JP3291786B2 - ブロック変換符号化データの伝送装置 - Google Patents

ブロック変換符号化データの伝送装置

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JP3291786B2
JP3291786B2 JP25916892A JP25916892A JP3291786B2 JP 3291786 B2 JP3291786 B2 JP 3291786B2 JP 25916892 A JP25916892 A JP 25916892A JP 25916892 A JP25916892 A JP 25916892A JP 3291786 B2 JP3291786 B2 JP 3291786B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信号
を小ブロックに分割し、ブロック毎に処理することによ
ってデータ量を圧縮するブロック変換符号の符号化デー
タを例えばディジタルVTRによって記録/再生するの
に適用される伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を磁気テープ等の
記録媒体に記録する時には、その情報量が多いので、記
録/再生できる程度の伝送レイトを達成するために、高
能率符号化によって、ディジタルビデオ信号を圧縮する
のが普通である。高能率符号化としては、ディジタルビ
デオ信号を多数の小ブロックに分割し、ブロック毎に符
号化処理を行うADRC、DCT(Discrete Cosine Tr
ansform)等が知られている。
【0003】ADRCは、例えば特開昭61−1449
89号公報に記載されているような、2次元ブロック内
に含まれる複数画素の最大値及び最小値により規定され
るダイナミックレンジを求め、このダイナミックレンジ
に適応した符号化を行う高能率符号化である。DCT
は、ブロックの画素をコサイン変換し、変換で得られた
係数データを再量子化し、さらに、可変長符号化するも
のである。さらに、ブロック毎の平均値と、ブロック内
の画素の平均値に対する差をベクトル量子化する符号化
方法も提案されている。
【0004】ブロック変換符号化で得られる符号化出力
は、同等の重要度を有していない。ADRCでは、ダイ
ナミックレンジ情報が再生側で分からないと、そのブロ
ックの全ての画素にエラーが伝搬するので、ブロック毎
に検出されるダイナミックレンジ情報は、画素毎のコー
ド信号に比して重要度が高い。ADRCの一つのタイプ
として、ダイナミックレンジに適応して量子化ビット数
を可変するものでは、ダイナミックレンジがエラーであ
ると、そのブロックの量子化ビット数が受信側で分から
なくなる。その結果、そのブロックと他のブロックとの
データの境界が不明となり、エラーが他のブロックにま
で伝搬する。DCTの場合では、DCTで発生した係数
データ中で、直流分は、交流分に比して重要度が高い。
さらに、DPCMの場合のリフレッシュデータも重要語
の一つである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ブロック符号化の出力
を例えばディジタルVTRで記録/再生する時に、エラ
ー訂正符号によって、記録/再生時のエラーに対して保
護を行っている。エラー訂正符号の能力で訂正できない
エラーが重要語に関して発生すると、そのブロックの全
体にエラーが伝搬していた。その対策として、同じ重要
語を2回、バーストエラーの影響を受けない程度、離れ
た位置に記録することも行われているが、冗長度が増大
し、圧縮効率が下がってしまう。
【0006】重要語がエラーのブロックに関しては、重
要語のエラーを周辺ブロックと注目ブロックとの空間的
な相関に基づいて、統計的な手法によって推定してい
る。より具体的には、そのブロックの符号化値と周辺ブ
ロックの境界の復号値とを使用した最小自乗法でエラー
ブロックの重要語を推定したり、周辺ブロックの境界デ
ータの最大値および最小値でこれを推定する。そして、
推定された重要語を使用して復号を行っている。この重
要語の推定は、精度が高いとしても、完全に元の重要語
を復元できるわけではない。然も、重要語の推定の前提
として、データのブロック毎の切出しが正しくされるこ
とが必要で、ブロック間に及ぶ伝搬エラーの発生に対し
て、重要語を推定することができない。
【0007】従って、この発明の目的は、冗長度の増大
を抑えながら、重要語あるいは量子化データのエラーを
訂正することができるブロック変換符号化データの伝送
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の画素からなるブロック毎にブロック符号化を行うこと
で得られた符号化データであって、復号のための重要度
が高い重要語を含む符号化データを含む伝送データを伝
送するブロック変換符号化データの伝送装置において、
複数のブロックからなるマクロブロックを設定するマク
ロブロック化手段と、 マクロブロック内の複数のブロッ
クの夫々の重要語と、他のマクロブロック内の少なくと
も一つのブロックの重要語との合成値をマクロブロック
毎に算出する合成値算出手段とを有し、 伝送データが上
記ブロックの夫々の重要語と上記合成値とを含むと共
に、合成値算出手段で用いた重要語と異なる上記チャネ
ルに上記合成値が配置されることを特徴とするブロック
変換符号化データの伝送装置である。
【0009】請求項2の発明は、マクロブロックがn個
のブロックからなり、マクロブロック内の第1番目から
第n番目の重要語に対して、他のマクロブロック内の第
1番目から第n番目の中で選択されたものが合成され、
選択されるものを規則的に変化させることを特徴とする
ものである。
【0010】請求項3の発明は、複数の画素からなるブ
ロック毎にブロック符号化を行うことで得られた符号化
データであって、複数のデータを含む符号化データが生
成され、更に複数のデータの合成値が算出され、符号化
データと合成値とを含む伝送データを受信するブロック
変換符号化データの伝送装置において、エラーであるデ
ータを示すエラー指示手段と、合成値からエラーでない
データを減算した減算データを算出する手段と、複数の
データに基づいて、エラーと示されたデータに対応する
データ補間値を算出する補間手段と、複数のデータ補間
値と減算データとに基づいて、補正値を算出する補正手
段とを有し、エラーであるデータが一つである場合は、
演算データをエラーであるデータの正しい値とし、エラ
ーであるデータが複数ある場合は、複数の補正値の夫々
をエラーであるデータの正しい値とすることを特徴とす
るブロック変換符号化データの伝送装置である。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】ADRCの場合の重要語は、ダイナミックレン
ジDRおよび最小値MINである。n個のダイナミック
レンジDRの加算値、n個の最小値MINの加算値を伝
送データ中に挿入する。これらのDR、MINの一つが
エラーであって、加算値および他の重要語がエラーでな
いときには、受信側で正しい重要語を再生できる。同じ
重要語を複数回、記録するのに比して冗長度を下げるこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明によるの一実施例について説
明する。図1は、この一実施例、すなわち、ディジタル
VTRの信号処理の概略的構成を示す。1で示す入力端
子からディジタルビデオ信号が供給される。この入力信
号は、1画素が例えば8ビットデータのものである。入
力ディジタルビデオ信号がブロック化回路2に供給され
る。この実施例では、ブロック化回路2では、1フレー
ムの有効領域が(4×4)画素、(8×8)画素等の大
きさのブロックに分割される。
【0017】ブロック化回路2からのブロックの順序に
走査変換されたディジタルビデオ信号がADRCエンコ
ーダ3に供給される。ADRCエンコーダ3は、ブロッ
ク毎に画素データを圧縮符号化する。ADRCエンコー
ダ3の符号化出力がマクロブロック化回路4に供給され
る。ブロック化回路2で構成されるADRCブロックの
複数個を集めたものがマクロブロックである。
【0018】ADRCエンコーダ3では、各ブロックの
ダイナミックレンジDRと最小値MINとが検出され、
最小値MINが除去されたビデオデータが量子化ステッ
プで再量子化される。4ビット固定長のADRCの場合
では、ダイナミックレンジDRを1/16とすることによっ
て、量子化ステップΔが得られる。この量子化ステップ
Δで、最小値が除去されたビデオデータが除算され、商
を切り捨てにより整数化した値が量子化データDTとさ
れる。ダイナミックレンジDR、最小値MINおよび量
子化データがADRCエンコーダ3の出力データであ
る。各ブロックに重要語として、ダイナミックレンジD
Rおよび最小値MINが発生する。
【0019】マクロブロック化回路4からは、マクロブ
ロックの符号化データが発生する。マクロブロックの量
子化データDTがエラー訂正エンコーダ5に供給され
る。マクロブロックのダイナミックレンジDRおよび最
小値MINが加算回路6に供給される。加算回路6は、
マクロブロック内の複数個のダイナミックレンジDRの
加算値DRΣとMINΣとを発生する。
【0020】これらの加算値がメモリ7および8をそれ
ぞれ介して混合回路9、10に供給される。混合回路
9、10は、加算回路6を単に通過した元の重要語(D
R、MIN)が供給される。混合回路9、10の出力が
エラー訂正エンコーダ5に供給される。
【0021】ADRCエンコーダ3の出力データがエラ
ー訂正エンコーダ5に供給される。エラー訂正エンコー
ダ5は、エラー訂正符号のパリティを発生する。エラー
訂正符号としては、例えばデータのマトリクス状配列の
水平方向および垂直方向のそれぞれに対してエラー訂正
符号化を行う積符号を採用することができる。符号化デ
ータおよびパリティに対して、シンク(SYNC)ブロ
ック同期信号およびID信号が付加される。シンクブロ
ックが連続する記録データがチャンネルエンコーダ11
に供給され、直流分を低減させるためのチャンネル符号
化の処理を受ける。
【0022】チャンネルエンコーダ11の出力データが
ヘッドインターリーブ回路12に供給される。ヘッドイ
ンターリーブ回路12の出力には、6チャンネルの記録
データが発生する。ヘッドインターリーブ回路12の各
チャンネルの記録データが記録アンプ13を介して回転
ヘッドH1〜H6に供給される。ヘッドインターリーブ
回路12は、チャンネル間で記録データのインターリー
ブを行う。回転ヘッドH1〜H6により磁気テープT上
に、同時に6本のトラックが形成される。
【0023】図2は、磁気テープT上に形成される記録
パターンである。ヘッドH1〜H6のそれぞれと対応す
る斜めのトラックに対して、チャンネル1(CH1)〜
CH6の符号が付されている。
【0024】この一実施例では、図3に示すように、一
つのADRCブロックが(4×8)画素の大きさとされ
る。1フィールドの画像の有効領域が(240ライン×
720画素)とすると、図4に示すように、1フィール
ド内で、(60×90)ADRCブロックが形成され
る。ここで、マクロブロックの大きさを(2 ×2=4)
ADRCブロックとすると、加算回路6は、次の加算を
行い、加算値DRΣ、MINΣを発生する。
【0025】 DRΣ=DR1+DR2+DR3+DR4 MINΣ=MIN1+MIN2+MIN3+MIN4 各重要語が8ビットの場合では、10ビットの加算値が
発生する。
【0026】ヘッドインターリーブ回路12では、図4
に示すように、4個の重要語とその加算値とが別々のチ
ャンネルに分配される。例えば図4の左上コーナのある
一つのマクロブロックの4個のADRCブロックの各符
号化出力がCH1、CH2、CH3、CH4に記録され
る場合に、これらのADRCブロックの重要語を上述の
ように加算して得られる加算値DRΣ、MINΣが次の
マクロブロック(右側のマクロブロック)の最初のチャ
ンネル(CH6)に記録する。
【0027】このようにすると、4個の重要語とその加
算値とが別個のチャンネルに記録され、あるチャンネル
例えば第1チャンネルの全体がヘッドクロッグで再生で
きなくなっても、次のようにして、第1チャンネルの重
要語を訂正することができる。 DR1=DRΣ−DR2−DR3−DR4 MIN1=MINΣ−MIN2−MIN3−MIN4
【0028】従来の各ブロックの重要語を2回、記録す
る時には、1ADRCブロック当りで16ビットの付加
が必要である。一方、この発明は、1マクロブロック当
りで20ビットの付加が必要であるから、1ADRCブ
ロックでは、5ビットの付加で良く、然も、完全に基に
戻すことができる。
【0029】次に、図5を参照して図1の記録回路と対
応する再生回路について説明する。磁気テープTから6
個の回転ヘッドH1〜H6により再生された各チャンネ
ルの再生データは、再生アンプ14を介してヘッドディ
インターリーブ回路15に供給される。この回路15に
おいて、記録側のヘッドインターリーブ回路12による
インターリーブ処理が戻される。
【0030】ヘッドディインターリーブ回路15の出力
データがチャンネルデコーダ16に供給され、チャンネ
ル符号化の復号がなされる。チャンネルデコーダ16の
出力データがエラー訂正回路17に供給され、積符号の
復号がされる。エラー訂正回路17から発生する出力デ
ータには、再生データの他にエラー訂正した後のエラー
の有無を示すエラーフラグが含まれる。
【0031】エラー訂正回路17の出力データ中の重要
語DR、MINが上述のアルゴリズムによって訂正され
る。マクロブロックのダイナミックレンジDRが分離回
路18に供給される。分離回路18は、加算値DRΣと
DRiとを分離する。分離回路18からの加算値DRΣ
およびエラーフラグがラッチ19にラッチされ、DRi
およびエラーフラグがメモリ20に取り込まれる。
【0032】ラッチ19からの加算値DRΣがゲート回
路21を介して演算回路25に供給され、エラーフラグ
が検出回路22に供給され、検出回路22の出力がゲー
ト回路21および演算回路25に供給される。メモリ2
0からのDRiおよびエラーフラグも、同様に、ゲート
回路23および検出回路24に供給され、ゲート回路2
3が検出回路24からの検出信号で制御され、ゲート回
路23および検出回路24の出力信号が演算回路25に
供給される。
【0033】上述のダイナミックレンジDRに関する訂
正を行うための構成と、同様の構成が最小値MINに関
する訂正のために設けられている。最小値MINに関す
る回路ブロックに対しては、ダイナミックレンジDRに
関する回路ブロックの参照数字に10加えた参照数字を
付して、その説明を省略する。
【0034】演算回路25からの訂正後のダイナミック
レンジと、演算回路35からの訂正後の最小値MIN
と、エラー訂正回路17からのコード信号DTとがマク
ロブロック分解回路26に供給される。マクロブロック
分解回路26によりADRCブロック毎の再生データに
分解される。各ADRCブロックの再生データがADR
Cデコーダ27に供給され、ADRCの復号処理を受け
る。
【0035】ADRC復号の場合、量子化コードのビッ
ト数を4ビットとする時に、各画素の復号値Liを発生
する。この復号値Liは次式で表される。 Li=〔(DR/24 )×xi+MIN+0.5〕 =〔Δ×xi+MIN+0.5〕
【0036】但し、xiはコード信号の値、Δは量子化
ステップ、〔 〕はガウス記号である。上式の〔 〕内
の演算を例えばROMで実現し、最小値MINの加算を
行う構成をADRCデコーダ27が有している。
【0037】ADRCデコーダ27の出力データがブロ
ック分解回路28に供給される。ブロック分解回路28
によって、データの順序がブロックの順序からラスター
走査の順序へ戻される。ブロック分解回路28の出力端
子29に再生データが得られる。必要に応じて、この出
力端子29には、エラー修整回路が設けられている。こ
のエラー修整回路は、画素単位でエラーであるデータを
周辺の画素データで補間する。
【0038】図6は、ゲート回路21、23と演算回路
25の一例を示す。入力端子41には、DRiが供給さ
れ、入力端子42に検出回路24からの検出信号が供給
され、入力端子43に加算値DRΣが供給され、入力端
子44に検出回路22からの検出信号が供給される。ゲ
ート回路23からのDRiが累算回路47および配列制
御回路48に供給され、累算回路47の累算出力および
ゲート回路21の出力が減算回路49に供給される。こ
の減算回路49の出力が配列制御回路48に供給され
る。配列制御回路48の出力端子50に訂正後の重要語
(ダイナミックレンジDR)が取り出される。
【0039】一例として、DR1〜DR4の中でDR3
がエラーの場合には、図7に示すように、ゲート回路2
3にDR3の位置でハイレベルとなる検出信号が供給さ
れる。ゲート回路23は、制御信号がハイレベルの時
に、オフとなり、累算回路47および配列制御回路48
には、DR3以外のDRiが供給される。ここでは、D
RΣにエラーがないものとしているので、DRΣは、ゲ
ート回路21を通過する。
【0040】累算回路47は、累算出力(DR1+DR
2+DR4)を発生する。従って、減算回路49は、D
RΣ1からこの累算出力を減算し、その出力に正しいD
R3を発生する。配列制御回路48は、元のDRi中の
DR3を訂正後のものにすげ替えて出力する。最小値M
INに関しても、演算回路35において、エラーである
MINが上述と同様に訂正される。訂正できる場合は、
加算値が正しく、この加算値を形成するための複数の重
要語の中で一つのみがエラーの場合である。
【0041】上述の一実施例では、マクロブロックの大
きさが(2×2)の4個のADRCブロックとされてい
る。このマクロブロックの大きさを適宜、変えることが
可能である。また、加算値とそれを構成する複数の重要
語を複数のチャンネル内で、離れた位置に記録して、同
一チャンネル内のバーストエラーに対する訂正能力を高
くすることもできる。例えばマクロブロックが16AD
RCブロックで構成し、6チャンネル並列記録の例であ
れば、次のように、12ビットの加算値を生成する。 DRΣ=DR1+DR2+・・・・+DR16 MINΣ=MIN1+MIN2+・・・+MIN16
【0042】そして、DR1〜DR6、MIN1〜MI
N6をチャンネル(CH1)〜CH6にそれぞれ記録
し、次に、DR7〜DR12、MIN7〜MIN12を
チャンネル(CH1)〜CH6にそれぞれ記録し、DR
13〜DR16をCH1〜CH4にそれぞれ記録し、加
算値をCH5に記録する。1ADRCブロック当りで、
1.5ビットの増加ですむ。このように、マクロブロッ
クを大きくすると、テープの傷等のバーストエラーの場
合に、冗長度の増加を抑えながら、重要語を完全に元の
値に戻すことが可能である。
【0043】上述のように、単純加算で発生した合成値
を記録する時には、ビット数が8ビットから10ビット
のように増大する。この問題を避けるための一つの方法
は、加算値の平均値(8ビット)を記録することであ
る。平均値の場合には、端数を丸めることによる誤差が
発生する。誤差の問題を解決するのに、平均値を形成す
る時に、複数の重要語を重み付け加算した値の平均値を
形成する。
【0044】マクロブロックが4個のADRCブロック
で構成される時には、次式で合成値が生成される。最小
値MINも同様である。 DRΣ=(DR1×2 +DR2×1+DR3×1+DR4×1)/5
【0045】図8は、この演算を行うための構成の一例
である。入力端子51にDRiが供給され、2倍にする
ための回路52および1倍の回路53(単に、バッファ
機能を有する)にこのDRiが供給される。回路52お
よび53の出力がスイッチング回路54の二つの入力端
子に供給され、スイッチング回路54が端子55からの
制御信号で制御される。
【0046】スイッチング回路54は、図9に示すよう
に、DR1のタイミングでは、回路52の出力を選択
し、それ以外では、回路53の出力を選択する。スイッ
チング回路54の出力が累算回路56に供給され、出力
端子57に上述の重み付け加算された合成値が得られ
る。累算回路56の出力に図示せずも、累算結果を1/
5にする回路が接続される。
【0047】重み付け加算値の平均値を形成する時に、
重み付け係数が大きくされる重要語は、他の重要語と比
してより重要なものである。例えば4個のADRCブロ
ックを形成する時に、第1のADRCブロックは、フレ
ーム内の画素データからなり、第2のADRCブロック
は、第1および第2のADRCブロックに含まれる画素
値の差分で構成され、第3および第4のADRCブロッ
クも、同様に差分値で構成される時には、もとの画素値
を有する画素で構成される第1のADRCブロックから
発生した重要語DR1、MIN1が重視される。
【0048】さらに、重要語の複数の加算値を形成する
時に、加算値を構成する重要語が一部、重複するように
しても良い。図10および図11は、そのような例を示
す。図11に示すように、上下に隣接する二つのマクロ
ブロックを考える。各ADRCブロックから発生した重
要語を同一番号で表すと、次のように合成値が形成され
る。
【0049】 DRΣ=DR1+DR2+DR3+DR4+DR1´ DRΣ´=DR1´+DR2´+DR3´+DR4´+DR1 最小値MINについても同様である。このようにする
と、DR1とDR2とがエラーとなっても、他のデータ
が正しければこれを訂正できる。ここでは、DR1およ
びDR1´が重複しているが、重複させるDRを規則的
に異ならせるようにしても良い。
【0050】図10を参照して、上述の合成値を生成す
るための回路構成の一例を説明する。ADRCデコーダ
からの符号化出力がマクロブロック化回路4に供給され
る。マクロブロック毎に、ダイナミックレンジDR、最
小値MIN、量子化データDTが回路4から出力され
る。ダイナミックレンジDRおよび最小値MINが合成
値生成回路60aおよび60bにそれぞれ供給される。
【0051】合成値生成回路60aについて説明する
と、同時化回路65によって、図11のように、上下に
隣接する二つのマクロブロックのタイミングが揃えられ
る。すなわち、同時化回路65の一方の出力端子には、
1〜4のADRCブロックからなるマクロブロックのダ
イナミックレンジDRが出力され、その他方の出力端子
には、1´〜4´のADRCブロックからなるマクロブ
ロックのダイナミックレンジDR´が出力される。同時
化回路65は、4ラインメモリで構成される。
【0052】一方のマクロブロックのDRが加算回路6
6およびゲート回路70に供給され、他方のマクロブロ
ックのDR´が加算回路69およびゲート回路67に供
給される。ゲート回路67および70には、端子68お
よび71からそれぞれ制御信号が供給される。ゲート回
路70には、図12に示すように、DR1のみを通過さ
せる制御信号が供給される。ゲート回路67には、図示
しないが、DR1´のみを通過させる制御信号が供給さ
れる。
【0053】従って、加算回路66は、(DR1+DR
2+DR3+DR4+DR1´)の加算結果を発生し、
加算回路69は、(DR1´+DR2´+DR3´+D
R4´+DR1)の加算結果を発生する。加算回路66
の出力が1マクロブロックの遅延量の遅延回路72を介
して混合回路73に供給され、混合回路73によって、
非遅延信号と混合される。同様に、加算回路69の出力
が遅延回路74および混合回路75によって、次のマク
ロブロックの最初のADRCブロックのタイミングに合
成値が混合される。
【0054】混合回路73の出力が再配列回路76に供
給され、混合回路75の出力が遅延回路77を介して再
配列回路76に供給される。遅延回路77は、2ライン
の遅延量である。そして、再配列回路76の出力端子6
2には、重要語とその合成値とからなる出力データが発
生する。
【0055】最小値MINに関しても、上述と同様の合
成値生成回路60bが設けられている。そして、出力端
子63に最小値MINとその合成値とが取り出される。
量子化コードDTは、時間合わせ用の遅延回路61を介
して出力端子64に導かれる。
【0056】さらに、重要語の上位の複数ビットを集め
て加算値とすることで、画質の劣化がなしに、加算値の
ビット数の増加を抑えられる。例えばマクロブロックが
16ADRCブロックの例では、単純加算の場合には、
加算値が8ビットから12ビットに増加する。ここで、
16個の直流分の上位4ビットを集めると、加算値が8
ビットのままとすることができる。MSBから下位側に
向かって選択するビット数を少なくすると、精度が低下
するが、正しい値に近い値を復元できる。
【0057】図13および図14は、上位4ビットから
加算値を形成するための説明に用いるものである。図1
3は、ダイナミックレンジDRについての構成のみを示
している。マクロブロック化回路4からのダイナミック
レンジDRがゲート回路81に供給される。ゲート回路
81は、入力端子82からの制御信号で制御される。ゲ
ート回路81の出力が累算回路83に供給される。
【0058】図14は、ゲート回路81を制御するため
に、入力端子82からの制御信号である。DR1、DR
2、DR3、DR4、・・・がビットシリアルで、ゲー
ト回路81に供給され、制御信号がその上位4ビットの
期間で、ハイレベルとなる。この期間でのみ、ゲート回
路81がオンし、累算回路83は、上位4ビットの加算
値を発生する。
【0059】さらに、重要語に限らず、ある画像データ
の画素データの加算値を形成するようにしても良い。図
15は、(4×4)のADRCブロックの構成を示し、
各画素の量子化データDT(4ビット)に対する参照番
号が付されている。すなわち、 DTΣ=DT1+DT2+DT3・・・・DT15+D
T16 によって、加算値が形成され、この量子化データの加算
値DTΣも伝送される。
【0060】この方法によると、一つのADRCブロッ
クで発生した、DR、MIN、DTΣ、量子化データを
伝送することによって、量子化データの一つのエラーを
訂正することができる。さらに、2個の量子化データの
エラーは、補間することができる。例えばDT7´およ
びDT10´がエラーである時には、まず、周囲の画素
データからの補間値を形成する。すなわち、 DT7*=(DT3+DT6+DT8+DT11)/4 DT10*=(DT6+DT7+DT11+DT14)/4 (*が補間値を意味する。)そして、これらの補間値の
比例関係を求め、加算値DTΣをこの比例関係で配分す
る。このようにすれば、良好な補間を行うことができ
る。
【0061】
【発明の効果】この発明は、複数の重要語の加算値を記
録しているので、加算値を記録することにより、冗長度
がやや増大するが、同一の重要語を複数回、記録するの
と比べれば、冗長度が低い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができるディジタルV
TRの記録回路の一例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例における記録パターンの一
例を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施例におけるADRCブロック
の構成の一例を示す略線図である。
【図4】この発明の一実施例におけるマクロブロックの
構成の一例を示す略線図である。
【図5】この発明を適用することができるディジタルV
TRの再生回路の一例のブロック図である。
【図6】この発明の一実施例における加算値生成回路の
一例のブロック図である。
【図7】この発明の一実施例における合成値生成回路の
一例の説明のためのタイミング図である。
【図8】合成値生成回路の他の例のブロック図である。
【図9】合成値生成回路の他の例の説明のためのタイミ
ング図である。
【図10】合成値生成回路のさらに他の例のブロック図
である。
【図11】合成値生成回路のさらに他の例の説明のため
の略線図である。
【図12】合成値生成回路のさらに他の例の説明のため
のタイミング図である。
【図13】合成値生成回路のよりさらに他の例のブロッ
ク図である。
【図14】合成値生成回路のよりさらに他の例の説明の
ためのタイミング図である。
【図15】量子化データに適用される合成値生成回路の
説明のための略線図である。
【符号の説明】
3 ADRCエンコーダ 4 マクロブロック化回路 6 加算回路 12 ヘッドインターリーブ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−256080(JP,A) 特開 平1−125186(JP,A) 特開 平2−264531(JP,A) 特開 昭60−93679(JP,A) 特開 平2−219387(JP,A) 特開 平2−290380(JP,A) 特開 昭62−163432(JP,A) 特開 平3−49384(JP,A) 特開 平3−179922(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素からなるブロック毎にブロッ
    ク符号化を行うことで得られた符号化データであって、
    復号のための重要度が高い重要語を含む上記符号化デー
    タを含む伝送データを複数のチャンネルによって伝送す
    るブロック変換符号化データの伝送装置において、複数の上記ブロックからなるマクロブロックを設定する
    マクロブロック化手段と、 上記マクロブロック内の複数の上記ブロックの夫々の上
    記重要語と、他の上記マクロブロック内の少なくとも一
    つの上記ブロックの上記重要語との合成値を上記マクロ
    ブロック毎に算出する合成値算出手段とを有し、 上記伝送データが上記ブロックの夫々の上記重要語と上
    記合成値とを含むと共に、上記合成値算出手段で用いた
    重要語と異なる上記チャネルに上記合成値が配置される
    ことを 特徴とするブロック変換符号化データの伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 上記マクロブロックがn個の上記ブロッ
    クからなり、上記マクロブロック内の第1番目から第n
    番目の上記重要語に対して、上記他のマクロブロック内
    の上記第1番目から第n番目の中で選択されたものが合
    成され、上記選択されるものを規則的に変化させること
    を特徴とする請求項1記載のブロック変換符号化データ
    の伝送装置。
  3. 【請求項3】 複数の画素からなるブロック毎にブロッ
    ク符号化を行うことで得られた符号化データであって、
    複数のデータを含む上記符号化データが生成され、更に
    複数の上記データの合成値が算出され、上記符号化デー
    タと上記合成値とを含む伝送データを受信するブロック
    変換符号化データの伝送装置において、 エラーであるデータを示すエラー指示手段と、 上記合成値からエラーでない上記データを減算した減算
    データを算出する手段と、 複数のデータに基づいて、エラーと示された上記データ
    に対応するデータ補間値を算出する補間手段と、 複数の上記データ補間値と上記減算データとに基づい
    て、補正値を算出する補正手段とを有し、 エラーであるデータが一つである場合は、上記演算デー
    タを上記エラーであるデータの正しい値とし、 エラーであるデータが複数ある場合は、複数の上記補正
    値の夫々を上記エラーであるデータの正しい値とするこ
    とを特徴とするブロック変換符号化データの伝送装置。
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