JP3292090B2 - ピッキングフォークリフト - Google Patents
ピッキングフォークリフトInfo
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- JP3292090B2 JP3292090B2 JP13392697A JP13392697A JP3292090B2 JP 3292090 B2 JP3292090 B2 JP 3292090B2 JP 13392697 A JP13392697 A JP 13392697A JP 13392697 A JP13392697 A JP 13392697A JP 3292090 B2 JP3292090 B2 JP 3292090B2
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- driver
- seat
- fork
- picking
- picking forklift
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピッキングフォ
ークリフトに関し、特にフォーク及び運転席の双方が昇
降可能なピッキングフォークリフトに関するものであ
る。
ークリフトに関し、特にフォーク及び運転席の双方が昇
降可能なピッキングフォークリフトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図13に特開平5−229787号公報
に開示された従来のピッキングフォークリフトを示す。
このピッキングフォークリフトは、前部にフォーク1を
有するとともに、後部に運転席2を有していた。フォー
ク1を昇降するマスト装置3は、フォーク1と運転席2
との間に設けられており、運転席2を昇降するマスト装
置4は、運転席2の左右両側に設けられていた。かかる
構成によって、フォーク1及び運転席2は、それぞれ対
応するマスト装置3,4により相互に独立して昇降可能
であった。
に開示された従来のピッキングフォークリフトを示す。
このピッキングフォークリフトは、前部にフォーク1を
有するとともに、後部に運転席2を有していた。フォー
ク1を昇降するマスト装置3は、フォーク1と運転席2
との間に設けられており、運転席2を昇降するマスト装
置4は、運転席2の左右両側に設けられていた。かかる
構成によって、フォーク1及び運転席2は、それぞれ対
応するマスト装置3,4により相互に独立して昇降可能
であった。
【0003】また、運転席2の前部に、フォーク1の昇
降及び車両の前進後退を操作する荷役レバー5,走行レ
バー6が設けられており、運転席2の側部に、車両の舵
取を行うステアリング7が設けられていた。運転者が乗
り降りするための乗降口8は、運転席2の後面に形成さ
れていた。
降及び車両の前進後退を操作する荷役レバー5,走行レ
バー6が設けられており、運転席2の側部に、車両の舵
取を行うステアリング7が設けられていた。運転者が乗
り降りするための乗降口8は、運転席2の後面に形成さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のピッキングフォークリフトでは、フォーク1を
昇降するマスト装置3と、運転席2を昇降するマスト装
置4とがそれぞれ別の位置に設けられているため、ピッ
キングフォークリフトが大型化し、狭い場所での使用に
支障があった。また、運転席2の両側にマスト装置4が
位置するため、運転席のスペースを広くすることは困難
であった。
た従来のピッキングフォークリフトでは、フォーク1を
昇降するマスト装置3と、運転席2を昇降するマスト装
置4とがそれぞれ別の位置に設けられているため、ピッ
キングフォークリフトが大型化し、狭い場所での使用に
支障があった。また、運転席2の両側にマスト装置4が
位置するため、運転席のスペースを広くすることは困難
であった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、フォーク及び運転席が独
立して昇降可能でありながら、コンパクトで且つ運転席
のスペースを広くとることができるピッキングフォーク
リフトを提供することを目的とする。
決するためになされたもので、フォーク及び運転席が独
立して昇降可能でありながら、コンパクトで且つ運転席
のスペースを広くとることができるピッキングフォーク
リフトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、この発明に係るピッキングフォークリフトは、フォ
ークと運転席との間に、フォークと運転席とを互いに独
立して昇降するマスト装置を配設し、前記マスト装置
は、内側面に前記フォークを昇降方向に案内するフォー
ク用レールと、外側面に前記運転席を昇降方向に案内す
る運転席用レールとの双方が形成されている一対のマス
ト材を有することを特徴とする。また、マスト装置は、
互いに前後方向に整列したフォーク用リフトシリンダ及
び運転席用リフトシリンダを備えており、運転席用リフ
トシリンダにより上下動するシリンダロッドの上端には
二本の運転席昇降用チェーンを掛ける二つの運転席昇降
用チェーンプーリーが設けられ、フォーク用リフトシリ
ンダにより上下動するシリンダロッドの上端には前記二
つの運転席昇降用チェーンプーリーの間に位置し且つ一
本のフォーク昇降用チェーンを掛ける一つのフォーク昇
降用チェーンプーリーが設けられていて、フォークは一
本のフォーク昇降用チェーンで昇降され、運転席は二本
の運転席昇降用チェーンで昇降されるようにしてもい。
め、この発明に係るピッキングフォークリフトは、フォ
ークと運転席との間に、フォークと運転席とを互いに独
立して昇降するマスト装置を配設し、前記マスト装置
は、内側面に前記フォークを昇降方向に案内するフォー
ク用レールと、外側面に前記運転席を昇降方向に案内す
る運転席用レールとの双方が形成されている一対のマス
ト材を有することを特徴とする。また、マスト装置は、
互いに前後方向に整列したフォーク用リフトシリンダ及
び運転席用リフトシリンダを備えており、運転席用リフ
トシリンダにより上下動するシリンダロッドの上端には
二本の運転席昇降用チェーンを掛ける二つの運転席昇降
用チェーンプーリーが設けられ、フォーク用リフトシリ
ンダにより上下動するシリンダロッドの上端には前記二
つの運転席昇降用チェーンプーリーの間に位置し且つ一
本のフォーク昇降用チェーンを掛ける一つのフォーク昇
降用チェーンプーリーが設けられていて、フォークは一
本のフォーク昇降用チェーンで昇降され、運転席は二本
の運転席昇降用チェーンで昇降されるようにしてもい。
【0007】フォークは、機台の前部に設けられてお
り、運転席は、機台の中央部に形成されており、この機
台の後部には、機能品室が形成されているようにするこ
ともできる。運転席の左右両側は乗降口としてそれぞれ
開放されているようにしてもよい。また、運転席の後部
で機能品室の上方には、この運転席と一体的に昇降する
荷物置場を設けることもできる。運転席を画成する後壁
上部には、運転者が腰掛けるための凹部を形成してもよ
い。また、運転席に設けられたステアリングは、この運
転席の昇降に伴って伸縮自在なロッドを介して、機台に
ある操舵量伝達系統と接続されているようにしてもよ
い。
り、運転席は、機台の中央部に形成されており、この機
台の後部には、機能品室が形成されているようにするこ
ともできる。運転席の左右両側は乗降口としてそれぞれ
開放されているようにしてもよい。また、運転席の後部
で機能品室の上方には、この運転席と一体的に昇降する
荷物置場を設けることもできる。運転席を画成する後壁
上部には、運転者が腰掛けるための凹部を形成してもよ
い。また、運転席に設けられたステアリングは、この運
転席の昇降に伴って伸縮自在なロッドを介して、機台に
ある操舵量伝達系統と接続されているようにしてもよ
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係るピ
ッキングフォークリフトを示す。このピッキングフォー
クリフトでは、フォーク11及び運転席12の両方が相
互に独立して昇降できるようになっている。機台13の
前部に左右一対のマスト材14からなるマスト装置15
が設けられている。フォーク11は、これらマスト材1
4に案内されて昇降自在に設けられている。このマスト
装置15の詳細については後述する。機台13の後部に
は、機能品室16が形成されている。機能品室16内に
は、後輪17を駆動するためのドライブユニットやバッ
テリ等が収容されている。
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係るピ
ッキングフォークリフトを示す。このピッキングフォー
クリフトでは、フォーク11及び運転席12の両方が相
互に独立して昇降できるようになっている。機台13の
前部に左右一対のマスト材14からなるマスト装置15
が設けられている。フォーク11は、これらマスト材1
4に案内されて昇降自在に設けられている。このマスト
装置15の詳細については後述する。機台13の後部に
は、機能品室16が形成されている。機能品室16内に
は、後輪17を駆動するためのドライブユニットやバッ
テリ等が収容されている。
【0009】マスト装置15と機能品室16との間の機
台中央部には運転席12が設けられており、この運転席
12は、図2に示されるように、マスト材14に案内さ
れて昇降できるようになっている。また、運転席12の
後部には、図3に示されるように、この運転席12と一
体的に昇降する荷物置場17が設けられている。図1に
戻り、運転席12の左右両側部は、それぞれ運転者が通
るのに十分なスペースが確保された乗降口18として開
放されており、運転者が左右どちらからでも運転席12
へ乗り降りすることができる。また、機台13のフレー
ムの最前部に小さな前輪19を設けると共にフレームの
すぐ上に運転席の床面20を配設することにより、運転
席のステップが極めて低く形成されている。
台中央部には運転席12が設けられており、この運転席
12は、図2に示されるように、マスト材14に案内さ
れて昇降できるようになっている。また、運転席12の
後部には、図3に示されるように、この運転席12と一
体的に昇降する荷物置場17が設けられている。図1に
戻り、運転席12の左右両側部は、それぞれ運転者が通
るのに十分なスペースが確保された乗降口18として開
放されており、運転者が左右どちらからでも運転席12
へ乗り降りすることができる。また、機台13のフレー
ムの最前部に小さな前輪19を設けると共にフレームの
すぐ上に運転席の床面20を配設することにより、運転
席のステップが極めて低く形成されている。
【0010】図4において、運転席12の前部には、ス
テアリング21、運転席昇降レバー22、荷役レバー2
3及び走行レバー24が配設されたインストルメントパ
ネルが設けられている。ステアリング21は、図1及び
図2に示されるように、伸縮自在なロッド25を介して
機台13に配設された操舵量伝達系統に接続されてい
る。
テアリング21、運転席昇降レバー22、荷役レバー2
3及び走行レバー24が配設されたインストルメントパ
ネルが設けられている。ステアリング21は、図1及び
図2に示されるように、伸縮自在なロッド25を介して
機台13に配設された操舵量伝達系統に接続されてい
る。
【0011】この伸縮自在なロッド25は、図5に示さ
れるように、第1軸部材26、第1筒部材27、第2筒
部材28及び第2軸部材29から構成されている。上端
30がステアリング21に接続された第1軸部材26の
下端31は、第1筒部材27の上端33内に挿入され、
ボルト32を介してこの上端33に固定されている。第
1筒部材27は、ほぼ正方形断面の角穴を有する筒であ
る。第2筒部材28の上端34は、第1筒部材27の中
にその長手方向に沿って摺動自在に収容されている。こ
の第2筒部材28の上端34の断面は、第1筒部材27
の角穴の断面に対応してほぼ正方形となっており、第1
筒部材27と第2筒部材28は、上記のように相互に摺
動自在でありながら、回転力を伝達できるようになって
いる。また、第1筒部材27の下端35の内側にはスト
ッパ36が形成され、第2筒部材28の上端34が1筒
部材27の下端35から抜けないようになっている。第
2筒部材28は、円形断面の丸穴を有する。第2軸部材
29の上端38は、第2筒部材28の中に摺動自在に挿
入されている。第2筒部材28の下端39には、丸穴の
内面に突出する凸状部材40が取り付けられている。一
方、第2軸部材29の上端38には、この凸状部材40
と遊嵌する溝41が長手方向に形成されている。これに
より、第2筒部材28と第2軸部材29は、相互に摺動
自在でありながら、回転力を伝達できるようになってい
る。また、溝41は第2軸部材29の最上部までは形成
されていないため、第2軸部材29が第2筒部材28か
ら抜けてしまうことはない。第2軸部材29の下端37
は、機台の操舵量伝達系統に接続されている。以上のよ
うに構成されているため、ロッド25は、運転席12の
昇降に伴って伸縮するとともに、ステアリング21の操
舵量を機台13の操舵量伝達系統に伝達するようになっ
ている。
れるように、第1軸部材26、第1筒部材27、第2筒
部材28及び第2軸部材29から構成されている。上端
30がステアリング21に接続された第1軸部材26の
下端31は、第1筒部材27の上端33内に挿入され、
ボルト32を介してこの上端33に固定されている。第
1筒部材27は、ほぼ正方形断面の角穴を有する筒であ
る。第2筒部材28の上端34は、第1筒部材27の中
にその長手方向に沿って摺動自在に収容されている。こ
の第2筒部材28の上端34の断面は、第1筒部材27
の角穴の断面に対応してほぼ正方形となっており、第1
筒部材27と第2筒部材28は、上記のように相互に摺
動自在でありながら、回転力を伝達できるようになって
いる。また、第1筒部材27の下端35の内側にはスト
ッパ36が形成され、第2筒部材28の上端34が1筒
部材27の下端35から抜けないようになっている。第
2筒部材28は、円形断面の丸穴を有する。第2軸部材
29の上端38は、第2筒部材28の中に摺動自在に挿
入されている。第2筒部材28の下端39には、丸穴の
内面に突出する凸状部材40が取り付けられている。一
方、第2軸部材29の上端38には、この凸状部材40
と遊嵌する溝41が長手方向に形成されている。これに
より、第2筒部材28と第2軸部材29は、相互に摺動
自在でありながら、回転力を伝達できるようになってい
る。また、溝41は第2軸部材29の最上部までは形成
されていないため、第2軸部材29が第2筒部材28か
ら抜けてしまうことはない。第2軸部材29の下端37
は、機台の操舵量伝達系統に接続されている。以上のよ
うに構成されているため、ロッド25は、運転席12の
昇降に伴って伸縮するとともに、ステアリング21の操
舵量を機台13の操舵量伝達系統に伝達するようになっ
ている。
【0012】図4に示されるように、マスト装置15
は、左右一対のマスト材14と、これら左右一対のマス
ト材14を相互に連結するミドルビーム42と、ミドル
ビーム42の前面に配設されたフォーク用リフトシリン
ダ43と、ミドルビーム42の後面に配設され且つフォ
ーク用リフトシリンダ43と前後方向にほぼ一列に整列
する運転席用リフトシリンダ44とを備えている。
は、左右一対のマスト材14と、これら左右一対のマス
ト材14を相互に連結するミドルビーム42と、ミドル
ビーム42の前面に配設されたフォーク用リフトシリン
ダ43と、ミドルビーム42の後面に配設され且つフォ
ーク用リフトシリンダ43と前後方向にほぼ一列に整列
する運転席用リフトシリンダ44とを備えている。
【0013】左右一対のマスト材14の各々の内側面に
は、内側に向けて開口した溝45がマスト材14の長手
方向に沿って形成されており、この溝45が、フォーク
11を昇降方向に案内するフォーク用レールとして用い
られている。フォーク11は、フォーク用リフトブラケ
ット46に取り付けられており、このリフトブラケット
46の後部には、左右一対のマスト材14に対応して、
先端外面にベアリング47を備えた左右一対のアーム4
8が延びている。上記ベアリング47は、それぞれ、対
応する溝45内に転動自在に収容されている。このよう
にして、フォーク11は、左右一対のマスト材14に沿
って昇降可能に取り付けられている。
は、内側に向けて開口した溝45がマスト材14の長手
方向に沿って形成されており、この溝45が、フォーク
11を昇降方向に案内するフォーク用レールとして用い
られている。フォーク11は、フォーク用リフトブラケ
ット46に取り付けられており、このリフトブラケット
46の後部には、左右一対のマスト材14に対応して、
先端外面にベアリング47を備えた左右一対のアーム4
8が延びている。上記ベアリング47は、それぞれ、対
応する溝45内に転動自在に収容されている。このよう
にして、フォーク11は、左右一対のマスト材14に沿
って昇降可能に取り付けられている。
【0014】一方、左右一対のマスト材14の各々の外
側面には、外側に向けて突出した凸部49がマスト材1
4の長手方向に沿って形成されており、この凸部49
が、運転席12を昇降方向に案内する運転席用レールと
して用いられている。運転席12の前部には、左右一対
のマスト材14に対応して、左右一対の運転席用リフト
ブラケット50が設けられている。左右一対の運転席用
リフトブラケット50の各々の内面には、図4及び図6
に示されるように、上部と下部とに2つづつ、合計4つ
のベアリング51が設けられている。そして、左右一対
の運転席用リフトブラケット50の各々において、上部
の2つのベアリング51の間、及び下部の2つのベアリ
ング51の間に、凸部49が挟まれている。このように
して、運転席12は、左右一対のマスト材14に沿って
昇降可能に取り付けられている。
側面には、外側に向けて突出した凸部49がマスト材1
4の長手方向に沿って形成されており、この凸部49
が、運転席12を昇降方向に案内する運転席用レールと
して用いられている。運転席12の前部には、左右一対
のマスト材14に対応して、左右一対の運転席用リフト
ブラケット50が設けられている。左右一対の運転席用
リフトブラケット50の各々の内面には、図4及び図6
に示されるように、上部と下部とに2つづつ、合計4つ
のベアリング51が設けられている。そして、左右一対
の運転席用リフトブラケット50の各々において、上部
の2つのベアリング51の間、及び下部の2つのベアリ
ング51の間に、凸部49が挟まれている。このように
して、運転席12は、左右一対のマスト材14に沿って
昇降可能に取り付けられている。
【0015】図4及び図7に示されるように、フォーク
用リフトシリンダ43及び運転席用リフトシリンダ44
には、それぞれフォーク用リフトシリンダロッド52及
び運転席用リフトシリンダロッド53が上下動可能に設
けられている。フォーク用リフトシリンダロッド52の
上端には、1つのフォーク昇降用チェーンプーリー54
が取り付けられている。一方、運転席用リフトシリンダ
ロッド53の上端部には、2つの運転席昇降用チェーン
プーリー55が取り付けられている。フォーク昇降用チ
ェーンプーリー54は、2つの運転席昇降用チェーンプ
ーリー55の間に位置している。
用リフトシリンダ43及び運転席用リフトシリンダ44
には、それぞれフォーク用リフトシリンダロッド52及
び運転席用リフトシリンダロッド53が上下動可能に設
けられている。フォーク用リフトシリンダロッド52の
上端には、1つのフォーク昇降用チェーンプーリー54
が取り付けられている。一方、運転席用リフトシリンダ
ロッド53の上端部には、2つの運転席昇降用チェーン
プーリー55が取り付けられている。フォーク昇降用チ
ェーンプーリー54は、2つの運転席昇降用チェーンプ
ーリー55の間に位置している。
【0016】フォーク昇降用チェーンプーリー54に
は、一端がフォーク用リフトブラケット46に接続し且
つ他端がミドルビーム42に接続されたフォーク昇降用
チェーン56が掛けられている。また、2つの運転席昇
降用チェーンプーリー55の各々には、一端が運転席1
2の前部に接続され且つ他端がミドルビーム42に接続
された運転席昇降用チェーン57が掛けられている。フ
ォーク用リフトシリンダロッド52及び運転席用リフト
シリンダロッド53は、上述した荷役レバー23、運転
席昇降レバー22の操作によるフォーク用リフトシリン
ダ43及び運転席用リフトシリンダ44内への油の供給
量の変化によって上下動する。フォーク11及び運転席
12は、それぞれ、フォーク用リフトシリンダロッド5
2及び運転席用リフトシリンダロッド53の上下動量の
2倍の移動量で昇降するようになっている。また、フォ
ーク用リフトシリンダロッド52と運転席用リフトシリ
ンダロッド53とを、相互に独立して上下動させること
により、フォーク11と運転席12は、相互に独立して
昇降することができるようになっている。このため、ピ
ッキングフォークリフトは、フォークリフトとしてもピ
ッキングリフトとしても利用することができる。また、
フォークを昇降方向に案内するフォーク用レールと、運
転席を昇降方向に案内する運転席用レールとが、共通の
マスト材14に形成されているため、部品点数を減ら
し、コストを低減することができる。
は、一端がフォーク用リフトブラケット46に接続し且
つ他端がミドルビーム42に接続されたフォーク昇降用
チェーン56が掛けられている。また、2つの運転席昇
降用チェーンプーリー55の各々には、一端が運転席1
2の前部に接続され且つ他端がミドルビーム42に接続
された運転席昇降用チェーン57が掛けられている。フ
ォーク用リフトシリンダロッド52及び運転席用リフト
シリンダロッド53は、上述した荷役レバー23、運転
席昇降レバー22の操作によるフォーク用リフトシリン
ダ43及び運転席用リフトシリンダ44内への油の供給
量の変化によって上下動する。フォーク11及び運転席
12は、それぞれ、フォーク用リフトシリンダロッド5
2及び運転席用リフトシリンダロッド53の上下動量の
2倍の移動量で昇降するようになっている。また、フォ
ーク用リフトシリンダロッド52と運転席用リフトシリ
ンダロッド53とを、相互に独立して上下動させること
により、フォーク11と運転席12は、相互に独立して
昇降することができるようになっている。このため、ピ
ッキングフォークリフトは、フォークリフトとしてもピ
ッキングリフトとしても利用することができる。また、
フォークを昇降方向に案内するフォーク用レールと、運
転席を昇降方向に案内する運転席用レールとが、共通の
マスト材14に形成されているため、部品点数を減ら
し、コストを低減することができる。
【0017】以上のように構成されたピッキングフォー
クリフトにおいては、運転者は、機台13の左右にそれ
ぞれ形成された乗降口18のうち所望の乗降口18から
運転席12に乗り込み、インストルメントパネル25に
正対するように機台13の前方をまっすぐ向いてフォー
ク11を直視しながらステリング21、運転席昇降レバ
ー22、荷役レバー23及び走行レバー24を操作する
ことができる。
クリフトにおいては、運転者は、機台13の左右にそれ
ぞれ形成された乗降口18のうち所望の乗降口18から
運転席12に乗り込み、インストルメントパネル25に
正対するように機台13の前方をまっすぐ向いてフォー
ク11を直視しながらステリング21、運転席昇降レバ
ー22、荷役レバー23及び走行レバー24を操作する
ことができる。
【0018】運転席12が機台13の前後方向中央部に
画成され、運転席12の左右側方にはマスト材が設けら
れていないため、運転席12の左右両側をそれぞれ乗降
口18として形成することができるので、運転席12へ
の乗降性に優れている。また、運転者は正面を向いて位
置するため、楽な運転姿勢で運転することができ、運転
操作性及び荷役操作性に優れている。また、一対のマス
ト材14のすぐ後方に運転席12が形成されていること
から広い前方視野が得られる。機台13の後部に機能品
室16を形成してその内部にドライブユニットやバッテ
リ等を収容したため、機台13の全長を短くして小型化
を達成しながらも、機台全体の安定性と運転席のスペー
スを十分に確保することができる。
画成され、運転席12の左右側方にはマスト材が設けら
れていないため、運転席12の左右両側をそれぞれ乗降
口18として形成することができるので、運転席12へ
の乗降性に優れている。また、運転者は正面を向いて位
置するため、楽な運転姿勢で運転することができ、運転
操作性及び荷役操作性に優れている。また、一対のマス
ト材14のすぐ後方に運転席12が形成されていること
から広い前方視野が得られる。機台13の後部に機能品
室16を形成してその内部にドライブユニットやバッテ
リ等を収容したため、機台13の全長を短くして小型化
を達成しながらも、機台全体の安定性と運転席のスペー
スを十分に確保することができる。
【0019】また、フォーク用リフトシリンダ43及び
運転席用リフトシリンダ44を相互に近づけて配置して
も、フォーク昇降用チェーンプーリー54が2つの運転
席昇降用チェーンプーリー55の間に位置するため、フ
ォーク昇降用チェーン56と運転席昇降用チェーン57
とが干渉することはなく、図7に示すプーリー間の距離
Aを小さくすることが可能になっており、その分、ピッ
キングフォークリフトの全体もコンパクトになってい
る。また、運転席12は、二本の運転席用チェーン57
を用いて昇降するが、一つの運転席用リフトシリンダ4
4によりこれら二本の運転席用チェーン57を移動させ
ているため、コスト的に安価な構造といえる。
運転席用リフトシリンダ44を相互に近づけて配置して
も、フォーク昇降用チェーンプーリー54が2つの運転
席昇降用チェーンプーリー55の間に位置するため、フ
ォーク昇降用チェーン56と運転席昇降用チェーン57
とが干渉することはなく、図7に示すプーリー間の距離
Aを小さくすることが可能になっており、その分、ピッ
キングフォークリフトの全体もコンパクトになってい
る。また、運転席12は、二本の運転席用チェーン57
を用いて昇降するが、一つの運転席用リフトシリンダ4
4によりこれら二本の運転席用チェーン57を移動させ
ているため、コスト的に安価な構造といえる。
【0020】さらに、運転席12の昇降に伴い、ステア
リング21と機台の操舵量伝達系統とを接続するロッド
25が伸縮するため、運転席12が下降した状態はもち
ろん、上昇した状態でも、ピッキングフォークリフトの
操舵操作を行うことが可能である。
リング21と機台の操舵量伝達系統とを接続するロッド
25が伸縮するため、運転席12が下降した状態はもち
ろん、上昇した状態でも、ピッキングフォークリフトの
操舵操作を行うことが可能である。
【0021】荷物置場17は、運転者の後方に位置する
ため、走行操作や荷役操作を阻害するようなことがない
とともに、機能品室16の上方に設けるので、十分なス
ペースを確保されている。また、荷物置場17は、運転
者の腰の高さにほぼ相当する高さに設けられているた
め、運転者にとって荷物の積み降ろしが容易である。更
に、荷物置場17は運転席12と共に昇降するため、運
転者は運転席12がいかなる高さであっても荷物置場1
7を利用することができ便利である。
ため、走行操作や荷役操作を阻害するようなことがない
とともに、機能品室16の上方に設けるので、十分なス
ペースを確保されている。また、荷物置場17は、運転
者の腰の高さにほぼ相当する高さに設けられているた
め、運転者にとって荷物の積み降ろしが容易である。更
に、荷物置場17は運転席12と共に昇降するため、運
転者は運転席12がいかなる高さであっても荷物置場1
7を利用することができ便利である。
【0022】実施の形態2.実施の形態1に係るピッキ
ングフォークリフトのマスト装置において、内側面に溝
41が形成され、外側面に凸部49が形成された左右一
対のマスト材14に代えて、図8に示されるように、片
面にのみ溝58,59が形成されたマスト材60及び6
1を、それぞれ機台の左右に1本ずつ機台の幅方向に並
べて設けてもよい。機台の左右各々において、マスト材
60の溝58が機台の内側に向けて開口し且つマスト材
61の溝59が機台の外側に向けて開口するように、相
互に一体的に接合されている。左右一対の溝58は、リ
フトブラケット46の左右一対のアーム48に設けられ
た一対のベアリング47と係合し、フォーク用レールと
して機能する。一方、左右一対の溝59は、左右一対の
運転席用リフトブラケット50に設けられた一対のベア
リング51と係合し、運転席用レールとして機能する。
これにより、片面にのみ溝が形成された既存のマスト材
を有効に利用することが可能となる。
ングフォークリフトのマスト装置において、内側面に溝
41が形成され、外側面に凸部49が形成された左右一
対のマスト材14に代えて、図8に示されるように、片
面にのみ溝58,59が形成されたマスト材60及び6
1を、それぞれ機台の左右に1本ずつ機台の幅方向に並
べて設けてもよい。機台の左右各々において、マスト材
60の溝58が機台の内側に向けて開口し且つマスト材
61の溝59が機台の外側に向けて開口するように、相
互に一体的に接合されている。左右一対の溝58は、リ
フトブラケット46の左右一対のアーム48に設けられ
た一対のベアリング47と係合し、フォーク用レールと
して機能する。一方、左右一対の溝59は、左右一対の
運転席用リフトブラケット50に設けられた一対のベア
リング51と係合し、運転席用レールとして機能する。
これにより、片面にのみ溝が形成された既存のマスト材
を有効に利用することが可能となる。
【0023】実施の形態3.更に、実施の形態2におい
て説明した一対のマスト材60及び一対のマスト材61
を、機台の幅方向ではなく、図9に示すように機台の前
後方向に並べて配設してもよい。左右各々のマスト材6
0とマスト材61とは、溝58と溝59の両方が機台の
内側に向けて開口するように、ミドルビーム42によっ
て一体的に連結されている。前方の一対のマスト材60
に設けられた一対の溝58は、フォーク用レールとして
用いられ、後方の一対のマスト材61に設けられた一対
の溝59は、運転席用レールとして用いられる。これに
より、片面にのみ溝が形成された既存のマスト材を有効
に利用することが可能となる。また、マスト材60とマ
スト材61とが、前後方向に並んでいるため、マスト装
置の幅方向の寸法を小さくすることができる。
て説明した一対のマスト材60及び一対のマスト材61
を、機台の幅方向ではなく、図9に示すように機台の前
後方向に並べて配設してもよい。左右各々のマスト材6
0とマスト材61とは、溝58と溝59の両方が機台の
内側に向けて開口するように、ミドルビーム42によっ
て一体的に連結されている。前方の一対のマスト材60
に設けられた一対の溝58は、フォーク用レールとして
用いられ、後方の一対のマスト材61に設けられた一対
の溝59は、運転席用レールとして用いられる。これに
より、片面にのみ溝が形成された既存のマスト材を有効
に利用することが可能となる。また、マスト材60とマ
スト材61とが、前後方向に並んでいるため、マスト装
置の幅方向の寸法を小さくすることができる。
【0024】実施の形態4.実施の形態1に係るピッキ
ングフォークリフトにおいて、荷物置場17に、図10
に示されるように、仕切り65によって区画された物入
れ66を設けてもよい。あるいは、荷物置場17に、図
11に示されるような棚67を設けてもよい。このよう
な物入れ66及び棚67を設ければ、小さな多種類の荷
物を整理して収納することができ、ピッキング作業の効
率が向上する。
ングフォークリフトにおいて、荷物置場17に、図10
に示されるように、仕切り65によって区画された物入
れ66を設けてもよい。あるいは、荷物置場17に、図
11に示されるような棚67を設けてもよい。このよう
な物入れ66及び棚67を設ければ、小さな多種類の荷
物を整理して収納することができ、ピッキング作業の効
率が向上する。
【0025】実施の形態5.実施の形態1に係るピッキ
ングフォークリフトにおいて、図12に示されるよう
に、運転席12を画成する後壁部68の上部及び荷物置
場17の前部に、運転者が腰を掛けるための凹部69を
形成することもできる。運転者は、この凹部69に腰を
掛けて体重を預けた状態で運転を行うことができる。こ
のため、更に楽な運転姿勢をとることができる。
ングフォークリフトにおいて、図12に示されるよう
に、運転席12を画成する後壁部68の上部及び荷物置
場17の前部に、運転者が腰を掛けるための凹部69を
形成することもできる。運転者は、この凹部69に腰を
掛けて体重を預けた状態で運転を行うことができる。こ
のため、更に楽な運転姿勢をとることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピッキン
グフォークリフトによれば、フォークと運転席との間
に、フォークと運転席とを互いに独立して昇降するマス
ト装置を配設したので、マスト装置が1つでよく、ピッ
キングフォークリフト全体がコンパクトになる。また、
運転席の両側にマスト材がないため、運転席を広くする
ことができる。
グフォークリフトによれば、フォークと運転席との間
に、フォークと運転席とを互いに独立して昇降するマス
ト装置を配設したので、マスト装置が1つでよく、ピッ
キングフォークリフト全体がコンパクトになる。また、
運転席の両側にマスト材がないため、運転席を広くする
ことができる。
【0027】また、マスト装置のマスト材の内側面にフ
ォークを昇降方向に案内するフォーク用レールを形成
し、当該マスト材の外側面に運転席を昇降方向に案内す
る運転席用レールを形成したので、部品点数を減らすこ
とができ、コストの低減化を図ることができる。更に、
フォーク昇降用チェーンプーリーを、運転席昇降用チェ
ーンプーリーの左右方向の間に位置させれば、その分、
マスト装置の前後方向の寸法を短くすることができ、ピ
ッキングフォークリフトをコンパクトにすることができ
る。
ォークを昇降方向に案内するフォーク用レールを形成
し、当該マスト材の外側面に運転席を昇降方向に案内す
る運転席用レールを形成したので、部品点数を減らすこ
とができ、コストの低減化を図ることができる。更に、
フォーク昇降用チェーンプーリーを、運転席昇降用チェ
ーンプーリーの左右方向の間に位置させれば、その分、
マスト装置の前後方向の寸法を短くすることができ、ピ
ッキングフォークリフトをコンパクトにすることができ
る。
【0028】また、フォークを機台の前部に設け、運転
席を機台の中央部に形成し、機台の後部に機能品室を形
成すれば、機台の全長を短くして小型化を達成しながら
も、機台全体の安定性と運転席のスペースを十分に確保
することができる。更に、運転席の左右両側は乗降口と
してそれぞれ開放されていれば、運転席への乗降性が良
好となっている。荷物置場は、運転席の後方であって機
能品室の上方に位置するので、走行操作や荷役操作を阻
害するようなことがないとともに、十分なスペースが確
保されている。
席を機台の中央部に形成し、機台の後部に機能品室を形
成すれば、機台の全長を短くして小型化を達成しながら
も、機台全体の安定性と運転席のスペースを十分に確保
することができる。更に、運転席の左右両側は乗降口と
してそれぞれ開放されていれば、運転席への乗降性が良
好となっている。荷物置場は、運転席の後方であって機
能品室の上方に位置するので、走行操作や荷役操作を阻
害するようなことがないとともに、十分なスペースが確
保されている。
【0029】また、運転席を画成する後壁の上部には、
運転者が腰掛けるための凹部が形成されているので、運
転者がこの凹部に腰掛けて楽な姿勢で運転することがで
きる。
運転者が腰掛けるための凹部が形成されているので、運
転者がこの凹部に腰掛けて楽な姿勢で運転することがで
きる。
【0030】更に、運転席に設けられたステアリングと
機台にある操舵量伝達系統とを接続しているロッドは、
伸縮自在であるので、運転者は、運転席が上昇した状態
でも、操舵操作を行うことが可能である。
機台にある操舵量伝達系統とを接続しているロッドは、
伸縮自在であるので、運転者は、運転席が上昇した状態
でも、操舵操作を行うことが可能である。
【図1】この発明の実施の形態1に係るピッキングフォ
ークリフトにおいて、運転席が下降している状態を示す
側面図である。
ークリフトにおいて、運転席が下降している状態を示す
側面図である。
【図2】実施の形態1に係るピッキングフォークリフト
において、運転席が上昇している状態を示す側面図であ
る。
において、運転席が上昇している状態を示す側面図であ
る。
【図3】運転席後部に設けられた荷物置場を示す斜視図
である。
である。
【図4】実施の形態1に係るピッキングフォークリフト
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
【図5】ステアリングと機台にある操舵量伝達系統とを
接続しているロッドの縦断面図である。
接続しているロッドの縦断面図である。
【図6】マスト材と運転席用リフトブラケットとの接続
部を示す部分斜視図である。
部を示す部分斜視図である。
【図7】フォーク用リフトシリンダ及び運転席用リフト
シリンダを示す側面図である。
シリンダを示す側面図である。
【図8】実施の形態2に係るピッキングフォークリフト
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
【図9】実施の形態3に係るピッキングフォークリフト
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
の運転席前部及びマスト装置を示す平面図である。
【図10】実施の形態4に係るピッキングフォークリフ
トの荷物置場を示す斜視図である。
トの荷物置場を示す斜視図である。
【図11】実施の形態4の変形例に係るピッキングフォ
ークリフトの荷物置場を示す斜視図である。
ークリフトの荷物置場を示す斜視図である。
【図12】実施の形態5に係るピッキングフォークリフ
トの運転席後部に設けられた凹部を示す斜視図である。
トの運転席後部に設けられた凹部を示す斜視図である。
【図13】従来のピッキングフォークリフトの側面図で
ある。
ある。
11 フォーク 12 運転席 13 機台 14,60,61 マスト材 15 マスト装置 16 機能品室 17 荷物置場 18 乗降口 21 ステアリング 25 ロッド 43 フォーク用リフトシリンダ 44 運転席用リフトシリンダ 45,58 溝(フォーク用レール) 49 凸部(運転席用レール) 52 フォーク用リフトシリンダロッド 53 運転席用リフトシリンダロッド 54 フォーク昇降用チェーンプーリー 55 運転席昇降用チェーンプーリー 56 フォーク昇降用チェーン 57 運転席昇降用チェーン 59 溝(運転席用レール) 69 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−133689(JP,A) 特開 平8−169694(JP,A) 実開 昭51−29568(JP,U) 実開 昭58−144594(JP,U) 実開 平2−43896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06
Claims (7)
- 【請求項1】 機台に対してフォーク及び運転席の双方
が昇降可能なピッキングフォークリフトにおいて、 フォークと運転席との間に、フォークと運転席とを互い
に独立して昇降するマスト装置を配設し、 前記マスト装置は、内側面に前記フォークを昇降方向に
案内するフォーク用レールと、外側面に前記運転席を昇
降方向に案内する運転席用レールとの双方が形成されて
いる一対のマスト材を有する、 ことを特徴とするピッキングフォークリフト。 - 【請求項2】 前記マスト装置は、互いに前後方向に整
列したフォーク用リフトシリンダ及び運転席用リフトシ
リンダを備えており、 前記運転席用リフトシリンダにより上下動するシリンダ
ロッドの上端には二本の運転席昇降用チェーンを掛ける
二つの運転席昇降用チェーンプーリーが設けられ、 前記フォーク用リフトシリンダにより上下動するシリン
ダロッドの上端には前記二つの運転席昇降用チェーンプ
ーリーの間に位置し且つ一本のフォーク昇降用チェーン
を掛ける一つのフォーク昇降用チェーンプーリーが設け
られ、 フォークは前記一本のフォーク昇降用チェーンで昇降さ
れ、運転席は前記二本の運転席昇降用チェーンで昇降さ
れることを特徴とする請求項1に記載のピッキングフォ
ークリフト。 - 【請求項3】 前記フォークは、前記機台の前部に設け
られており、 前記運転席は、前記機台の中央部に形成されており、 この機台の後部には、機能品室が形成されていることを
特徴とする請求項1又は2に記載のピッキングフォーク
リフト。 - 【請求項4】 前記運転席の左右両側は乗降口としてそ
れぞれ開放されていることを特徴とする請求項1乃至3
の何れかに記載のピッキングフォークリフト。 - 【請求項5】 前記運転席の後部で前記機能品室の上方
には、この運転席と一体的に昇降する荷物置場が設けら
れていることを特徴とする請求項3又は4に記載のピッ
キングフォークリフト。 - 【請求項6】 前記運転席を画成する後壁上部には、運
転者が腰掛けるための凹部が形成されていることを特徴
とする請求項1乃至5の何れかに記載のピッキングフォ
ークリフト。 - 【請求項7】 前記運転席に設けられたステアリング
は、この運転席の昇降に伴って伸縮自在なロッドを介し
て、機台にある操舵量伝達系統と接続されていることを
特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のピッキング
フォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13392697A JP3292090B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ピッキングフォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13392697A JP3292090B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ピッキングフォークリフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324495A JPH10324495A (ja) | 1998-12-08 |
JP3292090B2 true JP3292090B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=15116321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13392697A Expired - Fee Related JP3292090B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ピッキングフォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3292090B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13392697A patent/JP3292090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10324495A (ja) | 1998-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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