JP3293783B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
ルーホールを複数備えた半導体装置の製造方法に関す
る。
て、図4を参照して説明する。
板1上にシリコン窒化膜2(膜厚100nm)およびシ
リコン酸化膜3(膜厚1000nm)をこの順で形成
し、ついでシリコン酸化膜3中にシリコン窒化膜2に到
達する複数のホールをドライエッチングにより形成す
る。
およびTiNからなるバリアメタル膜4をスパッタリン
グ法により堆積する。膜厚は200Åとする。つづいて
この上に、銅めっきを成長させるための銅からなるシー
ド金属膜をスパッタリング法により堆積する(不図
示)。つづいて基板を液温約25℃の硫酸銅水溶液に浸
漬し、銅からなる金属めっき膜5を電解めっき法により
形成する。めっき形成の際のための電源は、たとえば直
流電源を用い電流値を0.5A/dm2とする。ここで
金属めっき膜5の膜厚は平坦部で900nm程度とす
る。この状態を図4(b)に示す。
いて、300℃で30分程度、アニールを行う。これに
よりグレインサイズが大きくなり抵抗値が低下する。
hanical Polishing ;CMP)により金属めっき膜5を研
磨して基板表面を平坦化し、埋め込み配線を完成する
(図4(c)、(d))。
技術は以下の問題を有していた。
は、シリコン酸化膜3上の金属めっき膜5が残存しない
ように研磨時間を充分にとる必要がある。ここで、金属
めっき膜5に対する研磨速度は、バリアメタル膜4やシ
リコン酸化膜3に対する研磨速度と比較して大きい。こ
のためバリアメタル膜4露出後のCMP工程では、金属
めっき膜5の埋め込み部が多く存在する配線密集部にお
いては、金属めっき膜5の埋め込み部があまり存在しな
い配線孤立部に比べ、バリアメタル膜4やシリコン酸化
膜3に加わる圧力が高くなる。このため配線密集部でC
MPが過剰に進行し、図4(d)のように絶縁膜3表面
が凹んでしまうという問題が生じる。この現象をエロー
ジョン(Erosion)という。
うになる。この図において、横軸は研磨時間、縦軸は基
板裏面から基板表面までの距離(高さ)を表す。研磨開
始前の基板表面はほぼ平坦であり、バリアメタル膜4よ
りも上部に位置するめっき金属膜5のグレインサイズは
いずれの箇所においてもほぼ均一である。このため研磨
を開始した初期の段階では、配線孤立部の研磨が配線密
集部の研磨が同等の速度で進行する。次に金属めっき膜
がすべて除去されバリアメタル膜4が露出すると(図中
のT1)、以後はバリアメタル膜4およびシリコン酸化
膜3の研磨となるので、研磨速度は急激に遅くなる。と
ころが、配線密集部においては金属めっき膜5の埋め込
み部が多く存在するため、上述した理由によりT1以後
の研磨速度は孤立配線部よりも大きくなる。このためエ
ロージョンが発生することとなる。
板表面の平坦性が悪化する。平坦性の悪化は多層構造と
した場合にさらに顕著となり、配線部の短絡等が生じる
等の問題を引き起こす。また埋め込み配線を形成した場
合においては、断面積が小さくなり配線抵抗が大きくな
るという問題がある。
基板上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜の所定箇所に複数の
凹部を設けた後、該複数の凹部を埋め込むように全面に
金属めっき膜を形成する第一の工程と、前記凹部が密集
して形成された密集領域における金属めっき膜のグレイ
ンサイズが、前記密集領域以外の領域における金属めっ
き膜のグレインサイズよりも小さくなるようにアニール
を行う第二の工程と、前記金属めっき膜および前記絶縁
膜を研磨し表面を平坦化する第三の工程とを有すること
を特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
のグレインが集合した構造を有する。この金属めっき膜
をアニールすると、一定の方向に配向しながらグレイン
サイズが増大する。このようにグレインサイズが増大す
ることによりめっき膜の抵抗が低下し、導電膜としての
特性が良好に安定化する。
ば銅めっきの場合、生産性を高める観点から300℃以
上の高温で行われていた。このような条件下では、めっ
き膜を形成させる領域の形状にかかわらず全面に均一な
速度でグレインが成長していく。したがって凹部の密集
領域とそれ以外の領域とでグレインサイズに差が生じる
ことはなかった。これに対し本発明では、第二の工程に
おいて、凹部が密集して形成された密集領域における金
属めっき膜のグレインサイズが、密集領域以外の領域に
おける金属めっき膜のグレインサイズよりも小さくなる
ようにアニールを行っている。
レインサイズを小さくするとCMP等により研磨される
速度を効果的に抑制することができる。このため上記の
ようにアニールすることによって、密集領域におけるめ
っき膜の研磨を抑制し、これによりエロージョンの発生
を防止することができる。
00℃とした状態で前記アニールを行う第二の工程を有
することを特徴とする上記の半導体装置の製造方法が提
供される。
200℃の温度でアニールを行っている。従来、金属め
っき膜のアニールは、生産性を高くする観点から300
℃以上の高温にて30分程度の短時間で行われていた。
本発明では、あえてこれよりも低い温度を選択してい
る。これにより、密集領域に形成された金属めっき膜の
グレインサイズを選択的に小さくできるという従来知ら
れていなかった効果を得ることができる。すなわち、密
集領域の金属めっき膜のグレイン成長を抑えつつ、パタ
ーン孤立部のグレインを成長させることができる。図2
は密集領域において金属めっき膜のグレインが選択的に
小さく形成された様子を模式的に描いたものである。こ
のような現象が生じる理由は明らかではないが、上記の
ような低温領域でアニールを行うと、グレイン成長に際
し、めっき成長面の形状因子の影響を強く受けやすくな
ることが原因であると推察される。すなわち、図2の配
線密集部(密集領域)においては、凹部が多数形成され
ているため様々な方向からグレインが成長し、大きなグ
レインサイズが得られないものと推察される。本発明者
らは、基板温度を200℃以下とするアニールを行った
場合に上記現象が特異的に生じることを見出し、本発明
を完成させるに至ったものである。
200℃以下、好ましくは150℃以下とする。このよ
うにすることによって密集領域の金属めっき膜のグレイ
ンサイズを選択的に小さくすることができる。また、ア
ニール時の基板温度を70℃以上、好ましくは80℃以
上とする。このようにすることによってアニール時間の
増大を抑えることができる。アニール時の基板温度を7
0〜200℃とした場合、アニール時間は30〜120
分とする。
板温度を70〜200℃とすると、密集領域において
は、平均粒径20〜200nm程度の小グレインが成長
する。一方、銅めっき膜の埋め込まれた配線や接続孔が
孤立して設けられた領域、あるいは銅めっき膜が存在し
ない領域においては、平均粒径500〜10000nm
程度の大グレインが成長する。
膜を形成し、該絶縁膜の所定箇所に複数の凹部を設けた
後、該凹部を埋め込むように全面に金属めっき膜を形成
する第一の工程と、前記金属めっき膜のビッカース硬度
が、前記凹部が密集して形成された密集領域においては
120〜180Hv、前記密集領域以外の領域において
は60〜110Hvとなるような条件でアニールを行う
第二の工程と、前記金属めっき膜および前記絶縁膜を研
磨し表面を平坦化する第三の工程とを有することを特徴
とする半導体装置の製造方法が提供される。
定義の一種であり、ビッカース硬さ試験器を用いて測定
される。ビッカース硬さ試験器は、頂角136度の四角
錐ダイアモンドを試験片の表面に外力を加えて押し込
み、外力を取り去った後にできた窪みの面積を測定し、
窪みの単位面積あたりの平均圧力で硬度数を求めるもの
である。本発明では第二の工程において、凹部が密集し
て形成された密集領域においてはビッカース硬度が12
0〜180Hv、密集領域以外の領域においては60〜
110Hvとなるようにアニールを行う。すなわち、金
属めっき膜の硬度が密集領域において密集領域以外の領
域よりも高くなるようにアニールを行う。これにより密
集領域の研磨を抑制することができ、エロージョンの発
生を抑制することができる。
ば基板温度を70〜200℃としてアニールを行うこと
により実現できる。銅めっきの場合、アニール時の基板
温度を70〜200℃とすると、密集領域においては平
均粒径20〜200nm程度の小グレインが成長し、銅
配線等が孤立して設けられた領域、あるいは配線パター
ンが存在しない領域においては平均粒径500〜100
00nm程度の大グレインが成長する。上記小グレイン
からなるめっき膜のビッカース硬度は120〜180H
vとなり、上記大グレインからなるめっき膜のビッカー
ス硬度が60〜110Hvとなる。
カース硬度は130〜180Hvとすることが好まし
く、密集領域以外の領域におけるビッカース硬度は60
〜100Hvとすることが好ましい。このようにするこ
とによってエロージョンの発生をより一層抑制すること
ができる。
め込み配線やプラグを形成するための孔または溝をい
う。
凹部が、凹部の幅の1〜3倍程度の間隔をもって配置さ
れている領域をいい、特に、3以上の凹部が、それらの
幅と同程度の間隔をもって配置されている領域をいう。
凹部には、銅などの金属めっき膜が埋め込まれ、埋め込
み配線やプラグが形成される。凹部の幅は、たとえば
0.1〜1μm程度であるが、0.1〜0.5μmの幅
である場合に本発明の効果はより顕著となる。
金属膜を形成してもよい。これにより金属めっき膜を好
適に形成することができる。シード金属膜や金属めっき
膜の材料は、銅、銀、またはこれらの合金からなること
が好ましく、特に、銅や銅合金からなる銅系金属が好ま
しい。これらの金属材料は、低抵抗であって、かつエレ
クトロマイグレーション等の問題が少ないからである。
なおシード金属膜はスパッタ法により形成することがで
きる。
用いられているシリコン酸化膜やシリコン窒化膜の他、
SOG膜等の低誘電率材料を用いることができる。ここ
でSOG膜の種類は特に限定されず、無機SOG膜、有
機SOG膜、HSQ(Hydrogen Silisesquioxane)膜等
を用いることができる。
は、誘電率、ガス発生性などの性能のバランスに優れ、
層間絶縁膜として好ましく用いることができる。ところ
が、これらの材料はCMPによる研磨速度が大きいた
め、エロージョンやマイクロスクラッチが発生しやすい
という問題を有していた。本発明によれば、エロージョ
ンの問題を回避しつつ上記材料の優れた特性を利用する
ことができる。
り、下記式のような構造を有している。なおnは整数で
ある。
しメチル基等が結合した構造を有するものである。有機
SOG膜の比誘電率は有機成分含有率が高いほど下が
り、2.1〜2.7程度のものを得ることもできる。
性ガス雰囲気下で行われるが、SOG膜としてHSQ膜
を用いた場合、酸素および水を除去した雰囲気下で熱処
理を行ってもよい。熱処理の温度は350〜500℃と
することが好ましい。500℃を超えるとSiとHとの
化学結合が切断され、HSQ膜の誘電率が上昇すること
がある。350℃未満とすると、SOG膜の上に形成す
る絶縁膜にクラックが発生することがある。
面に金属めっき膜を形成するが、この際、絶縁膜と金属
めっき膜との界面にバリアメタル膜を設けても良い。バ
リアメタル膜としてはTa、TiNなどが好適に用いら
れ、PVD、CVD等の方法によって形成することがで
きる。
めっき膜の形成は、電流値を高め高速で行うことが好ま
しい。具体的には、パルス電源を用い、電流値を2〜5
A/dm2以上とする電解めっき法により行うことが好
ましい。このような条件で金属めっき膜を形成すること
により、アニール前の段階における金属めっき膜のグレ
インサイズを小さくすることができる。これにより、密
集領域と、それ以外の領域とにおけるアニール後のグレ
インサイズの差をさらに顕著にすることができ、エロー
ジョンやマイクロスクラッチの発生をより一層効果的に
防止することができる。
は、CMPにより行うことが好ましい。これにより埋め
込み配線やプラグの形成された基板の表面を良好に平坦
化することができる。CMPを行う際の加重圧力は、好
ましくは1〜10psi、さらに好ましくは2〜6psiとす
る。
して説明する。
板1上にシリコン窒化膜2(膜厚100nm)およびシ
リコン酸化膜3(膜厚1000nm)をこの順で形成
し、ついで、ドライエッチングによりシリコン窒化膜2
に到達した複数のホールを所定箇所に形成した。図に示
すように、配線密集部(密集領域)と配線孤立部とが設
けられる。
およびTiNからなるバリアメタル膜4をスパッタリン
グ法により堆積した。膜厚は200Åとした。つづいて
この上に、銅めっきを成長させるための銅からなるシー
ド金属膜をスパッタリング法により堆積した(不図
示)。つづいて基板を液温約25℃の硫酸銅水溶液に浸
漬し、銅からなる金属めっき膜5を電解めっき法により
形成した。このとき電流は、デューティー比5:1、3
A/dm2のパルス電流とした。このような電流値とす
ることによって、小さいグレインサイズの金属めっき膜
5を形成することができる。ここで金属めっき膜5の膜
厚は平坦部で900nm程度とした。この状態を図1
(b)に示す。
いて、100℃で60分程度、アニールを行った。アニ
ール温度を100℃としているため、密集領域に形成さ
れた金属めっき膜5のグレインサイズを選択的に小さく
できるという効果が得られる。図2はこの様子を模式的
に描いたものである。図中、点線で囲まれた部分が銅の
グレインである。
し、過酸化水素水、硝酸鉄を含む溶液にアルミナ粒子を
加えた溶液を研磨液として使用した。研磨圧力は約3〜
5psiとした。
膜はグレインサイズが小さく高い硬度を有し、CMP研
磨速度が小さい。このためCMP工程の初期段階では配
線孤立部において研磨が進行してバリアメタル膜4やシ
リコン酸化膜3が露出する。一方、配線密集部において
は金属めっき膜5が残存することとなる(図1
(c))。この状態からさらにCMPを継続すると、今
度は配線密集部のめっき金属膜5の研磨が優先的に進行
し、表面が平坦化される(図1(d))。配線密集部の
めっき金属膜5は配線孤立部のめっき金属膜5に比べ研
磨されにくいものの、バリアメタル膜4やシリコン酸化
膜3と比べて場合には、格段に研磨速度が大きいからで
ある。
をグラフに表すと図3のようになる。この図において、
横軸は研磨時間、縦軸は基板裏面から基板表面までの距
離(高さ)を表す。研磨開始前は基板表面はほぼ平坦で
ある。研磨を開始すると最初は配線孤立部の研磨が配線
密集部よりも速く進行する。ところが配線孤立部におい
て、金属めっき膜がすべて除去されバリアメタル膜4が
露出すると(図中のt 1)、以後はバリアメタル膜4あ
るいはシリコン酸化膜3の研磨となるので、この領域の
研磨速度は急激に遅くなる。したがってt1からt2まで
の間は配線密集部の方がより速く研磨が進行する。その
後CMP時間がt2になると、配線密集部においては金
属めっき膜がすべて除去されバリアメタル膜4が露出す
る。以後、バリアメタル膜4あるいはシリコン酸化膜3
の研磨となるので、この領域の研磨速度は急激に遅くな
る。ただし、この領域においては金属めっき膜5の占め
る割合が高いため、t2以後の研磨速度は孤立配線部よ
りも大きい。図3ではt3において2つの領域における
基板表面位置が等しくなっている。
回転トルクの変化を検知する方法を採用することが好ま
しい。全面にバリアメタル膜4やシリコン酸化膜3が露
出すると回転トルクが増大する。これを検知することで
CMPを終了すべき時期を知ることができる。
研磨が遅れて進行するため、従来問題となっていたエロ
ージョンやマイクロスクラッチの発生を解消することが
できる。完成した半導体装置について表面平坦性をAF
M(Atomic Force Micro scope)や触針式の3次元プロ
ファイラを用いて評価したところ、本実施例により作製
された半導体装置の表面は実用上問題ない程度に平坦化
されていることが確認された。
度200℃、アニール時間30分として行ったこと以外
は実施例1と同様にして埋め込み銅配線を有する半導体
装置を作製した。本実施例においても、上述のように配
線密集部の研磨が遅れて進行するため、従来問題となっ
ていたエロージョンやマイクロスクラッチの発生を解消
することができる。完成した半導体装置について表面平
坦性を3次元プロファイラを用いて評価したところ、本
実施例により作製された半導体装置の表面は実用上問題
ない程度に平坦化されていることが確認された。
度300℃、アニール時間30分として行ったこと以外
は実施例1と同様にして埋め込み銅配線を有する半導体
装置を作製した。完成した半導体装置について表面平坦
性を3次元プロファイラを用いて評価したところ、本比
較例により作製された半導体装置はエロージョンが生じ
ていることが確認された。
線密集部(密集領域)と配線孤立部を含む半導体装置の
製造方法において、エロージョンの発生を防止するとと
もに、酸化膜表面のマイクロスクラッチの発生を防止す
ることができる。
ある。
ル後の状態を示す図である。
研磨時間と研磨量の関係を示す図である。
る。
磨時間と研磨量の関係を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を形成し、該絶縁
膜の所定箇所に複数の凹部を設けた後、該複数の凹部を
埋め込むように全面に金属めっき膜を形成する第一の工
程と、前記凹部が密集して形成された密集領域における
金属めっき膜のグレインサイズが、前記密集領域以外の
領域における金属めっき膜のグレインサイズよりも小さ
くなるようにアニールを行う第二の工程と、前記金属め
っき膜および前記絶縁膜を研磨し表面を平坦化する第三
の工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項2】 基板温度を70〜200℃とした状態で
前記アニールを行う第二の工程を有することを特徴とす
る請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板上に絶縁膜を形成し、該絶縁
膜の所定箇所に複数の凹部を設けた後、該凹部を埋め込
むように全面に金属めっき膜を形成する第一の工程と、
前記金属めっき膜のビッカース硬度が、前記凹部が密集
して形成された密集領域においては120〜180H
v、前記密集領域以外の領域においては60〜110H
vとなるような条件でアニールを行う第二の工程と、前
記金属めっき膜および前記絶縁膜を研磨し表面を平坦化
する第三の工程とを有することを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項4】 前記金属めっき膜が銅系金属膜であるこ
とを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項5】 第一の工程における金属めっき膜の形成
を、パルス電源を用い、電流値を2〜5A/dm2以上
とする電解めっき法により行うことを特徴とする請求項
1乃至4いずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 第三の工程における平坦化を化学的機械
的研磨により行うことを特徴とする請求項1乃至5いず
れかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記化学的機械的研磨を行う際、加重圧
力を1〜10psiとする請求項6に記載の半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (2)
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ID=18109413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31937198A Expired - Fee Related JP3293783B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (2)
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