JP3293318B2 - 石油燃焼器 - Google Patents

石油燃焼器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油燃焼器に関し、詳し
くは、オイルタンクからリターン式石油噴霧ノズルへの
石油供給路に第1電磁ポンプと第2電磁ポンプを直列に
設けると共に前記第1、第2電磁ポンプの間の石油供給
路に流量調節弁を設けた石油燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】第1、第2電磁ポンプと流量調節弁を設
けた石油燃焼器は、図1に示すように、オイルタンク1
からリターン式石油噴霧ノズル2までの石油供給路3に
第1電磁ポンプ4と第2電磁ポンプ5を設け、その間に
前記ノズル2への石油流量を調節する流量調節弁6を設
けている。燃焼運転における着火は、ファンモータ11に
より送風を行いながら、イグナイタ13によるプリイグニ
ッションを行い、引き続いて第1電磁ポンプ4と流量調
節弁6と第2電磁ポンプ5とをオンすることで着火を行
う。また燃焼停止の際には、第1電磁ポンプ4と流量調
節弁6と第2電磁ポンプ5をオフすることで消火を行
う。また燃焼運転は主として燃焼オン時間と燃焼オフ時
間とからなる一定のサイクル燃焼を行い、必要燃焼熱量
が大である場合には比例制御による連続燃焼を行う。前
記サイクル燃焼では1サイクル内での燃焼オン時間と燃
焼オフ時間とを調節することで所定の燃焼熱量を得るよ
うにしている。また前記着火動作による着火の有無、燃
焼中の炎の有無、消火動作による消火の有無は炎検出器
14によって検出して、正常に着火、消火等がなされてい
るかを判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
リターン式石油噴霧ノズルを用い、また第1、第2電磁
ポンプ、流量調節弁等を用いた石油燃焼器においては、
その着火動作や消火動作において、前記第1電磁ポン
プ、流量調節弁、第電磁ポンプの複数の要素が同時的に
その駆動をオン、オフされるので、例えノズルへの最終
的な石油の供給の開始、停止を支配する点で重要な前記
第2電磁ポンプが開放状態のまま故障しているような場
合等においても、その第2電磁ポンプの故障を他の第1
電磁ポンプや流量調節弁と区別して検出することが出来
なかった。また従来のリターン式石油噴霧ノズルを用
い、また第1、第2電磁ポンプ、流量調節弁等を用いた
石油燃焼器においては、炎検出器がイグナイタのスパー
クが見えやすい場所にあったり、また燃焼缶体の断熱材
の赤熱が見えやすい場所にあったりする等、設置位置に
おける制約にも関係して、着火動作時や消火動作時に炎
検出器が炎を誤検出しやすいという問題があった。
【0004】そこで本発明は、上記従来の石油燃焼器に
おける欠点を解消し、石油噴霧ノズル側にあって該石油
噴霧ノズルに対して最終的な石油の供給開始、停止を支
配する第2電磁ポンプの故障を容易に検出でき、また炎
検出器による誤検出を低減できるようにした石油燃焼器
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の石油燃焼器は、オイルタンクからリターン
式石油噴霧ノズルへの石油供給路に第1電磁ポンプと第
2電磁ポンプを直列に設けると共に前記2つの電磁ポン
プの間の石油供給路に流量調節弁を設け、前記リターン
式石油噴霧ノズルからのリターン路を前記リターン式石
油噴霧ノズルに近い方の第2電磁ポンプと前記流量調節
弁との間の石油供給路に接続し、燃焼運転開始時にその
着火動作としてイグナイタによるプリイグニッションを
行いながら前記第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁
ポンプをオンするようにした石油燃焼器であって、前記
着火動作として先ず前記イグナイタによるプリイグニッ
ションを開始指令すると共に前記第1電磁ポンプと流量
調節弁にオン指令した後、炎検出器による炎検出の有無
を監視して該炎検出器が炎を検出しない場合には前記第
2電磁ポンプにオン指令して着火動作を継続させる一
方、炎検出器が炎を一定時間継続して検出する場合には
前記第2電磁ポンプを故障と判定するコントローラを設
けたことを第1の特徴としている。また本発明の石油燃
焼器は、オイルタンクからリターン式石油噴霧ノズルへ
の石油供給路に第1電磁ポンプと第2電磁ポンプを直列
に設けると共に前記2つの電磁ポンプの間の石油供給路
に流量調節弁を設け、前記リターン式石油噴霧ノズルか
らのリターン路を前記リターン式石油噴霧ノズルに近い
方の第2電磁ポンプと前記流量調節弁との間の石油供給
路に接続し、燃焼オン時間と燃焼オフ時間からなる一定
のサイクル燃焼により所定の燃焼熱量を出力すると共に
その消火動作として前記燃焼オン時間が終了すると前記
第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁ポンプをオフす
るようにした石油燃焼器であって、消火動作時において
前記第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁ポンプをそ
れぞれオフ指令した後、炎検出器が炎非検出となった場
合には次回の燃焼オンサイクルへの準備に入る一方、炎
検出器による炎検出が一定時間継続する場合には装置を
故障と判定するコントローラを設けたことを第2の特徴
としている。
【0006】
【作用】上記本発明の第1の特徴によれば、コントロー
ラによる着火動作として先ず前記イグナイタによるプリ
イグニッションと第1電磁ポンプと流量調節弁とのオン
指令がなされると、正常であれば、プリイグニッション
が開始されると共に第1電磁ポンプが駆動され、流量調
節弁が開放される。このとき第2電磁ポンプが開放状態
のまま故障している場合には、未だ第2電磁ポンプのオ
ン指令がコントローラによって指令される前に、着火が
なされてしまう。よってコントローラによるプリイグニ
ッションと第1電磁ポンプ及び流量調節弁の開放指令後
に炎検出器による炎検出判定を行うことで、炎を検出し
ない場合は着火動作をさらに進め、第2電磁ポンプのオ
ン指令をする。これにより通常は着火がなされ、燃焼が
開始される。一方、炎検出器が一定時間継続して炎を検
出する場合には第2電磁ポンプが開いたままの故障と判
断することができる。以上により、石油噴霧ノズルに対
して最終的な石油の供給開始、停止を支配する第2電磁
ポンプの故障を着火動作時に容易、確実に検出できる。
炎検出器の一定時間の継続をもって第2電磁ポンプの故
障と判定することで、炎検出器の一時的な誤検出を低減
することができる。また本発明の第2の特徴によれば、
消火動作時においてコントローラによってオフ指令され
た前記第1電磁ポンプ、流量調節弁、第2電磁ポンプ
は、正常であれば、ポンプ駆動を停止し又弁を閉止す
る。また炎検出器も正常であれば、例え消火動作初期に
おいて残火や燃焼缶体の断熱材の赤熱等により炎を誤検
出することがあっても、一定時間の経過後には炎非検出
状態となる。よって第1電磁ポンプ、流量調節弁、第2
電磁ポンプのオフ指令後、コントローラにより炎検出器
が一定時間継続して炎を検出するか否かを監視すること
で、消火初期における一時的な炎検出器による誤検出を
排除することができる。よって炎検出器が消火指令後に
一定時間以上継続して炎を検出する場合には、通常は炎
検出器の故障として、又、場合によっては第1電磁ポン
プ、流量調節弁、第2電磁ポンプの全ての系統の故障と
して確実に判定することができる。このため燃焼停止さ
れることなくそのまま次回の燃焼オンサイクルへの準備
に入るといったことを防止することができる。それ以外
は正常と見なしてオンオフサイクル燃焼運転の次回の燃
焼オンサイクルへの準備に入ることができる。以上よ
り、オンオフサイクル燃焼運転のオン時間終了時におけ
る炎検出器による炎検出の誤検出、及びそれによる誤動
作を低減することができ、これによりオンオフサイクル
燃焼運転において、燃焼がオフすることなく異常燃焼が
連続するのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の石油燃焼器の全体構成図、図2はコント
ローラによる燃焼運転の着火動作制御を説明するフロー
チャート、図3はコントローラによる燃焼運転の着火動
作制御の変形例を説明するフローチャート、図4はコン
トローラによる燃焼運転の消火動作から次の着火動作へ
の制御を説明するフローチャートである。
【0008】図1において、オイルタンク1からリター
ン式石油噴霧ノズル2への石油供給路3に、オイルタン
ク1に近い方の燃料送油用の第1電磁ポンプ4と、リタ
ーン式石油噴霧ノズル2に近い方にあって該ノズル2へ
の燃料供給と循環用を兼ねる第2電磁ポンプ5とが直列
に設けられている。前記第1電磁ポンプ4と第2電磁ポ
ンプ5との間の石油供給路3にはインジェクターと呼ば
れる流量調節弁6が設けられている。前記リターン式石
油噴霧ノズル2は供給された石油の一部を噴霧すること
なくリターン路7を介して戻すことができるリターン式
石油噴霧ノズルとしており、前記リターン路7には2つ
の逆止弁8、9を設けている。リターン路7は前記第2
電磁ポンプ5と前記流量調節弁6との間に接続されるこ
とで前記第2電磁ポンプ5を介して循環路を構成してい
る。前記流量調節弁6はパルス駆動することにより弁の
開閉を行うと共にそのパルスのデューティー比を変える
ことで該流量調節弁6を通過する石油量を調節すること
ができる。前記第1電磁ポンプ4に対しては、これをバ
イパスする圧抜き弁10を設けている。
【0009】リターン式石油噴霧ノズル2からの噴霧石
油はファンモータ11からの送風と共に燃焼缶体12内に導
入され、イグナイタ13によって着火される。火炎の有無
は炎検出器14によって検出される。15は瞬間式の熱交換
コイルで、水が内部を通過する間に加熱され、温水とし
て出湯されるようになされている。なお、符号16はアキ
ュムレータで、17はオイルストレーナである。装置全体
の制御はマイコン内蔵のコントローラ18によってなされ
る。コントローラ18は装置各部のセンサからの情報を入
力し、予め定めされたソフトウエアに沿って演算し、判
定し、所定の指令を装置各部に出力する。
【0010】燃焼運転は、装置の主運転スイッチがオン
している状態で、前記熱交換コイル15に最低作動水量以
上の入水があると、プリパージがなされた後燃焼が開始
される。燃焼は燃焼オン時間と燃焼オフ時間とからなる
オンオフサイクル燃焼を行い、必要燃焼熱量が大の場合
には比例制御による連続燃焼を行うようにしている。前
記オンオフサイクル燃焼においては、出湯設定温度と入
水温度と入水流量とから演算される単位時間当たりの必
要燃焼熱量を基準として、該必要燃焼熱量となるよう
に、燃焼オン時間と燃焼オフ時間、及び1サイクルが演
算される。
【0011】次にコントローラ18による本装置の着火動
作の制御機構について、図2を参照して説明する。今、
石油燃焼器の主運転スイッチがオンすると、装置への電
源がオフ状態からオン状態になり、コントローラ18は先
ず流量調節弁6と圧抜き弁10を一定時間、例えば2秒間
開放した後、装置を燃焼運転の待機状態とする。その
後、使用者によって図示しない給湯カランが開放される
ことで、前記瞬間式熱交換コイル15へ最低作動水量以上
の水が流れるのを図示しない水量センサが検出する(S
1でイエス)と、コントローラ18は燃焼開始指令として
ファンモータ11に先ずオン指令し、プリパージを開始す
る(S2)。そしてさらにコントローラ18はイグナイタ
13にオン指令してプリイグニッションを開始し、また第
1電磁ポンプ4と流量調節弁6だけにオン指令して石油
供給のプリ加圧を行う(S3)。
【0012】そしてコントローラ18は前記プリイグニッ
ション、プリ加圧状態において、直ちに第2電磁ポンプ
5をオンすることなく、先ず炎検出器14が炎を検出する
か否かを監視する(S4)。そして炎を検出しない場合
は(S4でノー)、第2電磁ポンプ5にオン指令する
(S5)。これにより第2電磁ポンプ5が開放されるこ
とで、石油がリターン式石油噴霧ノズル2に供給され、
噴霧されて着火が行われる。以後、定常運転モードに移
行してゆく。一方、前記ステップ4において、炎検出器
14が炎を一定時間、例えばA秒間継続して検出する場合
には(S4でイエス、S6でイエス)、コントローラ18
は第2電磁ポンプ5が開放状態のまま故障していると判
定し(S7)、図示しないリモコンに第2電磁ポンプ5
の故障表示を行うと共に装置の安全動作を指令する。安
全動作は、例えば前記第1電磁ポンプ4及び流量調節弁
6をオフすることで行うことができる。
【0013】図3は、前記図2に沿って説明したコント
ローラ18による本装置の着火動作の制御機構の変形実施
例である。この例では使用者が給湯カランを一旦閉止し
た後、すぐに再び給湯カランを開放した場合を考慮した
例である。即ち給湯カランが閉止されると、瞬間式熱交
換コイル15への流量が最低作動水量未満となるので、コ
ントローラ18は第1、第2電磁ポンプ4、5及び流量調
節弁6にオフ指令を出し、またファンモータ11にポスト
パージ運転を指令する。これにより燃焼が停止され、一
定時間のポストパージがなされる。が、前記燃焼が停止
された直後に再び給湯カランが開かれて最低作動水量以
上の水が流れると、コントローラ18はファンモータ11の
回転数をプリパージ運転の回転数等に切り換え、或いは
切り換えることなく、再びイグナイタ13、第1電磁ポン
プ4、流量調節弁6にオン指令し、更に炎検出器14によ
る炎検出の有無を監視する(S4)。ところがこの時点
では燃焼終了の直後であることから、燃焼缶体12内に残
火や断熱材の赤熱等が残っている場合が多い。よってこ
の場合には、炎有りと検出してもそのまま第2電磁ポン
プ5をオンする方向に動作制御するようにする。即ち、
本例では、ステップS4で炎を検出した場合(S4でイ
エス)、コントローラ18は更に前回の燃焼終了時におけ
るポストパージの一定時間が経過していたか否かを更に
判断し(S5.5 )、ポストパージ時間を終了していなか
った場合(S5.5 でノー)には、第2電磁ポンプ5の故
障を判断することなく、そのまま第2電磁ポンプ5のオ
ン指令を行う(S5)。一方、ポストパージ時間を終了
していた場合には(S5.5 でイエス)、炎検出器14が炎
を一定時間、例えばA秒間継続して検出するか否かを判
断し(S6)、継続して検出した(S6でイエス)場合
には、コントローラ18は第2電磁ポンプ5が開放状態の
まま故障していると判定し(S7)、図示しないリモコ
ンに第2電磁ポンプ5の故障表示を行うと共に装置の安
全動作を指令する。
【0014】次にコントローラ18による本装置における
オンオフサイクル燃焼運転中の消火動作から次の着火動
作への制御機構について、図4を参照して説明する。
今、燃焼オン時間と燃焼オフ時間からなるオンオフサイ
クル燃焼運転中において、燃焼オン時間が終了すると、
コントローラ18は第1電磁ポンプ4と流量調節弁6と第
2電磁ポンプ5にオフ指令し(S11)た後、炎検出器14
が炎を検出するか否かを監視し(S12)、炎を検出しな
い場合には(S12でノー)、コントローラ18は一定時間
後にイグナイタ13にオン指令してプリイグニッションを
開始させ、また、第1電磁ポンプ4、流量調節弁6にオ
ン指令して石油供給のプリ加圧を開始し(S13)、更に
燃焼オフ時間が終了すると第2電磁ポンプ5にオン指令
する(S14)。これにより第2電磁ポンプ5が開放され
ることで、石油がリターン式石油噴霧ノズル2に供給さ
れ、噴霧されて次の着火が行われる。一方、前記ステッ
プS12において、炎検出器14が炎を検出した場合(S12
でイエス)には、コントローラ18は更にそれが一定時
間、例えばT秒間継続するか否かを判定し(S15)、継
続した場合には(S15でイエス)、石油供給系路が開放
されたままの故障になっているか、炎検出器14が故障か
の何れかであるので、コントローラ18は装置が故障して
いると判定し(S16)、図示しないリモコンに第2電磁
ポンプ5の故障表示を行うと共に装置の安全動作を指令
する。前記ステップS15で、炎検出器14による炎検出が
一定時間継続するか否かを条件として、故障を判断する
ことで、燃焼オン時間経過による消火直後における残火
や断熱材の赤熱等による誤検出を排除して、第1電磁ポ
ンプ4と流量調節弁6と第2電磁ポンプ5からなる燃料
供給系の故障もしくは炎検出器の故障であることを確実
に検出することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の石油燃焼器によれば、着火動作として先ずイグ
ナイタによるプリイグニッションを開始指令すると共に
第1電磁ポンプと流量調節弁にオン指令した後、炎検出
器による炎検出の有無を監視して該炎検出器が炎を検出
しない場合には第2電磁ポンプにオン指令して着火動作
を継続させる一方、炎検出器が炎を一定時間継続して検
出する場合には第2電磁ポンプを故障と判定するコント
ローラを設けたので、石油噴霧ノズルに対して最終的な
石油の供給開始、停止を支配する第2電磁ポンプの故障
を着火動作時に容易、確実に検出することができ、また
炎検出器による炎検出の一定時間の継続をもって第2電
磁ポンプの故障と判定することで、炎検出器の一時的な
誤検出を低減することができる。また請求項2に記載の
石油燃焼器によれば、消火動作時において第1電磁ポン
プと流量調節弁と第2電磁ポンプにそれぞれオフ指令し
た後、炎検出器が炎非検出となった場合には次回の燃焼
オンサイクルへの準備に入る一方、炎検出器による炎検
出が一定時間継続する場合には装置を故障と判定するコ
ントローラを設けたので、オンオフサイクル燃焼運転の
オン時間終了時における炎検出器による一時的な炎検出
の誤検出、及びそれによる誤動作を低減することができ
る。また燃焼が一旦オフされない限り、次のサイクルに
向けての動作がなされないようにされているので、オン
オフサイクル燃焼運転において燃焼がオフすることなく
燃焼が連続するといった異常を確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石油燃焼器の全体構成図である。
【図2】コントローラによる燃焼運転の着火動作制御を
説明するフローチャートである。
【図3】コントローラによる燃焼運転の着火動作制御の
変形例を説明するフローチャートである。
【図4】コントローラによる燃焼運転の消火動作から次
の着火動作への制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 オイルタンク 2 リターン式石油噴霧ノズル 3 石油供給路 4 第1電磁ポンプ 5 第2電磁ポンプ 6 流量調節弁 7 リターン路 13 イグナイタ 14 炎検出器 18 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−119962(JP,A) 特開 平6−300252(JP,A) 特開 平7−91650(JP,A) 実開 平6−30619(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 101 F23D 11/28 F23D 11/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルタンクからリターン式石油噴霧ノ
    ズルへの石油供給路に第1電磁ポンプと第2電磁ポンプ
    を直列に設けると共に前記2つの電磁ポンプの間の石油
    供給路に流量調節弁を設け、前記リターン式石油噴霧ノ
    ズルからのリターン路を前記リターン式石油噴霧ノズル
    に近い方の第2電磁ポンプと前記流量調節弁との間の石
    油供給路に接続し、燃焼運転開始時にその着火動作とし
    てイグナイタによるプリイグニッションを行いながら前
    記第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁ポンプをオン
    するようにした石油燃焼器であって、前記着火動作とし
    て先ず前記イグナイタによるプリイグニッションを開始
    指令すると共に前記第1電磁ポンプと流量調節弁にオン
    指令した後、炎検出器による炎検出の有無を監視して該
    炎検出器が炎を検出しない場合には前記第2電磁ポンプ
    にオン指令して着火動作を継続させる一方、炎検出器が
    炎を一定時間継続して検出する場合には前記第2電磁ポ
    ンプを故障と判定するコントローラを設けたことを特徴
    とする石油燃焼器。
  2. 【請求項2】 オイルタンクからリターン式石油噴霧ノ
    ズルへの石油供給路に第1電磁ポンプと第2電磁ポンプ
    を直列に設けると共に前記2つの電磁ポンプの間の石油
    供給路に流量調節弁を設け、前記リターン式石油噴霧ノ
    ズルからのリターン路を前記リターン式石油噴霧ノズル
    に近い方の第2電磁ポンプと前記流量調節弁との間の石
    油供給路に接続し、燃焼オン時間と燃焼オフ時間からな
    る一定のサイクル燃焼により所定の燃焼熱量を出力する
    と共にその消火動作として前記燃焼オン時間が終了する
    と前記第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁ポンプを
    オフするようにした石油燃焼器であって、消火動作時に
    おいて前記第1電磁ポンプと流量調節弁と第2電磁ポン
    プをそれぞれオフ指令した後、炎検出器が炎非検出とな
    った場合には次回の燃焼オンサイクルへの準備に入る一
    方、炎検出器による炎検出が一定時間継続する場合には
    装置を故障と判定するコントローラを設けたことを特徴
    とする石油燃焼器。
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