JP3289149B2 - 水中養殖場表面材 - Google Patents
水中養殖場表面材Info
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- JP3289149B2 JP3289149B2 JP17934092A JP17934092A JP3289149B2 JP 3289149 B2 JP3289149 B2 JP 3289149B2 JP 17934092 A JP17934092 A JP 17934092A JP 17934092 A JP17934092 A JP 17934092A JP 3289149 B2 JP3289149 B2 JP 3289149B2
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- Japan
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- surface material
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、魚介類の産卵や稚魚の
育成等の魚介類養殖のために作られる養殖棚や人工漁礁
等の水中施設の表面材として使用される水中養殖場表面
材に関するものである。
育成等の魚介類養殖のために作られる養殖棚や人工漁礁
等の水中施設の表面材として使用される水中養殖場表面
材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種水中養殖場の表面材に使用される
ものとしては、ネット状地編地の編目にプラスチックテ
ープヤーンをパイル糸として編み込んだラッシエルパイ
ル経編地がある。
ものとしては、ネット状地編地の編目にプラスチックテ
ープヤーンをパイル糸として編み込んだラッシエルパイ
ル経編地がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このパイル経編地は、
パイル長が２０ｍｍ前後であり、パイルを係止する地編
地も隙間の大きいネット状のものであるから、水流が地
編地を突き貫けて表裏に往き来し、水中の浮遊物が地編
地に絡まり付き易く、粗大浮遊物に地編地が破られ易
く、魚介卵が着床し難く、その表裏を往き来する水流を
止めるにはパイル地編地に他の布帛などを重ね合わせな
ければならない等の不具合がある。
パイル長が２０ｍｍ前後であり、パイルを係止する地編
地も隙間の大きいネット状のものであるから、水流が地
編地を突き貫けて表裏に往き来し、水中の浮遊物が地編
地に絡まり付き易く、粗大浮遊物に地編地が破られ易
く、魚介卵が着床し難く、その表裏を往き来する水流を
止めるにはパイル地編地に他の布帛などを重ね合わせな
ければならない等の不具合がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水中養殖場
表面材１３は、基布１１にプラスチックテープヤーンを
タフテイングしたタフテッドパイル布帛によって構成さ
れ、パイル根元の太さｄが基布１１の布目１２よりも太
く、パイル長（ｈ）が３０ｍｍ以上であり、１ｃｍ2 当
たり１０ｇとなる荷重を加えてパイルを押し倒して押圧
した場合のパイル層１６の厚み（ｔ）が５ｍｍ以上であ
り且つパイル長（ｈ）の７０％以下（ｔ÷ｈ≦０．７）
であることを特徴とするものである。
表面材１３は、基布１１にプラスチックテープヤーンを
タフテイングしたタフテッドパイル布帛によって構成さ
れ、パイル根元の太さｄが基布１１の布目１２よりも太
く、パイル長（ｈ）が３０ｍｍ以上であり、１ｃｍ2 当
たり１０ｇとなる荷重を加えてパイルを押し倒して押圧
した場合のパイル層１６の厚み（ｔ）が５ｍｍ以上であ
り且つパイル長（ｈ）の７０％以下（ｔ÷ｈ≦０．７）
であることを特徴とするものである。
【０００５】テープヤーン（１４）は数本撚り合わせた
ものであってもよいし、その長さ方向にスリット溝を付
けたスリットヤーンでもよい。基布１１には、布目１２
の大きさがパイルないしテープヤーン１４の太さ（ｄ）
よりも小さく、パイル１４が確りと係止されるものを使
用する。
ものであってもよいし、その長さ方向にスリット溝を付
けたスリットヤーンでもよい。基布１１には、布目１２
の大きさがパイルないしテープヤーン１４の太さ（ｄ）
よりも小さく、パイル１４が確りと係止されるものを使
用する。
【０００６】パイル長（ｈ）を３０ｍｍ以上とするの
は、パイル１４が天然の海草や藻草のように水に沿って
揺れ動くようにするためであり、パイル長（ｈ）は４０
〜１００ｍｍ程度で概して５０ｍｍ前後にするとよい。
は、パイル１４が天然の海草や藻草のように水に沿って
揺れ動くようにするためであり、パイル長（ｈ）は４０
〜１００ｍｍ程度で概して５０ｍｍ前後にするとよい。
【０００７】パイル層の押し倒された状態で厚み（ｔ）
をパイル長（ｈ）の７０％以下にするのは、パイル層内
１６のパイル間の隙間を大きくしてパイル１４が水に沿
って揺れ動くようにするためであり、その押し倒された
状態で厚み（ｔ）は、真っ直ぐに伸長させた状態でのパ
イル長（ｈ）の２０〜５０％で概して３０％前後になる
ようにするとよい。
をパイル長（ｈ）の７０％以下にするのは、パイル層内
１６のパイル間の隙間を大きくしてパイル１４が水に沿
って揺れ動くようにするためであり、その押し倒された
状態で厚み（ｔ）は、真っ直ぐに伸長させた状態でのパ
イル長（ｈ）の２０〜５０％で概して３０％前後になる
ようにするとよい。
【０００８】又、パイル１４を押し倒した状態でのパイ
ル層１６の厚み（ｔ）を５ｍｍ以上とするのは、水中施
設１５を構築する鉄パイプ等の硬質資材に回遊中の魚介
類が突き当たって傷つくことがないように、表面材１３
が硬質資材の表面を覆うクッション材としての役目をな
すようにするためであり、そのためにはパイル１４を押
し倒した状態でのパイル層１６の厚み（ｔ）が１０ｍｍ
前後になるようにするとよい。
ル層１６の厚み（ｔ）を５ｍｍ以上とするのは、水中施
設１５を構築する鉄パイプ等の硬質資材に回遊中の魚介
類が突き当たって傷つくことがないように、表面材１３
が硬質資材の表面を覆うクッション材としての役目をな
すようにするためであり、そのためにはパイル１４を押
し倒した状態でのパイル層１６の厚み（ｔ）が１０ｍｍ
前後になるようにするとよい。
【０００９】押し倒された状態でのパイル層１６の厚み
（ｔ）を測定するために１０ｇ／ｃｍ2 の荷重をかける
のは、パイル面に軽く手を載せてみたとき厚み（ｔ）が
パイル長（ｈ）の半分になるパイル層１６の嵩高な程度
を示すためである。
（ｔ）を測定するために１０ｇ／ｃｍ2 の荷重をかける
のは、パイル面に軽く手を載せてみたとき厚み（ｔ）が
パイル長（ｈ）の半分になるパイル層１６の嵩高な程度
を示すためである。
【００１０】そのようにパイル１４を押し倒した場合の
パイル層１６の厚み（ｔ）が５ｍｍ以上でパイル長
（ｈ）の７０％以下（ｔ÷ｈ≦０．７）になるようにす
るには、パイル１４の太さ（ｄ）やタフテイング密度
（ステッチ間隔（Ｓ）とゲージ間隔（Ｇ））によってパ
イル目付けを加減すればよい。
パイル層１６の厚み（ｔ）が５ｍｍ以上でパイル長
（ｈ）の７０％以下（ｔ÷ｈ≦０．７）になるようにす
るには、パイル１４の太さ（ｄ）やタフテイング密度
（ステッチ間隔（Ｓ）とゲージ間隔（Ｇ））によってパ
イル目付けを加減すればよい。
【００１１】パイル１４と基布１１、特にパイル１４に
は、比重の軽いポリプロピレンテープヤーンを用いる
と、パイル１４が水中に漂い易くなるので好都合であ
る。
は、比重の軽いポリプロピレンテープヤーンを用いる
と、パイル１４が水中に漂い易くなるので好都合であ
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係る水中養殖場表面材１４は、 （１） 基布１１の布目１２がパイル１４よりも細く細
かくなっているので、水中の粗大な浮遊物が表面材１３
に絡まり付いたり、それに引っ掛けられて表面材１３が
破られるようなことが起きなくなる。
かくなっているので、水中の粗大な浮遊物が表面材１３
に絡まり付いたり、それに引っ掛けられて表面材１３が
破られるようなことが起きなくなる。
【００１３】（２） 水の流れが基布１１に遮られるの
で、水が淀んで魚介類の養殖に適した漁礁が出来る。
で、水が淀んで魚介類の養殖に適した漁礁が出来る。
【００１４】（３） 水の流れを遮るために他の布帛や
板材等を要せず、本発明に係る表面材１３だけで人工漁
礁等をシンプルに構成することが出来、人工漁礁が安価
に得られ、その維持管理がし易くなる。
板材等を要せず、本発明に係る表面材１３だけで人工漁
礁等をシンプルに構成することが出来、人工漁礁が安価
に得られ、その維持管理がし易くなる。
【００１５】（４） パイル長（ｈ）が長くパイル層１
６が嵩高なので、パイル先端が水に揺れ動いて天然の海
草や藻草の観を呈し、魚介類の養殖に適した環境が出来
る。
６が嵩高なので、パイル先端が水に揺れ動いて天然の海
草や藻草の観を呈し、魚介類の養殖に適した環境が出来
る。
【００１６】（５） パイル長（ｈ）が長くパイル層１
６が嵩高でパイル間に隙間が多く、天然の海草や藻草が
付着して繁殖し易く、又、魚介卵が着床し易い。
６が嵩高でパイル間に隙間が多く、天然の海草や藻草が
付着して繁殖し易く、又、魚介卵が着床し易い。
【００１７】（６） 養殖場が硬質部材で構築されると
しても、その硬質部材の表面がパイル層１６に覆われる
ので回遊する魚介類が硬質部材に触れたり突き当たる等
して傷つくことがない。
しても、その硬質部材の表面がパイル層１６に覆われる
ので回遊する魚介類が硬質部材に触れたり突き当たる等
して傷つくことがない。
【図１】本発明に係る水中養殖場表面材を使用した人工
漁礁の斜視図である。
漁礁の斜視図である。
【図２】本発明に係る水中養殖場表面材の斜視図であ
る。
る。
１１ 基布 １２ 布目 １３ 表面材 １４ パイル １５ 水中施設 １６ パイル層
Claims (2)
- 【請求項１】 基布（１１）にプラスチックテープヤー
ンをタフテイングしたタフテッドパイル布帛によって構
成され、パイル根元の太さ（ｄ）が基布（１１）の布目
（１２）よりも太く、パイル長（ｈ）が３０ｍｍ以上で
あり、１ｃｍ2 当たり１０ｇとなる荷重を加えてパイル
を押し倒して押圧した場合のパイル層（１６）の厚み
（ｔ）が５ｍｍ以上であり且つパイル長（ｈ）の７０％
以下（ｔ÷ｈ≦０．７）であることを特徴とする水中養
殖場表面材。 - 【請求項２】 基布（１１）にプラスチックテープヤー
ンをタフテイングしたタフテッドパイル布帛によって構
成され、パイル根元の太さ（ｄ）が基布（１１）の布目
（１２）よりも太く、パイル長（ｈ）が４０〜１００ｍ
ｍであり、１ｃｍ2 当たり１０ｇとなる荷重によってパ
イルを押し倒して押圧した場合のパイル層（１６）の厚
み（ｔ）が１０ｍｍ以上であり且つパイル長（ｈ）の２
０〜５０％（ｔ÷ｈ＝０．２〜０．５）であることを特
徴とする水中養殖場表面材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17934092A JP3289149B2 (ja) | 1992-06-13 | 1992-06-13 | 水中養殖場表面材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17934092A JP3289149B2 (ja) | 1992-06-13 | 1992-06-13 | 水中養殖場表面材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05344830A JPH05344830A (ja) | 1993-12-27 |
| JP3289149B2 true JP3289149B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=16064134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17934092A Expired - Lifetime JP3289149B2 (ja) | 1992-06-13 | 1992-06-13 | 水中養殖場表面材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3289149B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2595472A1 (en) | 2010-07-20 | 2013-05-29 | Interface, Inc. | Methods and products used to grow and harvest algae |
| CN109006597A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-12-18 | 山东大学 | 一种海中林型产卵保护礁 |
-
1992
- 1992-06-13 JP JP17934092A patent/JP3289149B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05344830A (ja) | 1993-12-27 |
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