JP3286086B2 - 光ビーム自動追尾装置 - Google Patents

光ビーム自動追尾装置

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JP3286086B2 JP18648694A JP18648694A JP3286086B2 JP 3286086 B2 JP3286086 B2 JP 3286086B2 JP 18648694 A JP18648694 A JP 18648694A JP 18648694 A JP18648694 A JP 18648694A JP 3286086 B2 JP3286086 B2 JP 3286086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームによる通信及
び計測を行うための光信号送受信装置における光ビーム
自動追尾装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例の構成図を示し、受信光L
の入射方向には光ビーム調節手段1が設けられ、光ビー
ム調節手段1内のトラッキングミラー2に受信光Lが入
射するようになっている。トラッキングミラー2の反射
方向の光路上には、集光光学系3、4分割光電検出器4
が配列されている。
【0003】4分割光電検出器4の出力は制御手段5内
の追尾誤差角検出部6に接続され、追尾誤差角検出部6
の出力は補償要素7を介してスイッチ8の一方の端子8
aに接続されている。一方、スイッチ8の他方の端子8
bには指令信号発生器9の出力が接続されており、追尾
誤差角検出部6、補償要素7、指令信号発生器9により
制御手段5が構成されている。
【0004】制御手段5の信号はスイッチ8を介して光
ビーム調節手段1のミラー駆動用制御回路10に接続さ
れ、スイッチ8により補償要素7と指令信号発生回路9
の出力を切換えるようになっている。ミラー駆動用制御
回路10の出力は、アクチュエータ11を介してトラッ
キングミラー2に接続され、またトラッキングミラー2
にはその角度を検出するミラー角度検出器12が接続さ
れ、ミラー角度検出器12の出力はミラー駆動用制御回
路10に接続されている。これらのミラー駆動用制御回
路10、アクチュエータ11、ミラー角度検出器12及
びトラッキングミラー2により光ビーム調節手段1が構
成されている。
【0005】受信光Lは光ビーム調節手段1内のトラッ
キングミラー2に入射し、集光光学系3を介して4分割
光電検出器4によって検出され、制御手段5の追尾誤差
角検出部6に至り受信光Lの光軸のずれ量が求められ、
補償要素7を介してスイッチ8の端子8aから光ビーム
調節手段1のミラー駆動用制御回路10に入力される。
また、スイッチ8を端子8bに切換えて、指令信号発生
回路9からの指令信号が同様にミラー駆動用制御回路1
0に入力され、ミラー駆動用制御回路10はこの光軸の
ずれ量に基づいて、アクチュエータ11によりトラッキ
ングミラー2を駆動して光軸のずれを補正する。
【0006】なお、追尾誤差角度の測定範囲をカバーす
るために、4分割光電検出器4に入射する受信光Lのス
ポット径は十分な大きさを有し、また光軸のずれを容易
にカバーするために通信相手又は計測点からの受信光L
は拡がり角を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
すように、4分割光電検出器4のスポット位置の移動量
即ち追尾誤差角度θと、制御手段5内の追尾誤差角検出
部6の正規化された出力信号Sとの関係は、4分割光電
検出器4に入射する受信号Lのスポット径により変化す
る。このため、従来例では伝送距離の変化により4分割
光電検出器4のスポット径が変化するにつれて、フィー
ドバック制御系のオープンループゲインが変化し、自動
追尾制御特性が劣化するという問題が生ずる。
【0008】即ち、従来例においては伝送距離が短くな
るにつれてスポット径が大きくなり、フィードバック制
御系のオープンループゲインが小さくなるため、制御系
の速応性や定常偏差特性が劣化する。逆に、伝送距離が
長くなるにつれてスポット径が小さくなり、フィードバ
ック制御系のオープンループゲインが大きくなるため、
制御系の安定性が劣化するという問題が生ずる。
【0009】また、スポット径の変化に伴って4分割光
電検出器4上のスポット中心の移動量に対して出力信号
が飽和しない範囲も変化する。即ち、図4に示すように
スポット径が小さくなると曲線Pは曲線P1側に移動し、
スポット径が大きくなると曲線Pは曲線P2側に移動す
る。従って、スポット径が小さくなるのにつれて、出力
信号が飽和しない範囲は狭くなり、追尾外れが発生し易
くなるという問題が生ずる。
【0010】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
伝送距離の変化により生ずる制御系の速応性や定常偏差
特性の劣化を抑え、かつ制御系の安定性を高めた光ビー
ム自動追尾装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光ビーム自動追尾装置は、受信光の入射
角度を調節する光ビーム角度調節手段と、前記受信光の
入射角度に対応した信号を出力する4分割光電検出器
と、該4分割光電検出器に前記受信光を集光する集光光
学系と、前記4分割光電検出器からの信号を処理し前記
光ビーム角度調節手段に指令信号を出力する制御手段と
から成る光ビーム自動追尾装置において、前記集光光学
系にアクチュエータを設け、追尾状態においてトラッキ
ングミラーを微小角度だけ変化させることにより前記4
分割光電検出器のゲイン変化を検出し、前記アクチュエ
ータにより前記集光光学系を光軸に垂直方向に振動さ
せ、前記4分割光電検出器のゲイン変化を補正すること
を特徴とする。
【0012】
【作用】上述の構成を有する光ビーム自動追尾装置は、
受信光を光ビーム角度調節手段を介して集光光学系によ
り集光し、4分割光電検出器により検出する。制御手段
はトラッキングミラーを微小角度だけ変化させる制御を
行って、4分割光学検出器のゲイン変化を検出し、集光
光学系に設けたアクチュエータにより集光光学系を光軸
に垂直方向に振動させて、4分割光電検出器のゲイン変
化を補正する。
【0013】
【実施例】本発明を図1、図2に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本実施例の構成図を示し、受
信光Lの入射方向には光ビーム調節手段20が設けら
れ、光ビーム調節手段20内のトラッキングミラー21
に受信光Lが入射するようになっている。トラッキング
ミラー21の反射方向の光路上には、集光光学系22と
4分割光電検出器23が配列され、集光光学系22には
集光光学系22を振動させるアクチュエータ24が接続
されており、4分割光電検出器23の出力は制御手段2
5の追尾誤差角検出部26に接続されている。
【0014】制御手段25内において、追尾誤差角検出
部26の出力は加算器27及びキャリブレーション演算
部28に接続されており、加算器27の出力は補償要素
29に接続され、キャリブレーション演算部28の出力
はアクチュエータ24及び指令信号発生器30に接続さ
れ、指令信号発生器30の出力は加算器27及びスイッ
チ31の端子31aに接続されている。更に、補償要素
29の出力はスイッチ31の端子31bに接続され、こ
れらの追尾誤差角検出部26、加算器27、キャリブレ
ーション演算部28、補償要素29、指令信号発生器3
0により制御手段25が構成されている。
【0015】制御手段25の信号はスイッチ31によ
り、光ビーム調節手段20のミラー駆動用制御回路32
に接続され、ミラー駆動用制御回路32の出力はアクチ
ュエータ33を介してトラッキングミラー21に接続さ
れている。また、トラッキングミラー21にはトラッキ
ングミラー21の角度を検出するミラー角度検出器34
が接続され、ミラー角度検出器34の出力はミラー駆動
用制御回路32に接続されている。これらのミラー駆動
用制御回路32、アクチュエータ33、ミラー角度検出
器34及びトラッキングミラー21により光ビーム調節
手段20が構成されている。
【0016】スポット径の変化による制御系のオープン
ループゲインの変化の補正を行うには、先ずスイッチ3
1を端子31aに接続し、フィードバック制御系が発振
しないように補償要素29のゲインを低い値に設定し、
その後に受信光Lを追尾させる。受信光Lはトラッキン
グミラー21により偏向され、集光光学系22を介して
4分割光電検出器23で検出され電気信号に変換され
る。更に、この電気信号は追尾誤差角検出部26に入力
され追尾誤差角度が推定される。この追尾誤差角度は加
算器27、補償要素29、スイッチ31の端子31bを
介してミラー駆動用制御回路32に入力され、ミラー駆
動用制御回路32は追尾誤差角度とミラー角度検出器3
4から出力されるトラッキングミラー21の角度とを比
較し、フィードバック制御により追尾誤差角度がなくな
るように、アクチュエータ33によりトラッキングミラ
ー21を駆動する。
【0017】次に、指令信号発生器30は直流信号を出
力し、加算器27においてこの直流信号に追尾誤差角検
出部26からのフィードバック信号を加算し、受信光L
のスポットの中心が4分割光電検出器23の中心から微
小量だけ変化した位置に入射するように、フィードバッ
ク制御により受信光Lを追尾させる。このときのトラッ
キングミラー21の角度Aと追尾誤差角検出部26の出
力信号aを、図示しないメモリ部に入力する。
【0018】更に、指令信号発生器30は出力する直流
信号の極性を反転し、スポットの中心が4分割光電検出
器23の中心から前述の場合と反対方向に、微小量だけ
変化した位置に入射するように受信光Lを追尾させ、こ
のときのトラッキングミラー21の角度Bと追尾誤差角
検出部26の出力信号bをメモリ部に入力する。
【0019】ここで、トラッキングミラーの角度変化量
を受信ビームの角度量に変換する係数をKとすると、|
a−b|/(K・|A−B|)は、使用装置間の伝送距
離における集光光学系22から4分割光電検出器23を
介して追尾誤差角検出部26までのゲインの和を表して
いる。
【0020】この値と、最適なオープンループゲインか
ら予め計算した基準ゲインとを比較し、両者が等しくな
るようにフィードバック制御し、自動追尾制御系の応答
周波数よりも十分に高い周波数で、光軸に垂直方向にか
つ図2に示す4分割光電検出器23の検出部T内の暗部
の不感帯Nに対し45°の矢印R方向に、アクチュエー
タ24を用いて集光光学系22を振動させ、見掛上のス
ポット径Mを変化させる。このとき、補償要素29のゲ
インはスポット径Mが最大のときに最小となるように切
換えておく。
【0021】使用に際しては、指令信号発生器30の直
流信号を0に設定し、受信光Lのスポットの中心が常に
4分割光電検出器23の中心に入射するように追尾させ
れば、装置間の伝送距離が変化して4分割光電検出器2
3上のスポット径Mが変化しても、自動的に制御系のオ
ープンループゲインを最適な値に調整することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光ビー
ム自動追尾装置は、集光光学系を振動させて見掛上のス
ポット径を変化させることにより、通信相手又は測定点
から光ビーム自動追尾装置までの距離が変化した場合で
も、制御系のオープンループゲインを最適な値に維持す
ることができるため、自動追尾制御特性の劣化を防止
し、最適な状態で光ビームを自動追尾することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成図である。
【図2】スポットの振動方向の説明図である。
【図3】従来例の構成図である。
【図4】追尾誤差角度と追尾誤差検出器の出力信号との
関係のグラフ図である。
【符号の説明】
20 光ビーム調節手段 21 トラッキングミラー 22 集光光学系 23 4分割光電検出器 24、33 アクチュエータ 25 制御手段 26 追尾誤差角検出部 28 キャリブレーション演算部 29 補償要素 30 指令信号発生器 31 スイッチ 32 ミラー駆動用制御回路 34 ミラー角度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/22 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/78 - 3/789 G01S 7/48 G01S 17/00 - 17/88 G01C 1/00 G05D 3/00 H04N 5/232 H04B 10/10 - 10/105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信光の入射角度を調節する光ビーム角
    度調節手段と、前記受信光の入射角度に対応した信号を
    出力する4分割光電検出器と、該4分割光電検出器に前
    記受信光を集光する集光光学系と、前記4分割光電検出
    器からの信号を処理し前記光ビーム角度調節手段に指令
    信号を出力する制御手段とから成る光ビーム自動追尾装
    置において、前記集光光学系にアクチュエータを設け、
    追尾状態においてトラッキングミラーを微小角度だけ変
    化させることにより前記4分割光電検出器のゲイン変化
    を検出し、前記アクチュエータにより前記集光光学系を
    光軸に垂直方向に振動させ、前記4分割光電検出器のゲ
    イン変化を補正することを特徴とする光ビーム自動追尾
    装置。
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