JP3287446B2 - ロック狂い検出装置 - Google Patents
ロック狂い検出装置Info
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- JP3287446B2 JP3287446B2 JP00806396A JP806396A JP3287446B2 JP 3287446 B2 JP3287446 B2 JP 3287446B2 JP 00806396 A JP00806396 A JP 00806396A JP 806396 A JP806396 A JP 806396A JP 3287446 B2 JP3287446 B2 JP 3287446B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転てつ器等の鎖錠
機構を有する装置のロック狂いを検出するロック狂い検
出装置に関する。
機構を有する装置のロック狂いを検出するロック狂い検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両制御に使用される電気転てつ器は、
転換が終了したときに、トングレールに一体的に接続さ
れた鎖錠かんに設けられた切欠きにロックピースを挿入
し、トングレールが動かないように構成される。ロック
狂いを発生すると、転てつ器が転換不能となり車両運行
に支障を来すため、ロック狂い検出器が設けられてい
る。
転換が終了したときに、トングレールに一体的に接続さ
れた鎖錠かんに設けられた切欠きにロックピースを挿入
し、トングレールが動かないように構成される。ロック
狂いを発生すると、転てつ器が転換不能となり車両運行
に支障を来すため、ロック狂い検出器が設けられてい
る。
【0003】従来のロック狂い検出器は、透過型の光セ
ンサと、鎖錠かんに取り付けられる移動スリットと、遅
延時素回路と、判定回路とを含んでいる。透過型の光セ
ンサは、発光素子(発光ダイオード)と受光素子(フォ
トトランジスタ)とが対となって設けられ、発光素子が
常時発光するように構成される。光センサは、転てつ器
の定位側及び反位側のそれぞれに個別に設けられ、それ
ぞれの発光素子及び受光素子が互い直列接続される。光
センサと移動スリットとの位置関係は、ロック狂いを発
生していないときに、受光素子が移動スリットを通過し
た光を受光し、ロック狂いを発生したときに、受光素子
が受光できないように設定される。遅延時素回路は、転
てつ器の転換中に、受光素子が一時的に受光できなくな
ることの不具合を回避するために、受光素子から得られ
る検出信号に対して一定の遅延時素を付与する。判定回
路は、検出信号の有無によりロック狂いの有無を判定す
る。
ンサと、鎖錠かんに取り付けられる移動スリットと、遅
延時素回路と、判定回路とを含んでいる。透過型の光セ
ンサは、発光素子(発光ダイオード)と受光素子(フォ
トトランジスタ)とが対となって設けられ、発光素子が
常時発光するように構成される。光センサは、転てつ器
の定位側及び反位側のそれぞれに個別に設けられ、それ
ぞれの発光素子及び受光素子が互い直列接続される。光
センサと移動スリットとの位置関係は、ロック狂いを発
生していないときに、受光素子が移動スリットを通過し
た光を受光し、ロック狂いを発生したときに、受光素子
が受光できないように設定される。遅延時素回路は、転
てつ器の転換中に、受光素子が一時的に受光できなくな
ることの不具合を回避するために、受光素子から得られ
る検出信号に対して一定の遅延時素を付与する。判定回
路は、検出信号の有無によりロック狂いの有無を判定す
る。
【0004】受光素子が受光した状態(フォトトランジ
スタ導通)をロック狂い「無」に設定した場合は、フォ
トトランジスタが導通故障を発生した場合に、ロック狂
いを検出できなくなる。ロック狂い検出器がロック狂い
を検出できない場合は、事前にメンテナンスができない
ため、更にロック狂い量が大きくなり、最終的には転換
不能な状態となる。車両制御の分野では、電気転てつ器
が転換不能となると、信号が「赤」となり、車両の運行
に支障を来す。
スタ導通)をロック狂い「無」に設定した場合は、フォ
トトランジスタが導通故障を発生した場合に、ロック狂
いを検出できなくなる。ロック狂い検出器がロック狂い
を検出できない場合は、事前にメンテナンスができない
ため、更にロック狂い量が大きくなり、最終的には転換
不能な状態となる。車両制御の分野では、電気転てつ器
が転換不能となると、信号が「赤」となり、車両の運行
に支障を来す。
【0005】また、遅延時素回路が故障し、ロック狂い
「無」の検出信号と等価な信号を出力した場合も、フォ
トトランジスタが導通故障した場合と同様に、ロック狂
いを検出できない。
「無」の検出信号と等価な信号を出力した場合も、フォ
トトランジスタが導通故障した場合と同様に、ロック狂
いを検出できない。
【0006】更に、判定回路が故障し、ロック狂い
「無」の判定信号と等価な判定信号を出力した場合も、
結果的にロック狂いを検出できない。
「無」の判定信号と等価な判定信号を出力した場合も、
結果的にロック狂いを検出できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、故障
時にはロック狂い「有」の判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置を提供することである。
時にはロック狂い「有」の判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置を提供することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、ロック狂い
「有」とする側にのみ誤る判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置を提供することである。
「有」とする側にのみ誤る判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係るロック狂い検出装置は、電源回路と、
検出部と、遅延時素回路と、判定回路とを含む。前記電
源回路は、周期的に断続する断続電源を発生する。前記
検出部は、発光素子と、受光素子と、移動スリットとを
含み、前記発光素子が前記断続電源に応じて発光し、前
記受光素子が前記発光素子に対向して設けられ、受光量
に応じて断続出力を発生し、前記移動スリットが前記発
光素子と前記受光素子との間を移動可能に設けられ、狂
い量に応じて前記発光素子と前記受光素子との間を遮断
する。前記遅延時素回路は、コンデンサを有し、前記コ
ンデンサが前記断続出力に応じて充電され、前記断続出
力が停止したときに充電よりも長い時間をかけて放電す
るように構成される。前記判定回路は、前記コンデンサ
の端子電圧の有無に応じてロック狂いを判定し、判定信
号を出力する。
め、本発明に係るロック狂い検出装置は、電源回路と、
検出部と、遅延時素回路と、判定回路とを含む。前記電
源回路は、周期的に断続する断続電源を発生する。前記
検出部は、発光素子と、受光素子と、移動スリットとを
含み、前記発光素子が前記断続電源に応じて発光し、前
記受光素子が前記発光素子に対向して設けられ、受光量
に応じて断続出力を発生し、前記移動スリットが前記発
光素子と前記受光素子との間を移動可能に設けられ、狂
い量に応じて前記発光素子と前記受光素子との間を遮断
する。前記遅延時素回路は、コンデンサを有し、前記コ
ンデンサが前記断続出力に応じて充電され、前記断続出
力が停止したときに充電よりも長い時間をかけて放電す
るように構成される。前記判定回路は、前記コンデンサ
の端子電圧の有無に応じてロック狂いを判定し、判定信
号を出力する。
【0010】上述したように、電源回路は、周期的に断
続する断続電源を発生する。検出部は、発光素子が断続
電源に応じて発光し、受光素子が発光素子に対向して設
けられ、受光量に応じて断続出力を発生し、移動スリッ
トが発光素子と受光素子との間を移動可能に設けられ、
狂い量に応じて発光素子と受光素子との間を遮断する。
このため、ロック狂いが発生していない場合は、移動ス
リットにより発光素子と受光素子との間が遮断されず、
受光素子が発光素子の断続光に応じて断続出力を発生す
る。ロック狂いが発生した場合は、移動スリットにより
発光素子と受光素子との間が遮断され、受光素子が断続
出力を発生しなくなる。
続する断続電源を発生する。検出部は、発光素子が断続
電源に応じて発光し、受光素子が発光素子に対向して設
けられ、受光量に応じて断続出力を発生し、移動スリッ
トが発光素子と受光素子との間を移動可能に設けられ、
狂い量に応じて発光素子と受光素子との間を遮断する。
このため、ロック狂いが発生していない場合は、移動ス
リットにより発光素子と受光素子との間が遮断されず、
受光素子が発光素子の断続光に応じて断続出力を発生す
る。ロック狂いが発生した場合は、移動スリットにより
発光素子と受光素子との間が遮断され、受光素子が断続
出力を発生しなくなる。
【0011】遅延時素回路は、コンデンサが断続出力に
応じて充電され、断続出力が停止したときに放電するよ
うに構成される。判定回路は、コンデンサの端子電圧の
有無に応じてロック狂いを判定し、判定信号を出力す
る。このため、断続出力がなくなり、コンデンサの蓄積
電荷が放出され、コンデンサの端子電圧がなくなった場
合は、ロック狂いが発生したと判定できる。
応じて充電され、断続出力が停止したときに放電するよ
うに構成される。判定回路は、コンデンサの端子電圧の
有無に応じてロック狂いを判定し、判定信号を出力す
る。このため、断続出力がなくなり、コンデンサの蓄積
電荷が放出され、コンデンサの端子電圧がなくなった場
合は、ロック狂いが発生したと判定できる。
【0012】遅延時素回路は、断続出力が停止したとき
に、コンデンサの蓄積電荷が充電よりも長い時間をかけ
て放電するように構成されるから、蓄積電荷の放電に要
する時間が遅延時素となり、移動スリットの移動により
一時的に、発光素子と受光素子との間が遮断された場合
に、判定回路においてロック狂いが発生したと判定され
ることがない。
に、コンデンサの蓄積電荷が充電よりも長い時間をかけ
て放電するように構成されるから、蓄積電荷の放電に要
する時間が遅延時素となり、移動スリットの移動により
一時的に、発光素子と受光素子との間が遮断された場合
に、判定回路においてロック狂いが発生したと判定され
ることがない。
【0013】電源回路は、周期的に断続する断続電源を
発生し、遅延時素回路は、コンデンサが断続出力に応じ
て充電され、断続出力が停止したときに放電するように
構成されるから、受光素子が断続出力を発生しないよう
に故障した場合には、判定回路においてロック狂いを判
定し、ロック狂い「有」の判定信号を出力することがで
きる。一般に、故障時に安全側にのみ誤る(例えばロッ
ク狂い「有」に誤る)ことは、非対称誤りモードと称さ
れる。
発生し、遅延時素回路は、コンデンサが断続出力に応じ
て充電され、断続出力が停止したときに放電するように
構成されるから、受光素子が断続出力を発生しないよう
に故障した場合には、判定回路においてロック狂いを判
定し、ロック狂い「有」の判定信号を出力することがで
きる。一般に、故障時に安全側にのみ誤る(例えばロッ
ク狂い「有」に誤る)ことは、非対称誤りモードと称さ
れる。
【0014】好ましい例では、判定回路は、ウインドウ
コンパレータを含み、ウインドウコンパレータが、発振
可能な上限値及び下限値を有し、コンデンサの端子電圧
が上限値と下限値の間から外れたときにロック狂いを判
定する。この構成によれば、発振可能な領域が狭まり、
ロック狂いの判定精度が一層向上すると共に、ロック狂
い「無」の判定信号が発振出力となるので、発振出力が
なくなったときにはロック狂い「無」の判定信号を構成
できる。このため、ロック狂い「有」にのみ誤る判定信
号を出力し得るロック狂い検出装置が得られる。
コンパレータを含み、ウインドウコンパレータが、発振
可能な上限値及び下限値を有し、コンデンサの端子電圧
が上限値と下限値の間から外れたときにロック狂いを判
定する。この構成によれば、発振可能な領域が狭まり、
ロック狂いの判定精度が一層向上すると共に、ロック狂
い「無」の判定信号が発振出力となるので、発振出力が
なくなったときにはロック狂い「無」の判定信号を構成
できる。このため、ロック狂い「有」にのみ誤る判定信
号を出力し得るロック狂い検出装置が得られる。
【0015】本発明の他の特徴及びそれによる作用効果
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るロック狂い検
出装置の構成を示すブロック図である。本発明に係るロ
ック狂い検出装置は、電源回路1と、検出部2と、遅延
時素回路3と、判定回路4とを含む。
出装置の構成を示すブロック図である。本発明に係るロ
ック狂い検出装置は、電源回路1と、検出部2と、遅延
時素回路3と、判定回路4とを含む。
【0017】電源回路1は、周期的に断続する断続電源
E1を発生する。図1に示す例では、電源部11と、発
振部12とを含み、発振部12が発振周波数に応じて電
源部11の電源出力をスイッチングし断続電源E1を得
る。
E1を発生する。図1に示す例では、電源部11と、発
振部12とを含み、発振部12が発振周波数に応じて電
源部11の電源出力をスイッチングし断続電源E1を得
る。
【0018】検出部2は、発光素子211と、受光素子
212と、移動スリット23とを含む。発光素子211
は、発光ダイオード等で構成され、断続電源E1に応じ
て発光し、断続光P1を発生する。抵抗Rsは、発光素
子211に流れる電流を制限する。受光素子212は、
フォトトランジスタ等で構成され、発光素子211に対
向して設けられ、断続光P1の受光量に応じて断続出力
S1を発生する。断続出力S1は、フォトトランジスタ
のオープンコレクタ出力で与えられ、一定量以上の断続
光P1を受光したときにオン状態となり、一定量の断続
光P1を受光できないときにオフ状態となる。移動スリ
ット23は、発光素子211と受光素子212との間を
移動可能に設けられ、狂い量に応じて発光素子211と
受光素子212との間を遮断する。
212と、移動スリット23とを含む。発光素子211
は、発光ダイオード等で構成され、断続電源E1に応じ
て発光し、断続光P1を発生する。抵抗Rsは、発光素
子211に流れる電流を制限する。受光素子212は、
フォトトランジスタ等で構成され、発光素子211に対
向して設けられ、断続光P1の受光量に応じて断続出力
S1を発生する。断続出力S1は、フォトトランジスタ
のオープンコレクタ出力で与えられ、一定量以上の断続
光P1を受光したときにオン状態となり、一定量の断続
光P1を受光できないときにオフ状態となる。移動スリ
ット23は、発光素子211と受光素子212との間を
移動可能に設けられ、狂い量に応じて発光素子211と
受光素子212との間を遮断する。
【0019】遅延時素回路3は、コンデンサC3を有
し、コンデンサC3が断続出力S1に応じて充電され、
断続出力S1が停止したときに充電よりも長い時間をか
けて放電するように構成される。
し、コンデンサC3が断続出力S1に応じて充電され、
断続出力S1が停止したときに充電よりも長い時間をか
けて放電するように構成される。
【0020】判定回路4は、コンデンサC3の端子電圧
Vaの有無に応じてロック狂いを判定する。具体的に
は、図2に示すように、判定レベルVkを有し、コンデ
ンサC3の端子電圧Vaが判定レベルVk以下になった
ときに、ロック狂いが発生したと判定し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を出力する。ロック狂い「有」の
判定信号S2は、鎖錠機構のメンテナンスが必要である
旨の警報信号を構成する。
Vaの有無に応じてロック狂いを判定する。具体的に
は、図2に示すように、判定レベルVkを有し、コンデ
ンサC3の端子電圧Vaが判定レベルVk以下になった
ときに、ロック狂いが発生したと判定し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を出力する。ロック狂い「有」の
判定信号S2は、鎖錠機構のメンテナンスが必要である
旨の警報信号を構成する。
【0021】上述したように、電源回路1は、周期的に
断続する断続電源E1を発生する。検出部2は、発光素
子211が断続電源E1に応じて発光し、受光素子21
2が発光素子211に対向して設けられ、受光量に応じ
て断続出力S1を発生し、移動スリット23が発光素子
211と受光素子212との間を移動可能に設けられ、
狂い量に応じて発光素子211と受光素子212との間
を遮断する。このため、ロック狂いが発生していない場
合は、発光素子211と受光素子212との間が移動ス
リット23により遮断されず、受光素子212が発光素
子211の断続光P1に応じて断続出力S1を発生す
る。ロック狂いが発生した場合は、発光素子211と受
光素子212との間が移動スリット23により遮断さ
れ、受光素子212が断続出力S1を発生しなくなる。
断続する断続電源E1を発生する。検出部2は、発光素
子211が断続電源E1に応じて発光し、受光素子21
2が発光素子211に対向して設けられ、受光量に応じ
て断続出力S1を発生し、移動スリット23が発光素子
211と受光素子212との間を移動可能に設けられ、
狂い量に応じて発光素子211と受光素子212との間
を遮断する。このため、ロック狂いが発生していない場
合は、発光素子211と受光素子212との間が移動ス
リット23により遮断されず、受光素子212が発光素
子211の断続光P1に応じて断続出力S1を発生す
る。ロック狂いが発生した場合は、発光素子211と受
光素子212との間が移動スリット23により遮断さ
れ、受光素子212が断続出力S1を発生しなくなる。
【0022】遅延時素回路3は、コンデンサC3が断続
出力S1に応じて充電され、断続出力S1が停止したと
きに放電するように構成される。判定回路4は、コンデ
ンサC3の端子電圧Vaの有無に応じてロック狂いを判
定する。このため、断続出力S1がなくなり、コンデン
サC3の蓄積電荷が放出され、コンデンサC3の端子電
圧Vaが判定レベルVk以下になった場合は、ロック狂
いが発生したと判定できる。この結果、転てつ器が転換
不良を発生する前にメンテナンスをすることができ、車
両の運行に支障を来すことが少なくなる。
出力S1に応じて充電され、断続出力S1が停止したと
きに放電するように構成される。判定回路4は、コンデ
ンサC3の端子電圧Vaの有無に応じてロック狂いを判
定する。このため、断続出力S1がなくなり、コンデン
サC3の蓄積電荷が放出され、コンデンサC3の端子電
圧Vaが判定レベルVk以下になった場合は、ロック狂
いが発生したと判定できる。この結果、転てつ器が転換
不良を発生する前にメンテナンスをすることができ、車
両の運行に支障を来すことが少なくなる。
【0023】遅延時素回路3は、断続出力S1が停止し
たときに、コンデンサC3の蓄積電荷が充電よりも長い
時間をかけて放電するように構成されるから、蓄積電荷
の放電に要する時間Td(図2参照)が遅延時素とな
り、移動スリット23の移動により一時的に、発光素子
211と受光素子212との間が遮断された場合に、判
定回路4においてロック狂いが発生したと判定されるこ
とはない。
たときに、コンデンサC3の蓄積電荷が充電よりも長い
時間をかけて放電するように構成されるから、蓄積電荷
の放電に要する時間Td(図2参照)が遅延時素とな
り、移動スリット23の移動により一時的に、発光素子
211と受光素子212との間が遮断された場合に、判
定回路4においてロック狂いが発生したと判定されるこ
とはない。
【0024】電源回路1は、周期的に断続する断続電源
E1を発生し、遅延時素回路3は、コンデンサC3が断
続出力S1に応じて充電され、断続出力S1が停止した
ときに放電するように構成されるから、受光素子212
が断続出力S1を発生しないように故障した場合には、
判定回路4においてロック狂いを判定し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を出力することができる。受光素
子212が断続出力S1を発生しない場合には、受光素
子212の故障のみならず、発光素子211が断続光P
1を発生しない場合も含まれる。
E1を発生し、遅延時素回路3は、コンデンサC3が断
続出力S1に応じて充電され、断続出力S1が停止した
ときに放電するように構成されるから、受光素子212
が断続出力S1を発生しないように故障した場合には、
判定回路4においてロック狂いを判定し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を出力することができる。受光素
子212が断続出力S1を発生しない場合には、受光素
子212の故障のみならず、発光素子211が断続光P
1を発生しない場合も含まれる。
【0025】図1に示す例では、検出部2は、少なくと
も一つの固定スリット213、214を含み、固定スリ
ット213、214が発光素子211または受光素子2
12の少なくとも一方と移動スリット23との間に設け
られる。この構成によれば、固定スリット213、21
4の絞り込みにより、ロック狂いの検出精度が向上する
と共に、外来光の影響が少なくなり、信頼性の高いロッ
ク狂い検出装置が得られる。
も一つの固定スリット213、214を含み、固定スリ
ット213、214が発光素子211または受光素子2
12の少なくとも一方と移動スリット23との間に設け
られる。この構成によれば、固定スリット213、21
4の絞り込みにより、ロック狂いの検出精度が向上する
と共に、外来光の影響が少なくなり、信頼性の高いロッ
ク狂い検出装置が得られる。
【0026】転てつ器のロックピースと鎖錠かんの切欠
きとの間隔は片側で1.5mm程度と狭く、しかも間隔が
1.3mm程度になったらロック狂いを判定しなけばなら
ないが、かかる構成によれば充分に対応することができ
る。
きとの間隔は片側で1.5mm程度と狭く、しかも間隔が
1.3mm程度になったらロック狂いを判定しなけばなら
ないが、かかる構成によれば充分に対応することができ
る。
【0027】判定回路4は、入力インピーダンスRiが
コンデンサC3の放電経路を構成する。この構成によれ
ば、コンデンサC3の静電容量C1と判定回路4の入力
インピーダンスRiによる時定数に応じて遅延時素Td
(図2参照)が定まり、遅延時素Tdを経過した時点で
ロック狂いを判定できる。また、遅延時素回路3と判定
回路4との間が断線した場合は、放電経路が形成できな
くなり、ロック狂いを判定できる。
コンデンサC3の放電経路を構成する。この構成によれ
ば、コンデンサC3の静電容量C1と判定回路4の入力
インピーダンスRiによる時定数に応じて遅延時素Td
(図2参照)が定まり、遅延時素Tdを経過した時点で
ロック狂いを判定できる。また、遅延時素回路3と判定
回路4との間が断線した場合は、放電経路が形成できな
くなり、ロック狂いを判定できる。
【0028】図3は図1に示す遅延時素回路の具体的一
例を示す回路図である。遅延時素回路3は、断続出力S
1に応じて電源電圧Vccよりも高い電圧Vaに昇圧しそ
の電圧VaをコンデンサC3に供給する。
例を示す回路図である。遅延時素回路3は、断続出力S
1に応じて電源電圧Vccよりも高い電圧Vaに昇圧しそ
の電圧VaをコンデンサC3に供給する。
【0029】抵抗R1は、一端が入力端子33に接続さ
れ、他端がトランジスタT1のベースに接続される。ト
ランジスタT1は、エミッタが接地端子34に接続さ
れ、コレクタが抵抗R2の一端に接続される。抵抗R2
の他端は、抵抗R3及びコンデンサC1の一端に接続さ
れる。抵抗R3の他端は、電源電圧Vccが供給される電
源端子35に接続される。コンデンサC1の他端(+
側)は、ダイオードD1のカソード及びダイオードD2
のアノードに接続される。ダイオードD1のアノード
は、電源端子35に接続される。ダイオードD2のカソ
ードは、コンデンサC3の一端(+側)に接続される。
コンデンサC3の他端は、電源端子35に接続される。
コンデンサC3の一端は、出力端子36に接続される。
れ、他端がトランジスタT1のベースに接続される。ト
ランジスタT1は、エミッタが接地端子34に接続さ
れ、コレクタが抵抗R2の一端に接続される。抵抗R2
の他端は、抵抗R3及びコンデンサC1の一端に接続さ
れる。抵抗R3の他端は、電源電圧Vccが供給される電
源端子35に接続される。コンデンサC1の他端(+
側)は、ダイオードD1のカソード及びダイオードD2
のアノードに接続される。ダイオードD1のアノード
は、電源端子35に接続される。ダイオードD2のカソ
ードは、コンデンサC3の一端(+側)に接続される。
コンデンサC3の他端は、電源端子35に接続される。
コンデンサC3の一端は、出力端子36に接続される。
【0030】入力端子33に高レベルの断続出力S1が
供給されたときは、トランジスタT1が導通し、コンデ
ンサC1がダイオードD1及び抵抗R2を介して充電さ
れる。コンデンサC1は、端子電圧Vc1が抵抗R2と抵
抗R3の直列回路における抵抗R3の分圧電圧となるま
で充電される。
供給されたときは、トランジスタT1が導通し、コンデ
ンサC1がダイオードD1及び抵抗R2を介して充電さ
れる。コンデンサC1は、端子電圧Vc1が抵抗R2と抵
抗R3の直列回路における抵抗R3の分圧電圧となるま
で充電される。
【0031】入力端子33に低レベルの断続出力S1が
供給されたときは、トランジスタT1が開放(不導通)
し、コンデンサC1の+側の電位が電源電圧Vccとコン
デンサC1の充電電圧Vc1との加算電圧(Va)による
電位まで上昇する。このため、コンデンサC3は、結果
的に、端子電圧がコンデンサC1の充電電圧Vc1と等し
くなるまで充電される。これにより、出力端子36か
ら、電源電圧Vccよりも高い電圧Vaが得られる。
供給されたときは、トランジスタT1が開放(不導通)
し、コンデンサC1の+側の電位が電源電圧Vccとコン
デンサC1の充電電圧Vc1との加算電圧(Va)による
電位まで上昇する。このため、コンデンサC3は、結果
的に、端子電圧がコンデンサC1の充電電圧Vc1と等し
くなるまで充電される。これにより、出力端子36か
ら、電源電圧Vccよりも高い電圧Vaが得られる。
【0032】この構成によれば、トランジスタT1等の
回路素子の導通故障及び開放故障の何れの故障が発生し
た場合でも、コンデンサC3の一端(+側)の電位が最
悪の場合でも電源電圧Vccまで低下し、その変化分Vc1
に基づいて故障を検知できるようになる。
回路素子の導通故障及び開放故障の何れの故障が発生し
た場合でも、コンデンサC3の一端(+側)の電位が最
悪の場合でも電源電圧Vccまで低下し、その変化分Vc1
に基づいて故障を検知できるようになる。
【0033】遅延時素回路3は、電源電圧Vccよりも高
い電圧に昇圧する機能と、コンデンサC3に対する充放
電機能を有すればよく、倍電圧整流回路等でも構成する
ことができる。
い電圧に昇圧する機能と、コンデンサC3に対する充放
電機能を有すればよく、倍電圧整流回路等でも構成する
ことができる。
【0034】判定回路4は、コンデンサC3の一端(+
側)の電位が電源電圧Vccよりも高く定められたレベル
Vk(図2参照)以上であるか否かによってロック狂い
を判定する。この構成によれば、短絡故障及び断線故障
の何れの場合にも、コンデンサC3の一端(+側)の電
位が電源電圧Vccまで低下するので、ロック狂いが発生
したと判定でき、非対称誤りモードを確保することがで
きる。
側)の電位が電源電圧Vccよりも高く定められたレベル
Vk(図2参照)以上であるか否かによってロック狂い
を判定する。この構成によれば、短絡故障及び断線故障
の何れの場合にも、コンデンサC3の一端(+側)の電
位が電源電圧Vccまで低下するので、ロック狂いが発生
したと判定でき、非対称誤りモードを確保することがで
きる。
【0035】図4は図1に示す判定回路の具体的一例を
示す回路図である。判定回路4は、ウインドウコンパレ
ータWを含む。図示のウインドウコンパレータWは、特
公平5ー2948号公報に開示されたウインドウコンパ
レータと同様に構成される。図において、特公平5ー2
948号公報の第3図と同一参照符号は同一性ある構成
部分を示している。判定回路4の入力端子41は、遅延
時素回路3のコンデンサC3の端子電圧Vaが供給さ
れ、ウインドウコンパレータWの入力端子A4、A5は
共通接続される。判定回路4の電源端子42は、電源電
圧Vccが供給され、トランジスタT4のエミッタ及びト
ランジスタT5のエミッタに接続される。判定回路4の
接地端子43は、ウインドウコンパレータWのグランド
端子Gに接続される。出力端子44は、ウインドウコン
パレータWの出力端子Voに接続される。
示す回路図である。判定回路4は、ウインドウコンパレ
ータWを含む。図示のウインドウコンパレータWは、特
公平5ー2948号公報に開示されたウインドウコンパ
レータと同様に構成される。図において、特公平5ー2
948号公報の第3図と同一参照符号は同一性ある構成
部分を示している。判定回路4の入力端子41は、遅延
時素回路3のコンデンサC3の端子電圧Vaが供給さ
れ、ウインドウコンパレータWの入力端子A4、A5は
共通接続される。判定回路4の電源端子42は、電源電
圧Vccが供給され、トランジスタT4のエミッタ及びト
ランジスタT5のエミッタに接続される。判定回路4の
接地端子43は、ウインドウコンパレータWのグランド
端子Gに接続される。出力端子44は、ウインドウコン
パレータWの出力端子Voに接続される。
【0036】ウインドウコンパレータWは、発振可能な
上限値(VH )及び下限値(VL )を有し、コンデンサ
C3の端子電圧Vaが上限値(VH )と下限値(VL )
の間から外れたときに、発振停止となり、ロック狂い
「有」を判定する。上限値(VH )は、入力端子A5に
与えられる電圧(V5 )が特公平5ー2948号公報の
(4)式を満たす値であり、下限値(VL )は、入力端
子A4に与えられる電圧(V4 )が特公平5ー2948
号公報の(3)式を満たす値である。
上限値(VH )及び下限値(VL )を有し、コンデンサ
C3の端子電圧Vaが上限値(VH )と下限値(VL )
の間から外れたときに、発振停止となり、ロック狂い
「有」を判定する。上限値(VH )は、入力端子A5に
与えられる電圧(V5 )が特公平5ー2948号公報の
(4)式を満たす値であり、下限値(VL )は、入力端
子A4に与えられる電圧(V4 )が特公平5ー2948
号公報の(3)式を満たす値である。
【0037】上限値VH 及び下限値VL は、図5に示す
ように、電源電圧Vccよりも上側に設定される。正常時
のコンデンサC3の端子電圧Vaは、抵抗R2(図3参
照)を調整し、上限値VH より小さく、下限値VL より
も大きい値に調整される。
ように、電源電圧Vccよりも上側に設定される。正常時
のコンデンサC3の端子電圧Vaは、抵抗R2(図3参
照)を調整し、上限値VH より小さく、下限値VL より
も大きい値に調整される。
【0038】この構成によれば、発振可能な領域が狭ま
り、ロック狂いの判定精度が一層向上すると共に、ロッ
ク狂い「無」の判定信号S2が発振出力となるので、ロ
ック狂い検出装置が故障した場合、判定信号S2の伝送
ラインの断線等で発振出力がなくなったときにはロック
狂い「有」の判定信号S2を構成できる。このため、ロ
ック狂い「有」にのみ誤る判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置が得られる。
り、ロック狂いの判定精度が一層向上すると共に、ロッ
ク狂い「無」の判定信号S2が発振出力となるので、ロ
ック狂い検出装置が故障した場合、判定信号S2の伝送
ラインの断線等で発振出力がなくなったときにはロック
狂い「有」の判定信号S2を構成できる。このため、ロ
ック狂い「有」にのみ誤る判定信号を出力し得るロック
狂い検出装置が得られる。
【0039】図6は本発明に係るロック狂い検出装置の
別の例を示すブロック図である。図において、図1と同
一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
別の例を示すブロック図である。図において、図1と同
一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
【0040】検出部21、22は、それぞれが転てつ器
の定位または反位の位置における狂い量に応じて断続出
力S1を発生する。遅延時素回路31、32は、それぞ
れが検出部21、22の後段に備えられる。判定回路4
は、遅延時素回路31、32のそれぞれの出力のアンド
をとる。この構成によれば、図1に示す例とは異なっ
て、検出部21、22が定位または反位のそれぞれの位
置において、独立してロック狂いを判定できるので、検
出部21、22の調整が容易になるとともに、更に高精
度でロック狂いを判定できる。
の定位または反位の位置における狂い量に応じて断続出
力S1を発生する。遅延時素回路31、32は、それぞ
れが検出部21、22の後段に備えられる。判定回路4
は、遅延時素回路31、32のそれぞれの出力のアンド
をとる。この構成によれば、図1に示す例とは異なっ
て、検出部21、22が定位または反位のそれぞれの位
置において、独立してロック狂いを判定できるので、検
出部21、22の調整が容易になるとともに、更に高精
度でロック狂いを判定できる。
【0041】遅延時素回路31、32は、図3のように
構成される場合には、増幅部Aが抵抗R1〜R3及びト
ランジスタT1で構成される。倍電圧整流回路で構成さ
れる場合には、例えば、増幅部Aが正負に振れる方形波
を出力するように構成される。
構成される場合には、増幅部Aが抵抗R1〜R3及びト
ランジスタT1で構成される。倍電圧整流回路で構成さ
れる場合には、例えば、増幅部Aが正負に振れる方形波
を出力するように構成される。
【0042】図7は図6に示す判定回路の具体的な回路
図である。図において、図4と同一参照符号は同一性あ
る構成部分を示す。
図である。図において、図4と同一参照符号は同一性あ
る構成部分を示す。
【0043】判定回路4は、2つのウインドウコンパレ
ータW1、W2と、アンド回路46とを備える。ウイン
ドウコンパレータW1、W2は、遅延時素回路31、3
2から供給されるコンデンサC3の端子電圧Va1、Va2
に基づき、定位及び反位のロック狂いの有無を判定す
る。定位側にロック狂いが発生した場合は、端子電圧V
a1が下限値VL1よりも低下し、発振出力Vo1を停止す
る。反位側にロック狂いが発生した場合は、端子電圧V
a2が下限値VL2よりも低下し、発振出力Vo2を停止す
る。アンド回路46は、定位及び反位のロック狂いの有
無に応じたアンド論理をとる。発振出力Vo1及び発振出
力Vo2がある場合は、アンド条件が成立し、ロック狂い
「無」の判定信号S2を発生する。発振出力Vo1及び発
振出力Vo2の何れかが発振出力を停止した場合には、ロ
ック狂い「有」の判定信号S2を発生する。
ータW1、W2と、アンド回路46とを備える。ウイン
ドウコンパレータW1、W2は、遅延時素回路31、3
2から供給されるコンデンサC3の端子電圧Va1、Va2
に基づき、定位及び反位のロック狂いの有無を判定す
る。定位側にロック狂いが発生した場合は、端子電圧V
a1が下限値VL1よりも低下し、発振出力Vo1を停止す
る。反位側にロック狂いが発生した場合は、端子電圧V
a2が下限値VL2よりも低下し、発振出力Vo2を停止す
る。アンド回路46は、定位及び反位のロック狂いの有
無に応じたアンド論理をとる。発振出力Vo1及び発振出
力Vo2がある場合は、アンド条件が成立し、ロック狂い
「無」の判定信号S2を発生する。発振出力Vo1及び発
振出力Vo2の何れかが発振出力を停止した場合には、ロ
ック狂い「有」の判定信号S2を発生する。
【0044】断続出力S1の発振周波数が低下したり、
抵抗R2が短絡される等の故障(図3参照)が発生し、
端子電圧Va1、Va2が上限値VH1、VH2よりも上昇した
場合は、発振出力Vo1、Vo2が停止し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を発生する。
抵抗R2が短絡される等の故障(図3参照)が発生し、
端子電圧Va1、Va2が上限値VH1、VH2よりも上昇した
場合は、発振出力Vo1、Vo2が停止し、ロック狂い
「有」の判定信号S2を発生する。
【0045】図8は図7に示す判定回路の動作を示す図
である。図において、図7と同一参照符号は同一性ある
構成部分を示している。横軸は定位側に接続される遅延
時素回路31の出力電圧Va1をとってあり、縦軸は反位
側に接続される遅延時素回路32の出力電圧Va2をとっ
てある。出力電圧Va1が下限値VL1よりも大きく上限値
VH1よりも小さく、かつ、出力電圧Va2が下限値VL2よ
りも大きく上限値VH2よりも小さい場合は、ウインドウ
コンパレータW1、W2が発振可能領域にあり、ロック
狂い「無」の判定信号S2を発生する。
である。図において、図7と同一参照符号は同一性ある
構成部分を示している。横軸は定位側に接続される遅延
時素回路31の出力電圧Va1をとってあり、縦軸は反位
側に接続される遅延時素回路32の出力電圧Va2をとっ
てある。出力電圧Va1が下限値VL1よりも大きく上限値
VH1よりも小さく、かつ、出力電圧Va2が下限値VL2よ
りも大きく上限値VH2よりも小さい場合は、ウインドウ
コンパレータW1、W2が発振可能領域にあり、ロック
狂い「無」の判定信号S2を発生する。
【0046】図7に示す例では、アンド回路46は、ア
ンド条件が成立したときに、判定信号S2を発振状態に
する。この構成によれば、ロック狂い「無」の判定信号
S2が発振出力となるので、ロック狂い検出装置が故障
した場合、判定信号S2の伝送ラインの断線等で発振出
力がなくなった時に、判定信号S2も非対称誤りモード
を確保することができる。
ンド条件が成立したときに、判定信号S2を発振状態に
する。この構成によれば、ロック狂い「無」の判定信号
S2が発振出力となるので、ロック狂い検出装置が故障
した場合、判定信号S2の伝送ラインの断線等で発振出
力がなくなった時に、判定信号S2も非対称誤りモード
を確保することができる。
【0047】図7に示す例では、増幅回路51が判定信
号S2を増幅し、トランス52が判定信号S2の絶縁
(アイソレーション)を行ない、整流平滑回路53が判
定信号S2の整流及び平滑を行ない、リレー54が平滑
出力により励磁される。ロック狂い「無」の判定信号S
2を出力する場合は、リレー54が励磁され、扛上接点
R1が閉成し、ロック狂い「無」の出力信号S3を発生
する。ロック狂い「有」の判定信号S2を出力する場合
は、リレー54が励磁されず、扛上接点54R1が開成
し、ロック狂い「有」の出力信号S3を発生する。この
構成によれば、出力信号S3により、他の制御装置をロ
ック狂いの有無に応じて直接的に制御できる。
号S2を増幅し、トランス52が判定信号S2の絶縁
(アイソレーション)を行ない、整流平滑回路53が判
定信号S2の整流及び平滑を行ない、リレー54が平滑
出力により励磁される。ロック狂い「無」の判定信号S
2を出力する場合は、リレー54が励磁され、扛上接点
R1が閉成し、ロック狂い「無」の出力信号S3を発生
する。ロック狂い「有」の判定信号S2を出力する場合
は、リレー54が励磁されず、扛上接点54R1が開成
し、ロック狂い「有」の出力信号S3を発生する。この
構成によれば、出力信号S3により、他の制御装置をロ
ック狂いの有無に応じて直接的に制御できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)故障時にはロック狂い「有」の判定信号を出力し
得るロック狂い検出装置を提供できる。 (b)ロック狂い「有」にのみ誤る判定信号を出力し得
るロック狂い検出装置を提供できる。
下のような効果が得られる。 (a)故障時にはロック狂い「有」の判定信号を出力し
得るロック狂い検出装置を提供できる。 (b)ロック狂い「有」にのみ誤る判定信号を出力し得
るロック狂い検出装置を提供できる。
【図1】本発明に係るロック狂い検出装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1に示す判定回路の動作を説明する図であ
る。
る。
【図3】図1に示す遅延時素回路の具体的一例を示す回
路図である。
路図である。
【図4】図1に示す判定回路の具体的一例を示す回路図
である。
である。
【図5】図4に示す判定回路の動作を説明する図であ
る。
る。
【図6】本発明に係るロック狂い検出装置の別の例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】図6に示す判定回路の具体的な回路図である。
【図8】図7に示す判定回路の動作を示す図である。
1 電源回路 2 検出部 211 発光素子 212 受光素子 23 移動スリット 3 遅延時素回路 C3 コンデンサ 4 判定回路 E1 断続電源 P1 断続光 S1 断続出力 S2 判定出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 5/10
Claims (8)
- 【請求項1】 電源回路と、検出部と、遅延時素回路
と、判定回路とを含むロック狂い検出装置であって、 前記電源回路は、周期的に断続する断続電源を発生する
ものであり、 前記検出部は、発光素子と、受光素子と、移動スリット
とを含み、前記発光素子が前記断続電源に応じて発光
し、前記受光素子が前記発光素子に対向して設けられ、
受光量に応じて断続出力を発生し、前記移動スリットが
前記発光素子と前記受光素子との間を移動可能に設けら
れ、狂い量に応じて前記発光素子と前記受光素子との間
を遮断するものであり、 前記遅延時素回路は、コンデンサを有し、前記コンデン
サが前記断続出力に応じて充電されるものであり、 前記判定回路は、入力インピーダンスが前記コンデンサ
の放電経路を構成し、前記コンデンサの端子電圧の有無
に応じてロック狂いを判定し、判定信号を出力するもの
であり、前記遅延時素回路のコンデンサに蓄積された電荷は、前
記断続出力が停止したとき、前記入力インピーダンスを
通して放電される ロック狂い検出装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記電源回路は、電源部と、発振部とを含み、前記発振
部が発振周波数に応じて前記電源部の電源出力をスイッ
チングし前記断続電源を得るロック狂い検出装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記検出部は、少なくとも一つの固定スリットを含み、
前記固定スリットが前記発光素子または前記受光素子の
少なくとも一方と前記移動スリットとの間に設けられる
ロック狂い検出装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記遅延時素回路は、前記断続出力に応じて電源電圧よ
りも高い電圧に昇圧しその電圧を前記コンデンサに供給
するロック狂い検出装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記判定回路は、前記コンデンサの端子電圧が前記電源
電圧よりも高い定められたレベル以上であるか否かによ
ってロック狂いを判定するロック狂い検出装置。 - 【請求項6】 請求項4に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記判定回路は、ウインドウコンパレータを含んでお
り、 前記ウインドウコンパレータは、発振可能な上限値及び
下限値を有し、前記コンデンサの端子電圧が上限値と下
限値の間から外れたときにロック狂いを判定するロック
狂い検出装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載されたロ
ック狂い検出装置であって、 前記検出部は、2つ備えられ、それぞれが定位または反
位の位置における狂い量に応じて断続出力を発生するも
のであり、 前記遅延時素回路は、2つ備えられ、それぞれが前記検
出部の後段に備えられており、 前記判定回路は、前記遅延時素回路の出力のアンド論理
をとり、その出力を前記判定信号とするものであるロッ
ク狂い検出装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載されたロック狂い検出装
置であって、 前記判定回路は、アンド条件が成立したときに、前記判
定信号が発振状態となるロック狂い検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00806396A JP3287446B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ロック狂い検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00806396A JP3287446B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ロック狂い検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193801A JPH09193801A (ja) | 1997-07-29 |
JP3287446B2 true JP3287446B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=11682895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00806396A Expired - Fee Related JP3287446B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | ロック狂い検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287446B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110916698A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-03-27 | 东软医疗系统股份有限公司 | 一种自锁型ct机架及车载型ct机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4981082B2 (ja) * | 2009-03-13 | 2012-07-18 | 株式会社京三製作所 | 転てつ機のロック偏移量検出器 |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP00806396A patent/JP3287446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110916698A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-03-27 | 东软医疗系统股份有限公司 | 一种自锁型ct机架及车载型ct机 |
CN110916698B (zh) * | 2019-11-15 | 2023-05-02 | 东软医疗系统股份有限公司 | 一种自锁型ct机架及车载型ct机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09193801A (ja) | 1997-07-29 |
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---|---|---|---|
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