JPH10116456A - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置

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JPH10116456A
JPH10116456A JP8268938A JP26893896A JPH10116456A JP H10116456 A JPH10116456 A JP H10116456A JP 8268938 A JP8268938 A JP 8268938A JP 26893896 A JP26893896 A JP 26893896A JP H10116456 A JPH10116456 A JP H10116456A
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JP
Japan
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recording
lid
cassette
recording medium
tape cassette
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Application number
JP8268938A
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English (en)
Inventor
Taizo Ogawa
泰造 小川
Yasuhiro Yamaguchi
康博 山口
Kazutaka Nakajima
一孝 中嶋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの保持手段及びイジェクト機構を蓋
体に設けることにより全体の軽量化、携帯性の向上を図
る記録及び/又は再生装置を提供する。 【解決手段】 テープカセット1の短辺方向を挿入端と
して収納し磁気テープ3の記録及び/又は再生を行う記
録再生部21が構成される本体22と、これをを開閉自
在に閉塞する蓋体23と、テープカセット1の前面側を
保持する第1の保持部53と、この前面側に対向する背
面側を保持する第2の保持部54と、第1及び第2の保
持部53、54にテープカセット1が保持されている状
態において蓋体23が開蓋された場合に限ってテープカ
セット1を外方に排出させるイジェクト機構55とを備
え、第1及び第2の保持部53、54、イジェクト機構
55は、蓋体23に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカセットや
ディスクカートリッジを記録媒体として、例えば音声信
号等の情報信号の記録又は再生を行う記録及び/又は再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセット、ディスクカートリッジ
等の記録媒体の記録及び/又は再生装置には、これら記
録媒体の外形形状と略同じくされる携帯性に優れた小型
の記録及び/又は再生装置が提案されてる。
【0003】例えば、テープカセットを記録媒体として
用いる記録及び/又は再生装置は、テープカセットが収
納されて記録又は再生が行われる記録再生部が構成され
る本体と、この本体に回動自在に支持されて記録再生部
を閉塞する蓋体とから構成される。このように構成され
る記録及び/又は再生装置は、磁気テープが外方に臨ま
されるマウス部が構成されるテープカセットの前面側と
対向する背面側、すなわちテープカセットの長辺方向を
挿入端として蓋体の開蓋時に記録再生部にテープカセッ
トが手指により挿入される。したがって、テープカセッ
トは、記録及び/又は再生装置に装填された際には、装
置の前面側にマウス部が位置されることになる。また、
記録及び/又は再生装置は、記録再生収納部に収納され
ているテープカセットを取り出す際には、蓋体が開蓋さ
れた状態において、テープカセットが把持されて取り出
される。
【0004】このように構成される記録及び/又は再生
装置は、記録再生部に収納されているテープカセットを
取り出す場合には、テープカセットを把持するため手指
を記録再生部内に進入させて取り出し操作を行わなけれ
ばならなく、その操作が不便であった。すなわち、記録
及び/又は再生装置は、上述の通りテープカセットの背
面側が挿入端とされ、マウス部が構成される前面側が排
出端とされる。したがって、このような記録及び/又は
再生装置に蓋体の開蓋と同時にテープカセットを記録再
生部より外方に排出させるイジェクト機構を設けること
は、テープカセットが飛び出して外方に排出された際
に、マウス部に延在される磁気テープが手指等が接触し
やすくなることになり、汚損させるおそれがあることか
らできなかった。
【0005】そこで、小型のテープカセットの記録及び
/又は再生装置には、上述したテープカセットの長辺方
向を挿入端とする記録及び/又は再生装置とは異なり、
テープカセットの短辺方向を挿入端とする記録及び/又
は再生装置が提供されている。この記録及び/又は再生
装置は、テープカセットの挿入端、排出端がテープカセ
ットの短辺方向とされる。したがって、この記録及び/
又は再生装置は、上記イジェクト機構を設けて蓋体の開
蓋と同時にテープカセットを記録再生部より外方に排出
させても、テープカセットの排出時にマウス部に手指等
が接触することがないという利点を有する。
【0006】具体的に、図10に示すように、この記録
及び/又は再生装置200は、テープカセットが収納さ
れて記録又は再生が行われる記録再生部201が構成さ
れる本体202と、この本体202に回動自在に支持さ
れて記録再生部201を閉塞する蓋体203と、この蓋
体203に別部材として取り付けられるテープカセット
を保持するカセットホルダ204と、このカセットホル
ダ204に設けられるイジェクト機構205とを備え
る。そして、カセットホルダ204は、蓋体203と同
一の回動支点により支持されている。このように構成さ
れる記録及び/又は再生装置200は、蓋体203が開
蓋された状態において、カセットホルダ204にテープ
カセットの短辺方向を挿入端として挿入されて、蓋体2
03が閉塞されて記録又は再生が可能な状態にされる。
また、記録及び/又は再生装置200は、テープカセッ
トを取り出す際には、イジェクト機構205により蓋体
203が開蓋動作されると同時にテープカセットが外方
に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される記録及び/又は再生装置200は、カセ
ットホルダ204と蓋体203が別部材により構成され
ていることから、装置全体の薄型化を図ることができな
かった。
【0008】また、記録及び/又は再生装置200は、
カセットホルダ204が蓋体203と別部材にされるこ
とにより、装置全体の更なる軽量化を図ることができな
かった。すなわち、カセットホルダ204は、図10に
示すように、テープカセットの一方の主面と両側面を覆
うように構成されており、それ自体の重量もあり装置全
体の軽量化の妨げになっていた。また、携帯型の小型の
記録及び/又は再生装置200にあっては、利用者が頻
繁に持ち運ぶことから装置を誤って落とす等の理由によ
り衝撃が加えられたりする頻度が多くなる。そのため、
カセットホルダ204の回動支点についても、その衝撃
により破損しないように、カセットホルダ204の重量
にあっただけの強度を持たせる必要があり、回動支点と
なる部材の製造が煩雑となっていた。また、記録及び/
又は再生装置200にあっては、装置全体の軽量化を図
ることは、携帯性の向上の観点からも重要である。
【0009】さらに、蓋体203とカセットホルダ20
4を別部材とすることは、部品点数の増加に伴う生産コ
スト削減の妨げとなっていた。
【0010】さらにまた、記録及び/又は再生装置20
0は、蓋体203の内側にカセットホルダ204が配設
されていることから、蓋体203に記録再生部に装着さ
れているテープカセットの種類を識別できる程度の大き
さを有した窓部を形成することができなかった。すなわ
ち、記録及び/又は再生装置200には、蓋体203に
テープリールの回転が確認できる程度の小さな窓部しか
形成することができなかった。そのため、利用者は、例
えば再生中にテープカセットの種類を確認するために
は、一度再生動作を停止させ蓋体を開蓋して確認しなけ
ればならずその操作が煩雑であった。
【0011】そこで、本発明は、記録媒体カセットを保
持する保持手段及びイジェクト機構を蓋体に設けること
により、装置全体の軽量化、携帯性の向上を図ることの
できる記録及び/又は再生装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、上述のような課題を解決すべく、記録
媒体カセットの短辺方向を挿入端として記録媒体カセッ
トが収納され、この記録媒体カセットに収納された記録
媒体の記録及び/又は再生が行われる記録再生部が構成
される本体と、記録再生部を開閉自在に閉塞する蓋体
と、記録及び/又は再生を行うために記録媒体を外方に
臨ませるマウス部が構成される記録媒体カセットの前面
側を保持する第1の保持手段と、記録媒体カセットの前
面側に対向する背面側を保持する第2の保持手段と、第
1及び第2の保持手段に記録媒体カセットが保持されて
いる状態において、蓋体が開蓋された場合に限ってこの
記録媒体カセットを外方に排出させるイジェクト手段と
を備え、第1の保持手段、第2の保持手段、及びイジェ
クト手段は、蓋体側に設けられていることを特徴とす
る。
【0013】以上のように構成された記録及び/又は再
生装置は、蓋体に第1の保持手段、第2の保持手段、及
びイジェクト手段が設けられていることから、装置全体
の薄型化、軽量化が図られると共に、部品点数の削減が
図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録及び/又
は再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。この記録及び/又は再生装置は、音声
信号が記録されるテープカセットを記録媒体として用い
る携帯性に優れた小型のテーププレーヤ装置に本発明を
適用したものである。
【0015】このテーププレーヤ装置に用いられるテー
プカセット1は、例えば図1に示すように、合成樹脂材
料により形成される長方形の主面部を有するカセット本
体2内に磁気テープ3が巻回された一対のテープリール
4、5が回転自在に収納されて構成される。そして、カ
セット本体2には、その前面側にテープリール4、5か
ら繰り出されている磁気テープ3が延在されている。具
体的には、カセット本体2の前面側には、記録及び/又
は再生機構である磁気ヘッド装置が進入する記録再生用
開口部6と、ピンチローラが進入するピンチローラ用開
口部7、8が設けられ、磁気テープ3を外方に臨ませて
いる。
【0016】また、カセット本体2には、その主面部に
テープリール4、5に設けられたテープリール駆動機構
が嵌合されるリール軸穴9、10を外方に臨ませるリー
ル軸挿通穴11、12が設けられている。また、カセッ
ト本体2には、その主面部であって前面側に凸部13が
略台形形状に形成されている。そして、この凸部10に
は、カセット本体2の前面側に沿って位置決めピン嵌合
される位置決め穴14、15が設けられ、位置決め穴1
4、15の外側には、キャプスタン軸が進入されるキャ
プスタン用軸穴16、17が設けられている。さらに
は、カセット本体2には、その主面部の背面側に表示シ
ール18が貼り付けられている。この表示シール18に
は、例えば磁気テープ3に記録されている音声データの
タイトル等が記されることにより、利用者が磁気テープ
3に記録されている音声データの内容が分かるようにさ
れている。
【0017】そして、このように構成されるテープカセ
ット1が使用されるテーププレーヤ装置20は、例えば
図2乃至図4に示すように、テープカセット1の短辺方
向を挿入端としてテープカセット1が収納されこのテー
プカセット1に収納された磁気テープ3の記録及び/又
は再生が行われる記録再生部21が構成される本体22
と、記録再生部21を開閉自在に閉塞する蓋体23とか
ら構成される。
【0018】本体22は、図2に示すように、その外装
筐体が例えばアルミニウム(Al)等の金属材料により
形成され、全体としてテープカセット1の外形形状と略
同じくする直方体形を有して構成されてる。そして、本
体22には、蓋体23が設けられない側の主面に操作部
31が設けられている。この操作部31は、複数の押し
ボタンにより構成され、テープカセット1に記録されて
いる音声信号を再生するための操作を行う再生ボタン3
2と、再生動作を停止させるための操作を行う停止ボタ
ン33と、磁気テープ3を早送りする操作を行うための
早送りボタン34と、磁気テープ3を巻き戻す操作を行
うための巻き戻しボタン35とから構成され、これら操
作ボタン32〜35は、押圧操作されると、本体22内
に配設されたプリント基板に設けられたダイヤフラムス
イッチを押圧するように構成されている。
【0019】このように構成される操作部31には、シ
ャッタ36がスライド自在に取り付けられており、操作
ボタン32〜35の非使用時には、この操作部31を閉
塞するように構成されている。したがって、利用者は、
テーププレーヤ装置20の操作が必要な場合にのみこの
シャッタ36を開蓋すれば良く、例えば鞄等にテーププ
レーヤ装置20が収納されている時に、操作ボタン32
〜35が他の物に接触して誤操作されるのを防止してい
る。また、本体22の側面部には、音量を調節するため
の音量調節ダイヤル37と、再生動作中であることを表
示するための表示ランプ38と、蓋体23を開蓋させる
操作を行うための操作を行う蓋開放ボタン39とが設け
られている。
【0020】また、本体22には、図3に示すように、
その内部に上述の記録再生部21が構成されている。こ
の記録再生部21には、テープカセット1が位置決めさ
れて装着され、テープカセット1の磁気テープ3に記録
されている音声データを再生できるように構成されてい
る。すなわち、記録再生部21には、テープカセット1
のリール軸穴9、10に嵌合されるリール軸41、42
と、位置決め穴14、15に嵌合される位置決めピン4
3、44と、キャプスタン用軸穴16、17に嵌合され
るキャプスタン軸45、46と、磁気ヘッド装置47
と、ピンチローラ用開口部7、8に進入する図示しない
ピンチローラとが備えられている。
【0021】このように構成される記録再生部21は、
テープカセット1が装着されると、リール軸穴9、10
にリール軸41、42が嵌合されるテープリールが回転
駆動されると共に、位置決めピン43、44が位置決め
穴14、15に嵌合される。すると、キャプスタン軸4
5、46は、キャプスタン用軸穴16、17を介して磁
気テープ3の裏面側に進入される。そして、上記ピンチ
ローラがピンチローラ用開口部7、8に進入し、キャプ
スタン軸45、46と共働して磁気テープ3を狭持す
る。磁気ヘッド装置47は、これと共に記録再生用開口
部6より進入し、磁気テープ3に対して音声データの記
録又は再生を行う。
【0022】また、このように構成される本体22に
は、上記蓋体23が回動自在に取り付けられる。この蓋
体23は、例えば図4及び図5に示すように、枠体51
と、この枠体51に取り付けられて蓋体23の主面部を
構成するハーフミラー部52と、テープカセット1の前
面側を保持する第1の保持部53と、テープカセット1
の背面側を保持する第2の保持部54と、テープカセッ
ト1を蓋体23の開蓋時に排出するイジェクト機構55
とから構成される。
【0023】枠体51は、図4に示すように、蓋体23
の外枠を構成するものであり、例えばアルミニウム(A
l)等の金属材料により形成され、本体22の主面と同
じ大きさを有して構成されている。この枠体51には、
大きくハーフミラー部52を構成するミラー板が嵌合さ
れる開口部56設けられている。この開口部56は、テ
ープカセット1の主面部よりやや小とされた大きさに形
成されている。ハーフミラー部52は、開口部56に嵌
合される大きさを有した透明な合成樹脂材料により形成
され、内面側に通常ミラーを形成する場合より薄くアル
ミニウムが蒸着されて、また、外面側にハードコートが
施されて構成されている。そして、このハーフミラー部
52には、その周囲であって上記アルミニウム層の上層
に例えば黒色のベタ印刷が施された不透視部57と、こ
の不透視部57に囲まれた半透視部58とが構成されて
いる。
【0024】この不透視部57は、蓋体23の長辺方向
に構成される第1の、第2の不透視部59、60と、蓋
体23の短辺方向に構成される第3、第4の不透視部6
1、62と、第1の不透視部59より凸状に構成される
第5の不透視部63とから構成される。すなわち、ハー
フミラー部52は、その内面にアルミニウム層が薄く形
成されている。したがって、このハーフミラー部52よ
り離れた記録再生部21の底面部等は、テープカセット
1が収納されていない状態で、外方より目視できないよ
うになされており、一方、テープカセット1が記録再生
部21に収納され、その主面とハーフミラー部52が近
接している状態では、テープカセット1の主面が透視で
きるように構成されている。したがって、利用者は、蓋
体23が記録再生部21を閉塞している状態で、半透視
部58より現在記録再生部21に収納されているテープ
カセット1の種類、例えばテープカセット1のカセット
本体2の色、表示シール18に記載されている内容を識
別、認識することができる。
【0025】また、不透視部57に対応する蓋体23の
内面には、上記第1の、第2の保持部53、54等のテ
ープカセット1を保持するための部材が取り付けられ
る。したがって、不透視部57は、外方より蓋体23の
内面に取り付けられている部品が外方より見えないよう
にすると共に、外方からは反射面が目視できるのみであ
ることから、テーププレーヤ装置20全体の外観意匠を
保持することができる。また、ハーフミラー部52は、
反射面として機能することから、例えば手鏡としても機
能させることができる。
【0026】また、例えば図5に示すように、上記蓋体
23の第1の不透視部59に対応する内面には、テープ
カセット1の前面側を保持する第1の保持部53が、上
記蓋体23の第2の不透視部60に対応する内面には、
テープカセット1の背面側を保持する第2の保持部54
が取り付けられる。
【0027】第1の保持部53は、断面略L字状に形成
され、その主面が蓋体23の内面に接着剤等により固定
される。そして、第1の保持部53は、この主面より蓋
体23の内面に略垂直方向に複数の立上がり部64が構
成されている。そして、この立上がり部64には、その
前方側に回動片65が取り付けられている。この回動片
65は、第1の保持部53の中程に設けられた支持片6
6を回動支点として、その回動方向が蓋体23の回動方
向と同方向と同方向、すなわち図5中X1、X2方向とな
るように支持されている。また、この回動片65は、そ
の端部にテープカセット1の排出方向側の前面を保持す
るため蓋体23の内面と略平行に保持部67が設けられ
ている。
【0028】そして、回動片65は、捻りコイルバネに
より、図5中X2方向に付勢されている。このように構
成される回動片65は、例えば図6に示すように、図5
中X2方向に付勢されている状態でテープカセット1を
保持している。また、回動片65は、蓋体23は閉塞さ
れた場合には、保持部67が記録再生部21の底面に押
圧されて図5中X1方向に回動される。したがって、回
動片65は、テープカセット1の挿脱時においては、図
5中X2方向に付勢されていることから、蓋体23とテ
ープカセット1の主面との間隔を大きく確保することが
でき、テープカセット1の挿脱操作を容易に行えるよう
にしている。これと共に、回動片65は、蓋体23の閉
塞時においては、図5中X1に回動され保持部67が蓋
体23の内面に略垂直な主面の高さ寸法とと同じ位置に
される。したがって、装置全体の薄型化に寄与してい
る。なお、この回動片65は、以上のように第1の保持
部53だけでなく第2の保持部54に設けても良く、ま
た、第2の保持部54側にのみ設けてもよいのは勿論で
ある。
【0029】また、第1の保持部53には、上述した図
5に示すように、テープカセット1の挿入方向側の前面
を保持するための保持部68が蓋体23の内面に略平行
に設けられ、上記保持部67と共にテープカセット1の
前面を保持する。さらには、この第1の保持部53に
は、上記第5の不透視部63に対応してカセット押圧部
材69が取り付けられている。このカセット押圧部材6
9には、弾性片70a、70bが設けられている。この
弾性片70a、70bは、テープカセット1が記録再生
部21に装着された際に、記録再生部21の底面部の方
向にテープカセット1を押圧することでテープカセット
1の記録再生部21内でのズレを防止している。
【0030】第2の保持部54は、その一の面が蓋体2
3の内面に接着剤等により固定される。そして、第2の
保持部54は、この主面より蓋体23の内面に略垂直方
向に複数の立上がり部72が構成されている。そして、
この立上がり部72には、その側縁に蓋体23の内面に
略平行な保持部73が設けられている。このように第1
の保持部53と第2の保持部54とは、テープカセット
1を保持することによりテープカセット1が記録再生部
21に装着された際の位置を規制している。
【0031】また、蓋体23の前方側には、その内面に
ガイド部材74が取り付けられている。このガイド部材
74は、上記第4の不透視部62に対応して取り付けら
れている。ガイド部材74は、蓋体23の前面側の側縁
にやや立ち上がって形成された立上がり壁75の側縁よ
り蓋体23の内面にかけて傾斜して取り付けられてい
る。この立上がり壁75は、テープカセット1の挿脱操
作のガイドを行う。また、このガイド部材74には、ロ
ック孔76が穿設されている。このロック孔76には、
本体22に設けられた蓋体23が記録再生部21を閉塞
した状態に維持するためのロック部材が係合される。こ
のように構成されるガイド部材74は、上述のテープカ
セット1の前面側に設けられた凸部13がテープカセッ
ト1の排出操作の際、立上がり壁75に引っかかること
が防止され円滑に行えるようにしている。
【0032】イジェクト機構55は、例えば図7に示す
ように、上記第3の不透視部61に対応した位置に配設
され、テープカセット1を上記第1及び第2の保持部5
3、54に保持する第1の位置から蓋体23の開蓋時に
テープカセット1を外方に排出する第2の位置の位置に
スライドさせるカセット排出部材81と、カセット排出
部材81をテープカセット1を排出する方向に引っ張る
収縮バネ82と、このカセット排出部材81を上記第1
の位置に維持する係止部材83とから構成される。
【0033】カセット排出部材81は、上記第1の保持
部53にスライド自在に取り付けられ、テープカセット
1を上記第1の位置から第2の位置に排出させる排出部
84と、スライド動作のガイドを行うガイド部85と、
カセット排出部材81のスライド領域を規制する第1の
保持部53に設けられた支持スリット86に挿通される
支持ピン87と、上記係止部材83が係止されるロック
片88とから構成される。また、収縮バネ82は、一方
の端部が第1の保持部53に掛け止められ、他方の端部
がカセット排出部材81のガイド部85に掛け止めら
れ、カセット排出部材81をテープカセット1の排出方
向へ付勢している。
【0034】係止部材83は、第1の保持部53の側縁
に立設された立上がり壁89に設けられた支軸90に回
動自在に支持されており、捻りコイルバネ90aがこの
支軸90に取り付けられると共に一方の端部が係止部材
83に掛け止められ他方の端部が立上がり壁89に垂直
に設けられた天板部91に掛け止められ、図7中X3
向に付勢されている。また、この係止部材83には、上
記カセット排出部材81のロック片88に係止される第
1の係止部92が設けられている。この第1の係止部9
2は、ロック片88に係止されることにより、上記カセ
ット排出部材81を上記第1の位置に保持する。さら
に、係止部材83には、ロック片88に第1の係止部9
2が係止されている状態を解除するための本体22側に
設けられたロック解除片93が係止される第2の係止部
94が設けられている。
【0035】ロック解除片93は、例えば図8に示すよ
うに、本体22側の蓋体23のヒンジ部側に立設されて
いる。このロック解除片93は、蓋体23が閉塞されて
いる状態では、第2の係止部94が係止された状態にあ
る。そして、ロック解除片93は、蓋体23が開蓋操作
されると、係止部材83を捻りコイルバネ90aの弾性
力に抗じて図中X4方向に回動される。
【0036】すなわち、イジェクト機構55は、図7及
び図8に示すように、テープカセット1が第1及び第2
の保持部53、54に挿入されると、カセット排出部材
81の排出部84がテープカセット1の挿入端となる側
面に押圧され収縮バネ82の収縮力に抗じて図7中X6
方向にスライドされ、係止部材83の第1の係止部92
がロック片88に係止され上記第1の位置にされる。そ
して、テープカセット1は、第1及び第2の保持部5
3、53に保持された状態で蓋体23が閉塞されること
により、記録再生部21に装着される。一方、イジェク
ト機構55は、蓋体23が開蓋された際にテープカセッ
ト1を外方に排出する。すなわち、蓋体23が開蓋方向
に回動されると、第2の係止部94がロック解除片93
に突き当たり押圧されて図8中X4方向に回動される。
すると、第1の係止部92は、ロック片88との係止状
態が解除されて、収縮バネ82の収縮力によりカセット
排出部材81が図7中X6方向にスライドされ、図6に
示すように、テープカセット1を外方に排出させる。
【0037】以上のように第1及び第2の保持部53、
54とイジェクト機構55が設けられた蓋体23は、本
体22に回動自在に支持される。すなわち、蓋体23
は、図5に示すように、イジェクト機構55が設けられ
る側の側縁部に本体22の側縁部に設けられた支軸が挿
通される軸穴95が設けられている。そして、蓋体23
はこの軸穴95に本体22の支軸が嵌合され、蓋体23
の外方からネジ止めがなされることにより蓋体23に回
動自在に支持される。また、この蓋体23は、開蓋方向
に回動付勢されている。すなわち、蓋体23は、例えば
図9に示すように、蓋体23に取り付けられた第2の保
持部54に穿設されたスリット96と、一方の端部にス
リット96に挿通される支軸97を有し蓋体23と本体
22とを連結する連結アーム98と、この連結アーム9
8の他方の端部に設けられる掛止部99に掛け止められ
連結アーム98を本体22の前方向、すなわち図中X7
方向に引っ張る収縮バネ100とにより開蓋方向に回動
付勢される。また、この連結アーム98は、本体22に
支軸101により軸支されている。
【0038】このように本体22に回動自在に支持され
ている蓋体23は、開蓋時においては、連結アーム98
の掛止部99が収縮バネ100により図中X7方向に引
っ張られて連結アーム98が立ち上がった状態にされ、
支軸97がスリット96の一方の端部に突き当てられた
状態にされる。一方、蓋体23を閉塞方向に付勢する場
合には、蓋体23が閉塞方向に回動されると、収縮バネ
100の収縮力に抗じて、連結アーム98が横倒しの状
態にされる。そして、蓋体23は、支軸97は、スリッ
ト96の他方の端部側に移動され、上記図5に示す蓋体
23に取り付けられた上記ガイド部材74に設けられた
ロック孔76に本体22側に設けられたロック爪が係止
されて蓋体23が閉塞した状態に維持される。
【0039】以上のように構成されるテーププレーヤ装
置20は、蓋体23に挿入されるテープカセット1のガ
イドを行う第1及び第2の保持部53、54とイジェク
ト機構55が設けられることから、従来のようにテープ
カセット1の全面を覆うように構成されるカセットホル
ダを設ける必要がなく、装置全体の薄型化を図ることが
できると共に軽量化を図ることができる。また、テープ
プレーヤ装置20は、第1及び第2の保持部53、54
を設けることにより、装置全体の薄型化を図ることがで
きる。これによりテーププレーヤ装置20は、記録再生
部21に装着されるテープカセット1の主面と蓋体23
の内面とのクリアランスが少なくなるが、蓋体23の前
面側に設けられたガイド部材74を設けることにより、
挿脱操作の際、上記テープカセット1の凸部13が蓋体
23の前面側の側縁に引っかかることを防止することが
できる。また、蓋体23の軽量化が図られることから、
蓋体23のヒンジ部の強度を良くすることができる。
【0040】以上、本発明に係る記録及び/又は再生装
置についてテーププレーヤ装置20を用いて詳細に説明
した。しかしながら、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、光ディスク、光磁気ディスク等の円盤状記録
媒体をカセットに収納するディスクカートリッジの記録
及び/又は再生を行うディスクプレーヤ装置等の記録媒
体カセットの記録及び/又は再生装置に適用できるのは
勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る記録及び/又は再生装置に
よれば、蓋体に第1の保持手段、第2の保持手段、及び
イジェクト手段が設けられていることから、装置全体の
薄型化、軽量化を図ることができると共に、部品点数の
削減、生産コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態で説明するテーププレーヤ装置に用
いられるテープカセットの全体斜視図である。
【図2】本体側から見たテーププレーヤ装置の全体斜視
図である。
【図3】蓋体が開蓋された状態のテーププレーヤ装置の
全体斜視図である。
【図4】蓋体側から見たテーププレーヤ装置の全体斜視
図である。
【図5】裏面側から見た蓋体の斜視図である。
【図6】蓋体が開蓋された状態において、テープカセッ
トが回動片に保持されている状態を示すテーププレーヤ
装置の全体斜視図である。
【図7】イジェクト機構を説明するための蓋体の要部斜
視図である。
【図8】イジェクト機構の動作を説明するための本体及
び蓋体の要部断面図である。
【図9】蓋体の支持機構を説明するためのテーププレー
ヤ装置の要部断面図である。
【図10】従来のテーププレーヤ装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 カセット本体、3 磁気テー
プ、20 テーププレーヤ装置、21 記録再生部、2
2 本体、23 蓋体、31 操作部、51 枠体、5
2 ハーフミラー部、53 第1の保持部、54 第2
の保持部、55イジェクト機構、56 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体カセットの短辺方向を挿入端と
    して記録媒体カセットが収納され、この記録媒体カセッ
    トに収納された記録媒体の記録及び/又は再生が行われ
    る記録再生部が構成される本体と、 上記記録再生部を開閉自在に閉塞する蓋体と、 記録及び/又は再生を行うために上記記録媒体を外方に
    臨ませるマウス部が構成される上記記録媒体カセットの
    前面側を保持する第1の保持手段と、 上記記録媒体カセットの上記前面側に対向する背面側を
    保持する第2の保持手段と、 上記第1及び第2の保持手段に上記記録媒体カセットが
    保持されている状態において、上記蓋体が開蓋された場
    合に限ってこの記録媒体カセットを外方に排出させるイ
    ジェクト手段とを備え、 上記第1の保持手段、第2の保持手段、及びイジェクト
    手段は、上記蓋体側に設けられていることを特徴とする
    記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体カセットは、上記テープ状
    記録媒体を上記記録媒体として用いるテープカセットで
    あることを特徴とする請求項1記載の記録及び/又は再
    生装置。
  3. 【請求項3】 上記蓋体には、上記記録媒体カセットが
    挿脱される側の前面部にガイド部が設けられることを特
    徴とする請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記蓋体には、上記第1の保持手段、第
    2の保持手段、及びイジェクト手段が設けられる場所に
    上記記録再生部を透視することが不能な非透視部が設け
    られ、 少なくとも上記非透視部が設けられない場所には、上記
    記録再生部を半透視することが可能とされる半透視部が
    設けられることを特徴とする請求項1記載の記録及び/
    又は再生装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の保持部及び/又は第2の保持
    部には、上記前面部側の側縁部に上記記録媒体カセット
    の前面側及び/又は背面側を保持すると共に、蓋体の回
    動方向と同方向に回動自在な回動片が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録及び/又は再生装
    置。
JP8268938A 1996-10-09 1996-10-09 記録及び/又は再生装置 Withdrawn JPH10116456A (ja)

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