JP3293125B2 - オンチップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式 - Google Patents

オンチップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンチップマルチ
プロセッサシステム(複数のCPU(Central
Processing Unit)と主記憶装置,主記
憶アクセス制御装置,およびIOP(Input Ou
tput Processor)等のCPU以外の診断
対象となる装置(「CPU以外診断対象装置」という)
とが1つのLSI(Large Scale Inte
gration)内に搭載されたマルチプロセッサシス
テム)において各CPUおよび各CPU以外診断対象装
置の初期設定・診断動作(システムリセット時(最も通
常であるのは電源投入時)に各装置を診断した上で立ち
上げる動作)を行うオンチップマルチプロセッサシステ
ムにおける初期設定・診断方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のオンチップマルチプロセ
ッサシステムにおける初期設定・診断方式の一例の構成
を示すブロック図である。以下、図6を参照して、従来
技術の説明を行う。
【0003】図6において、初期設定・診断制御プロセ
ッサ20は、各CPU211〜21m(mは任意の正整
数)からなるCPU群21,主記憶アクセス制御装置2
2,主記憶装置23,および各IOP241〜24n
(nは任意の正整数)からなるIOP群24によって構
成されるオンチップマルチプロセッサシステム(1つの
LSI)とは独立した別のLSIによって実現される初
期設定・診断制御用の専用プロセッサである。
【0004】初期設定・診断制御プロセッサ20は、当
該オンチップマルチプロセッサシステムの電源投入時に
システム制御部(オンチップマルチプロセッサシステム
に関する「システム立上げ」や「障害処理全般」の制御
を行う装置)から電確信号(本明細書では、オンチップ
マルチプロセッサシステムの電源投入を通知する信号を
代表例とする「システム制御部から出力されるCPU初
期設定・診断開始指示信号」を意味する)をトリガ信号
として受け取ると、CPU群21,主記憶アクセス制御
装置22,主記憶装置23,およびIOP群24の各装
置の初期設定・診断動作を開始する。
【0005】なお、初期設定・診断制御プロセッサ20
による初期設定・診断動作は、各診断対象装置(CPU
群21,主記憶アクセス制御装置22,主記憶装置2
3,およびIOP群24)に設けられたスキャンパス等
の診断用パスを用いてデータの書込みおよび読出しを行
うことによって実現される。
【0006】初期設定・診断制御プロセッサ20は、上
記の初期設定・診断動作による診断対象装置の診断結果
をシステム制御部に報告する。障害が見つかった装置に
ついては、その報告を受けたシステム制御部の制御によ
って、デグレード可能な単位でデグレードされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオンチ
ップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断
方式には、次のような問題点があった。
【0008】第1の問題点は、CPUやCPU以外診断
対象装置とは独立した初期設定・診断制御プロセッサが
必要となるため、オンチップマルチプロセッサシステム
を駆動するために必要なハードウェア量が増加するとい
うことである。
【0009】第2の問題点は、第1の問題点で言及した
初期設定・診断制御プロセッサは、通常、オンチップマ
ルチプロセッサシステムの原価低減の目的で安価なテク
ノロジで設計されていることが多いので、当該初期設定
・診断制御プロセッサのクロック周波数はオンチップマ
ルチプロセッサシステムの通常動作時のクロック周波数
(CPU等のクロック周波数)と比較して低いため、初
期設定・診断動作が遅くなるということである。
【0010】第3の問題点は、第2の問題点で示したよ
うに、CPU等の診断対象装置のクロック周波数と初期
設定・診断制御プロセッサのクロック周波数とが異なる
ため、別途、同期制御が必要になるということである。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑み、初期設
定・診断制御プロセッサを不要とし、上記の問題点(ハ
ードウェア量の増加,初期設定・診断動作の遅延,およ
び余分な同期制御の必要性という問題点)を解決するこ
とを可能とするオンチップマルチプロセッサシステムに
おける初期設定・診断方式を提供することにある。
【0012】なお、本発明に対する従来技術に関する特
許公報としては、特開平3−19069号公報がある。
この特許公報に記載された技術(マルチプロセッサの異
常診断方式)では、複数の単位プロセッサがそれぞれ自
己の処理結果と自己以外の単位プロセッサの処理結果と
をそれぞれ比較し、当該比較の結果が多数決回路に入力
され、異常の単位プロセッサの存在の判定が行われてい
る。この従来技術と本発明とは、多数決論理を利用して
プロセッサ(CPU)の異常(障害)の存在を判断する
点で類似している。しかしながら、本発明は、CPU以
外診断対象装置をも含むオンチップマルチプロセッサシ
ステム全体を診断対象としている点で、明らかに当該従
来技術とは異なった構成や効果を有している(その他
に、トリガ信号や初期設定・診断用プログラムのロード
パスに関するモードを可変とすることが可能な点でも、
本発明は当該従来技術とは一線を画するものである)。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオンチップマル
チプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式は、
システム制御部による制御を受け、CPU群とCPU以
外診断対象装置群とを同一のLSI内に有するオンチッ
プマルチプロセッサシステムにおいて、CPU初期設定
・診断用プログラムおよびCPU以外診断対象装置初期
設定・診断用プログラムを格納するプログラム格納手段
と、前記システム制御部からの電確信号をトリガ信号と
して受信することを契機として前記プログラム格納手段
内のCPU初期設定・診断用プログラムをロードし、当
該CPU初期設定・診断用プログラムの実行による各C
PUの出力データを診断回路に送出し、前記プログラム
格納手段からロードしたCPU以外診断対象装置初期設
定・診断用プログラムに基づく正常CPU群によるCP
U以外診断対象装置の診断を行い、前記CPU群および
CPU以外診断対象装置群の診断結果を前記システム制
御部に通知する前記CPU群と、前記CPU群の各CP
Uから送出される出力データを多数決論理によって判定
して各CPUの障害の有無を診断し、その診断結果を前
記CPU群に報告する前記診断回路とを有する。
【0014】また、本発明のオンチップマルチプロセッ
サシステムにおける初期設定・診断方式は、システム制
御部による制御を受け、CPU群とCPU以外診断対象
装置群とを同一のLSI内に有するオンチップマルチプ
ロセッサシステムにおいて、CPU初期設定・診断用プ
ログラムおよびCPU以外診断対象装置初期設定・診断
用プログラムを格納するプログラム格納手段と、トリガ
信号に関するモード情報および初期設定・診断用プログ
ラムのロードパスに関するモード情報を保持するモード
情報格納手段(モードレジスタ等)と、前記モード情報
格納手段内のトリガ信号に関するモード情報に基づいて
前記システム制御部からの電確信号をトリガ信号とする
かユーザ設定信号をトリガ信号とするかの選択を行うト
リガ信号選択回路と、前記モード情報格納手段内のロー
ドパスに関するモード情報に基づいて初期設定・診断用
プログラムのロードパスを前記プログラム格納手段から
のデータ入力によるパスとするか外部データ入力による
パスとするかの選択を行うロードパス選択回路と、前記
トリガ信号選択回路によって選択されたトリガ信号の受
信を契機として前記ロードパス選択回路によって選択さ
れたロードパスを介してCPU初期設定・診断用プログ
ラムをロードし、当該CPU初期設定・診断用プログラ
ムの実行による各CPUの出力データを診断回路に送出
し、前記ロードパス選択回路によって選択されたロード
パスを介してロードしたCPU以外診断対象装置初期設
定・診断用プログラムに基づく正常CPU群によるCP
U以外診断対象装置の診断を行い、前記CPU群および
CPU以外診断対象装置群の診断結果を前記システム制
御部に通知する前記CPU群と、前記CPU群の各CP
Uから送出される出力データを多数決論理によって判定
して各CPUの障害の有無を診断し、その診断結果を前
記CPU群に報告する前記診断回路とを有する構成にす
ることも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】(1) 第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
構成を示すブロック図である。
【0017】本実施の形態に係るオンチップマルチプロ
セッサシステムにおける初期設定・診断方式は、CPU
11〜1m(mは任意の正整数)からなるCPU群1
と、主記憶アクセス制御装置2と、主記憶装置3と、I
OP41〜4n(nは任意の正整数)からなるIOP群
4と、プログラム格納手段に該当するROM(Read
Only Memory)5と、診断回路6とを含んで
構成されている。CPU群1,主記憶アクセス制御装置
2,主記憶装置3,IOP群4,ROM5,および診断
回路6は、オンチップマルチプロセッサシステムに係る
1つのLSIに実装されている。
【0018】ROM5は、CPU群1に対する初期設定
・診断用プログラム(CPU初期設定・診断用プログラ
ム)と、主記憶アクセス制御装置2,主記憶装置3,お
よびIOP群4の各々に対する初期設定・診断用プログ
ラム(CPU以外診断対象装置初期設定・診断用プログ
ラム)とを格納(記録)している。
【0019】各CPU11〜1mは、自己の初期設定・
診断動作の開始時にROM5内のCPU初期設定・診断
用プログラムをロードし、CPU以外診断対象装置の初
期設定・診断動作時にCPU以外診断対象装置初期設定
・診断用プログラムを基に当該初期設定・診断動作を行
う。ここで、初期設定・診断動作自体の内容は従来技術
におけるものと同様である。
【0020】なお、CPU初期設定・診断用プログラム
および各CPU以外診断対象装置初期設定・診断用プロ
グラムを、複数のプログラム格納手段(ROM)に分割
して格納することも可能なことはいうまでもない。
【0021】図2は、図1中の診断回路6の詳細な構成
を示すブロック図である。
【0022】診断回路6は、多数決論理回路601〜6
0x(xは任意の正整数)からなる多数決論理回路群6
0と、論理和ゲート611〜61mからなる論理和ゲー
ト群61と、エンコーダ62とを含んで構成されてい
る。
【0023】図3は、本実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
処理を示す流れ図である。この処理は、トリガ信号受信
ステップ301と、CPU初期設定・診断用プログラム
ロードステップ302と、CPU初期設定・診断用プロ
グラム実行開始ステップ303と、出力データ通知ステ
ップ304と、診断回路診断および診断結果報告ステッ
プ305と、CPU群診断結果システム制御部通知ステ
ップ306と、CPU以外診断対象装置初期設定・診断
用プログラムロードステップ307と、CPU以外診断
対象装置群初期設定・診断動作実行ステップ308と、
CPU以外診断対象装置群診断結果システム制御部通知
ステップ309とからなる。
【0024】次に、このように構成された本実施の形態
に係るオンチップマルチプロセッサシステムにおける初
期設定・診断方式の動作について説明する。
【0025】オンチップマルチプロセッサシステムの電
源投入により当該オンチップマルチプロセッサシステム
の立上げが始まり、CPU11〜1mはシステム制御部
から電確信号をトリガ信号として受信する(ステップ3
01)。
【0026】CPU11〜1mは、ステップ301で電
確信号を受け取ると、自己の初期設定・診断動作のため
に、ROM5からCPU初期設定・診断用プログラムを
ロードし(ステップ302)、当該CPU初期設定・診
断用プログラムの実行を開始する(ステップ303)。
【0027】各CPU11〜1mは、当該CPU初期設
定・診断用プログラムの実行中における自己の出力デー
タ(x個の出力ピンからの出力ビットの集合)を診断回
路6に通知する(ステップ304)。
【0028】診断回路6は、各CPU11〜1mから通
知された出力データを受け取り、出力データの各出力ビ
ットを参照し、多数決論理により各CPU11〜1mの
障害の有無を診断し、診断結果を示すエンコード値を各
CPU11〜1mに報告(送出)する(ステップ30
5)。
【0029】ここで、図2を参照して、診断回路6の詳
細な動作を説明する。
【0030】診断回路6内の各多数決論理回路601〜
60xは、CPU11〜1mにおける、それぞれ第1の
出力ピン(Outpin1)〜第xの出力ピン(Out
pinx)から出力されるm個の出力ビットを入力し、
そのm個の入力に対応するm個の出力の各々を論理和ゲ
ート611〜61mに送出する。ここで、多数決論理回
路601〜60xは、当該m個の入力に関する多数決論
理をとり(多数派と少数派との切分けを行い)、当該m
個の入力のうちで多数派の入力に対応する出力(この出
力を「多数決信号」と呼ぶ)としては「0」を送出し、
少数派の入力に対応する出力(多数決信号)としては
「1」を送出する。すなわち、多数決論理回路60y
(yは1≦y≦xを満たす任意の正整数)は、全てのC
PU11〜1mの第yの出力ピンから出力されるm個の
出力ビットを入力し、当該入力を多数派と少数派とに切
り分け、多数派の入力に対応する多数決信号には「0」
を設定して少数派の入力に対応する多数決信号には
「1」を設定し、当該m個の多数決信号を出力する。例
えば、CPU11〜1mの全てにおいて障害が存在しな
ければ、各多数決論理回路601〜60xのm個の入力
(CPU11〜1mの出力ビット)は全て同一の値とな
り、多数決論理回路601〜60xの出力(多数決信
号)は全て「0」となる。
【0031】論理和ゲート611〜61mの各々は、多
数決論理回路601〜60xの第1〜第mの出力(それ
ぞれCPU11〜1mに対応している)の各々を入力し
て、それらの論理和を出力する。これにより、CPU1
1〜1mのいずれかに障害が存在した場合には、障害有
りと診断されたCPU(「障害CPU」という)に対応
する論理和ゲートは「1」を出力することになる。
【0032】エンコーダ62は、論理和ゲート611〜
61mの出力をエンコードして、そのエンコード値を全
てのCPU11〜1mに送出する。ここで、このエンコ
ード値は、障害CPUのCPU番号を示す情報である。
障害CPUが複数存在する場合には、例えば、複数回に
分けてそれらのCPU番号が全てのCPU11〜1mに
報告される。
【0033】以上のようにして、CPU11〜1mは、
診断回路6内のエンコーダ62からのエンコード値の報
告によって、障害CPUの有無および障害CPUのCP
U番号を認識することができる。なお、各CPU11〜
1mは、自己のCPU番号を自己のレジスタ内に保持し
ているので、当該エンコード値が自己のCPU番号に該
当しないことによって自己が正常であることを確認する
ことができる。このCPU番号の値は、オンチップマル
チプロセッサシステムの立上げ時に、システム制御部が
持っている構成情報により設定される。
【0034】CPU群1中の自己が正常であることを確
認したCPU(「正常CPU」という)は、CPU群1
の診断結果をシステム制御部に通知する(ステップ30
6)。この通知の方法についてはいろいろな態様が可能
であるが、例えば、CPU群1の中で最もCPU番号が
小さい正常CPUが障害CPUのCPU番号を示す情報
を診断結果としてシステム制御部に通知する態様が考え
られる。なお、障害CPUは、CPU群1に関する初期
設定・診断動作が終了した時点で、システム制御部によ
ってデグレードされる。
【0035】CPU群1に関する初期設定・診断動作が
終了すると、CPU群1中の正常CPU群は、各主記憶
アクセス制御装置2,主記憶装置3,およびIOP群4
の初期設定・診断動作のためのCPU以外診断対象装置
初期設定・診断用プログラムをROM5からロードし
(ステップ307)、上記の各CPU以外診断対象装置
の初期設定・診断動作を実行する(ステップ308)。
【0036】この場合に、正常CPU群中の各正常CP
Uの当該初期設定・診断動作における処理分担の設定は
各種の態様が可能であるが、各正常CPUに処理を均等
に割り振って、各正常CPUが同時に自分の担当部分の
初期設定・診断動作を実施することが一般的と考えられ
る。
【0037】正常CPU群は、CPU以外診断対象装置
初期設定・診断用プログラムに基づく初期設定・診断動
作が終了すると、CPU以外診断対象装置群の診断結果
をシステム制御部に通知する(ステップ309)。上記
の各CPU以外診断対象装置のうち、障害有りと判断さ
れた装置は、システム制御部によってデグレード可能な
単位でデグレードされる。
【0038】なお、診断回路6の構成は図2に示すもの
に限られるものではなく、多数決論理を利用してCPU
群1の各CPU11〜1mの障害の有無を診断できるも
のであれば、他の構成でもかまわない。
【0039】また、CPU以外診断対象装置群の内容
は、図1に示すもの(主記憶アクセス制御装置2,主記
憶装置3,およびIOP群4)に限定されるものではな
い。
【0040】(2) 第2の実施の形態 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
構成を示すブロック図である。
【0041】本実施の形態の基本的構成は上記の第1の
実施の形態の構成と同様であるが、本実施の形態はシス
テム評価や故障解析の効率性についてさらに考慮した構
成となっている。
【0042】すなわち、本実施の形態に係るオンチップ
マルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式
は、CPU11〜1mからなるCPU群1と、主記憶ア
クセス制御装置2と、主記憶装置3と、IOP41〜4
nからなるIOP群4と、プログラム格納手段に該当す
るROM5と、診断回路6と、ロードパス選択回路7
と、トリガ信号選択回路8と、第0ビットおよび第1ビ
ットの2ビットによって構成されるモード情報を格納
(保持)するモード情報格納手段を実現するモードレジ
スタ9とを含んで構成されている。CPU群1,主記憶
アクセス制御装置2,主記憶装置3,IOP群4,RO
M5,診断回路6,ロードパス選択回路7,トリガ信号
選択回路8,およびモードレジスタ9は、オンチップマ
ルチプロセッサシステムに係る1つのLSIに実装され
ている。
【0043】図5は、本実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
処理を示す流れ図である。この処理は、ロードパスモー
ド判定ステップ501と、ROMデータ入力ロードパス
選択ステップ502と、外部データ入力ロードパス選択
ステップ503と、トリガ信号モード判定ステップ50
4と、電確信号トリガ信号選択ステップ505と、ユー
ザ設定信号トリガ信号選択ステップ506と、トリガ信
号受信ステップ507と、CPU初期設定・診断用プロ
グラムロードステップ508と、CPU初期設定・診断
用プログラム実行開始ステップ509と、出力データ通
知ステップ510と、診断回路診断および診断結果報告
ステップ511と、CPU群診断結果システム制御部通
知ステップ512と、CPU以外診断対象装置初期設定
・診断用プログラムロードステップ513と、CPU以
外診断対象装置群初期設定・診断動作実行ステップ51
4と、CPU以外診断対象装置群診断結果システム制御
部通知ステップ515とからなる。
【0044】なお、図2は、図4中の診断回路6の詳細
な構成を示すブロック図でもある。
【0045】次に、このように構成された本実施の形態
に係るオンチップマルチプロセッサシステムにおける初
期設定・診断方式の動作について説明する。
【0046】あらかじめ、モードレジスタ9は、ユーザ
設定に基づき、第0ビットおよび第1ビットに、以下の
1)および2)に示すモード情報を保持している。
【0047】1) 初期設定・診断用プログラムのロード
パスをROM5からのデータ入力によるパスとする場合
には第0ビットの値に「0」がセットされ、外部データ
入力によるパスとする場合には第0ビットの値に「1」
がセットされる。
【0048】2) CPU11〜1mの初期設定・診断動
作の開始の契機となるトリガ信号を「オンチップマルチ
プロセッサシステムの電源投入時にシステム制御部から
出力される電確信号」とする場合には第1ビットの値に
「0」がセットされ、当該トリガ信号を「ユーザが自分
でトリガをかけたい場合にユーザによりコンソール等か
ら設定(入力)されるユーザ設定信号」とする場合には
第1ビットの値に「1」がセットされる。
【0049】なお、上記の値の設定の態様は、あくまで
も一例である。
【0050】ロードパス選択回路7は、モードレジスタ
9の第0ビットの値が「0」であるか「1」であるかを
判定し(ステップ501)、「0」である場合にはRO
M5からのデータ入力によって初期設定・診断用プログ
ラム(CPU初期設定・診断用プログラムおよびCPU
以外診断対象装置初期設定・診断用プログラム)をロー
ドすることを選択し(ステップ502)、「1」である
場合には外部データ入力によって初期設定・診断用プロ
グラムをロードすることを選択する(ステップ50
3)。このようにして、ロードパス選択回路7は、CP
U11〜1mが初期設定・診断用プログラムをロードす
るパスを切り替える。
【0051】トリガ信号選択回路8は、モードレジスタ
9の第1ビットの値が「0」であるか「1」であるかを
判定し(ステップ504)、「0」である場合には電確
信号を初期設定・診断動作の開始の契機となるトリガ信
号とするように選択し(ステップ505)、「1」であ
る場合にはユーザ設定信号をトリガ信号とするように選
択する(ステップ506)。このようにして、トリガ信
号選択回路8は、トリガ信号の切替えを実現する。
【0052】CPU11〜1mは、トリガ信号選択回路
8によって選択されたトリガ信号(電確信号またはユー
ザ設定信号)を受信すると(ステップ507)、ロード
パス選択回路7の選択に基づき設定されたロードパスに
よって、ROM5に記録されたCPU初期設定・診断用
プログラムまたは外部データ入力によるCPU初期設定
・診断用プログラムをロードし(ステップ508)、当
該CPU初期設定・診断用プログラムの実行を開始する
(ステップ509)。
【0053】その後は、第1の実施の形態に係るオンチ
ップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断
方式における動作と同様に、CPU11〜1mに関する
初期設定・診断動作が行われる(ステップ510〜51
2参照)。なお、図5中のステップ510〜512の処
理は図3中のステップ304〜306の処理に該当す
る。
【0054】さらに、CPU群1中の正常CPU群は、
CPU群1に関する初期設定・診断動作が終了すると、
各主記憶アクセス制御装置2 ,主記憶装置3,およびI
OP群4の初期設定・診断動作のためのCPU以外診断
対象装置初期設定・診断用プログラムを、ロードパス選
択回路7の選択に基づき設定されたロードパスを介して
ロードする。すなわち、ROM5に記録されたCPU以
外診断対象装置初期設定・診断用プログラムまたは外部
データ入力によるCPU以外診断対象装置初期設定・診
断用プログラムをロードし(ステップ513)、当該C
PU以外診断対象装置初期設定・診断用プログラムによ
って上記の各CPU以外診断対象装置の初期設定・診断
動作を実行する(ステップ514)。
【0055】その後は、第1の実施の形態に係るオンチ
ップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断
方式の動作と同様に、当該CPU以外診断対象装置に関
する初期設定・診断動作が行われる(ステップ515参
照)。なお、図5中のステップ515の処理は図3中の
ステップ309の処理に該当する。
【0056】以上のように、本実施の形態では、初期設
定・診断動作開始のトリガをかけるタイミングがユーザ
の設定で可変となるので、オンチップマルチプロセッサ
システムの立上げ時における問題(CPUやCPU以外
診断対象装置に論理バグや故障が存在したときや、初期
設定データにバグが存在したようなときに、オンチップ
マルチプロセッサシステムの立上げが正常に行われなく
なるという問題)が存在した場合にも、システム評価を
効率的かつ有効に行うことができるという効果が得られ
る。
【0057】また、本実施の形態では、初期設定・診断
用プログラムを、ROM5に記録された初期設定・診断
用プログラムで実現するのみでなく、外部データ入力に
係る初期設定・診断用プログラムで実現することも可能
にしたので、様々な初期設定・診断用プログラムを実行
することができ、システム評価や故障解析をさらに効率
的かつ有効に行うことができるという効果が得られる。
【0058】なお、モードの切替えは、初期設定・診断
用プログラムのロードパスに関するモードおよびトリガ
信号に関するモードのいずれか一方だけであってもかま
わない。その場合の構成は、次の1)または2)に示すよう
になる。
【0059】1) 初期設定・診断用プログラムのロード
パスに関するモードの切替えのみが行われる場合には、
図1に示す基本構成に対して、図4中のロードパス選択
回路7および上記の第0ビットのみをモード情報として
保持するモードレジスタ9が付加された構成となる。
【0060】2) トリガ信号に関するモードの切替えの
みが行われる場合には、図1に示す基本構成に対して、
図4中のトリガ信号選択回路8および上記の第1ビット
のみをモード情報として保持するモードレジスタ9が付
加された構成となる。
【0061】なお、診断回路6の構成が図2に示すもの
に限られるものではなく多数決論理を利用してCPU群
1の各CPU11〜1mの障害の有無を診断できるもの
であれば他の構成でもかまわないことや、CPU以外診
断対象装置群の内容が図4に示すもの(主記憶アクセス
制御装置2,主記憶装置3,およびIOP群4)に限定
されないことは、第1の実施の形態における場合と同様
である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、以下に
記載するような効果を奏する。
【0063】第1の効果は、初期設定・診断制御用の専
用のプロセッサ(初期設定・診断制御プロセッサ)を不
要とできるので、オンチップマルチプロセッサシステム
を駆動するために必要なハードウェア量を削減できるこ
とである。
【0064】第2の効果は、オンチップマルチプロセッ
サシステムを実現するLSIが自己診断を行うので、オ
ンチップマルチプロセッサシステムの通常動作時のクロ
ック周波数で初期設定・診断動作を行うことができ、初
期設定・診断制御プロセッサを使用した従来技術と比較
して、高速に初期設定・診断動作を行うことができるこ
とである。
【0065】第3の効果は、オンチップマルチプロセッ
サシステムを実現するLSI内に初期設定・診断動作用
の装置を備えているので、従来技術で必要であった「C
PU等の診断対象装置と初期設定・診断制御プロセッサ
との間のクロック周波数の同期制御」が不要になること
である。
【0066】第4の効果は、上述のようにオンチップマ
ルチプロセッサシステムを実現するLSI自体に高度な
自己診断機能を持たせることにより、LSIテスタの機
能による検査の工程を削減することが可能となり、オン
チップマルチプロセッサシステムに係るLSIの製造原
価を下げることができることである。
【0067】なお、「モード切替え」の考え方を採用す
ること(トリガ信号や初期設定・診断プログラムのロー
ドパスに関するモードを可変とすること)により、上記
の効果の他に、システム評価や故障解析の効率性を向上
させることができるという特有の効果が生じる。具体的
には、以下に示すような効果が生じる。
【0068】まず、初期設定・診断動作開始のトリガを
かけるタイミングがユーザの設定で可変となるので、オ
ンチップマルチプロセッサシステムの立上げ時における
問題が存在した場合にも、システム評価を効率的かつ有
効に行うことができるという効果が得られる。
【0069】また、初期設定・診断用プログラムをプロ
グラム格納手段(ROM)に記録された初期設定・診断
用プログラムで実現するのみでなく、外部データ入力に
係る初期設定・診断用プログラムで実現することも可能
にしたので、様々な初期設定・診断用プログラムを実行
することができ、システム評価や故障解析をさらに効率
的かつ有効に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1および図4中の診断回路の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図3】図1に示すオンチップマルチプロセッサシステ
ムにおける初期設定・診断方式の処理を示す流れ図であ
る.
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るオンチップマ
ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式の
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すオンチップマルチプロセッサシステ
ムにおける初期設定・診断方式の処理を示す流れ図であ
る.
【図6】従来のオンチップマルチプロセッサシステムに
おける初期設定・診断方式の一例の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 CPU群 2 主記憶アクセス制御装置 3 主記憶装置 4 IOP群 5 ROM 6 診断回路 7 ロードパス選択回路 8 トリガ信号選択回路 9 モードレジスタ 11〜1m CPU 41〜4n IOP 60 多数決論理回路群 61 論理和ゲート群 62 エンコーダ 601〜60x 多数決論理回路 611〜61m 論理和ゲート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/16 - 15/177 G06F 15/78 G06F 11/16 - 11/20 G06F 11/22 - 11/26

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム制御部による制御を受け、CP
    U群とCPU以外診断対象装置群とを同一のLSI内に
    有するオンチップマルチプロセッサシステムにおいて、
    CPU初期設定・診断用プログラムおよびCPU以外診
    断対象装置初期設定・診断用プログラムを格納するプロ
    グラム格納手段と、前記システム制御部からの電確信号
    をトリガ信号として受信することを契機として前記プロ
    グラム格納手段内のCPU初期設定・診断用プログラム
    をロードし、当該CPU初期設定・診断用プログラムの
    実行による各CPUの出力データを診断回路に送出し、
    前記プログラム格納手段からロードしたCPU以外診断
    対象装置初期設定・診断用プログラムに基づく正常CP
    U群によるCPU以外診断対象装置の診断を行い、前記
    CPU群およびCPU以外診断対象装置群の診断結果を
    前記システム制御部に通知する前記CPU群と、前記C
    PU群の各CPUから送出される出力データを多数決論
    理によって判定して各CPUの障害の有無を診断し、そ
    の診断結果を前記CPU群に報告する前記診断回路とを
    有することを特徴とするオンチップマルチプロセッサシ
    ステムにおける初期設定・診断方式。
  2. 【請求項2】 CPU群中のm個のCPUの各々のx個
    の出力ピンから出力される出力データを入力し、x個の
    多数決論理回路の各々によって全てのCPUの第1の出
    力ピン〜第xの出力ピンから出力されるm個の出力ビッ
    トを多数派と少数派とに切り分けて各多数決論理回路か
    らm個の多数決信号を出力する多数決論理回路群と、前
    記多数決論理回路群のx個の多数決論理回路の各々によ
    って出力された多数決信号の論理和を出力するm個の論
    理和ゲートからなる論理和ゲート群と、前記論理和ゲー
    ト群の出力に基づくエンコード値を診断結果として前記
    CPU群に送出するエンコーダとを備える診断回路を有
    することを特徴とする請求項1記載のオンチップマルチ
    プロセッサシステムにおける初期設定・診断方式。
  3. 【請求項3】 CPU以外診断対象装置群が主記憶アク
    セス制御装置,主記憶装置,およびIOP群であること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のオンチップ
    マルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方
    式。
  4. 【請求項4】 システム制御部による制御を受け、CP
    U群とCPU以外診断対象装置群とを同一のLSI内に
    有するオンチップマルチプロセッサシステムにおいて、
    CPU初期設定・診断用プログラムおよびCPU以外診
    断対象装置初期設定・診断用プログラムを格納するプロ
    グラム格納手段と、トリガ信号に関するモード情報を保
    持するモード情報格納手段と、前記モード情報格納手段
    内のモード情報に基づいて前記システム制御部からの電
    確信号をトリガ信号とするかユーザ設定信号をトリガ信
    号とするかの選択を行うトリガ信号選択回路と、前記ト
    リガ信号選択回路によって選択されたトリガ信号の受信
    を契機として前記プログラム格納手段内のCPU初期設
    定・診断用プログラムをロードし、当該CPU初期設定
    ・診断用プログラムの実行による各CPUの出力データ
    を診断回路に送出し、前記プログラム格納手段からロー
    ドしたCPU以外診断対象装置初期設定・診断用プログ
    ラムに基づく正常CPU群によるCPU以外診断対象装
    置の診断を行い、前記CPU群およびCPU以外診断対
    象装置群の診断結果を前記システム制御部に通知する前
    記CPU群と、前記CPU群の各CPUから送出される
    出力データを多数決論理によって判定して各CPUの障
    害の有無を診断し、その診断結果を前記CPU群に報告
    する前記診断回路とを有することを特徴とするオンチッ
    プマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方
    式。
  5. 【請求項5】 CPU群中のm個のCPUの各々のx個
    の出力ピンから出力される出力データを入力し、x個の
    多数決論理回路の各々によって全てのCPUの第1の出
    力ピン〜第xの出力ピンから出力されるm個の出力ビッ
    トを多数派と少数派とに切り分けて各多数決論理回路か
    らm個の多数決信号を出力する多数決論理回路群と、前
    記多数決論理回路群のx個の多数決論理回路の各々によ
    って出力された多数決信号の論理和を出力するm個の論
    理和ゲートからなる論理和ゲート群と、前記論理和ゲー
    ト群の出力に基づくエンコード値を診断結果として前記
    CPU群に送出するエンコーダとを備える診断回路を有
    することを特徴とする請求項4記載のオンチップマルチ
    プロセッサシステムにおける初期設定・診断方式。
  6. 【請求項6】 CPU以外診断対象装置群が主記憶アク
    セス制御装置,主記憶装置,およびIOP群であること
    を特徴とする請求項4または請求項5記載のオンチップ
    マルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方
    式。
  7. 【請求項7】 システム制御部による制御を受け、CP
    U群とCPU以外診断対象装置群とを同一のLSI内に
    有するオンチップマルチプロセッサシステムにおいて、
    CPU初期設定・診断用プログラムおよびCPU以外診
    断対象装置初期設定・診断用プログラムを格納するプロ
    グラム格納手段と、初期設定・診断用プログラムのロー
    ドパスに関するモード情報を保持するモード情報格納手
    段と、前記モード情報格納手段内のモード情報に基づい
    て初期設定・診断用プログラムのロードパスを前記プロ
    グラム格納手段からのデータ入力によるパスとするか外
    部データ入力によるパスとするかの選択を行うロードパ
    ス選択回路と、前記システム制御部からの電確信号をト
    リガ信号として受信することを契機として前記ロードパ
    ス選択回路によって選択されたロードパスを介してCP
    U初期設定・診断用プログラムをロードし、当該CPU
    初期設定・診断用プログラムの実行による各CPUの出
    力データを診断回路に送出し、前記ロードパス選択回路
    によって選択されたロードパスを介してロードしたCP
    U以外診断対象装置初期設定・診断用プログラムに基づ
    く正常CPU群によるCPU以外診断対象装置の診断を
    行い、前記CPU群およびCPU以外診断対象装置群の
    診断結果を前記システム制御部に通知する前記CPU群
    と、前記CPU群の各CPUから送出される出力データ
    を多数決論理によって判定して各CPUの障害の有無を
    診断し、その診断結果を前記CPU群に報告する前記診
    断回路とを有することを特徴とするオンチップマルチプ
    ロセッサシステムにおける初期設定・診断方式。
  8. 【請求項8】 CPU群中のm個のCPUの各々のx個
    の出力ピンから出力される出力データを入力し、x個の
    多数決論理回路の各々によって全てのCPUの第1の出
    力ピン〜第xの出力ピンから出力されるm個の出力ビッ
    トを多数派と少数派とに切り分けて各多数決論理回路か
    らm個の多数決信号を出力する多数決論理回路群と、前
    記多数決論理回路群のx個の多数決論理回路の各々によ
    って出力された多数決信号の論理和を出力するm個の論
    理和ゲートからなる論理和ゲート群と、前記論理和ゲー
    ト群の出力に基づくエンコード値を診断結果として前記
    CPU群に送出するエンコーダとを備える診断回路を有
    することを特徴とする請求項7記載のオンチップマルチ
    プロセッサシステムにおける初期設定・診断方式。
  9. 【請求項9】 CPU以外診断対象装置群が主記憶アク
    セス制御装置,主記憶装置,およびIOP群であること
    を特徴とする請求項7または請求項8記載のオンチップ
    マルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方
    式。
  10. 【請求項10】 システム制御部による制御を受け、C
    PU群とCPU以外診断対象装置群とを同一のLSI内
    に有するオンチップマルチプロセッサシステムにおい
    て、CPU初期設定・診断用プログラムおよびCPU以
    外診断対象装置初期設定・診断用プログラムを格納する
    プログラム格納手段と、トリガ信号に関するモード情報
    および初期設定・診断用プログラムのロードパスに関す
    るモード情報を保持するモード情報格納手段と、前記モ
    ード情報格納手段内のトリガ信号に関するモード情報に
    基づいて前記システム制御部からの電確信号をトリガ信
    号とするかユーザ設定信号をトリガ信号とするかの選択
    を行うトリガ信号選択回路と、前記モード情報格納手段
    内のロードパスに関するモード情報に基づいて初期設定
    ・診断用プログラムのロードパスを前記プログラム格納
    手段からのデータ入力によるパスとするか外部データ入
    力によるパスとするかの選択を行うロードパス選択回路
    と、前記トリガ信号選択回路によって選択されたトリガ
    信号の受信を契機として前記ロードパス選択回路によっ
    て選択されたロードパスを介してCPU初期設定・診断
    用プログラムをロードし、当該CPU初期設定・診断用
    プログラムの実行による各CPUの出力データを診断回
    路に送出し、前記ロードパス選択回路によって選択され
    たロードパスを介してロードしたCPU以外診断対象装
    置初期設定・診断用プログラムに基づく正常CPU群に
    よるCPU以外診断対象装置の診断を行い、前記CPU
    群およびCPU以外診断対象装置群の診断結果を前記シ
    ステム制御部に通知する前記CPU群と、前記CPU群
    の各CPUから送出される出力データを多数決論理によ
    って判定して各CPUの障害の有無を診断し、その診断
    結果を前記CPU群に報告する前記診断回路とを有する
    ことを特徴とするオンチップマルチプロセッサシステム
    における初期設定・診断方式。
  11. 【請求項11】 CPU群中のm個のCPUの各々のx
    個の出力ピンから出力される出力データを入力し、x個
    の多数決論理回路の各々によって全てのCPUの第1の
    出力ピン〜第xの出力ピンから出力されるm個の出力ビ
    ットを多数派と少数派とに切り分けて各多数決論理回路
    からm個の多数決信号を出力する多数決論理回路群と、
    前記多数決論理回路群のx個の多数決論理回路の各々に
    よって出力された多数決信号の論理和を出力するm個の
    論理和ゲートからなる論理和ゲート群と、前記論理和ゲ
    ート群の出力に基づくエンコード値を診断結果として前
    記CPU群に送出するエンコーダとを備える診断回路を
    有することを特徴とする請求項10記載のオンチップマ
    ルチプロセッサシステムにおける初期設定・診断方式。
  12. 【請求項12】 CPU以外診断対象装置群が主記憶ア
    クセス制御装置,主記憶装置,およびIOP群であるこ
    とを特徴とする請求項10または請求項11記載のオン
    チップマルチプロセッサシステムにおける初期設定・診
    断方式。
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