JP3291210B2 - 板状体の強度試験装置 - Google Patents

板状体の強度試験装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床材等の板状体の強
度を調べるための板状体の強度試験装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】OA化に伴う床下配線の自由度の向上の
要望に沿うものとして、いわゆるフリーアクセスフロア
が普及しているが、この場合、床板をスラブのような床
下地基材から浮かせた状態で設置することから床板の強
度が問題となる。ペーパー類を満載した台車を走行させ
る時など、数百kgの荷重が床板にかかることがあるた
めである。
【0003】このために四隅の部分が床下地基材から立
設した支柱上に載せられるフリーアクセスフロア用の床
板には鋼板を用いた強度の高いものが用いられていると
ともに、その強度は図16に示すように、一端が軸90
で支持されるとともに他端に錘91が吊り下げられたレ
バー9の途中に車輪92を取り付けて、錘91による荷
重を床板である試験体8に加えることで行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の強度試
験は静止荷重での強度を調べているにすぎず、実際に台
車が床板上を走行している状態での荷重を反映したもの
ではなく、また耐久性といった観点での床板の正確な特
性を調べることができるものでもない。動荷重下での試
験をするために、床板を左右に動かすことも考えられる
が、床板の変位量は床板を止めないと測定できないため
に、強度試験としては問題が多い。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは床板のような板状体の
強度を的確に調べることができる板状体の強度試験装置
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明の板状体
の強度試験装置は、平板状の試験体を支持する支持手段
と、設定荷重を試験体表面に加える回転体を備えた荷重
手段と、該荷重手段を試験体の表面に沿って移動させる
駆動手段と、荷重手段及び駆動手段で与えられた荷重に
よる試験体の変位量を測定する変位量測定手段と、上記
荷重手段で与えられる荷重値と上記変位量測定手段で測
定される変位量とを記録する記録手段とを備えて、動荷
重を試験体に加えた状態での耐久強度試験を行うことが
できるものであり、また荷重手段における試験体と接触
する回転体を取り換え自在とするとともに、荷重手段に
は複数の回転体を設けてこれら回転体の間隔を調整自在
とすることで、試験体への荷重の付加状態を変更するこ
とができるようにしたものである。
【0007】上記回転体には小型キャスターを用いるこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、C型鋼のような型鋼材で枠組みされると
ともに内部空間が上中下の3層に分けられた架台1は、
その中層空間が強度試験にかける試験体8を配置する試
験空間となっているもので、該試験空間の前面には図3
に示すように扉10が設けられ、また下層の前面にはこ
の強度試験装置の付属品などを収納するための引き出し
11が設けられており、架台1の他の外面はすべて板1
2で覆われている。そして試験空間を囲む扉10と板1
2とからなる壁面のうち、少なくとも前面の部分、つま
り上記扉10が透明アクリル板のような透明板で形成さ
れて試験空間を見通すことができるようにされている。
また、扉10は引き戸(図示例では4連引き戸)で構成
されて、扉10の開閉にあたり架台1の前面側に大きな
スペースを必要としないようにされているとともに、各
扉10は個別の引き戸溝に配されて任意の扉10だけを
開くこともできる上に、図示例において4枚の扉10を
すべて一方に寄せれば4枚の扉10が前後に重なって、
試験空間の前面を大きく開放させることができるように
なっている。
【0009】上記試験空間の床面は鋼板が張られること
で、任意の位置に支持手段である支持台15をボルトな
どで固定することができるようにされている。そして床
材のような平板状の試験体8は、支持台15上に載せら
れて試験空間内に配設される。ここにおける支持台15
は試験体8の上面が水平面となるように、また試験体8
の上面が試験空間の床面から所定の高さ以上に配置する
ことができるように、高さをスペーサなどによって調節
することができるようにしたものが用いられている。
【0010】試験体8が前述のようなフリーアクセスフ
ロア用の床板である場合、実際に施工される場合と同様
に、図2に示すように試験体8の四隅が支持台15上に
載せられる。なお、図示例では3枚の試験体8を左右に
並べているが、実際に強度試験に供されるのは中央の試
験体8であり、両隣の試験体8は台車が走行する場合の
状況をより正確に再現するためのものである。
【0011】上記試験空間の上部には荷重手段2が配さ
れている。この荷重手段2は、図1及び図4に示すよう
に、架台1における左右方向に走る前後の型鋼材の下面
にリニアガイド29,29を介して取り付けられること
で左右方向に移動自在とされた上プレート22と、試験
体8の上面を走行することになる回転体20が下面側に
取り付けられた下プレート23と、上プレート22の上
面側に固着されるとともに上プレート22の下方に突出
するシャフトの先端がフローティングコネクター25を
介して下プレート23に連結されるエアシリンダー21
と、上プレート22に対する下プレート23の上下動を
ガイドする複数本のリニアガイド24とからなるもの
で、フローティングコネクター25と下プレート23と
の間の連結は、フローティングコネクター25が上面に
固着された固定板26に下プレート23から立設した複
数本の支柱27の上端が取り付けられることでなされて
いる。ただし、固定板26と支柱27とは図5(a)に示
すように、上下方向において微小な遊びαが持たされて
おり、そして固定板26下面と下プレート23上面との
間に荷重検出用のロードセル40が配設されている。
【0012】さらに、上記リニアガイド24のシャフト
の下端を下プレート23に固定しているシャフトエンド
24aは、図5(b)に示すように、ボルト24bを緩め
ることで固定を解除することができるものとなってお
り、また支柱27と固定板26との固定もナットを緩め
ることで解除することができるようにされている。これ
は回転体20が下面に配された下プレート23の交換を
容易にするためである。なお、図4においては回転体2
0を1つだけ備えた下プレート23を装着した状態を、
図2は3つの回転体20を備えた下プレート23を装着
した状態を示している。
【0013】このように構成された荷重手段2は、エア
シリンダー21を作動させてそのシャフトを伸長させる
ことで、下プレート23が下降して回転体20を前述の
ように設置された試験体8の上面に押し付けるものであ
り、この荷重はロードセル40によって測定することが
できるものとなっている。上記フローティングコネクタ
ー25は、上下の相互に連結される部材間にボールを配
したもので、エアシリンダー21と回転体20とが荷重
付加方向と直交する方向に中心が少々ずれていても荷重
を確実に伝達することができるように設けたものであ
る。
【0014】また回転体20は図7に示すように鉄製の
車輪20aの外周面にウレタンゴムのライニング20b
を施したものが用いられており、図6に示すように下プ
レート23を貫通する上下軸28aと、下プレート23
下面に配されたガイド23aで上下動がガイドされる取
付枠28bとを介して下プレート23に取り付けられて
いる。そして上下軸28aの上端に取り付けられた抜け
止め28cの位置から明らかなように、下プレート23
に対する回転体20の上下方向の微動が可能とされてい
る上に上記フローティングコネクター25の存在によ
り、エアシリンダー21によるところの荷重を下プレー
ト23の影響を受けることなく回転体20で試験体8に
加えることができ、また該荷重を正確にロードセル40
で測定することができるようになっている。
【0015】上プレート22に装着された図4に示す近
接スイッチ45は下プレート23に装着されたマグネッ
ト46によってオンオフされるもので、エアシリンダー
21による上下ストロークでは十分な荷重を試験体8に
与えることができない位置まで下プレート23が下降し
た時に作動し、試験体8の設置高さが不足していること
の警告のための出力を出す。
【0016】上記荷重手段2は、前述のようにリニアガ
イド29によって左右方向に移動自在となっているが、
該荷重手段2には架台1の左右両端に設けられた一対の
タイミングプーリ33,33間に架け渡されているタイ
ミングベルト32の両端が固定されている。また一方の
タイミングプーリ33には減速機付きのACサーボモー
ター30が連結されており、該モーター30によるタイ
ミングプーリ33の駆動によって荷重手段2は架台1内
を左右に移動するとともに、モーターコントローラ31
による制御で所定位置に達した時にモーター30が回転
方向を反転させるために、所定範囲内を荷重手段2は上
記構成の駆動手段3によって往復移動するものとなって
いる。
【0017】なお、上記の往復移動の所定範囲は、リミ
ットスイッチや近接スイッチ、あるいはモーター30に
付属させたエンコーダの出力パルスのカウントによって
制御され、たとえば図1中のLの範囲に制限されてい
る。また上記モーターコントローラ31は、初期位置に
ある荷重手段2を移動させる時、上記出力パルスのカウ
ント数に応じて、図12に示すように、カウント数C1
までは回転数を徐々に増加させ、その後、カウント数C
2まで回転数を一定に保ち、さらにカウント数C3の間
に徐々に回転数を落として停止させ、次に回転方向を反
転させて同様の回転数制御を行うものとなっている。電
源投入後の初期位置の設定は、リミットスイッチなどの
スイッチを初期位置に配しておき、該スイッチを荷重手
段2が作動させるまで荷重手段2を移動させることで行
うようにしている。また、駆動手段3におけるモーター
30やタイミングプーリ33,33などは架台1の上部
空間に収められており、外部からは直接見えないように
なっている。
【0018】試験体8の変位量の測定は、前記試験空間
の床面上の任意位置にマグネットスタンド42を介して
配設される1つ乃至複数個の変位計41によって行う。
試験体8の裏面に測定針を当てて、試験体8が荷重を受
けて撓んだり変形した時の変位量を測定する上記変位計
41は、試験体8の変位を測定したい箇所の裏面に測定
針が当たるように配置する。
【0019】図8に電気回路ブロックを示す。前記ロー
ドセル40は表示操作器53とシーケンサ32を介して
パーソナルコンピュータ(以下パソコンと称す)50に
接続されており、上記変位計41はシーケンサ32及び
パソコン50に接続されている。図中43は荷重手段2
の移動範囲Lの両端を越えたところに設置されて荷重手
段2のオーバーランを検出するスイッチ、44は前記扉
10の開閉を検出するスイッチであり、オーバーラン発
生時や強度試験中に扉10が開かれた場合など、シーケ
ンサ32はこれらスイッチ43,44の出力により、試
験を直ちに停止する。図中51はパソコン50用のモニ
ター、52は試験結果の出力用のプリンターである。
【0020】また荷重手段2におけるエアシリンダー2
1は、コンプレッサ(図示せず)から供給される圧縮空
気にて作動するのであるが、上記エアシリンダー21へ
のエアの供給は、図9に示すように減圧弁62Aを介し
た系統と、増圧器63と減圧弁62Bとを介した系統の
2系統が電磁弁61A,61Bによる切換で選択的に用
いられる。前者の系統は動荷重下での試験体8の変位を
見るためのものであり、後者の系統は静止荷重下での試
験体8の変位を見るためのものであって、静止荷重の場
合は動荷重の場合よりもほぼ2倍くらいの荷重をかける
ために後者の系統には増圧器63も設けている。静止荷
重での強度試験を行う時は、回転体20に代えて、別途
金具を用いるのが好ましい。また、ここではエアシリン
ダー21を用いたものを示したが、油圧シリンダーを用
いてもよく、この場合も荷重の微調整用に減圧弁を使用
した上記と同様の油圧回路を構成することが好ましい。
【0021】前記パソコン50は、エア配管中の各バル
ブを含む荷重手段2と駆動手段3との動作をシーケンサ
32を介して制御するとともに、ロードセル40及び変
位計41の出力を取り込んで記録するもので、計測結果
は記録したデータを表やグラフにして出力することがで
きるプログラムが組み込まれている。また、ロードセル
40で測定した荷重の表示のための表示部や、タッチパ
ネル式の入力を行うことができる表示操作器53は、パ
ソコン50に接続されたキーボードと共にパソコン50
への指示入力を行うことができるようになっているもの
で、架台1の上部前面に配設されている。
【0022】このように構成された強度試験装置におい
て、試験体8の動荷重に対する耐久強度試験を行うにあ
たっては、まず架台1の扉10を開いて試験体8を試験
空間内に設置する。この時、試験体8の床面と荷重手段
2の走行ガイドであるリニアガイド29とが平行となる
ようにしているとともに、これらが水平となるように架
台1を設置していることから、試験体8は床面と平行と
なるように、あるいは水準器などを用いて試験体8の上
面が水平となるように複数の支持台15の高さを調節し
て設置する。そして変位計41をマグネットキャッチ4
2を利用して変位を測定したい箇所に固定し、測定針を
試験体8の裏面に当接させる。
【0023】次いでパソコン50を含む強度試験装置の
電源を入れて、表示操作器53から試験条件、たとえば
走行回数、走行速度、測定回数、測定速度等の設定を行
う。なお、測定回数や測定速度の設定は、変位の測定を
常時行って記録するのではなく、何回かの走行毎に測定
を行って記録するためであり、また加速試験のために通
常走行速度は速めに設定することから、測定時には実荷
重がかかる場合に即した速度で荷重手段2が走行するよ
うにするためである。なお、変位計41の出力自体は常
時監視しており、このために変位がある程度以上大きく
なれば、測定回数や測定速度の設定にかかわりなく変位
計41出力の記録を行うようにしているために、試験体
8が荷重によって破壊や塑性変形してしまう時の変位の
記録を取ることができないという事態を招くことはな
い。
【0024】パソコン50側においても対応するプログ
ラムを立ち上げて問い合わせに応じて記録ファイル名や
試験体8の名前、測定箇所、測定箇所と対応する変位計
41の接続チャンネル等の各種入力を行う。また、全変
位計41についてのゼロリセットを行う。この後、オフ
ライン測定動作を実行する。つまり往復ストロークの一
端側にある荷重手段2のエアシリンダー21を作動させ
て回転体20を下降させ、試験体8に当接させる。そし
て荷重値を表示操作器53で読み取るとともに、減圧弁
62Aの操作で荷重の微調整を行う。そして、回転体2
0を試験体8に押し当てつつ荷重手段2を往復ストロー
クの他端側まで移動させ、再度荷重値を表示操作器53
で読み取るとともに、減圧弁62Aの操作で荷重の微調
整を行う。
【0025】このようにして各種設定が完了すれば、耐
久強度試験をスタートさせるものであり、所望の荷重を
試験体8に与えている回転体20が試験体8上面に転動
する動作を繰り返させる。この荷重によって図11に示
すように試験体8がたわむことになるが、このたわみに
よる変位δは変位計41によって測定され、荷重値や変
位量や走行回数、変位測定時点での回転体20の走行位
置等がパソコン50によって記録される。
【0026】荷重手段2の往復動が設定された走行回数
に達すれば、試験は自動停止する。途中で試験体8が破
壊や塑性変形に至ってしまった時には、前述のようにこ
の時の変位変化が記録されるとともに、荷重手段2の走
行停止がなされる。設定される走行範囲を越えて荷重手
段2が移動する事態が生じた時には、オーバーラン検出
用のスイッチ43の出力を受けて、試験を停止するとと
もに荷重手段2へのエア供給路中の電磁弁61Aを切り
換えて回転体20を上昇させる。また、試験中で荷重手
段2が走行している際に扉10が開かれた時にも安全の
ために同じ動作を行う。
【0027】図13に示すものは、回転体20の交換を
さらに容易にするために、下プレート23におけるエア
シリンダー21の直下点から等距離の所に夫々回転体2
0の取付枠28bのボルト止めによる装着を行ったもの
を示している。下プレート23を外すことなく、回転体
20の交換を行うことができる。また、図示例のもので
は下プレート23に長孔23dを設けて、この長孔23
dに取付枠28bの固定用ボルトの挿通して固定してい
ることから、2つの回転体20,20の間隔を調整する
ことができるものともなっている。
【0028】間隔の調整の点では、図14に示すよう
に、取付枠28bの下プレート23への固定点を回転体
20の中心から回転体20の軸方向にオフセットしたと
ころに設けておいてもよい。固定点を中心に取付枠28
bを180°回転させることで、2つの回転体20,2
0の間隔を調整することができる。図15に示すもの
は、回転体20が四隅の下面に取り付けられたプレート
23eを上記長孔23dを備えた下プレート23に取り
付けることで、荷重手段2の走行方向にも複数の回転体
20,20が並ぶようにしている。
【0029】回転体20としては、上記の各例に示した
ような小型キャスタータイプのものを好適に用いること
ができるが、台車の走行を更に模擬するのであれば、下
プレート23あるいは上記プレート28への固定点が回
転体20の中心よりも回転体20の走行方向にオフセッ
トしたトレーリングタイプで且つ固定軸回りに回転体2
0の回転が自在となっているもの、つまり走行方向に応
じて向きが変わるタイプのものを用いてもよい。また球
状や円筒状のものであってもよい。
【0030】試験体8として、フリーアクセスフロア用
の床板を示したが、他の建材であってもよいのはもちろ
んである。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明においては、平板状
の試験体を支持する支持手段と、設定荷重を試験体表面
に加える回転体を備えた荷重手段と、該荷重手段を試験
体の表面に沿って移動させる駆動手段と、荷重手段及び
駆動手段で与えられた荷重による試験体の変位量を測定
する変位量測定手段と、上記荷重手段で与えられる荷重
値と上記変位量測定手段で測定される変位量とを記録す
る記録手段とを備えていることから、動荷重を試験体に
加えた状態での定性的な耐久強度試験を行うことができ
るものであり、しかも荷重手段における試験体と接触す
る回転体を取り換え自在としているために、試験体への
荷重の付加状態を実状に応じた状態に変更することがで
きる上に、荷重手段に複数の回転体を設けているために
多点での荷重付加を行うことができる強度試験を行うこ
とができるものであり、しかも複数の回転体の間隔を調
整自在としているために、多点での荷重付加に際して所
要の間隔での荷重付加を行うことができ、実状に適した
状態での試験を行うことができるものであって、試験体
の強度評価を的確に行うことができるものである。
【0032】また回転体に小型キャスターを用いたなら
ば、回転体を低コストで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す正面図であ
る。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の外観を示す斜視図である。
【図4】同上の荷重手段の横断面図である。
【図5】(a)は同上の荷重手段の一部の破断正面図、(b)
は同上の一部の水平断面図である。
【図6】同上の回転体の取付部を示すもので、(a)は破
断正面図、(b)は拡大断面図である。
【図7】同上の回転体の断面図である。
【図8】同上の回路ブロック図である。
【図9】同上の概略配管図である。
【図10】同上の試験動作フロー図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の駆動手段のモーターの動作説明図であ
る。
【図13】同上の他例の斜視図である。
【図14】同上の更に他例を示すもので、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図15】同上の別の例の斜視図である。
【図16】従来例の概略正面図である。
【符号の説明】
2 荷重手段 3 駆動手段 8 試験体 20 回転体 40 ロードセル 41 変位計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下津 茂一 大阪府寝屋川市日之出町10番24号 堀田 鉄工株式会社内 (72)発明者 服部 昌孝 大阪府寝屋川市日之出町10番24号 堀田 鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−332907(JP,A) 特開 平1−297526(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/20 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の試験体を支持する支持手段と、
    設定荷重を試験体表面に加える回転体を備えた荷重手段
    と、該荷重手段を試験体の表面に沿って移動させる駆動
    手段と、荷重手段及び駆動手段で与えられた荷重による
    試験体の変位量を測定する変位量測定手段と、上記荷重
    手段で与えられる荷重値と上記変位量測定手段で測定さ
    れる変位量とを記録する記録手段とを備えた強度試験装
    置であって、荷重手段における試験体と接触する回転体
    を取り換え自在としているとともに、荷重手段は複数の
    回転体を備えて、これら複数の回転体の間隔を調整自在
    としていることを特徴とする板状体の強度試験装置。
  2. 【請求項2】 回転体は小型キャスターであることを特
    徴とする請求項1記載の板状体の強度試験装置。
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