JP3286486B2 - 表示装置の駆動回路 - Google Patents

表示装置の駆動回路

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JP3286486B2 JP00770295A JP770295A JP3286486B2 JP 3286486 B2 JP3286486 B2 JP 3286486B2 JP 00770295 A JP00770295 A JP 00770295A JP 770295 A JP770295 A JP 770295A JP 3286486 B2 JP3286486 B2 JP 3286486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル等を表示駆
動するのに好適な表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の表示装置の駆動回路を示す
図である。尚、後述する液晶パネルを除く構成は集積化
されているものとする。図4において、(1)はロード
信号LOADが印加される端子、(2)はクロック信号
CLKが印加される端子である。ここで、ロード信号L
OAD及びクロック信号CLKの両者の関係は、図5に
示す様に、互いに同期していると共にロード信号LOA
Dが発生する(ハイレベルとなる)期間だけクロック信
号CLKが発生しない構成となる様に外部から制御され
ている。(3)はカウンタであり、クロック信号CLK
がNANDゲート(4)を介してゲートクロック信号G
CKとしてC(クロック)端子に印加され、ゲートクロ
ック信号GCKの立ち上がりを計数するものである。
(5)はカウンタ(3)の計数内容を基に後述するラッ
チクロック信号を発生するデコーダである。ここで、カ
ウンタ(3)及びデコーダ(5)の具体回路例について
図6を用いて説明する。
【0003】図6において、(6)(7)(8)はカウ
ンタ(3)を構成するDフリップフロップであり、本例
では3個のカスケード接続構成となっている。前記Dフ
リップフロップ(6)〜(8)は各々それ自体のD(デ
ータ入力)端子及び*Q(反転出力)端子が接続された
状態となっており、また、初段の前記Dフリップフロッ
プ(6)のC(クロック)端子にはNANDゲート
(4)を介してゲートクロック信号GCKが印加され、
互いに隣接する前記Dフリップフロップ(6)〜(8)
の*Q端子及びC端子は接続された状態となっている。
更に前記Dフリップフロップ(6)〜(8)のR(リセ
ット)端子には後述するリセット信号RSTがインバー
タ(9)を介して印加される。上記の如く接続すること
により、前記各Dフリップフロップ(6)〜(8)のQ
(出力)端子からは3ビットの値a〜cが出力される。
尚、aは最下位ビット,cは最上位ビットを示す。クロ
ック信号CLKと前記Dフリップフロップ(6)〜
(8)の出力a〜cの関係は図7のタイムチャートに示
す通りである。4個のラッチクロック信号LC1〜LC
4を出力する場合、Dフリップフロップ(6)〜(8)
のQ端子出力a〜cの状態を見なければならない。具体
的には、Dフリップフロップ(6)〜(8)がリセット
された後にゲートクロック信号GCKが発生する時刻t
0以前においては、a、b及びcが全て論理「0」(ロ
ーレベル)になる為、この間に論理「1」出力を継続さ
せるANDゲート(10)の入力は、Dフリップフロッ
プ(6)〜(8)の*Q端子と接続される。同様に、時
刻t0〜t1までの1周期分のクロック信号CLKの発
生期間においては、aが論理「1」且つb及びcが論理
「0」になる為、この間に論理「1」出力を継続させる
ANDゲート(11)の入力は、Dフリップフロップ
(6)のQ端子及びDフリップフロップ(7)(8)の
*Q端子と接続される。同様に、時刻t1〜t2までの
1周期分のクロック信号CLKの発生期間においては、
bが論理「1」且つa及びcが論理「0」になる為、こ
の間に論理「1」出力を継続させるANDゲート(1
2)の入力は、Dフリップフロップ(7)のQ端子及び
Dフリップフロップ(6)(8)の*Q端子と接続され
る。同様に、時刻t2〜t3までの1周期分のクロック
信号CLKの発生期間においては、a及びbが論理
「1」且つcが論理「0」になる為、この期間に論理
「1」出力を継続させるANDゲート(13)の入力
は、Dフリップフロップ(6)(7)のQ端子及びDフ
リップフロップ(8)の*Q端子と接続される。また、
ANDゲート(14)(15)(16)(17)の一方
の入力は各々ANDゲート(10)(11)(12)
(13)の出力と接続され、他方の入力にはクロック信
号CLKが共通印加されている。即ち、ANDゲート
(14)〜(17)からは、図5及び図7に示す様に、
クロック信号CLKのハイレベル期間に1個ずつ発生す
るラッチクロック信号LC1〜LC4が得られる。
【0004】また、時刻t3以降のクロック信号CLK
の1周期では、cが論理「1」且つa及びbが論理
「0」になる為、この期間に論理「1」を継続出力する
ANDゲート(41)の入力は、Dフリップフロップ
(8)のQ端子及びDフリップフロップ(6)(7)の
*Q端子と接続される。ANDゲート(41)の出力は
インバータ(31)を介してNANDゲート(4)の他
方の入力端子に印加される様になっており、Dフリップ
フロップ(6)へのゲートクロック信号GCKの入力期
間を限定する。
【0005】再び図4に戻り、(18)はカウンタ
(3)をリセットするリセット信号RSTを発生するリ
セット回路である。該リセット回路(18)はロード信
号LOADの立ち下がりを基にリセット信号RSTを発
生するものである。ここで、リセット回路(18)の具
体回路例について図8を用いて説明する。図8におい
て、(19)はDフリップフロップであり、D端子は電
源Vdd(例えば5ボルト)と接続され、C端子にはロ
ード信号LOADが反転印加される。またDフリップフ
ロップ(19)のQ端子からリセット信号RSTを発生
する構成であるが、このQ端子には遅延回路(20)が
接続されている。該遅延回路(20)は、偶数個のイン
バータ(21)〜(24)を直列接続すると共に該イン
バータ(21)〜(24)の各直列接続点と接地との間
にコンデンサ(25)(26)(27)を接続した構成
である。そして、遅延回路(20)の出力はインバータ
(28)を介して信号DEとしてDフリップフロップ
(19)のR端子に反転印加されている。上記構成から
得られる動作波形は図9に示す通りである。このリセッ
ト信号RSTのハイレベル期間は、図5に示す様に、ロ
ード信号LOADの立ち下がりから最初のクロック信号
CLKの立ち上がりまでの期間T未満でなければならな
い。
【0006】再び図4に戻り、(29−1)(29−
2)〜(29−4)は各々Nビット構成のラッチ回路で
あり、Nビットの表示データDATAがパラレルに印加
されるNビット分の端子(30)と各ラッチ回路(29
−1)(29−2)〜(29−4)のL(ラッチ入力)
端子とが共通接続され、各C端子にはラッチクロック信
号LC1,LC2〜LC4が印加される。つまり、リセ
ット後の最初のクロック信号CLKの立ち上がりに同期
して最初のNビットの表示データDATAが端子(3
0)に印加されると、ラッチクロック信号LC1がハイ
レベルとなることから、このNビットの表示データはラ
ッチ回路(29−1)にラッチされる。次のクロック信
号CLKの立ち上がりに同期して次のNビットの表示デ
ータDATAが端子(30)に印加されると、ラッチク
ロックLC2がハイレベルとなることから、このNビッ
トの表示データDATAはラッチ回路(29−2)にラ
ッチされる。同様にして、最終段のラッチ回路(29−
4)にもNビットの表示データDATAがラッチされ
る。これより4Nビットの表示データがラッチ回路(2
9−1)(29−2)〜(29−4)にラッチされたこ
とになる。尚、ラッチに必要とされる最後のラッチクロ
ック信号LC4を発生する際にハイレベルとなる図6の
ANDゲート(13)の出力はインバータ(31)を介
してANDゲート(4)の他方の入力端子に印加されて
おり、ラッチクロック信号LC1〜LC4が発生した後
は、カウンタ(3)のC端子へのクロック信号CLKの
入力を禁止しており、カウンタ(3)の不必要な計数動
作を禁止して消費電力の削減を行っている。それ故に、
カウンタ(3)を構成するDフリップフロップ(6)〜
(9)のQ端子出力であるa〜dは、図7に示す様に、
クロック信号CLKの5周期目からは不変となる。(3
2)は4Nビット構成のラッチ回路であり、ロード信号
LOADの立ち下がりに同期してラッチ回路(29−
1)(29−2)〜(29−4)に値をパラレルにラッ
チするものである。(33)は駆動回路であり、ラッチ
回路(32)にラッチされた値に基づき、液晶パネル
(34)を「1」又は「0」の表示データに応じてドッ
ト表示する為の駆動信号を出力するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く構成された
表示装置の駆動回路において、上記した様に、リセット
回路(18)から出力されるリセット信号RSTは、ロ
ード信号LOADの立ち下がりからその後発生する最初
のクロック信号CLKの立ち上がりまでの期間T(クロ
ック信号CLKの半周期)の間に所定時間だけハイレベ
ルとなって発生しなければならない。このリセット信号
RSTのハイレベル期間はリセット回路(18)内部の
遅延回路(20)の遅延時間によって決定されるもので
ある。例えば、クロック信号CLKの周波数が2.5M
Hzであると、前記期間Tは200nsecとなり、リ
セット信号RSTのハイレベル期間が50nsec程度
となる様に遅延回路(20)の遅延時間を設定すれば、
遅延回路(20)の特性のばらつきを考慮しても、カウ
ンタ(3)を最初のクロック信号CLKが印加される以
前に確実にリセットできることになる。
【0008】ところで、液晶パネル(34)の高速表示
等の要求に伴い、ラッチ回路(32)のラッチ動作を速
める為に、クロック信号CLKが更に高速化すると、前
記期間Tは当然短くなってしまう。例えば、クロック信
号CLKの周波数がが20MHz程度まで上昇すると、
前記期間Tは25nsecとなってしまう。すると、こ
の25nsecより短いハイレベル期間を有するリセッ
ト信号RSTを発生しなければならない。ところが、こ
こで問題が生じる。即ち、リセット信号RSTのハイレ
ベル期間が上記の如く短いと、このリセット信号RST
のハイレベル期間はDフリップフロップ(19)のQ端
子に接続された集積回路内部のメタル或いはポリシリコ
ン等の配線に含まれる寄生容量によって積分されてしま
い、カウンタ(3)をリセットすることができない。す
ると、ロード信号LOADが発生した後の4周期のクロ
ック信号CLKに同期してラッチクロック信号LC1〜
LC4が発生しなくなり、正常な表示データDATAが
ラッチ回路(32)にラッチされなくなり、液晶パネル
(34)に誤表示を行う恐れがある。こうした問題を事
前に防止する為に、リセット信号RSTの幅はあまり短
くできず、つまりクロック信号CLKの周波数を高くで
きず、図4の回路は液晶パネル(34)の高速表示には
不向きである問題があった。
【0009】そこで、本発明は、クロック信号を高速化
しても、液晶パネル等の表示装置に確実に表示を行うこ
とのできる表示装置の駆動回路を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、ロード信号の発生時のみクロック信号の発生を禁
止する様に構成した表示装置の駆動回路において、前記
クロック信号を計数するカウンタと、前記ロード信号及
び前記クロック信号に基づいて、前記ロード信号が発生
してから最初の前記クロック信号が発生するまでの1周
期の間、前記カウンタをリセットする為のリセット信号
を発生するリセット回路と、前記カウンタの計数信号を
基に、最初の前記クロック信号の後から順次発生する前
記クロック信号に同期してラッチクロック信号を順次発
生するデコーダと、最初の前記クロック信号に同期して
前記表示装置の為のNビットの表示データをラッチする
第1のラッチ回路と、前記ラッチクロック信号に同期し
てその後のNビットの表示データを順次ラッチする複数
のラッチ部、及び、最初の前記ラッチクロック信号に同
期して前記複数のラッチ部の初段がNビットの表示デー
タをラッチすると同時に前記第1のラッチ回路の値をラ
ッチするラッチ部を有する第2のラッチ回路と、前記ロ
ード信号に同期して前記全ラッチ部がNビットの表示デ
ータをラッチした状態にある前記第2のラッチ回路の値
をラッチする第3のラッチ回路と、前記第3のラッチ回
路の値を基に表示装置に表示を行う為の信号処理を行う
駆動回路と、を備えた点である。
【0011】
【作用】本発明によれば、ロード信号が発生してから最
初のクロック信号が発生するまでの1周期の期間だけリ
セット回路によりカウンタをリセットできる。カウンタ
がリセットされている間、最初のクロック信号に同期し
てNビットの表示データが第1のラッチ回路にラッチさ
れる。カウンタのリセット解除後、次のクロック信号に
同期して第1のラッチ回路の値及び次に入力されてくる
Nビットの表示データが同時に第2のラッチ回路を構成
する各ラッチ部にラッチされる。従って、リセット時間
を従来に比べて十分に長くとることができ、クロック信
号の高速化を可能とできる。
【0012】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明の表示装置の駆動回路を示す図であ
る。尚、図4と同様に、液晶パネルを除く構成は集積化
されているものとし、図1の中で図4の構成と同一のも
のについては同一番号を記し、その説明を省略するもの
とする。
【0013】図1において、ラッチ回路(29−1)
(29−2)〜(29−4)は第2のラッチ回路に相当
し、ラッチ回路(32)は第3のラッチ回路に相当して
いる。また、デコーダ(35)は、従来ロード信号LO
ADの発生後の最初のクロック信号CLKの発生に同期
して発生していたラッチクロック信号LC1のみを発生
しない様に内部配線が施されている。即ち、デコーダ
(35)は2周期目のクロック信号CLKに同期して順
次ラッチクロック信号LC1’〜LC3’を発生する構
成となっている。また、(36)は第1のラッチ回路で
あり、ロード信号LOADの発生後に端子(30)に初
めて印加されたNビットの表示データが、ロード信号L
OADの発生後の最初のクロック信号CLKに同期して
ラッチされる。また、前記第2のラッチ回路において、
ラッチ回路(29−1)は第1のラッチ回路(36)の
値をラッチするものであり、ラッチ回路(29−2)は
その後端子(30)に印加されるNビットの表示データ
をラッチするものである。ここで、ラッチ回路(29−
1)(29−2)のC端子にはANDゲート(15)か
ら出力されたラッチクロック信号LC1’が共通印加さ
れており、即ち、カウンタ(3)のリセット解除後に、
ラッチ回路(29−1)への第1のラッチ回路(36)
の値のラッチ動作及びラッチ回路(29−2)へのその
後のNビットの表示データのラッチ動作は同時に行われ
る。
【0014】また、(37)はリセット回路であり、ロ
ード信号LOAD及びクロック信号CLKを基に、カウ
ンタ(3)のためのリセット信号RSTを発生するもの
であり、図4の従来回路における遅延回路(20)を用
いたリセット回路(18)とは構成が異なる。以下、図
1のリセット回路(37)の具体回路例について図2を
用いて説明する。
【0015】図2において、(38)はDフリップフロ
ップであり、そのD端子にはインバータ(39)を介し
てロード信号LOADが印加され、R端子にはインバー
タ(39)を介したロード信号LOADが反転印加され
る。更にC端子にはクロック信号CLKが反転印加され
る。インバータ(39)の出力即ちロード信号LOAD
の反転をaとすると、信号a及びDフリップフロップ
(38)の*Q端子出力がANDゲート(40)に印加
され、その論理積がリセット信号RSTとして出力され
る。以下、図2のリセット回路(37)の動作を図3の
タイムチャートを用いて説明する。まず、ロード信号L
OADが所定期間ハイレベルになると、インバータ(3
9)の出力aが同期間だけローレベルとなり、これより
Dフリップフロップ(38)はリセットされて*Q端子
出力はハイレベルとなる。尚、この時、集積回路外部か
らのシステム制御によりクロック信号CLKは発生して
いない。その後、最初のクロック信号CLKが発生する
と、該クロック信号CLKの立ち下がりに同期して*Q
端子出力はローレベルに立ち下がる。そして、信号aと
*Q端子出力との論理積がANDゲート(40)で演算
される為、リセット信号RSTはロード信号LOADの
立ち下がりから最初のクロック信号CLKの立ち下がり
までの1周期だけハイレベルとなり、この期間だけカウ
ンタ(3)はリセットされることになる。
【0016】再び図1に戻り、図1の動作について説明
する。まず、ロード信号LOADの立ち下がりから最初
のクロック信号CLKの立ち下がりまでの1周期だけカ
ウンタ(3)がリセットされている間、カウンタ(3)
は計数動作を禁止されており、ラッチ回路(36)が最
初のNビットの表示データDATAを最初のクロック信
号CLKに同期してラッチする。その後、カウンタ
(3)はリセット解除され、クロック信号CLKを計数
し始める。カウンタ(3)が1個目のクロック信号CL
Kを計数した時、デコーダ(35)及びANDゲート
(15)を介してラッチクロック信号LC1’が発生
し、これにより、ラッチ回路(36)にラッチされた最
初のNビットの表示データ及び次に端子(30)に印加
されたNビットの表示データは各々、ラッチクロック信
号LC1’に同期してラッチ回路(29−1)(29−
2)に同時にラッチされる。こうして全ラッチ回路(2
9−1)(29−2)〜(29−4)にNビットの表示
データがラッチされると、ラッチクロック信号LC3’
を作成する為にANDゲート(17)に印加されるデコ
ーダ(35)のハイレベル出力がインバータ(31)を
介してNANDゲート(4)に印加され、カウンタ
(3)はクロック信号CLKの入力を禁止されて計数動
作を停止する。そして、再びロード信号LOADが発生
すると、その立ち下がりに同期してラッチ回路(29−
1)(29−2)〜(29−4)の全ラッチ内容はラッ
チ回路(32)に一括してパラレルにラッチされる。こ
うしてラッチ回路(32)にラッチされた4Nビットの
表示データに基づき駆動回路(33)が動作し、液晶パ
ネル(34)にドット表示が行われることになる。後
は、上記した動作が繰り返され、表示動作が繰り返され
ることになる。
【0017】以上より、カウンタ(3)のリセット時間
が、従来のクロック信号CLKの半周期の2倍の時間と
なり、クロック信号CLKの高速化に十分対応できるこ
とになる。また、クロック信号CLKに同期したリセッ
ト信号RSTを発生する為、リセット信号RSTはロー
ド信号LOADが発生してから最初のクロック信号CL
Kが発生するまでの1周期だけばらつくことなく確実に
発生し、カウンタ(3)を確実にリセットでき後段の誤
動作を確実に防止できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、カウンタのリセット時
間が、従来のクロック信号の半周期の2倍の時間とな
り、クロック信号の高速化に十分対応できることにな
る。また、クロック信号に同期したリセット信号を発生
する為、リセット信号はロード信号が発生してから最初
のクロック信号が発生するまでの1周期だけばらつくこ
となく確実に発生し、カウンタを確実にリセットでき後
段の誤動作を確実に防止できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の駆動回路を示す図である。
【図2】本発明に使用されるリセット回路を示す図であ
る。
【図3】本発明に使用されるリセット回路の動作を示す
タイムチャートである。
【図4】従来の表示装置の駆動回路を示す図である。
【図5】従来回路の動作を示すタイムチャートである。
【図6】従来回路の一部具体回路を示す図である。
【図7】図6の具体回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図8】従来回路のリセット回路の具体回路を示す図で
ある。
【図9】図8の具体回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
(3) カウンタ (29−1)(29−2)〜(29−4) 第2のラッ
チ回路 (32) 第3のラッチ回路 (33) 駆動回路 (35) デコーダ (36) 第1のラッチ回路 (37) リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 545 G09G 3/20 G09G 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロード信号の発生時のみクロック信号の
    発生を禁止する様に構成した表示装置の駆動回路におい
    て、 前記クロック信号を計数するカウンタと、 前記ロード信号及び前記クロック信号に基づいて、前記
    ロード信号が発生してから最初の前記クロック信号が発
    生するまでの1周期の間、前記カウンタをリセットする
    為のリセット信号を発生するリセット回路と、 前記カウンタの計数信号を基に、最初の前記クロック信
    号の後から順次発生する前記クロック信号に同期してラ
    ッチクロック信号を順次発生するデコーダと、 最初の前記クロック信号に同期して前記表示装置の為の
    Nビットの表示データをラッチする第1のラッチ回路
    と、 前記ラッチクロック信号に同期してその後のNビットの
    表示データを順次ラッチする複数のラッチ部、及び、最
    初の前記ラッチクロック信号に同期して前記複数のラッ
    チ部の初段がNビットの表示データをラッチすると同時
    に前記第1のラッチ回路の値をラッチするラッチ部を有
    する第2のラッチ回路と、 前記ロード信号に同期して前記全ラッチ部がNビットの
    表示データをラッチした状態にある前記第2のラッチ回
    路の値をラッチする第3のラッチ回路と、 前記第3のラッチ回路の値を基に表示装置に表示を行う
    為の信号処理を行う駆動回路と、 を備えたことを特徴とする表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記第2のラッチ回路を構成する最終段
    のラッチ部に印加される前記ラッチクロック信号を基
    に、前記カウンタの計数動作を禁止する禁止回路を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の表示装置の駆動回
    路。
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