JP3288395B2 - プラスミド、トランスジェニック植物の製法、トランスジェニック植物、及び特異dna配列を含有する植物細胞もしくは植物 - Google Patents

プラスミド、トランスジェニック植物の製法、トランスジェニック植物、及び特異dna配列を含有する植物細胞もしくは植物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスジェニック植
物を製造するための新規のプラスミド、並びに該プラス
ミド上に局在化される植物内の糖代謝又は糖分配に作用
する遺伝子の転移及び発現を介して変更された植物に関
する。
【0002】
【従来の技術】穀物又は鑑賞用植物の生長、発育及び収
穫量は、植物が光合成中にCO2を炭水化物中に固定す
ることにより取得するエネルギに依存する。光合成のた
めの最初の位置は葉でありかつ僅かに茎組織に延びてい
るのに対して、植物のその他の器官、例えば根、種又は
塊茎は光同化物の形成に実質的な貢献はしない、しかし
それとは反対にそれらの生長のためには光合成活性器官
からの供給に依存する。このことは、植物の光合成活性
組織から光合成不活性部分への光合成で取得されたエネ
ルギの流れが存在することを意味する。
【0003】光合成活性組織はソース(source)として設
計されている。これらは固定された二酸化炭素のネット
エクスポータ(net exporter)として定義される。植物の
光合成不活性部分はシンク(sink)として設計されてい
る。これらは光合成で固定された二酸化炭素のネットイ
ンポータ(net importer)として定義される。
【0004】該シンクは、光合成生成物の有効利用並び
にそれらの植物内の分配の両者に若干の方式で強力な影
響を及ぼすと信じられている。1つの例は植物の習性で
ある。新しく発育する器官、例えば極めて若い葉又はそ
の他の領域例えば根及び種は、完全にソースの光合成機
能に依存する。このことはこのような器官の発育は植物
内部ソースから形成された光同化物の分配に依存するこ
とを意味する。若葉の形成の可能性或はまた根の形成
は、例えば植物のサイズ、節間の分離、葉のサイズ及び
形状、葉の外見、及び根の数及び形状のような植物の習
性に著しい影響を及ぼすことができる。更に、光同化物
の分配は、植物の収穫量のために全く重要な意味を持つ
ことがある。ここ10年間、コムギの収穫量は増大して
来たが、コムギの全体的光合成機能は大してたいして変
わっていない。このことは、種のような収穫のために重
要であるシンクが茎のような収穫量に関する限り重要で
ない植物の他の部分よりも実質的に多くの光同化物を摂
取するように、シンクのソースに対する相対関係が変化
されることにより説明される。この場合には、茎の短縮
化によって、小麦にける極めて大きな確かなシンクのソ
ースに対する相対関係が達成されるはずである。このこ
とは、植物の習性及びまた収穫量の両者に相関して最初
のソースで形成された高級植物における光同化物の分配
に重要性を強調するものである。
【0005】いかなる生化学機構によりシンクとソース
の相対関係が調節されるかは知られていない。
【0006】単子葉植物及び双子葉植物の遺伝子変化の
ための新規の生物工学的方法は公知である(Gasser and
Fraley, 1989, Science 244, 1293-1299)。
【0007】たいていの植物においては、光同化物は植
物内に糖の形及び特にスクロースの形で分配される。ソ
ースとシンク組織の間のスクロースの分配は、師部を介
するスクロースの輸送により行われる。シンクの強度に
とって重要な決定子の1つは、シンク内での師部のアン
ローディングであると見なされる。師部からシンクへの
スクロースの強力なアンローディングを達成するために
は、スクロースは可能な限り師部から出た後に、もはや
スクロースに対して化学的類縁を有しない異なった化学
成分に転化されねばならない。
【0008】植物の習性の変化は、既知の植物において
重要な改善を意味する。例えば、このことはより強力な
風に対する抵抗力を有する変種を生成するために茎を短
縮を惹起することができる。例えばオオムギ、コムギ、
ダイズ又はトウモロコシの種、例えばタバコの葉、サト
ウキビの茎、例えばジャガイモの塊茎、例えばアニマル
・フィード・ビート及びサトウダイコンのビートのよう
な収穫器官内の光同化物の好ましい分配は、植物の一層
の収穫量をもたらすはずである。これらの変化はまた、
完全に新しい習性を有する植物を生じる鑑賞用及び園芸
植物にも適用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、サイ
ズ、葉の形状、節間分離及び根形成のような植物の習性
並びにそれらの収穫量を変化させた植物を製造するため
のプラスミドを提供することであった。本発明のもう1
つの課題は、これらのプラスミドを含有する植物を提供
することであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】ところで、糖代謝又は糖
分配に影響を及ぼす遺伝子が配置されたプラスミドは、
植物への標的した導入後に、それらのトランスジェニッ
ク植物において発現され、それによりコードした産物は
それらのトランスジェニック植物における光同化物の変
化した分配を惹起することが判明した。このようにし
て、驚異的にも、個々の遺伝子の導入が習性及び収穫量
に重要な変更をもたらすことが判明した。
【0011】例えばジャガイモ及びタバコのような植物
の習性及び収穫量における特に重要な変化は、スクロー
ス変更酵素の遺伝子のDNA配列を含有するプラスミド
で達成することができる、それにより該遺伝子は、例え
ば酵母由来のインベルターゼ遺伝子suc2のようなイ
ンベルターゼ遺伝子であり、かつこの遺伝子の配列は、
植物細胞及び植物中のインベルターゼ遺伝子の発現を保
証する別の遺伝子の調節領域、並びに場合により植物及
び植物細胞の液胞に向かうインベルターゼ蛋白質の配向
を保証するDNA配列に融合される。
【0012】インベルターゼ遺伝子のDNA配列は、場
合により植物及び植物細胞の小胞体内への摂取のために
必要なシグナルペプチドに融合された別のDNA配列に
隣接して配置することもできる。この場合には、調節領
域が植物遺伝子のプロモータ及び終止シグナルである。
使用することができるプロモータは、近似の構成発現を
有するもの、例えばカリフラワーモザイクウイルスの3
5S RNAのプロモータ、特異化された組織内でのみ
発現を有するもの、例えば光合成的活性細胞において
は、例えばST−LS1遺伝子のプロモータ、又は例え
ば塊茎、ビート又は果実のような貯蔵シンクにおいて、
例えばクラスIパタチン(patatin)遺伝子B33のプロ
モータ、又は種のような貯蔵シンクにおいては、例えば
種特異的に発現されるプロモータである。
【0013】使用することができるシグナルペプチド
は、例えばソラヌム・ツベロスム(Solanum tub erosum)
由来のプロテイナーゼ阻害物質II遺伝子であり、この
場合にはシグナルペプチドは場合により別の遺伝子、例
えばオクトピンシンテターゼ遺伝子の部分と融合させる
ことができる。
【0014】異質の蛋白質、例えば植物もしくは植物細
胞内の液胞内のインベルターゼ蛋白質の配向を保証する
DNA配列は、例えばソラヌム・ツベロスム由来のパタ
チン遺伝子pgT5のDNA配列であってよい。液胞内
の異質蛋白質の配向を保証するDNA配列は、概して異
質蛋白質を有する融合生成物を生じる。
【0015】高級植物への異質遺伝子の導入のために
は、大多数のクローニングベクターが利用可能であり、
これにはE.coli内の複製機構、及び形質転換した
細胞の選択を可能にするマーカが含まれる。ベクターは
例えばpBR332、pUCシリーズ、M13 mp シ
リーズ、pACYC184等を包含する。従って、該配
列はベクター内の適当な制限位置に導入することができ
る。該プラスミドは、E.coli内の形質転換のため
に得られる。この際には、E.coli細胞を適当な栄
養培地中で培養しかつ次いで収穫しかつ溶解する。プラ
スミドを回収する。一般に、分析のためには、配列分
析、制限分析、電気泳動及び更に生化学的分子生物学的
方法を実施することができる。その都度の操作後に、使
用されるDNA配列に分割しかつ次のDNA配列は接合
することができる。各プラスミド配列は、同じ又は異な
ったプラスミド内でクローニングすることができる。所
望の遺伝子を植物に導入するそれぞれの方法に基づき、
別のDNA配列が必要になる場合がある。例えば植物細
胞の形質転換のために使用されるTiプラスミド又はR
iプラスミドを使用すべきである、従ってTi−及びR
iプラスミドT−DNAの少なくとも右側の境界、但し
しばしば右側と左側の両者の境界は、導入される遺伝子
の側面領域として結合されるべきである。
【0016】植物細胞の形質転換のためのT−DNAの
使用は、徹底的に研究されかつ特に欧州特許第1205
16号明細書;Hoekema, The Binary Plant Vector Sy
stemOffset-drukkerij Kanters BV, Alblasserdam, 198
5, Chapter V; Fraley, etal., Crit. Rev. Plant Sc
i., 4: 1-46 及び An et al, EMBO J. (1985) 4: 277-2
87に記載されている。
【0017】一旦導入されたDNAはまずゲノム内に組
み込まれる、これはまたそこで比較的安定でありかつ概
して通常は消滅しない。該DNAは通常、形質転換した
植物細胞に、カナマイシン、G418、ブレオマイシ
ン、ハイグロマイシン又はクロラムフェニコールその他
のような、生物致死剤又は抗生物質に対する抵抗性を付
与する選択マーカを含有する。従って、個々に使用され
るマーカは、導入されたDNAを制限する細胞に対立す
るものとして形質転換した細胞の選択を可能にすべきで
ある。
【0018】植物宿主細胞内にDNAを導入するために
は、多数の技術が利用できる。これらの技術は、形質転
換媒質としてアグロバクテリウム・ツメファシエンス(A
grobacterium tumefaciens)又はアグロバクテリウム・
リゾジェンス(Agrobacteriumrhizogenes)を使用するT
−DNAでの形質転換、融合、注射又はエレクトロポレ
ーション(electroporation)並びにその他の可能性を包
含する。形質転換のためにアグロバクテアを使用すべき
場合には、導入されるべきDNAを特殊なプラスミド内
で、中間ベクター又はバイナリーベクターのいずれかで
クローニングする。中間ベクターは、T−DNA中の配
列に相同である配列を基礎として、相同な組換えにより
Ti−及びRiプラスミドに組み込むことができる。ま
たこれらは、T−DNAの転移のために必要なVir−
領域を含有する。中間ベクターはアグロバクテア内では
複製できない。ヘルパープラスミドを使用することによ
り、中間ベクターをアグロバクテリウム・ツメファシエ
ンス(複合)に転移させることができる。バイナリーベ
クターはE.coli内でもまたアグロバクテリア内で
も複製することができる。これらは選択マーカ遺伝子及
びリンカ−もしくはポリリンカーを含有し、これらは右
側及び左側のT−DNA境界領域によってフレーミング
される。これらは直接的にアグロバクテリアに形質転換
させることができる(Holsters et al., Mol. Gen. Gen
et. (1987), 163: 181-187)。宿主細胞として機能する
アグロバクテリアは、Vir−領域を有するプラスミド
を含有するべきである。Vir−領域はT−DNAを植
物細胞に転移させるために必要である。該プラスミドは
付加的T−DNAを含有することができる。そのように
形質転換したバクテリウムは、植物細胞の形質転換のた
めに使用される。DNAの植物細胞への転移のために
は、植物の外植体を適当な方法でアグロバクテリウム・
ツメファシエンス又はアグロバクテリウム・リゾジェン
スと一緒に培養することができる。感染した植物材料
(例えば葉片、茎分節、根及びまたプロトプラスト又は
懸濁液培養した細胞)から、植物全体を適当な培地内で
再生させることができる、該媒体は選択のための抗生物
質又は生物致死剤を含有していてもよい。こうして得ら
れた植物を、次いで導入されたDNAの存在に関して試
験することができる。注射及びエレクトロポレーション
のためには、プラスミドの特殊な条件は不必要である。
例えばpUC誘導体のような単純なプラスミドを使用す
ることができる。
【0019】形質転換した細胞は通常の方法で植物内で
生長する。これらの植物を通常の方法で生長させ、かつ
同じ形質転換した遺伝子又は別の遺伝子を有する植物と
交雑させることができる。これから生じるハイブリッド
個体は、相応する表現型特性を有する。
【0020】表示及び略語 略語 : bp=塩基対、キロ塩基 d,kd=ダルトン、キロダルトン SDS=ドデシル硫酸ナトリウム トリス=トリス(2−アミノエチル)アミン。
【0021】表示: クローン=それ自体の母細胞の1つから誘導される細胞
集団。子孫は遺伝子型的に同じである。クローニングに
より、細胞系統の均一性を更に増大させることができ
る。
【0022】電気泳動=蛋白質からサイズ及び荷電に基
づき核酸を分離するための生化学的分離法。
【0023】小胞体=化学及び生化学的物質を輸送する
ために機能する細胞間膜通路。
【0024】発現=遺伝子の活性。
【0025】遺伝子=遺伝因子;遺伝の1単位、特に特
異化された特性のための部分情報の担体、核酸からなる
遺伝子(例えばDNA,RNA)。
【0026】ゲノム=細胞の染色体内に局在化した遺伝
子の総計。
【0027】節間=節により互いに分離された苗条区分
(例えば茎)。葉は該節の上にある。
【0028】節間距離=節からの種々の苗条区分までの
距離。
【0029】クレノーフラグメント=スブチリシンでス
プリットすることにより得られたサイズ76,000d
のDNAポリメラーゼのフラグメント。5′−3′ポリ
メラーゼ及び3′−5′エクソヌクレアーゼはホロ酵素
の活性を有するが、但し5′−3′エクソヌクレアーゼ
はホロ酵素の活性を有しない。
【0030】連鎖反応=DNAの5′−ホスフェート基
と3′−ヒドロキシ基の間のホスホジエステル結合の酵
素形成。
【0031】リンカー、ポリリンカー=ダイレクト配列
において単数又は複数(ポリリンカー)の制限切断領域
を含有する合成DNA配列。
【0032】ノーザン法、サザン法=電気泳動法で分離
したRNA又はDNAのニトロセルロース又はナイロン
膜への転移又は固定。
【0033】表現型=その遺伝子型に対立して生物内に
発現される特性の和。
【0034】師部=水が溶解された物質と一緒に貫流す
る植物の導管束のシーブ素子。
【0035】プロモータ=相同又は異型のDNA遺伝子
配列の転写をレリースするDNA発現の制御配列。
【0036】複製=DNA配列の倍増。 制限酵素=エンドデオキシリボヌクレアーゼクラスの
サブグループである制限エンドヌクレアーゼ[例えば、
E.coliからのEcoRI(特異性G↓AATTC
及びEcoRII↓CC(AT)GGは、高い基質特異性
を有する(↓=分割位置)]。
【0037】制限位置=制限酵素によって特異的に作ら
れた切断位置。
【0038】終末=ポリペプチド鎖が完成した、蛋白質
合成の最終段階。
【0039】形質転換=細菌種の外生DNAの受容細胞
への導入。
【0040】転写=DNA内に含有される遺伝情報のR
NAへのコピー。
【0041】ベクター=遺伝子を摂取しかつ該遺伝子を
他の細胞に運搬する、宿主特異的に複製可能な構造体。
プラスミドをベクターとして使用することもできる。
【0042】以下のプラスミドを、ドイツ国のブラウン
シュバイク在の微生物のドイツ寄託所に寄託した(寄託
番号):1990年2月12日 プラスミドp35S−Cy−INV(DSM5785) プラスミドp35S−CW−INV(DSM5788) プラスミドp33−CW−INV(DSM5787) プラスミドp1700−CW−INV(DSM578
9) プラスミドp33−Cy−INV(DSM5786)1990年8月20日 プラスミドp35S−V−INV(DSM6142) 以下に添付図面につき説明する:図1は、5.1kbサ
イズのプラスミドp35S−Cy−INVの構造を示
す。該プラスミドは以下のフラグメントからなる: A=フラグメントA(529bp):カリフラワーモザ
イクウイルス(CaMV)の35Sプロモータを含有す
る。これはCaMVのヌクレオチド6909〜7437
を包含するフラグメントを含有する。
【0043】B=フラグメントB(1726bp):ジ
ャガイモのプロテイナーゼ疎外物質II遺伝子の23個
のヌクレオチド(ヌクレオチド923−942)を含有
する、該ヌクレオチドは7個の塩基対を介して酵母由来
のsuc2に融合されており、ヌクレオチド+64〜+
1765を含む。
【0044】C=フラグメントC(192bp):Ti
−プラスミドpTiACH5のT−DNAの遺伝子3の
ポリアデニル化シグナルを含有する。
【0045】切断位置は、以下の例1に示す。
【0046】図2は、7.1kbサイズのプラスミドp
35S−CW−INVの構造を示す。該プラスミドは以
下のフラグメントを含有する: A=フラグメントA(529bp):カリフラワーモザ
イクウイルス(CaMV)の35Sプロモータを含有す
る。これはCaMVのヌクレオチド6909〜7437
を包含するフラグメントを含有する。
【0047】B=フラグメントB(1963bp):ジ
ャガイモのプロテイナーゼ阻害物質剤II遺伝子のヌ
レオチド(ヌクレオチド923−1159)を含有す
る、該ヌクレオチドはリンカーを介して酵母由来のsu
c2に融合されており、ヌクレオチド+64〜+176
5を含む。
【0048】C=フラグメントC(192bp):Ti
−プラスミドpTiACH5のT−DNAの遺伝子3の
ポリアデニル化シグナルを含有する。
【0049】切断位置は、以下の例2に示す。
【0050】図3は、7.0kbサイズのプラスミドp
33−CW−INVの構造を示す。該プラスミドは以下
のフラグメントを含有する: A=フラグメントA(1526bp):パタチン遺伝子
B33のプロモータ領域のDraI−DraIフラグメ
ント(位置−1512〜位置+14)を含有する。
【0051】B&C=フラグメントB(1963bp)
及びC(192bp):これらはプラスミドp35−C
W−INV内のフラグメントB&Cに相当する(図
2)。
【0052】切断位置は以下の例3に示す。
【0053】図4は、8.4kbサイズのプラスミドp
1700−CW−INVの構造を示す。該プラスミドは
以下のフラグメントを含有する:A=フラグメントA
(1585bp):ジャガイモ由来のST−LS1遺伝
子のEcoRI−MboIIフラグメントを含有する。
【0054】B&C=フラグメントB(1963bp)
及びC(192bp):これらはプラスミドp35−C
W−INV内のフラグメントB及びCに相当する(図
2)。
【0055】切断位置は以下の例4示す。
【0056】図5は、6.8kbサイズのプラスミドp
33−Cy−INVの構造を示す。該プラスミドは以下
のフラグメントを含有する:A=フラグメントA(15
26bp):パタチン遺伝子B33のプロモータ領域の
DraI−DraIフラグメント(位置−1512〜位
置+14)を含有する。
【0057】B&C=フラグメントB(1726bp)
及びC(192bp):これらはプラスミドp35S−
Cy−INV内のフラグメントB&Cに相当する(図
1)。
【0058】切断位置は以下の例5に示す。図6は、
6.3kbサイズのプラスミドp35S−V−INVの
構造を示す。該プラスミドは以下のフラグメントを含有
する: A=フラグメントA(529bp):カリフラワーモザ
イクウイルス(CaMV)の35Sプロモータを含有す
る。
【0059】B=フラグメントB(2898bp):ゲ
ノムパタチンクローンpgT5の配列のヌクレオチド+
707〜+1895、配列AGCTTTCのリンカー及
び酵母由来のsuc2遺伝子(ヌクレオチド+64〜+
1765)を含有する。
【0060】C=フラグメントC(192bp);Ti
−プラスミドpTiACH5のT−DNAの遺伝子3の
ポリアデニル化シグナル(ヌクレオチド11749〜1
1939)を含有する。
【0061】切断位置は、以下の例6に示す。
【0062】図7は、5株の独立したトランスジェニッ
クタバコからの葉抽出物中のインベルターゼ活性のin
situ証明(トレース1〜5)並びに形質転換され
ていない植物における同活性の不在(トレースW38)
のための遺伝子を示す。
【0063】A=還元糖を含有するゲル領域。トレース
1〜5における黒塗り部分は、対照(トレースW38)
と比較した還元糖(インベルターゼ活性)の存在を示
す。
【0064】B=蛋白質フラクションのゲル領域。
【0065】図8は、プラスミドp33−CW−INV
で形質転換した2株のジャガイモ(左側、植物B33−
Cw−IN−4及びB33−Cw−IN−1)と、正確
に同じ条件下で、但し形質転換せずに生長させた2株の
対照植物(右側、対照1及び対照2)の塊茎の数、サイ
ズ分布(生鮮重量)及び総生鮮重量を示す。それぞれの
垂直な棒は1つの塊茎を表し、その重量はグラムで該棒
の上に記載されている。総重量もグラムで示されてい
る。
【0066】図9は、プラスミドp35S−V−INV
で形質転換したタバコの液胞内の該プラスミドからコー
ドしたインベルターゼ活性のin situ証明のため
のゲルを示す。
【0067】トレース1:形質転換しなかったタバコの
プロトプラスト; トレース2:形質転換しなかったタバコの液胞; トレース3:トランスジェニックタバコのプロトプラス
ト; トレース4:トランスジェニックタバコの液胞。
【0068】各トレースにおいて、α−マンノシダーゼ
活性を介して標準化したプロトプラスト及び/又は液胞
の比較可能な量を適用した。トレース3及び4内の黒塗
りは還元糖の形成によるインベルターゼ活性を示す。両
者のトレースないの強度は同じ程度であり、このことは
液胞内のインベルターゼの排他的局在化を示す。該イン
ベルターゼ活性は、形質転換しなかったタバコのプロト
プラスト及び液胞内には含有されない(トレース1及び
2)。
【0069】
【実施例】次に、本発明を一層理解し易くするために実
施例を示す。これらの実験のための説明を以下に示す。
【0070】1.クローニングベクター クローニングのために、ベクターpUC18/19及び
pUC118(Yanisch-Perron et al., Gene(1985), 3
3, 103-119)及びpMPK110(Eckes, Dissertatio
n, University of Cologne (1984))を使用した。
【0071】植物形質転換のために、遺伝子構造をバイ
ナリーベクターBIN19内でクローニングした(Beva
n, Nucl. Acids Res.(1984), 12, 8711-8720)。
【0072】2.細菌種 pCU及びM13ベクターのために、E.coli菌株
BMH71−18(Messing et al., Proc. Nat. Acad.
Sci.USA (1977), 24, 6342-6346)又はTB1を使用し
た。ベクターpMPK110及びBIN19のために
は、E.coli菌株TB1を専ら使用した。TB1は
種JM101の組換え−陰性のテトラサイクリン耐性誘
導体である(Yanisch-Perron et al., Gene(1985), 33,
103-119)。TB1種の遺伝子型は、F′(traD3
6,proAB,lacl,lacZΔM15),Δ
(lac,pro),SupE,thiS,recA,
Srl::Tn10(TcR)である(Bart Barrel, pe
rsonal communication)。
【0073】植物形質転換は、アグロバクテリウム・ツ
メファシエンス種LBA4404(Bevan, M., Nucl. A
cids Res. 12, 8711-8721, (1984); BIN19誘導
体)を使用して実施した。
【0074】3.アグロバクテリウム・ツメファシエン
スの形質転換 BIN19誘導体のためには、アグロバクテリア内のD
NAの導入を、ホスタース他(Holsters at al.)による
方法(Mol. Gen. Genet. (1978), 163, 181-187)による
直接的形質転換にによって実施した。プラスミドDNA
形質転換したアグロバクテリアを、バーンボイム(Birnb
oim)及びドリー(Doly)による方法(Nucl.Acids Res. (1
979), 7, 1513-1523)により単離しかつ適当な制限分割
によりゲル電気泳動的に解放した。
【0075】4.植物形質転換 A)タバコ: 選択しながら洗浄した、アグロバクテリ
ウム・ツメフェシエンスの1夜培養体10mlを遠心分
離し、上澄を捨てかつ該細菌を同じ容量の抗生物質不含
の培地中に再懸濁させた。無菌ペトリシャーレ内で、中
央葉脈を除いた無菌植物の円形の葉片(約1cm2
を、上記細菌懸濁液に浸けた。次いで、該円形の葉片を
スクロース22%及びバクト寒天0.8%を有するMS
培地を入れたペトリシャーレ内に密に横たえた。暗所内
で25℃で2日間保温した後に、これらをカナマイシン
100mg/l、クラフォラン500mg/l、ベンジ
ルアミノプリン(BAP)1mg/l、ナフチル酢酸
(NAA)1mg/l及びバクト寒天0.8%を入れた
MS培地に移した。生長する苗条をクラフォラン250
mg/lを有するホルモン不含のMS培地に入れた。
【0076】B)ジャガイモ:外科用メスで傷付けた無
菌ジャガイモの10枚の小さな葉を、選択下に洗浄し
た、アグロバクテリウム・ツメフェシエンスの1夜培養
体30〜50μlを含有するスクロース2%を有するM
S培地10mlに入れた。3〜5分間温和に振とうした
後に、該ペトリシャーレを暗所内で25℃で保温した。
2日後に、該葉をグルコース1.6%、ゼアチンリボー
ス2mg/l、ナフチル酢酸0.02mg/l、ジベレ
リン酸0.02mg/l、クラフォラン500mg/
l、カナマイシン50mg/l及びバクト寒天0.8%
を有するMS培地に横たえた。25℃及び3000lu
xで1週間保温した後に、培地中のクラフォラン濃度を
半分に低下させた。
【0077】5.トランスジェニック植物由来のゲノム
DNAの分析 ゲノム植物DNAの単離を、ロガース(Rogers)及びベン
ディッヒ(Bendich)の方法(Plant Mol. Biol.(1985), 5,
69-76)によって実施した。 DNA分析のために、D
NA10〜20μgを、サザン法を使用して適当な制限
分割後にDNA配列の組込みを分析することにより試験
した。
【0078】6.トランスジェニック植物由来の全RN
Aの分析 全植物RNAの単離を、ロンゲマン他(Longemann et a
l.)の方法(AnalyticalBiochem. (1987), 163, 16-20)に
よって実施した。
【0079】分析のために、全RNAの試料50μg
を、ノザン法を使用して探査トランスクリプトの存在を
決定するために試験した。
【0080】7.蛋白質抽出 植物組織から全蛋白質を抽出するために、組織片を蛋白
質抽出緩衝液[燐酸ナトリウム(pH7.0)25ミリ
モル、重亜硫酸ナトリウム2ミリモル、フェニルメチル
−スルホニルフルオリド(PMSF)2ミリモル]中
で、可溶性のポリビニルピリロリドン(PVP)0.1
%(w/v)を添加して、均質化した。
【0081】セルロースを通して濾過した後に、細胞粒
子を10000rpmで20分間遠心分離しかつ上澄の
蛋白質濃度をブラッドフォード(Bradford)の方法(Anal.
Biochem. (1976), 72, 248-254)によって測定した。
【0082】8.免疫学的方法(ウエスタ-ン法:Wester
n-Blot)を使用した異質蛋白質の測定 蛋白質抽出物を、分子量に基づきSDS−PAGE(ド
デシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミド)ゲル中で
のゲル電気泳動法を使用して分離した。SDS−PAG
E後に、蛋白質ゲルを黒鉛電極のための移動緩衝液(ト
リス48g/l、グリセリン39g/l、SDS0.0
375%、メタノール20%)中で15〜30分間平衡
させかつ次いで冷房室内にニトロセルロースフィルタ上
で移しかつ1.3mA/cm2で1〜2時間分離した。
該フィルタをTBS緩衝液(トリス/HCl(pH7.
5)20ミリモル、NaCl55ミリモル)中の3%ゼ
ラチンで30分間飽和させかつ次いで該フィルタを相応
する抗血清と共に適当に希釈して(TBS緩衝液中1:
1000〜10000)室温で保温した。該フィルタを
次いでTBS、TTBS(ツゥイーン(Tween)20
0.1%を有するTBS緩衝液)及びTBSでそれぞれ
15分間洗浄した。洗浄後に、該フィルタをアルカリ性
ホスフェターゼ結合したゴート−アンチ−ラビット(G
AR)抗体(TBS中1:7500)と共に室温で1時
間保温した。次いで、該フィルタを前記のように洗浄し
かつAP緩衝液(トリス/HCl100ミリモル、pH
9.5、NaCl100ミリモル、MgCl23ミリモ
ル)中で平衡させた。アルカリ性ホスフェターゼ反応
は、4−ニトロテトラゾリウム(NBT)溶液(70%
ジメチルホルムアミド中のNBT50mg/ml)70
μl及びAP緩衝液50ml中の5−ブロモ−4−クロ
ロ−3−インドリルホスフェート(BCIP)35μl
の基質添加により開始させた。5分後に、概して、最初
のシグナルを見ることができた。
【0083】該反応はフィルタを停止溶液(トリス/H
Cl20ミリモル、pH8.0、EDTA5ミリモルを
有する)中に移すことにより終了させることができる。
該反応は暗所で実施した。
【0084】9.インベルターゼ活性の同定 酸性インベルターゼはスクロースをグルコースとフルク
トースに分割する。酸性インベルターゼの酵素活性は、
植物蛋白質抽出物内にSDSポリアクリルアミドゲル内
で分離した後に呈することができる。
【0085】全蛋白質を植物からパラグラフ7に記載し
たと同様に抽出しかつ自然SB緩衝液(トリス/HCl
125ミリモル、pH6.8、2−メルカプトエタノー
ル10%、グリコール20%、ブロモフェノールブルー
0.004%)で2回処理しかつ0.2%SDSゲルに
加えた。該抽出物は、SDSポリアクリルアミドゲル内
で分離する前には加熱によって変性しなかった。電気泳
動分離後に、該ゲルを水中で短時間洗浄しかつスクロー
ス溶液(スクロース0.1モル、酢酸ナトリウム0.1
モルpH5.0)中で30℃で1時間保温した。次い
で、過剰のスクロースを水で数回洗浄する(3×5分
間)ことにより分離した。還元糖の試験は、該ゲルをマ
イクロ波炉内でTPTC反応溶液(0.5N苛性ソーダ
中の2,3,5−トリフェニルテトラゾリウムクロリド
0.1%)中で煮沸することにより実施した。該反応を
10%酢酸で停止した。次いで、該ゲルを洗浄後に乾燥
させた。ゲル内での激しい赤変は、還元糖の存在を呈し
た(図7参照、Aの下に黒塗として示されている)。
【0086】10.トランスジェニック 及び非トランス
ジェニック タバコからの液胞の単離 プロトプラストを、公知方法(Damm and Willmitzer, M
ol. Gen. Genetics 217, 15-20 (1988))に基づき製造
した3〜4週間目の無菌タバコから製造した。約1千万
個のプロトプラストを、公知方法(Boller und Kende,
Plant Physiology 63, 1123-1132 (1979))によって液
胞を分離した。該液胞の純度は、顕微鏡的にかつα−マ
ンノシダーゼ活性の測定(Van der Wilden et al., Pla
nt Physiology 66, 390-394 (1980))を測定することに
より確認した。インベルターゼ活性測定はα−マンノシ
ダーゼ均等化後にゲル電気泳動で実施した。
【0087】図8には、上記液胞フラクションが、液胞
単離のために処理したプロトプラストと同様に比較可能
なインベルターゼ活性を有することが示されている。こ
の結果は、該インベルターゼの細胞下分画がα−マンノ
シダーゼの液胞マーカー酵素に相当することを示す。
【0088】例1プラスミドp35S−Cy −INVの製造及び該プラ
ミドのタバコ及びジャガ イモの植物ゲノム内への導 スクロースを酵素インベルターゼによって2つのヘキソ
ースグルコース及びフルクトースに分割した。これらの
2つのヘキソースグルコースはスクロースに対して化学
的に同等ではない、従って師部からのスクロースのアン
ローディングのフィードバックを惹起しない。suc2
遺伝子のためにコードする酵母由来のDNA配列を、カ
リフラワモザイクウイルスの35Sプロモータを有する
もの並びに植物終止シグナルで製造する。該植物終止シ
グナルは、オクトピンシンテターゼ遺伝子のポリ−A側
の3′−末端を含有する。プラスミドp35S−Cy−
INVは3つのフラグメントA,B及びCからなり、こ
れらをpUC18のポリリンカーの制限酵素のための切
断位置内にクローニングする(図1参照)。
【0089】フラグメントAは、カリフラワーモザイク
ウイルス(CaMV)の35Sプロモータを含有する。
これはCaMVのヌクレオチド6909〜7437(Fr
ancket al. (1980) Cell 21, 285-294)を包含するフラ
グメントからなり、プラスミドpDH51(Pietrzak et
al. (1986) Nucleic Acids Res. 14, 5857-5868)由来
のEcoRI−KpnIフラグメントとして単離しかつ
プラスミドpUC18のEcoRI−KpnI切断部位
の間でクローニングした。
【0090】フラグメントBは、ヌクレオチド+64〜
+1765(Taussig and Carlson(1983) Nucleic Acids
Res. 11, 1943-1945)を包含する、酵母由来のsuc2
遺伝子に配列AGCTTTCを有する7個の塩基対のリ
ンカーを介して融合されるジャガイモ(ソラヌム・ツベ
ロスム)由来のプロテイナーゼ阻害物質II遺伝子の2
3個のヌクレオチド(ヌクレオチド923〜945、Ke
il et al (1986), Nucleic Acids Res. 14, 5641-5650)
を含有する。
【0091】フラグメントBをSca/XmnIフラグ
メントとしてpUC18のポリリンカーのSmaI/P
stI切断部位の間に挿入した。それによって、連結反
応の前に、PstIの3′−オーバハンギング末端を、
Ta−DNAポリメラーゼと一緒に保温することにより
ブラントにした。
【0092】フラグメントCは、Ti−プラスミドpT
iACH5(Gielen et al. (1984);EMBO J. 3, 835-84
6)のT−DNAの遺伝子3のポリアデニル化シグナル及
びヌクレオチド11749〜11939を含有してお
り、これらをプラスミドpAGV40(Herrera-Estrell
a et al. (1983) Nature 303, 209-213)からPvuII
−HindIIIフラグメントとして単離し、かつSp
hI−リンカーを添加した後に、pUC18のポリリン
カーのHindIII切断部位間のPvuII切断部位
内にクローニングした。該プラスミドp35S−Cy−
INVは、5.1bのサイズを有する(図1参照)。
【0093】フラグメントA,B及びCを含有するプラ
スミドp35S−Cy−INVの部分をバイナリーベク
ターに導入し、アグロバクテリウム系を使用してタバコ
及びジャガイモに導入した。形質転換した細胞から、完
全かつ繁殖力のある植物を再生した。再生した植物の分
析は、総ての分析した組織(葉及び茎)において、イン
ベルターゼ活性を示したが、該活性は形質転換しなかっ
た植物では検出されなかった。免疫学的方法により、こ
のインベルターゼが酵母インベルターゼであることを立
証することができた。このインベルターゼは、細胞質ゾ
ル及び/又は細胞質内に局在化されている。従って、総
ての器官及び細胞内に、植物内に導入された酵母インベ
ルターゼ遺伝子から惹起される新規のインベルターゼ活
性を有するトランスジェニックタバコ及びジャガイモが
製造された。再生したタバコ及びジャガイモは形質転換
しなかった植物に比較して明らかな差異を示した。従っ
て、葉は緑色における変化を示した。更に、個々に形質
転換した植物は様々に強力な生長強度を呈し、これは同
じ繁殖力において節間距離を短縮させた。更に、若葉は
僅かに内側に向かって曲がることが観察された。
【0094】例2プラスミドp35S−CW −INVの製造及び該プラ
ミドのタバコ及びジャガ イモの植物ゲノム内への導 例1に記載したと類似した方法で、プラスミドp35S
−CW−INVを製造したが、但しこの場合には、植物
遺伝子の小胞体内に取り入れるために必要な単一ペプチ
ド[ジャガイモ(ソラヌム・ツベロスム)由来のプロテイ
ナーゼ阻害物質II遺伝子、Keil et al. 1968]をイン
ベルターゼ遺伝子のコーディング配列の前に導入する点
を変更した。該プラスミドp35S−CW−INVは配
列7.1kbのサイズを有しかつ3つのフラグメント
A,B及びCからなっており、これらをpMPK110
のポリリンカーの制限酵素のための所定の切断部位内で
クローニングした(図2参照)。
【0095】フラグメントAは、カリフラワーモザイク
ウイルス(CaMV)の35Sプロモータからなる。こ
れはCaMVのヌクレオチド6909〜7437(Franc
k etal (1980) Cell 21, 285-294)を包含するフラグメ
ントを含有し、該フラグメントをプラスミドpDH51
(Pietzak et al (1986) Nucleic acids Res 14, 5857-5
868)からEcoRI−KpnIフラグメントとして単離
しかつプラスミドpMPK110のEcoRI−Kpn
I切断部位の間でクローニングした。
【0096】フラグメントBは、ヌクレオチド+64〜
+1765(Taussing und Carlson(1983) Nucleic Acid
Res 11, 1943-1954)を包含する、酵母由来のsuc2
遺伝子に配列ACC GAA TTG GGG ATC
CCA GCT TTCを有するリンカーを介して融
合される、ジャガイモ(ソラヌム・ツベロスム)のプロ
テイナーゼ阻害物質II遺伝子のヌクレオチド923〜
1159(Keilet al(1986) Nucleic Acid Res 14, 5641
-5650)を含有する。従って、小胞体内に蛋白質を摂取す
るために必要である植物蛋白質N−末端位のシグナルペ
プチドは、インベルターゼ配列に融合されている。該フ
ラグメントBをSca/XmnIフラグメントとしてp
MPK110のポリリンカーのSmaI/PstI位置
の間に導入した。それによって、連結反応の前に、Ps
tI切断部位の3′−オーバハンギング末端を、T4−
DNAポリメラーゼと一緒に保温することによりブラン
トにした。
【0097】フラグメントCは、Ti−プラスミドpT
iACH5(Gielen et al. (1984);EMBO J. 3, 835-84
6)のT−DNAの遺伝子3のポリアデニル化シグナル及
びヌクレオチド11749〜11939を含有してお
り、これらをプラスミドpAGV40(Herrera-Estrell
a et al. (1983) Nature 303, 209-213)からPvuII
−HindIIIフラグメントとして単離し、かつPv
uII切断部位にSphI−リンカーを添加した後に、
pMPK110のポリリンカーのSPhI−HindI
II切断部位間でクローニングした(図2参照)。
【0098】フラグメントA,B及びCyを含有するプ
ラスミドp35S−Cy−INVの部分を例1に記載し
たと類似した方法で植物に導入した。ウエスターン法及
び活性試験によりトランスジェニック植物の分析によれ
ば、suc2遺伝子からコードしたインベルターゼは今
や細胞外スペース内に局在化していることが判明した。
このモザイク遺伝子を含有するトランスジェニックタバ
コ及びジャガイモは、短縮した節間距離を基礎とし植物
の短縮に加えて、モザイクパターンの形成部から緑及び
クロチック領域まで延び、該領域がネクロチック領域の
形成部まで広がる新しい葉の表現型を示す。更に、これ
らは強度に短縮した根形成を示す。
【0099】例3プラスミドp33−CW− INVの製造及び該プラス
ドのジャガイモのゲノム 内への導入 例2に記載したと類似した方法で、但し35Sプロモー
タの代わりにクラスIパタチン遺伝子B33(Rocha-Sos
a et al (1989) WMBO J. 8, 23-29)を使用して、プラス
ミドp33−CW−INVを製造した。該プラスミドp
33−CW−INVは7.0kbのサイズを有しかつ3
つのフラグメントA,B及びCからなっており、これら
をpUC118のポリリンカーの制限酵素のための切断
部位内でクローニングした(図3参照)。
【0100】該フラグメントAは、パラチン遺伝子B3
3(Rocha-Sosa et al (1989) WMBOJ. 8, 23-29)のプロ
モータ領域のDraI−DraIフラグメント(位置−
1512〜位置+14)を含有する。これをpUC11
8のポリリンカーのSmaI内でクローニングした。
【0101】フラグメントB及びCは、プラスミドp3
5S−CW−INV内のフラグメントB及びCに相当す
る(図2参照)。フラグメントB及びCのクローニング
のために、プラスミドp35S−CW−INVをAsp
718(部分)及びHindIIIで消化し、生じたH
indIII切断部位の末端をDNAポリメラーゼ(ク
レノーフラグメント)で完全にした、かつ両者の完全な
フラグメントB及びCを含有するフラグメントは、別の
フラグメントからゲル電気泳動法によって分離した。次
いで、このフラグメントを前記オリエンテーションによ
り部分的にG+Aを有する、DNAフラグメント(クレ
ノーフラグメント)を充填したEcoRI切断部位と、
Asp718切断部位との間でクローニングした。部分
充填により、HindIII切断部位が得られた。
【0102】プラスミドp33−CW−INVを、例1
に記載したと類似した方法で植物内に導入した。ジャガ
イモにおいて、該モザイク遺伝子はインベルターゼの塊
茎特異性発現をもたらした。
【0103】該プラスミドp33−CW−INVで形質
転換したデジレー(Desiree)種の2株のトランスジェニ
ックジャガイモは、習性及び収穫似にして生長条件下
で、形質転換しなかった対照植物と完全に匹敵した。し
かしながら、最も重要な相異は驚異的にも塊茎収穫にあ
った。温室条件下で生長したプラスミドp33−CW−
INVで形質転換した2株の植物は、それぞれ283g
及び223gの収穫量を示した、それに対して両者の対
照植物は単に生鮮重量それぞれ155g及び223gの
ジャガイモ収穫量を示したにすぎない。これらのジャガ
イモの乾燥重量並びに全澱粉含量の測定で、プラスミド
p33−CW−INVで形質転換した植物は、対照植物
と比較して同じ相対的摂取量を示した。このことは、ト
ランスジェニックジャガイモにおけるプラスミドp33
−CW−INVの導入及び塊茎特異性発現は、約50〜
100%のこれらの植物の収穫量を増大させたことを意
味する。塊茎のサイズ分布に関しては、プラスミドp3
3−CW−INVで形質転換した植物は極めて大きなの
塊茎を得た(図8参照)。このことは、プラスミドp3
3−CW−INVの導入及び発現は、ジャガイモにおい
て全ジャガイモ塊茎収穫量の著しい増大を生じただけで
なく、また個々のジャガイモ塊茎のサイズをも増大させ
たことを意味する。 例4プラスミドp1700−C W−INVの製造及び該プ
スミドのタバコ及びジャガイモの植物ゲノム内への導入 例2に記載したと類似した方法で、但し35Sプロモー
タの代わりにST−LS1遺伝子(Stockhaus et al (19
87) Proc. Natl. Sci. USA 84, 7943-7947)を使用し
て、プラスミドp1700−CW−INVを製造した。
【0104】該プラスミドp1700−CW−INVは
8.4kbのサイズを有しかつ3つのフラグメントA,
B及びCからなっており、これらをpMPK110のポ
リリンカー内の制限部位内にクローニングした(図4参
照)。
【0105】該フラグメントAは、ST−LS1遺伝子
のEcoRI−MboIIフラグメントを含有してい
た。発表された配列(Eckes et al (1986) Mol Gen Gene
tic 205, 14-22)に対するMboII側の位置は、位置
1585(位置+1〜位置+1585)にある。このフ
ラグメントを、MboII切断部位のオーバハンギング
3′末端を予めT4−DNAポリメラーゼによってブラ
ントにした、PUC18のポリリンカーのEcoRI−
SmaI切断部位間でクローニングした。
【0106】フラグメントB及びCは、プラスミドp3
5S−CW−INV内のフラグメントB及びCに相当す
る(図2参照)。フラグメントB及びCのクローニング
のために、プラスミドp35S−CW−INVをAsp
718で部分的に消化した。生じた3′末端をDNAポ
リメラーゼ(クレノーフラグメント)で完全にし、次い
で該フラグメントをHindIIIで分割した。両者の
完全なフラグメントB及びCを含有するフラグメント
を、ゲル電気泳動法により別のフラグメントから分離
し、精製しかつpMPK110のポリリンカーのBam
HI−HindIII切断部位の間でクローニングし
た。該BamHI切断は予めDNAポリメラーゼIを充
填することによりブラントにした。
【0107】フラグメントA,B及びCを含有するプラ
スミドp1700−CW−INVの部分を、例1に記載
したと類似した方法で植物に導入した。
【0108】例5プラスミドp33−Cy− CW−INVの製造及び該
ラスミドのタバコ及びジ ャガイモの植物ゲノム内へ の導
例2に記載したと類似した方法で、但し35Sプロモー
タの代わりにクラスIパラチン遺伝子のプロモータ(Roc
ka-Rosa et (1989) EMBO J 8, 23-29)を使用して、プラ
スミドp33−Cy−INVを製造した。
【0109】該プラスミドp33−Cy−INVは6.
8kbのサイズを有しかつ3つのフラグメントA,B及
びCからなっており、これらをpUC118のポリリン
カーの制限酵素切断部位内でクローニングした(図5参
照)。
【0110】該フラグメントAは、パチン遺伝子B3
3(Rocha-Sosa et al (1989) EWBOJ. 8, 23-29)のプロ
モータ領域のDraI−DraIフラグメント(位置−
1512〜位置+14)を含有していた。これをpUC
118のポリリンカーのSmaI内でクローニングし
た。
【0111】フラグメントB及びCは、プラスミドp3
5S−Cy−INV内のフラグメントB及びCに相当す
る。フラグメントB及びCのクローニングのために、プ
ラスミドp35S−Cy−INVをHindIIIで消
化し、生じた3′末端をDNAポリメラーゼ(クレノー
フラグメント)で完全にした。該プラスミドを部分的に
Asp718で消化させかつ両者の完全なフラグメント
B3及びCを別のフラグメントからのゲル電気泳動法に
よって分離した。次いで、これらのフラグメントを部分
的にG+Aを有する、DNAポリメラーゼを充填したp
UC118のポリリンカーのEcoRI切断部位と、A
sp718切断部位との間でクローニングした。部分的
充填により、HindIII切断部位が得られた。
【0112】該プラスミドp33−Cy−INVを、例
1に記載したと類似した方法で植物内に導入した。
【0113】例6プラスミドp35S−V− INVの製造及び該プラス
ドのタバコの植物ゲノム への導入 例1に記載したと類似した方法で、プラスミドp35S
−V−INVを製造したが、但しこの場合には、インベ
ルターゼ遺伝子のコード化配列の前に、インベルターゼ
蛋白質の液胞への配向のために必要である植物遺伝子の
ペプチド(ジャガイモ由来のパタチン遺伝子pgT5、
Rosahl et al., Mol. General Genetics203, 214-220)
を融合させた。該プラスミドp35S−V−INVは
6.3kbのサイズを有しかつ3つのフラグメントA,
B及びCからなっており、これらをpUC18のポリリ
ンカーの所定の切断部位内にクローニングした(図6参
照)。フラグメントA(529bp)はカリフラワーモ
ザイクウイルス(CaMV)の35Sプロモータを含有
する。該フラグメントはCaMVのヌクレオチド690
9〜7437(Franck et al., Cell 21, 285-294)を包
含する、かつ該フラグメントをプラスミドpDH51(P
ietrzak et al., Nucleic Acid Reserach 14,5857-586
8)からEcoRI−KpnIとして単離しかつプラスミ
ドpUC18のポリリンカーのEcoRI−KpnI切
断部位の間でクローニングした。
【0114】フラグメントBはゲノミックパラチンクロ
ーンpgT5の配列のヌクレオチド707〜1895(R
osahl et al., 1986)を含有し、該ヌクレオチドはヌク
レオチド+64〜+1765(Taussig und Carlson (19
83) Nucleic Acids Res. 11,1943-1945)を包含する、酵
母由来のsuc2遺伝子に配列AGCTTTCを有する
リンカーを介して融合される。このうにして、高級植物
の液胞内の蛋白質の配向を担いかつ相応する液胞N−末
端ターゲッティングシグナルを有するペプチドは、イン
ベルターゼ配列に融合される。該フラグメントBをEc
oRV−XmnIフラグメントとして、連鎖反応の前に
PstIの3′−オーバハンギィング末端をT4−DN
A−ポリメラーゼで保温することによりブラントにした
pUT18のポリリンカーのSmaI/PstI切断部
位間に導入した(図6参照)。 フラグメントC(19
2bp)はヌクレオチド11749〜11939を有す
るTi−プラスミドpTiACH5(Gielen et al,. E
MBO J. 3, 835-846)のT−DNA遺伝子のポリアデニル
化シグナルを包含する、該フラグメントをPvuII−
HindIIIフラグメントとしてプラスミドpAGV
40(Herrera-Estrella et al. (1983) Nature 303, 20
9-213)から単離しかつSphIリンカーの添加後に、p
UC18のポリリンカーのSphI−HindIII切
断部位の間のPvuII切断部位にクローニングした。
【0115】インベルターゼ活性試験により得られたト
ランスジェニックタバコの分析によれば、suc2遺伝
子からコードした得らインベルターゼは今や液胞内に局
在化されていること判明した(図9参照)。該トランス
ジェニックタバコは、植物の短縮に加えて、新しい葉の
発現型を示した。このことは、古い葉に、葉の先端から
開始するクロロチック領域が発育しているという事実に
より観察された。
【図面の簡単な説明】
【図1】5.1kbサイズのプラスミドp35S−Cy
−INVの構造を示す。
【図2】7.1kbサイズのプラスミドp35S−CW
−INVの構造を示す。
【図3】7.0kbサイズのプラスミドp33−CW−
INVの構造を示す。
【図4】8.4kbサイズのプラスミドp1700−C
W−INVの構造を示す。
【図5】6.8kbサイズのプラスミドp33−Cy−
INVの構造を示す。
【図6】6.3kbサイズのプラスミドp35S−V−
INVの構造を示す。
【図7】5株の独立したトランスジェニックタバコから
の葉抽出物中のインベルターゼ活性のin situ証
明(トレース1〜5)並びに形質転換されていない植物
にける同活性の不在(トレースW38)のための遺伝子
を示す。
【図8】プラスミドp33−CW−INVで形質転換し
た2株のジャガイモ(左側、植物B33−Cw−IN−
4及びB33−Cw−IN−1)と、正確に同じ条件下
で、但し形質転換せずに生長させた2株の対照植物(右
側、対照1及び対照2)の塊茎の数、サイズ分布(生鮮
重量)及び総生鮮重量を示す。
【図9】プラスミドp35S−V−INVで形質転換し
たタバコの液胞内の該プラスミドからコードしたインベ
ルターゼ活性のin situ証明のためのゲルを示
す。
フロントページの続き (73)特許権者 597113365 MiraustraBe54,Berh n,BRD (72)発明者 ウーヴェ ゾンネヴァルト ドイツ連邦共和国 ベルリン 10 ギー ルケツァイレ34 (72)発明者 アンチエ フォン シェーフェン ドイツ連邦共和国 ベラウ ドルフシュ トラーセ 67アー (56)参考文献 国際公開89/12386(WO,A1) Cell.Vol.48,No.5 (1987)p.875−885 J.Cell Biol.,Vol. 108,No.2(1989)p.327−337 J.Cell Biochem.,S uppl.13partD(1989)p. 230 Plant Cell,Vol.1, No.1(1989)p.95−104 Plant Cell,Vol.1, No.3(1989)p.381−390 Planta,Vol.179,No. 2(1989)p.171−180 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01H 5/00 C12N 15/00 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (35)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アグロバクテリウムにより形質転換され
    ることが可能であり、変更した光同化物の分配および/
    または生産を有するトランスジェニック植物又はその細
    胞を製造する方法において、該方法が次の工程: −植物細胞中でのインベルターゼ蛋白質の発現を保証す
    る好適な調節領域に融合されているインベルターゼ遺伝
    子のDNA配列を有するDNAを植物細胞のゲノム中に
    導入し、かつ −前記植物細胞から植物を再生し、場合により、該植物
    から細胞を取得すること、 からなることを特徴とする、アグロバクテリウムにより
    形質転換されることが可能であり、変更した光同化物の
    分配および/または生産を有するトランスジェニック植
    物またはその細胞の製造法。
  2. 【請求項2】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列が酵
    母からのインベルターゼ遺伝子SUC2のDNA配列で
    ある、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 調節領域が、植物のほぼ全ての細胞中で
    インベルターゼ遺伝子のDNA配列を構成的に発現させ
    るプロモータである、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 プロモータがカリフラワーモザイクウイ
    ルスの35S RNAのプロモータである、請求項3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 該調節領域が植物の“シンク”又は“ソ
    ース”組織中でインベルターゼ遺伝子のDNA配列を発
    現させるプロモータからなる、請求項1又は2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 プロモータがクラスIパタチン遺伝子B
    33のプロモータである、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 プロモータがST−LS1遺伝子のプロ
    モータである、請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列が植
    物細胞および植物の液胞中に該インベルターゼ蛋白質の
    移動を保証するペプチドをコードするDNA配列に融合
    されている、請求項1から7までのいずれか1項に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 植物及び植物細胞の液胞中にインベルタ
    ーゼ蛋白質の移動を保証するペプチドをコードするDN
    A配列が、ヌクレオチド位置+707〜+1895のソ
    ラヌム・ツベロスム由来のパタチン遺伝子pgT5のD
    NA配列である、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列
    が、植物及び植物細胞の小胞体中へのインベルターゼ蛋
    白質の摂取を保証するシグナルペプチドをコードするD
    NA配列に融合されている、請求項1から7までのいず
    れか1項記載の記載の方法。
  11. 【請求項11】 植物及び植物細胞の小胞体中へのイン
    ベルターゼ蛋白質の摂取を保証するシグナルペプチドを
    コードするDNA配列がソラヌム・ツベロスムのプロテ
    イナーゼ阻害物質II遺伝子のDNA配列から由来す
    る、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 該調節領域がオクトピンシンターゼ遺
    伝子のポリ−A側の3′末端からなる、請求項1から1
    1までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 種子、果実、根および/または塊茎の
    高い乾燥重量を有する植物の製造のための、請求項1か
    ら12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 アグロバクテリウムにより形質転換さ
    れることが可能であり、変更した光同化物の分配および
    /または生産を有するトランスジェニック植物またはそ
    の細胞、またはその子孫を製造する方法において、該方
    法が次の工程: −植物細胞中でのインベルターゼ蛋白質の発現を保証す
    る好適な調節領域に融合されているインベルターゼ遺伝
    子のDNA配列を有するDNAを有するプラスミドで植
    物細胞を形質転換し、かつ −前記植物細胞から植物を再生し、場合により、その子
    孫または植物細胞を取得すること、 からなることを特徴とする、アグロバクテリウムにより
    形質転換されることが可能であり、変更した光同化物の
    分配および/または生産を有するトランスジェニック植
    物またはその細胞、またはその子孫の製造法。
  15. 【請求項15】 プラスミドがDSM No.5785
    として寄託されてい るプラスミドp35S−Cy−IN
    Vである、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 プラスミドがDSM No.5788
    として寄託されているプラスミドp35S−CW−IN
    Vである、請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 プラスミドがDSM No.5787
    として寄託されているプラスミドp33−CW−INV
    である、請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】 プラスミドがDSM No.5789
    として寄託されているプラスミドp1700−CW−I
    NVである、請求項14記載の方法。
  19. 【請求項19】 プラスミドがDSM No.5786
    として寄託されているプラスミドp33−Cy−INV
    である、請求項14記載の方法。
  20. 【請求項20】 プラスミドがDSM No.6142
    として寄託されているプラスミドp35S−V−INV
    である、請求項14記載の方法。
  21. 【請求項21】 アグロバクテリウムにより形質転換さ
    れることが可能であり、変更した光同化物の分配および
    /または生産を有するトランスジェニック植物におい
    て、植物細胞中でインベルターゼ蛋白質の発現を保証す
    る好適な調節領域に融合されているインベルターゼ遺伝
    子のDNA配列からなるDNA配列を、その細胞のゲノ
    ム中に組み込んで有するトランスジェニック植物である
    が、但し該植物はタバコではないトランスジェニック植
    物。
  22. 【請求項22】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列が
    酵母からのインベルターゼ遺伝子SUC2のDNA配列
    である、請求項21記載の植物。
  23. 【請求項23】 調節領域が、植物のほぼ全ての細胞中
    でインベルターゼ遺伝子のDNA配列を構成的に発現さ
    せるプロモータである、請求項21または22記載の植
    物。
  24. 【請求項24】 プロモータがカリフラワーモザイクウ
    イルスの35S RNAのプロモータである、請求項2
    3記載の植物。
  25. 【請求項25】 該調節領域が植物の“シンク”又は
    “ソース”組織中にインベルターゼ遺伝子のDNA配列
    を発現させるプロモータからなる、請求項21又は22
    記載の植物。
  26. 【請求項26】 プロモータがクラスIパタチン遺伝子
    B33のプロモータである、請求項22記載の植物。
  27. 【請求項27】 プロモータがST−LS1遺伝子のプ
    ロモータである、請求項22記載の植物。
  28. 【請求項28】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列が
    植物細胞および植物の液胞中に該インベルターゼ蛋白質
    の移動を保証するペプチドをコードするDNA配列に融
    合されている、請求項21から27までのいずれか1項
    に記載の植物。
  29. 【請求項29】 植物及び植物細胞の液胞中にインベル
    ターゼ蛋白質の移動を保証するペプチドをコードするD
    NA配列が、ヌクレオチド位置+707〜+1895の
    ソラヌム・ツベロスム由来のパタチン遺伝子pgT5の
    DNA配列である、請求項28記載の植物。
  30. 【請求項30】 インベルターゼ遺伝子のDNA配列
    が、植物及び植物細胞の小胞体中へのインベルターゼ蛋
    白質の摂取を保証するシグナルペプチドをコードするD
    NA配列に融合されている、請求項21から29までの
    いずれか1項記載の記載の植物。
  31. 【請求項31】 植物及び植物細胞の小胞体中へのイン
    ベルターゼ蛋白質の摂取を保証するシグナルペプチドを
    コードするDNA配列がソラヌム・ツベロスムのプロテ
    イナーゼ阻害物質II遺伝子のDNA配列から由来す
    る、請求項30記載の植物。
  32. 【請求項32】 該調節領域がオクトピンシンターゼ遺
    伝子のポリ−A側の3′末端からなる、請求項21から
    31までのいずれか1項記載の植物。
  33. 【請求項33】 種子、果実、根および/または塊茎の
    高い乾燥重量を有する、請求項21から31までのいず
    れか1項記載の植物。
  34. 【請求項34】 ダイズ、トウモロコシ、サトウキビ、
    サトウダイコン又はトマトから選択された、請求項21
    から33項のいずれか1項記載の植物。
  35. 【請求項35】 ジャガイモである、請求項21から3
    3までのいずれか1項記載の植物。
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