JP3287929B2 - 汚物処理装置 - Google Patents

汚物処理装置

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JP3287929B2
JP3287929B2 JP27708993A JP27708993A JP3287929B2 JP 3287929 B2 JP3287929 B2 JP 3287929B2 JP 27708993 A JP27708993 A JP 27708993A JP 27708993 A JP27708993 A JP 27708993A JP 3287929 B2 JP3287929 B2 JP 3287929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済の使い捨てお
むつや生ごみなどの悪臭を放つ汚物を処理するのに適し
た汚物処理装置に関するもので、特に、汚物を捨てる度
に汚物を密閉した状態でパッケージングするようにした
汚物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある従来の汚物処
理装置が、たとえば特開平1−226601号公報に記
載されている。ここに記載された汚物処理装置は、汚物
を密閉した状態でパッケージングするため、可撓性のチ
ューブを用いている。このチューブは、筒状に引出さ
れ、そこに汚物を受入れる毎に捩じられ、悪臭が外部へ
放たれることが防止される。このようなチューブに、順
次、汚物を収容したとき、汚物は、腸詰めソーセージの
ような形態となり、チューブとともに捨てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た汚物処理装置では、チューブ内に汚物を入れる毎に、
汚物の上方において、チューブを捩じって、汚物から放
たれる悪臭が外部へ漏れることを防止するように努めら
れるが、このようなチューブに与えられる捩じりの度合
いが弱い場合には、悪臭を防止する効果が低減される。
また、この汚物処理装置では、チューブに捩じりを与え
ることが、通常、手動により行なわれるが、このような
手動による捩じりにはばらつきが生じやすく、そのた
め、しばしばチューブに対して不十分な捩じりしか与え
られない場合がある。この場合にも、悪臭が外部へ漏れ
やすい。さらに、チューブに与えられた捩じりは、時間
の経過とともに緩むこともある。この場合にも、悪臭の
漏れの原因となる。
【0004】それゆえに、この発明の目的は、上述した
問題を解決しつつ、簡便な操作によって汚物を密閉状態
でパッケージングすることができる汚物処理装置を提供
しようとすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る汚物処理
装置は、まず、ハウジングを備える。ハウジングは、上
方に向く上方開口および下方に向く下方開口を有すると
ともに、上方開口と下方開口との間に上下方向に貫通す
る空間を規定する。上方開口は、蓋によって開閉可能に
閉じられる。
【0006】蓋の下方には、可撓性を有するチューブを
筒状に引出すための環状のスリットを有する、チューブ
を収容するためのケースが配置される。環状のスリット
の下方には、環状のスリットから引出されたチューブの
長手方向の任意の位置を絞るように動作し、チューブの
絞られた部分を案内用経路に沿って移動させる、絞り機
構が配置される。さらに、この汚物処理装置は、案内用
経路の途中においてチューブの絞られた部分を粘着テー
プによって縛るための封止機構と、案内用経路の終端に
おいてチューブの粘着テープによって縛られた部分の中
間部を分断するためのチューブ分断機構とを備える。
【0007】この発明において、上述した絞り機構は、
好ましくは、上下に互いに重なり合った状態で互いに逆
方向に往復動作する第1および第2の可動部材を備え
る。第1の可動部材には、その幅が徐々に狭められる第
1の絞り用欠除部と第1の絞り用欠除部の狭められた幅
の終端に連通する狭い間隔を規定する案内用経路とが形
成される。第2の可動部材には、上述の第1の絞り用欠
除部とは逆の方向にその幅が徐々に狭められる第2の絞
り用欠除部が形成される。チューブは、第1の絞り用欠
除部および案内用経路と第2の絞り用欠除部が協働して
形成される通路に挿通され、第1および第2の可動部材
の互いに逆方向に向く各一方向への動作に従って、第2
の絞り用欠除部を規定する壁に押圧されて第1の絞り用
欠除部から案内用経路内へと導かれる。
【0008】また、上述した好ましい実施例において、
封止機構は、粘着面を案内用経路の始端側に向けながら
粘着テープによって案内経路を遮るように粘着テープを
保持する手段と、案内用経路の始端から終端に向かうチ
ューブの動作に従ってチューブに巻付けられたテープの
終端を切断するテープ切断手段とを備える。さらに、チ
ューブ分断機構は、案内用経路の終端に近接するチュー
ブの動作に従ってチューブの粘着テープによって縛られ
た部分の中間部を切断するための刃を備える。
【0009】
【作用】この発明による汚物処理装置は、通常時におい
て、次のように使用される。
【0010】まず、蓋が開かれる。このとき、ハウジン
グの上方開口の下方には、その下端部が粘着テープの巻
付けにより閉じられた筒状のチューブが位置されてい
る。次に、このチューブ内に汚物を置き、この汚物が絞
り機構の下方に位置するように、チューブが下方へ引出
される。次に、蓋が閉じられ、絞り機構が動作される。
この絞り機構の動作によって、チューブが汚物の上方の
位置で絞られ、また、チューブの絞られた部分が粘着テ
ープによって縛られ、この粘着テープによって縛られた
部分の中間部が分断される。
【0011】その結果、分断されたチューブ内に汚物が
収納され、このチューブの両端が粘着テープによって縛
られた状態となって、汚物がハウジングの下方開口を通
って落下する。この落下する汚物を一時的に貯留するた
めハウジングの下方開口に連通するように貯留器が設け
られてもよい。他方、環状のスリットから引出されてい
るチューブは、その下端が粘着テープによって縛られた
状態となり、次の汚物の収納を待つ。
【0012】
【発明の効果】このように、この発明によれば、汚物
は、これが捨てられる度に、両端が縛られたチューブに
よって密閉状態でパッケージングされることができる。
したがって、汚物から放たれる悪臭は、確実にチューブ
内に留められ、周囲に悪臭が漂うことを防止できる。ま
た、汚物は、それが捨てられる毎に独立したパッケージ
ング状態とされるので、処理された汚物を、その都度、
別の場所まで移すことが容易である。たとえば、この汚
物処理装置が屋内に置かれる場合、汚物を処理する毎に
屋外へ持ち出すことが容易である。もちろん、処理され
た汚物を屋内に留めておいても、悪臭が周囲に漏れ出す
ことが防止されているので、悪臭の点では問題がない
が、上述のように、汚物が処理される毎に独立したパッ
ケージング状態とされていれば、これをその都度屋外へ
持ち去ることにより、精神的な面での清潔感を期待する
ことができる。
【0013】また、この発明によれば、案内用経路の途
中において、チューブの絞られた部分を粘着テープによ
って縛り、案内用経路の終端において粘着テープによっ
て縛られた部分の中間部を分断するので、汚物を簡単な
操作により処理することができる。
【0014】この発明の好ましい実施例において、絞り
機構に備える第1および第2の可動部材を動作させるた
めの操作部材が、ハウジング外から操作できるように設
けられていれば、蓋を閉じた状態で、汚物を包むチュー
ブの封止および分断を行なうことができるので、汚物か
ら悪臭が周囲に放たれる状況をもたらす時間を最小限に
留めることができる。
【0015】
【実施例】図1ないし図10は、この発明の一実施例に
よる汚物処理装置1を説明するためのものである。ここ
で、図1は、汚物処理装置1の外観を示す斜視図であ
る。この汚物処理装置1は、図2ないし図4において縦
断面図で示され、図5および図6において横断面図で示
されている。
【0016】汚物処理装置1は、ハウジング2を備え
る。ハウジング2は、図2ないし図4によく示されてい
るように、上方に向く上方開口3および下方に向く下方
開口4を備え、これら上方開口3と下方開口4との間に
上下方向に貫通する空間を規定している。ハウジング2
は、その上半部5が円筒状とされ、その下半部6が平面
四角形とされている。また、ハウジング2には、上方開
口3を開閉可能に閉じるため、蓋7が軸8を中心として
回動可能に取付けられている。
【0017】蓋7の下方には、可撓性を有するチューブ
9を収容するケース10が配置される。ケース10の上
方端には、チューブ9を筒状に引出すための環状のスリ
ット11が設けられている。チューブ9は、たとえば、
ポリエチレンまたはポリプロピレンの薄いシートから構
成される。ケース10は、ハウジング2の円筒状の上半
部5の内面に接する円筒状をなしている。
【0018】環状のスリット11の下方、より特定的に
はハウジング2の下半部6には、環状のスリット11か
ら引出されたチューブの長手方向の任意の位置を絞るよ
うに動作する、絞り機構12が配置される。絞り機構1
2は、上下に互いに重なり合った状態で互いに逆方向に
往復動作する第1および第2の可動部材13および14
を備える。図2ないし図4によく示されているように、
第1および第2の可動部材13および14は、ともに、
上下2枚の板材を備え、第2の可動部材14における2
枚の板材の間に、第1の可動部材13が挟まれた状態と
される。また、図5および図6では、第1および第2の
可動部材13および14の区別を明瞭に図示するため、
第2の可動部材14にハッチングを施している。
【0019】第1の可動部材13の上述した2枚の板材
のそれぞれには、その幅が徐々に狭められる第1の絞り
用欠除部15とこの第1の絞り用欠除部15の狭められ
た幅の終端に連通する狭い間隔を規定する案内用経路1
6とが形成される。他方、第2の可動部材14には、第
1の絞り用欠除部15とは逆の方向にその幅が徐々に狭
められる第2の絞り用欠除部17が形成される。
【0020】前述したチューブ9は、第1の絞り用欠除
部15および案内用経路16と第2の絞り用欠除部17
とが協働して形成される通路に挿通される。そして、第
1および第2の可動部材13および14が互いに逆方向
に向かって各々一方向へ動作したとき、チューブ9は、
第2の絞り用欠除部17を規定する壁に押圧されて第1
の絞り用欠除部15から案内用経路16へと導かれる。
図2、図3および図5に示す状態では、チューブ9は、
第1の絞り用欠除部15と第2の絞り用欠除部17とが
与える空間内に位置している。他方、図4および図6に
示した状態では、チューブ9は、案内用経路16の終端
に位置している。
【0021】上述したような第1および第2の可動部材
13および14の互いに逆方向に向く往復動作を与える
ため、ハウジング2の外部から操作される操作部材、よ
り具体的には操作レバー18が設けられる。操作レバー
18は、図1に示すように、その端部がハウジング2か
ら突出している。この操作レバー18から第1および第
2の可動部材13および14への駆動伝達機構が図7に
示されている。
【0022】図7を参照して、操作レバー18と一体に
回転するように、大ギヤ19が、シャフト20を介し
て、ハウジング2に設けられた直立壁21に保持され
る。大ギヤ19には、小ギヤ22が噛合する。小ギヤ2
2の回転は、直立壁21に回転可能に保持されたシャフ
ト23を介してピニオン24に伝達される。
【0023】直立壁21には、第1および第2の可動部
材13および14の上述した往復動作を案内するための
案内リブ25および26が設けられている。第1の可動
部材13には、ピニオン24に下方から噛合するラック
27が設けられ、第2の可動部材14には、ピニオン2
4に上方から噛合するラック28が設けられる。したが
って、操作レバー18を一方向に回動させたとき、第1
および第2の可動部材13および14は、互いに逆方向
に動作し、また、操作レバー18の回動の方向を逆にす
れば、第1および第2の可動部材13および14は、そ
れぞれ逆方向に動作する。このようにして、操作レバー
18を回動操作することにより、第1および第2の可動
部材13および14は、互いに逆方向に同期して往復動
作される。
【0024】上述した絞り機構12の絞り動作によって
導かれる案内用経路の途中において、チューブ9の絞ら
れた部分が封止され、次いで、案内用経路の終端におい
て、チューブ9の封止された部分の中間部が分断され
る。図8および図9に、このような動作を達成するため
の封止機構29およびチューブ分断機構30が図示され
ている。また、チューブ分断機構30が別の角度から図
10に示されている。
【0025】封止機構29およびチューブ分断機構30
は、図8および図9にその輪郭を示したカートリッジ3
1によって保持される。カートリッジ31は、図2ない
し図5に示すように、第1の可動部材13に着脱可能に
組込まれ、組込まれたとき、第1の可動部材13の一部
を構成し、第1の可動部材13と行動をともにする。し
たがって、カートリッジ31には、第1の絞り用欠除部
15の終端に連通する案内用経路16が設けられてい
る。
【0026】図8および図9に示すように、カートリッ
ジ31は、粘着テープ32のロール33を回転可能に保
持している。カートリッジ31には、粘着テープ32が
消耗されたとき、その交換を容易にするため、想像線で
示すような切欠き34を設けておくことが好ましい。さ
らに、粘着テープ32の交換を容易にするため、カート
リッジ31は、ハウジング2の外部へ取出すことが可能
とされていて、このような取出を許容するため、ハウジ
ング2の一部となるカバー35(図1ないし図4に示さ
れている。)は、着脱可能とされている。
【0027】図8および図9に示すように、粘着テープ
32は、その粘着面を案内用経路16の始端側に向けな
がら案内用経路16を遮るように保持される。より具体
的にはロール33から引出された粘着テープ32は、カ
ートリッジ31に対して回転可能に保持された送りギヤ
36の周囲に導かれる。この送りギヤ36の周囲にある
粘着テープ32は、粘着面を外方に向けている。送りギ
ヤ36は、案内用経路16内に一部が張り出すように位
置されている。これによって、案内用経路16は、粘着
テープ32によって遮られた状態となる。
【0028】送りギヤ36と対向して、押圧部材37が
配置される。押圧部材37は、ピン38によってカート
リッジ31に対して回動可能に支持され、圧縮ばね39
の作用により、送りギヤ36に近接するように付勢され
る。このように、粘着テープ32が送りギヤ36と押圧
部材37とによって挟まれることにより、粘着テープ3
2の動きに適当な抵抗がもたらされるとともに、粘着テ
ープ32が所望の姿勢に維持される。
【0029】案内用経路16の中間部に一部が張り出す
ように、刃ホルダ40が、ピン41を介してカートリッ
ジ31に回動可能に取付けられる。刃ホルダ40の一方
端には、案内用経路16と交差する方向に向く刃42が
取付けられる。刃ホルダ40の、刃42が案内用経路1
6から離れる方向に回動するように、引張りばね43に
よって付勢され、この引張りばね43の付勢による回動
の終端は、ストッパ44によって規定される。
【0030】案内用経路16の始端に達したチューブ9
は、絞られた状態となっている。粘着テープ32は、案
内用経路16の始端において、チューブ9に粘着する。
チューブ9が案内用経路16の始端から終端に向かって
移動するとき、チューブ9に粘着テープ32が巻付く。
この巻付きは、送りギヤ36の周面の形状および押圧部
材37による押圧によって確実に達成される。次いで、
チューブ9がさらに案内用経路16の終端に向かったと
き、刃ホルダ40を押圧し、刃ホルダ40は、引張りば
ね43の弾性に抗して、図9に示すように、時計方向に
回動される。これによって、刃42が、チューブ9に巻
付けられた粘着テープ32の終端を切断する。
【0031】チューブ分断機構30は、案内用経路16
の終端に位置される。図8ないし図10に示すように、
チューブ分断機構30は、円形の刃45を備え、刃45
は、カートリッジ31に対して回転可能に保持されたシ
ャフト46の軸方向中心部に取付けられる。刃45と対
向するように、案内ローラ47が、カートリッジ31に
対して回転可能に設けられる。案内ローラ47の周面に
は、刃45を受入れる溝48が形成される。
【0032】図10からわかるように、この実施例で
は、チューブ9を縛るため、2本の粘着テープ32が用
いられている。これら2本の粘着テープ32は、カート
リッジ31内において上下に並んで配置され、互いに同
じ挙動を示しながら、チューブ9に巻付けられる。
【0033】チューブ9が、案内用経路16の終端に近
接したとき、刃45と案内ローラ47との間に割込む。
したがって、この割込に応じて、チューブ9の粘着テー
プ32によって縛られた部分、すなわち2本の粘着テー
プ32の間の部分が、刃45によって切断される。この
ようにして、チューブ9は、分断される。
【0034】図2ないし図4に示すように、ハウジング
2の下方開口4に連通するように、貯留器49が設けら
れる。貯留器49は、図2に示すように、チューブ9に
よって包まれた汚物を一時的に貯留するためのものであ
る。貯留器49は、単なる箱状をなしていて、汚物処理
装置1は、この貯留器49の上に置かれる。
【0035】以下に、この汚物処理装置1の使用方法に
ついて説明する。図1、図2および図5に示す状態は、
汚物の処理を終え、次の汚物の処理を待機している状態
に相当する。この状態では、環状のスリット11から筒
状に引出されたチューブ9の下端部が、粘着テープ32
によって封止され、このチューブ9は、第1の可動部材
13の第1の絞り用欠除部15と第2の可動部材14の
第1の絞り用欠除部17とによって与えられる空間内に
位置している。また、図2に示すように、貯留器49に
は、既に処理された汚物がチューブ9によって包まれた
状態で貯留されている。
【0036】次の汚物を処理しようとするとき、図3に
示すように、蓋7が開かれ、ハウジング2の上方開口3
から、汚物50が、筒状のチューブ9内に挿入される。
このとき、汚物50は、絞り機構12の下方に位置する
までチューブ9が引出される。その後、蓋7が閉じられ
る。
【0037】次いで、操作レバー18が回動される。こ
れに応じて、第1および第2の可動部材13および14
は、第1および第2の絞り用欠除部15および17によ
って規定される空間を狭めるように動作される。その結
果、チューブ9は、汚物50の上方において絞られる。
さらに、チューブ9は、第2の絞り用欠除部17を規定
する壁に押圧されて第1の絞り用欠除部15から案内用
経路16内へと導かれる。そして、チューブ9が案内用
経路16の始端から終端に向かう間、まず、送りギヤ3
6と押圧部材37との作用により、チューブ9に粘着テ
ープ32が巻付けられ、次いで、刃42を保持する刃ホ
ルダ40が回動することにより、チューブ9に巻付けら
れた粘着テープ32の終端が切断される。チューブ9
が、図4および図6に示すように、案内用経路16の終
端に近接したとき、刃45および案内ローラ47の作用
により、チューブ9の粘着テープ32によって縛られた
部分の中間部が分断される。図4において、1点鎖線5
1は、この分断箇所を示している。
【0038】上述のように分断されたチューブ9の、1
点鎖線51より下方に位置する部分、すなわち汚物50
をパッケージングした部分は、貯留器49内に落下す
る。このようにして、汚物50の処理が完了し、その
後、操作レバー18は、元の状態に戻される。
【0039】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したが、この発明の範囲内において、上述した汚
物処理装置1に備える各要素は、種々に変更されること
ができる。たとえば、絞り機構12、封止機構29およ
びチューブ分断機構30のそれぞれの具体的構造は、図
示したものには限らない。また、上述した実施例では2
本の粘着テープ32を用い、この2本の粘着テープ32
の間を分断するようにしたが、単に1本の粘着テープに
よってチューブを縛り、このテープの幅方向中央部を分
断するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による汚物処理装置1の外
観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した汚物処理装置1の縦断面図であ
り、貯留器49を併わせて示している。
【図3】図2に相当する図であって、チューブ9内に汚
物50を挿入した状態を示す。
【図4】図2に相当する図であって、チューブ9の絞ら
れた部分を粘着テープ32によって縛り、この部分をさ
らに分断しようとする状態を示す。
【図5】図1に示した汚物処理装置1の横断面図であ
り、図2に示した状態に対応する状態を示す。
【図6】図5に相当する図であって、図4に示した状態
に対応する状態を示す。
【図7】操作レバー18から第1および第2の可動部材
13および14への駆動伝達機構を示す縦断面図であ
る。
【図8】封止機構29およびチューブ分断機構30を示
す平面図である。
【図9】図8に相当する図であって、チューブ9に巻付
けられた粘着テープ32の終端を切断した状態を示す。
【図10】チューブ分断機構30の正面図である。
【符号の説明】
1 汚物処理装置 2 ハウジング 3 上方開口 4 下方開口 7 蓋 9 チューブ 10 ケース 11 環状のスリット 12 絞り機構 13 第1の可動部材 14 第2の可動部材 15 第1の絞り用欠除部 16 案内用経路 17 第2の絞り用欠除部 18 操作レバー 29 封止機構 30 チューブ分断機構 32 粘着テープ 36 送りギヤ 37 押圧部材 42,45 刃 47 案内ローラ 49 貯留器 50 汚物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−226601(JP,A) 特開 平5−201501(JP,A) 特開 昭49−102167(JP,A) 特開 昭56−31453(JP,A) 実開 昭60−184807(JP,U) 実用新案登録2586224(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 1/00 - 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向く上方開口および下方に向く下
    方開口を有し、かつ前記上方開口と前記下方開口との間
    に上下方向に貫通する空間を規定する、ハウジングと、 前記上方開口を開閉可能に閉じる蓋と、 前記蓋の下方に配置され、かつ可撓性を有するチューブ
    を筒状に引出すための環状のスリットを有する、前記チ
    ューブを収容するためのケースと、 前記環状のスリットの下方に配置され、かつ前記環状の
    スリットから引出された前記チューブの長手方向の任意
    の位置を絞るように動作し、前記チューブの絞られた部
    分を案内用経路に沿って移動させる、絞り機構と、 前記案内用経路の途中において前記チューブの絞られた
    部分を粘着テープによって縛るための封止機構と、 前記案内用経路の終端において前記チューブの前記粘着
    テープによって縛られた部分の中間部を分断するための
    チューブ分断機構とを備える、汚物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り機構は、上下に互いに重なり合
    った状態で互いに逆方向に往復動作する第1および第2
    の可動部材を備え、 前記第1の可動部材には、その幅が徐々に狭められる第
    1の絞り用欠除部と前記第1の絞り用欠除部の狭められ
    た幅の終端に連通する狭い間隔を規定する前記案内用経
    路とが形成され、 前記第2の可動部材には、前記第1の絞り用欠除部とは
    逆の方向にその幅が徐々に狭められる第2の絞り用欠除
    部が形成され、 前記チューブは、前記第1の絞り用欠除部および前記案
    内用経路と前記第2の絞り用欠除部が協働して形成され
    る通路に挿通され、前記第1および第2の可動部材の互
    いに逆方向に向く各一方向への動作に従って、前記第2
    の絞り用欠除部を規定する壁に押圧されて前記第1の絞
    り用欠除部から前記案内用経路内へと導かれ、 前記封止機構は、粘着面を前記案内用経路の始端側に向
    けながら前記粘着テープによって案内用経路を遮るよう
    に粘着テープを保持する手段と、前記案内用経路の始端
    から終端に向かう前記チューブの動作に従って前記チュ
    ーブに巻付けられたテープの終端を切断するテープ切断
    手段とを備え、 前記チューブ分断機構は、前記案内用経路の終端に近接
    する前記チューブの動作に従って前記チューブの前記粘
    着テープによって縛られた部分の中間部を切断するため
    の刃を備える、 請求項1に記載の汚物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の可動部材を動作さ
    せるため、前記ハウジング外から操作される操作部材を
    さらに備える、請求項2に記載の汚物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの前記下方開口に連通す
    るように設けられる、前記チューブによって包まれた汚
    物を一時的に貯留するための貯留器をさらに備える、請
    求項1ないし3のいずれかに記載の汚物処理装置。
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