JP3144685B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3144685B2
JP3144685B2 JP30495890A JP30495890A JP3144685B2 JP 3144685 B2 JP3144685 B2 JP 3144685B2 JP 30495890 A JP30495890 A JP 30495890A JP 30495890 A JP30495890 A JP 30495890A JP 3144685 B2 JP3144685 B2 JP 3144685B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被写体画像を撮像してその画像を記憶し、
その画像を使用者が確認した後に出力可能な撮像装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来のフオトブースシステムは光学的銀塩写真技術を
用いており、第5図に示すようにハーフミラー81、カメ
ラ82、現像部83、写真取り出し口84、フラツシユ85、コ
イン投入口86、撮影開始ボタン87を備え、コイン投入口
86よりコインが投入され、撮影開始ボタン87が押される
と、フラツシユ85で発光し、同時にカメラ82のシヤツタ
ーを動作して、現像部83で、カメラ82により露光された
感光紙がケミカル処理され、現像した写真を取り出し口
84に排出する構成となっている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかし、従来のフオトブースシステムでは前記のよう
に光学的銀塩写真技術が用いられている為、次のような
問題点がある。
(1)現像にケミカル処理を必要とし、公害やメンテナ
ンスにおいて問題がある。
(2)現像処理に時間がかかる。
(3)撮影結果を確認できずに写真が現像される。
上記の点に鑑み、本発明は光学的銀塩写真技術を用い
ることのない。
公害対策に有効で、短時間で写真が得られ、また、写
真が完成する前に撮影結果を確認することができる画像
処理システムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の問題を解決するため、本発明は、被写体を撮像
し、撮像した画像を出力する撮像手段と、第1の指示に
応じて前記撮像手段から出力された画像を記憶する記憶
手段と、前記撮像手段から出力された画像及び前記記憶
手段に記憶された画像を表示する表示手段と、前記第1
の指示を受ける前は前記表示手段に前記撮像手段から出
力される画像を表示させ、前記第1の指示を受けた後は
前記表示手段に前記記憶手段に記憶された画像を表示さ
せる制御手段と、前記記憶手段に記憶された画像を記録
紙に記録する記録手段と、金銭を検知する金銭検知手段
と、を有する撮像装置において、前記制御手段は、前記
表示手段による前記記憶手段に記憶された画像の表示に
引き続いて前記記録手段による前記記憶手段に記憶され
た画像の記録を行なわせ、前記金銭検知手段が所定の金
銭を検知したことに応じて、前記撮像手段による撮像し
た画像を前記記憶手段を介して前記記録手段により記録
紙に記録するまでの上述の一連の動作を実行できるよう
に前記撮像装置を動作させることを可能とし、前記記録
手段の記録終了後に前記金銭検知手段が再び前記所定の
金銭を検知したことに応じて、前記記録手段により記録
済みの画像を再び前記記録手段により記録させることを
可能にすることを特徴とする撮像装置を提供するもので
ある。
〔実施例1〕 第1図は、本発明の一実施例の画像処理システムのブ
ロツク構成図である。11はビデオカメラからなる撮像
部、12はビデオカメラ11からの被写体情報を記憶するた
とえば半導体メモリなどで構成した画像記憶部、13はモ
ニタ出力画像切替スイツチ、14はモニタ、15は各部に電
力供給を行う電源部である。16は各部の動作を制御する
システム制御部で、CPU、RAM、ROM(図示せず)で構成
されている。RAMはCPUのワークエリアとして用い、ROM
には制御動作の内容やモニタに表示するメツセージデー
タが書きこまれている。17はシステム制御部16を操作す
る操作部で、画像の記憶を開始させるシヤツタボタン17
aと、記憶した画像の印刷を開始させるプリントボタン1
7bと、画像を記憶した後、その記憶画像を取り消し、再
度撮影待ち状態にさせる取消しボタン17cを持つ。18は
ビデオプリンタで、たとえばサーマルプリンタ、熱によ
り気泡を発生させ、その圧力によりインクを吐出させる
バブルジエツトプリンタ等である。19はコイン投入を検
知する検知部である。
第2図は本実施例の外観図である。20は被写体を照明
する照明で、たとえば蛍光灯などである。
21はコイン投入口である。
上記構成からなる電子フオトシステムのシステム制御
部16の動作のフローチヤートを第3図に示す。コイン検
知部19がコインを探知すると、コイン投入信号をシステ
ム制御部16に送る(ステツプS1)。コイン投入信号を受
けたシステム制御部16は電源部15へ信号を送り、各部に
電力の供給を開始する(ステツプS2)。次に、スイツチ
13をカメラ側に切り換え、ビデオカメラ11で現在撮像し
ている画像を直接モニタ14に表示する(ステツプS3)。
操作部17のシヤツタボタン17aが押されると(ステツプS
4)、その時に撮像している画像を静止画として画像記
憶部12に記憶する(ステツプS5)。
次に、スイツチ13を記憶部側に切り換え、これから印
刷する画像を撮影者に確認させる為に記憶した画像をモ
ニタ14に表示する(ステツプS6)。操作部17のプリント
ボタン17bが押されると(ステツプS7)、記憶した画像
をビデオプリンタ18により印刷する(ステツプS8)、印
刷終了後、ビデオプリンタ18からシステム制御部17へ印
刷終了信号を送り、さらに電源部15へ信号を送り、各部
への電力の供給をストツプして(ステツプS9)、終了す
る。ステツプS7でプリントボタン17bが押されずに、取
消しボタン17cが押された場合はステツプS3へ進み、記
憶操作待ち状態となり取消しボタン17cが押されなかっ
た場合はステツプS6へ進み、印刷操作待ち状態となる
(ステツプS10)。
以上説明したように、ケミカル処理が不要なので、 (1)公害対策に有効である。(2)メンテナンスが容
易になる。(3)写真が完成するまでの時間が短縮され
るという効果がある。また利用者は写真が印刷される前
に撮影結果を確認できるので、(4)写真代やプリント
紙の無駄がなくなる、(5)気に入った写真が得られる
という効果がある。さらにフラツシユを必要としないの
で、(6)眩しくない、(7)フラツシユランプが切れ
て撮影不能になることがないという効果がある。
なお、撮影の際、操作部17のシヤツタボタン17aが押
されると、システム制御部16内に有するカウンタでカウ
ントして、決められた値になると信号を発生し、一定時
間後に現在撮像している画像を記憶するようシステム制
御部16で制御して、正しい姿勢で撮影できるようにして
もよい。
また、操作部17のシヤツタボタン17aを撮影者の足も
とに配置し、正しい姿勢で撮影できるようにしてもよ
い。さらに、照明20をフラツシユランプとし、フラツシ
ユ撮影をできるようにしてもよい。
〔実施例2〕 第4図は本発明の第2の実施例の画像処理システムの
動作を示すフローチヤートである。第2実施例のブロツ
ク構成図は第1実施例と同じである。本実施例は同一の
写真を複数枚印刷することを可能にしたものである。ス
テツプS1〜S10は実施例1と同様なので説明を省略す
る。ステツプS8で記憶した画像の印刷終了後、システム
制御部16内のタイマーをオンし(ステツプS11)、現在
記憶している画像をさらに印刷するかどうかを知らせる
メツセージ(例:「もう一枚プリントする場合、コイン
をいれてください。」)をモニタ14に表示する(ステツ
プS12)。コインを探知するとステツプS6へ進み、印刷
操作待ち状態となる(ステツプS13)。ステツプS13でコ
インを探知しなかった場合、システム制御部16内にある
タイマーにより所定時間経過したかどうか調べる(ステ
ツプS14)。ステツプS14で所定時間に経過していない場
合はステツプS12へ進み、コインの投入を待ち、所定時
間に経過している場合はシステム制御部17から電源部15
へ信号を送り、各部への電力の供給をストツプして(ス
テツプS15)、終了する。
この構成により、一度記憶された好みの画像の写真を
複数枚得ることができるという効果がある。
なお、撮影をして操作部17のプリントボタン17bが押
されると、予め決められた枚数を印刷するようシステム
制御部16で制御して、好みの画像の写真を複数枚得られ
るような動作にしてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば次のような効
果がある。ケミカル処理が不要なので、 (1)公害対策が行える。
(2)メンテナンスが容易になる。
(3)写真が完成するまでの時間が短縮される。
さらに、印刷前に印刷する画像を確認できるので、 (4)印刷費用やプリント紙の節約になる。
(5)気にいった写真が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、被写体を撮像
し、撮像した画像を出力する撮像手段と、第1の指示に
応じて前記撮像手段から出力された画像を記憶する記憶
手段と、前記撮像手段から出力された画像及び前記記憶
手段に記憶された画像を表示する表示手段と、前記第1
の指示を受ける前は前記表示手段に前記撮像手段から出
力される画像を表示させ、前記第1の指示を受けた後は
前記表示手段に前記記憶手段に記憶された画像を表示さ
せる制御手段と、前記記憶手段に記憶された画像を記録
紙に記録する記録手段と、金銭を検知する金銭検知手段
と、を有する撮像装置において、前記制御手段は、前記
表示手段による前記記憶手段に記憶された画像の表示に
引き続いて前記記録手段による前記記憶手段に記憶され
た画像の記録を行なわせ、前記金銭検知手段が所定の金
銭を検知したことに応じて、前記撮像手段による撮像し
た画像を前記記憶手段を介して前記記録手段により記録
紙に記録するまでの上述の一連の動作を実行できるよう
に前記撮像装置を動作させることを可能とし、前記記録
手段の記録終了後に前記金銭検知手段が再び前記所定の
金銭を検知したことに応じて、前記記録手段により記録
済みの画像を再び前記記録手段により記録させることを
可能にすることにより、使用者は撮像手段から出力され
た画像を確認しながら構図を決定して、第1の指示によ
って画像を記憶させ、その記憶した画像を記録する前に
その画像を採用するか否か決定することができ、なお且
つ、所定の金銭を投入する度に、自分がお気に入りの撮
像画像を好きなだけ得ることができる。また、光学的銀
塩写真技術に比べて公害やメンテナンスの問題が少な
く、撮像画像を得るまでの時間を短縮することができ、
例えば、フォトブースシステムなどには特に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の画像処理システムのブ
ロツク構成図、 第2図は実施例の画像処理システムの外観図、 第3図は第1の実施例のシステム制御部の動作のフロー
チヤート、 第4図は第2の実施例のシステム制御部の動作のフロー
チヤート、 第5図は従来例のフオトブースシステムを示す図であ
る。 11……ビデオカメラ 12……画像記憶部 13……モニタ出力画面切替スイツチ 14……モニタ 15……電源部 16……システム制御部 17……操作部 18……ビデオプリンタ 19……コイン検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−153497(JP,A) 特開 昭59−17772(JP,A) 特開 昭62−175822(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 1/00 107

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮像し、撮像した画像を出力する
    撮像手段と、 第1の指示に応じて前記撮像手段から出力された画像を
    記憶する記憶手段と、 前記撮像手段から出力された画像及び前記記憶手段に記
    憶された画像を表示する表示手段と、 前記第1の指示を受ける前は前記表示手段に前記撮像手
    段から出力される画像を表示させ、前記第1の指示を受
    けた後は前記表示手段に前記記憶手段に記憶された画像
    を表示させる制御手段と、 前記記憶手段に記憶された画像を記録紙に記録する記録
    手段と、 金銭を検知する金銭検知手段と、 を有する撮像装置において、 前記制御手段は、前記表示手段による前記記憶手段に記
    憶された画像の表示に引き続いて前記記録手段による前
    記記憶手段に記憶された画像の記録を行なわせ、前記金
    銭検知手段が所定の金銭を検知したことに応じて、前記
    撮像手段により撮像した画像を前記記憶手段を介して前
    記記録手段により記録紙に記録するまでの上述の一連の
    動作を実行できるように前記撮像装置を動作させること
    を可能とし、前記記録手段の記録終了後に前記金銭検知
    手段が再び前記所定の金銭を検知したことに応じて、前
    記記録手段により記録済みの画像を再び前記記録手段に
    より記録させることを可能にすることを特徴とする撮像
    装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、第2の指示に応じて前記
    表示手段に前記撮像手段から出力される画像を表示さ
    せ、前記第1の指示を待機することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】前記表示手段は、前記被写体側からその表
    示画像を確認できるよう配置されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の撮像装置。
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