JP3285829B2 - 架空電線の探傷装置および探傷方法 - Google Patents

架空電線の探傷装置および探傷方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、架空電線の傷や
断線などを検査する探傷装置に関し、特に架空電線に流
れる電流を検出対象として、架空電線の電流の大きさに
よらず、断線部の検出精度および検出信頼性を向上させ
た架空電線の探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、架空電線には、傷や断線部の
有無を検査する探傷装置として、磁気センサなどを有す
る移動可能な空中機が設けられている。この種の探傷装
置は、磁気センサの検出信号を無線通信により地上機に
電送し、データ処理後の結果を表示させることにより、
架空電線の検査に寄与している。
【0003】図7はたとえば特開昭63−234153
号公報に従来例として記載された一般的な架空電線の探
傷装置を概略的に示す側面図であり、複数のコイルから
なる磁気センサにより渦電流を検出する探傷検査装置の
場合を示している。
【0004】図7において、1は探傷装置を走行させる
ための走行用ローラ、2は探傷装置を構成する複数のコ
イル、3は各コイル2を保持するコイルホルダ、4は複
数の素線からなる架空電線、5は探傷装置の処理回路を
構成する筐体、6は筐体5の内部に配置された探傷回路
である。
【0005】図7のように、従来の探傷装置の各コイル
2は、検査対象となる架空電線4の周囲に配設されると
ともに、走行ローラ1の回転により、筐体5とともに、
架空電線4の軸方向に沿って走行し、架空電線4の各素
線の傷や断線部を検知するようになっている。
【0006】筺体5内の探傷回路6は、コイル2の個数
と同数だけ備えられており、コイル2の各検出値を信号
処理することにより、架空電線4の素線の異常を検出す
るようになっている。
【0007】図8は上記公報の実施例として記載された
従来の架空電線の探傷装置を一部断面図で示す側面図で
ある。図8において、10、16および27は前述の走
行ローラ1、コイルホルダ3および筺体5にそれぞれ対
応しており、4は前述と同様の架空電線である。
【0008】10はチェーン駆動される走行用ローラ、
10aは走行用ローラ10の回転軸、11は走行用ロー
ラ10に取り付けられたスプロケット、12は走行用ロ
ーラ10のスプロケット11に回転動力を伝達するため
のスプロケットである。
【0009】14は走行用ローラ10の回転動力を発生
するギヤードモータ、14aはギヤードモータ14に取
り付けられたスプロケット、15はスプロケット11、
12および14aに掛けられたループ状のチェーンであ
る。
【0010】次に、図8に示した従来の架空電線の探傷
装置の動作について説明する。まず、ギヤードモータ1
4がスプロケット14aとともに回転すると、チェーン
15が回転駆動され、スプロケット11および12を介
して走行ローラ10に回転動力が伝達する。
【0011】これにより、コイルホルダ16および筺体
27を含む探傷装置は、架空電線4の軸方向に沿って走
行する。このとき、コイルホルダ16内の複数のコイル
2(図7参照)は、架空電線4に沿って走行しながら、
前述と同様に架空電線4の各素線の傷および断線部など
を検出する。
【0012】一方、筺体27内の電子回路(図示せず)
は、コイル2から入力される検出信号を処理して、架空
電線4の傷および断線部などの有無を判別する。
【0013】なお、ここで示された探傷装置は、架空電
線4に沿って走行する空中機のみであり、実際には、図
8に示した空中機以外に、地上に設置された地上機(図
示せず)を有している。
【0014】地上機は、空中機を制御するコントロール
手段と、空中機から無線通信などによって伝送されてく
る信号を処理し且つ表示する処理手段および表示手段と
を備えている。
【0015】地上機からのコントロール信号は、無線通
信などによって空中機に伝送され、空中機の走行を開
始、続行または停止させることにより、空中機を架空電
線4に沿って任意に走行させる。
【0016】図9は従来の架空電線の探傷装置(図7ま
たは図8参照)の回路構成を概略的に示すブロック図で
ある。図9において、2は前述と同様のコイルであり、
46はコイル2に交流電流を通電する励磁回路、47は
コイル2のインピーダンス変化を電圧に変換する増幅処
理回路、48は地上機との間で無線通信Wを行うための
通信用回路である。
【0017】励磁回路46、増幅回路ユニット47およ
び通信用回路48は、たとえば、図7内の探傷回路6を
構成しており、増幅回路ユニット47の出力信号は、通
信用回路48を介して地上機に送信される。
【0018】図10はコイル2と架空電線4との位置関
係を拡大して示す断面図であり、図10において、41
は架空電線4を構成する複数の素線、φはコイル2が発
生する交流磁界である。
【0019】図11は交流磁界φにより架空電線4に発
生する渦電流を示す説明図である。図11において、i
は架空電線4に流れる渦電流、41dは素線41の1つ
に発生した断線部である。
【0020】次に、図9〜図11を参照しながら、従来
の架空電線の探傷装置の動作について説明する。図9内
の励磁回路46がコイル2に交流電流を通電すると、コ
イル2は、図10のように、架空電線4の素線41と鎖
交する交流磁界φを発生する。
【0021】これにより、架空電線4の素線41に渦電
流iが発生するが、素線41に傷や断線部41dが存在
する場合、渦電流iの流れ方が変化する。このとき、渦
電流iからも磁界が発生しているので、渦電流iによる
発生磁界がコイル2と鎖交して、検出コイル2のインピ
ーダンスに影響する。
【0022】したがって、架空電線4の素線41に傷や
断線部41dなどが存在して渦電流iの流れ方が変化し
た場合、コイル2のインピーダンスは、素線41が健全
な場合に比べて変化する。
【0023】このインピーダンス変化は、コイル2の両
端に現れる交流電圧の変動となって増幅処理回路47に
入力され、増幅され且つ信号処理されて直流電圧に変換
される。
【0024】増幅処理回路47の出力信号は、架空電線
4の素線41の傷や断線部41dを示しており、通信用
回路48に伝達された後、無線通信Wなどで地上機に伝
送される。地上機は、空中機からの受信信号を表示する
回路装置を備えており、空中機の走行中にわたって受信
信号の処理結果を表示する。
【0025】したがって、地上機の表示画面を観察する
ことによって、オペレータは、架空電線4の素線41の
傷および断線部41dの存在を知ることができ、架空電
線4の健全性を調べることができる。
【0026】このように、渦電流iを用いて、架空電線
4の各素線41の健全性を検査することができるが、各
架空電線4の素線41を検査対象とした場合、以下のよ
うな問題が生じる。
【0027】すなわち、交流磁界φの鎖交により素線4
1に発生する渦電流iは、図11のように流れようとす
るが、各素線41が個別の導線で構成されていることか
ら、導線表面の酸化などによって各導線間の接触抵抗が
大きくなると、渦電流iが小さくなり、渦電流iの検出
感度を低下させる方向に作用してしまいう。
【0028】なぜなら、素線41に流れる渦電流が断線
の有無にかかわらず小さい場合、素線41の1本に断線
部41dが存在しても、渦電流iの大きさおよび流れ方
に変化が生じないので、コイル2のインピーダンス変化
が小さくなって、検出性能が低下することになる。
【0029】したがって、素線41の表面の酸化などに
より各素線間の接触抵抗が大きくなると、素線41の内
部(素線間)に流れる渦電流iの大きさが小さくなり、
検出感度が低下して、素線41の断線部41dを検出す
ることができなくなるおそれがある。
【0030】特に、架空電線4の素線41に断線部41
dが発生するときには、素線41の表面に酸化が発生す
ることが多いので、上記のように断線部41dに対する
検出感度が低下することは、実用上大きな問題である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】従来の架空電線の探傷
装置は以上のように、渦電流iが小さくなるので、高精
度に傷の有無を検査することができないという問題点が
あった。
【0032】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、架空電線に流れる電流が発生す
る磁界を検出対象とし、架空電線に流れる電流の大きさ
によらず各素線の断線部を良好に検出し、断線部の検出
精度および検出信頼性を向上させた架空電線の探傷装置
を得ることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る架空電線の探傷装置は、架空電線の周囲に配置され且
つ架空電線の軸方向に沿って移動可能に設けられた空中
機と、空中機との間で指令およびデータの送受信を行う
地上機とからなる架空電線の探傷装置において、空中機
は、架空電線に流れる電流により発生する磁界の大きさ
を検出する複数個の磁気センサと、各磁気センサの各瞬
時における検出値の総和値を算出し、検出値とともに総
和値を地上機に送信するための回路ユニットとを備え、
複数個の磁気センサは、架空電線を挟んで互いに対向す
る少なくとも一対の磁気センサ対を含み、回路ユニット
は、磁気センサからの検出信号を増幅するための磁気セ
ンサの個数と同数の可変増幅手段と、可変増幅手段を介
した磁気センサの検出値の総和値を算出する加算手段
と、各検出値および総和値を無線通信により地上機に伝
送するための送信回路とを含み、各可変増幅手段は、総
和値に応じて増幅度を変化させ、地上機は、磁気センサ
対の各検出値の相互偏差を総和値で除算する演算回路
と、演算回路の演算結果を表示データに変換する処理回
路と、表示データを表示させる表示手段とを含むもので
ある。
【0034】また、この発明の請求項2に係る架空電線
の探傷装置は、請求項1において、複数個の磁気センサ
は、架空電線を挟んで互いに対向する複数対の磁気セン
サ対を含み、各磁気センサ対は、架空電線の外周方向に
沿ってほぼ一定ピッチで配列されたものである。
【0035】また、この発明の請求項3に係る架空電線
の探傷方法は、架空電線を挟んで対向配置された少なく
とも一対の磁気センサ対と磁気センサ対からの検出信号
を処理する回路ユニットとを有する空中機と、空中機か
らの送信データを演算処理する地上機とを用いた架空電
線の探傷方法であって、磁気センサを用いて、架空電線
に流れる電流により発生する磁界の大きさを検出するス
テップと、回路ユニットを用いて、各磁気センサ対の各
瞬時における検出値の総和値を算出するステップと、総
和値に応じて、回路ユニット内の検出値の増幅度を調整
するステップと、各検出値および総和値を無線通信によ
り地上機に伝送するステップと、地上機を用いて、磁気
センサ対の各検出値の相互偏差を算出するステップと、
相互偏差を総和値で除算した値に基づくデータを表示さ
せるステップとを備えたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1による架空電線の探傷装置の構成を概略的
に示すブロック図であり、4および41は前述(図10
参照)と同様の架空電線および素線である。
【0037】図2および図3はこの発明の実施の形態1
による磁気センサと架空電線との位置関係を拡大して示
す側面図および断面図であり、図4は架空電線の傷と交
流磁界との関係を示す説明図、図5は地上機における表
示画面の一例を示す説明図、図6はこの発明の実施の形
態1の動作を示すフローチャートである。
【0038】図1において、架空電線4の探傷装置は、
空中機100と地上機120とからなり、空中機100
は、前述(図7、図8参照)と同様に、架空電線4の軸
方向に沿って移動可能に設けられている。また、空中機
100は、複数個の磁気センサ102と、各磁気センサ
102の検出信号Aを処理する回路ユニット110とに
より構成されている。
【0039】各磁気センサ102は、架空電線4の周囲
に配置され、各磁気センサ102を鎖交する磁界強度に
関係して電気的なパラメータ量(電圧値、電流値、抵抗
値など)が変化することにより、磁界強度に応じた検出
信号Aを出力する。
【0040】磁気センサ102に接続された回路ユニッ
ト110は、磁気センサ102の個数と同数の増幅器1
11および検波平滑回路112と、各検波平滑回路11
2を介した検出信号を各瞬時毎の検出値として保持する
サンプルホールド回路113と、各検出値をデジタル信
号に変換するA/D変換器114と、デジタル変換され
た検出値Bの総和値Cを算出する加算器115と、各検
出値Bおよび総和値Cを無線通信Wにより地上機120
に送信する送信回路116とを含む。
【0041】磁気センサ102の出力レベルに相当する
総和値Cは、各増幅器111にフィードバックされてい
る。これにより、増幅器111は、総和値Cに応じた可
変増幅度により各磁気センサ102からの検出信号Aを
増幅する。
【0042】各検波平滑回路112は、各増幅器111
を介した検出信号を検波し且つ平滑して出力する。サン
プルホールド回路113は、各検波平滑回路112を介
した検出信号を所定の時間間隔でサンプリングして保持
する。
【0043】地上機120は、送信回路116からの送
信データとして検出値Bおよび総和値Cを受信する受信
回路121と、検出値Bおよび総和値Cを用いた演算を
実行する演算回路122と、演算回路122の演算結果
(後述するΔB/C)を表示データDに変換する処理回
路123と、表示データDを図5のように表示させる表
示装置124とを含む。
【0044】なお、ここでは図示されていないが、空中
機100は、前述と同様に、架空電線4の軸方向に沿っ
て移動するための走行手段(たとえば、図7内の走行ロ
ーラ1など)を備えている。
【0045】また、地上機120は、空中機100との
間で指令およびデータの送受信を行うために、空中機1
00からのデータを受信する受信回路121のみなら
ず、空中機100に指令を送信する送信回路を含むもの
とする。同様に、空中機100は、地上機120からの
指令を受信する受信回路を含むものとする。
【0046】図2および図3において、複数個の磁気セ
ンサ102は、架空電線4を挟んで互いに対向する少な
くとも一対の磁気センサ対102aを含む。
【0047】この場合、図3に参照されるように、全て
の磁気センサ102が各一対の磁気センサ対を形成して
おり、それぞれが架空電線4の外周方向に沿ってほぼ一
定ピッチΔPで配列されている。
【0048】したがって、地上機120内の演算回路1
22は、各磁気センサ対毎の各検出値の相互偏差ΔBを
総和値Cで除算した値(=ΔB/C)を処理回路123
に出力するようになっている。
【0049】なお、ここでは図示されてないが、複数個
の磁気センサ102は、前述(図7および図8参照)と
同様の適切な構成により、架空電線4の周囲に配置され
るように空中機100の周囲に取り付けられる。
【0050】図4において、破線矢印Φは、架空電線4
に通常流れている商用周波数の交流電流によって発生す
る磁界強度を模式的に示している。また、41dは前述
と同様に素線41の一部に発生した断線部である。
【0051】図5において、表示装置124の表示画面
は図4内の磁界強度Φに対応しており、表示画面内のP
1は断線の無い素線41に基づく表示データの表示点、
P2は断線部41dに基づく表示データの表示点であ
る。
【0052】空中機100内の磁気センサ102は、図
2および図3に示した配置を保持しながら架空電線4の
軸方向に沿って走行し、各磁気センサ102を鎖交する
磁界強度Φと関係した電気的なパラメータ量を検出信号
Aとして出力する。
【0053】したがって、空中機100を走行させなが
ら各磁気センサ102の検出信号Aを観察することによ
り、架空電線4の各軸方向位置における円周方向の磁界
強度Φを検出することができ、架空電線4に通常流れて
いる電流により発生する磁界強度Φから、断線部41d
を判別することができる。
【0054】図1の回路構成において、架空電線4に
は、通常、商用周波数の交流電流が流れているので、架
空電線4の周囲には商用周波数の交流磁界が発生してい
る。架空電線4の素線41に傷や断線部が存在しない場
合には、各素線41に流れる交流電流は常に均等な大き
さになる。
【0055】磁気センサ102は、架空電線4から発生
する磁界強度Φに関係した検出信号Aを出力し、この検
出信号Aも商用周波数の交流信号となる。一般的に、各
磁気センサ102からの検出信号Aは、出力レベルが小
さいので、後段での信号処理を容易にするために、各増
幅回路111により個別に増幅される。
【0056】各検波平滑回路112は、商用周波数の交
流信号からなる各検出信号Aを個別に直流信号に変換す
るとともに、適切な時間幅での平均化処理を行う。サン
プルホールド回路113は、各検波平滑回路112から
の検出信号を適切な時間間隔で取り込み、ある瞬時での
各検波平滑回路112の検出値Bをサンプリングして保
持する。
【0057】したがって、A/D変換器114は、適切
な時間間隔のある瞬時での検出値Bに対応したディジタ
ル値を出力することになる。加算器115は、A/D変
換器114から検出値Bが入力される毎に、磁気センサ
102の周辺の磁界強度Φに関係する検出値Bの総和値
Cを出力する。
【0058】総和値(ディジタル値)Cは、全ての増幅
器111にフィードバックされ、増幅器111の増幅度
を変化させて、増幅器111からの出力レベルの変動を
抑制する。
【0059】送信回路116は、総和値Cが適正範囲に
あるか否かを判定して、適正範囲にある場合のみに送信
データ(ディジタル値)を送信する。すなわち、各検出
値Bおよび総和値Cを時分割形式に変換して、適切な周
波数の搬送波により変調し且つ増幅した後、無線通信な
どにより地上機120に伝送する。
【0060】上記送信動作はサンプルホールド回路11
3の作動毎に実行されるので、送信データは、サンプル
ホールド回路113が作動するタイミングとほぼ同様の
適切な時間間隔で伝送されることになる。
【0061】このように時分割して伝送された送信デー
タは、受信回路121を介して、本来の個々のディジタ
ル値に変換された後、演算回路122に入力され、さら
に処理回路123を介して演算処理されて表示総和値2
4に表示される。
【0062】以下、図4および図5の説明図とともに、
図6のフローチャートを参照しながら、図1〜図3に示
したこの発明の実施の形態1の動作について説明する。
まず、地上機120は、架空電線4の検査開始時に、空
中機100の走行手段に対して駆動指令を送信し、磁気
センサ102を架空電線4の軸方向に沿って走行させ
る。
【0063】これにより、図6において、磁気センサ1
02は、架空電線4に沿って走行しながら、架空電線4
から発生する磁界強度Φを検出し、磁界強度Φに対応し
た検出信号Aを出力する(ステップS1)。
【0064】各磁気センサ102の検出信号Aは、増幅
器111および検波平滑回路112を介してサンプルホ
ールド回路113に保持された後、A/D変換器114
によりデジタル信号の検出値Bに変換されて送信回路1
16に入力される。
【0065】一方、各検出信号Aに対応した検出値B
は、加算器115にも入力され、加算器115において
検出値Bの総和値Cが算出される(ステップS2)。総
和値Cは、各増幅器111にフィードバックされ、検出
信号Aに対する増幅度の可変設定に寄与する(ステップ
S3)。
【0066】すなわち、増幅器111は、総和値Cが大
きい場合には増幅度を小さく設定し、総和値Cが比較的
小さい場合には増幅度を大きく設定し、検出値Bのレベ
ルをほぼ一定にする。
【0067】また、総和値Cは送信回路116に入力さ
れ、送信回路116は、各検出値Bおよび総和値Cを、
無線通信Wにより地上機120の受信回路121に伝送
する(ステップS4)。
【0068】次に、地上機120の受信回路121は、
送信回路116からの送信データを受信し、各検出値B
および総和値Cを示すデータを演算回路122に入力す
る。演算回路122は、各磁気センサ対の相互偏差ΔB
を算出するとともに(ステップS5)、相互偏差ΔBを
総和値Cで除算し(ステップS6)、この演算結果(Δ
B/C)を処理回路123に入力する。
【0069】処理回路123は、演算回路122の演算
結果を表示データDに変換し(ステップS7)、表示デ
ータDを表示装置124に画像表示させて(ステップS
8)、図6の処理ルーチンを終了する。
【0070】ここで、架空電線4の素線の1つに断線部
41dが発生すると、図4のように磁界強度Φの分布が
不均一となるので、表示装置124の表示画面は図5の
ようになり、断線部41dに対応した表示点P2が凹部
となって示される。
【0071】このとき、各検出値Bのレベルは、総和値
Cのフィードバックに基づく可変増幅度の増幅器111
によりほぼ一定に制御されているので、架空電線4に流
れる電流レベル変動の影響が除去されており、架空電線
4に流れる電流の大きさの影響を受けることなく、高精
度で安定な表示画面を得ることができる。
【0072】一般に、架空電線4に流れる交流電流によ
って各素線41の周囲に発生する磁界強度Φは、各素線
41からの距離が一定であれば、各素線41に流れる電
流の大きさに比例する。
【0073】したがって、図4において、断線部41d
が存在する素線には電流が流れず、他の健全な素線41
には、ほぼ均等の大きさの電流が流れるので、断線部4
1dを有する素線の周囲では磁界強度Φが小さくなり、
他の健全な素線41の周囲では磁界強度Φが大きくな
る。
【0074】このため、断線部41dが存在する素線に
近接配置された磁気センサ102からの検出信号Aは低
レベルとなり、他の健全な素線41に近接配置された磁
気センサ102からの検出信号Aは高レベルとなる。
【0075】すなわち、断線部41dを有する素線に近
接した磁気センサ102と、断線のない素線41に近接
した磁気センサ102との各検出信号差は、1本の素線
に電流が流れなくなったのみの状態よりも大きくなる。
そこで、演算回路122において、2個の磁気センサ1
02の相互偏差ΔBを算出することにより、断線部41
dの検出性を向上している。
【0076】また、架空電線4に流れる電流の大きさは
変動することがあり、磁界強度Φは電流に比例すること
から、電流変化に応じて磁気センサ102の出力も変化
するが、上記相互偏差ΔBの算出により、電流変動によ
る影響を除去することができる。
【0077】また、検出信号Aの出力レベルは、たとえ
ば電流が大き過ぎた場合には大きくなり過ぎてしまい、
逆に、電流が小さくなり過ぎた場合には小さくなり過ぎ
てしまうが、総和値Cのフィードバックにより、検出信
号Aのレベル変動を抑制することができる。
【0078】一般に、電子回路で構成される増幅器11
1は、作動可能な電圧領域(ダイナミックレンジ)が存
在し、このダイナミックレンジを越える入力信号に対し
ては平常に動作することができない。
【0079】逆に、入力信号レベルが小さすぎる場合に
は、A/D変換器114における変換誤差が大きくなる
ことが知られている。そこで、これらの点を考慮して、
上記のように増幅器111の増幅度を適切に可変設定す
る構成になっている。
【0080】すなわち、架空電線4に流れる電流が大き
く変動した場合、上記障害が発生する一方で、架空電線
4に流れる電流の大きさは、総和値Cと対応関係にあ
り、断線部41dの存在に関係しない。
【0081】したがって、各磁気センサ102の検出値
Bの総和値Cを算出することによって、架空電線4に流
れている電流の大きさを知ることができるとともに、増
幅器111が正常に作動しているか否かを知ることがで
きる。
【0082】そこで、加算器115は、総和値Cを算出
してこれを増幅器111にフイードバックすることによ
り、あらかじめ増幅器111を正常な作動領域に保持す
る。したがって、総和値Cを出力することにより、架空
電線4に流れる電流が大きく変動しても、良好なデータ
値が得られることになる。
【0083】また、架空電線4に流れる電流が変化した
場合、断線部41dの存在により生じる影響も変化する
が、演算回路122において相互偏差ΔBを総和値Cで
除算することにより、架空電線4の電流変動による影響
を抑制している。
【0084】すなわち、演算回路122は、対向する磁
気センサ対102aの2個の検出値Bの相互偏差ΔBを
算出しているが、磁気センサ対102aのうちの1個
が、断線部41dを有する素線に近接配置されている場
合を仮定すると、電流が小さい場合には相互偏差ΔBも
小さくなり、電流が大きい場合は相互偏差ΔBも大きく
なる。
【0085】つまり、断線部41dに関連した相互偏差
ΔBは、そのままでは、架空電線4に流れる電流の大き
さによって左右されてしまい、これは、精度の良い判定
を行うときの障害になり得る。そこで、演算回路122
において、相互偏差ΔBを算出した後、さらに総和値C
で除算する手法を取り入れている。
【0086】これにより、架空電線4の電流の大きさに
左右されない演算結果ΔB/Cが得られ、断線部41d
を高精度に検出することができる。上記各回路要素の機
能により、図5の表示例のように、断線部41dの存在
する部分が表示点P2のように表示され、断線部41d
を鮮明に判定することができる。
【0087】さらに、各磁気センサ102は、架空電線
4を挟んで互いに対向するように磁気センサ対を形成し
ており、架空電線4の外周方向に沿ってほぼ一定ピッチ
ΔPで配列されているので、架空電線4の断線部41d
を確実に且つ効果的に検出することができる。
【0088】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、架空電線の周囲に配置され且つ架空電線の軸方向に
沿って移動可能に設けられた空中機と、空中機との間で
指令およびデータの送受信を行う地上機とからなる架空
電線の探傷装置において、空中機は、架空電線に流れる
電流により発生する磁界の大きさを検出する複数個の磁
気センサと、各磁気センサの各瞬時における検出値の総
和値を算出し、検出値とともに総和値を地上機に送信す
るための回路ユニットとを備え、複数個の磁気センサ
は、架空電線を挟んで互いに対向する少なくとも一対の
磁気センサ対を含み、回路ユニットは、磁気センサから
の検出信号を増幅するための磁気センサの個数と同数の
可変増幅手段と、可変増幅手段を介した磁気センサの検
出値の総和値を算出する加算手段と、各検出値および総
和値を無線通信により地上機に伝送するための送信回路
とを含み、各可変増幅手段は、総和値に応じて増幅度を
変化させ、地上機は、磁気センサ対の各検出値の相互偏
差を総和値で除算する演算回路と、演算回路の演算結果
を表示データに変換する処理回路と、表示データを表示
させる表示手段とを含むようにしたので、架空電線の電
流により発生する磁界強度を検出対象として、架空電線
に流れる電流の大きさによらず、断線部の検出精度およ
び検出信頼性を向上させた架空電線の探傷装置が得られ
る効果がある。
【0089】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、複数個の磁気センサは、架空電線を挟ん
で互いに対向する複数対の磁気センサ対を含み、各磁気
センサ対は、架空電線の外周方向に沿ってほぼ一定ピッ
チで配列されたので、断線部の検出精度および検出信頼
性を向上させた架空電線の探傷装置が得られる効果があ
る。
【0090】また、この発明の請求項3によれば、架空
電線を挟んで対向配置された少なくとも一対の磁気セン
サ対と磁気センサ対からの検出信号を処理する回路ユニ
ットとを有する空中機と、空中機からの送信データを演
算処理する地上機とを用いた架空電線の探傷方法であっ
て、磁気センサを用いて、架空電線に流れる電流により
発生する磁界の大きさを検出するステップと、回路ユニ
ットを用いて、磁気センサ対の各瞬時における検出値の
総和値を算出するステップと、総和値に応じて、回路ユ
ニット内の検出値の増幅度を調整するステップと、各検
出値および総和値を無線通信により地上機に伝送するス
テップと、地上機を用いて、磁気センサ対の各検出値の
相互偏差を算出するステップと、相互偏差を総和値で除
算した値に基づくデータを表示させるステップとを備え
たので、架空電線の電流により発生する磁界強度を検出
対象として、架空電線に流れる電流の大きさによらず、
断線部の検出精度および検出信頼性を向上させた架空電
線の探傷方法が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1内の磁気センサの配列を拡大して示す側
面図である。
【図3】 図1内のX−X線による断面図である。
【図4】 架空電線の素線断線時の発生磁界を示す説明
図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による地上機の表示
画面を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】 従来の架空電線の探傷装置を示す側面図であ
る。
【図8】 従来の架空電線の探傷装置の他の例を示す側
面図である。
【図9】 図8の従来装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図10】 従来の架空電線の探傷装置の磁界検出原理
を示す説明図である。
【図11】 架空電線に発生する渦電流を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
4 架空電線、41 素線、100 空中機、102
磁気センサ、102aコイル素子対、110 回路ユニ
ット、111 増幅器(可変増幅手段)、114 加算
器、116 送信回路、120 地上機、121 受信
回路、122 演算回路、123 処理回路、124
表示装置、A 検出信号、B 検出値、C総和値、D
表示データ、P1、P2 表示点、Φ 磁界強度、ΔB
相互偏差、ΔP 一定ピッチ、S1 架空電線の発生
磁界を検出するステップ、S2 検出値の総和値を算出
するステップ、S3 検出値の増幅度を調整するステッ
プ、S4 検出値および総和値を地上機に伝送するステ
ップ、S5 検出値の相互偏差を算出するステップ、S
6 相互偏差を総和値で除算するステップ、S7 表示
データに変換するステップ、S8 データを表示させる
ステップ。
フロントページの続き (72)発明者 黒川 政秋 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 武石 雅之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 森下 慶一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 長屋 重夫 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20− 1 中部電力株式会社 電力技術研究所 内 (72)発明者 金子 光孝 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20− 1 中部電力株式会社 電力技術研究所 内 (72)発明者 出口 喜英 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20− 1 中部電力株式会社 電力技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平10−73631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/72 - 27/90 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空電線の周囲に配置され且つ前記架空
    電線の軸方向に沿って移動可能に設けられた空中機と、
    前記空中機との間で指令およびデータの送受信を行う地
    上機とからなる架空電線の探傷装置において、 前記空中機は、 前記架空電線に流れる電流により発生する磁界の大きさ
    を検出する複数個の磁気センサと、 前記各磁気センサの各瞬時における検出値の総和値を算
    出し、前記検出値とともに前記総和値を前記地上機に送
    信するための回路ユニットとを備え、 前記複数個の磁気センサは、前記架空電線を挟んで互い
    に対向する少なくとも一対以上の磁気センサ対を含み、 前記回路ユニットは、 前記磁気センサからの検出信号を増幅するための前記磁
    気センサの個数と同数の可変増幅手段と、 前記可変増幅手段を介した前記磁気センサの検出値の総
    和値を算出する加算手段と、 前記各検出値および前記総和値を無線通信により前記地
    上機に伝送するための送信回路とを含み、 前記各可変増幅手段は、前記総和値に応じて増幅度を変
    化させ、 前記地上機は、 前記磁気センサ対の各検出値の相互偏差を前記総和値で
    除算する演算回路と、 前記演算回路の演算結果を表示データに変換する処理回
    路と、 前記表示データを表示させる表示手段と を含むことを特徴とする架空電線の探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の磁気センサは、前記架空電
    線を挟んで互いに対向する複数対の磁気センサ対を含
    み、前記各磁気センサ対は、前記架空電線の外周方向に
    沿ってほぼ一定ピッチで配列されたことを特徴とする請
    求項1に記載の架空電線の探傷装置。
  3. 【請求項3】 架空電線を挟んで対向配置された少なく
    とも一対の磁気センサ対と前記磁気センサ対からの検出
    信号を処理する回路ユニットとを有する空中機と、前記
    空中機からの送信データを演算処理する地上機とを用い
    た架空電線の探傷方法であって、 前記磁気センサ対を用いて、前記架空電線に流れる電流
    により発生する磁界の大きさを検出するステップと、 前記回路ユニットを用いて、前記磁気センサ対の各瞬時
    における検出値の総和値を算出するステップと、 前記総和値に応じて、前記回路ユニット内の前記検出値
    の増幅度を調整するステップと、 前記各検出値および前記総和値を無線通信により前記地
    上機に伝送するステップと、 前記地上機を用いて、前記磁気センサ対の各検出値の相
    互偏差を算出するステップと、 前記相互偏差を前記総和値で除算した値に基づくデータ
    を表示させるステップとを備えたことを特徴とする架空
    電線の探傷方法。
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