JP3284685B2 - 記録媒体カートリッジ収納ケース - Google Patents

記録媒体カートリッジ収納ケース

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JP3284685B2
JP3284685B2 JP21320793A JP21320793A JP3284685B2 JP 3284685 B2 JP3284685 B2 JP 3284685B2 JP 21320793 A JP21320793 A JP 21320793A JP 21320793 A JP21320793 A JP 21320793A JP 3284685 B2 JP3284685 B2 JP 3284685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク或いは光磁
気ディスク等を回転自在に収納したディスクカートリッ
ジ或いは磁気テープを収納したテープカートリッジ等の
記録媒体カートリッジを収納する記録媒体カートリッジ
収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、民生用の光ディスク、光磁気デ
ィスク等を回転自在に収納したディスクカートリッジ或
いは磁気テープを収納したテープカートリッジは、厚紙
或いはポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を材
料として、一側部を開放した箱状の記録媒体カートリッ
ジ収納ケースに収納されて提供されている。
【0003】一方、業務用のディスクカートリッジ或い
はテープカートリッジ等の記録媒体カートリッジは、画
質の向上、長時間の記録を可能とするため、大型化、重
量化している。例えば、業務用の光磁気ディスクは直径
が300mm以上のものが用いられ、またデジタル記録
再生用のテープカートリッジでは、横幅366mm、縦
幅206mm、厚さ33mmの外形寸法を有するものも
提供されている。
【0004】このような大型の記録媒体カートリッジを
収納する記録媒体カートリッジ収納ケースは、上述した
箱状のものでは、持ち運びも困難であるばかりか落下衝
撃等に対して収納したディスクカートリッジ或いはテー
プカートリッジ等の記録媒体カートリッジの保護が期待
できない。
【0005】このため、大型のディスクカートリッジ或
いはテープカートリッジを収納する記録媒体カートリッ
ジ収納ケースは、硬質の合成樹脂材料によって、記録媒
体カートリッジの外形寸法とほぼ等しい開口寸法を有し
て記録媒体カートリッジが収納される矩形の記録媒体カ
ートリッジ収納凹部が設けられたケース本体部と、この
ケース本体部の開放された一方側面部に薄肉とすること
によって可撓性を付与して一体に連設されたヒンジ部
と、このヒンジ部に連設され開放側面部を構成する側面
部と、この側面部と可撓性を有する薄肉のヒンジ部を介
して一体に連設され記録媒体カートリッジの外形寸法と
ほぼ等しい開口寸法を有する記録媒体カートリッジ収納
凹部が設けられた蓋体部とから構成されている。
【0006】記録媒体カートリッジ収納ケースには、ケ
ース本体部に設けた記録媒体カートリッジ収納凹部を構
成する周壁の一部に指入れ凹部が形成されている。記録
媒体カートリッジ収納凹部に収納された記録媒体カート
リッジは、この指入れ凹部に指を差し入れて持ち上げる
ようにして記録媒体カートリッジ収納凹部から取り出さ
れる。
【0007】この記録媒体カートリッジには、ヒンジ部
を介してケース本体部に突き合わせるようにして回動す
ることによって記録媒体カートリッジ収納凹部を閉塞す
る蓋体部をケース本体部に保持するロック機構が設けら
れている。収納ケースのロック機構としては、種々知ら
れているが、記録媒体カートリッジに別部材で構成する
ことはケース全体が大きくなったり或いは構造が複雑と
なるため、一体で構成されている。
【0008】すなわち、ケース本体部の、ヒンジ部が連
設された開放側面部と対向する側面部に、可撓性を有す
る薄肉のヒンジ部を介して係合部を一体に連設するとと
もに、蓋体部のヒンジ部が一体に連設された側面部と対
向する側面部に断面楔状に形成した被係合部を形成して
いる。そして、各ヒンジ部を介して蓋体部をケース本体
部に突き合わせるようにして折り畳んだ後、ヒンジ部を
介して係合部を回動して被係合部に係合することによっ
て、ケース本体部と蓋体部との係合状態を保持してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録媒体カー
トリッジ収納ケースは、ロック機構を構成する係合部と
被係合部との係合状態を不用意に解除した場合、記録媒
体カートリッジ収納部に収納した記録媒体カートリッジ
の重量によって蓋体部が急に開いてしまって、記録媒体
カートリッジが記録媒体カートリッジ収納ケースから落
下してカートッジ或いは内部に収納した記録媒体が破損
されるといった事故が発生する。
【0010】このため、記録媒体カートリッジ収納ケー
スから記録媒体カートリッジを取り出す場合には、机等
の置台上にケース本体部を下側にして記録媒体カートリ
ッジ収納ケースを載置した状態で被係合部と係合された
係合部を回動してロック機構を解除するといった操作が
必要である。
【0011】しかしながら、急いでいる場合等において
は、つい記録媒体カートリッジ収納ケースを持った状態
でロック機構を解除してしまい、上述した記録媒体カー
トリッジの落下事故を引き起こしていた。
【0012】本発明は、不用意にロック機構が解除され
た場合でも、蓋体部が開いて収納した記録媒体カートリ
ッジが落下しないようにすることによって信頼性の向上
を図った記録媒体カートリッジ収納ケースを提供するこ
とを目的に提案されたものである。
【0013】また、本発明は、記録媒体カートリッジ収
納凹部からの記録媒体カートリッジの取り出しを容易に
するとともに、持った状態でもロック機構の解除操作を
可能として操作性の向上を図った記録媒体カートリッジ
収納ケースを提供することを目的に提案されたものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に提案される本発明に係る記録媒体カートリッジ収納ケ
ースは、記録媒体を収納した記録媒体カートリッジの収
納凹部が形成されたケース本体部と、ヒンジ部を介して
前記ケース本体部に開閉自在に連設された蓋体部と、前
記ケース本体部と前記蓋体部とのいずれか一方側の突き
合わせ端部に形成された凹部内に位置して設けられたヒ
ンジ部を介して回動自在に連設されたロック片と他方側
に形成されたロック部とから構成され、前記ロック片を
回動して前記ロック部に係合することによって、前記蓋
体部を前記収納凹部を閉塞した状態で前記ケース本体部
に係止保持する第1のロック機構と、前記ケース本体部
と前記蓋体部との突き合わせ面にそれぞれ相対して形成
された係合部によって構成され、前記蓋体部を前記収納
凹部を閉塞するようにして前記ケース本体部に突き合わ
せることによって、前記係合部が相対係合して前記ケー
ス本体部と前記蓋体部とを仮り止め状態に保持する第2
のロック機構とを備える。
【0015】前記第2のロック機構を構成する前記係合
部は、前記ケース本体部の前記収納凹部を構成する側壁
に設けられた前記収納凹部に収納された記録媒体カート
リッジを取り出すための指入れ凹部と、前記蓋体部を前
記ケース本体部に突き合わした状態で前記指入れ凹部に
嵌合する嵌合突部とから構成される。
【0016】また、前記第2のロック機構を構成する係
合部は、前記第1のロック機構が設けられた前記ケース
本体部と前記蓋体部の突き合わせ端部側に位置して前記
突き合わせ面にそれぞれ相対して形成するようにしても
よい。
【0017】
【作用】本発明に係る記録媒体カートリッジ収納ケース
は、記録媒体を収納した記録媒体カートリッジが、ケー
ス本体部に形成された記録媒体カートリッジ収納凹部に
装填されて収納される。ケース本体部に対してヒンジ部
を介して一体に連設された蓋体部は、ケース本体部に突
き合わされるようにして回動されることによって、記録
媒体カートリッジ収納凹部を閉塞する。ケース本体部と
蓋体部とは、それぞれの突き合わせ端部に形成したロッ
ク片及びロック部とからなる第1のロック機構によって
係止保持される。さらに、ケース本体部と蓋体部とは、
それぞれの突き合わせ面に形成した係合部からなる第2
のロック機構によって仮り止め状態で保持される。
【0018】第1のロック機構が不用意に解除された場
合にも、第2のロック機構の作用によって、記録媒体カ
ートリッジ収納凹部に収納した記録媒体カートリッジの
重量によって蓋体部が開くことが防止される。
【0019】記録媒体カートリッジ収納凹部に収納され
た記録媒体カートリッジを容易に取り出し得るようにす
るために、ケース本体部の記録媒体カートリッジ収納凹
部を構成する側壁に設けられた指入れ凹部と、この指入
れ凹部に対応して蓋体部に形成された嵌合突部とにそれ
ぞれ相対して形成された第2のロック機構を構成する係
合部は、蓋体部をケース本体部に突き合わされるように
して回動することによって、相対係合してケース本体部
と蓋体部とを仮止め状態に保持する。したがって、指入
れ凹部と嵌合突部とに付加的に構成された第2のロック
機構を構成する係合部は、記録媒体カートリッジ収納ケ
ースの基本的な内部構造を変えず、金型構造を複雑化す
ることはない。
【0020】第1のロック機構が設けられたケース本体
部と蓋体部との突き合わせ面に相対して形成された係合
部は、第1のロック機構のロック片を回動してロック部
との係合状態を解除した後、蓋体部をケース本体部から
強く押し開くことによって解除される。ケース本体部か
ら蓋体部を開く動作は、記録媒体カートリッジ収納ケー
スを置き換える等の操作を不要にして行われる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。
【0022】図1乃至図8によって第1の実施例として
示した記録媒体カートリッジ収納ケース10は、業務用
の大径の光磁気ディスク2を回転自在に収納したディス
クカートリッジ1を収納するための収納ケースであり、
硬質の合成樹脂材料によっていわゆるハードケースとし
て構成されている。このテープカセット収納ケース10
は、外周壁部が全体的に二重壁構造とされることによっ
て内部に空間部が構成されており、外周壁部の強度を高
めるとともに空間部のクッション作用によって落下衝撃
等から収納したディスクカートリッジ1或いは光磁気デ
ィスク2の破損を防止するように構成している。
【0023】ディスクカートリッジ1は、図6に示すよ
うに、上下ハーフを組み合わせて構成され、内部に例え
ば直径300mmの光磁気ディスク2が回転自在に収納
されている。このディスクカートリッジ1には、光磁気
ディスク2の情報記録部を外部へ臨ませる図示しない情
報記録再生用開口部を開閉するシャッタ部材3が幅方向
に摺動自在に組み付けられている。ディスクカートリッ
ジ1を記録再生装置に装填すると、シャッタ部材3が摺
動動作されて情報記録再生用開口部が開放され、光磁気
ディスク2の情報記録部への情報の書き込み、或いは読
出しが可能となる。
【0024】この記録媒体カートリッジ収納ケース10
は、ディスクカートリッジ1の外形寸法とほぼ等しい開
口寸法を有してディスクカートリッジ1が収納される矩
形のディスクカートリッジ収納凹部12が設けられたケ
ース本体部11と、このケース本体部11の一方側面部
側に一体に連設され薄肉とすることによって可撓性が付
与されたヒンジ部13と、このヒンジ部13に連設され
ディスクカートリッジ1の外形寸法とほぼ等しい開口寸
法を有するとともにケース本体部11のディスクカート
リッジ収納凹部12と協働してディスクカートリッジ収
納部Hを構成するディスクカートリッジ収納凹部15が
設けられた蓋体部14とから構成されている。
【0025】ケース本体部11の、ヒンジ部13が連設
された一方側面部11Aと対向する他方側面部11B側
はやや幅広の蓋体部15との突き合わせ面Aが形成され
ており、この記録媒体カートリッジ収納ケース10をキ
ャリングケースとして構成する手掛け部16が幅方向の
略中央部に位置して形成されている。また、ディスクカ
ートリッジ収納凹部12の側面部11B側の側壁部に
は、矩形の指入れ凹部17が設けられている。
【0026】この指入れ凹部17は、図5に示すよう
に、ディスクカートリッジ収納凹部12の側壁部とディ
スクカートリッジ1の側面部との間に指を差し入れるこ
とを可能にする幅をもって形成されており、差し入れた
指によってディスクカートリッジ収納凹部12に収納さ
れたディスクカートリッジ1を上方へと押し上げて取り
出し得るように機能する。この指入れ凹部17の手掛け
部16側の側壁には、図7に示すように、ディスクカー
トリッジ収納凹部12側へと突出する高さが0.5mm
〜2.0mmの断面略半円弧状の係合突条18が形成さ
れている。この係合突条18は、後述する蓋体部14の
嵌合突部24に形成した係合突条25とともに本発明に
係るディスクカートリッジ収納ケース10の第2のロッ
ク機構Mを構成する。
【0027】ケース本体部11の側面部11Bには、手
掛け部16から略等しい間隔の両側端部近傍に位置して
それぞれ設けられた逃げ凹部19A、19B内に位置し
て、薄肉とすることによって可撓性を付与されたヒンジ
部20A、20Bを介してロック片21A、21Bがそ
れぞれ一体に連設されている。これらロック片21A、
21Bは、後述する蓋体部14のロック突条27A、2
7Bとともにディスクカートリッジ収納ケース10の第
1のロック機構Lを構成する。ロック片21A、21B
は、ヒンジ部20A、20Bから自由端までの長さがケ
ース本体部11と蓋体部14との厚みとほぼ等しくされ
るとともに、図5に示すように、この自由端の内面側に
はロック溝22A、22Bが形成されている。
【0028】蓋体部14の、ヒンジ部13が連設された
一方側面部14Aと対向する他方側面部14B側は、や
や幅広のケース本体部11との突き合わせ面Bが形成さ
れており、この蓋体部14をケース本体部11に突き合
わせた状態で、手掛け部16と協働してこのディスクカ
ートリッジ収納ケース10をキャリングケースとして構
成する手掛け部23が幅方向の略中央部に位置して形成
されている。また、ディスクカートリッジ収納凹部15
の側面部14B側の側壁部に沿った突き合わせ面Bに
は、ブロック状の嵌合突部24が一体に突設されてい
る。
【0029】この嵌合突部24は、指入れ凹部17の開
口形状とほぼ等しい形状に形成されており、蓋体部14
をケース本体部11に突き合わせた状態において、図3
及び図4に示すように、指入れ凹部17に嵌合する。嵌
合突部24の手掛け部23側の立ち上がり側壁には、図
8に示すように、頂面より前記指入れ凹部17の係合突
条18の幅寸法よりやや大きい間隔を以って高さが0.
5mm〜2.0mmの断面略半円弧状の係合突条25が
形成されている。
【0030】蓋体部14の側面部14Bには、手掛け部
23から略等しい間隔の両側端部近傍であって、ケース
本体部11の逃げ凹部19A、19Bに対応した位置に
それぞれ形成された逃げ凹部26A、26B中に位置し
て断面楔状のロック突条27A、27Bが形成されてい
る。これら逃げ凹部26A、26B及びロック突条27
A、27Bは、その幅がケース本体部11のロック片2
1A、21Bとほぼ等しく形成されている。
【0031】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ収納ケース10は、ケース本体部11のディスクカ
ートリッジ収納凹部12にディスクカートリッジ1を装
填するようにして収納した後、このディスクカートリッ
ジ収納凹部12を閉塞するようにしてヒンジ部13を介
してそれぞれの突き合わせ面A、Bを突き合わせて蓋体
部14がケース本体部11側に回動される。これによっ
て、蓋体部14の嵌合突部24は、ケース本体部11の
指入れ凹部17と嵌合する。
【0032】嵌合突部24と指入れ凹部17とが嵌合す
ることによって、第2のロック機構Mを構成する嵌合突
部24の立ち上がり側壁に形成した係合突条25と指入
れ凹部17に形成した係合突条18とが、図3に示すよ
うに、互いに相対係合し、ケース本体部11と蓋体部1
4とは、仮り止め状態に保持される。なお、係合突条1
8と係合突条25との高さを適宜設定することによっ
て、必要とする係合力が調整される。
【0033】しかる後、第1のロック機構Lを構成する
ロック片21をヒンジ部20を介して蓋体部14側へと
回動操作して先端部のロック溝22A、22Bとロック
突条27A、27Bとを係合することによって、図3に
示すように、ケース本体部11と蓋体部14とは、突き
合わせ面A、Bを突き合わせた状態でしっかりと保持さ
れる。したがって、ディスクカートリッジ1をケース本
体部11のディスクカートリッジ収納凹部12と蓋体部
14のディスクカートリッジ収納凹部15とによって構
成したディスクカートリッジ収納部H内に収納したディ
スクカートリッジ収納ケース10は、手掛け部16、2
3に手を通して持ち運ばれる。
【0034】ディスクカートリッジ収納ケース10から
収納されたディスクカートリッジ1を取り出す場合は、
図4に示すように、ロック片21A、21Bを蓋体部1
4から強く引っ張ることによって第1のロック機構Lを
解除する。例えば、ディスクカートリッジ収納ケース1
0を手に持った状態で、ロック片21A、21Bを蓋体
部14から取り外した場合でも、ケース本体部11と蓋
体部14とは係合突条18と係合突条25とによって構
成される第2のロック機構Mによっていぜんとして仮り
止め状態に保持されている。したがって、ディスクカー
トリッジ収納部Hに収納したディスクカートリッジ1の
重量によって蓋体部14がいきなり開いてしまうことは
無い。したがって、ディスクカートリッジ1のカートリ
ッジケース或いは光磁気ディスク2の破損が確実に防止
される。
【0035】第1のロック機構Lを解除した状態で、ケ
ース本体部11から蓋体部14を強く引っ張り上げるこ
とによって、係合突条18と係合突条25との係合状態
が解除されるとともに指入れ凹部17と嵌合状態にあっ
た嵌合突部24も嵌合状態が解除され、蓋体部14は、
図1に示すように、ケース本体部11に対して大きく開
かれる。しかる後、ディスクカートリッジ1は、指入れ
凹部17から差し入れられた指によって持ち上げられ、
ディスクカートリッジ収納凹部12中から取り出され
る。
【0036】なお、上述したディスクカートリッジ収納
収納ケース10において、第1のロック機構Lを構成す
るロック片21A、21B及びロック突条27A、27
Bは、手掛け部16、23を中心としてケース本体部1
1及び蓋体部14の両側部近傍に配設したが、その数及
び配設位置等については適宜選定される。同様に、係合
突条18と係合突条25とを有する指入れ凹部17と嵌
合突部24とから構成される第2のロック機構Mは、デ
ィスクカートリッジ収納収納ケース10の幅方向の略中
央部に配設したが、例えば第1のロック機構Lがディス
クカートリッジ収納ケース10の幅方向の略中央部に配
置されている場合には、ディスクカートリッジ収納部H
の両側部近傍に2か所配設してもよい。
【0037】本発明は上述した光磁気ディスク2を収納
したディスクカートリッジ1ばかりでなく、例えばカー
トリッジ内に収納する記録媒体として図9に示した磁気
テープを収納したテープカートリッジ30を収納するテ
ープカートリッジ収納ケース40にも適用される。すな
わち、デジタル記録を可能とする業務用のD−1型テー
プカセットとして示したテープカートリッジ30は、ケ
ース本体部41に凹設したテープカートリッジ収納凹部
42内に、リール孔31A、31Bがリール保持突部4
3A、43Bに嵌合されることによって、外周部に磁気
テープを巻回したテープリールの回転方向の遊動を阻止
された状態で収納される。
【0038】ケース本体部41に対してヒンジ部44を
介して蓋体部45が一体に連設されており、この蓋体部
45には、ケース本体部41のテープカートリッジ収納
凹部42と協動してテープカートリッジ収納部を構成す
るテープカートリッジ収納凹部46が形成されている。
ケース本体部41のヒンジ部44が設けられた側面部と
対向する側面部には、ヒンジ部47を介してロック片4
8が一体に連設されている。一方、蓋体部45のヒンジ
部44が設けられた側面部と対向する側面部には、ロッ
ク部49が形成されている。これらロック片48とロッ
ク部49とによって第1のロック機構L´が構成され
る。
【0039】一方、ケース本体部41のロック片48が
形成された側のテープカートリッジ収納凹部42の側壁
部には、テープカートリッジ収納凹部42内に収納され
たテープカートリッジ30を取り出すための指入れ凹部
50が設けられている。この指入れ凹部50には、テー
プカートリッジ収納凹部42側に向かって突出する係合
突条51が形成されている。また、蓋体部45のロック
部49が形成された側の主面には、ヒンジ部44を介し
て蓋体部45をケース本体部41に突き合わせた状態
で、前記指入れ凹部50に嵌合する嵌合突部52が突設
されている。この嵌合突部52には、ロック部49側に
向かって突出する係合突条53が形成されている。した
がって、これら係合突条51、53によって第2のロッ
ク機構M´が構成される。
【0040】以上のように構成されたテープカートリッ
ジ収納ケース40によれば、テープカートリッジ収納凹
部42を閉塞するようにしてケース本体部41に突き合
わされた蓋体部45は、嵌合突部52が指入れ凹部50
に嵌合する際に、係合突条51と係合突条53とが相対
係合することによってケース本体部41に対して仮止め
状態に保持された後、ロック片48をロック部49に係
合することによってしっかりと保持される。なお、この
テープカートリッジ収納ケース40のその他の構成、操
作については、上述した第1の実施例として示したディ
スクカートリッジ収納ケース10と同様であるので詳細
な説明は省略する。
【0041】上述した各実施例において、第2のロック
機構Mは、指入れ凹部とケース本体部に蓋体部を突き合
わせた状態で嵌合する嵌合突部にそれぞれ形成され、相
対して係合する係合突条によって構成したが、係合突部
と係合凹部とによって構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る記録媒体
カートリッジ収納ケースは、ケース本体部或いは蓋体部
のいずれか一方のみを持った状態で、ロック片とロック
部とから構成されケース本体部と蓋体部とをしっかりと
保持する第1のロック機構を不用意に解除した場合に
も、ケース本体部と蓋体部とを仮止め状態に保持する第
2のロック機構の作用によって、記録媒体カートリッジ
収納凹部に収納した記録媒体カートリッジの重量によっ
て保持されていない側のケース本体部或いは蓋体部が開
いて記録媒体カートリッジ或いは収納した記録媒体が破
損するといった事故の発生を確実に防止することができ
る。
【0043】第2のロック機構を構成する係合部は、記
録媒体カートリッジ収納凹部に収納された記録媒体カー
トリッジを取り出すための指入れ凹部とこの指入れ凹部
に嵌合する嵌合突部とに付加的に形成したものであるか
ら、記録媒体カートリッジ収納ケースの基本的な内部構
造を変える必要は無く、金型構造が複雑化することもな
い。
【0044】さらに、第2のロック機構は、第1のロッ
ク機構側に配設されていることにより、記録媒体カート
リッジ収納ケースを置き換えるといった操作を行うこと
なくこれら第1のロック機構及び第2のロック機構を解
除して収納された記録媒体カーシリッジを取り出すこと
ができ、操作が面倒になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスクを収納したディス
クカートリッジを収納するディスクカートリッジ収納ケ
ースを展開した状態で示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジ収納ケースにディス
カートリッジを収納した状態を示す斜視図である。
【図3】ディスカートリッジの収納状態を示す要部縦断
面図である。
【図4】ディスカートリッジの収納状態であって、第1
のロック機構を解除した状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図5】ディスカートリッジ収納凹部から収納されたデ
ィスカートリッジを取り出す操作を説明する要部縦断面
図である。
【図6】ディスクカートリッジ収納ケースに収納される
ディスカートリッジの正面図である。
【図7】ディスクカートリッジ収納ケースの第2のロッ
ク機構を構成する指入れ部の構成を説明する要部斜視図
である。
【図8】ディスクカートリッジ収納ケースの第2のロッ
ク機構を構成する嵌合突部の構成を説明する要部斜視図
である。
【図9】本発明の第2の実施例として示す業務用テープ
カートリッジを収納するテープカートリッジ収納ケース
の斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、 2 光磁気ディスク、
10 ディスクカートリッジ収納ケース、 11 ケー
ス本体部、 12 ディスクカートリッジ収納凹部、
13 ヒンジ部、 14 蓋体部、 15 ディスクカ
ートリッジ収納凹部、 16 手掛け部、 17 指入
れ凹部、 18 係合突条、 21 ロック片、 23
手掛け部、 24 嵌合突部、 25 係合突条、
27 ロック突条、 A、B 突き合わせ面、 H デ
ィスクカートリッジ収納部、 L第1のロック機構、
M 第2のロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 B65D 85/00 G11B 23/02 G11B 23/023

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納した記録媒体カートリッ
    ジの収納凹部が形成されたケース本体部と、 ヒンジ部を介して前記ケース本体部に開閉自在に連設さ
    れた蓋体部と、 前記ケース本体部と前記蓋体部とのいずれか一方側の突
    き合わせ端部に形成された凹部内に位置して設けられた
    ヒンジ部を介して回動自在に連設されたロック片と他方
    側に形成されたロック部とから構成され、前記ロック片
    を回動して前記ロック部に係合することによって、前記
    蓋体部を前記収納凹部を閉塞した状態で前記ケース本体
    部に係止保持する第1のロック機構と、 前記ケース本体部の前記収納凹部を構成する側壁に設け
    られた前記収納凹部に収納された記録媒体カートリッジ
    を取り出すための指入れ凹部と、前記蓋体部を前記ケー
    ス本体部に突き合わた状態で前記指入れ凹部に嵌合す
    る嵌合突部とからなる係合部によって構成され、前記蓋
    体部を前記収納凹部を閉塞するようにして前記ケース本
    体部に突き合わせることによって、前記係合部が相対係
    合して前記ケース本体部と前記蓋体部とを仮り止め状態
    に保持する第2のロック機構とを備えたことを特徴とす
    る記録媒体カートリッジ収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記第2のロック機構を構成する係合部
    は、前記第1のロック機構が設けられた前記ケース本体
    部と前記蓋体部の突き合わせ端部側に位置して前記突き
    合わせ面にそれぞれ相対して形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の記録媒体カートリッジ収納ケース。
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