JP3289427B2 - ガイドレス圧延方法 - Google Patents

ガイドレス圧延方法

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JP3289427B2
JP3289427B2 JP23094293A JP23094293A JP3289427B2 JP 3289427 B2 JP3289427 B2 JP 3289427B2 JP 23094293 A JP23094293 A JP 23094293A JP 23094293 A JP23094293 A JP 23094293A JP 3289427 B2 JP3289427 B2 JP 3289427B2
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    • B21B1/18Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section in a continuous process
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、隣り合う圧延機にお
ける圧延ロールの軸心間距離を、ロール直径の1.2倍
以下に設定した圧延装置を使用することにより、粗列を
通過して所要断面寸法に圧延された被圧延材料を保持ガ
イドを設けることなく延伸圧延し得るガイドレス圧延方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術】棒鋼や線材等の被圧延材料のパススケジュ
ールは、一般に粗列、中間列および仕上列に大別され、
所要温度まで加熱された素材は、粗列および中間列を経
て所要断面寸法に圧延された後、仕上列により所望とす
る最終断面寸法(断面形状)に圧延される。そして中間列
では、被圧延材料のパスラインに沿って複数の圧延機を
直列に配置し、これら圧延機に被圧延材料を通過させる
ことにより、該材料を仕上列に適した所要寸法まで延伸
圧延するようになっている。
【0003】前記圧延機は、ハウジングに一対の圧延ロ
ールを回転自在に備え、両ロール間に形成されたロール
孔型(カリバ)に被圧延材料を通過させることにより所要
の圧延を施すようになっている。前記中間列での延伸圧
延では、前記ロール孔型としてオーバル孔型と丸孔型と
を交互に順次配置するオーバル−丸方式や、菱孔型と角
孔型とを交互に配置する菱−角方式とが適宜使い分けら
れている。
【0004】前記オーバル−丸方式では、丸孔型への被
圧延材料の入側にローラ等よりなる保持ガイドを設置
し、オーバル孔型で圧延された被圧延材料を丸孔型に正
しい姿勢で案内して、正確な圧延を行なうようにしてい
る。また、菱−角方式の場合も高減面率を確保するため
に、角孔型の入側に同様の被圧延材料の保持ガイドを設
置している。
【0005】また前記圧延機では、被圧延材料の断面寸
法を変更するため、対向し合う圧延ロールの間隙を調整
する圧下装置の配設が不可欠となっている。この圧下装
置は、固定位置に配設した一方の圧延ロールに対して他
方の圧延ロールを近接離間移動させるよう構成される。
すなわち、ハウジングに一方の圧延ロールを回転自在に
備えたスタンドが移動自在に配設され、該スタンドを適
宜の駆動手段により移動させることにより、ロール間隙
を調節するよう構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記圧延機に付設され
る保持ガイドは、圧延機に配設した圧下装置により圧延
ロールの間隙調整を行なった場合には、これに応じて適
正な位置への調整が必要であり、オーダ変更等に伴う調
整に要する時間が長くなる欠点があった。また保持ガイ
ドの案内不良は圧延製品の不良に繋がるため、ベアリン
グのメンテナンス、ローラの表面疵点検、回転状況の点
検等を頻繁に行なわなければならなかった。また、各圧
延機の間に保持ガイドを設けるので構造が複雑になると
共に、設備費が嵩む難点も指摘される。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した諸種の課題に鑑
み、これを好適に解決するべく提案されたものであっ
て、被圧延材料の保持ガイドを不要としてオーダ変更に
要する時間の短縮および不良品発生を抑制し得るガイド
レス圧延方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明に係るガイドレス圧
延方法は、隣接し合う各圧延ロールの回転軸心が90°
の角度で偏位するよう順次配置した2台の圧延機を備
え、両圧延機における圧延ロールの軸心間距離を、ロー
ル直径の1.2倍以下に設定した圧延装置を使用し、被
圧延材料のパスラインに沿って前記圧延装置を所定間隔
で複数配置し、前記被圧延材料を、前記圧延装置に通過
させることにより該材料を延伸圧延するようにしたこと
を特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係るガイドレス圧延方法につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明に係るガイドレス圧延方法が実
施される圧延設備における中間列および仕上列の概略構
成を示すものであって、中間列には、複数(実施例では
4基)の圧延装置10が所要間隔で配置されている。各
圧延装置10は、図7に示す如く、2台の圧延機12,
14を直列に配設すると共に、圧延機12,14に配設
される各圧延ロール13,15は、隣接する別の圧延ロ
ールに対して回転軸心が交互に90°偏位する配列とな
っている。なお実施例では、被圧延材料20の給送方向
上流側の第1圧延機12に配設される圧延ロール13の
軸心が水平に設定されると共に、下流側の第2圧延機1
4に配設される圧延ロール15の軸心が垂直に設定され
ている。また、第1圧延機12の圧延ロール13,13
にオーバル孔型が形成されると共に、第2圧延機14の
圧延ロール15,15に丸孔型が形成され、当該圧延装
置10を通過した被圧延材料20の断面形状は丸となる
ようになっている。そして圧延装置10を構成する2台
の圧延機12,14の圧延ロール13,15は、1基の駆
動モータ18により減速機19を介して駆動されるよう
構成される。なお、各圧延装置10における2パス減面
率は、25%〜40%の範囲に設定されている。
【0010】前記第1圧延機12と第2圧延機14とに
おける圧延ロール13,15の軸心間距離Pは、図7に
示す如く、圧延ロール13(15)の直径Rの1.2倍以
下に設定される。このように隣接し合う圧延ロール1
3,15の軸心間距離Pを短かくすることで、両圧延機
12,14の間に被圧延材料20の保持ガイドを設ける
ことなく、第1圧延機12のオーバル孔型で圧延された
材料20を第2圧延機14の丸孔型に正確に案内供給す
ることが可能となる。すなわち、オーダ変更に伴う保持
ガイドの調整作業や点検作業を省略し得ると共に、保持
ガイドを原因とする不良品の発生が無くなる。また、保
持ガイドを無くした分だけ中間列全体の長さを短かくす
ることができる。なお、丸孔型が形成された圧延ロール
からオーバル孔型が形成された圧延ロールの間、すなわ
ち各圧延装置10,10の間は保持ガイドを設けること
なく任意の間隔を設定することが可能であるので、実施
例では図1に示す如く、中間列における上流側から2番
目の圧延装置10と3番目の圧延装置10との間、およ
び3番目の圧延装置10と4番目の圧延装置10との間
に冷却手段40を夫々配設してある。この冷却手段40
は、各圧延装置10で圧延されることにより温度上昇し
た被圧延材料20を冷却して、該材料20の温度を圧延
装置10での圧延に適した温度に保つべく機能するもの
である。なお実施例では、3台の圧延機を備えたサイジ
ングミル42を、被圧延材料20のパスラインPLに沿
って2基配置して仕上列が構成されている。
【0011】ここで、前記圧延機12,14における対
向し合う圧延ロール13,13/15,15の間隙調整を
行なう圧下装置として、後述する機構を採用することに
より、圧延ロール13,14の軸心間距離Pを短かく設
定することが可能となるものであるので、次に圧延機1
2,14の構成につき説明する。
【0012】図3は、圧延装置10を横断して示す平面
図であって、第1圧延機12と第2圧延機14の構成
は、隣接し合う圧延ロール13,15の回転軸心が交互
に90°異なるだけで、その他の構成は略同一であるの
で、第1圧延機12の構成についてのみ説明し、第2圧
延機14の同一部材には同一の符号を付して詳細説明は
省略する。
【0013】図2に示す圧延装置10のハウジング22
に配設されるスタンド24には、図4に示す如く、下流
側に偏った部位における被圧延材料20のパスラインP
Lを挟む上下位置に、一対の通孔24a,24aがパス
ラインPLと交差する方向に穿設されている。各通孔2
4aには、軸方向に所定間隔離間して一対の偏心部材2
6,26が回動自在に内装され、両偏心部材26,26に
は、通孔24aの軸心に対して軸心を偏位させた偏心通
孔26a,26aが穿設してある。そして両偏心通孔2
6a,26aに、圧延軸28が軸受30,30を介して回
動自在に挿通支持されている。また圧延軸28には、両
偏心部材26,26の間に臨む位置に圧延ロール13が
一体的に回転するよう外嵌され、上下で対をなす圧延ロ
ール13,13により形成される孔型に被圧延材料20
を通過させることにより該材料20の中間圧延がなされ
るようになっている。圧延軸28は、図9に明確に示す
如く、偏心部材26の偏心通孔26aに挿通支持される
ことで、その軸心C1が偏心部材26の軸心C2に対して
所要量だけ偏位するよう設定され、両偏心部材26,2
6を後述する機構により正逆方向に回動することによ
り、圧延軸28の軸心C1を偏位させるよう構成され
る。
【0014】前記スタンド24における圧延軸28,2
8の配設位置より上流側には、該圧延軸28,28と交
差する一対の調整軸32,32が、上下の圧延軸28,2
8に外嵌されている偏心部材26,26と対応する位置
に回動自在に配設されている。各調整軸32には、図4
および図6に示す如く、圧延軸28,28に外嵌された
圧延ロール13,13の右側または左側に位置する各偏
心部材26と対応する位置にウォーム34が夫々一体回
転可能に外嵌されている。そして各ウォーム34が、対
応する偏心部材26の外周に形成した歯部26bに噛合
するよう設定してある。なお各調整軸32に配設された
2個のウォーム34,34は、そのねじれ方向が逆とな
るよう設定されると共に、同一の圧延軸28に外嵌され
ている偏心部材26,26と対応するウォーム34,34
のねじれ方向は同一となるよう設定されている。また両
調整軸32,32の軸端には、図5に示す如く歯車36
が夫々一体回転可能に配設され、両歯車36,36は、
スタンド24に回動自在に枢支された調整歯車38に共
通的に噛合している。すなわち、調整歯車38をモータ
等の適宜の駆動手段により正逆方向に回動させれば、一
対の調整軸32,32は同一方向に回動し、各ウォーム
34,34を介して対応の偏心部材26,26が回動され
る。この結果として、一対の偏心部材26,26に支持
されている各圧延軸28,28の軸心間距離が変化し(図
9,図11)、対向し合う圧延ロール13,13の間隙調
整がなされる(図8,図10)。
【0015】前述した如く、偏心部材26を利用した圧
下装置を採用した第1圧延機12では、図3に示す如
く、スタンド24の下流側(圧延軸28が偏って配設さ
れる側)の厚み寸法が極めて薄く設定されている。これ
に対して第2圧延機14では、図3に示す如く、スタン
ド24の上流側に圧延軸28を偏って配設し、これによ
りスタンド24の上流側の厚み寸法が極めて薄く設定さ
れる。そして、第1圧延機12と第2圧延機14とは、
厚み寸法が薄く設定された側を対向するよう隣接配置さ
れることにより、両圧延機12,14の圧延ロール13,
15の軸心間距離Pを、該ロール13(15)の直径Rの
1.2倍以下に設定することが可能となるものである。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述した構成に係る圧延装置を
使用して中間列を構成した圧延設備を稼動することによ
り実施されるガイドレス圧延方法の作用につき説明す
る。圧延設備における粗列を通過して所要断面寸法に圧
延された被圧延材料20は、図1に示す最上流に配置し
た1番目の圧延装置10の第1圧延機12に導入され、
該圧延機12の対向し合う圧延ロール13,13間に画
成されるオーバル孔型を通過して所要の圧延が施され
る。この被圧延材料20は、続いて第2圧延機14の圧
延ロール15,15間に供給されて、該ロール15,15
間に画成される丸孔型を通過して所要の圧延が施され
る。このとき、第1圧延機12と第2圧延機14とは、
その圧延ロール13,15の軸心間距離Pが、該ロール
13の直径の1.2倍以下に設定されているので、従来
のように保持ガイドを設けることなく被圧延材料20を
第2圧延機14の孔型に正確に供給することができる。
また第1圧延機12における圧延ロール13,13が被
圧延材料20の保持ガイドとしても作用し、該材料20
の捻転等は有効に防止される。そして、第2圧延機14
を通過した被圧延材料20は、2番目の圧延装置10に
導入されて、第1圧延機12および第2圧延機14によ
り所要の圧延が施される。
【0017】前記2番目の圧延装置10を通過した被圧
延材料20は、図1に示す如く、冷却手段40により冷
却されて、その温度が圧延に適した温度まで低下させら
れた後、3番目の圧延装置10に導入されて所要の圧延
が施される。同様に3番目の圧延装置10を通過した被
圧延材料20は冷却手段40により冷却された後、最下
流に配置した4番目の圧延装置10に導入されて所要の
圧延が施される。そして該圧延装置10により仕上圧延
に適した断面形状に圧延された被圧延材料20は、仕上
列を構成する2基のサイジイグミル42に供給されて所
要の仕上圧延が施される。
【0018】次に、圧延機における対向し合う圧延ロー
ルの間隙調整の実際を、第1圧延機12について説明す
る。先ず小径の被圧延材料20を圧延する場合には、図
8に示す如く、第1圧延機12における対向し合う圧延
ロール13,13の間隙を所定値に設定すると共に、両
圧延ロール13,13を相互に反対方向に回転させる。
このとき、第1圧延機12の圧延軸28の軸心C1と偏
心部材26の軸心C2とは、図9に示す関係になってい
る。従って、第1圧延機12の両圧延ロール13,13
間に被圧延材料20を供給すれば、該材料20は所要の
圧延が施された後に第2圧延機14に供給される。
【0019】次に、オーダ変更により当該圧延装置10
で大径の被圧延材料20を圧延する場合は、前記調整歯
車38を駆動手段により所要方向に回動させ、両調整軸
38,38を同一方向に回動させる。各調整軸32に配
設したウォーム34,34は、図4に示す如く、前記上
側または下側の圧延軸28に外嵌されている偏心部材2
6,26の歯部26b,26bと噛合しているので、調整
軸32の回動に伴って偏心部材26,26はスタンド2
4の通孔24a内を所要方向に回動する。なお、調整軸
32,32に配設されたウォーム34,34のねじれ方向
は、前述した如く設定してあるので、上側の偏心部材2
6,26および下側の偏心部材26,26は相互に逆方向
に回動し、図11に示す如く、各偏心部材26,26に
支持されている圧延軸28,28の軸心C1,C1の距離が
変化する。これにより、図10に示すように圧延軸2
8,28に外嵌されて対向し合う圧延ロール13,13の
間隙が広がる。そして圧延ロール13,13の間隙が、
被圧延材料20の寸法に応じて設定された値に達したと
きに、調整歯車38の回動を停止することにより間隙調
整が完了する。従って、オーダ変更された被圧延材料2
0が第1圧延機12に供給されれば、対向し合う圧延ロ
ール13,13により該材料20に所要の圧延が施され
る。
【0020】このように隣り合う圧延ロール13,15
の軸心間距離Pを、ロール直径の1.2倍以下に設定し
た圧延装置10を使用することで、被圧延材料20の保
持ガイドを設けることなく中間列を構成することができ
る。すなわち、オーダ変更に伴う保持ガイドの煩雑な調
整作業や点検作業を省略し得るので、オーダ変更時のロ
スタイムを低減して製造効率を向上させることができ
る。また、保持ガイドを原因とする不良品の発生が無く
なると共に、中間列全体の長さを短かくして工場内のス
ペースを有効に利用することが可能となる。
【0021】なお、圧延装置における各圧延機のロール
の配列関係は、図示の実施例以外に、各種の例を想定す
ることができる。例えば、第1圧延機12の圧延ロール
13の軸心が垂直であって、第2圧延機14の圧延ロー
ル15の軸心を水平にするようにしてもよい。また実施
例では圧延装置を構成する2台の圧延機を1基の駆動モ
ータで駆動するようにしたが、各圧延機を独立した駆動
モータにより夫々駆動させるようにしてもよい。更に、
圧延装置としては、第1圧延機の圧延ロールと第2圧延
機の圧延ロールとが、夫々水平面に対して45°の角度
で傾くものであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るガイド
レス圧延方法によれば、隣り合う圧延ロールの軸心間距
離を短かく設定した圧延装置を使用することにより、中
間列での被圧延材料の圧延を保持ガイドを設けることな
く良好に行ない得る。すなわち、被圧延材料の保持ガイ
ドの装設を不要として、構造を簡略化し得ると共に、コ
ストを低廉に抑えることができる。しかも、保持ガイド
を原因とする不良品の発生がなくなると共に、オーダ変
更に伴う時間の掛かる調整作業や、煩雑な点検作業を省
略し得るという有益な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガイドレス圧延方法が好適に実施
される中間列および仕上列の圧延設備を示す概略構成図
である。
【図2】実施例に係る圧延装置の正面図である。
【図3】実施例に係る圧延装置の横断平面図である。
【図4】実施例に係る第1圧延機の縦断正面図である。
【図5】実施例に係る第1圧延機の概略平面図である。
【図6】実施例に係る第1圧延機における圧下装置を示
す概略説明図である。
【図7】実施例に係る圧延装置における各圧延機のロー
ル配列を示す説明図である。
【図8】小径の被圧延材料を圧延する状態での対向し合
う圧延ロールの関係を示す説明図である。
【図9】図8に示す状態での圧延軸の軸心と偏心部材の
軸心との関係を示す説明図である。
【図10】大径の被圧延材料を圧延する状態での対向し
合う圧延ロールの関係を示す説明図である。
【図11】図10に示す状態での圧延軸の軸心と偏心部
材の軸心との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 圧延装置 12 第1圧延機 13 圧延ロール 14 第2圧延機 15 圧延ロール 20 被圧延材料 PL パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−210102(JP,A) 特開 昭63−268501(JP,A) 特開 昭58−187203(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 1/46 B21B 13/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接し合う各圧延ロールの回転軸心が9
    0°の角度で偏位するよう順次配置した2台の圧延機を
    備え、両圧延機における圧延ロールの軸心間距離を、ロ
    ール直径の1.2倍以下に設定した圧延装置を使用し、 被圧延材料のパスラインに沿って前記圧延装置を所定間
    隔で複数配置し、 前記被圧延材料を、前記圧延装置に通過させることによ
    り該材料を延伸圧延するようにしたことを特徴とするガ
    イドレス圧延方法。
  2. 【請求項2】 前記圧延装置での2パス減面率は25%
    〜40%の範囲に設定される請求項1記載のガイドレス
    圧延方法。
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