JP3287026B2 - テープガイド - Google Patents
テープガイドInfo
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- JP3287026B2 JP3287026B2 JP25030792A JP25030792A JP3287026B2 JP 3287026 B2 JP3287026 B2 JP 3287026B2 JP 25030792 A JP25030792 A JP 25030792A JP 25030792 A JP25030792 A JP 25030792A JP 3287026 B2 JP3287026 B2 JP 3287026B2
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- spring
- guide shaft
- tape guide
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ(以下、「VTR」と称する。)等の磁気記録再
生装置に使用して好適なテープガイドに関するものであ
る。
コーダ(以下、「VTR」と称する。)等の磁気記録再
生装置に使用して好適なテープガイドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、VTR等の磁気記録再生装置の普
及は目覚ましく、これに伴いVTRが身近なものになっ
ている。
及は目覚ましく、これに伴いVTRが身近なものになっ
ている。
【0003】従来、この種の磁気記録再生装置として
は、例えば図2に示すように多数のテープガイドを有す
るテープローディング装置を備えたものが採用されてい
る。
は、例えば図2に示すように多数のテープガイドを有す
るテープローディング装置を備えたものが採用されてい
る。
【0004】このテープローディング装置を含むVTR
につき、同図を用いて説明すると、同図において、符号
1で示すものは外径方向に突出するチップ(図示せず)
を有するドラムで、ベースプレート2上に設けられてお
り、記録再生時にドラム外周面にカセット3内の磁気テ
ープ4を巻き付けるように構成されている。
につき、同図を用いて説明すると、同図において、符号
1で示すものは外径方向に突出するチップ(図示せず)
を有するドラムで、ベースプレート2上に設けられてお
り、記録再生時にドラム外周面にカセット3内の磁気テ
ープ4を巻き付けるように構成されている。
【0005】5および6は垂直ガイド5a,6aと傾斜
ガイド5b,6bからなるガイド組立体で、前記ドラム
1の両側に配設され、かつ前記ベースプレート2上のレ
ール(図示せず)に移動自在に保持されている。
ガイド5b,6bからなるガイド組立体で、前記ドラム
1の両側に配設され、かつ前記ベースプレート2上のレ
ール(図示せず)に移動自在に保持されている。
【0006】また、7および8は供給側のローラガイ
ド、9および10は供給側の固定ガイド、11および1
2は巻取側の固定ガイド、13および14は巻取側のロ
ーラガイド、15はキャプスタン、16はピンチロー
ラ、17はイレーズヘッド、18はコンフィデンスヘッ
ドである。
ド、9および10は供給側の固定ガイド、11および1
2は巻取側の固定ガイド、13および14は巻取側のロ
ーラガイド、15はキャプスタン、16はピンチロー
ラ、17はイレーズヘッド、18はコンフィデンスヘッ
ドである。
【0007】なお、19および20は前記ベースプレー
ト2上に回転自在に保持され磁気テープ4を巻回するリ
ールである。
ト2上に回転自在に保持され磁気テープ4を巻回するリ
ールである。
【0008】このように構成されたVTRのテープロー
ディングは、ガイド組立体5,6がベースプレート2上
のレール(図示せず)を移動することにより行われる。
すなわち、ドラム1を挟んで相互に反対の方向に移動す
る供給側のガイド組立体5と巻取側のガイド組立体6が
カセット3内の磁気テープ4を引き出してドラム1の外
周面に螺旋状に巻き付ける。
ディングは、ガイド組立体5,6がベースプレート2上
のレール(図示せず)を移動することにより行われる。
すなわち、ドラム1を挟んで相互に反対の方向に移動す
る供給側のガイド組立体5と巻取側のガイド組立体6が
カセット3内の磁気テープ4を引き出してドラム1の外
周面に螺旋状に巻き付ける。
【0009】ところで、この種のVTRにおけるテープ
ガイドには、図3に示すようなものがある。これを同図
に基づいて説明する。
ガイドには、図3に示すようなものがある。これを同図
に基づいて説明する。
【0010】同図において、符号31で示すものは上下
方向に延在するテープガイド軸で、各径が互いに異なる
大小3つの軸部32〜34からなり、VTR用のベース
35上に取付ねじ36によって固定されている。このテ
ープガイド軸31の軸部32〜34のうち上方の軸部3
2には後述する上フランジが螺合するねじ部32aが設
けられており、下方の軸部33には前記取付ねじ36が
螺合するねじ孔33aが設けられている。また、中央部
の軸部34は外径が前記両軸部32,33の外径より大
きい寸法に設定されており、両端面には偏平なスプリン
グ座面34aとベース当接面34bが各々形成されてい
る。
方向に延在するテープガイド軸で、各径が互いに異なる
大小3つの軸部32〜34からなり、VTR用のベース
35上に取付ねじ36によって固定されている。このテ
ープガイド軸31の軸部32〜34のうち上方の軸部3
2には後述する上フランジが螺合するねじ部32aが設
けられており、下方の軸部33には前記取付ねじ36が
螺合するねじ孔33aが設けられている。また、中央部
の軸部34は外径が前記両軸部32,33の外径より大
きい寸法に設定されており、両端面には偏平なスプリン
グ座面34aとベース当接面34bが各々形成されてい
る。
【0011】37はテープ案内用のローラ組立体で、各
々が互いに所定の間隔をもって上下方向に並列する2つ
の軸受38,39と、これら両軸受38,39に回転自
在に支承されテープTを案内する筒状のテープ接触子4
0とからなり、前記テープガイド軸31の周囲に設けら
れている。
々が互いに所定の間隔をもって上下方向に並列する2つ
の軸受38,39と、これら両軸受38,39に回転自
在に支承されテープTを案内する筒状のテープ接触子4
0とからなり、前記テープガイド軸31の周囲に設けら
れている。
【0012】41はテープTの幅方向一方側移動を規制
する環状の上方フランジで、前記軸部32のねじ部32
aに螺着されており、下方端面には前記テープ接触子4
0内に臨み前記両軸受38,39のうち上方の軸受38
に当接する突出部41aが一体に設けられている。
する環状の上方フランジで、前記軸部32のねじ部32
aに螺着されており、下方端面には前記テープ接触子4
0内に臨み前記両軸受38,39のうち上方の軸受38
に当接する突出部41aが一体に設けられている。
【0013】42はテープTの幅方向他方側移動を規制
する環状の下方フランジで、前記軸部32の周囲に進退
自在に設けられており、上方端面には前記両軸受38,
39のうち下方の軸受39に当接する突出部42aが一
体に設けられている。
する環状の下方フランジで、前記軸部32の周囲に進退
自在に設けられており、上方端面には前記両軸受38,
39のうち下方の軸受39に当接する突出部42aが一
体に設けられている。
【0014】43は押圧用のスプリングで、前記軸部3
2の周囲に設けられ、かつ前記下方フランジ42と前記
スプリング座面34aとの間に弾装されている。
2の周囲に設けられ、かつ前記下方フランジ42と前記
スプリング座面34aとの間に弾装されている。
【0015】44はフランジ固定用の取付ねじで、前記
上方フランジ41の内周面に螺着されている。
上方フランジ41の内周面に螺着されている。
【0016】このように構成されたテープガイドにおけ
るフランジ高さ方向の調整は、上方フランジ41に対し
て取付ねじ44を螺着する以前に行われる。
るフランジ高さ方向の調整は、上方フランジ41に対し
て取付ねじ44を螺着する以前に行われる。
【0017】また、従来におけるテープガイドには、図
4に示すようなものもある。これを同図に基づいて説明
する。
4に示すようなものもある。これを同図に基づいて説明
する。
【0018】同図において、符号51で示すものは上下
方向に延在するテープガイド軸で、VTR用のベース5
2上に取付ねじ53によって半固定状態で取り付けられ
ている。
方向に延在するテープガイド軸で、VTR用のベース5
2上に取付ねじ53によって半固定状態で取り付けられ
ている。
【0019】54はテープ案内用のローラ組立体で、各
々が上下方向に並列する2つの軸受55,56と、これ
ら両軸受55,56に回転自在に支承されテープTを案
内する筒状のテープ接触子57とからなり、前記テープ
ガイド軸51の周囲に設けられている。
々が上下方向に並列する2つの軸受55,56と、これ
ら両軸受55,56に回転自在に支承されテープTを案
内する筒状のテープ接触子57とからなり、前記テープ
ガイド軸51の周囲に設けられている。
【0020】58はテープTの幅方向一方側移動を規制
する環状の上方フランジで、前記テープガイド軸51の
先端部に螺着されており、下方端面には前記軸受55,
56のうち上方の軸受55に当接する突出部58aが一
体に設けられている。
する環状の上方フランジで、前記テープガイド軸51の
先端部に螺着されており、下方端面には前記軸受55,
56のうち上方の軸受55に当接する突出部58aが一
体に設けられている。
【0021】59はテープTの幅方向他方側移動を規制
する環状の下方フランジで、前記テープガイド軸51の
周囲に設けられ、かつ前記ベース52に進退自在に螺着
されている。
する環状の下方フランジで、前記テープガイド軸51の
周囲に設けられ、かつ前記ベース52に進退自在に螺着
されている。
【0022】60は押圧用のスプリングで、前記下方フ
ランジ59と前記下方軸受56との間に弾装されてい
る。
ランジ59と前記下方軸受56との間に弾装されてい
る。
【0023】このように構成されたテープガイドにおけ
るフランジ高さ方向の調整は、ベース52に対して取付
ねじ53を螺着した後に行われる。
るフランジ高さ方向の調整は、ベース52に対して取付
ねじ53を螺着した後に行われる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者にあっ
ては、テープガイド軸31に対する上方フランジ41の
取り付けが所謂ダブルロック方式であるため、ダブルロ
ック時(取付ねじ44の締付時)に調整後のフランジ高
さが微小に変化してフランジ高さの繰り返し調整を必要
としていた。この結果、テープガイド組立時の作業工数
が嵩み、テープガイド組み立てを煩雑にするという問題
があった。
ては、テープガイド軸31に対する上方フランジ41の
取り付けが所謂ダブルロック方式であるため、ダブルロ
ック時(取付ねじ44の締付時)に調整後のフランジ高
さが微小に変化してフランジ高さの繰り返し調整を必要
としていた。この結果、テープガイド組立時の作業工数
が嵩み、テープガイド組み立てを煩雑にするという問題
があった。
【0025】一方、後者にあっては、ベース52に対し
てテープガイド軸51を半固定状態で取り付ける構造で
あるため、ベース52に対するテープガイド軸51の傾
き精度が悪いという問題があり、また、フランジ高さ方
向の調整がテープガイド軸51と取付ねじ53との嵌合
トルクに左右されていた。すなわち、取付ねじ53の締
付トルクが大き過ぎる場合には、テープガイド軸51が
軸線方向に動作せず、フランジ高さ方向の調整を行うこ
とができなくなるからである。この結果、ベース52に
対するテープガイド軸51の取り付けに細心の注意を払
う必要が生じ、テープガイド軸51の取付作業を困難な
ものにするという問題もあった。
てテープガイド軸51を半固定状態で取り付ける構造で
あるため、ベース52に対するテープガイド軸51の傾
き精度が悪いという問題があり、また、フランジ高さ方
向の調整がテープガイド軸51と取付ねじ53との嵌合
トルクに左右されていた。すなわち、取付ねじ53の締
付トルクが大き過ぎる場合には、テープガイド軸51が
軸線方向に動作せず、フランジ高さ方向の調整を行うこ
とができなくなるからである。この結果、ベース52に
対するテープガイド軸51の取り付けに細心の注意を払
う必要が生じ、テープガイド軸51の取付作業を困難な
ものにするという問題もあった。
【0026】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、組立作業および取付作業を簡単に行うことがで
きるテープガイドを提供するものである。
もので、組立作業および取付作業を簡単に行うことがで
きるテープガイドを提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープガイ
ドは、ベースに基部が固定され、先端部にスプリング受
けを有するガイド軸と、前記ガイド軸の外周に、該軸を
中心に回転可能に設けられていてテープを案内する筒状
のテープ接触子と、前記テープ接触子の軸線方向に設け
られかつ前記ガイド軸の先端部に螺着されその内部に前
記スプリング受けが臨む有底筒体と、前記有底筒体と前
記テープ接触子との間に介装されかつ前記ガイド軸の周
囲に設けられテープの幅方向一方側移動を規制する環体
とを備え、前記環体には、前記スプリング受けに対向す
るスプリング座面を前記有底筒体内に設け、前記スプリ
ング座面と前記スプリング受けとの間にスプリングを弾
装したのである。
ドは、ベースに基部が固定され、先端部にスプリング受
けを有するガイド軸と、前記ガイド軸の外周に、該軸を
中心に回転可能に設けられていてテープを案内する筒状
のテープ接触子と、前記テープ接触子の軸線方向に設け
られかつ前記ガイド軸の先端部に螺着されその内部に前
記スプリング受けが臨む有底筒体と、前記有底筒体と前
記テープ接触子との間に介装されかつ前記ガイド軸の周
囲に設けられテープの幅方向一方側移動を規制する環体
とを備え、前記環体には、前記スプリング受けに対向す
るスプリング座面を前記有底筒体内に設け、前記スプリ
ング座面と前記スプリング受けとの間にスプリングを弾
装したのである。
【0028】
【作用】本発明においては、スプリングによってガイド
軸と有底筒体間に発生する摩擦力を増加させることがで
きると共に、ベースに対するテープガイド軸の取り付け
と独立して環体の高さ方向調整を行うことができるた
め、ベースに対するテープガイド軸の取付精度を高く維
持することが容易となる。
軸と有底筒体間に発生する摩擦力を増加させることがで
きると共に、ベースに対するテープガイド軸の取り付け
と独立して環体の高さ方向調整を行うことができるた
め、ベースに対するテープガイド軸の取付精度を高く維
持することが容易となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
【0030】図1は本発明に係るテープガイドを示す断
面図である。
面図である。
【0031】同図において、符号71で示すものは上下
方向に延在するテープガイド軸で、各径が互いに異なる
大小4つの軸部72〜75からなり、VTR用のベース
76上に取付ねじ77によって固定されている。このテ
ープガイド軸71の軸部72〜75のうち上方の軸部7
2には後述する上フランジが螺合するねじ部72aが設
けられており、下方の軸部75には前記取付ねじ77が
螺合するねじ孔73aが設けられている。また、中央部
2つの軸部73,74のうち前記軸部75近傍の軸部7
4は外径が最も大きい寸法に設定されており、両端面に
は偏平なスプリング座面74aとベース当接面74bが
各々形成されている。一方、軸部73の上方端面には、
スプリング受けとしてのワッシャ78が装着されてい
る。
方向に延在するテープガイド軸で、各径が互いに異なる
大小4つの軸部72〜75からなり、VTR用のベース
76上に取付ねじ77によって固定されている。このテ
ープガイド軸71の軸部72〜75のうち上方の軸部7
2には後述する上フランジが螺合するねじ部72aが設
けられており、下方の軸部75には前記取付ねじ77が
螺合するねじ孔73aが設けられている。また、中央部
2つの軸部73,74のうち前記軸部75近傍の軸部7
4は外径が最も大きい寸法に設定されており、両端面に
は偏平なスプリング座面74aとベース当接面74bが
各々形成されている。一方、軸部73の上方端面には、
スプリング受けとしてのワッシャ78が装着されてい
る。
【0032】79はテープ案内用のローラ組立体で、各
々が互いに所定の間隔をもって上下方向に並列する2つ
の軸受80,81と、これら両軸受80,81に回転自
在に支承されテープTを案内する筒状のテープ接触子8
2とからなり、前記テープガイド軸71の周囲に設けら
れている。
々が互いに所定の間隔をもって上下方向に並列する2つ
の軸受80,81と、これら両軸受80,81に回転自
在に支承されテープTを案内する筒状のテープ接触子8
2とからなり、前記テープガイド軸71の周囲に設けら
れている。
【0033】83は前記ワッシャ78がその内部に臨む
有底筒体で、前記テープ接触子82の軸線方向に設けら
れ、かつ前記テープガイド軸71の周囲に装着されてい
る。この有底筒体83には、上下方向に開口し前記軸部
72のねじ部72aに螺合するねじ孔83aが設けられ
ている。そして、この有底筒体83の底面には、前記ワ
ッシャ78に対向するスプリング座面83bが形成され
ている。
有底筒体で、前記テープ接触子82の軸線方向に設けら
れ、かつ前記テープガイド軸71の周囲に装着されてい
る。この有底筒体83には、上下方向に開口し前記軸部
72のねじ部72aに螺合するねじ孔83aが設けられ
ている。そして、この有底筒体83の底面には、前記ワ
ッシャ78に対向するスプリング座面83bが形成され
ている。
【0034】84は前記有底筒体83を上方に押圧付勢
する圧縮用の第1スプリングで、前記テープガイド軸7
1の周囲に設けられ、かつ前記スプリング座面83bと
前記ワッシャ78との間に弾装されている。この第1ス
プリング84の弾撥力は、前記テープガイド軸71に対
する前記有底筒体83の緩み止めとなるに十分な弾撥力
に設定されている。
する圧縮用の第1スプリングで、前記テープガイド軸7
1の周囲に設けられ、かつ前記スプリング座面83bと
前記ワッシャ78との間に弾装されている。この第1ス
プリング84の弾撥力は、前記テープガイド軸71に対
する前記有底筒体83の緩み止めとなるに十分な弾撥力
に設定されている。
【0035】85は前記スプリング座面83bに前記ワ
ッシャ78を介して対向する上方端面85aを有する第
1環体で、前記有底筒体83と前記テープ接触子82と
の間に介装され、かつ前記テープガイド軸71の周囲に
設けられており、テープTの幅方向上方側移動を規制す
るように構成されている。この第1環体85の下方端面
85bには、前記テープガイド軸71の周囲に延在し前
記両軸受80,81のうち上方の軸受80にその先端部
が当接する筒状の突出部86が一体に設けられている。
ッシャ78を介して対向する上方端面85aを有する第
1環体で、前記有底筒体83と前記テープ接触子82と
の間に介装され、かつ前記テープガイド軸71の周囲に
設けられており、テープTの幅方向上方側移動を規制す
るように構成されている。この第1環体85の下方端面
85bには、前記テープガイド軸71の周囲に延在し前
記両軸受80,81のうち上方の軸受80にその先端部
が当接する筒状の突出部86が一体に設けられている。
【0036】87は前記第1環体85と所定の間隔をも
って並列する第2環体で、前記テープガイド軸71の周
囲に進退自在に保持されており、テープTの幅方向下方
側移動を規制するように構成されている。この第2環体
87の上方端面には、前記テープガイド軸71の周囲に
延在し前記両軸受80,81のうち下方の軸受81に当
接する突出部88が一体に設けられている。また、この
第2環体87の下方端面には、後述するスプリングの弾
撥力を受けるスプリング座面87aが形成されている。
って並列する第2環体で、前記テープガイド軸71の周
囲に進退自在に保持されており、テープTの幅方向下方
側移動を規制するように構成されている。この第2環体
87の上方端面には、前記テープガイド軸71の周囲に
延在し前記両軸受80,81のうち下方の軸受81に当
接する突出部88が一体に設けられている。また、この
第2環体87の下方端面には、後述するスプリングの弾
撥力を受けるスプリング座面87aが形成されている。
【0037】89は前記第2環体87を上方に押圧付勢
する圧縮用の第2スプリングで、前記テープガイド軸7
1の周囲に設けられ、かつ前記スプリング座面87aと
前記スプリング座面73aとの間に弾装されている。
する圧縮用の第2スプリングで、前記テープガイド軸7
1の周囲に設けられ、かつ前記スプリング座面87aと
前記スプリング座面73aとの間に弾装されている。
【0038】したがって、本実施例においては、テープ
ガイド軸71に対するテープ幅方向移動規制部材(第1
環体85)の高さ調整および固定は、有底筒体83を回
転させるだけで行うことができるから、テープガイド高
さ調整時の作業工数を削減することができ、これにより
テープガイド組立時の作業工数をも削減することができ
る。
ガイド軸71に対するテープ幅方向移動規制部材(第1
環体85)の高さ調整および固定は、有底筒体83を回
転させるだけで行うことができるから、テープガイド高
さ調整時の作業工数を削減することができ、これにより
テープガイド組立時の作業工数をも削減することができ
る。
【0039】したがって、本実施例においては、テープ
ガイド軸71に対するテープ幅方向移動規制部材(第1
環体85)の取付時に第1環体85の高さ調整を行うこ
とができるから、テープガイド組立時の作業工数を削減
することができる。
ガイド軸71に対するテープ幅方向移動規制部材(第1
環体85)の取付時に第1環体85の高さ調整を行うこ
とができるから、テープガイド組立時の作業工数を削減
することができる。
【0040】また、本実施例においては、ベース76に
対するテープガイド軸71の取り付けと独立して第1環
体85(テープ幅方向移動規制部材)の高さ方向調整を
行うことができるから、すなわち従来のようにテープ幅
方向移動規制部材の高さ方向調整がテープガイド軸の取
り付けに左右されないから、ベース76に対するテープ
ガイド軸71の取り付けに従来のように細心の注意を払
う必要がなくなる。
対するテープガイド軸71の取り付けと独立して第1環
体85(テープ幅方向移動規制部材)の高さ方向調整を
行うことができるから、すなわち従来のようにテープ幅
方向移動規制部材の高さ方向調整がテープガイド軸の取
り付けに左右されないから、ベース76に対するテープ
ガイド軸71の取り付けに従来のように細心の注意を払
う必要がなくなる。
【0041】因に、実施例において、テープTの幅方向
上方側移動を規制する第1環体85の高さ調整は、テー
プガイド軸71に対して第1環体85(有底筒体83)
を回転操作することにより行う。
上方側移動を規制する第1環体85の高さ調整は、テー
プガイド軸71に対して第1環体85(有底筒体83)
を回転操作することにより行う。
【0042】なお、本実施例においては、有底筒体83
と第1環体85が別体である場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、有底筒体83と環体8
5を一体化しても実施例と同様の効果を奏する。
と第1環体85が別体である場合を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、有底筒体83と環体8
5を一体化しても実施例と同様の効果を奏する。
【0043】また、本実施例においては、VTRに適用
する例を示したが、本発明はこれに限定適用されず、各
種磁気記録再生装置や情報処理装置に適用できることは
勿論である。
する例を示したが、本発明はこれに限定適用されず、各
種磁気記録再生装置や情報処理装置に適用できることは
勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ースに基部が固定され、先端部にスプリング受けを有す
るガイド軸と、前記ガイド軸の外周に、該軸を中心に回
転可能に設けられていてテープを案内する筒状のテープ
接触子と、前記テープ接触子の軸線方向に設けられかつ
前記ガイド軸の先端部に螺着されその内部に前記スプリ
ング受けが臨む有底筒体と、前記有底筒体と前記テープ
接触子との間に介装されかつ前記ガイド軸の周囲に設け
られテープの幅方向一方側移動を規制する環体とを備え
たテープガイドにおいて、 前記環体には、前記スプリン
グ受けに対向するスプリング座面を前記有底筒体内に設
け、前記スプリング座面と前記スプリング受けとの間に
スプリングを弾装したので、スプリングによってガイド
軸と有底筒体間に発生する摩擦力を増加させることがで
きる。
ースに基部が固定され、先端部にスプリング受けを有す
るガイド軸と、前記ガイド軸の外周に、該軸を中心に回
転可能に設けられていてテープを案内する筒状のテープ
接触子と、前記テープ接触子の軸線方向に設けられかつ
前記ガイド軸の先端部に螺着されその内部に前記スプリ
ング受けが臨む有底筒体と、前記有底筒体と前記テープ
接触子との間に介装されかつ前記ガイド軸の周囲に設け
られテープの幅方向一方側移動を規制する環体とを備え
たテープガイドにおいて、 前記環体には、前記スプリン
グ受けに対向するスプリング座面を前記有底筒体内に設
け、前記スプリング座面と前記スプリング受けとの間に
スプリングを弾装したので、スプリングによってガイド
軸と有底筒体間に発生する摩擦力を増加させることがで
きる。
【0045】したがって、ガイド軸に対する環体の高さ
調整および固定は、有底筒体の回転のみで行うことがで
きるから、テープガイド高さ調整の作業工数を削減する
ことができ、これによりテープガイド組立時の作業工数
を削減することができる。
調整および固定は、有底筒体の回転のみで行うことがで
きるから、テープガイド高さ調整の作業工数を削減する
ことができ、これによりテープガイド組立時の作業工数
を削減することができる。
【0046】また、ベースに対するテープガイド軸の取
り付けと独立して環体の高さ方向調整を行うことができ
るから、ベースに対するガイド軸の取り付けに従来のよ
うに細心の注意を払う必要がなくなり、ガイド軸の取り
付けの簡素化を図ることもできる。また、ベースに対す
るテープガイド軸の取付精度を高く維持することが容易
となる。
り付けと独立して環体の高さ方向調整を行うことができ
るから、ベースに対するガイド軸の取り付けに従来のよ
うに細心の注意を払う必要がなくなり、ガイド軸の取り
付けの簡素化を図ることもできる。また、ベースに対す
るテープガイド軸の取付精度を高く維持することが容易
となる。
【図1】本発明に係るテープガイドを示す断面図。
【図2】テープローディング装置のテープ走行系を説明
するために示す平面図。
するために示す平面図。
【図3】従来におけるテープガイド(1)の取付状態を
示す断面図。
示す断面図。
【図4】従来におけるテープガイド(2)の取付状態を
示す断面図。
示す断面図。
71…テープガイド軸 76…ベース 78…ワッシャ 79…ローラ組立体 80,81…軸受 82…テープ接触子 83…有底筒体 83b…スプリング座面 84…第1スプリング 85…第1環体 T…テープ
Claims (5)
- 【請求項1】 ベースに基部が固定され、先端部にスプ
リング受けを有するガイド軸と、前記 ガイド軸の外周に、該軸を中心に回転可能に設けら
れていてテープを案内する筒状のテープ接触子と、前記 テープ接触子の軸線方向に設けられかつ前記ガイド
軸の先端部に螺着されその内部に前記スプリング受けが
臨む有底筒体と、前記 有底筒体と前記テープ接触子との間に介装されかつ
前記ガイド軸の周囲に設けられテープの幅方向一方側移
動を規制する環体とを備え、前記環体には 、前記スプリング受けに対向するスプリン
グ座面を前記有底筒体内に設け、前記 スプリング座面と前記スプリング受けとの間にスプ
リングを弾装したことを特徴とするテープガイド。 - 【請求項2】 請求項1において、有底筒体と環体を一
体化したことを特徴とするテープガイド。 - 【請求項3】 請求項1において、ガイド軸の周囲にテ
ープの幅方向他方側移動を規制する環体を保持し、この
環体はテープ接触子側にスプリングによって押圧付勢さ
れていることを特徴とするテープガイド。 - 【請求項4】 請求項1において、テープ接触子がロー
ラであることを特徴とするテープガイド。 - 【請求項5】 請求項1においてスプリング受けがワッ
シャであることを特徴とするテープガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25030792A JP3287026B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | テープガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25030792A JP3287026B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | テープガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103655A JPH06103655A (ja) | 1994-04-15 |
JP3287026B2 true JP3287026B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17205963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25030792A Expired - Fee Related JP3287026B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | テープガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287026B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6634535B2 (en) * | 2001-10-02 | 2003-10-21 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Roller shaft |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25030792A patent/JP3287026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06103655A (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |