JP3285969B2 - ケーブル式ウインドレギュレータ用駆動装置 - Google Patents

ケーブル式ウインドレギュレータ用駆動装置

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JP3285969B2 JP30759192A JP30759192A JP3285969B2 JP 3285969 B2 JP3285969 B2 JP 3285969B2 JP 30759192 A JP30759192 A JP 30759192A JP 30759192 A JP30759192 A JP 30759192A JP 3285969 B2 JP3285969 B2 JP 3285969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル式ウインドレギ
ュレータ用駆動装置に関する。さらに詳しくは、自動車
や建物などの窓ガラスをケーブルを介して開閉するウイ
ンドレギュレータの駆動側の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なケーブル式ウインドレギュレー
タの駆動装置は、たとえば特開昭60−246977号
公報に示されるように、窓ガラスを上昇および下降させ
るためにループ状に配索したコントロールケーブルの内
索を巻き取り、かつほどき出すためのドラムと、このド
ラムを回転駆動するための駆動軸とを有する。さらに駆
動軸とドラムとは、窓ガラスがこじ開けられるのを防ぐ
ためのブレーキスプリングの作動を円滑にするべく、回
転方向の遊びをもって係合しており、駆動軸の外周には
ブレーキスプリングが設けられている。また前記ドラム
は、窓の上昇時と下降時の駆動力をバランスさせるため
のスパイラルスプリングの付勢力を受けている。そして
上記の駆動軸、ドラム、ブレーキスプリングおよびスパ
イラルスプリングは、通常同心状に一列に配置されてい
る。
【0003】ところがこのような構成では、駆動装置の
厚さ(軸方向の長さ)が厚いという問題があり、さらに
ケーブルを伝わってくる雨水がスパイラルスプリングな
どを錆させるおそれがある。そのため、本出願人はドラ
ムを駆動軸やスパイラルスプリングから分離し、それら
と平行に、いわば並列的に配置した駆動装置を提案して
いる(特開平4−60083号、60084号、600
85号各公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ドラムを他の部品
から分離して並列的に配置した駆動装置は、直列状に配
置したものに比してある程度厚さが薄くなっている。し
かし近時の自動車はドア内部に種々の機構を組み込み、
またドア用のサイド補強バーなどを挿入するため、一層
各種機器の薄型化の要請が強まっている。そのため前記
従来の駆動装置の厚さでも充分でなく、一段と薄くする
ことが要求されている。本発明はかかる要求に応え、ケ
ーブル式ウインドレギュレータの駆動装置を一層薄く
し、自動車のドア内に組み込みやすくすることを技術課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のウインドレギュ
レータ用駆動装置は、(a)ハウジングと、(b)該ハ
ウジング内に回転自在に支持され、窓昇降用のケーブル
を巻き取り、送り出すためのドラムと、(c)該ドラム
と同心状に前記ハウジング内に回転自在に支持され、ド
ラムとトルク伝達可能に連結されている第1ギアと、
(d)前記第1ギヤと噛合するように、かつ、前記ハウ
ジング内に、ドラムの回転中心と平行の回転中心まわり
に回転自在に設けられる第2ギヤと、(e)前記第2ギ
ヤを回転駆動するための駆動軸とを有し、(f)前記第
2ギヤが、下方に開口する有底筒状の形態を有するスプ
リングケースの外壁の外周に形成されており、そのスプ
リングケースの内部に、第2ギヤを常時一方向に回転付
勢するようにスパイラルスプリングが収容されているこ
とを特徴としている。このような装置では、駆動軸が半
径方向外側に突出する係合部を備えており、前記スプリ
ングケースの上面に、前記係合部に対し、ブレーキスプ
リングのロック解除のための遊びをもって係合する係合
突起が直接突設されており、さらにブレーキスプリング
の外周を拘束するためのカップ部材を有し、該カップ部
材の根元部が前記スプリングケースの上面に向かって延
びており、スプリングケースの上面に係合突起を取り囲
む環状溝を形成し、その延ばした根元部との干渉を防ぐ
ようにしたものが好ましい。また、ハウジングの内底面
に、駆動軸の軸受けを構成するボスを突設し、このボス
の外周に、スパイラルスプリングの内端を係止するのが
好ましい。
【0006】請求項4の駆動装置は、(a)ハウジング
と、(b)該ハウジング内に回転自在に支持され、窓昇
降用のケーブルを巻き取り、送り出すためのドラムと、
(c)該ドラムと同心状に前記ハウジング内に回転自在
に支持され、ドラムとトルク伝達可能に連結されている
第1ギアと、(d)前記第1ギアと噛合するように、か
つ前記ハウジング内に、ドラムの回転中心と平行の回転
中心まわりに回転自在に設けられる第2ギアと、(e)
前記第2ギアを回転駆動するための駆動軸とを有し、
(f)前記駆動軸が半径方向外側に突出する係合部を備
えており、前記第2ギアの上面に、前記係合部に対し、
ブレーキスプリングのロック解除のための遊びをもって
係合する係合突起が突設されており、(g)前記ブレー
キスプリングの外周を拘束するためのカップ部材とを有
し、該カップ部材の根元部が前記第2ギアの上面に向か
って延びており、さらに第2ギアの上面に前記係合突起
を取り囲むように前記カップ部材の根元部との干渉を避
けるための環状溝が形成されていることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本発明の装置(請求項1)においては、第2ギ
アがスプリングケースの外壁の外周に形成されているの
で、別個に設ける場合よりもハウジングの厚さを薄くし
うる。さらにスプリングケースと第1ギアとが隣接する
ので、スパイラルスプリングの付勢力がスムーズに第1
ギアに伝わる。請求項2の装置では、第2ギアを外周面
に設けたことにより空いたスプリングケースの上面スペ
ースを利用し、そこに直接係合突起を形成している。そ
のためハウジングの厚さを薄く、かつ軽量にすることが
できる。さらにブレーキスプリングの外周を拘束するた
めのカップ部材の根元部を下方に延ばすと共に、スプリ
ングケースの上面部に係合突起を取り囲む環状溝を形成
し、その延ばした部分との干渉を防いでいるので、ブレ
ーキスプリング用カップ部材の有効深さを減ずることな
く、一層ハウジングの厚さを薄くすることができる。し
かも第2ギアがスプリングケースに設けられているの
で、スプリングケースを安定して回転自在に支持しう
る。
【0008】請求項4の装置では、ブレーキスプリング
の外周を拘束するためのカップ部材の根元部を下方に延
ばすと共に、第2ギアの上面部に係合突起を取り囲む環
状溝を形成してその延ばした部分との干渉を防いでいる
ので、ブレーキスプリング用カップ部材の有効深さを減
ずることなく、ハウジングの厚さを薄くすることができ
る。
【0009】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の装置を説
明する。図1は本発明の装置の一実施例を示す断面図、
図2は図1の装置の分解斜視図、図3は図1のIII −II
I 線断面図、図4は図1のIV−IV線断面図、図5は図1
の装置を用いたウインドレギュレータの一例を示す正面
図、図6は本発明の装置の他の実施例を示す断面図であ
る。図1および図2に示す装置Aは平面形状がひょうた
ん形の箱状の本体1aとその本体1aの上部開口に被せ
られる蓋1bとからなるハウジング1を備えている。本
体1aは通常合成樹脂成形品であり、蓋1bは金属板の
プレス成形品である。本体1aの内部はドラム2などが
収容される第1室3と、駆動軸4などを収容する第2室
5とに分かれている。
【0010】本体1aの第1室3の底部には、ドラム2
を収容するための有底筒状のドラム収容部6が外方へ突
出している。そしてドラム収容部6の内底中心にピン8
が立設されている。そのピン8の上端は前記蓋1bに内
向きに曲げ形成したフランジ部9と嵌合している。ピン
8の外周には、従来公知のドラム2が回転自在に嵌挿さ
れており、そのドラム2の上面側に、第1ギア10がド
ラム2と同心状に回転自在に設けられている。なお図1
では第1ギア10は高さ方向のスペースを減らすために
蓋1bのフランジ部9の外周に嵌挿しているが、もちろ
んピン8に直接嵌挿してもよい。同じく高さを低くする
ため、第1ギア10の底面に円筒状の凹部11を形成
し、その凹部11にドラム2の上端を入れ子状に嵌めて
いる。
【0011】ドラム2と第1ギア10との当接面には、
従来公知のケーブルのたるみをとるための放射状のラチ
ェット歯列12、13を形成している(図2および図3
参照)。そして窓ガラスを上昇させる第1ケーブル14
の索端金具16はドラム2の第1係止孔18に係止さ
れ、下降させる第2ケーブル15の索端金具17は第1
ギア10に形成した第2係止孔19に係止している。前
記一対のラチェット歯列12、13はウインドレギュレ
ータを組み立てるとき、ケーブルのたるみをとるための
ものであり、蓋1bをしっかりと取り付けた後は、ドラ
ム2と第1ギア10とは一緒に回転する。また図2に示
すように、前記ハウジング1の本体1aには、ドラム2
に巻き付けた第1ケーブル14および第2ケーブル15
を外部に導くためのガイド20が設けられている。
【0012】ハウジング1の本体1aの前記第2室5の
内底中心には、駆動軸4の軸端を回転自在に受けるため
のボス21が突設されている。そして蓋1bの第2室5
側には有底筒状のブレーキスプリング収容用のカップ部
材24が突設されている。このカップ部材24は蓋1b
全体と一体に成形することもできるが、本実施例ではあ
らかじめ根元部24aの外周にフランジ部25を有する
有底筒状に別部品としてプレス成形し、蓋1bの平坦部
26に形成した開口27の内周に下側から嵌め込み、フ
ランジ部25を開口の周縁にスポット溶接により固着し
ている。前記カップ部材24の中心には、内向きに曲げ
形成した軸受け部28が設けられており、この軸受け部
28と前記ボス21とにより駆動軸4を回転自在に支持
している。
【0013】駆動軸4の外周には、有底筒状のスプリン
グケース29が開口を下向きにするように回転自在に嵌
挿されている。スプリングケース29の外壁30の外周
面には、前記第1ギア10と噛合する第2ギア31が一
体に形成されている。またスプリングケース29の内部
には、窓ガラスの上昇操作と下降操作の間で生ずる操作
力の差を緩和するためのバランススプリングとして、公
知のスパイラルスプリング22が収容されている。そし
て図3に示すように、スパイラルスプリング22の外側
の端部22aは外向きに曲げ返されてスプリングケース
29の外壁30の内周面に形成した溝29aなどに係止
されており、内側の端部22bは内向きに曲げられて前
記ボス21に形成したスリット21aに係止されてい
る。
【0014】前記駆動軸4の長さ方向の中央部には、扇
状の形状を有する2個の係合部32が突設されている。
そしてスプリングケースの上面にはそれらの係合部32
と回転方向に遊びをもって係合する係合突起33が突設
されている。すなわち係合部32と係合突起33とは、
図4に示すように前記遊びを形成するギャップGを介し
てたがいに噛み合っており、それらのギャップGに公知
の円筒コイル状のブレーキスプリング34の両端部34
a、34bが係合されている。なおブレーキスプリング
34の外周面は、前記カップ部材24の内面と摺接して
おり、そのため外部から窓ガラスを押し下げようとする
と、ブレーキスプリング34が外側に拡がってカップ部
材24の内面と強く当接し、ロック作用を奏する。しか
し駆動軸4によって回転されるときは、係合部32がブ
レーキスプリング34の端部34a、34bを引っ掛け
てロック解除しながらスプリングケース29の係合突起
32と係合するので、自由に回転させる。すなわち前記
係合部32と係合突起33との回転方向の遊びは、それ
らのブレーキスプリング34のロック作用およびロック
解除作用のために設けられている。
【0015】本実施例では前述したようにフランジ部2
5を有するカップ部材24を平坦部26の開口25に下
側から嵌め込んでいるので、カップ部材24の内周面の
全体をブレーキスプリングの前記ロック作用のために使
用しうる。そのためカップ部材24の有効深さを同じと
すれば、フランジ部25の厚さだけ、カップ部材24の
突出高さを低くしうる。さらに本実施例では、蓋1bの
平坦部26の内面側にフランジ部25が突出しているの
で、スプリングケース29の上面の係合突起33の外周
にそのフランジ部25との干渉を避けるための環状溝3
5を形成している。それにより環状溝35の外側、すな
わち第2ギア31の上面近辺を蓋1bと摺接させること
ができ、安定した第1ギア10と第2ギア31の噛合を
確保することができる。なお係合部32の上面をカップ
部材24の上面と摺接させる従来の方法を採用してもよ
く、両方を併用することもできる。
【0016】なお図1〜2において、36はハウジング
1を自動車のドアの内部などに取り付けるための突起な
いしアームであり、37は第1室3と第2室5とを区画
する仕切り壁である。仕切り壁37はケーブル14、1
5を伝わってくる雨水などが、ブレーキスプリング34
やスパイラルスプリング22を収容した第2室5に入っ
てこないようにするためのものである。さらに図3に示
すように、ガイド20を第2室5方向に延ばしておき、
図5に示すように第2室5を第1室3よりも高くしてお
くと共に、ドラム収容部6に水抜き用の孔などを形成し
ておけば、一層雨水が第2室5に行かないようにするこ
とができる。
【0017】叙上のごとく構成される駆動装置Aは、第
2ギア31をスプリングケース29の外壁30の外周面
に設けているので、スプリングケース29全体の高さが
低い。そのため、第2室5側を浅くすることができる。
さらに第1室3側についても、ドラム収容部6のみを第
1室3の底部から突出させたので、突出した部分を除く
ハウジング1全体の厚さをきわめて薄くすることができ
る利点がある。このように薄くした駆動装置Aは、従来
の駆動装置と同様の機能を奏する。すなわち図2に示す
ように、駆動軸4を矢印C方向に回転させると、ブレー
キスプリング34のロック作用を解除しながら第2ギア
31を矢印C方向に回転駆動することができる。それに
より第1ギア10を矢印E方向に回転させて、ドラム2
上に第1ケーブル14を巻き取り、第2ケーブル15を
送り出すことができる。
【0018】逆に駆動軸4を破線の矢印D方向に回転駆
動すると、第2ギア31および第1ギア10はそれぞれ
矢印D、矢印F方向に回転し、第2ケーブル15をドラ
ム2上に巻き取り、第1ケーブル14を送り出すことが
できる。前記駆動軸4は、クランク式のハンドルで手動
により回転駆動することができる。しかしモータ駆動と
してもよい。上記のごとく構成される駆動装置Aは、た
とえば図5に示すウインドレギュレータBの駆動装置と
して用いられる。図5において、41はガイドレールで
あり、そのガイドレール41上にキャリアプレート42
が摺動自在に設けられている。キャリアプレート42は
窓ガラスを支持するものである。
【0019】駆動装置Aは、前述のように、第2室5側
がいくらか下になるように、自動車のドアの内部に取り
付けられる。前記上昇用の第1ケーブル14はガイドレ
ール41の上部の湾曲ガイド43を通って下方向に延
び、キャリアプレート42に係止される。また下降用の
第2ケーブル15は、ガイドレール41の下部の湾曲ガ
イド44を通って上方向に延び、キャリアプレート42
に係止される。したがって駆動装置Aの駆動軸4を矢印
C方向に回転させることにより、キャリアプレート42
をガイドレール41に沿って上昇させることができ、逆
に駆動軸4を矢印D方向に回転させることにより、キャ
リアプレート42を下降させることができる。なおこの
場合、キャリアプレート42を上昇させるときはスパイ
ラルスプリング22はほどき方向であり、窓ガラスの上
昇に要するトルクを軽減させうる。またキャリアプレー
ト42を下降させるときはスパイラルスプリング22を
巻き上げながら操作することになる。なお図5の45、
46はケーブル14、15を案内するための可撓性のア
ウターケーシングである。
【0020】前記実施例では、カップ部材24と平坦部
26とをスポット溶接しているが、プレス成形で一体に
成形してもよい。その場合もカップ部材24の根元部を
下方に延ばし、その根元部と干渉しないように、スプリ
ングケース29の上面に環状溝35を形成するのが好ま
しい。それによりカップ部材24の深さの確保とハウジ
ングの厚さ減少とを同時に達成しうる。また前記実施例
において、ドラム2を中空とし、その内部にバランスス
プリングとしての作用を行なう第2のスパイラルスプリ
ングを収容してもよい。
【0021】図1に示す駆動装置Aは、第1ギア10の
下方にドラム2を設けているが、図6に示す駆動装置B
のように第1ギアの上にドラム2を配置するようにして
もよい。その場合は蓋1bの上面をブレーキスプリング
の収容用のカップ部材24の上面とほぼ同じ高さにする
ことができ、しかもハウジング1の本体1aの底面を平
坦にしうる。それによりドアパネルなどへの取り付けが
容易になる利点がある。
【0022】
【発明の効果】請求項1の駆動装置は、第2ギアがスプ
リングケースの外壁の外周に形成されているので、従来
の駆動装置に比してハウジングの実質的な厚さを約1/
2〜2/3とすることができる。また請求項4の駆動装
置では、第2ギアの上面に環状溝を形成し、カップ部材
の根元部をその環状溝に入るように下方に突出させてい
るので、カップ部材の深さを確保しながらハウジングの
厚さを薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の装置の分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1の装置を用いたウインドレギュレータの一
例を示す正面図である。
【図6】本発明の装置の他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ドラム 4 駆動軸 6 ドラム収容部 10 第1ギア 14 第1ケーブル 15 第2ケーブル 22 スパイラルスプリング 24 カップ部材 29 スプリングケース 31 第2ギア 32 係合部 33 係合突起 34 ブレーキスプリング 35 環状溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ハウジングと、 (b)該ハウジング内に回転自在に支持され、窓昇降用
    のケーブルを巻き取り、送り出すためのドラムと、 (c)該ドラムと同心状に前記ハウジング内に回転自在
    に支持され、ドラムとトルク伝達可能に連結されている
    第1ギアと、 (d)前記第1ギヤと噛合するように、かつ、前記ハウ
    ジング内に、ドラムの回転中心と平行の回転中心まわり
    に回転自在に設けられる第2ギヤと、 (e)前記第2ギヤを回転駆動するための駆動軸とを有
    し、 (f)前記第2ギヤが、下方に開口する有底筒状の形態
    を有するスプリングケースの外壁の外周に形成されてお
    り、 そのスプリングケースの内部に、第2ギヤを常時一方向
    に回転付勢するようにスパイラルスプリングを収容して
    いるケーブル式ウインドレギュレータ用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸が半径方向外側に突出する係
    合部を備えており、前記スプリングケースの上面に、前
    記係合部に対し、ブレーキスプリングのロック解除のた
    めの遊びをもって係合する係合突起が直接突設されてお
    り、 前記ブレーキスプリングの外周を拘束するためのカップ
    部材を有し、該カップ部材の根元部が前記スプリングケ
    ースの上面に向かって延びており、さらにスプリングケ
    ースの上面に前記係合突起を取り囲むように前記カップ
    部材の根元部との干渉を避けるための環状溝が形成され
    ている請求項1記載のケーブル式ウインドレギュレータ
    用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの内面に、駆動軸の軸受
    けを構成するボスが突設されており、該ボスの外周に前
    記スパイラルスプリングの内端が係止されている請求項
    1記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 (a)ハウジングと、 (b)該ハウジング内に回転自在に支持され、窓昇降用
    のケーブルを巻き取り、送り出すためのドラムと、 (c)該ドラムと同心状に前記ハウジング内に回転自在
    に支持され、ドラムとトルク伝達可能に連結されている
    第1ギアと、 (d)前記第1ギアと噛合するように、かつ前記ハウジ
    ング内に、ドラムの回転中心と平行の回転中心まわりに
    回転自在に設けられる第2ギアと、 (e)前記第2ギアを回転駆動するための駆動軸とを有
    し、 (f)前記駆動軸が半径方向外側に突出する係合部を備
    えており、前記第2ギアの上面に、前記係合部に対し、
    ブレーキスプリングのロック解除のための遊びをもって
    係合する係合突起が突設されており、 (g)前記ブレーキスプリングの外周を拘束するための
    カップ部材を有し、該カップ部材の根元部が前記第2ギ
    アの上面に向かって延びており、さらに第2ギアの上面
    に前記係合突起を取り囲むように前記カップ部材の根元
    部との干渉を避けるための環状溝が形成されているケー
    ブル式ウインドレギュレータ用駆動装置。
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