JP3287123B2 - 起爆素子着火装置 - Google Patents

起爆素子着火装置

Info

Publication number
JP3287123B2
JP3287123B2 JP18842394A JP18842394A JP3287123B2 JP 3287123 B2 JP3287123 B2 JP 3287123B2 JP 18842394 A JP18842394 A JP 18842394A JP 18842394 A JP18842394 A JP 18842394A JP 3287123 B2 JP3287123 B2 JP 3287123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
ignition
constant voltage
control element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18842394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0853047A (ja
Inventor
静雄 高橋
学 平尾
誠二 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP18842394A priority Critical patent/JP3287123B2/ja
Publication of JPH0853047A publication Critical patent/JPH0853047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287123B2 publication Critical patent/JP3287123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のエアバッグをそ
れぞれの展開トリガである起爆素子に必要かつ十分な着
火電流を通電して確実に展開できるようにした起爆素子
着火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両衝突時に乗員保護を図るエアバッグ
装置は、車両が衝撃を受けたときに機械的に衝撃を感知
して閉成する衝撃感知センサと衝突判定回路からの指令
を受けて導通するトランジスタとにより、スクウィブと
呼ばれる起爆素子に所定の電流すなわち着火電流を通電
して起爆させ、ガス圧力等によりエアバッグを瞬時に展
開させる構成とされている。衝突判定回路は、衝撃の大
きさだけでなくその時間経過も考慮するなど様々なファ
クタを総合して衝突判定するため、悪路や路肩から受け
る小衝撃のようにエアバッグを展開させる必要のない衝
撃を受けたときに、エアバッグの不必要な展開を未然に
防止するなどの効果的な働きをする。しかしながら、C
PUを構成主体とする衝突判定回路は、電磁波ノイズ等
を受けて誤動作する虞れがあるため、衝突判定回路の誤
動作に起因する起爆素子の暴発を排除する意味で、セー
フィングセンサと呼ばれる衝撃感知センサは不可欠であ
り、衝突判定回路と衝撃感知センサが相互に補完し合う
ことで、真に必要なときにだけエアバッグが展開できる
ようになっていた。
【0003】図3に示す従来の起爆素子着火装置1は、
運転席側と助手席側にそれぞれ組み込まれたエアバッグ
(図示せず)を着火展開させるため、各エアバッグに対
応する2個の起爆素子2d,2aを回り込み防止ダイオ
ードDd,Daを介して衝撃感知センサ3に並列接続
し、さらにダイオードDbを介してバッテリ電源4に接
続するとともに、各起爆素子2d,2aを衝突判定回路
(図示せず)の衝突判定出力を受けて導通するトランジ
スタQd,Qaを介してそれぞれ接地することにより、
着火回路5を構成してある。また、車両衝突時の衝撃で
バッテリ電源4が切断される事故に備え、ダイオードD
bと衝撃感知センサ3の間に充電抵抗Roと放電ダイオ
ードDoの並列接続回路を介してバックアップコンデン
サCoが接続してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、起爆素子2
d,2aは、2Ω程度の抵抗値を有しており、2A程度
の着火電流を所定時間に亙って通電することにより、起
爆着火させることができるが、車載用バッテリ電源4
は、12V電源車でも実際の出力電圧は14V程度ある
ため、仮にダイオードDbやDd,Da等における順方
向電圧降下を考慮しても、衝撃感知センサ3とトランジ
スタQd,Qaが閉成したときに、各起爆素子2d,2
aには12V程度の電圧が印加され、それぞれ5〜6A
程度の着火電流が流れる。従って、起爆素子2d,2a
に対しては短時間で十分な着火エネルギが供給されるこ
とになるが、衝撃感知センサ3には10A〜12Aの着
火電流が一度に流れるため、たとえ安全余裕を少なめに
見込んだにしても衝撃感知センサには相当大きな電流容
量を確保しておく必要があり、そのことが製造コストの
圧迫要因となっていた。また、電流容量が要求値ぎりぎ
りの衝撃感知センサ3を用いたりすると、着火電流によ
って衝撃感知センサ3自体が熔断してしまうことがあ
り、着火電流は十分であるにも拘わらず、起爆素子2
d,2aに所要の着火エネルギが与えられる前に着火電
流の供給が断たれることで、起爆素子2d,2aが着火
に至らないことがあるといった課題があった。
【0005】また、前部座席だけでなく後部座席にもエ
アバッグを搭載する車両の場合、一つの車両に4個以上
のエアバッグを展開させることのできる起爆素子着火装
置が必要になる。こうした、起爆素子着火装置は、衝撃
感知センサ3の電流容量が起爆素子数に比例して肥大化
するのは当然であり、またバックアップコンデンサの容
量も相当大きな容量を確保する必要があるために、全体
に製造コストが切り上げ圧迫を受けやすい等の課題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、着火電流を通電されて起爆する互い
に並列接続された複数の起爆素子と衝撃を感知して閉成
する衝撃感知センサとをバッテリ電源に直列的に接続し
てなる着火回路と、前記バッテリ電源に接続され、該バ
ッテリ電源の出力電圧を、前記各起爆素子に通電する着
火電流の総計が前記衝撃感知センサの電流容量以下とな
るよう一定電圧に制御する定電圧回路とを具備すること
を特徴とするものである。
【0007】また、本発明は、定電圧回路が、前記バッ
テリ電源に通ずる着火電流通電路に接続した制御素子
と、該制御素子の出力電圧をあらかじめ設定された設定
電圧と比較し、誤差電圧を前記制御素子に帰還する誤差
増幅器とを含むこと、或いは、前記制御素子の出力電圧
を検出し、前記設定電圧を切り替えたときの該出力電圧
の挙動に基づいて診断を行う診断回路が接続されたこ
と、さらには前記制御素子に並列接続した抵抗と、前記
制御素子に接続され、前記抵抗からの逆流を阻止するダ
イオードとを含むこと等を、他の特徴とするものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1,2を
参照して説明する。図1は、本発明の起爆素子着火装置
の一実施例を示す回路構成図である。
【0009】図1に示す起爆素子着火装置11は、起爆
素子2d,2aやトランジスタQd,Qaとともに着火
回路5の主要部を構成するバッテリ電源4と衝撃感知セ
ンサ3との間に、起爆素子2d,2aに対し必要かつ十
分な着火電流を通電するための定電圧回路12を接続し
たものである。定電圧回路12は、各起爆素子2d,2
aに通電する着火電流の総計が衝撃感知センサ3の電流
容量以下となるよう衝撃感知センサ3の端子電圧を一定
電圧(例えば、8V程度)に制御するものであり、ダイ
オードDbと衝撃感知センサ3との間の着火電流通電路
に制御素子として接続したトランジスタQcのゲート電
圧を、制御対象となるソース電圧すなわち衝撃感知セン
サ3の端子電圧に応じて可変制御する構成とされてい
る。トランジスタQcのソース電圧は、分圧抵抗R1,
R2の分圧比に応じて分圧されて誤差増幅器13の反転
入力端子に検出電圧として印加されるが、誤差増幅器1
3は、3端子レギュレータ14の5Vの出力電圧を分圧
抵抗R3,R4により分圧したものを設定電圧として非
反転入力端子に与えられており、設定電圧と検出電圧の
差電圧が、誤差増幅器13の出力端子に抵抗R5を介し
てゲート接続したトランジスタQfを介してトランジス
タQcに帰還される。
【0010】トランジスタQfはソース接地であり、そ
のドレインが2個の抵抗R6,R7を介してトランジス
タQcのドレインに接続されており、抵抗R6,R7の
中点がトランジスタQcのゲートに接続されている。こ
のため、トランジスタQcのソース電圧が低下すると、
誤差増幅器13の出力電圧が大となり、トランジスタQ
fを流れるドレイン電流が増大することで、トランジス
タQcのゲート電圧は低下する。その結果、トランジス
タQcを流れるドレイン電流が増大し、ソース電圧は回
復する。また、これとは逆に、トランジスタQcのソー
ス電圧が増大すると、誤差増幅器13の出力電圧が小さ
くなり、トランジスタQfを流れるドレイン電流が減少
することで、トランジスタQcのゲート電圧は増大す
る。その結果、トランジスタQcを流れるドレイン電流
が減少し、ソース電圧は抑制されて所定電圧にまで降圧
する。
【0011】実施例に示した3端子レギュレータ14
は、バッテリ電源4の出力電圧Vbを該出力電圧の変動
に拘わらず一定電圧に降圧するものであり、接地端子を
含む外部接続用3端子のうち入力端子をダイオードDs
を介してバッテリ電源4に接続するとともに、出力端子
を抵抗R3に接続してある。3端子レギュレータ14
は、入・出力端子間に接続したトランジスタQrのエミ
ッタ電圧すなわち出力電圧Voを、抵抗R8,R9によ
り分圧して誤差増幅器14aの反転入力端子に印加し、
誤差増幅器14aの非反転入力端子に接続したツェナー
ダイオードDzの降伏電圧VzとR9・Vo/(R8+
R9)との誤差電圧が零となるよう、誤差増幅器14a
の出力をトランジスタQrのベースに帰還する構成をと
っている。従って、3端子レギュレータ14は安定化直
流電源回路として機能し、バッテリ電源4の出力電圧V
bが12V前後で変動しようとも、常に5Vの一定電圧
Vccを出力することができる。
【0012】なお、誤差増幅器13に設定電圧を与える
分圧抵抗R3には、診断指令によって閉成するトランジ
スタQsと抵抗R10の直列接続回路が並列接続してあ
り、定電圧回路12を診断するさいにトランジスタQs
を閉成させることで、誤差増幅器13の設定電圧が大に
切り替えられるため、そのときのトランジスタQcのソ
ース電圧を観察することで、定電圧回路の異常診断が可
能である。すなわち、誤差増幅器13に与える設定電圧
を高電圧に切り替えたときに、誤差増幅器13の出力電
圧がステップ的に増大してトランジスタQcが導通する
ため、トランジスタQcの導通とともにソース電圧に現
れる相応の変化を観察することにより、定電圧回路12
の異常の有無を診断することができる。15は、そのと
きのトランジスタQcの出力電圧を監視する診断回路で
あり、トランジスタQd,QaやトランジスタQsに対
し開閉制御指令を発するCPU(図示せず)に内蔵され
るのが普通である。
【0013】ところで、トランジスタQd,Qaが導通
し、かつ撃感知センサ3が閉成すると、ダイオードDb
とトランジスタQcを介して衝撃感知センサ3に着火電
流が通電され、衝撃感知センサ3を通った着火電流が、
互いに並列のダイオードDd,Daによって分流され、
起爆素子2d,2aとトランジスタQd,Qaに流れ
る。この場合、定電圧回路12の働きにより、衝撃感知
センサ3の端子電圧は例えば8V一定に保たれる。この
ため、各起爆素子2d,2aを流れる着火電流は3〜4
A程度に制限され、衝撃感知センサ3にはその電流容量
に満たない総計6〜8Aの着火電流が流れることにな
る。これは、一重に定電圧回路12の働きに負うもので
あり、衝撃感知センサ3を10〜12A程度の着火電流
が流れていた従来の起爆素子着火装置1と比べ、衝撃感
知センサ3の電流容量を3/5〜2/3程度に減らすこ
とができ、使用する衝撃感知センサ3の部品コストの引
き下げが可能になる。また、衝撃の発生とともにバッテ
リ電源4が切断されてしまう事故に備えるバックアップ
コンデンサCoに関しても、起爆素子2d,2aにおけ
る総消費電流が抑制されたことで、容量を従来よりも小
さなものとすることができ、この点も製造コストの切り
下げに寄与することになる。
【0014】このように、起爆素子着火装置11は、各
起爆素子2d,2aに必要かつ十分な着火電流が通電さ
れるよう定電圧回路12が衝撃感知センサ3の端子電圧
を定電圧制御するため、衝撃感知センサ3の電流容量を
削減して衝撃感知センサ3の部品コストを下げるととも
に、使用するバックアップコンデンサCoの部品コスト
を下げて、装置全体の製造コスト低減に寄与することが
できことができる。また、過大な着火電流が衝撃感知セ
ンサ3を流れることで衝撃感知センサ3が熔断してしま
い、十分な着火エネルギを与えられないまま起爆素子2
d,2aが不発に終わるといった不都合も良好に排除す
ることができる。
【0015】また、トランジスタQcと誤差増幅器13
は、閉じた制御ループによって結ばれているため、定電
圧回路12は負帰還型の安定した定電圧制御が可能であ
り、バッテリ電源4の出力電圧の変動や負荷変動によら
ず、トランジスタQcの出力電圧を常に一定電圧に制御
することができるため、いかなる状況下にあっても起爆
素子2d,2aに対して必要かつ十分な着火電流を供給
することができる。
【0016】さらにまた、定電圧回路12に、トランジ
スタQcの出力電圧を検出し、設定電圧を切り替えたと
きの該出力電圧の挙動に基づいて診断を行う診回路15
を接続したので、衝撃感知センサ3が開成した状態で、
なおかつ定電圧回路12が定電圧制御動作を行っている
最中に、設定電圧を切り替えることで、トランジスタQ
cの出力電圧の変化から制御ループを異常診断すること
ができる。従って、定電圧回路12の異常を早期発見
し、衝撃感知センサ3が作動するときは常に万全の状態
で定電圧回路12による定電圧制御を期待することがで
きる。
【0017】また、上記実施例において、運転席と助手
席の乗員を保護するエアバッグを設ける外に、後部座席
の乗員保護を目的に前席の背面側にエアバッグを組み込
むなど、使用するエアバッグの数が増えることで着火電
流通電用のトランジスタQcの電流容量が不足するよう
な場合は、図2に示した起爆素子着火装置21のごと
く、トランジスタQcと並列に互いに直列に2個の抵抗
R11,R12を接続し、定電圧回路22内のトランジ
スタQcの電流負担を軽減することができる。また、定
電圧回路22の診断に支障を招かぬよう、逆流防止のた
めのダイオードDをトランジスタQcと衝撃感知センサ
3との間に接続することができる。このダイオードD
は、抵抗R11,R12側からの電流の回り込みを阻止
するので、トランジスタQsを閉成して誤差増幅器13
の設定電圧を切り替えることで、前記実施例と同様、ト
ランジスタQcのソース電圧の挙動から定電圧回路22
を診断することができる。なお、トランジスタQcを迂
回する着火電流通電路に2個の抵抗R11,R12を設
けたのは、一方の抵抗R11又はR12がショートして
も安全側に働くよう危険分散を図る目的からである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、互いに
並列接続された複数の起爆素子と衝撃感知センサとが直
列的に接続されるバッテリ電源との間に、バッテリ電源
の出力電圧を、各起爆素子に通電される着火電流の総計
が衝撃感知センサの電流容量以下となるよう一定電圧に
制御する定電圧回路を接続した構成としたから、例えば
バッテリ電源の出力電圧をそのまま衝撃感知センサを介
して複数の起爆素子に印加していたために、各起爆素子
に必要以上の過大な着火電流が通電されていた従来の起
爆素子着火装置と異なり、各起爆素子に必要かつ十分な
着火電流が通電されるよう定電圧回路が定電圧制御する
ことにより、衝撃感知センサの電流容量を削減して衝撃
感知センサの部品コストを下げることができ、また過大
な着火電流が衝撃感知センサを流れて衝撃感知センサが
熔断してしまい、十分な着火エネルギを与えられないま
ま起爆素子が不発に終わるといった不都合も良好に排除
でき、さらにまた衝撃を受けたバッテリ電源が切断され
てしまう事故に備えて設けられるバックアップコンデン
サの容量に関しても、同様の理由から削減することがで
きるため、使用するバックアップコンデンサの部品コス
トを下げて、装置全体の製造コスト低減に寄与すること
ができる等の優れた効果を奏する。
【0019】また、本発明は、定電圧回路が、前記バッ
テリ電源に通ずる着火電流通電路に接続した制御素子
と、該制御素子の出力電圧をあらかじめ設定された設定
電圧と比較し、誤差電圧を前記制御素子に帰還する誤差
増幅器とを含む構成としたから、制御素子と誤差増幅器
とを閉じた制御ループによって結んだ負帰還型の安定し
た定電圧制御が可能であり、バッテリ電源の出力電圧の
変動や負荷変動によらず、制御素子の出力電圧を常に一
定電圧に制御することができるため、いかなる状況下に
あっても起爆素子に対して必要かつ十分な着火電流を供
給することができる等の効果を奏する。
【0020】さらにまた、定電圧回路に、制御素子の出
力電圧を検出し、設定電圧を切り替えたときの該出力電
圧の挙動に基づいて診断を行う診断手段を接続したの
で、衝撃感知センサが開成した状態で、なおかつ定電圧
回路が定電圧制御動作を行っている最中に、設定電圧を
切り替えることで、制御素子の出力電圧の変化から制御
ループを異常診断することができ、定電圧回路の異常を
早期発見し、衝撃感知センサが作動するときは常に万全
の状態で定電圧回路による定電圧制御が期待できる等の
効果を奏する。
【0021】また、定電圧回路が、制御素子に並列接続
した抵抗と、前記制御素子に接続され、前記抵抗からの
逆流を阻止するダイオードとを含むことにより、起爆素
子の数からして制御素子だけでは電流容量の不足が懸念
されるような場合に、制御素子に並列接続した抵抗が電
流容量の不足を補って着火電流を通電するため、車両乗
員数に応じて必要とされる複数の起爆素子に対してそれ
ぞれ必要かつ十分な着火電流を通電することができ、ま
た制御素子に抵抗を並列接続したことで制御素子の出力
電圧に基づく診断に及ぶ影響も、ダイオードが抵抗から
の逆流を阻止することで解消することができ、誤差増幅
器の設定電圧を切り替えたときの制御素子の出力電圧の
挙動に基づいて定電圧回路を的確に診断することができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の起爆素子着火装置の一実施例を示す回
路構成図である。
【図2】図1に示した起爆素子着火装置の変形例を示す
回路構成図である。
【図3】従来の起爆素子着火装置の一例を示す回路構成
図である。
【符号の説明】
2d,2a 起爆素子 3 衝撃感知センサ 4 バッテリ電源 5 着火回路 11,21 起爆素子着火装置 12,22 定電圧回路 13 誤差増幅器 14 3端子レギュレータ 15 診断回路 Qc 制御素子(トランジスタ) R11,R12 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 誠二 大阪府大阪市中央区城見一丁目4番24号 日本電気ホームエレクトロニクス株式 会社内 (56)参考文献 実開 平6−37019(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着火電流を通電されて起爆する互いに並
    列接続された複数の起爆素子と衝撃を感知して閉成する
    衝撃感知センサとをバッテリ電源に直列的に接続してな
    る着火回路と、前記バッテリ電源に接続され、該バッテ
    リ電源の出力電圧を、前記各起爆素子に通電する着火電
    流の総計が前記衝撃感知センサの電流容量以下となるよ
    う一定電圧に制御する定電圧回路とを具備することを特
    徴とする起爆素子着火装置。
  2. 【請求項2】 前記定電圧回路は、前記バッテリ電源に
    通ずる着火電流通電路に接続した制御素子と、該制御素
    子の出力電圧をあらかじめ設定された設定電圧と比較
    し、誤差電圧を前記制御素子に帰還する誤差増幅器とを
    含むことを特徴とする請求項1記載の起爆素子着火装
    置。
  3. 【請求項3】 前記定電圧回路は、前記制御素子の出力
    電圧を検出し、前記設定電圧を切り替えたときの該出力
    電圧の挙動に基づいて診断を行う診断回路が接続された
    ことを特徴とする請求項2記載の起爆素子着火装置。
  4. 【請求項4】 前記定電圧回路は、前記制御素子に並列
    接続した抵抗と、前記制御素子に接続され、前記抵抗か
    らの逆流を阻止するダイオードとを含み、前記制御素子
    の出力電圧を検出し、前記設定電圧を切り替えたときの
    該出力電圧の挙動に基づいて診断を行う診断回路が接続
    されたことを特徴とする請求項2記載の起爆素子着火装
    置。
JP18842394A 1994-08-10 1994-08-10 起爆素子着火装置 Expired - Fee Related JP3287123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18842394A JP3287123B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 起爆素子着火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18842394A JP3287123B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 起爆素子着火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0853047A JPH0853047A (ja) 1996-02-27
JP3287123B2 true JP3287123B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=16223414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18842394A Expired - Fee Related JP3287123B2 (ja) 1994-08-10 1994-08-10 起爆素子着火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287123B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3444097B2 (ja) * 1996-06-17 2003-09-08 トヨタ自動車株式会社 乗員保護装置の強制起動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0853047A (ja) 1996-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0434678B1 (en) Air bag system for protection of the occupants of motor vehicles
US5977651A (en) Drive circuit for vehicle occupant safety apparatus
US5596497A (en) Control circuit for vehicle safety device
US7154733B2 (en) Low cost squib driver for airbag application
JPS6157219B2 (ja)
JPH042544A (ja) 車両用乗員保護装置
US7142407B2 (en) Squib driver for airbag application
US5461358A (en) Resistance measurement circuit for external deployment path of sir system
US5515027A (en) Test circuit for detection of malfunctions in an electric triggering device
JP3466563B2 (ja) 多段階制御を有する輸送手段乗客保護装置
JP3287123B2 (ja) 起爆素子着火装置
JPH0342352A (ja) 車両用エアバック点火制御装置
JP3252762B2 (ja) 起爆素子着火装置
JP3151981B2 (ja) 起爆装置
JP3360549B2 (ja) 起爆素子着火装置
JP3582822B2 (ja) 車両用乗員保護装置及びその制御方法
JP3284796B2 (ja) エアバッグ装置
JP3319179B2 (ja) 起爆素子着火装置
JP2546194Y2 (ja) エアバック装置
JP3558108B2 (ja) 乗員保護装置の駆動回路
JP3319155B2 (ja) 起爆素子着火装置
JPH08268215A (ja) 起爆素子着火装置
JP5762370B2 (ja) 乗員保護装置
JP3289540B2 (ja) 起爆素子着火装置
JPH06171454A (ja) エアーバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020212

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees