JP3294488B2 - 端末機器の制御方法 - Google Patents

端末機器の制御方法

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JP3294488B2
JP3294488B2 JP30443795A JP30443795A JP3294488B2 JP 3294488 B2 JP3294488 B2 JP 3294488B2 JP 30443795 A JP30443795 A JP 30443795A JP 30443795 A JP30443795 A JP 30443795A JP 3294488 B2 JP3294488 B2 JP 3294488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末機器の制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークシステムにおいて
は、ネットワークにファイルサーバのほかにワークステ
ーション、モデム、プリンタ等の端末機器が接続され、
前記ネットワークを介して端末機器を遠隔操作すること
ができるようになっている。図2は従来のネットワーク
システムを示す図、図3は従来の端末機器のブロック図
である。
【0003】図において、11はネットワークであり、
該ネットワーク11に接続されたファイルサーバ12
は、第1のワークステーション13、第2のワークステ
ーション14、及び第3のワークステーション15によ
って共有され、各第1〜第3のワークステーション13
〜15のネットワークユーザは、前記ファイルサーバ1
2に搭載されたハードディスクにアクセスすることがで
きるようになっている。
【0004】前記ネットワーク11には、同様に、モデ
ム16及びプリンタ17が接続され、さらに、前記モデ
ム16は公衆回線に接続される。そして、前記モデム1
6及びプリンタ17も前記第1〜第3のワークステーシ
ョン13〜15によって共有することができるようにな
っている。前記各第1〜第3のワークステーション13
〜15、モデム16、プリンタ17等の各端末機器は図
3に示すような構造を有する。
【0005】図3において、21は前記第1〜第3のワ
ークステーション13〜15(図2)、モデム16、プ
リンタ17等の端末機器、22はネットワークインタフ
ェース部、23は本体部である。そして、前記ネットワ
ークインタフェース部22は、ネットワーク信号を送受
信するトランシーバ24、通常データ等のビット信号を
復号化してビデオ信号にしたり、ビデオ信号を符号化し
てビット信号にしたりするエンコーダ/デコーダ25、
ネットワーク信号の物理階層プロトコル制御を行うネッ
トワークコントローラ26等から成り、また、本体部2
3は、端末機器システム本体部28、電源ユニット29
等から成る。
【0006】ところで、前記構成の端末機器21を遠隔
操作しようとする場合、電源ユニット29を遠隔操作に
よって作動させ、電源をオンにする必要がある。そこ
で、電源ユニット29によって予備電源電圧を常時発生
させておき、ネットワーク11を介して端末機器21を
遠隔操作する旨の電源オンコードがネットワーク信号に
乗せて送られてくると、前記電源オンコードをネットワ
ークインタフェース部22が認識し、電源ユニット29
に電源オン信号30を送り、本体部23のメイン電源電
圧を発生させて端末機器21の全体を立ち上げるように
している。
【0007】また、端末機器21の電源を遠隔操作によ
ってオフにするときは、端末機器21は既に作動させら
れているので、本体部23の電源オンシーケンス中にお
ける遠隔操作になる。したがって、電源オフのコマンド
が前記ネットワーク信号に乗せて送られてくると、端末
機器システム本体部28から電源オフ信号31が電源ユ
ニット29に送られ、メイン電源電圧が発生されなくな
るが、ネットワークインタフェース部22の予備電源電
圧だけはそのまま発生させられた状態に置かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の端末機器の制御方法においては、遠隔操作によって
電源をオンにしようとすると、各端末機器21のネット
ワークインタフェース部22の予備電源電圧を常時発生
させておかなければならないので、電気エネルギーの消
費量が多くなるだけでなく、端末機器21の寿命が短く
なってしまう。
【0009】また、各端末機器21の電源ユニット29
を、予備電源系とメイン電源系との2系統に分けなけれ
ばならないので、電源ユニット29のコストが高くなっ
てしまう。本発明は、前記従来の端末機器の制御方法の
問題点を解決して、電気エネルギーの消費量が多くなる
ことがなく、端末機器の寿命を長くすることができ、電
源ユニットのコストを低くすることができる端末機器の
制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の端
末機器の制御方法においては、ブート電圧に電源オンコ
ードを乗せて生成されたネットワーク信号をネットワー
クを介して受信し、受信したネットワーク信号を平滑化
し、直流分をブート電圧として取り出し、フィルタ手段
によってネットワーク信号から電源オンコードだけを取
り出す。
【0011】そして、前記ブート電圧によって電源オン
コード検出回路を作動させ、フィルタ手段からの入力信
号に基づいて電源オンコードを検出して電源オン信号を
発生させ、該電源オン信号によって電源ユニットを作動
させ、電源をオンにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における端末機器のブロック図であ
る。図に示すように、ネットワーク11に接続されたワ
ークステーション、モデム、プリンタ等の端末機器21
は、ネットワークインタフェース部22及び本体部23
から成り、該本体部23は、端末機器システム本体部2
8、電源ユニット29等から成る。
【0013】また、前記ネットワークインタフェース部
22は、ネットワーク信号を送受信するトランシーバ2
4、通常データ等のビット信号を復号化してビデオ信号
にしたり、ビデオ信号を符号化してビット信号にしたり
するエンコーダ/デコーダ25、ネットワーク信号の物
理階層プロトコル制御を行うネットワークコントローラ
26から成る。なお、該ネットワークコントローラ26
は、エンコーダ/デコーダ25からのビット信号を前記
端末機器システム本体部28に送る。
【0014】そして、前記ネットワークインタフェース
部22は、前記トランシーバ24から他の端末機器21
に送出されるネットワーク信号において、リモート電源
オン用の電源オンコードをブート電圧に乗せる電源オン
用ブート電圧ジェネレータ35、及び他の端末機器21
から受信したネットワーク信号におけるブート電圧をカ
ットするハイパスフィルタ36を有する。該ハイパスフ
ィルタ36は、ネットワーク11とトランシーバ24と
の間に配設される。
【0015】さらに、前記ネットワークインタフェース
部22は、電源オンシーケンスにおいて端末機器21の
電源をオンにするために、リレースイッチ37、平滑/
充電回路38、フィルタ手段としてのハイパスフィルタ
40及び電源オンコード検出回路39を有し、前記ネッ
トワーク信号は、リレースイッチ37を介して平滑/充
電回路38に、リレースイッチ37及びハイパスフィル
タ40を介して電源オンコード検出回路39にそれぞれ
送られる。なお、前記リレースイッチ37は、端末機器
21の電源がオフの場合に導通状態にされ、オンの場合
に非導通状態にされる。
【0016】したがって、他の端末機器21からリレー
スイッチ37を介してネットワーク信号が受信される
と、ハイパスフィルタ40によってブート電圧がカット
され、電源オンコード検出回路39には電源オンコード
だけが送られる。そして、前記電源オンコード検出回路
39は、電源オンコードが入力されると、電源オン信号
30を発生させて本体部23の電源ユニット29に送
り、通常電源電圧45を発生させるためのトリガにす
る。
【0017】また、前記ネットワークインタフェース部
22は、ネットワーク11の入力部にブート電圧検出回
路41を有し、該ブート電圧検出回路41は、通常電源
電圧45が発生させられているときに、電源オンシーケ
ンス中であることを検出すると、ブート電圧検出信号4
2を発生させ、ネットワークコントローラ26に対して
出力する。その結果、電源オンシーケンス中に通常デー
タの送信を行わないようにすることができる。なお、3
1は電源オフ信号、43はコード検出用電源電圧であ
る。
【0018】次に、前記構成の端末機器21における運
用シーケンスについて説明する。図4は本発明の第1の
実施の形態におけるネットワーク上の信号伝送手順を示
す図である。例えば、ネットワークユーザが、前記端末
機器21を操作することによってネットワーク11(図
1)に接続されている図示しないプリンタの電源をオン
にしたい場合、前記プリンタの電源オンコードが一定の
ブート電圧V1 に乗せられ、ネットワーク信号としてネ
ットワーク11に送出される。
【0019】すなわち、まず、通常シーケンスにおいて
通常データと衝突する可能性がないことが確認される
と、電源オン用ブート電圧ジェネレータ35は、ブート
電圧V 1 をネットワーク11に印加する。この場合、ネ
ットワーク11に接続されたすべての端末機器21がブ
ート電圧V1 を検出することができるように、第1の設
定時間T1の間、ブート電圧V1だけから成るネットワ
ーク信号がネットワーク11に送出される。
【0020】次に、第1の設定時間T1が経過すると、
遠隔操作をしようとする端末機器21に対応させて設定
された電源オンコードがブート電圧V1 に乗せられ、第
2の設定時間T2だけネットワーク信号としてネットワ
ーク11に送出される。なお、前記電源オンコードは、
遠隔操作を必要としない他の端末機器21の電源がオン
になることがないように、各端末機器21ごとに異なら
せて設定される。例えば、各端末機器21のネットワー
クアドレスを電源オンコードとして使用することもでき
る。また、前記第2の設定時間T2の長さは、電源オン
コードの情報量の多寡によって設定される。
【0021】そして、電源オンコードをブート電圧V1
に乗せた後、第3の設定時間T3の間、ブート電圧V1
だけから成るネットワーク信号がネットワーク11に送
出される。前記第3の設定時間T3は、遠隔操作をしよ
うとする端末機器21がネットワーク信号を受信して完
全に立ち上がり、ネットワーク11からアクセスするこ
とができるようになるまでの時間に対応させて設定され
る。
【0022】したがって、遠隔操作をしようとする端末
機器21は、第3の設定時間T3が経過するまでブート
電圧V1 を検出することになるので、他の端末機器21
からアクセスされることがなくなる。なお、ネットワー
ク11全体の性能を向上させるために、前記第1の設定
時間T1、第2の設定時間T2及び第3の設定時間T3
は、できる限り短く設定される。
【0023】次に、前記ネットワーク信号を受信し、本
体部23の電源ユニット29を作動させる手順について
説明する。まず、電源がオフである端末機器21におい
ては、通常電源電圧45が遮断されているので、リレー
スイッチ37が導通状態になっている。したがって、電
源がオフであるときに受信されるネットワーク信号は、
リレースイッチ37を介して平滑/充電回路38に送ら
れ、リレースイッチ37及びハイパスフィルタ40を介
して電源オンコード検出回路39に送られる。
【0024】そして、前記平滑/充電回路38は、ネッ
トワーク信号を平滑化し、直流分をブート電圧V1 とし
て取り出し、電源オンコード検出回路39にコード検出
用電源電圧43として供給する。また、前記平滑/充電
回路38は、電源オンコードが入力されたときのネット
ワーク信号を平滑化してブート電圧V1 を充電し、該ブ
ート電圧V1 の変動をなくす。
【0025】次に、電源オンコード検出回路39につい
て説明する。図5は本発明の第1の実施の形態における
電源オンコード検出回路のブロック図である。前述した
ように、電源オンコード検出回路39の前段にはハイパ
スフィルタ40が配設され、該ハイパスフィルタ40に
よってネットワーク信号のブート電圧V1 (図4)はカ
ットされ、純粋な信号成分だけが入力信号として電源オ
ンコード検出回路39に入力される。
【0026】そして、前記入力信号は、デコーダ50に
よってディジタル信号とクロックとにデコードされる。
前記ディジタル信号はシフトレジスタ51に送られ、一
方、クロックはシフトレジスタ51のほか、カウンタ5
2にも同時に送られる。そして、前記ディジタル信号を
構成するすべてのビットデータがシフトレジスタ51に
格納されると、カウンタ52が計時を終了し、前記クロ
ックをn分周することによって得られた信号1/nCL
Kが比較器54に対して出力される。
【0027】該比較器54は、前記シフトレジスタ51
からの各ビットデータと、不揮発性記憶素子53に格納
された電源オンコードとを比較し、両者が一致すると電
源オン信号30を発生させ、本体部23(図1)の電源
ユニット29に対して出力する。この場合、前記不揮発
性記憶素子53には、当該端末機器21に割り当てられ
た電源オンコードがあらかじめ格納されているので、前
記比較器54の比較結果によって、前記ネットワーク信
号が当該端末機器21に向けて送出されたものであるか
どうかを判断することができる。
【0028】なお、前記シフトレジスタ51からの各ビ
ットデータと電源オンコードとが一致しない場合には、
電源オン信号30は発生させられない。ところで、前記
端末機器21の電源がオンになると、ネットワークイン
タフェース部22の全体が作動し始める。このとき、前
記通常電源電圧45が発生させられるので、リレースイ
ッチ37は非導通状態にされ、以後、端末機器21の電
源がオフになるまで、その状態を維持する。したがっ
て、電源オンシーケンス中のブート電圧V1 の電気エネ
ルギーを電源がオフになっている端末機器21に効率良
く送ることができる。
【0029】また、電源オンシーケンス中に通常データ
がネットワーク信号として送出されることがないよう
に、ブート電圧検出回路41は、ネットワーク11に印
加されたブート電圧V1 を検出してブート電圧検出信号
42を発生させ、該ブート電圧検出信号42をネットワ
ークコントローラ26に対して出力する。そして、該ネ
ットワークコントローラ26は通常データの送信タイミ
ングを制御する。
【0030】次に、前記端末機器21の電源をオフにす
る場合は、端末機器21の電源が既にオンになっている
ので、ネットワーク11の通常の電源オフコマンドが使
用される。したがって、端末機器システム本体部28
は、前記ネットワークコントローラ26から送られたビ
ット信号が電源オフコマンドであることを確認すると、
電源オフ信号31を発生させ、電源ユニット29に対し
て出力する。
【0031】これにより、電源ユニット29は、端末機
器21の電源をオフにして通常電源電圧45を遮断す
る。その結果、リレースイッチ37が導通状態になり、
次の電源オンシーケンスに備える。このように、本実施
の形態においては、電源オンシーケンスを形成すること
によって、ネットワーク11に接続された任意の端末機
器21の電源をオンにすることができるので、予備電源
電圧を常時発生させておく必要がなくなる。
【0032】したがって、電気エネルギーの消費量を少
なくすることができるだけでなく、端末機器21の寿命
が短くなるのを防止することができる。また、各端末機
器21の電源ユニット29を、予備電源系とメイン電源
系との2系統に分ける必要がないので、電源ユニット2
9のコストを低くすることができる。なお、本実施の形
態においては、電源オンシーケンス中に通常データがネ
ットワーク信号として送出されることがないように、ブ
ート電圧検出回路41が、ネットワーク11に印加され
たブート電圧V1 を検出してブート電圧検出信号42を
発生させ、ネットワークコントローラ26に対して出力
するようになっている。
【0033】次に、ネットワーク11に印加されたブー
ト電圧V1 を検出することなく、電源オンシーケンス中
に通常データがネットワーク信号として送出されるのを
防止することができる第2の実施の形態について説明す
る。図6は本発明の第2の実施の形態における端末機器
のブロック図、図7は本発明の第2の実施の形態におけ
るネットワーク上の信号伝送手順を示す図である。な
お、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについて
は、同じ符号を付与することによってその説明を省略す
る。
【0034】この場合、ブート電圧検出回路41(図
1)が配設されないので、電源オンシーケンス中に通常
データがネットワーク信号として送出されてしまう。そ
こで、ネットワーク信号を受信した他の端末機器21
が、通常データと電源オンコードとを区別することがで
きるように、電源オンコードを送出する直前に電源オン
シーケンススタートコードを送出するようにしている。
【0035】また、該電源オンシーケンススタートコー
ドを送出する前に、平滑/充電回路38によって発生さ
せられるコード検出用電源電圧43が十分に立ち上がる
のに必要な第1の設定時間T1の間だけ、ネットワーク
11にブート電圧V1 を印加する。そして、第4の設定
時間T4の間だけ前記電源オンシーケンススタートコー
ドがネットワーク信号として送出された後、直ちに電源
オンコードが第2の設定時間T2の間、ネットワーク信
号として送出される。この場合、電源オンシーケンスス
タートコードと電源オンコードとの間に所定時間を置く
と、その間に別の端末機器21からネットワーク信号が
送出され、電源オンシーケンスが破壊される可能性があ
る。
【0036】そして、電源オンコードをブート電圧V1
に乗せた後、第3の設定時間T3の間、ブート電圧V1
だけから成るネットワーク信号がネットワーク11に送
出される。その後、ブート電圧V1 の印加を停止し、電
源オンシーケンスを終了する。次に、前記ネットワーク
信号を受信し、本体部23の電源ユニット29を作動さ
せる手順について説明する。
【0037】この場合、基本的には第1の実施の形態と
同様であるが、ブート電圧検出回路41が配設されない
ので、電源オンシーケンス中であることを検出すること
ができない。また、電源オンシーケンススタートコード
を処理する必要がある。なお、端末機器21の電源がオ
フである場合は、第1の実施の形態と同様に、受信され
たネットワーク信号は、導通状態にあるリレースイッチ
37を介して平滑/充電回路38に送られるとともに、
リレースイッチ37及びハイパスフィルタ40を介して
電源オンコード検出回路39に送られる。
【0038】図8は本発明の第2の実施の形態における
電源オンコード検出回路のブロック図である。なお、第
1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同
じ符号を付与することによってその説明を省略する。ま
た、電源オンシーケンススタートコードがmビット構成
であり、電源オンコードがnビット構成であるとする。
【0039】この場合、電源オンコード検出回路39に
入力される入力信号は、デコーダ50によってディジタ
ル信号とクロックとにデコードされる。前記ディジタル
信号はシフトレジスタ51に送られ、一方、クロックは
シフトレジスタ51のほか、カウンタ52、61にも同
時に送られる。そして、前記ディジタル信号を構成する
すべてのビットデータがシフトレジスタ51に格納され
ると、カウンタ52が計時を終了し、前記クロックをn
分周することによって得られた信号1/nCLKが比較
器54に対して出力される。
【0040】該比較器54は、前記シフトレジスタ51
からの各ビットデータと、不揮発性記憶素子64に格納
された電源オンシーケンススタートコードとを比較し、
両者が一致すると、切換信号63をマルチプレクサ62
に対して出力することによって、該マルチプレクサ62
を切り換え、不揮発性記憶素子53に格納された電源オ
ンコードを比較器54に送る。
【0041】続いて、電源オンコードに対応する入力信
号が本体部23に入力されると、ディジタル信号が同様
にシフトレジスタ51に送られる。そして、前記ディジ
タル信号を構成するすべてのビットデータがシフトレジ
スタ51に格納されると、カウンタ61が計時を終了
し、前記クロックを(m+n)分周することによって得
られた信号1/(m+n)CLKが比較器54に対して
出力される。
【0042】該比較器54は、前記シフトレジスタ51
からの各ビットデータと、不揮発性記憶素子53に格納
された電源オンコードとを比較し、両者が一致すると、
電源オン信号30を発生させ、本体部23の電源ユニッ
ト29に対して出力する。なお、前記シフトレジスタ5
1からの各ビットデータと登録データとが一致しない場
合には、電源オン信号30は発生させられない。
【0043】本実施の形態においては、電源オンシーケ
ンススタートコードと電源オンコードとを別々に発生さ
せるようにしているが、電源オンシーケンススタートコ
ードを含む電源オンコードを発生させることもできる。
そして、電源オンコードを送出した後、任意の時間でブ
ート電圧V1 の印加を停止することができる。なお、遠
隔操作をしようとする端末機器21がネットワーク信号
を受信して完全に立ち上がる前に、ネットワーク11か
らアクセスされることが考えられるが、図示しない上位
装置のプロトコルによる再送等の手段によって対応する
ことができる。
【0044】このように、電源オンシーケンス中である
かどうかを確認する必要がなくなるので、ネットワーク
コントローラ26はネットワーク信号を常時送出するこ
とができる。また、電源オンシーケンス中においても通
常データを送信することができるので、複数の電源オン
シーケンスを同時に形成することができる。したがっ
て、ネットワーク11の使用効率を向上させることがで
きる。
【0045】なお、第1、第2の各実施の形態において
は、電源オンシーケンスを形成するために、端末機器2
1においてブート電圧V1 を発生させ、ネットワーク1
1に印加するようにしているが、通常のネットワーク1
1を流れる信号を整流し、充電することによって電源に
することもできる。その場合、電源オンシーケンスを形
成する必要はなく、十分に分離させることができる低い
周波数の電源オンコードを通常データに乗せ、該通常デ
ータを送信するだけで任意の端末機器21の電源をオン
にすることができる。
【0046】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、端末機器の制御方法においては、ブート電圧に電
源オンコードを乗せて生成されたネットワーク信号をネ
ットワークを介して受信し、受信したネットワーク信号
を平滑化し、直流分をブート電圧として取り出し、フィ
ルタ手段によってネットワーク信号から電源オンコード
だけを取り出す。
【0048】この場合、ネットワーク信号が受信される
と、ネットワーク信号が平滑化され、直流分がブート電
圧として取り出される。また、ネットワーク信号はフィ
ルタ手段に送られ、該フィルタ手段によって電源オンコ
ードだけが取り出される。そして、前記ブート電圧によ
って電源オンコード検出回路を作動させ、フィルタ手段
からの入力信号に基づいて電源オンコードを検出して電
源オン信号を発生させ、該電源オン信号によって電源ユ
ニットを作動させ、電源をオンにする。
【0049】この場合、ネットワークに接続された任意
の端末機器の電源をオンにすることができるので、予備
電源電圧を常時発生させておく必要がなくなる。したが
って、電気エネルギーの消費量を少なくすることができ
るだけでなく、端末機器の寿命が短くなるのを防止する
ことができる。また、各端末機器の電源ユニットを、予
備電源系とメイン電源系との2系統に分ける必要がない
ので、電源ユニットのコストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における端末機器の
ブロック図である。
【図2】従来のネットワークシステムを示す図である。
【図3】従来の端末機器のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるネットワー
ク上の信号伝送手順を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における電源オンコ
ード検出回路のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における端末機器の
ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるネットワー
ク上の信号伝送手順を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における電源オンコ
ード検出回路のブロック図である。
【符号の説明】
11 ネットワーク 21 端末機器 29 電源ユニット 30 電源オン信号 39 電源オンコード検出回路 40 ハイパスフィルタ T1 第1の設定時間 T2 第2の設定時間 T3 第3の設定時間 V1 ブート電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−87456(JP,A) 特開 昭57−89357(JP,A) 特開 平6−112960(JP,A) 特開 昭57−87652(JP,A) 特開 平6−132968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/00 H04Q 9/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ブート電圧に電源オンコードを乗
    せて生成されたネットワーク信号をネットワークを介し
    て受信し、(b)受信したネットワーク信号を平滑化
    し、直流分をブート電圧として取り出し、(c)フィル
    タ手段によってネットワーク信号から電源オンコードだ
    けを取り出し、(d)前記ブート電圧によって電源オン
    コード検出回路を作動させ、フィルタ手段からの入力信
    号に基づいて電源オンコードを検出して電源オン信号を
    発生させ、(e)該電源オン信号によって電源ユニット
    を作動させ、電源をオンにすることを特徴とする端末機
    器の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク信号は、第1の設定時
    間の間はブート電圧だけから成り、第2の設定時間の間
    は電源オンコードが前記ブート電圧に乗せられ、第3の
    設定時間の間はブート電圧だけから成る請求項1に記載
    の端末機器の制御方法。
  3. 【請求項3】 受信したネットワーク信号のブート電圧
    を検出し、該ブート電圧が検出されている間は、ネット
    ワーク信号の送出を停止する請求項1に記載の端末機器
    の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ手段によってネットワーク
    信号から電源オンシーケンススタートコード及び電源オ
    ンコードを取り出し、両者に基づいて電源オン信号を発
    生させる請求項1に記載の端末機器の制御方法。
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