JP3291196B2 - 光ケーブルの製造方法 - Google Patents

光ケーブルの製造方法

Info

Publication number
JP3291196B2
JP3291196B2 JP06445096A JP6445096A JP3291196B2 JP 3291196 B2 JP3291196 B2 JP 3291196B2 JP 06445096 A JP06445096 A JP 06445096A JP 6445096 A JP6445096 A JP 6445096A JP 3291196 B2 JP3291196 B2 JP 3291196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
optical cable
fiber assembly
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06445096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09258078A (ja
Inventor
好寿 林津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP06445096A priority Critical patent/JP3291196B2/ja
Publication of JPH09258078A publication Critical patent/JPH09258078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3291196B2 publication Critical patent/JP3291196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ心線を所
定のピッチで撚り合わせることにより形成した光ファイ
バ集合体の外周に、シースが施された光ケーブルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来提案されている光ケーブルの一般的
な構造を図5に示す。図5において、光ケーブル50
は、中心から順に中心介在52、複数本(図5では6
本)の光ファイバ心線51、押さえ巻き層53、シース
54を有している。
【0003】一般に、光ケーブル50は、以下のような
2工程により製造されている。まず第1工程として、複
数本(図5では6本)の光ファイバ心線51を中心介在
52上に所定のピッチで撚り合わせて光ファイバ集合体
55を形成した後、光ファイバ心線51の撚り崩れや配
列不良を防止するために、前記光ファイバ集合体55の
外周に押さえ巻きテープを巻き回して押さえ巻き層53
を形成する。その後、押さえ巻き層53付光ファイバ集
合体55は巻き取りリールに巻き取られる。次いで、第
2工程として、押さえ巻き層53付光ファイバ集合体5
5の外周に外力からの保護を目的としてプラスチック樹
脂が押出被覆されてシース54を形成し、光ケーブル5
0となる。
【0004】前記光ファイバ心線51の撚り崩れを防止
するものとしては、光ファイバ集合体55の外周に前記
押さえ巻き層53を施す方法以外に、光ファイバ集合体
55の外周に樹脂を充填・硬化させて樹脂硬化層を形成
する方法がある。この場合には、樹脂硬化層の外周にシ
ース54を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、光ケーブルの生
産速度の向上と、生産コストの低減をはかるために光フ
ァイバ集合体の外周に設けられている押さえ巻き層また
は樹脂硬化層を省略することが提案されている。
【0006】しかし、かかる提案の光ケーブル製造方法
では、光ファイバ集合体の外周に押さえ巻き層または樹
脂硬化層を形成しないで、中心介在上に光ファイバ心線
を撚り合わせた光ファイバ集合体をそのまま巻き取りリ
ールに巻き取ることになる。このように光ファイバ集合
体の外周に押さえ巻き層または樹脂硬化層が形成されな
い状態で、巻き取りリール上やシースを形成する押出被
覆装置に前記光ファイバ集合体を供給した際に、光ファ
イバ心線に撚り崩れや配列不良発生してしまい、その
結果光ケーブルの外観不良や伝送損失の増加が生じると
いう問題が発生した。
【0007】理想的には、従来2工程に分けて行われて
きた光ファイバ集合体の形成とシース形成を1工程で行
う、すなわち光ファイバ集合体を形成した後、直ちにシ
ースの形成を行えば良いのであるが、1工程での光ケー
ブルの製造を達成するには新たに大がかりな製造設備が
必要となり、新たな設備を立ち上げるには多大な設備投
資をしなければならない。
【0008】本発明は、上記課題を解決し、押さえ巻き
層または樹脂硬化層が省略でき、かつ従来の製造設備で
光ケーブルを製造しても光ファイバ集合体を形成する光
ファイバ心線に撚り崩れや配列不良が発生することな
く、よって光ケーブルに外観不良や伝送損失の増加が生
じない光ケーブルの製造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下のような手段を有している。
【0010】本発明の光ケーブルの製造方法は、撚り合
わされた光ファイバ心線又は光ユニットをボビンに巻き
取った後、該ボビンから前記光ファイバ心線又は光ユニ
ットを撚り合わされた状態で繰り出して、各光ファイバ
心線又は光ユニットを回転目版に挿通せしめて撚り戻
し、次いで所定のピッチで前記光ファイバ心線又は光ユ
ニットを撚り合わせることにより光ファイバ集合体
し、その後直ちに該光ファイバ集合体の外周にシースを
形成することを特徴とする。
【0011】本発明の光ケーブルの製造方法によれば、
光ファイバ集合体を巻き取りリールに直接巻き取った後
に、光ファイバ心線の撚り崩れや配列不良が発生して
も、シースの押出被覆製造装置に供給される直前に回転
目板の心線貫通孔に挿通せしめて、撚り戻した後に所定
のピッチで撚り合わせるため、製造される光ケーブルに
は、光ファイバ心線の撚り崩れや配列不良による外観不
良や伝送損失の増加が起こらない。また、このような製
造方法を達成するための製造設備は、従来の製造設備に
回転目板を付加すれば良いので、これらの工程を行うた
めの製造設備を新たに用意するのに比べて比較的容易に
達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光ケーブルの製造
方法を実施の形態により詳細に説明する。図1は本発明
の光ケーブルの製造方法により製造された光ケーブルの
断面図である。図1に示す光ケーブル1は複数本(図1
においては6本)の光ファイバ心線2が中心介在3上に
所定のピッチで撚り合わされた光ファイバ集合体5の外
周にシース4が施されている。中心介在3としては、例
えばFRP等が用いられ、シース4を構成する材質とし
ては、プラスチック樹脂、例えばナイロンが用いられ
る。
【0013】上記光ケーブル1は図2に示す方法により
製造される。図2において、符号11は光ファイバ集合
体5が巻き取られた巻き取りリールである。符号12
は、巻き取りリール11から引き出された光ファイバ集
合体5に所定の加重を印可するダンサーウエイト、符号
13は回転目板、符号14は樹脂押出機である。なお、
ダンサーウエイト12および樹脂押出機14は従来と同
じものを用いることができる。
【0014】本発明の特徴は、ダンサーウエイト12と
樹脂押出機14の間に設けられた回転目板13にある。
図3(イ)は回転目板の正面図、図3(ロ)は回転目板
の断面図である。図3に示すように、回転目板13の中
心には光ケーブル1を構成する中心介在3を挿通せしめ
る中心介在貫通孔21が設けられている。また前記中心
介在貫通孔21の同心円上には、光ケーブル1を構成す
る光ファイバ心線2を挿通せしめる光ファイバ心線貫通
孔22が設けられている。上記回転目板13は、台座2
3に回転可能に保持されており、該台座23は図示され
ていないフレームに肯定されている。
【0015】以上のような製造装置を用いることによっ
て光ケーブル1は、中心介在3上に複数本の光ファイバ
心線2が撚り合わされた光ファイバ集合体5より次のよ
うにして製造される。巻き取りリール11から引き出さ
れた光ファイバ集合体5は、ダンサーウエイト12によ
って所定の加重を印可された後、前記光ファイバ集合体
5の各構成物に分けられ、各構成物に対応した回転目板
13の各貫通孔に挿通される。すなわち、前記中心介在
3は回転目板13の中心介在貫通孔21に、前記複数本
の光ファイバ心線2は各光ファイバ心線2に対応した回
転目板13の光ファイバ心線貫通孔22に挿通される。
次いで、回転目板13の各貫通孔に挿通された中心介在
3及び各光ファイバ心線2は、再び所定のピッチで撚り
合わされて樹脂押出機14に導入されて樹脂被覆されて
シース4が形成される。
【0016】上記のような工程において、光ファイバ集
合体5を構成する光ファイバ心線2は、光ファイバ心線
貫通孔22を挿通する際に、一旦撚りが解かれる。この
際、回転目板13は前記光ファイバ心線2の撚りピッチ
にしたがって回転せしめられる。また、前記光ファイバ
心線2は、光ファイバ心線貫通孔22を挿通したのち、
挿通前とは逆方向に撚り合わされて樹脂押出機14に導
入される。したがって、樹脂押出機14に導入される光
ファイバ集合体5aを構成する光ファイバ心線2には撚
り崩れや配列不良が生じていない。すなわち、光ファイ
バ集合体5aは、正常な状態で樹脂押出機14に導入さ
れ、シース4が施される。よって、製造される光ケーブ
ルには光ファイバ心線2の撚り崩れや配列不良に起因す
る外観不良や伝送損失の増加は発生しない。
【0017】なお、上記実施の形態では、6本の光ファ
イバ心線2が中心介在3上に撚り合わされた光ファイバ
集合体5によって構成された光ケーブル1を例にとって
説明したが、光ケーブル1の構造は上記に限られるもの
ではない。例えば、光ファイバ集合体5を形成する光フ
ァイバ2の本数が6本以外でも良いし、中心介在3以外
に介在を用いても良い(例えば、中心介在3の周りに光
ファイバ心線2とともに介在を撚り合わせてもよい)。
また、図4に示すように、複数の光ファイバ心線2が中
心介在3上に撚り合わされ、その外周にシース4が施さ
れた光ユニット43(上記実施の形態における光ケーブ
ル1と同一構造である)を、さらに介在41の周囲に複
数本(図4では4本)撚り合わせた上に、発泡ポリエチ
レン製のシース42を施した光ケーブル40に対しても
本発明の光ケーブルの製造方法を適用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光ケーブル
の製造方法によれば、光ファイバ集合体をボビンに直接
巻き取った後に、光ファイバ心線の撚り崩れや配列不良
が発生しても、シースの押出被覆製造装置に供給される
直前に回転目板の心線貫通孔に挿通せしめて、撚り戻し
た後に所定のピッチで撚り合わせるため、製造される光
ケーブルには撚り崩れや配列不良による外観不良や伝送
損失の増加が起こらない。また、このような製造方法を
達成するための製造設備は、従来の製造設備に回転目板
を加えれば良いので、これらの工程を1工程で行うため
の装置を新たに用意するのに比べて比較的容易に達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブルの製造方法により製造され
た光ケーブルの断面図である。
【図2】本発明の光ケーブルの製造方法の一実施の形態
を示す構成図である。
【図3】(イ)は図2の光ケーブルの製造方法に使用さ
れる回転目板の正面図、(ロ)は図2の光ケーブルの製
造方法に使用される回転目板の断面図である。
【図4】本発明の光ケーブルの製造方法により製造され
た他の光ケーブルの断面図である。
【図5】従来の光ケーブルの断面図である。
【符号の説明】
1 光ケーブル 2 光ファイバ心線 3 中心介在 4 シース 5、5a 光ファイバ集合体 11 巻き取りリール 12 ダンサーウエイト 13 回転目板 14 樹脂押出機 21 中心介在貫通孔 22 光ファイバ心線貫通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撚り合わされた光ファイバ心線又は光ユニ
    ットをボビンに巻き取った後、該ボビンから前記光ファ
    イバ心線又は光ユニットを撚り合わされた状態で繰り出
    して、各光ファイバ心線又は光ユニットを回転目版に挿
    せしめて撚り戻し、次いで所定のピッチで前記光ファ
    イバ心線又は光ユニットを撚り合わせることにより光フ
    ァイバ集合体とし、その後直ちに該光ファイバ集合体の
    外周にシースを形成することを特徴とする光ケーブルの
    製造方法。
JP06445096A 1996-03-21 1996-03-21 光ケーブルの製造方法 Expired - Fee Related JP3291196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06445096A JP3291196B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 光ケーブルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06445096A JP3291196B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 光ケーブルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09258078A JPH09258078A (ja) 1997-10-03
JP3291196B2 true JP3291196B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=13258609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06445096A Expired - Fee Related JP3291196B2 (ja) 1996-03-21 1996-03-21 光ケーブルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3291196B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09258078A (ja) 1997-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3291196B2 (ja) 光ケーブルの製造方法
JP3231064B2 (ja) Frp線条体の接続方法
JP2868068B2 (ja) 自己支持型光ケーブルの製造方法
JPS6134482Y2 (ja)
JPS6186717A (ja) 光ケ−ブルおよびその製造方法
JP2686531B2 (ja) 光ファイバ入り架空地線の製造方法
JP2599187B2 (ja) 複合線条体の製造方法
JPS62258411A (ja) 光フアイバケ−ブル及びその製造方法
JPH03116613A (ja) 多芯ケーブルの製造方法
JPS60177511A (ja) シ−ルド付ケ−ブルの製造方法
JPH08271771A (ja) 光ファイバケーブル及びその製造方法
JPS59213647A (ja) 光フアイバ心線の製造方法
JPH0810568B2 (ja) 電力、光複合ケーブルの製造方法
JP2546675B2 (ja) テ−プ型光ファイバ−ケ−ブルの製造装置
JPS5948709A (ja) 光ケ−ブルユニツトの製造方法
JP2526755Y2 (ja) 異形セグメント混在ケーブル撚合せ装置
JP3014137B2 (ja) 薄型光ファイバテープ心線
JPS6123105A (ja) 光フアイバケ−ブルおよびその製造方法
JP3433866B2 (ja) 繊維強化樹脂ケーブルの製造方法
JPS58122140A (ja) 撚線の製造方法
JPH02170314A (ja) 圧縮導体の製造方法
JPH05142456A (ja) テープユニツト型光ケーブル及びその製造方法
JPH0279008A (ja) 光フアイバケーブルの製造方法
JPH01239513A (ja) ジェリー充填型光ファイバケーブルの製造方法
JPS6075811A (ja) 光フアイバケ−ブルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees