JP3286668B2 - カレンダラインのロールベンディング制御装置 - Google Patents

カレンダラインのロールベンディング制御装置

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JP3286668B2
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龍二 中島
士郎 ▲吉▼家
健▲吉▼ 宮野
晴雄 和田
邦彦 伊勢坊
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状のゴム、プラ
スチック製品を製造するためのカレンダラインにおける
延伸ロールの曲げを制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィルムあるいはシート状のゴ
ム、プラスチック製品は、図3に示すように、カレンダ
ラインによって製造される。カレンダラインの練り工程
においては、各種原料Mを配合しミキサ1で混練してミ
キシングロール2で送る。延伸工程においては、カレン
ダ3で延伸して製品の厚みを決定する。引取り工程で
は、テイクオフロール4からロール表面温度に差をつけ
ながら徐々に冷却していき、製品6をワインダ5で巻き
取る。
【0003】カレンダ3は、混練物を延伸する複数の延
伸ロール7が上下に間隙をおいて架設されている。延伸
ロール7の軸の両端部は、図4に示すように、フレーム
8の軸受け9によって支持される。混練物を延伸する際
に厚みが不均一になるのを防止するため、軸受け10を
ベンディングシリンダ11によって支持し、油圧により
延伸ロール7を上下に変位させることで、延伸ロール7
を撓ませることにより中央部と幅方向の両端部の厚さが
均一になるようにしている。
【0004】このカレンダラインにおいて、製品の厚み
や平坦度等の加工精度は、原料の粘度、クロス量、延伸
ロール7の径、幅、間隔及び曲がりなどの加工条件によ
り決定される。しかし、従来、延伸ロール7の曲がりは
運転中に直接検出することができないので、ベンディン
グシリンダ11の油圧値を代用して曲げの加減の指標と
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
ベンディングシリンダ11の油圧値を見ながら製品の厚
みを確認して延伸ロール7の曲がりを調整するため、寸
法の調整が容易でなく、所期の寸法にするのに時間がか
かるし、無駄な試作物が多く、また加工製品の変更に迅
速かつ柔軟に対応することが困難である。操作者にとっ
て製品の厚みとベンディングシリンダ11の油圧との関
係を正確に把握することは容易でなく、相当の経験や熟
練を要する。
【0006】そこで、本発明は、製品の厚みを簡単に設
定することができ、厚みを均一にすることができるゴ
ム、プラスチックシート材製造用カレンダのロールベン
ディング制御装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、延伸ロールの軸の両端部を支持
する軸受けをベンディングシリンダにより変位させて延
伸ロールの曲がりを制御するロールベンディング制御装
置において、ベンディングシリンダの油圧を検出する油
圧センサと、延伸ロール及び材料の各種条件を入力する
ための入力装置と、油圧及び入力された条件から延伸ロ
ールの曲がりをその長さ方向の少なくとも一点において
変位量として算出する演算装置と、演算装置により算
出された変位量を数値表示するディスプレイ装置とを設
けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のロールベンディング制御装置において
は、予め入力装置にて延伸ロールの径や長さなどの寸法
や加工するフィルムあるいはシートの幅、更には材料の
粘度等の各種条件を入力しておき、油圧センサが検出し
たベンディングシリンダの油圧から演算装置が延伸ロー
ルの曲がりを算出し、これをディスプレイ装置が外部に
数値表示する。従って、この表示を見ながらベンディン
グシリンダの油圧を調節すれば、厚みが最適になる延伸
ロールの曲がりを設定することができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において、ベンディングシリンダ11には、ロール
ベンディング制御装置の油圧センサ12が取り付けられ
ている。この油圧センサ12は、ベンディングシリンダ
11の油圧を検出して演算装置13に送る。演算装置1
3に接続された入力装置14は、油圧値、延伸ロール7
の径、幅、周速、間隔、加工するフィルムあるいはシー
トの幅及び材料の粘度などの各種条件を数値入力するた
めのもので、例えばキーボードなどで構成される。
【0010】演算装置13には、実験や機械的構造から
解析された関数が予め記憶されており、入力装置14か
ら入力された数値及び油圧値を変数として、延伸ロール
7の曲がりを算出する。演算装置13に接続されたディ
スプレイ装置15は、演算装置13からのデータに基づ
いて延伸ロール7の曲がりを表示するものである。例え
ば、表示画面は、図2に示すように、上部及び下部の延
伸ロールの曲がりを夫々シミュレートすると共に、曲が
りを長さ方向の三点A,B,Cにおける変位量として数
値Nで表示する。また、同時に本来の延伸ロール7,7
の間隔Sを表示するようにすれば厚みを確認することが
できる。
【0011】この実施例のロールベンディング制御装置
においては、予め入力装置14にて延伸ロール7および
材料の各種条件を数値入力しておく。そして、ベンディ
ングシリンダ11の油圧を調節して延伸ロール7の軸7
aの両端部を上下のいずれかに変位させると、油圧セン
サ12がそのときの油圧を検出して演算装置13に送
る。演算装置13では入力された条件及び油圧を変数と
して延伸ロール7の三点A,B,Cにおける変位量が算
出される。これは数値Nとして延伸ロール7,7の間隔
と共にディスプレイ装置15の画面上に表示される。従
って、操作者はこの表示を見ながらベンディングシリン
ダ11の油圧を調節して、延伸ロール7の曲がりを設定
することができ、製品の厚みを均一に調整することがで
きる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明は、延伸ロールの
軸の両端部を支持する軸受けをベンディングシリンダに
より変位させて延伸ロールの曲がりを制御するロールベ
ンディング制御装置において、ベンディングシリンダの
油圧を検出する油圧センサと、延伸ロール及び材料の各
種条件を入力するための入力装置と、油圧及び入力装置
から入力された値から延伸ロールの曲がりを算出する演
算装置と、演算装置により算出された曲がりを数値表示
するディスプレイ装置とを備えたことにより、カレンダ
ラインを稼働する前に製品の厚みを設定することができ
るし、稼働中でも同様に行うことができるので、無駄な
試行を省略して、歩留まりを大幅に向上させることがで
き、また加工製品の変更に迅速かつ柔軟に対応すること
できる。ベンディングシリンダの油圧を調節することに
より自動的に延伸ロールの曲がりを正確に把握すること
ができるので、製品の厚みを均一にすることができ、操
作者に特別な経験や熟練を必要とせず、誰でも取り扱う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールベンディング制御装置の概
略図である。
【図2】本発明によるディスプレイ装置の表示例を示し
た図である。
【図3】一般的なカレンダラインの概略図である。
【図4】従来のカレンダラインにおける延伸ロールの正
面図である。
【符号の説明】
7 延伸ロール 7a 軸 10 軸受け 11 ベンディングシリンダ 12 油圧センサ 13 演算装置 14 入力装置 15 ディスプレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 晴雄 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社横浜第二工場 内 (72)発明者 伊勢坊 邦彦 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社横浜第二工場 内 (56)参考文献 特開 昭60−246891(JP,A) 特開 平1−132895(JP,A) 特開 平3−288608(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/24 B29C 43/46 B29C 43/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カレンダラインにおける延伸ロールの軸
    の両端部を支持する軸受けをベンディングシリンダによ
    り変位させて延伸ロールの曲げを制御するロールベンデ
    ィング制御装置において、前記ベンディングシリンダの
    油圧を検出する油圧センサと、延伸ロール及び材料の各
    種加工条件を入力するための入力装置と、前記油圧及び
    加工条件から前記延伸ロールの曲がりをその長さ方向の
    少なくとも一点において変位量として算出する演算装置
    と、演算装置により算出された変位量を数値表示する
    ディスプレイ装置とを設けたことを特徴とするカレンダ
    ラインのロールベンディング制御装置。
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