとで、受信する端末装置の基準電位がどの
程度ずれているかを検出することができる。
バス回路網の少なくとも1つの導線への少なくとも1
つの端末装置から供給される少なくとも1つの優勢な信
号レベルの弁別又は測定が行われることによつて、また
少なくとも1つの端末装置において受信弁別基準レベル
がそれぞれ所定のやり方でずらされ、かつ受信する端末
装置において得られる弁別又は測定の結果に応じて、そ
れぞれのずれが状態データの形で記憶されることによつ
て、送信運転中の少なくとも1つの端末装置における基
準電位の(徐々の)移動を検出することができる。
この展開においても、端末装置に一緒に含まれるレベ
ル弁別器を有利に使用することができる。受信弁別基準
レベルのどんなずれの際個々の端末装置がまだデータを
受信できるかの検査に、弁別又は測定を例えば減少する
ことができる。従つて状態マツプに記憶されるデータ
は、前記の少なくとも1つの受信弁別基準レベルの送信
端末装置に属するずれ値を具体化する。
特定の端末装置に関する弁別又は検査又は測定がそれ
ぞれ回路網にある少なくとも2つの他の端末装置によつ
て行われる(証明機能)。
この場合回路網化されるシステムの運転用ソフトウエ
アの範囲において、少なくとも1つの他の端末装置に、
個々の端末装置の求められる信号アース又は電位ずれの
証明用“測定証明”の役割が与えられる。この措置によ
り、弁別、検査及び測定の欠陥を、特にシステム担体の
側からの影響により減少し、統計的に現われる欠陥の検
出を鋭敏にすることができる。
特定の端末装置に関する弁別又は検査又は測定が、少
なくとも1つの別の比較端末装置に関しても同じに行わ
れ、状態マツプにおけるもつともらしさの選択が結果に
関して行われる。
その際同じ比較測定を、例えば択一的に、交互に又は
親−子展開に従つて行うことができる。この場合回路網
化されるシステムの運転用ソフトウエアの範囲内で、状
態マツプに、複数の弁別、検査、又は測定の結果からの
もつともらしい選択に関して、“受諾者”又は“承認
者”の役割が与えられる。
例えば弁別又は測定を異なる受信端末装置により行う
ことによつて、証明又は受諾により援助されるもつとも
らしさ確認に基いて、信号判断基準の変化例えば、デー
タを受信する端末装置又はデータを送信する端末装置に
おける基準電位の移動が生じているか否かを評価するこ
とができる。例えばデータを受信する複数の端末装置に
より基準電位の移動が検出されると、特定の前提条件の
もとで、求められる電位移動がむしろデータを送信する
端末装置の所に存在するものと推論することができる。
データを受信する複数の端末装置の相対位置に関してデ
ータを交換することによつて、回路網トポロジーにおい
て障害がどこに生じているかを簡単に検出して評価する
ことができる。
請求項5による方法の請求項6による展開では、正常
な優勢レベルに対してずれている少なくとも1つの優勢
な源レベルを持つデータ信号が、回路網化されるシステ
ムの少なくとも1つの端末装置からバス回路網へ送信さ
れる。
方法のこの展開において、ずれた優勢な源レベルの発
生のために、例えば1つの端末装置しか設ける必要がな
いことによつて、これによつてもハードウエアの費用を
有利に最小にすることができる。
システムの端末装置の受信機部分に一緒に含まれるレ
ベル弁別器を使用できるので、特別なレベル弁別器又は
例えばA/D変換手段の費用を支出する必要がない。これ
はハードウエア費用の最小化に役立つ。
個々の端末装置の回路網幅で規定される不動作及び/
又は運転又は検査負荷条件のもとで、弁別又は検査又は
測定が行われる。
電流を供給する端末装置を持つ使用者が、零信号電
流、負荷電流又は部分負荷の条件のもとにあると、マツ
プに記憶されている状態データの評価により、個々の端
末装置がその確実な通信能力に関して給電に応じて危険
な状態にある程度を、有利に簡単に検出することができ
る。
回路網化されるシステムに永続的に属する少なくとも
1つの端末装置にある状態マツプが動作せしめられる。
それにより、検査される端末装置に関してシステムの状
態を、少なくとも1つの判断基準について特徴づける状
態データが、システムにおいて常に有利に利用可能であ
る。他方回路網化されるシステムの運転中に弁別又は検
査又は測定を、例えば周期的にも行うことができる。
状態マツプが不揮発的に記憶される。それにより状態
マツプにあるすべてのデータが、システム又はシステム
担体の停電又は運転停止の際、損失を有利に防止され
る。更に状態データへ、常に例えば特定の事象間隔でア
クセスすることができる。
状態マツプが連続的に現実化され、その際古い内容部
分が新しい内容部分により重ね書きされる。それにより
有利に、状態マツプが常に現在の状態データをすぐに使
用できるように準備している。
請求項7によれば、少なくとも1つの以前のシステム
状態を特徴づける状態データが、少なくとも一時的に、
現在のシステム状態を特徴づける状態データと共に、状
態マツプに保持される。この措置により、欠陥間隔の前
歴に頼りかつ事象に関係する評価が有利に可能である。
例えば一時的にのみ又は統計的に時間的に分布して現わ
れる妨害の評価がこうして可能である。
状態マツプに少なくとも一時的に存在しかつ現在のシ
ステム状態及び少なくとも1つの以前のシステム状態を
特徴づける状態データから、少なくとも1つの傾向量が
システムの少なくとも1つの信号判断基準の相違又は欠
陥間隔寸法の傾向的な展開に関して誘導される。少なく
とも1つの傾向量は、システムの使用可能性を保証する
ため先行する措置の緊急度の間接的な尺度を有利に与え
る。これを別として、方法のこの展開は、時間にわたつ
てシステムの回路網品質の判断を、適当な個別判断基準
及び全体について可能にする。
回路網化されるシステムの運転用ソフトウエアにより
傾向量の誘導が行われる。それから生じる利点として、
傾向量が特に簡単に状態マツプの外部でも例えばシステ
ムの端末装置において求められ、回路網通信の下位に重
ねられて状態マツプへ伝送されることができる。
相違又は欠陥間隔寸法及び/又は少なくとも1つの傾
向量が、状態マツプに不揮発的に保持される。この措置
により、例えば検査故障の起こつた後、その原因を有利
に再構成することができる。他方端末装置又は検査の故
障後、システムの速やかな再修理のため簡単かつ確実な
解明を見出すことができる。このような傾向データの不
断の呼出し可能性は、安価なやり方でも、システムの個
々の端末装置の危険な通信運転条件の簡単かつ情報につ
いて強力な表示を可能にする。
弁別又は検査又は測定、及び状態マツプにある状態デ
ータの収集、準備、配置及び評価が、回路網化されるシ
ステムの運転のためソフトウエアに統合されかつ実施に
関して正常な回路網運転の下位にあつて潜在的に経過す
るオンライン診断プログラムによつて行われる。
その点で状態マツプの保守及び/又は管理の少なくと
も一部が回路網化されるシステムの運転用ソフトウエア
へ統合されていることによつて、現在の通信要求がバス
回路網の完全負荷まで許容するほど頻繁に、弁別、検査
又は測定を有利に開始することができる。それにより一
方ではバス回路網の継続的な運転におけるデータ処理能
力の障害又は緩慢化が防止され、他方では回路網におけ
る通信の弱負荷段滑が状態マツプの最新化及び保守のた
めに有利に利用可能であることによつて、状態マツプか
ら使用可能な状態データの高い現実度が保証される。
回路網化されるシステムへ別の端末装置として検査装
置が接続され、これから状態マツプの少なくとも一部が
読出される。それによりシステム担体の点検に際して定
例の検査が、特に簡単かつ取扱い簡単な検査装置で、有
利に実施可能である。それにより一方では検査される端
末装置についてシステム状態から、少なくとも1つの判
断基準を特徴づけるデータに関して、回路網化されるシ
ステム外でも、適当な傾向データを準備することができ
る。それにより他方では、システム担体の定例の点検の
際、端末装置の通信運転条件がいつ危険に悪化するか又
は悪化したか及び予防をいつ要望しているかを、簡単に
知ることができる。
システムに永続的に属する少なくとも、1つの端末装
置が表示及び/又は信号装置を備えており、相違の程度
又は傾向量の上の限界値を上回る際、又は少なくとも1
つの欠陥間隔寸法の下の限界値を下回る際、この状態が
端末装置により表示又は信号で通報される。この措置に
より例えばシステム担体の使用者は、まだその継続的な
運転中に、損傷なしに点検の必要性を指摘されることが
できる。
状態マツプに記憶されている状態データ及び/又は相
違の程度又はシステム又は端末装置の欠陥間隔寸法及び
/又は少なくとも1つの傾向量が、システム担体の使用
又は運転開始用電子認可手段へ書込まれる。この展開に
よれば、適当なデータを、システム担体の運転開始の際
又はその運転終了の際このシステム担体の例えば電子権
限付与キーへ書込むか又は読出すことができる。これは
新しい種類の安全機能を開始し、更に適当に装備される
システム担体のための点検運転の合理化を援助すること
ができる。
回路網化されるシステムの運転開始及び初期化の際、
直ちに最初の弁別又は検査又は測定が行われ、その際選
択的に、方法の引続く実施の際におけるより少数の端末
装置及び/又は少数の信号判断基準が、弁別又は検査又
は測定を受ける。この措置により、例えば初期化の直後
に、状態マツプを持つ端末装置の通信及び運転の能力
を、特に時間を節約して検査することができる。
少なくとも2つの状態マツプがシステムの2つの異な
る端末装置に設けられて使用される。この措置により、
とりわけ情報損失に対する高い安全性が得られる。
システムに2つの異なる状態マツプが設けられて、異
なる検査方法及び/又は検査プログラムのためにそれぞ
れ互いに無関係に変化され、かつ/又は処理されかつ/
又は読出される。この措置により、例えば特定の端末装
置の使用可能性を別個に保証し、特定の状態データを不
法なアクセスに対して保護することが可能である。
弁別又は検査又は測定中に、少なくとも個々の端末装
置がそれぞれ少なくとも1つの端末装置外の電気負荷に
運転電流を供給する。この措置により電位欠陥又はシス
テム内に生じるEMV障害を、個々の端末装置により効果
的に検出して、場所をつきとめることができる。
システムの少なくとも個々の端末装置において、バス
回路網を介して給電のため始動可能な検査負荷が設けら
れ、弁別又は検査又は測定中にこれが始動される。この
措置により、電位欠陥又は端末装置自体により生じるEM
V障害を特に効果的に検出することができる。更にこの
措置により、個々の端末装置の給電端子又は対応する給
電導線の例えば過負荷能力を検出することができる。
内部検査負荷を持つ端末装置が、例えば交互に又は異
なる零信号電流条件及び負荷電流条件又は部分負荷条件
を受けると、システムの回路網トポロジーを知る際、種
々の端末装置の基準電位移動又は種々の端末装置におけ
る結合及び/又は電気信号妨害に基いて、少なくとも1
つの状態マツプBESONDERS GUTから適当な状態データを
評価することによつて、システムへ影響を及ぼすけれど
も原因としてシステム外のシステム担体欠陥の(発生
の)場所を推論することができる。
端末装置内で検出可能で外部にある運転電圧又はこれ
から誘導される電圧も、弁別又は検査又は測定され、こ
れに関して状態データが発生されて、少なくとも1つの
状態マツプに記憶され、かつ/又は処理されかつ/又は
評価される。この措置によつても、電位欠陥又はシステ
ム内部に生じるEMV障害を、個々の端末装置により効果
的に検出するか、又は場所をつきとめることができる。
更にこの措置により、例えば個々の端末装置の給電端子
又は対応する給電導線の過負荷能力を検査することがで
きる。
少なくとも1つの状態マツプが端末装置識別部分、状
態データスタツク及びデータ処理部分を持つている。
識別部分が表を含み、この表を介して各システム識別
子システムの及び/又は端末装置に、必要に応じてその
トポロジー識別又は回路網内のトポロジー識別子が付属
している。
データスタツクが検査すべき信号判断基準の数に相当
する数のレジスタスタツクを含み、このレジスタスタツ
クにおいて又はこれを通して、状態データがその老化進
展に応じて経路を定められる。
データ処理部分は、少なくとも1つのデータ選択範囲
及びデータ処理範囲を持ち、最初の部分において、状態
データが少なくとも最小値及び最大値について選択さ
れ、かつ/又は配置換えされ、最後の部分において、状
態データからその古さ及び/又は一時的な突発事態に応
じて、変化を示すデータが発生される。
最後にあげた4つの方法による展開の利点は、図面に
ついての説明に示される。
方法が交通手段において実施される。それにより高度
の使用可能性及びシステムの故障により生じる事故に対
する安全性が得られる。
図面には、特定の方法段階の実施を可能にするため、
端末装置が模範的に持つことができる若干のハードウエ
アの詳細がまず示されている。この図示が完全性への要
求を出しかつ本発明の限定を意味することなく、ここで
は基準少なくとも検査の模範的な事例がとり上げられて
いる。発明の範囲内で、端末装置は、このため及び電位
に結びつかない信号判断基準の検査のために、全く別の
手段を準備することができる。(図示したハードウエア
の詳細は一部は〔2〕からわかるので、その節明は簡単
にされている。それ以上の詳細に関しては〔2〕が参照
され、開閉回路に関しては〔1〕、〔3〕及び〔4〕が
参照される)。さて特定の方法の詳細を示す図が続き、
これらの方法の詳細が以下に説明される。
図1は2線バスにある種々の端末装置を持つ回路網化
されるシステムの概略図を示し、 図2は(〔2〕の図1に類似の)2線バス能力のある
端末装置に関連して模擬モジユールのブロツク線図の形
の図を示し、 図3は(〔2〕の図37に類似の)端末装置のトランシ
ーバの素子のブロツク線図を示し、 図4は(〔2〕の図34に類似の)端末装置のトランシ
ーバの受信部分の素子のブロツク線図を示し、 図5は(〔2〕の図36に類似の)端末装置のトランシ
ーバの受信部分の素子のブロツク線図を示し、 図6は(〔2〕の図35に類似の)端末装置のトランシ
ーバの受信部分の素子の別のブロツク線図を示し、 図7は(〔2〕の図15に類似の)トランシーバの送信
部分の装置素子のブロツク線図を示し、 図8は(〔2〕の図25に類似の)優勢に印加すべき検
査電位についてバス線BUSLの回路側変調(キーイング)
を可能にする装置の機能線図を示し、 図9は(〔2〕の図7に類似の)方法の模範的な実施
中における傾斜路状電位移動についてバス端末装置の受
信能力のグラフを示し、 図10は状態マツプの模範的な構造の概略図を示し、 図11は第1実施例による方法を実施するための流れ図
を示し、 図12aは、受信する端末装置の検査のため送信する端
末装置を送信電圧レベルを変化する時、欠陥のないデー
タ伝送の窓の図を示し、 図12bは、他の端末装置の受信能力の電位検査の際送
信する端末装置の電圧レベルの推移を示し、 図13は、図12a及び12bによる“受信窓”の移動の状態
マツプに記憶するための方法過程を示し、 図14aは、送信する端末装置を検査するため受信する
端末装置が弁別基準電圧レベルを変化する時、欠陥のな
いデータ伝送の窓を示し、 図14bは、他の端末装置の送信能力の電位検査の際受
信する端末装置の弁別基準電圧レベルの推移を示し、 図15は、図14a及び14bによる“送信窓”の移動の状態
マツプにおける記憶のための方法過程を示し、 図16は、アース側運転電流端子の監視可能な給電手段
を含むシステム端末装置のブロツク線図を示す。
図1は回路網化されるシステムを概略的に簡単化して
示し、このシステムの検査及びその使用可能性の保証の
ため、本発明による方法が用いられる。模範的にバス導
線BUSH及びBUSLを持つ2線バスを介して、8つの端末装
置ECU1〜ECU8がそれぞれ2つの端子11.1及び12.1〜11.8
及び12.8を介して通信可能に互いに回路網化されてい
る。端末装置ECU1〜ECU8は、共通な等電位母線(面)GN
Dに対して模範的に正の供給電位VB1〜VB8から、運転電
圧及び電流を供給される。更に適当な端子11.T及び12.T
により例えば一時的にのみバス導線BUSH及びBUSLに接続
される検査装置ETUが示されており、回路網化されるシ
ステムの共通な等電位母線GNDに対して特に正の電位VTU
から運転電流を供給される。検査装置がバスBUSH及びBU
SLを介して他の端末装置ECU1〜ECU8と通常通信できるこ
とによつて、図示したシステムは一時的に9つの端末装
置に拡張されている。
端末装置ECU1〜ECU8間の通信は、種々の理由から妨げ
られるか又は危険にさらされることがあり、正常な運転
又は全くシステム初期化の際、既に検出可能又は直ちに
目立つ欠陥、例えばバス回路網における短絡又は遮断
は、ここでは関心がない。例えば信号レベルが許容でき
ないほど移動されるか、信号側辺が許容できないほど変
形されることがあり、その結果強い行過ぎ又は乱される
か又は短かすぎるビツト信号肩部が生じるか、端末装置
においてひき起こされる基準電位欠陥が存在して、関係
する端末装置に対する信号レベル移動を間接に生じ、か
つ残りの端末装置との通信を生じることがある。端末装
置の適当な装備によつて、正常な信号判断基準の変化又
はこれからの相違が、供給、検査又は測定可能である。
本発明による方法の範囲内で可能で予見的に検査可能
な多くの信号判断基準のうちから、以下模範的にかつ代
表的に基準電位欠陥が取扱われるが、これは本発明の限
定を意味するものではない。
供給電位VB1〜VB8は互いに無関係な電位であるか、又
は、少なくとも部分的に(ほぼ)同じ電位であつてもよ
い。端末装置ECU7は模範的に信号化素子AD、最も簡単な
場合例えば警報灯又は音響発生器を持つている。この場
合2つの端末装置が本発明の意味において同時に状態マ
ツプSMP1を持ち、即ち端末装置ECU4が第1の状態マツプ
を持ち、端末装置ECU8が第2の状態マツプSMP2を持つて
いる。本発明の範囲内で状態マツプSMP1により例えば特
定の第1の信号判断基準が、また状態マツプSMP2により
特定の第2の信号判断基準が、検出されるか又は記憶さ
れることができる。しかし本発明の範囲内で、状態マツ
プSMP2が状態マツプSMP2の安全性複製又はその逆であつ
てもよく、又は種々の検査プログラムが種々の状態マツ
プを使用するか、又は状態マツプのために設けられるよ
うにすることができる。
見易くするため、図1には、端末装置ECU1〜ECU8を介
して電位VB1〜VB8から運転電流を供給される負荷は図示
されていない。これらの負荷は端末装置EC1〜EC8の構成
部分と解釈することができる。従つてバス又はその負荷
回路(〔1〕〜〔4〕参照)を介して流れる僅かな不可
避の損失電流を無視して、近似的に、模範的に端末装置
ECU5について電流I5により示すように、電位VB1〜VB8
ら取られる運転電流が共通な等電位母線GNDへ流出する
ものと、仮定することができる。端末装置ECU5では特殊
性が示され、即ち抵抗RFG従つて欠陥電圧降下VFG=(I5
*RFG)を生じるシステムの等電位母線GNDとの悪いアー
ス接続が示されている。この欠陥電圧降下により、端末
装置ECU5のアース端子が足点欠陥電圧の値だけ等電圧面
GND以上で“浮動し”、もはやシステムの幅で使用され
る基準電位に対して基準を持たない。電流I5及び/又は
抵抗RFGの変動の結果、GND以上で端末装置ECUの適当な
上方浮動及び下方浮動が生じる。その結果後述するよう
に、そうでない場合すべての残りの信号判断基準がよく
満たされていても(例えば上昇時間、行過ぎ、ビツト肩
部幅等)、端末装置ECU5と他の端末装置又はシステムの
残りとの信号レベルによる通信不能が生じる。
図2は、バス端末装置のこのような測定足点欠陥電圧
VFGの(補償による)測定のために、他のバス端末装置E
CUの正常な(破線の)アース運転電流路218′に模擬モ
ジユール199Aが接続されており、この正常な電流路は、
ここでは模範的に端末装置内部のアース母線即ちシステ
ムアースSYS GND(端末装置ECUの端子13.1へ導かれる)
と、供給アース点即ち遠隔又は基準アースREF GND又はR
EM GNDとの間に、適用環境内に延びている。
端末装置ECUの供給電流回路は、アースの方へ端末装
置内部のアース母線SYS GNDから太い接続部217及び218
及び模擬モジユール199Aを経て閉じている。
バス端末装置ECUには、図示しない供給母線から運転
電圧UBATTが供給される。場合によつては逆電池接続保
護素子19における僅かな電圧降下だけVBATTに減少し
て、運転電圧は、足点を前記のアース母線SYS GNDに接
続されている電圧調整器20の入力端20.1へ給電する。ア
ース母線にはバストランシーバ100,100′のアース側給
電端子も接続され、給電のためこのトランシーバには、
調整器20の出力端20.2から例えば5Vの安定化された供給
電圧VCCが供給可能である。端末装置内部のアース母線S
YS GNDには、端末装置ECUにあるすべての残りの電気部
品も接続されている。
バストランシーバ100,100′は2線バスBUSH、BUSL
接続され、この2線バスを介してバス端末装置ECUが、
適当な他のバス端末装置と通信することができる。バス
トランシーバは2線及び1線受信機を備えていることが
でき、差動2線運転において線に関して、それぞれ考慮
されている線からのみの受信とは異なる応答レベルが作
用することができる。バス端末装置ECUと模擬モジユー
ル199Aとの間には接続部266が設けられている。この接
続部はバストランシーバ100,100′と模擬モジユール199
Aとの間にあつてもよい。模擬モジユール199Aが例えば
携帯検査測定(従つて例えば図1のETU)の構成部分で
ある場合、例えばここには図示していない計算機等の制
御接続部266′も設けることができる。従つてここで
は、模擬モジユール199Aが図1の欠陥のあるアース抵抗
RFGに代わつており、このアース抵抗はそこでは端末装
置ECU5の通信を妨げる足点欠陥電圧を生じる。端末装置
ECUの受信能力に関してこの欠陥電圧の影響は、図2に
よる模擬モジユール199Aを補償するのを可能にし、この
ために端末装置ECU5において受信閾値を変化する必要は
ない。
図3には、模範的に、端末装置のバストランシーバに
あつて例えばアース電位欠陥分析に適した装置素子の構
成が示され、受信部分の同じように作用する弁別部分12
1.20及びバストランシーバの送信最終段133の給電端子
が、同じ電圧端子又は電圧調整器CDから給電され、その
点でデイジタルに始動可能な足点オフセツト源QSGによ
り一緒に、適当にアース電位GNDを越えて高められるこ
とができる。送信側及び受信側に、デイジタル信号TxD
及びDH、DD及びDLの融通性のある電位結合を行う電流路
も同様に示され、最終段133の阻止を可能にする記憶装
置142′(バスアクセス不能)も同様に示されている。
明らかにこのような構成は、受信及び送信する端末装置
の電位欠陥検査に適している。
図4によれば、電圧クランプ回路又は調整器CDにより
電圧VCCを一定に供給される端末装置のトランシーバの
全受信ブロツク120′,120″、規定に従つて、オフセツ
ト源QSGにより例えば0…5Vだけ上昇可能である。その
際内部閾値電圧VTH及びVTL(図6の下部参照)は、受信
ブロツク内の両方のバス導線BUSH及びBUSLの電圧レベル
を監視するため、回路網に固有に規定される固定“偏差
値”へ切換可能又は変化可能である。その点でこの例は
図2による例の変形例であり、ここでは入力比較器と一
緒に浮動するデイジタル評価装置から出発し、この評価
装置の出力側は論理電流路を介して開閉回路環境へ受信
流れに関して接続されねばならない。このように装備さ
れる端末装置は、例えば送信する端末装置が負荷なしに
又は運転負荷又は部分負荷を受けて送信する時、この送
信する端末装置を検査することができ、それにより各端
末装置において、通電によりかつ例えばアース接触不足
により欠陥のある足点電圧降下を形成することになる。
図5によれば、トランシーバの受信部分にあつてアナ
ログに作用する弁別部分121.20のみが、足点オフセツト
源DSGによりアース電位に対して移動可能に構成可能で
あり、内部閾値電圧VTH及びVTL(図6の下部参照)が、
受信ブロツク内の両方のバス導線BUSH及びBUSLの電圧レ
ベルを監視するため、不変に規定される量である。
図6による装置側では、バストランシーバの受信部分
にあつて模範的に3つの比較器121.1〜121.3を含むアナ
ログ構造の負の給電端子DCが、アースGNDに接続され、
従つて適当な半導体開閉回路内のチツプGNDの電位を持
つている。ここで閾値電圧VTH又はVTLを発生する比較器
121.2及び121.3用の閾値電圧源121.4及び121.5が、検査
の必要に応じて設定されるか、又はオフセツトで支えら
れる。これらの閾値電圧に対して、通常は両方のバス導
線BUSH及びBUSLの電圧レベルが、受信運転において弁別
される。ここで関心のある基準電位検査のために、受信
のため比較器121.1と評価論理回路128との間に通常使用
されるデイジタル路121.17を、必要な場合遮断すること
ができる。
類似な別個の2比較器構造が、(固定比較閾値を持つ
ことができる)受信部分外にも、例えば検査可能なバス
トランシーバの構成部分として設けられ得ることも、明
らかである。これは、一方又は両方のバス導線の電位の
データ信号に連結するサンプリング用の簡単な手段と組
合わされることができ、その際データ信号の連結側辺の
選択に応じて、優勢又は劣勢な信号レベルが選択的に検
出可能である。図8に関連して更に示すのと同じよう
に、サンプリング時間間隔はバスビツト時間より短く選
ばれ、読出し時間はなるべくバスビツト時間の最終部分
へ置かれる。それによりビツト信号肩部にある行過ぎ及
び/又は減衰による測定誤差を大幅に小さくすることが
できる。本来のサンプリングは、公知のように任意のや
り方で、例えば急速書込みA/Dマイクロコントローラに
よつても、行うことができる。これについては同時に提
出された出願〔4〕に詳細に記載されているので、この
ような詳細に関してはこの記載が参照される。
図3とは異なり図7による変形例では、選択的に1つ
又は2つの優勢な電圧レベルによる検査のために、2つ
の制御可能な別々のオフセツト電圧源QSL及びQSHが設け
られ、電圧源QSLは送信最終段133に関しても有効な図3
の電圧源に相当している。バス線最終段133Lの負の供給
電位を高めるため、付加的な電圧源GSHは、それがバス
線最終段133Hの正の供給電位VCC又はVBATT又はVTの適当
にデイジタル制御可能な変化を可能にするように、接続
されている。従つてここでは、バスへ供給する両方の源
レベルが変化可能であり、即ち低源レベルが高源レベル
とは無関係に又はその逆に変化可能である。
例えば制御可能なオフセツト電圧源QSLが0〜3Vの電
圧範囲にわたり、制御可能なオフセツト電圧源QSHが8V
又は3〜0Vの電圧範囲にわたることができる。従つてオ
フセツト電圧源QSHの供給電位がどんな高さであるかに
応じて、この装置では、0〜3Vの優勢な低源レベル及び
8又は3〜0Vの優勢な高源レベルが設定可能である。実
際には両方のオフセツト電圧源QSL及びQSHは、交互にか
つ同時に互いに無関係に使用可能である。
図8による装置部分も同様に、例えばバス線BUSLへの
優勢な電位規定を可能にする。模範的に可能な構成の重
要な素子のみが示されている。例えばオフセツトのもと
でバス線の給電を許さない状態が存在する時、ここで実
現される源電位の直接制御を阻止する素子が、特に省略
されている。重要な素子は、給電端子GNDと例えばVT
はVBATTとの間にあるサンプルホールド回路2010Lであ
る。この回路はバス線BUSLに例えば直接接続される入力
端を持つている。更になるべくデータ信号TxDにより側
辺をトリガされるパルストリガ回路2011Lが設けられ
て、データビツト時間内で矢状の刻時側辺に続く非常に
短い読出しパルスSPを発生し、このパルスは模範的にGN
Dへ向けられている。このサンプルホールド回路2010L
は、入力側のサンプリング回路のほかに、例えば保持素
子及び必要な場合出力側の従来技術によるインピーダン
ス変換手段を含んでいる。読出しパルスが発生されると
(正のマスキング)、データ信号TxDのそのつど作用す
る活性化側辺によりトランジスタ1303が導通制御され
る。この措置により、短時間遅れて、導通するトランジ
スタ1303を介する読出しの瞬間に、制御可能なオフセツ
ト電圧源QSLの出力側から最終段トランジスタ1030及び
ダイオードDL及び保護抵抗RLを経てサンプルホールド回
路2010Lの入力側へ至る制御回路が閉じられる。サンプ
ルホールド回路2010Lから出力される読出し量及びD/A変
換器199.2Lの規定目標値は、オフセツト電圧源を設定す
るため、接続部を介してこのオフセツト電圧源QSLへ供
給される。パルストリガ回路2011Lの活性化入力端及び
オフセツト電圧源QSLの不活性化入力端に加えられるENA
信号NENA信号により、アースGNDへの短絡のためオフセ
ツト電圧源が始動され、2011Lにおける読出しパルス発
生が阻止される。この状態で、オフセツト電圧源QSL
作用しない。
前述した装置素子及び同時に提出された出願〔4〕に
記載されている装置素子は、ここに述べた方法の実施を
可能にするのに適している。
図9は、ここで模範的にアース欠陥のあるバス端末装
置へのデータ伝送の通信状態を示している。ここで右の
線図部分には、例えば図2の模擬モデル199Aにより発生
されかつ時間マークt1とt2との間で傾斜路状に上昇する
模擬電圧VSGが示され、左の線図部分には、時間マークt
2とt4との間に生じる窓が示され、この窓内でアース欠
陥のあるバス端末装置又は端末装置にある受信機へのデ
ータ伝送が可能である。ここで時間t1に模擬電圧VSG1
達し、時間t2に模擬電圧VSG2に達する。この図から直ち
にわかるように、例えば傾斜路状に延びる模擬電圧の代
りに、量子化される模擬電圧が使用され、即ち時間にわ
たつて段階状の推移が使用され、即ち回路網の幅で固定
数の段階から成る各段に、可能なオフセツト電圧値が相
当していると、システム内の評価を著しく簡単化するこ
とができる。
この図により更にわかることは、バスにある受信機に
おいて非常に高い模擬電圧VSGの最初の規定の際、及び
続いてこの電圧減少の際、最初の受信能力として得る端
末装置は、場合によつては回路網においてアースに対し
て最大の基準電位誤差で求められる端末装置である(そ
うでない場合受信機の申し分のない機能を前提とし
て)。
逆にバスにある送信機において零又は非常に近い模擬
電圧VSGの最初の規定の際、及び続いてこの電圧の上昇
の際、結局最後の受信能力として得るバス端末装置は、
場合によつては回路網においてアースREM GNDに対して
最大の基準電位誤差で求められる端末装置である(図2
も参照)。
図9は、逆に次の場合、即ち例えば送信する端末装置
が例えば全運転負荷において足点欠陥電圧VFGを持ち、
模擬モジユールが補償する模擬電圧VSGを発生し、この
模擬電圧受信のため弁別すべき少なくとも1つの電圧レ
ベルを欠陥電圧の方向へ移動させる場合についても、読
める。
回路網にあるすべての受信機が、いずれにせよ図2に
示す端末装置内部の基準電位母線SYS GNDに関して、
(システムに固有な公差限界内で)通告受信のための正
しい閾値をいつものように持つているものと仮定して、
送信機における模擬電圧VSGの単調な変化の際、及びバ
ス又は検査を受けるバス線における一定な負荷状態で、
バス端末装置の受信能力の獲得又は喪失の順序から、こ
れらの端末装置における基準電位REM GNDに対するオフ
セツトの相対高さを推論することができる。これは、1
線及び2線の検査条件のもとで全般に成立する。
上記のことを考慮して図2から直ちに読取れるよう
に、バスBUSH,BUSLから見て、どのようにしてトランシ
ーバ100,100′の受信機及び/又は送信機又はその弁別
受信閾値又は優勢な源レベルを電位に関して高められ、
又はバスに関して有効なその運転レベルが誤らされるか
は、重要でない。
同じことが劣勢レベルについても同じようにいえる。
電位欠陥(誤差)に関して、本発明による方法につい
て、回路網の幅で入手可能な電位(REF GND)に関し
て、オフセツトについて、バスから見てREF GNDに関し
て有効な受信閾値又は送信の場合優勢な源レベルを決定
するため端末装置のトランシーバ100,100′の受信機又
は送信機にあるこのような部分のみに影響を及ぼせば充
分である。
図10には模範的で比較的簡単な構造を持つ状態マツプ
が示されている。しかしこの構造は、回路網の与えられ
た状態及びその運転上の特徴及び特有な欠陥確率に応じ
て、異なる性質を持つこともできる。
本発明の意味における状態マツプは、最も簡単な場
合、特にシステムの端末装置の表を含みかつ端末装置EC
U1〜ECU8の通信にとつて重要な信号判断基準についての
状態データを記憶する記憶装置範囲である。しかし本発
明の範囲内で、状態マツプは、この純物理的な最小具体
化を越えるものとして解釈される。例えば状態マツプ
は、概念的に記憶装置を補助する補助回路手段及び少な
くとも1つの計算機プログラムの素子を一緒に含むこと
ができ、これらの素子は、その中でデータ即ちその内容
を変化し、データをその中で順次異なるように配置する
か、又は固定的に規定されるマイクロプログラミングに
より特定のデータから他のデータを誘導するために必要
である。このような誘導は、本発明の範囲内で、例えば
特定の端末装置に関して種々の端末装置の検査に応じて
行うことができ、即ち測定証明としての1つの付加的な
端末装置又は複数の付加的な端末装置の関与で、又は複
数の端末装置と1つ又は複数の端末装置に関する状態マ
ツプとの間の確認検査運転(承認者としての状態マツプ
による証明運転又は承認運転)に関連して、行うことが
できる。この理解により、本発明の意味における状態マ
ツプは、例えば端末装置ECU1〜ECU8の各々に含まれてい
るような計算機に関連して見るべきである。
状態データは、個々の端末装置に関してシステムの弁
別、検査又は測定により求められ、従つて結局端末装置
自体によつて求められる。これは例えば回路網化される
システムの運転用ソフトウエアの少なくとも特定の部分
によるか、又はその完全な制御のもとで行われる。
このような状態マツプには、例えば少なくとも1つの
欠陥間隔寸法及び/又は信号判断基準に関する傾向量の
ような誘導される量も、(発生されかつ)記憶されるこ
とができる。本発明の意味における状態マツプは、いず
れにせよ、端末装置及び/又は回路網のトポロジー内に
おけるその位置と、時間的変化の可能性及び/又は危険
性を受けて端末装置間の回路網幅の通信の妨害という結
果を伴う端末装置又は端末装置の場所の特有な信号判断
基準との、一義的な対応関係を生じる。
これに関連して状態マツプは、特に過去へさかのぼる
この種の対応関係も生じ、これから発生原因及び/又は
発生期間及び/又は欠陥確率の程度(例えば欠陥間隔寸
法が小さすぎる)又は欠陥潜在性(例えば2線運転がま
だ可能であるが、1線運転は必要な場合にも既にもはや
不可能)について述べる可能性が生じる。状態マツプの
それ以外の性質は、請求項を反映する明細書の前文から
わかる。上述したように、これらは決して基準電位欠陥
の処理に限定されないか、システムにおいて信号判断基
準がどのように弁別、検査又は測定されるかのやり方
に、限定的に結びつくものではない。
この意味で、図10による状態マツプは、模範的に識別
部分A、データスタツクB、及びデータ処理部分Cに区
分される。微細構造に関係なく、この区分は非常に多く
の場合適切である。ここで識別部分Aは模範的に表A1を
含み、この表を介して各システム識別子及び/又はシス
テムの各端末装置に、必要に応じてそのトポロジー識別
又は回路網内におけるトポロジー識別子を対応させるこ
とができる。この目的のため、ここでは例えば領域A2に
“端末装置識別”が、また領域A3に“回路網トポロジー
識別”が対応せしめられている。
識別部分Aにより処理されるデータは、データスタツ
クBへ供給可能である。データスタツクBは4つの信号
判断基準のために4つのレジスタスタツクB1〜B4を持つ
ている。一番上のスタツクレジスタB4.1には、システム
の個々の端末装置用の最も新しい第4の信号判断基準の
データがあり、一番下のスタツクレジスタB4.2には最も
古い第4の信号判断基準のデータがある。信号判断基準
によるこの構成は、回路網化されるシステムを別の端末
装置だけ後で拡張するために利点を与える。4つのレジ
スタスタツクB1〜B4は、操作ソフトウエア及び共同作用
する計算機環境の微細構造に応じて、選択なしのアクセ
スでFIF0又はLIF0として構成可能である。レジスタスタ
ツクB1〜B4からのデータは、データ処理部分Cへ供給可
能である。この部分Cは模範的に1つのデータ選択領域
C1及び1つの処理領域C2のみを含んでいる。後者の領域
C2は、データ例えば傾向量ただし例えば警報フラグの誘
導に用いられる。このような警報フラグにより、例えば
図1において、状態マツプMP1からバスを介して端末装
置ECU7の通報素子ADを始動させることができる。
データは、揮発的又は不揮発的に、いずれも部分的に
異なるように、マツプに保持することができる。例えば
表A1の不揮発的記憶の場合、システムの運転開始の際こ
の表がそのつど負荷されねばならない。状態マツプSMP
が、状態マツプの万一のデータ供給に用いられる検出路
SDIを介して供給される。信号判断基準を特徴づける状
態データは、状態路SDO1及びSDO2を介して選択されて、
マツプから取出し可能である。システム又は端末装置の
信号判断基準に関して誘導されるデータは、なるべく特
別な状態略SDO3を介してマツプから取出し可能である。
例えば図1の検査装置ETUは、選択されたデータを、S
DO1及び/又はSDO2及びバスを介して、自身の処理のた
めに読出すことができる。これは、膨大な検査プログラ
ムを持つ修理工場機器が存在する時適切である。しかし
このような読出しは、SDO3を介して状態マツプから誘導
される特定の種類のデータ、又は例えば傾向を評価する
限界値超過のため部分C2にセツトされる特定のフラグが
読出し可能であることに関係せしめられる。これは、検
査装置ETUが例えば小さい携帯検査器であり、必要な場
合にのみ大きい修理工場機器で引続く処理のためデータ
媒体に記録する時、適切である。
表A1は、例えば監視すべき信号判断基準の数に応じて
多チヤネルでデータスタツクBを出力側で操作する入力
側マルチプレクサに代えることもできる。しかしシステ
ムにおける通信妨害は、一般に回路網の異なる場所で全
く異なるように影響を及ぼすので、このような表は多く
の場合次のような利点を与える。即ちこの表を介して、
必要な場合信号判断基準がシステムの通信節点にトポロ
ジー的に対応可能であり、即ちシステム担体の特定の場
所に対応可能である。この対応は、信号判断基準の特定
の欠陥間隔寸法の破断の際、状態マツプを運転するソフ
トウエアに関連して、特定の端末装置に関して、欠陥原
因に固有なトポロジー的近さにある(ここに選ばれた電
位欠陥の例では例えば同じ接続点即ち場所から複数の端
末装置の信号給電)他の端末装置を、状態マツプが優先
的に又は強力に検査に一緒に含めることができるように
するのに役立つ。
それにより通信能力がまだ存在する場合、通信欠陥の
危険のある端末装置の回路を求め、それから例えば指示
ADを介してサービスの要求の種類及び緊急性を誘導する
ことができる。通信能力の制限又は障害が既に起こつた
場合、その直前までマツプに記憶された状態データか
ら、システム担体に起こりそうな欠陥要因及びその場所
を速やかに簡単に限定し、例えば図1による検査装置ET
Vによつて読出すことができる。
図11は、最初の請求項による方法の流れ図を示し、明
細書の前文におけるような最小説明は示されておらず、
選択的な種類の模範的な若干の拡張がなされている。こ
こではわかり易くするため模範的に、回路網化されるシ
ステムにあるすべての端末装置がすべての信号判断基準
に関して検査されることを前提としている。
段階10.1において、例えば給電して始動することによ
つて、システムの運転可能性が与えられる。段階10.2に
おいて回路網化されるシステムの使用可能性を検査しか
つ保証するソフトウエアが活性化される。このソフトウ
エアは回路網の運転用ソフトウエアに統合されている
と、回路網化されるシステムの運転用ソフトウエアの活
性化中に活性化が行われる。段階10.3において回路網化
されるシステムが初期化される。既にこれに関して、ま
ず回路網の幅ですべての端末装置を所定の運転状態に制
御することができる。次の段階10.4において、回路網化
されるシステムの初期化がうまく終了したか否かの問合
わせが行われる。欠陥のためこれが不可能だつた場合、
エラー・オン・スタートアツプ欠陥処理(FAIL)通路1
0.Aを介して行われる。初期化をうまく終了できた場
合、段階10.5において状態マツプから、次の(現在従つ
て最初の)検査すべき端末装置及び/又は次の(現在従
つて最初の)検査すべき信号判断基準を記述するデータ
が取出される。段階10.6においてこれらのデータを、現
在行うべき検査が既に検査された(即ち最初の)端末装
置及び/又は既に検査された(即ち最初の)信号判断基
準に関するものであるか否かについて問合わせることが
できる。yesの場合、後述する段階10.11への分岐10.Bが
行われる。noの場合段階10.7において、現在選択されて
いる端末装置に関して、現在の信号判断基準の弁別又は
検査又は測定が行われる。それから段階10.8において、
検査可能性が与えられかに/又は結果が原則的にもつと
もらしかつたか否かが問合わされる。noの場合既に(少
なくとも潜在的な)通路欠陥が存在し、分枝10.Cを介し
て、例えば一方では端末装置及び/又は信号判断基準に
結びつくテスト・フエイル表示従つて例えば図1のECU7
におけるADを行い、他方では段階10.10において状態マ
ツプの部分C2にある適当な欠陥フラグのセツトを行う
(誘導された状態データ)ことができる。yesの場合段
階10.9において、データの形で弁別又は検査又は測定の
結果が、状態マツプの部分Bにあるレジスタスタツク
(B1…B4)へ記録される。段階10.9及び段階10.10の後
に、段階10.5の前への戻りが行われ、それから次の二次
サイクルが次の端末装置及び/又は信号判断基準を開始
する。最後に上述した分枝10.Bに達すると、段階10.11
において、少なくとも1つの検査される信号判断基準に
関して回路網化されるシステムの少なくとも1つの欠陥
間隔寸法が求められる。最後の段階10.12において、選
択的に、マツプからの問合わせのため状態マツプの部分
C1へ状態データを選択し、かつ/又は次のサイクルの準
備のため以前のデータへの現在のデータの“移動”(従
つて配置換えによるデータの老化)を行うか、又は次の
開始される検査実行のため準備することができる。出口
10.Eを介して前述した検査ルーチンが停止される。それ
から回路網化されるシステムの運転用ソフトウエアによ
り、入口10.Fで段階10.5の活性化により次の検査サイク
ルが開始されるまで、状態マツプは例えば待機モードへ
入ることができる。
選択肢として、更に段階10.13も示され、段階10.3か
ら10.Gを介して開始される。段階10.3には例えば次の事
情がある。即ち段階10.3において回路網化されるシステ
ムが初期化される。初期化は例えば通常の場合特定の限
界時間後終了する。通路10.Iを介して段階10.13におい
て、行われた初期化に関してこのために設けられる限界
時間を超過したか否かを検査することができる。これ
は、システムに固有に、例えば最初にまず特定の信号判
断基準を端末装置に関して又は逆に特定の端末装置を信
号判断基準に関して検査するのを適切と思わせる既知の
条件のため、排除することができない。10.Hを介して適
当に特別な選択が、例えばその点で望ましくない端末装
置又は信号判断基準を第1の二次サイクル用の状態マツ
プにマークすることによつて行われる。既に第1の二次
サイクル後11.Gを介する初期化信号がないので、10.D〜
10.Iは作用せず、従つて前記のマスクは消去され、段階
10.5は上述したように実行される。
ここまでは、回路網化されるシステムのすべての端末
装置がすべての信号判断基準に関して検査されることを
前提としている。これは、多くの場合及びいずれにせよ
システムの電源接続後有意義である。しかし図11による
流れ図を維持しながら、単に特定の段階の機能内容のみ
を重ね書きすることによつて、簡単にそれから離れるこ
とができる。例えば段階10.5において次の検査すべき端
末装置のみを状態マツプから取出し、段階10.13に信号
判断基準カウンタの機能を割当てるように、段階10.5及
び10.13を重ね書きすることができ、この信号判断基準
カウンタは、それぞれ10.D及び10.Iを介して端末装置を
数えた後、状態マツプからの規定に従つて10.Hを介して
次の検査すべき信号判断基準を固定的に規定する。状態
マツプからの同じ規定中に、特定の端末装置のみへの任
意の限定も行うことができるのは明らかである。更に例
えば段階10.11及び10.12の機能内容が重ね書きされて、
段階10.11において欠陥間隔寸法が現在検査中の信号判
断基準に関してすべての検査される端末装置について形
成され、段階10.12において最小の欠陥間隔寸法を持つ
端末装置がマークされるようにすると、例えば請求項6
による方法が実現される。
図12a,図12b及び図13は、基準電位欠陥の検査の選択
される特別な例について、請求項2による変形方法を示
している。
ここで図12aは、受信する端末装置の検査のため送信
する端末装置が送信レベルを変化する時、欠陥のないデ
ータ伝送の窓を示している。
ここで“N"により、通常データを送信する端末装置か
らバスへ送信されかつデータ伝送の障害のない運転の場
合受信端末装置により検出される電圧レベルが示されて
いる。“L1"及び“L2"で公差閾値が示され、データ伝送
の際受信端末装置の電圧値がこれらの公差閾値内でまだ
検出されねばならない。
更に上方へ移動した別の電圧レベル“S"、及びそれに
対応して同様に移動した限界値“SL1"及び“SL2"も示さ
れている。送信する端末装置のこのように高い電圧レベ
ルは、受信する端末装置の基準電位が適当に下方へ移動
している時、受信する端末装置により例えば少なくとも
1つの正常な公差値“L2"に相当する電圧レベルとして
検出される。上述したように、これは例えば欠陥のある
アース接触のため起こることがある。
図12bには。受信の際電位欠陥の疑いのある端末装置
のバスの際データを受信する端末装置の模範的な電圧推
移USが示されている。時点t2に、導線が電圧値“L2"に
相当する電圧レベルを印加される。しかし図示した実施
例では、データを受信する端末装置は、欠陥のあるアー
ス接触のため、通常電圧レベル“L"に結びつく真実状態
を推論するために、もつと高い電圧レベル“SL2"を必要
とするので、時点t2に受信する端末装置は、データが送
信されることをまだ検出することができない。
更にわかるように、データを送信する端末装置は、こ
の真実状態に結びつくべき送信レベルUSを高める。図示
した実施例では、レベルの上昇は連続的に行われる。し
かしこの上昇は、異なるやり方でも、例えば多少小さい
段階で行うことができる。
送信レベルUSが限界値“SL2"に達すると、受信する端
末装置により、通常正常な送信レベル“N"に対応する真
実状態が推論される。目標値L2に対する差から下の限界
値SL2を検出することにより、考慮されている端末装置
のために受信側基準電位の移動が既に見出されているの
で、送信レベルのそれ以上の上昇を中止することができ
る。
他方多数の端末装置から、t4〜t5の時間に最大の電位
欠陥を持つ端末装置のみがデータを受信できるまで、回
路網レベルUSが更に高められ、USからSL1に上昇した時
にこの端末装置が時点t5に最後の端末装置として受信不
可能になることによつて、最大電位欠陥を持つ端末装置
の容易に検出することができる。更に評価のため、適当
な値が状態マツプに記憶され、そこで使用可能に保たれ
る。
方法の実施例が図13に示されている。
まず段階13.1で、少なくとも値“L2"に相当する電圧
レベルUSが受信する端末装置により検出される(され
た)か否かが検査される。noの場合段階13.2への移行が
行われ、そこで送信する端末装置の送信レベルがある値
だけ高められる。それに続いて段階13.1へ戻る。段階1
3.1において、電圧レベルUSが“L2"より大きいか又はこ
れに等しいことが受信する端末装置によつて検出される
(された)時、段階13.3への移行が行われ、そこでこの
検出のために最後に必要とされる送信電圧レベルを表わ
すデータ登録が状態マツプへ行われる。
図14a,14b及び15は、基準電圧欠陥の検査の選ばれた
特別例について、請求項3による変形方法を示してい
る。
図14aは、送信する端末装置の検査のため受信する端
末装置が弁別基準電圧レベルへ変化する時、欠陥のない
データ伝送の窓を示している。
ここで“N"で示される電圧レベルの目標値は、通常障
害のない運転の際データを送信する端末装置によりバス
へ送り出され、データ伝送の障害のない運転の際受信す
る端末装置によつて検出される。“L1"及び“L2"により
示される公差閾値内で、現われる電圧値は受信する端末
装置によりデータ伝送の際まだ検出されねばならない。
更に上方へ移動した電圧レベル“S"、及びそれに対応
する同様に移動した限界値“SL1"及び“SL2"も示されて
いる。送信する端末装置のこのような高い電圧レベル
“S"は、データ送信機の基準電位が適当に上方へ移動し
た時に、送り出される。上述したように、これは例えば
不完全なアース接触のため起こることがある。
しかし図示した実施例では、データを受信する端末装
置は、送信する端末装置の不完全なアース接触のため、
通常電圧レベル“N"に結びつく真実状態を推論するため
に、限界値“SL2"に相当する一層高い弁別基準電圧を必
要とするので、時点t2に受信する端末装置は、データが
送信されることをまず検出することができない。時点t2
に、下の限界値L2に相当する弁別基準電圧を持つ受信端
末装置は、データを検出できるか否かを監視し始める。
図14bには、送信の際電位欠陥の疑いのある端末装置
の検査の際、データを受信する端末装置のデータの弁別
基準電圧UEの模範的な推移が示されている。時点t2に、
送信する端末装置の導線が送信レベルを印加されるが、
送信する端末装置に存在する基準電位欠陥のため、受信
する端末装置によりデータを検出することがまだできな
い。
次に受信する端末装置において、受信弁別基準電圧UE
が、データの伝送が検出される値“SL2"まで高められ
る。図示した実施例では、受信側の弁別基準レベルの上
昇は連続的に行われる。しかしこの上昇は、他のやり方
例えば多少小さい段階でも行うことができる。
受信側の弁別基準レベルUEが限界値“SL2"に達する
と、受信する端末装置により、通常正常な送信レベル
“N"に対応する真実状態が推論される。受信側の弁別基
準レベルUEの引続く上昇は、一般に起こらない。なぜな
らば、目標値L2に対する差からの下の限界値SL2の検出
により、送信側基準電位の移動が既に見出されているか
らである。
他方UEがSL1へ上昇した時点t5に最大電位欠陥を持つ
端末装置がもはや受信されなくなるまで、時点t4とt5
の間の時間にこの端末装置のみが受信されるまで、受信
側弁別基準レベルUEが更に高められることによつて、多
数の送信する端末装置から、最大の電位欠陥を持つ送信
端末装置を容易に検出することができる。更に評価のた
め、適当な値が状態マツプに記憶され、そこで使用可能
に保たれる。
図15に方法の実施例が示されている。
まず段階15.1において、少なくとも値“L2"に相当す
る信号レベルが受信する端末装置により検出されるか否
かが検査される。noの場合段階15.2への移行が行われ、
そこで弁別基準電圧UEの上昇により、その受信器の応答
電圧閾値の上昇が行われる。それに続いて段階15.1への
戻りが行われる。段階15.1において受信する端末装置に
よる“L2"より大きいか又はこれに等しい信号レベルが
検出されると、段階15.3への移行が行われ、この検出の
ために必要な受信側弁別基準レベルを表わすデータ登録
が状態マツプへ行われる。
図16は、システム幅に延びる等電位母線GNDに関して
基準電位欠陥を検出する特別な場合に、端末装置におい
て所定の条件がどのように形成可能であるかを示してい
る。
システム端末装置ECUは、バスBUSH,BUSLに接続されか
つ前記の等電位母線GNDに対して電位+VBから運転電流
を供給される電子装置16.1を含んでいる。電位GNDへの
電流路には、監視又は検査すべき導線抵抗又は接触抵抗
があり、GNDを介して端末装置ECUに関して電位欠陥ずれ
作用を持つている。電子装置16.1の構成部分は、負荷開
閉素子16.3であり、この開閉素子を介して、例えば端末
装置ECUに一緒に含まれる電流負荷16.4例えば電流源又
は検査負荷抵抗が、BUSH,BUSLを介する要求に応じて短
時間給電可能である。しかし電流源の場合、16.3及び1
6.4の機能をいわば統合されて含む制御される電流源と
することができる。こうして負荷開閉素子16.3の始動の
期間、高められたアース電流を等電位母線GNDへ流させ
ることが可能である。その代わりに、端末装置ECUから
アースGNDへ電流を供給される外部運転負荷の始動も可
能である。等電位母線GNDへこのように行われる通電
(電流負荷又は外部運転負荷の電流源の性質のない場
合)は抵抗16.2に関係することがあるので、特別な場合
端末装置ECUの外部にかかる運転電圧又はそれから誘導
される電圧UPLTを電子装置16.1において弁別又は検査又
は測定し、これに関して適当な状態データを発生し、少
なくとも1つの状態マツプに記憶し、かつ/又は処理及
び/又は評価するのが、適切なことがわかる。その際重
要なことは、端末装置ECU内のこの電圧が電位+VBから
制御にすることなく得られることである。なぜならば、
この電圧は、そうでない場合状態マツプにおいてもつと
もらしさの評価のための基準電圧として使用不可能だか
らである。
前述した措置により、回路網化されるシステムの種々
の端末装置相互の電位移動を検出することができる。複
数の端末装置の電位移動が比較されると、個々の端末装
置のアース欠陥の問題について確実に述べることができ
る。例えば複数のデータ受信機が1つのデータ送信機に
対して電位移動を示す場合、例えば状態マツプから、デ
ータ送信機がである受信機に対して電位移動を示し、そ
の逆ではないことを理論することができる。このような
検出のために、回路網にある複数の端末装置を、状態マ
ツプに関して証明又は承認の機能に特に有利に関与させ
ることができる。
本発明による方法は、回路網化されるシステム内の通
信を阻害しその点でシステムの使用可能性を疑問にする
他の欠陥の早期検出にも通している。この状態マツプ又
は1つの状態マツプは、1つの端末装置に有利に記憶さ
れるか、複数の状態マツプが回路網化されるシステムの
複数の端末装置において制御又は運転及び/又は記憶さ
れる。状態マツプは、回路網化されるシステムに接続可
能な検査装置により有利に読出すことができる。その場
合回路網化されるシステムにおける機能障害を生じる前
に、その発生に含まれる欠陥を除去することが早期に可
能である。
前述した方法の詳細の図示してない展開に関して、明
細書の前文における特徴の説明及び理解のため最初にあ
げた書類〔1〕〜〔4〕が参照される。
フロントページの続き (72)発明者 ゼルツエル,ユルゲン ドイツ連邦共和国 デー−75428 イリ ンゲン ブルツクネルシユタツフエル 1 (72)発明者 ミヌス,ユルゲン ドイツ連邦共和国 デー−73054 アイ スリンゲン メツケンヴエーク 16 (56)参考文献 特開 平4−186934(JP,A) 特開 平4−239296(JP,A) 特開 平4−286250(JP,A) 特開 平5−276161(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 H04L 25/02 302

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データバスシステムの多数の端末装置が、
    1つ又は複数の導線から成るバス回路網(BUSH,BUSL
    を介してデータを交換し、所定の端末装置(ECU1〜ECU
    8)により特定の電圧レベルが前記導線に印加されるこ
    とによって、少なくとも個々の端末装置(ECU1〜ECU8)
    が前記導線を介してデータを送信し、また少なくとも1
    つの受信端末装置により前記導線の電圧レベルの上昇又
    は下降を少なくとも1つの信号判断基準に基づいて監視
    されることによって、当該受信端末装置において前記デ
    ータが電圧レベルに基いて評価される、システム担体に
    付属するデータバスシステムの使用可能性の検査及び保
    証方法において、 システムの運転中に、前記バス回路網(BUSH,BUSL)に
    生じる信号が、すべての端末装置(ECU1〜ECU8)に対し
    てバス回路網全体にわたって規定される条件のもとで、
    少なくとも1つの前記信号判断基準に関して、個々の端
    末装置により弁別又は検査又は測定(11.7)されて、 各端末装置(ECU1〜ECU8)のそれぞれの前記信号判断基
    準に関する特性状態データが生成され、システムの少な
    くとも1つの状態マップ(SMP)に収集されかつ分配し
    て記憶(11.9)され、 当該状態データが、前記信号判断基準に関して、検査さ
    れる端末装置(ECU1〜ECU8)の現在の状態及び少なくと
    も1つの以前の状態を特徴づけ、 当該状態データから、データバスシステムの少なくとも
    1つの欠陥の程度が、前記信号判断基準に関して得られ
    る(11.11)ことを特徴とする、データバスシステムの
    使用可能性の検査及び保証方法。
  2. 【請求項2】データバスシステムの多数の端末装置(EC
    U1〜ECU8)が、1つ又は複数の導線を介してデータを交
    換し、所定の端末装置(ECU1〜ECU8)により特定の電圧
    レベルが前記導線に印加されることによって、少なくと
    も個々の端末装置が前記導線を介してデータを送信し、
    また少なくとも1つの端末装置により前記導線の電圧レ
    ベルの上昇又は下降を監視されることによって、データ
    が少なくとも1つの端末装置により電圧レベルに基いて
    評価される、システム担体に付属するデータバスシステ
    ムの使用可能性の検査及び保証方法において、 データの正常な送信とは相違する電圧レベルで信号が送
    信されることによって、更に当該電圧レベルのどの程度
    の相違(Us)で少なくとも個々の端末装置がデータをも
    はや受信できないか(13.1)が検査されることによっ
    て、データを受信する端末装置(ECU)の機能を果たす
    能力が検査され、 少なくとも1つの状態マップ(SMP)が生成され、デー
    タを受信する個々の端末装置に関して、前記電圧レベル
    のどんな相違(Us)で少なくとも個々の端末装置がもは
    やデータを受信できないか(13.3)、及び/又は前記の
    電圧レベルのどんな相違で前記受信する端末装置が最後
    の端末装置としてデータをまだ受信できるかが、状態デ
    ータの形で前記状態マップに記憶される(B)ことを特
    徴とする、データバスシステムの使用可能性の検査及び
    保証方法。
  3. 【請求項3】データバスシステムの多数の端末装置(EC
    U1〜ECU8)が、1つ又は複数の導線を介してデータを交
    換し、所定の端末装置(ECU1〜ECU8)により特定の電圧
    レベルが前記導線に印加されることによって、少なくと
    も個々の端末装置が前記導線を介してデータを送信し、
    また少なくとも1つの端末装置により前記導線の電圧レ
    ベルの上昇又は下降を監視されることによって、データ
    が少なくとも1つの端末装置(ECU1〜ECU8)により電圧
    レベルに基いて評価される、システム担体に付属するデ
    ータバスシステムの使用可能性の検査及び保証方法にお
    いて、 データを送信する少なくとも1つの端末装置(ECU1;ECU
    1〜ECU8)により信号が送信されることによつて、更に
    受信される信号のレベルがデータの正常な送信の際の信
    号レベルの目標値(“N")からどの程度相違しているか
    が検査されることによつて、データを送信する端末装置
    の機能を果たす能力が検査され、 少なくとも1つの状態マップが生成され、個々のデータ
    を送信する端末装置に関して求められる前記相違の程度
    が、前記状態マップに記憶されることを特徴とする、デ
    ータバスシステムの使用可能性の検査及び保証方法。
  4. 【請求項4】前記少なくとも1つの信号判断基準とし
    て、データバスシステム内の個々の端末装置(ECU1〜EC
    U8)の基準電位が、弁別又は検査又は測定されることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記データバスシステム(S)内の前記受
    信する少なくとも1つの端末装置(ECU1〜ECU8)におい
    て前記基準電位の偏差が検出され、当該検出のために、
    前記バス回路網(BUSH,BUSL)の少なくとも1つの導線
    (BUSH及び又はBUSL)へ供給される少なくとも1つの優
    勢な供給電圧レベルの弁別又は測定(11.7)が行われ、
    その際それぞれ供給される優勢な供給電圧レベルが、正
    常な優勢信号レベルに対してそれぞれの相違せしめられ
    (Us)、前記受信する端末装置により得られる弁別又は
    測定の結果に応じて、それぞれ相違の程度が前記状態デ
    ータの形で前記状態マップ(SMP)に記憶されることを
    特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記正常な優勢信号レベルに対して相違す
    る少なくとも1つの優勢の供給電圧レベルを持つデータ
    信号が、前記データバスシステム(S)の少なくとも1
    つの端末装置(ECU1〜ECU8)により前記バス回路網(BU
    SH,BUSL)へ送信されることを特徴とする、請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】少なくとも1つの以前のシステム状態を特
    徴づける状態データが、少なくとも一時的に、現在のシ
    ステム状態を特徴づける状態データと共に、少なくとも
    1つの状態マップ(SMP)に保持されることを特徴とす
    る、請求項1、2又は3に記載の方法。
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