JP3289020B2 - エンドレスインクリボン - Google Patents
エンドレスインクリボンInfo
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- JP3289020B2 JP3289020B2 JP27907593A JP27907593A JP3289020B2 JP 3289020 B2 JP3289020 B2 JP 3289020B2 JP 27907593 A JP27907593 A JP 27907593A JP 27907593 A JP27907593 A JP 27907593A JP 3289020 B2 JP3289020 B2 JP 3289020B2
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- Japan
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- ink
- ribbon
- seam
- endless
- ink ribbon
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットプリンタなどの
インパクト印字装置に用いられるエンドレスインクリボ
ンに関する。
インパクト印字装置に用いられるエンドレスインクリボ
ンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、インパクト印字装置に用いられる
エンドレスインクリボンは、インクを含浸したリボンの
両端を重ね合わせ溶着によって接合されている。このた
め継ぎ目が形成されることを通常とする。この継ぎ目を
印字ワイヤや印字ハンマなどの打撃子で打つと、印字が
薄れて高品位な印字が期待できないためリボン継ぎ目の
打撃を回避するためのインパクトプリンタが提案されて
いる。
エンドレスインクリボンは、インクを含浸したリボンの
両端を重ね合わせ溶着によって接合されている。このた
め継ぎ目が形成されることを通常とする。この継ぎ目を
印字ワイヤや印字ハンマなどの打撃子で打つと、印字が
薄れて高品位な印字が期待できないためリボン継ぎ目の
打撃を回避するためのインパクトプリンタが提案されて
いる。
【０００３】かかるプリンタは例えば、エンドレスイン
クリボンを印字領域に沿って送る駆動手段と、リボン上
の継ぎ目を検出する検出手段と、検出手段の検出出力を
受け、継ぎ目が印字領域にある際に前記駆動手段の送り
速度あるいは送り量を増加させる手段とを備え、継ぎ目
がプリンタの印字領域にないようにリボンを跳躍させる
ようにする。
クリボンを印字領域に沿って送る駆動手段と、リボン上
の継ぎ目を検出する検出手段と、検出手段の検出出力を
受け、継ぎ目が印字領域にある際に前記駆動手段の送り
速度あるいは送り量を増加させる手段とを備え、継ぎ目
がプリンタの印字領域にないようにリボンを跳躍させる
ようにする。
【０００４】そして、エンドレスインクリボンには被検
出手段が設けられてカートリッジに装填されており、プ
リンタ装置側には被検出手段を検出するための検出手段
を設けるものとする。
出手段が設けられてカートリッジに装填されており、プ
リンタ装置側には被検出手段を検出するための検出手段
を設けるものとする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】エンドレスインクリボ
ンには製造が簡単かつ容易なことが要求されるが、別個
な被検出手段をリボンに付設することは高コストを招く
傾向が大きい。また、被検出手段を付設したリボンを継
ぎ目検出手段を持たないインパクト式プリンタに使用す
ると、被検出手段が周期的に印字用紙とリボンとの間に
位置し、印字抜けの発生を招くことがある。
ンには製造が簡単かつ容易なことが要求されるが、別個
な被検出手段をリボンに付設することは高コストを招く
傾向が大きい。また、被検出手段を付設したリボンを継
ぎ目検出手段を持たないインパクト式プリンタに使用す
ると、被検出手段が周期的に印字用紙とリボンとの間に
位置し、印字抜けの発生を招くことがある。
【０００６】そこで本発明では、継ぎ目検出手段を持っ
たインパクトプリンタに使用でき、かつ継ぎ目検出手段
を持たないインパクトプリンタに使用しても印字抜けの
発生がないエンドレスインクリボンを提供することを目
的としている。
たインパクトプリンタに使用でき、かつ継ぎ目検出手段
を持たないインパクトプリンタに使用しても印字抜けの
発生がないエンドレスインクリボンを提供することを目
的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、「リボンの継
ぎ目付近に継ぎ目識別部を設けたエンドレスインクリボ
ンであり、継ぎ目識別部はリボンの含浸インクより吸光
度の異なるインクを含浸してなるエンドレスインクリボ
ン。」に関する。
ぎ目付近に継ぎ目識別部を設けたエンドレスインクリボ
ンであり、継ぎ目識別部はリボンの含浸インクより吸光
度の異なるインクを含浸してなるエンドレスインクリボ
ン。」に関する。
【０００８】本発明の特徴は継ぎ目識別部にリボンの含
浸インクより吸光度の異なるインクを含浸したことであ
る。吸光度の相違は、赤外線吸収効果の大きいインク
と、赤外線吸収効果の小さいインクを塗り分けることに
より得られる。赤外線吸収に優れた成分の典型例はカー
ボンブラックである。使用量はだいたい５重量％以上で
よい。
浸インクより吸光度の異なるインクを含浸したことであ
る。吸光度の相違は、赤外線吸収効果の大きいインク
と、赤外線吸収効果の小さいインクを塗り分けることに
より得られる。赤外線吸収に優れた成分の典型例はカー
ボンブラックである。使用量はだいたい５重量％以上で
よい。
【０００９】具体的にはいずれのインクも染顔料系油性
インクであるが、一方のインクには色材としてカーボン
ブラックを主体として用い、他方のインクには赤外線吸
収効果の小さい色材、すなわち染料、有機顔料を主体と
して用いるのである。
インクであるが、一方のインクには色材としてカーボン
ブラックを主体として用い、他方のインクには赤外線吸
収効果の小さい色材、すなわち染料、有機顔料を主体と
して用いるのである。
【００１０】継ぎ目識別部はリボンの継ぎ目付近に設け
るが、本発明において継ぎ目付近とは継ぎ目自体または
継ぎ目の近傍を意味する。エンドレスインクリボンに使
用される基布は熱溶融性のものが好ましく、例えばナイ
ロン等の化学繊維がある。
るが、本発明において継ぎ目付近とは継ぎ目自体または
継ぎ目の近傍を意味する。エンドレスインクリボンに使
用される基布は熱溶融性のものが好ましく、例えばナイ
ロン等の化学繊維がある。
【００１１】
【作用】エンドレスインクリボンの継ぎ目識別部は、プ
リンタ装置側に設けられる継ぎ目検出手段、例えば半導
体レーザー、フィルターによる分光により検出され、継
ぎ目検出手段の固定位置に継ぎ目が到達したことの目印
として機能し、継ぎ目が印字領域にないようにリボンを
跳躍させるために利用される。また、インパクトプリン
タが継ぎ目検出手段を持たない場合であっても、継ぎ目
識別部内のインクが印字用紙に移行する。
リンタ装置側に設けられる継ぎ目検出手段、例えば半導
体レーザー、フィルターによる分光により検出され、継
ぎ目検出手段の固定位置に継ぎ目が到達したことの目印
として機能し、継ぎ目が印字領域にないようにリボンを
跳躍させるために利用される。また、インパクトプリン
タが継ぎ目検出手段を持たない場合であっても、継ぎ目
識別部内のインクが印字用紙に移行する。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図１は本
発明のエンドレスインクリボンの継ぎ目部分の要部正面
図である。エンドレスインクリボン１はループ状のリボ
ンであり、基布にナイロン繊維を使用している。符号
２、３は継ぎ目、符号４は継ぎ目識別部である。
発明のエンドレスインクリボンの継ぎ目部分の要部正面
図である。エンドレスインクリボン１はループ状のリボ
ンであり、基布にナイロン繊維を使用している。符号
２、３は継ぎ目、符号４は継ぎ目識別部である。
【００１３】図２は図１のＡ−Ａ線断面図である。リボ
ン１の両端５、６を基布と同じ材質の継ぎ片７にそれぞ
れ重ね合わせ、超音波用溶着を用いて結合し継ぎ目２、
３が形成される。継ぎ片７には重量％で、染料１０％、
カーボンブラック２０％、脂肪酸２０％、脂肪酸エステ
ル３０％、界面活性剤２０％の黒インクを塗工し、継ぎ
目識別部４とする（以下、「Ｂインク」）。継ぎ片７以
外の部分のリボン１には重量％で、染料１０％、有機顔
料２０％、脂肪酸２０％、脂肪酸エステル３０％、界面
活性剤２０％の黒インク（以下、「Ｃインク」）を塗工
する。
ン１の両端５、６を基布と同じ材質の継ぎ片７にそれぞ
れ重ね合わせ、超音波用溶着を用いて結合し継ぎ目２、
３が形成される。継ぎ片７には重量％で、染料１０％、
カーボンブラック２０％、脂肪酸２０％、脂肪酸エステ
ル３０％、界面活性剤２０％の黒インクを塗工し、継ぎ
目識別部４とする（以下、「Ｂインク」）。継ぎ片７以
外の部分のリボン１には重量％で、染料１０％、有機顔
料２０％、脂肪酸２０％、脂肪酸エステル３０％、界面
活性剤２０％の黒インク（以下、「Ｃインク」）を塗工
する。
【００１４】図３、図４は反射率と波長の関係を示す図
である。符号ＢはＢインク、符号ＣはＣインクをそれぞ
れ示す。この図から明かなようにカーボンブラックを添
加したＢインクと、添加しないＣインクとでは、反射率
において相違があり、Ｂインクの方が赤外線吸収効果が
大きいことが判る。なお、測定は、日立社製、分光光度
計（機種番号：２２０１Ａ）を用いた。
である。符号ＢはＢインク、符号ＣはＣインクをそれぞ
れ示す。この図から明かなようにカーボンブラックを添
加したＢインクと、添加しないＣインクとでは、反射率
において相違があり、Ｂインクの方が赤外線吸収効果が
大きいことが判る。なお、測定は、日立社製、分光光度
計（機種番号：２２０１Ａ）を用いた。
【００１５】図４は第２実施例を示すエンドレスインク
リボンの継ぎ目部分の要部正面図である。前記実施例と
の相違は、継ぎ片７を使用せずにＢインクとＣインクを
塗り分けたことである。そのほかは前記実施例と同じで
ある。
リボンの継ぎ目部分の要部正面図である。前記実施例と
の相違は、継ぎ片７を使用せずにＢインクとＣインクを
塗り分けたことである。そのほかは前記実施例と同じで
ある。
【００１６】図５は第３実施例を示すエンドレスインク
リボンの継ぎ目部分の要部正面図である。前記実施例と
の相違は、継ぎ片７を使用せずにＢインクとＣインクを
塗り分け、継ぎ目識別部４にＢインクを、継ぎ目識別部
４以外の部分のリボン１にＣインクそれぞれ塗工したこ
とである。そのほかは前記実施例と同じである。
リボンの継ぎ目部分の要部正面図である。前記実施例と
の相違は、継ぎ片７を使用せずにＢインクとＣインクを
塗り分け、継ぎ目識別部４にＢインクを、継ぎ目識別部
４以外の部分のリボン１にＣインクそれぞれ塗工したこ
とである。そのほかは前記実施例と同じである。
【００１７】
【発明の効果】本発明のエンドレスインクリボンは上記
のように構成されているので、継ぎ目検出手段を持った
インパクトプリンタに使用でき、かつ継ぎ目検出手段を
持たないインパクトプリンタに使用した場合でも印字抜
けの発生はない。
のように構成されているので、継ぎ目検出手段を持った
インパクトプリンタに使用でき、かつ継ぎ目検出手段を
持たないインパクトプリンタに使用した場合でも印字抜
けの発生はない。
【図１】本発明のエンドレスインクリボンの継ぎ目部分
の要部正面図。
の要部正面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。
【図３】赤外線吸収効果の小さいインクの反射率と波長
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図４】赤外線吸収効果の大きいインクの反射率と波長
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図５】第２実施例を示すエンドレスインクリボンの継
ぎ目部分の要部正面図。
ぎ目部分の要部正面図。
【図６】第３実施例を示すエンドレスインクリボンの継
ぎ目部分の要部正面図。
ぎ目部分の要部正面図。
１ エンドレスインクリボン ２ 継ぎ目 ３ 継ぎ目 ４ 継ぎ目識別部 ５ リボン先端 ６ リボン末端 ７ 継ぎ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 31/00 B41J 35/36
Claims (1)
- 【請求項１】 リボンの継ぎ目付近に継ぎ目識別部を設
けたエンドレスインクリボンであり、異なる近赤外光の
吸光度のリボン含浸インクと継ぎ目識別部用インクを塗
布してなり、一方のインクは色材として染料、有機顔料
を主体としたインクを用い、他方のインクは色材として
カーボンブラックを主体とした、一方のインクより近赤
外光の吸光度の大きいインクを含浸してなる黒色のエン
ドレスインクリボン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27907593A JP3289020B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | エンドレスインクリボン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27907593A JP3289020B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | エンドレスインクリボン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07108743A JPH07108743A (ja) | 1995-04-25 |
| JP3289020B2 true JP3289020B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=17606071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27907593A Expired - Fee Related JP3289020B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | エンドレスインクリボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3289020B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101801606B (zh) | 2007-07-27 | 2012-11-28 | 圣戈班磨料磨具有限公司 | 具有接缝标记以及自动接缝检测的磨料产品 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP27907593A patent/JP3289020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07108743A (ja) | 1995-04-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |