JP3294048B2 - 壁掛形空気調和機 - Google Patents

壁掛形空気調和機

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JP3294048B2
JP3294048B2 JP11257895A JP11257895A JP3294048B2 JP 3294048 B2 JP3294048 B2 JP 3294048B2 JP 11257895 A JP11257895 A JP 11257895A JP 11257895 A JP11257895 A JP 11257895A JP 3294048 B2 JP3294048 B2 JP 3294048B2
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front panel
rack
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suction
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賢一 宮沢
裕也 藤木
彰一 宇野
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁掛形空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の壁掛形空気調和機の1例が図3に
示されている。フアンケーシング1とフロントパネル2
からなる本体19の前面上部には吸込グリル10が軸12まわ
りに回動可能に軸支されている。そして、本体19の内部
には吸込グリル10に対向するように熱交換器3が配設さ
れ、この熱交換器3の下流側には貫流フアン4が配設さ
れ、上流側にはエアフィルタ9が配置されて本体19に着
脱自在に取り付けられている。
【0003】上記熱交換器3の下にはドレンパン8が配
設され、フロントパネル2の下部に形成された吹出口5
には水平フラップ6a、6b及びルーバ7が配設されてい
る。
【0004】空気調和機の運転時、貫流フアン4が回転
し、熱交換器3には図示しない室外ユニットからの冷媒
が循環する。
【0005】すると、室内空気が吸込グリル10を経て本
体19内に吸い込まれ、エアフィルタ9を流過する際その
中に含まれる塵埃が除去される。そして、熱交換器3を
流過する過程で冷媒と熱交換して冷却又は加熱され、次
いで、貫流フアン4に吸い込まれて付勢された後、ルー
バ7及び水平フラップ6a、6bによって吹出方向を規制さ
れて吹出口5から室内に吹き出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種壁掛式空気調和
機は通常室内の壁面上に据付板11を介して人の背丈以上
の高さに据え付けられる。そして、エアフィルタ9が汚
れたとき又は所定の運転時間が経過したときは、エアフ
ィルタ9を取り出して清掃する必要がある。
【0007】しかるに、上記従来の壁掛式空気調和機に
おいては、吸込グリル10の上部が本体19の前面上部に水
平な軸12まわりに回動可能に軸支されているため、エア
フィルタ9を清掃する場合には椅子や脚立の上に乗っ
て、図4に示すように、吸込グリル10を開き、吸込グリ
ル10を手で保持した状態でエアフィルタ9を着脱しなけ
ればならないので、面倒で手間が掛かるのみならず危険
があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、フアンケーシングとフロントパネルからなる本
体を室内壁面上の高所に据え付け、上記フロントパネル
前面上部れた吸込グリルを経て上記本体内に
吸い込まれた室内空気がエアフィルタ、熱交換器、フア
ンをこの順に経て上記フロントパネルの下部に形成され
吹出口から室内に吹き出される壁掛形空気調和機にお
いて、上記吸込グリルの裏面に上記エアフィルタを着脱
自在に取り付け、かつ、上記吸込グリルの左右両側にそ
の上下方向に沿って伸長するラックを斜めに設けるとと
もに上記フロントパネルに上記ラックと噛合うピニオン
ギア及びこのピニオンギアを回転駆動するモータを設
、上記モータを正転させることによって上記吸込グリ
ルを上記フロントパネルに対し斜め前下方に相対移動自
在としたことを特徴とする壁掛形空気調和機にある。
【0009】
【0010】他の特徴とするところは、上記ラックの移
動を案内する複数のピニオンギア又はローラを上記フロ
ントパネルに設けたことにある。
【0011】更に他の特徴とするところは、上記ラック
の両端にストッパーを設けたことにある。
【0012】
【0013】
【作用】本発明においては、モータによってピニオンギ
アを正転させると、このピニオンギアと噛合うラック
下降し、これに伴って吸込グリルがフロントパネルに対
し斜め前下方に相対移動する。
【0014】
【0015】複数のピニオンギア又はローラを上記フロ
ントパネルに設ければ,これらによってラックの移動を
案内できる。
【0016】ラックの両端にストッパを設ければ、この
ストッパによってラックの上下移動量を規制できる。
【0017】
【0018】
【実施例】本発明の1実施例が図1及び図2に示されて
いる。吸込グリル21の裏面左右両側にはその上下方向に
沿って伸長するラック22が斜めに設けられ、ラック22の
上下両端にはストッパ23、24が設けられている。そし
て、吸込グリル21の裏面にはエアフィルタ27が着脱自在
に取り付けられている。
【0019】一方、本体20のフロントパネル2にはラッ
ク22の後面に刻設された歯22A に噛合うピニオンギア25
とラック22の前面に刻設された歯22B に噛合うピニオン
ギア26が互いに所定の間隔を隔ててそれぞれ水平な軸ま
わりに回転自在に支持され、これらピニオンギア25、26
のいずれか一方、例えば25は図示しないモータによって
正又は逆方向に回転駆動されるようになっている。
【0020】なお、28はフロントパネル2の前面に設け
られた空気流通穴である。他の構成は図3に示す従来の
ものと同様であり、対応する部材には同じ符号を付して
その説明を省略する。
【0021】しかして、モータによりピニオンギア25を
正転させると、ラック22が下降し、これに伴って吸込グ
リル21がフロントパネル2に対し斜め下方に相対移動
してストッパ23がピニオンギア26又は図示しないリミッ
トスイッチ等の部材に衝突した時点でモータ又はラック
22が停止して図2に示す状態を占める。この状態で吸込
グリル21の裏面からエアフィルタ27を取り出して清掃す
る。
【0022】エアフィルタ27の清掃が終了すれば、エア
フィルタ27を吸込グリル21の裏面に取り付け、しかる
後、モータを逆転する。すると、ピニオンギア25が逆転
して、ラック22が上昇し、ストッパ24がピニオンギア25
又は図示しないリミットスイッチ等の部材に当接するこ
とによってモータ又はラック22が停止して図1に実線で
示すようにフロントパネル2の前面上部を被覆する位置
を占める。
【0023】かくして、スイッチ又はボタン等を操作し
てモータを正転又は逆転させることによって吸込グリル
21を昇降させることができるので、椅子や脚立を要せず
に吸込グリル21を開閉できる。
【0024】また、吸込グリル21はフロントパネル2
対して斜め下方に所定量移動して開となりこの開姿勢
を保つので、吸込グリル21を手で開状態に保持すること
なくエアフィルタ27を吸込グリル21の裏面から容易に着
脱することができる。
【0025】なお、上記実施例においては、2個のピニ
オンギア25、26のうちの一方をモータによって回転駆動
しているが、双方を回転駆動することができる。また、
3個以上のピニオンギアを設けてラック22を案内するこ
ともでき、ラック22の片側のみに歯を設けて他側をロー
ラによって案内することもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明においては、吸込グリルの裏面に
エアフィルタを着脱自在に取り付け、かつ、吸込グリル
の左右両側にその上下方向に沿って伸長するラックを斜
めに設けるとともにフロントパネルにラックと噛合うピ
ニオンギア及びこのピニオンギアを回転駆動するモータ
を設けたため,、モータを正転させることによって吸込
グリルをフロントパネルに対し斜め前下方に相対移動
せることができるので,椅子や脚立を要せずに吸込グリ
ルを容易に開閉することができる。
【0027】込グリルを降下させれば、この吸込グリ
ルの裏面からエアフィルタを容易にり外すことができ
る。
【0028】
【0029】複数のピニオンギア又はローラをフロント
パネルに設ければ、これらによってラックの移動を案内
することによって吸込グリルを円滑に昇降させることが
できる。
【0030】ラックの両端にストッパを設ければ、この
ストッパによってラックの上下移動量を規制できるの
で、吸込グリルを所定の降下位置に停止させ又はフロン
トパネルの前面上部を覆う所定位置に停止させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図2のA−A線に沿う
略示的縦断面図である。
【図2】上記実施例の吸込グリルを降下させた状態を示
す外観斜視図である。
【図3】従来の壁掛形空気調和機の縦断面図である。
【図4】従来の壁掛形空気調和機の吸込グリルの開閉要
領を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
20 本体 21 吸込グリル 22 ラック 25、26 ピニオンギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 彰一 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁 目1番地 三菱重工業株式会社 エアコ ン製作所内 (56)参考文献 特開 平5−106859(JP,A) 特開 平7−19515(JP,A) 特開 平5−99490(JP,A) 実開 平5−66420(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 F24F 13/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フアンケーシングとフロントパネルから
    なる本体を室内壁面上の高所に据え付け、上記フロント
    パネルの前面上部れた吸込グリルを経て上記本
    体内に吸い込まれた室内空気がエアフィルタ、熱交換
    器、フアンをこの順に経て上記フロントパネルの下部に
    形成された吹出口から室内に吹き出される壁掛形空気調
    和機において、上記吸込グリルの裏面に上記エアフィルタを着脱自在に
    取り付け、かつ、 上記吸込グリルの左右両側にその上下
    方向に沿って伸長するラックを斜めに設けるとともに上
    フロントパネルに上記ラックと噛合うピニオンギア及
    びこのピニオンギアを回転駆動するモータを設け、上記
    モータを正転させることによって上記吸込グリルを上記
    フロントパネルに対し斜め前下方に相対移動自在とし
    ことを特徴とする壁掛形空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記ラックの移動を案内する複数のピニ
    オンギア又はローラを上記フロントパネルに設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の壁掛形空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記ラックの両端にストッパーを設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の壁掛形空気調和
    機。
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