JP3287829B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3287829B2
JP3287829B2 JP2000070280A JP2000070280A JP3287829B2 JP 3287829 B2 JP3287829 B2 JP 3287829B2 JP 2000070280 A JP2000070280 A JP 2000070280A JP 2000070280 A JP2000070280 A JP 2000070280A JP 3287829 B2 JP3287829 B2 JP 3287829B2
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富茂 田口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を撮影し、
撮影した画像を出力することが可能な画像処理システム
等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、身分証明書やパスポートなどのた
めの写真を、金銭を投入することにより自動で撮影でき
るフォトブース装置があり、その構成として、カメラ、
写真現像部、フラッシュなどを備えた光学的銀塩写真技
術を用いる装置が知られている。
【0003】しかし、このような装置は、写真の現像に
化学薬品を用いるため、公害問題があるとして設置され
る場所を制限されたり、装置のメンテナンスなども手間
のかかるものであった。
【0004】又、このような装置では現像のためのケミ
カル処理に時間を要し、使用者は撮影してから写真を得
るまで5分程待たされていた。
【0005】又、このような装置では、撮影結果は現像
されるまでわからず、撮影を失敗したときにはすでに用
紙にプリントされているので用紙を無駄使いしてしまっ
たり、失敗したにもかかわらず金銭を徴収されてしまう
欠点があった。
【0006】又、このような装置は様々な機能を載せる
とコスト高になってしまう欠点があった。
【0007】又、このような装置はその装置で撮影した
画像以外は出力することができなかったり、撮影時にブ
レがあった場合に、無駄な出力を行ってしまっていた。
【0008】従って、上述したような不具合を解消し
た、利用者の所望するデータを出力可能とする画像処理
システムが望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するものであり、本発明の目的は、上述したような不
具合を解消した、利用者の所望するデータを出力可能と
する画像処理システムを提供することにある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記問題を達成するた
、本発明は、画像情報を入力する入力手段と、前記入
力手段から入力された画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像情報にブレがあるか否か
を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じ
て報知する報知手段と、 前記記憶手段に記憶された画
像情報を出力する出力手段と、前記出力手段による画像
情報の出力及び前記報知手段を制御するものであって、
前記検知手段の検出結果がブレなしの場合に前記出力手
段による画像情報の出力を許可し、前記検知手段の検出
結果がブレありの場合に前記出力手段による画像情報の
出力を禁止すると共に前記報知手段による報知を実行さ
せる制御手段と、前記出力手段による画像情報の出力を
指示する出力指示手段と、を有し、前記制御手段は、前
記報知手段による報知を行わせた後に前記出力指示手段
による画像情報の出力指示があった場合、前記出力手段
による画像情報の出力の禁止を解除して前記検出手段に
よりブレありと判断された前記記憶手段の画像情報の出
力を許可することを特徴とする画像処理システムを提供
するものである。
【0015】又、本発明は、画像情報を入力する入力手
段と、前記入力手段から入力された画像情報を記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像情報にブレ
があるか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の検
出結果に応じて報知する報知手段と、前記記憶手段に記
憶された画像情報を出力する出力手段と、前記出力手段
による画像情報の出力を指示する出力指示手段と、を有
する画像処理システムの制御方法であって、前記検知手
段の検出結果がブレなしの場合に前記出力手段による画
像情報の出力を許可し、前記検知手段の検出結果がブレ
ありの場合に前記出力手段による画像情報の出力を禁止
すると共に前記報知手段による報知を実行させるステッ
プと、前記報知手段による報知を行わせた後に前記出力
指示手段による画像情報の出力指示があった場合、前記
出力手段による画像情報の出力の禁止を解除して前記検
出手段によりブレありと判断された前記記憶手段の画像
情報の出力を許可するステップと、を有することを特徴
とする画像処理システムの制御方法を提供するものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて詳細に説明
する。
【0017】図1は、本発明の一実施例の画像処理シス
テムのブロック構成図である。11はビデオカメラから
なる撮像部、12はビデオカメラ11からの画像情報を
記憶するたとえば半導体メモリなどで構成した画像記憶
部、13はモニタ出力画面切替スイッチ、14はモニ
タ、15は各部に電力供給を行う電源部である。16は
各部の動作を制御するシステム制御部で、CPU、RA
M、ROM(図示せず)で構成されている。RAMはC
PUのワークエリアとして用い、ROMには制御動作の
内容やモニタに表示するメッセージデータが書きこまれ
ている。17はシステム制御部16を操作する操作部
で、画像の記憶を開始させるシャッタボタン17aと、
記憶した画像の印刷を開始させるプリントボタン17b
と、画像を記憶した後、その記憶画像を取り消し、再度
撮影待ち状態にさせる取消しボタン17cを持つ。18
はビデオプリンタで、たとえばサーマルプリンタや、熱
により気泡を発生させ、その圧力によりインクを吐出さ
せるバブルジェット(登録商標)プリンタ等である。1
9はコイン投入を検知する検知部である。
【0018】図2は本実施例の外観図である。20は被
写体を照明する照明で、たとえば蛍光灯などである。2
1はコイン投入口である。
【0019】上記構成からなる電子フォトシステムのシ
ステム制御部16の動作のフローチャートを図3に示
す。コイン検知部19がコインを探知すると、コイン投
入信号をシステム制御部16に送る(ステップS1)。
コイン投入信号を受けたシステム制御部16は電源部1
5へ信号を送り、各部に電力の供給を開始する(ステッ
プS2)。次に、スイッチ13をカメラ側に切り換え、
ビデオカメラ11で現在撮像している画像を直接モニタ
14に表示する(ステップS3)。操作部17のシャッ
タボタン17aが押されると(ステップS4)、その時
に撮像している画像を静止画として画像記憶部12に記
憶する(ステップS5)。
【0020】次に、スイッチ13を記憶部側に切り換
え、これから印刷する画像を撮影者に確認させる為に記
憶した画像をモニタ14に表示する(ステップS6)。
操作部17のプリントボタン17bが押されると(ステ
ップS7)、記憶した画像をビデオプリンタ18により
印刷する(ステップS8)。印刷終了後、ビデオプリン
タ18からシステム制御部17へ印刷終了信号を送り、
さらに電源部15へ信号を送り、各部への電力の供給を
ストップして(ステップS9)、終了する。ステップS
7でプリントボタン17bが押されずに、取消しボタン
17cが押された場合はステップS3へ進み、記憶操作
待ち状態となり取消しボタン17cが押されなかった場
合はステップS6へ進み、印刷操作待ち状態となる(ス
テップS10)。
【0021】なお、撮影の際、操作部17のシャッタボ
タン17aが押されると、システム制御部16内に有す
るカウンタでカウントして、予め決められたカウント値
になると現在撮像している画像を記憶するようシステム
制御部16で制御して、正しい姿勢で撮影できるように
してもよい。
【0022】また、操作部17のシャッタボタン17a
を撮影者の足もとに配置して足でシャッタボタン17a
を押せるようにして正しい姿勢で撮影できるようにして
もよい。さらに、照明20をフラッシュランプとし、フ
ラッシュ撮影をできるようにしてもよい。
【0023】これにより、公害対策に有効で、メンテナ
ンスが容易になり、写真が完成するまでの時間が短縮さ
れ、印刷費用やプリント紙の節約になり、気に入った写
真が得られる。
【0024】次に別の態様の実施例について説明する。
【0025】図4は本発明の別の実施例の画像処理シス
テムの動作を示すフローチャートである。本実施例のブ
ロック構成図は図1と同じである。本実施例は同一の写
真を複数枚印刷することを可能にしたものである。ステ
ップS1?S10は図3と同様なので説明を省略する。
ステップS8で記憶した画像の印刷終了後、システム制
御部16内のタイマーをオンし(ステップS11)、現
在記憶している画像をさらに印刷するかどうか知らせる
メッセージ(例:「もう一枚プリントする場合、コイン
をいれてください。」)をモニタ14に表示する(ステ
ップS12)。コインを探知するとステップS6へ進
み、印刷操作待ち状態となる(ステップS13)。ステ
ップS13でコインを探知しなかった場合、システム制
御部16内にあるタイマーにより所定時間経過したかど
うか調べる(ステップS14)。ステップS14で所定
時間に経過していない場合はステップS12へ進み、コ
インの投入を待ち、所定時間に経過している場合はシス
テム制御部17から電源部15へ信号を送り、各部への
電力の供給をストップして(ステップS15)、終了す
る。
【0026】ステップS13でコインが投入されたこと
を探知した場合は記憶している画像をモニタ14で表示
し(ステップS6)記憶している画像の印刷指示待ちの
状態になる(ステップS7)。
【0027】この構成により、一度記憶された好みの画
像の写真を複数枚得ることができる。
【0028】なお、撮影をして操作部17のプリントボ
タン17bが押されると、予め決められた枚数を印刷す
るようシステム制御部16で制御して、好みの画像の写
真を複数枚得られるような動作にしてもよい。
【0029】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0030】図5は、本発明の別の実施例を示す画像処
理システムのブロック構成図である。11?19は図1
と同様である。30は給紙部、31は異常時に電話回線
を用い管理センター等と通話を行う通信部、32は電話
回線である。
【0031】図6は複数の画像処理システムを集中監視
する集中監視装置のブロック構成図である。40は電話
回線32を用い複数の画像処理システムと通信を行う通
信部、41は集中監視装置の制御を行う制御部である。
42は各画像処理システムの状態や、画像処理システム
に異常があった際に最寄の使用可能な画像処理システム
の場所を示す地図のデータなどを記憶しておく記憶部で
ある。43は制御部41からの各画像処理システムの状
態を表示するモニタである。
【0032】上記構成からなる画像処理システムの制御
部16の動作のフローチャートを図7に示す。コイン検
知部19がコインを検知すると、コイン投入信号を制御
部16に送る(ステップS1)。コイン投入信号を受け
た制御部16は電源部15へ信号を送り、各部に電力の
供給を開始する(ステップS2)。制御部16はプリン
タ18から図8に示すような状態信号を一定時間ごとに
受け、プリンタ18が正常に動作しているか判断する
(ステップS20)。ステップS20で紙切れや紙詰ま
り等の異常がなければ、そのまま通常時の制御を続け、
その後も一定時間ごとに異常を検出する。通常時はビデ
オカメラ11で撮像している画像をモニタ14に表示し
(ステップS3)、シャッタボタン17aが押されると
(ステップS4)、押された時点の撮像画像を静止画と
して記憶する(ステップS5)。そして、記憶した記憶
画像をモニタ14に表示する(ステップS6)。操作部
17のプリントボタン17bが押されると(ステップS
7)、記憶した画像をビデオプリンタ18により印刷す
る(ステップS8)。印刷終了後、ビデオプリンタ18
からシステム制御部17へ印刷終了信号を送り、さらに
電源部15へ信号を送り、各部への電力の供給をストッ
プして(ステップS9)、終了する。ステップS7でプ
リントボタン17bが押されずに、取消しボタン17c
が押された場合はステップS20へ進み記憶操作待ち状
態となり、取消しボタン17cが押されなかった場合は
ステップS6へ進み、記憶操作待ち状態となる(ステッ
プS10)。ステップS20で紙切れや紙詰り等の異常
があった場合、投入されていたコインを返却し(ステッ
プS21)、通信部31から管理センター内の集中監視
装置(図3)へ画像処理システムの固有コード、地名コ
ード、異常内容のコードを送信する(ステップS2
2)。
【0033】異常内容を受信した集中監視装置の制御部
41は、モニタ43に異常の発生した画像処理システム
の固有コードと地名と異常内容を表示させる。そして、
記憶部42内の画像処理システムの状態の内容を使用不
可に書き替え、最寄りの使用可能な状態の画像処理シス
テムを検索する。検索結果に基づいて、記憶部42内に
予め記憶してある画像処理システムが設置されている場
所を示す地図のデータを通信部40より異常の発生した
画像処理システムへ送信する。
【0034】図9に通信部31の具体的な回路構成を示
す。55は制御部16からの異常報知制御信号で、この
信号がオンになるとCPU53は回線接続制御信号54
をオンにしてネットワークコントロールユニット(NC
U)50に回線接続を指令する。次にCPU53はEE
PROM56等の不揮発性メモリに予め書き込まれてい
る管理センターの電話番号を読み出し、その番号に相当
するDTMF(dual tone multi fr
equency)コードを番号順に回線規格に合わせて
出力するようにDTMF発生器54に指令する。回線が
管理センターと接続すると集中監視装置は自動的に応答
し、1KHzの正弦波信号を送信側に送る。通信装置3
1のバンドパスフィルタ(BPF)58は1KHzの正
弦波を抜き取り、A/D変換器59はその検知レベルを
デジタル化する。CPU53はこのデジタル値が所定値
以上になったら回線が管理センターと接続したと判断
し、この画像処理システムの固有コード、設置されてい
る地名コード、異常内容のコードを順次EEPROM5
6から順に読み出し最後にエラー訂正コードをつけて前
記のDTMFコードで送る。管理センターで正しく受信
されると集中監視装置は1KHzの正弦波を発生し、送
信側に正しく受信されたことを知らせる。通信装置31
はこの1KHz信号が検知されると回線をオフする。集
中監視装置はブース番号、設置地名、故障内容等をモニ
タ43に表示して管理者に知らせる。
【0035】画像処理システムの通信部16は集中監視
装置からの最寄りの使用可能な画像処理システムの地図
のデータを受信して、画像記憶部12に記憶させる(ス
テップS23)。そして、地図をモニタ14に表示させ
(ステップS24)、操作部17のプリントボタンが押
されると(ステップS25)、プリントされる印刷紙が
あるかどうかチェックし(ステップS26)、印刷紙が
あれば受信データの印刷を行う(ステップS27)。画
像処理システムが異常である間はステップS24〜S2
7の制御動作を続け、正常に戻った場合はリセットされ
ステップS1から制御を行う。
【0036】尚、他の使用可能な画像処理システムの場
所を言葉で表現したものを出力するようにしてもよい。
【0037】このように、画像処理システムに異常があ
った場合は管理センターに報知することができるので、
定期的に画像処理システムの巡回点検を行う手間が省け
る。又、他の使用可能な画像処理システムの地図を表示
するので、利用者は探しまわることなく、使用できる画
像処理システムを見つけることができる。又、制御の途
中で異常が発生してもコインを返却するので、金銭管理
上の不具合がない。
【0038】次に別の態様の実施例について説明する。
【0039】図10は本発明の別の実施例の画像処理シ
ステムのブロック構成図である。11はビデオカメラか
らなる撮像部、12はビデオカメラ11からの被写体情
報の読み書きが可能なたとえば半導体メモリなどで構成
した画像記憶部で、画像記憶部はX方向に640点、Y
方向に480点の画素を記憶できる。また、印刷のため
の読み出し領域はS点(XS,YS)、E点(XE,Y
E)を対角とする長方形で表わされる。XS,YS,X
E,YEはそれぞれ画像記憶部における番地を表わす。
13?19は図1と同じである。17dは画像中の印刷
領域を移動させる領域移動ボタンである。領域ボタンを
押すことにより前述のXS,YS,XE,YEを増減す
る。XS,YS,XE,YEは電源投入時は初期値が与
えられる。XS,XEは領域移動ボタン52dの右方向
が押されると1ずつ増加し、左方向が押されると1ずつ
減少する。YS,YEは領域移動ボタン52dの上方向
が押されると1ずつ減少し、下方向が押されると1ずつ
増加する。61は印刷する領域を示すマークを発生し、
モニタ14に画像と合成表示させるマーク発生部であ
る。
【0040】上記構成からなる電子フォトシステムのシ
ステム制御部16の動作のフローチャートを図11に示
す。コイン検知部19がコインを探知するとコイン投入
信号をシステム制御部16に送る(ステップS1)。コ
イン投入信号を受けたシステム制御部16は電源部15
へ信号を送り、各部に電力の供給を開始する(ステップ
S2)。電力の供給が開始されると、ステップ13をカ
メラ側に切り換え、ビデオカメラ11で現在撮像してい
る画像とマーク発生部61より発生したマーク61とを
合成してモニタ14に表示させる(ステップS30)。
このとき、マーク発生部は前述のシステム制御部16か
らの印刷領域を表わすデータ(XS,YS,XE,Y
E)を受けて図12に示すようにその領域を示すマーク
62を発生する。電力供給開始時のマークの位置は、シ
ステム制御部16のROMが記憶している初期値によっ
て決められる。撮影者はモニタ14を見ながら領域移動
ボタン17dを操作して好ましい構図となる位置にマー
ク62を移動させる。システム制御部16は領域移動ボ
タン52dが押されると(ステップS31)、その方向
と量に応じて位置データ(XS,YS,XE,YE)を
増減させる(ステップS32)。ステップS32で変更
されたデータをマーク発生部61へ送りそのデータに応
じたマークを発生させ、ステップS30へ進みビデオカ
メラ11で現在撮像している画像とマーク発生部61よ
り発生したマーク62とを合成してモニタ14に表示さ
せる。ステップS31で領域移動ボタン17dが押され
ない場合は次のステップへ進む。操作部17のシャッタ
ボタン17aが押されると(ステップS4)、その時に
撮像している画像を画像記憶部12に記憶する(ステッ
プS5)。次にスイッチ13を記憶部側に切り換え、こ
れから印刷する画像を撮影者に確認させるために記憶し
た画像をモニタ14に表示する(ステップS6)。そし
て操作部17のプリントボタン17bが押されると(ス
テップS7)、印刷領域内の印刷を行う(ステップS
8)。
【0041】ステップS8の印刷を図13で詳細に説明
する。x,yは画像記憶部12から画像データを読み出
す番地を表す。始めにxはXS、yはYSとする(ステ
ップS41、S42)。次に番地(x,y)の画像デー
タをビデオプリンタ18へ送り印刷する(ステップS4
3)。そしてxを1だけ増加し(ステップS44)、x
>XEになったかどうか調べる(ステップS45)。ス
テップS45でx≦XEの時はステップS43へ進みx
を増加する。x>XEの時はビデオプリンタ18へ改行
信号を送り(ステップS46)、yを1だけ増加する
(ステップS47)。そしてy>YEになったかどうか
調べる(ステップS48)。ステップS48でy≦YE
のときはステップS41へ進み、xをXSにリセット
し、印刷を続ける。y>YEのときはビデオプリンタ1
8へ印刷終了の信号を送り印刷を終了する。印刷した結
果、図14に示すような画像が得られる。
【0042】印刷終了後、ビデオプリンタ18からシス
テム制御部17へ印刷終了信号を送り、さらに電源部1
5へ信号を送り、各部への電力の供給をストップして
(ステップS9)終了する。ステップS7でプリントボ
タン17bが押されずに取消しボタン17cが押された
場合はステップS30へ進み、ビデオカメラ11の画像
とマーク62の合成表示を行い取消しボタン17cが押
されなかった場合はステップS6へ進み、印刷操作待ち
状態となる(ステップS10)。
【0043】なお、マーク発生部61、領域移動ボタン
17dは使用せずに印刷領域の位置データは固定してモ
ニタ14の画面の表面にそれぞれの印刷サイズの印刷領
域を示す固定のマークを記して、簡単な構成にして写真
の構図を確認できるようにしてもよい。
【0044】又、撮影の際、操作部17のシャッタボタ
ン17aが押されると、システム制御部16内に有する
カウンタでカウントして決められた値になると記憶開始
信号を発生し、一定時間後に現在撮像している画像を記
憶するシステム制御部16で制御して正しい姿勢で撮影
できるようにしてもよい。
【0045】又、印刷領域の位置データの他にサイズデ
ータを入力し、印刷サイズを変えるようにしても良い。
【0046】このように利用者は写真が印刷される前に
撮影結果が確認できるので、写真代やプリント紙の無駄
がなくなる、気に入った写真が得られる。さらに、移動
可能な印刷領域マークがモニタ上に表示されるので、写
真の構図が確認でき、被写体を動かさずに写真の構図が
変えられる。
【0047】次に本発明の別の実施例について説明す
る。
【0048】図15は、本発明の一実施例の電子フォト
システムのブロック構成図である。11はビデオカメラ
からなる撮像部、12はビデオカメラ11からの被写体
情報を記憶するたとえば半導体メモリなどで構成した画
像記憶部である。画像記憶部12は複数画面記憶でき、
例えば本実施例では4画面記憶できるものとする。13
はモニタ出力画面切替スイッチ、14はモニタ、15は
各部に電力供給を行う電源部である。16は各部の動作
を制御するシステム制御部で、CPU、RAM、ROM
(図示せず)で構成されている。RAMはCPUのワー
クエリアとして用い、ROMには制御動作の内容やモニ
タに表示するメッセージデータが書込まれている。17
はシステム制御部16を操作する操作部で、画像の記憶
を開始させるシャッタボタン17aと、画像記憶部12
に記憶された4つの記憶画像のうち印刷する記憶画像を
指定するための印刷画像選択ボタン17eを持ってい
る。18はビデオプリンタで、例えばサーマルプリンタ
や、熱により気泡を発生させ、その圧力によりインクを
吐出させるバブルジェットプリンタ等である。19はコ
イン投入を検知する検知部である。
【0049】上記構成からなる電子フォトシステムのシ
ステム制御部16の動作のフローチャートを図16に示
す。コイン探知部19がコインを探知すると、コイン投
入信号をシステム制御部16に送る(ステップS1)。
コイン投入信号を受けたシステム制御部16は電源部1
5へ信号を送り、各部に電力の供給を開始する(ステッ
プS2)。次に、スイッチ13をカメラ側に切り換え、
ビデオカメラ11で現在撮像している画像を直接モニタ
14に表示する(ステップS3)。操作部17のシャッ
タボタン17aが押されると(ステップS4)、所定時
間ビデオカメラ11の撮像画像を表示し(ステップS5
0、S51)、そして撮像している画像を画像記憶部1
2に記憶する(ステップS52)。次に、スイッチ13
を記憶部側に切り換え、撮影者に確認させるために記憶
した画像を所定時間中モニタ14に表示する(ステップ
S53、S54)。そしてシステム制御部16で画像記
憶する度にカウントし、4回カウントしたかどうか、す
なわち、4画面記憶したかどうか調べる(ステップS5
5)。ステップS55において、カウンタが4未満の場
合はステップS50へ進み、画像記憶を行いカウンタが
4の場合は図17に示すようにモニタを4分割表示に
し、画像記憶部12に記憶されている4つの画像をモニ
タに一括表示する(ステップS56)。一括表示された
モニタを見て撮影者は印刷しようとする画像を選択し、
操作部17の印刷画像選択ボタン17cを押す。印刷画
像選択ボタン17cが押され、印刷する画像が指定され
ると、その指定画像を印刷する(ステップS57)。印
刷終了後、ビデオプリンタ18からシステム制御部17
へプリント終了信号を送る。プリント終了信号を受けた
システム制御部17は電源部15へ信号を送り、各部へ
の電力の供給をストップさせ(ステップS9)、終了す
る。
【0050】なお、本実施例では画像記憶部12は4画
面記憶できるものとしたが、4画面に限らず、複数画面
の記憶ができるものであればよい。
【0051】又、一連の撮像、記憶、表示の繰り返し動
作の途中の記憶画像表示中に印刷ボタンを押すことによ
り印刷画像を指定できるようにしてもよい。
【0052】このように、連続してカメラの撮像画像の
記憶と記憶画像の表示を行うことにより利用者はポーズ
の修正ができるので、良いポーズがとれる。さらに、複
数の画像を記憶して一括表示し、利用者が指定した画像
を印刷するので、写真代やプリント紙の無駄がなくな
る、利用者は複数の画像を比較でき、好ましい写真を選
択できる。
【0053】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0054】図18は、本発明の別の実施例の画像処理
システムのブロック構成図である。11はカラー画像を
撮像し、カラー画像信号を出力するビデオカメラ。12
はビデオカメラ11からの画像情報を記憶するたとえば
半導体メモリなどで構成した画像記憶部、13はモニタ
出力画面切替スイッチ、14はモニタ、15は各部に電
力供給を行う電源部である。16は各部の動作を制御す
るシステム制御部で、CPU、RAM、ROM(図示せ
ず)で構成されている。RAMはCPUのワークエリア
として用い、ROMには制御動作の内容やモニタに表示
するメッセージデータが書きこまれている。17はシス
テム制御部16を操作する操作部で、画像の記憶を開始
させるシャッタボタン17aと、記憶した画像の印刷を
開始させるプリントボタン17bと、画像を記憶した
後、その記憶画像を取り消し、再度撮影待ち状態にさせ
る取消しボタン17c、白黒プリントを行うかカラープ
リントを行うか選択する白黒/カラー選択ボタン17f
を持つ。18はビデオプリンタで、たとえばサーマルプ
リンタ、熱により気泡を発生させ、その圧力によりイン
クを吐出させるバブルジェットプリンタ等である。19
はコイン投入を検知する検知部である。
【0055】70は画像記憶部12から読み出されたカ
ラーの画像情報を白黒の画像情報に変換する画像変換
部、71はビデオプリンタ18にカラー画像を印刷させ
るか白黒画像を印刷させるかを切換えるためのプリント
画像切換スイッチである。
【0056】上記構成からなる電子フォトシステムのシ
ステム制御部16の動作のフローチャートを図19に示
す。コイン検知部19がコインを探知すると、コイン投
入信号をシステム制御部16に送る(ステップS1)。
コイン投入信号を受けたシステム制御部16は電源部1
5へ信号を送り、電源部15は各部に電力の供給を開始
する(ステップS2)。次に、スイッチ13をカメラ側
に切り換え、ビデオカメラ11で現在撮像している画像
を直接モニタ14に表示する(ステップS3)。操作部
17のシャッタボタン17aが押されると(ステップS
4)、その時に撮像している画像を静止画として画像記
憶部12に記憶する(ステップS5)。
【0057】次に、スイッチ13を記憶部側に切り換
え、これから印刷する画像を撮影者に確認させる為に記
憶した画像をモニタ14に表示する(ステップS6)。
操作部17のプリントボタン17bが押されると白黒印
刷の指示であるかカラー印刷の指示であるかを判断する
(ステップS60)。ステップS60で白黒/カラー選
択ボタン17fにより白黒が選択されると、システム制
御部16はプリント画像切換スイッチ71を画像変換部
70側に切り換え、画像変換部70は画像記憶部12か
らのカラー画像情報を白黒画像情報に変換し、この白黒
画像情報をビデオプリンタ18へ出力する(ステップS
61)。またステップS60で白黒/カラー選択ボタン
17fによりカラーが選択されると、システム制御部1
6はプリント画像切換スイッチ71を直接画像記憶部1
2とビデオプリンタ18が接続されるように、すなわち
画像変換部70と反対側にプリント画像切換スイッチ7
1を切り換え、画像記憶部12からのカラー画像情報を
直接ビデオプリンタ18へ出力させる(ステップS6
2)。
【0058】そして、送られてきた画像情報に基づいて
カラー又は白黒画像をビデオプリンタ18にプリントさ
せる(ステップS8)。印刷終了後、ビデオプリンタ1
8からシステム制御部17へ印刷終了信号を送り、さら
に電源部15へ信号を送り、各部への電力の供給をスト
ップして(ステップS9)、終了する。ステップS7で
プリントボタン17bが押されずに、取消しボタン17
cが押された場合はステップS3へ進み、記憶操作待ち
状態となり取消しボタン17cが押されなかった場合は
ステップS6へ進み、印刷操作待ち状態となる(ステッ
プS10)。
【0059】図20は図18を改良したブロック構成図
である。図18と異なる点は画像変換部70、プリント
画像切換スイッチ71がスイッチ13の前段に接続され
ていることである。これにより、白黒/カラー選択ボタ
ン17fで白黒が選択されていると白黒画像がモニタ1
4に表示され、カラーが選択されているとカラー画像が
モニタ14に表示される。これにより、カラー及び白黒
の画像の印刷が可能となり、利用者の希望に応じた写真
を得ることができる。また、モニタにより白黒が印刷さ
れるかカラーが印刷されるか確認することができる。
【0060】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0061】図21は本発明の別の実施例のブロック構
成図である。11はモノクロのビデオカメラであり、画
像の読み出しに同期して同期信号を発生する。12〜1
9は図1と同様である。75は回転フィルター、76は
モーター制御部、77はステッピングモーターである。
図22に回転フィルターの形状を示す。R,G,Bはそ
れぞれ赤、緑、青色の透過フィルターが取り付けられた
窓で、Tは無色透明な窓である。ビデオカメラ11はこ
れらの窓を介した像を撮像する。
【0062】このような構成において、操作部17上の
白黒/カラー選択ボタンで白黒が選択されると、システ
ム制御部16はモニタ制御部76へその旨を伝える信号
を出力し、モータ制御部76は回転フィルタ75のTの
窓がビデオカメラ11の前にくるようにモータ77を駆
動制御し、回転フィルタをその状態に保ちT窓を介して
撮像を行わせる(ステップS71、S72)。一方、操
作部17上の白黒/カラー選択ボタンでカラーが選択さ
れると、システム制御部16はモータ制御部76へその
旨を伝える信号を出力する。モータ制御部16はビデオ
カメラ11から出力される同期信号に同期して回転フィ
ルタを順次、R窓、G窓、B窓がビデオカメラ11の前
にくるようにモータ77を駆動制御する。
【0063】その結果ビデオカメラ11により順次Rフ
ィルター、Gフィルター、Bフィルターを介した画像が
読み出され(ステップS73、S74、S75)、シス
テム制御部16はそれぞれのフィルターを介して得た画
像情報を合成してカラー画像を得るべく、得られた各色
情報を演算させる(ステップS76)。これにより、白
黒とカラーの画像の印刷が可能となり、利用者の希望に
応じた写真を得ることができる。また白黒ビデオカメラ
を用いるので、低コストな画像処理システムが実現でき
る。
【0064】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0065】図24は、本発明の別の実施例を示すブロ
ック構成図である。11はビデオカメラからなる撮像
部、80は外部ビデオ入力端子、81はビデオ入力選択
切替スイッチ、82は外部入力端子接続探知部、12は
ビデオ入力選択切替スイッチ81を介してビデオカメラ
11からの被写体画像や外部ビデオ入力端子80からの
画像等を蓄積するたとえば半導体メモリなどで構成した
画像記憶部、13はモニタ出力画面切替スイッチ、14
はモニタ、15は各部に電力供給を行う電源部、16は
各部の動作を制御するシステム制御部、17はシステム
制御部16を操作する操作部、18はプリント出力部で
あるビデオプリンタ、19はコイン投入を検知する検知
部である。
【0066】上記構成からなる電子フォトシステムのシ
ステム制御部16の動作のフローチャートを図25に示
す。コイン検知部19がコインを探知すると、コイン投
入信号をシステム制御部16に送る(ステップS1)。
コイン投入信号を受けたシステム制御部16は電源部1
5へ信号を送り、各部に電力の供給を開始する(ステッ
プS2)。
【0067】次に、外部ビデオ入力端子にビデオ入力が
接続されているかどうか外部端子接続探知部82が探知
する。外部端子が接続されていると(ステップS8
1)、ビデオ入力選択切替スイッチ81を外部ビデオ入
力端子80側に切り換えて、外部ビデオ入力端子80か
らの画像信号を入力するようにする(ステップS8
2)。又、ステップS81で外部端子が接続されていな
いと、ビデオ入力選択切替スイッチ81をビデオカメラ
11側に切り換えて、ビデオカメラ11からの画像信号
を入力するようにする(ステップS83)。そして、ス
テップS81〜S83において選択された入力画像を表
示する(ステップS3)。操作部17のシャッタボタン
17aが押されると(ステップS4)、その時に表示し
ている画像を静止画として画像記憶部12に記憶する
(ステップS5)。
【0068】次に、スイッチ13を記憶部側に切り換
え、これから印刷する画像を撮影者に確認させる為に記
憶した画像をモニタ14に表示する(ステップS6)。
操作部17のプリントボタン17bが押されると(ステ
ップS7)、記憶した画像をビデオプリンタ18により
印刷する(ステップS8)。印刷終了後、ビデオプリン
タ18からシステム制御部17へ印刷終了信号を送り、
さらに電源部15へ信号を送り、各部への電力の供給を
ストップして(ステップS9)、終了する。ステップS
7でプリントボタン17bが押されずに、取消しボタン
17cが押された場合はステップS3へ進み、記憶操作
待ち状態となり取消しボタン17cが押されなかった場
合はステップS6へ進み、印刷操作待ち状態となる(ス
テップS10)。
【0069】尚、図26に示す様に外部ビデオ入力端子
80に入力ビデオ信号の同期信号を検知すると検知信号
を発生させる同期信号検知部83を設け、システム制御
部16は同期信号検知部83からの検知信号を受けると
ビデオ入力選択スイッチ81を外部ビデオ入力端子80
側に切り換えるように制御するようにしてもよい。
【0070】又、外部ビデオ入力端子80のかわりにビ
デオテープデッキにして、ビデオテープに録画された画
像をプリントするようにしてもよい。
【0071】このように、フォトブースシステムで撮影
した画像以外のものも印刷できるので、利用者の利用範
囲が広がる。
【0072】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0073】図27は、本発明の別の実施例の画像処理
システムのブロック構成図である。11〜19は図1と
同じである。85は画像記憶部12に記憶された画像が
ブレているか否か判別する判別回路、86はモニタ14
上にメッセージを表示するために文字を発生する文字発
生回路、87はシステム制御部16から出力されたメッ
セージ用の音声信号を増幅する信号アンプ、88は信号
アンプで増幅された音声信号を音声として出力するスピ
ーカである。
【0074】次に図28〜図32を参照してブレ検出部
85による検出方法を説明する。シャッタボタン17a
が押されるとビデオカメラ11からの時間t1,t2に
おける映像が画像記憶部12の第1フィールドAと第2
フィールドBにそれぞれ記憶されるようシステム制御部
16が制御する。
【0075】被写体が右上方に移動している時にシャッ
タボタン17aが押された場合、図28に示すように第
2フィールドメモリに記憶される画像は第1フィールド
メモリに記憶された画像中の被写体が右上方に移動した
画像となる。ここで、そのまま画像記憶部12に記憶さ
れた画像をモニタ14に出力すると、図29の様にブレ
た画像が表示される。又、画像記憶部12に記憶された
画像をプリンタ18に出力すると、図30の様にブレた
画像が印刷される。
【0076】この様にブレた画像の印刷は使い物になら
ないので、第1、第2フィールドメモリに記憶された画
像に基づいて動きベクトルを検出しブレた画像が印刷さ
れるおそれがあるか判別する。まず、図31、図32に
示すように第1フィールドA、第2フィールドBの画像
中にm=n×n画素からなるブロックを設定する。
【0077】そして、第1フィールドAの注目ブロック
A内の画素の値Aiと第2フィールドBの注目ブロック
B内の画素の値Biから次式により注目ブロックAと注
目ブロックBとの相関を表す値Cを得る。(特公平2−
52914参照) C=Σm 1|Ai−Bi| 但し、Σm 1Xi=X1+X2+X3+・・・+Xm-1
m
【0078】上記の式により、注目ブロックAと、注目
ブロックAに対応した位置の注目ブロックB、及び注目
ブロックBの周囲8ブロックとの相関値Cをそれぞれの
ブロック毎に求め、相関値Cの大きさが最小となるブロ
ックの位置を記憶し、前記の第2フィールド中の9ブロ
ックのうちで注目ブロックB以外のブロックと注目ブロ
ックAとの相関値Cが最小であった場合、撮影時にブレ
があったと判断し、システム制御部16にブレ検出信号
を出力する。又、注目ブロックBと注目ブロックAとの
相関値Cが最小であった場合、相関値Cと予め設定され
ている一定値CBと比較し、C>CBのときはブレ検出信
号をシステム制御部16に出力する。この注目ブロック
Aと第2フィールド中の9ブロックのうち各ブロックと
の相関値Cを求めてブレを検出する作業を、注目ブロッ
クAをA(0,0)ブロックからA(l,k)ブロック
まで変えていき、第1フィールドすべてのブロックにつ
いて行う。
【0079】尚、上記動きベクトル検出の演算をするブ
ロックをプリンタの印画範囲のみに行い計算時間を短縮
させることも可能である。
【0080】また、逆に動きベクトルの演算ブロックの
整数倍に印画範囲を合わせてプリントすることで無駄の
ない処理が可能である。
【0081】次に上記構成からなる電子フォトシステム
のシステム制御部16の動作のフローチャートを図3
3、図34に示す。ステップS1〜S7、S10は図3
と同様である。ステップS7でプリントボタン17bが
押されると、前述の記憶画像のブレ検出をブレ検出部8
5で行わせる(ステップS85)。ステップS85でブ
レ検出部85が記憶画像のブレを検出し、システム制御
部16はブレ検出信号をブレ検出部85から受けとる
と、ブレが発生したことを利用者に伝えるべく文字発生
回路86から「ブレがありました。」等のメッセージを
モニタ14に出力させる。また、同時にチャイム音や
「ブレがありました。」等の音声を信号アンプ87を介
して、スピーカ88で出力する(ステップS87)。そ
して、ブレが有ったことを利用者に伝えた後にプリント
ボタン17bが押された場合は(ステップS88)、記
憶した画像をビデオプリンタ18により印刷する(ステ
ップS8)。印刷終了後、ビデオプリンタ18からシス
テム制御部17へ印刷終了信号を送り、さらに電源部1
5へ信号を送り、各部への電力の供給をストップして
(ステップS9)、終了する。
【0082】ステップS88でプリントボタン17bが
押されなかった場合はステップS3へ進み、ブレた画像
は印刷せずに再度撮影することができる。
【0083】またステップS86でブレなしの場合はス
テップS8へ進み通常のプリント動作を行う。
【0084】このように、撮影時にブレがあった場合、
画像をプリントする前に利用者に対し警告するので、撮
影に失敗した写真を印刷することがなくなる。
【0085】次に本発明の別の態様の実施例について説
明する。
【0086】本実施例は図31、図32に示した動きベ
クトル検出の方法を更に発展させて、記憶画像がブレて
いてもそのブレを補正するようにしたものである。
【0087】図27の画像処理システムで前述したよう
に、第1フィールドの各ブロックについて動きベクトル
検出を行うと、図35に示すようなブロック毎の動きベ
クトルが検出され、ブレがあったブロックが検出でき
る。ブレ検出部85は、図36、図37に示す様に、第
1フィールド中のブレが検出されたブロックの画像情報
を第2フィールド中の第1フィールドのブロックに対応
する位置に書き込む(図中、1は第1フィールド画像、
2は第2フィールド画像を表す。)。この結果、図38
に示す様に第1フィールドの画像はそのままで、第2フ
ィールドの画像はブレが有るブロックに関しては第1フ
ィールドの画像にし、ブレが無いブロックに関しては第
2フィールドの画像にするため、ブレをなくした画像を
印刷できる。
【0088】これにより、撮影時にブレがあった場合で
も、ブレを補正するので、ブレのない写真を得ることが
できる。
【0089】
【0090】
【発明の効果】 以上説明したように 、本発明によれば、
画像情報を入力する入力手段と、前記入力手段から入力
された画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された画像情報にブレがあるか否かを検出する検出
手段と、前記検出手段の検出結果に応じて報知する報知
手段と、前記記憶手段に記憶された画像情報を出力する
出力手段と、前記出力手段による画像情報の出力を指示
する出力指示手段と、を有し、前記検知手段の検出結果
がブレなしの場合に前記出力手段による画像情報の出力
を許可し、前記検知手段の検出結果がブレありの場合に
前記出力手段による画像情報の出力を禁止すると共に前
記報知手段による報知を実行させ、前記報知手段による
報知を行わせた後に前記出力指示手段による画像情報の
出力指示があった場合、前記出力手段による画像情報の
出力の禁止を解除して前記検出手段によりブレありと判
断された前記記憶手段の画像情報の出力を許可すること
により、入力した画像情報がブレのある画像情報である
ことに起因して、無駄な出力を行ってしまう等の不具合
を防止し、入力した画像情報のブレ対策ができ、前記検
知手段の検出結果がブレありの場合に画像情報の出力を
禁止すると共に報知手段による報知を実行させ、前記報
知手段による報知を行わせた後に画像情報の出力指示が
あった場合、前記画像情報の出力の禁止を解除して前記
検出手段によりブレありと判断された記憶手段の画像情
報の出力を許可することにより、入力した画像情報にブ
レがある場合に、そのことを利用者に画像情報の出力の
前に事前に伝えることができ、そのうえで、画像出力さ
せるかどうかを利用者に決めさせることができるので、
例えば、利用者がブレのある画像情報であることに気付
かずに出力されてしまう等の不具合や、利用者がブレの
ある画像情報の出力を望まないのにもかかわらずブレが
有る画像を出力してしまう等の不具合を防止可能にする
と共に、画像情報にブレがあることを把握済みのうえ
で、そのうえで利用者があえて画像情報の出力を望んで
いるのにもかかわらず出力させることができない等の不
具合を防止可能にし、利用者の望むデータを出力可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像処理システムのブロック
構成図である。
【図2】実施例の画像処理システムの外観図である。
【図3】図1のシステム制御部16の動作のフローチャ
ートである。
【図4】図1のシステム制御部16の別の動作のフロー
チャートである。
【図5】別の実施例の画像処理システムのブロック構成
図である。
【図6】複数の画像処理システムを集中監視する集中監
視装置のブロック構成図である。
【図7】図5のシステム制御部16の動作のフローチャ
ートである。
【図8】図5のプリンタ18の状態を表す信号を示す図
である。
【図9】図5の通信部31の具体的な回路構成図であ
る。
【図10】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図11】図10のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図12】モニタ14に表示された印刷領域のマークを
示す図である。
【図13】図10における印刷のフローチャートであ
る。
【図14】図12に示す領域指定で印刷した結果を示す
図である。
【図15】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図16】図15のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図17】モニタ14に表示を示す図である。
【図18】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図19】図18のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図20】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図21】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図22】図21の回転フィルター75の構成図であ
る。
【図23】図21における撮像のフローチャートであ
る。
【図24】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図25】図24のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図26】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図27】別の実施例の画像処理システムのブロック構
成図である。
【図28】時間方向の画像の動きを表わす図である。
【図29】モニタ14に表示されたブレ画像を示す図で
ある。
【図30】プリンタ18で印刷されたブレ画像を示す図
である。
【図31】画像記憶部12の第1フィールドに記憶され
た画像を示す図である。
【図32】画像記憶部12の第2フィールドに記憶され
た画像を示す図である。
【図33】図27のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図34】図27のシステム制御部16の動作のフロー
チャートである。
【図35】検出された動きベクトルを示す図である。
【図36】ブレ修正後の第1フィールドの画像を示す図
である。
【図37】ブレ修正後の第2フィールドの画像を示す図
である。
【図38】ブレ修正後に印刷された画像を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 ビデオカメラ 12 画像記憶部 14 モニタ 16 システム制御部 18 ビデオプリンタ 70 画像変換部 71 白黒・カラー切り換えスイッチ 75 色分解フィルター 80 外部画像入力端子 85 ブレ検出部 88 報知スピーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 浩之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−153497(JP,A) 特開 昭62−175822(JP,A) 特開 昭63−102576(JP,A) 特開 平3−108971(JP,A) 特開 平2−73475(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/225 - 5/243 H04N 7/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された画像情報を記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶された画像情報にブレがあるか否か
    を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて報知する報知手段と、 前記記憶手段に記憶された画像情報を出力する出力手段
    と、前記出力手段による画像情報の出力及び前記報知手段を
    制御するものであって、前記検知手段の検出結果がブレ
    なしの場合に前記出力手段による画像情報の出力を許可
    し、前記検知手段の検出結果がブレありの場合に前記出
    力手段による画像情報の出力を禁止すると共に前記報知
    手段による報知を実行させる制御手段と、 前記出力手段による画像情報の出力を指示する出力指示
    手段と、を有し、 前記制御手段は、前記報知手段による報知を行わせた後
    に前記出力指示手段による画像情報の出力指示があった
    場合、前記出力手段による画像情報の出力の禁止を解除
    して前記検出手段によりブレありと判断された前記記憶
    手段の画像情報の出力を許可する ことを特徴とする画像
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は撮像装置からの画像情報
    を入力することを特徴とする請求項1記載の画像処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、シート上に画像形成を
    行う画像形成装置に画像情報を出力することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は画像情報にブレがあるこ
    とを表示部を介して報知することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は画像情報にブレがあるこ
    とをスピーカーを介して報知することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 画像情報を入力する入力手段と、前記入
    力手段から入力された画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された画像情報にブレがあるか否か
    を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じ
    て報知する報知手段と、前記記憶手段に記憶された画像
    情報を出力する出力手段と、前記出力 手段による画像情
    報の出力を指示する出力指示手段と、を有する画像処理
    システムの制御方法であって、 前記検知手段の検出結果がブレなしの場合に前記出力手
    段による画像情報の出力を許可し、前記検知手段の検出
    結果がブレありの場合に前記出力手段による画像情報の
    出力を禁止すると共に前記報知手段による報知を実行さ
    せるステップと、 前記報知手段による報知を行わせた後に前記出力指示手
    段による画像情報の出力指示があった場合、前記出力手
    段による画像情報の出力の禁止を解除して前記検出手段
    によりブレありと判断された前記記憶手段の画像情報の
    出力を許可するステップと、 を有することを特徴とする画像処理システムの制御方
    法。
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