JP3281655B2 - 走査線数変換タイミングリセット回路 - Google Patents

走査線数変換タイミングリセット回路

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JP3281655B2 JP28660792A JP28660792A JP3281655B2 JP 3281655 B2 JP3281655 B2 JP 3281655B2 JP 28660792 A JP28660792 A JP 28660792A JP 28660792 A JP28660792 A JP 28660792A JP 3281655 B2 JP3281655 B2 JP 3281655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インタレース走査の映
像信号の走査線数を変換する際の変換タイミングのリセ
ット信号を発生する走査線数変換タイミングリセット回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、我国においては、1:2インタレ
ース走査,1フレームの走査線数525本のNTSCテ
レビジョン方式(NTSC方式)が映像信号の標準とな
っている。また、最近のMUSE/NTSCダウンコン
バータを内蔵したテレビジョン受像機等においては、ア
スペクト比4対3の画面にアスペクト比16対9の画像
を表示したりするため、前記コンバータのスクイズ画面
の映像信号等のインタレース走査の映像信号の走査線数
の変換を要する。
【0003】そして、この走査線数の変換は、通常、メ
モリ等を用いてデジタル的に行われる。このとき、変換
後の走査線数が元の映像信号(原映像信号)の走査線数
の整数倍(N倍)になる変換であれば、水平同期信号等
の原映像信号に同期した変換の各種タイミング信号はそ
のままN逓倍して用いればよいが、整数倍にならない変
換のときは、原映像信号のフィールド単位の適当な周期
で変換タイミングをリセットし、各種タイミング信号を
原映像信号のフィールド単位で揃えて変換後の各1H
(Hは水平走査期間)の不揃い等を防止する必要があ
る。
【0004】ところで、整数倍にならない変換において
は、多くの場合、変換のタイミング制御等を考慮し、原
映像信号が標準の信号であることを条件として、この信
号の1フレームの走査線数と変換後の1フレームの走査
線数とが共通の約数を有し、両者が簡単な整数比で表わ
されるように、変換条件が設定される。
【0005】例えば、前記ダウンコンバータのスクイズ
画面の映像信号の走査線数の変換の際は、特願平3−3
16755号,特願平4−16012号の出願の明細,
図面等に記載されているように、走査線数を5本から7
本,すなわちNTSC方式の標準の525(5×10
5)本/フレームから735(7×105)本/フレー
ムに変換するように設定される。
【0006】この場合、変換の各種タイミング信号を7
/5に逓倍するとともに、図7に示すように、(a)の
変換する原映像信号の1フレーム毎に(b)のリセット
信号を用いて変換タイミングにリセットをかけることに
より、原映像信号が標準の信号であれば、5と7の公倍
数のタイミングでリセットがかかり、変換後の各1Hの
長さが揃って等しくなる。
【0007】なお、図7において、(a)の1,2,
…,525は原映像信号の走査線の番号,(c)は変換
後の映像信号,(d)は変換後の水平同期信号を示す。
そして、同図はリセット信号の立上りにより奇数フィー
ルドの前縁でリセットがかけられる場合を示すが、リセ
ット信号のタイミングをずらして偶数フィールドの前縁
でリセットがかけられるようにしても同様の効果が得ら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】種々の映像機器が提供
されている今日、それらの映像信号は、パソコン出力或
いはVTRのスチル再生等の特殊再生の映像信号にみら
れるように、例えばNTSC方式の信号であっても、そ
の走査線数が標準からずれて非標準になることがある。
そして、このような非標準の映像信号の走査線数を変換
する場合、標準の場合と同様のタイミングで奇数フィー
ルド又は偶数フィールド毎に変換にリセットをかける
と、図8に示すように変換後の信号の各1Hの不揃い等
が生じる。
【0009】なお、図8は1フレームの走査線数が52
4本の非標準の原映像信号を図3の場合と同様に735
本/フレームに変換しようとする場合を示し、(a)は
映像信号,(b)は立上りが図7の(b)と同様にフ
ィールド前縁に同期したリセット信号,(c)は変換後
の映像信号,(d)は変換後の水平同期信号を示す。
【0010】そして、図8の場合はリセットのタイミン
グが適当でないため、(c)の映像信号,(d)の水平
同期信号からも明らかなように、1フィールドおきに規
定より短い走査線やタイミング信号が生じて変換後の画
像が乱れる。この乱れを抑制するため、パソコン出力の
映像信号等の毎フィールドの走査線数が等しくなる非標
準の原映像信号に対しては、フィールド毎頻繁リセ
ットを行って1回のリセットの影響を極力少なくするこ
とが考えられる。
【0011】また、VTRの特殊再生の信号のようにフ
ィールド単位では走査線数が異なるが、連続2フィール
ド(1フレーム)単位でみれば揃っているような非標準
の原映像信号に対しては、2フィールド毎にリセットを
かけることが考えられる。そして、原映像信号が標準,
非標準の種々のインタレース走査の映像信号になる場
合、原映像信号の走査線状況に応じて変換のリセット条
件を変えることができればよいが、従来はこの種走査線
数の変換タイミングのリセットに用いるリセットパルス
の発生タイミングを原映像信号の走査線状況に応じて変
え、原映像信号に応じた適当なタイミング条件で変換に
リセットをかける具体的な構成は発明されていない。
【0012】本発明は、走査変換する映像信号(原映像
信号)の走査線状況に応じた適当なタイミング条件でリ
セット信号を発生する走査線数変換タイミングリセット
回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の走査線数変換タイミングリセット回路に
おいては、走査変換する映像信号(原映像信号)の水平
同期信号を計数して原映像信号の走査線数が標準か否か
を判定する標準判定部と、原映像信号の水平同期信号を
計数して原映像信号の毎フィールドの走査線数が一定か
否かを判定するフィールド長判定部と、原映像信号の垂
直同期信号と水平同期信号との位相により走査線数が標
準のときの原映像信号のフィールドの奇数,偶数を判定
し,奇数又は偶数の指定された一方のフィールドの垂直
同期信号のエッジのタイミングで判定信号を出力するフ
ィールド奇偶判定部と、原映像信号の垂直同期信号を分
周してこの垂直同期信号の2倍の周期で2値変化する
フィールド周期の信号を形成する2フィールド周期信号
発生部と、標準判定部の標準の判定によりフィールド
奇偶判定部の判定信号を選択し標準判定部の非標準の
判定によりフィールド長判定部の一定の判定に応じて
原映像信号の垂直同期信号を選択し,フィールド長判定
部の不定の判定に応じて2フィールド周期信号発生部の
出力信号を選択し選択した信号を出力する信号選択ゲ
ート部と 信号選択ゲート部の出力信号の信号エッジに
同期してリセットパルスを出力するエッジ検出部とを備
える。
【0014】
【作用】前記のように構成された本発明の走査線数変換
タイミングリセット回路の場合、原映像信号が標準の信
号であれば、標準判定部の判定に基づき、信号選択ゲー
ト部がフィールド奇偶判定部の奇数フィールド又は偶数
フィールドの垂直同期信号のエッジのタイミングで判定
信号を出力し、この判定信号の信号エッジに同期してエ
ッジ検出部が原映像信号の奇数フィールド又は偶数フィ
ールドのエッジ毎にリセットパルスを出力する。このと
き、原映像信号が標準の信号であるため、原映像信号の
走査線数と変換後の走査線数とは共通の約数を有し、簡
単な整数比で表される関係にあり、リセット信号により
フレーム毎に1回の適当なタイミングで変換にリセット
がかけられる。
【0015】しかも、フィールド奇遇判定部の判定信号
が指定されたフィールドに発行されるため、変換回路側
の要求等に応じて奇数フィールド,偶数フィールドのい
ずれでもリセットがかけられる。
【0016】また,原映像信号が非標準の信号であれ
ば、標準判定部,フィールド長判定部の判定に基づき、
フィールド毎の走査線数が一定で等しいときは、原映像
信号のフィールド毎の垂直同期信号のエッジのタイミン
グでリセットパルスを出力し、フィールド毎の走査線数
が一定でないときには、原映像信号の垂直同期信号を分
周した2フィールド周期信号発生部の2フィールド(1
フレーム)毎の出力信号のエッジのタイミングでリセッ
パルスを出力する。
【0017】そして、原映像信号が、非標準ではあるが
フィールド毎の走査線数が等しいパソコン出力の映像信
号等のときは、リセットパルスによりそのフィールド毎
にリセットがかけられて変換後の画像の乱れが極力抑え
られ、フィールド毎の走査線数は異なるが連続2フィー
ルド(1フレーム)でみれば走査線数が一定に揃ってい
るVTRの特殊再生の映像信号等のときは、リセット
ルスにより2フィールド毎にリセットがかけられて変換
後の画像の乱れが抑えられる。したがって、走査線数の
変換タイミングのリセットが原映像信号の走査線状況に
応じた適当なタイミング条件でかけられ、とくに、非標
準の映像信号の走査線数の変換が変換後の画像の乱れを
抑えて良好に行える。
【0018】
【実施例】1実施例について、図1ないし図6を参照し
て説明する。図1はNTSC方式の映像信号を例えば5
25本/フレームから735本/フレームの走査線数に
変換する場合を示し、1,2は変換する映像信号(原
信号)の垂直同期信号Sv,水平同期信号Shの入力
端子、3は原映像信号の走査線数が標準か否かを判定す
る標準判定部、4は原映像信号の毎フィールドの走査線
数が一定か否かを判定するフィールド長判定部、5は原
映像信号が525本/フレームの標準のときにフィール
ドの奇数,偶数を判定するフィールド奇偶判定部、6は
判定部5に判定フィールドの指定信号Scを与えるフィ
ールド指定端子、7は2フィールド周期の信号を形成す
る2フィールド周期信号発生部である。
【0019】8は信号選択ゲート部であり、標準判定部
3の出力信号(判定信号)aにより切換わる第1のスイ
ッチ8aとフィールド長判定部4の出力信号(判定信
号)bにより切換わる第2のスイッチ8bとからなり、
スイッチ8aはフィールド奇偶判定部5の出力信号(判
定信号)cとスイッチ8bの出力信号とを切換えて出力
し、スイッチ8bはフィールド周期の垂直同期信号Sv
と2フィールド周期信号発生部7の出力信号(2フィー
ルド周期の信号)dとを切換えて出力する。
【0020】9は信号選択ゲート部8の後段に設けられ
たパルス化用の立下りエッジ検出部であり、スイッチ8
aから出力された信号選択ゲート部8の出力信号(リセ
ット信号)eを微小パルス幅に加工し、後段の走査線数
変換タイミング発生部10にリセットパルスとして供給
する。
【0021】そして、標準判定部3は毎フィールドの水
平同期信号Shの2倍のパルス数が525になるか否か
により原信号の標準,非標準を判定するため、図2に示
すように構成され、垂直同期信号Svのエッジをエッジ
検出器3aにより検出するとともに、水平同期信号Sh
を逓倍器3bにより2倍の周波数のパルス信号に変換す
る。さらに、エッジ検出器3aの出力信号によりカウン
タ3cを毎フィールドの直前に瞬時リセットし、このリ
セットからつぎのリセットまでの1フィールドの逓倍器
3bの出力パルスを計数する。
【0022】また、エッジ検出器3bの出力信号によ
り、D型フリップフロップ構成のラッチ3dを毎フィー
ルドの直前にトリガし、カウンタ3cの1フィールドの
計数結果の10ビットをラッチ3dに取込み、このラッ
チ3dに取込まれた計数結果と予め設定された525の
基準値とを比較器3eにより比較し、計数結果と基準値
との一致,不一致により2値変化する比較器3eの出力
信号をヒステリシス特性を有する出力回路3fに供給す
る。
【0023】そして、ノイズによる誤判定を防止するた
め、出力回路3fにより予め設定されたフィールド数に
わたって比較器3eの出力信号が変化しないことを条件
に、比較器3eの出力信号に応じて例えば標準判定時は
ハイレベルになり、非標準判定時はローレベルになる判
定信号aを形成する。また、フィールド長判定部4は毎
フィールドの水平同期信号Shの2倍のパルス数の計数
結果が直前のフィールドの計数結果と等しくなるか否か
により毎フィールドの走査線数が一定か否かを判定する
ため、図3に示すように構成される。
【0024】そして、垂直同期信号Svのエッジをエッ
ジ検出器3aと同様のエッジ検出器4aにより検出する
とともに、水平同期信号Shを逓倍器4bにより2倍の
周波数のパルス信号に変換する。さらに、エッジ検出器
4aの出力信号によりカウンタ4cを毎フィールドの直
前に瞬時リセットし、カウンタ4cによりカウンタ3c
と同様にして1フィールドの逓倍器4bの出力パルス数
を計数する。
【0025】そして、ラッチ3dと同様のラッチ4d,
4eの縦列回路により、エッジ検出器4bの出力信号の
トリガに基づき、毎フィールドにカウンタ4cの最新の
1フィールドの計数結果とその直前の1フィールドの計
数結果を取込み、両ラッチ4d,4eに取込まれた計数
結果を比較器4fに供給して比較する。
【0026】この比較器4fは両計数結果が等しいか否
かにより2値変化する出力信号を出力回路3fと同様の
ヒステリシス特性を有する出力回路4gに供給し、この
出力回路4gは比較器4fの出力信号に基づき、例えば
ラッチ4d,4eの計数結果が一致する一致判定時にハ
イレベルになり、それ以外の不一致判定時にローレベル
になる判定信号bを形成する。
【0027】つぎに、フィールド奇偶判定部5は原映像
信号が標準の信号であれば奇数フィールドと偶数フィー
ルドとで水平同期信号Shが0.5Hずれることを利用
して両フィールドを判別し、かつ、指定信号Scにより
指定されたフィールドの判定信号cを出力するため、図
4に示すように構成される。そして、D型フリップフロ
ップ5aのデータ端子D,トリガ端子に水平同期信号S
h,垂直同期信号Svが供給され、毎フィールドの垂直
同期信号Svのエッジのタイミングでデータ端子Dのレ
ベルをラッチする。
【0028】このとき、原映像信号がNTSC方式の標
準の信号であれば、奇数フィールドと偶数フィールドと
で垂直同期信号Svのエッジのときの水平同期信号Sh
の位相が0.5Hずれるため、フリップフロップ5aの
肯定出力端子Qと否定出力端子Q* とのレベルの組合せ
が奇数フィールドと偶数フィールドとで逆になる。さら
に、フリップフロップ5aの後段のスイッチ5bが指定
出力Scにより切換わり、例えば、奇数フィールドの指
定時はフリップフロップ5aの出力端子Qの出力信号が
判定信号cを形成し、偶数フィールドの指定時はフリッ
プフロップ5aの出力端子Q*の出力信号が判定信号c
を形成する。
【0029】つぎに、2フィールド周期信号発生部7は
図5に示すようにD型フリップフロップ7aにより形成
され、このフリップフロップ7aにより垂直同期信号S
vを2分周し、この信号Svの2倍の周期で2値変化す
るフリップフロップ7aの肯定出力端子Qの出力信号に
より2フィールド周期の信号dを形成する。なお、図
2,図3において、水平同期信号Shの周波数を2倍に
するのは、原信号がNTSC方式の標準のときに、1フ
ィールドの走査線数が262.5本になり、整数値とな
らないからである。
【0030】そして、信号選択ゲート部8は判定信号
a,bに基づくスイッチ8a,8bの切換えの組合せに
より、表1に示すように出力信号eを信号c,d,Sv
のいずれかにより形成する。
【0031】
【表1】
【0032】すなわち、原映像信号が標準の信号であれ
出力信号eを、指定された奇数フィールド又は偶数
フィールドの垂直同期信号Svのエッジのタイミングで
出力される判定信号cにより形成し、原映像信号が非標
準の信号であれば毎フィールドの走査線数が等しいと
きに出力信号eを垂直同期信号Svにより形成し、
毎フィールドの走査線数が等しくないときに出力信号
eを2フィールド周期の信号dにより形成する。な
お、表1において、YESは標準又は一定を示し、NO
は非標準又は不定を示す。
【0033】そして、出力信号eは立下りエッジ検出部
9に供給され、この検出部9は出力信号eの立下りのエ
ッジによりトリガされて出力信号eを微小なパルス幅の
信号に加工する。すなわち、出力信号eを形成する例え
ば判定信号c,垂直同期信号Svは図6の(a),
(b)に示すようになり、いずれもそのパルス幅が変換
タイミングの瞬時リセットに用いるリセット信号として
広過ぎるため、検出部9により出力信号eをリセット信
号として適当な1又は数Hの微小パルス幅に加工する。
なお、図6において、Vは1フィールドの期間を示す。
【0034】そして、検出部9の出力信号が走査線数変
換タイミング発生部10にリセットパルスとして供給さ
れ、このパルスにより発生部10から図示省略された走
査線数変換部に供給される変換の各種タイミング信号が
リセットされ、走査線数の変換タイミングにリセットが
かけられる。このとき、原映像信号が変換後の映像信号
と共通の約数を有する標準の信号であれば、指定信号S
cにより指定された奇数フィールド毎又は偶数フィール
ド毎にリセットがかけられる。
【0035】また、原映像信号がパソコン出力の映像信
号のような非標準かつ毎フィールドの走査線数が同じに
なる信号のときは、フィールド毎にリセットがかけられ
る。さらに、原映像信号がVTRの特殊再生の映像信号
のような非標準かつフィールド単位では異なるが2フィ
ールド(1フレーム)単位では揃っている信号になると
きにも2フィールド周期でリセットがかけられて変換後
の画像の乱れが防止される。
【0036】そのため、走査線数の変換タイミングに原
映像信号の走査線の状況に応じた適当なリセットがかけ
られ、とくに原映像信号の走査線数と変換後の走査線数
とに共通の約数がなく、両者の比が簡単な整数比となら
ない非標準のパソコン出力やVTRの特殊再生の映像信
号の場合に、変換後の走査線の不揃い等が防止されて画
像の乱れが極力抑えられる。そして、原映像信号がNT
SC方式の映像信号以外のインタレース走査の信号であ
るときにも適用できる。
【0037】また、走査線数の変換の比が前記実施例の
7/5と異なる種々の場合にも適用できるのは勿論であ
る。そして、各部の構成等は実施例に限定されるもので
はない。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。変換する映
像信号(原映像信号)が標準の信号であれば、標準判定
部3の判定に基づき、信号選択ゲート部8がフィールド
奇偶判定部5の奇数フィールド又は偶数フィールド毎の
判定信号を選択し、エッジ検出部9から原映像信号の奇
数フィールド又は偶数フィールドの一方の垂直同期信号
のエッジのタイミングでリセットパルスを出力し、この
とき、原映像信号が標準であるため、原映像信号の走査
線数と変換後の走査線数とは共通の約数を有し、簡単な
整数比で表わされる関係にあり、リセットパルスによ
、原映像信号のフレーム毎に指定された奇数フィール
ド又は偶数フィールドの適当なタイミングで変換にリセ
ットをかけることができる。
【0039】しかも、フィールド奇遇判定部5の判定信
号が指定されたフィールドに発行されるため、変換回路
側の要求等に応じて奇数フィールド,偶数フィールドの
いずれでもリセットをかけることができる。
【0040】また、原映像信号が非標準の信号であれ
ば、標準判定部3,フィールド長判定部4の判定に基づ
き、信号選択ゲート部8により、フィールド毎の走査線
数が一定で等しいときにフィールド毎の垂直同期信号
選択し、エッジ検出部9から原映像信号の奇数フィー
ルド又は偶数フィールドの一方の垂直同期信号のエッジ
のタイミングでリセットパルスを出力し、フィールド毎
の走査線数が一定でないときに2フィールド周期信号
発生部7の2フィールド(1フレーム)毎の出力信号を
リセット信号を選択し、エッジ検出部から原映像信号の
2フィールド毎にそのエッジのタイミングでリセットパ
ルスを出力する。
【0041】そのため、非標準ではあるがフィールド毎
の走査線数が等しいパソコン出力の映像信号等のとき
は、リセットパルスにより原映像信号のフィールド毎に
リセットがかけられて変換後の画像の乱れを極力抑える
ことができ、フィールド毎の走査線数は異なるが連続2
フィールド(1フレーム)でみれば走査線数が一定に揃
っているVTRの特殊再生の映像信号等のときは、原映
像信号の垂直同期信号を2分周した2フィールド毎にリ
セットがかけられて変換後の画像の乱れを抑えることが
できる。
【0042】したがって、走査線数の変換タイミングの
リセットを原映像信号の走査線状況に応じた適当なタイ
ミング条件でかけることができ、とくに、非標準の映像
信号の走査線数の変換を変換後の画像の乱れを抑えて行
うことができ、著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査線数変換タイミングリセット回路
の1実施例のブロック図である。
【図2】図1の標準判定部の詳細な結線図である。
【図3】図1のフィールド長判定部の詳細な結線図であ
る。
【図4】図1のフィールド奇偶判定部の詳細な結線図で
ある。
【図5】図1の2フィールド周期信号発生部の詳細な結
線図である。
【図6】(a),(b)は図1の信号選択ゲート部の出
力信号の説明図である。
【図7】(a)〜(d)は標準の映像信号に対する変換
タイミングの適当なリセットの説明図である。
【図8】(a)〜(d)は非標準の映像信号に対する変
換タイミングの不適当なリセットの説明図である。
【符号の説明】
3 標準判定部 4 フィールド長判定部 5 フィールド奇偶判定部 7 2フィールド周期信号発生部 8 信号選択ゲート部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線数変換タイミング発生部からイン
    タレース走査の映像信号の走査線数を変換する走査線数
    変換部に前記走査線数の変換のタイミング信号を供給
    し、 前記変換部により走査線数が変換されたインタレース走
    査の映像信号を形成する走査線数変換において、 前記発生部に前記タイミング信号をリセットするリセッ
    トパルスを供給し、前記変換部の走査線数の変換タイミ
    ングを走査線数変換前の原映像信号のフィールド前縁で
    リセットする走査線数変換タイミングリセット回路であ
    って、 前記映像信号の水平同期信号を計数して前記映像信
    号の走査線数が標準か否かを判定する標準判定部と、 前記映像信号の水平同期信号を計数して前記映像信
    号の毎フィールドの走査線数が一定か否かを判定するフ
    ィールド長判定部と、 前記映像信号の垂直同期信号と水平同期信号との位相
    により走査線数が標準のときの前記映像信号のフィー
    ルドの奇数,偶数を判定し,奇数又は偶数の指定された
    一方のフィールドの垂直同期信号のエッジのタイミング
    判定信号を出力するフィールド奇偶判定部と、 前記映像信号の垂直同期信号を分周して該垂直同期信
    号の2倍の周期で2値変化する2フィールド周期の信号
    を形成する2フィールド周期信号発生部と、 前記標準判定部の標準の判定により前記フィールド奇
    偶判定部の判定信号を選択し前記標準判定部の非標準
    の判定により前記フィールド長判定部の一定の判定に
    応じて前記原映像信号の垂直同期信号を選択し,前記フ
    ィールド長判定部の不定の判定に応じて前記2フィール
    ド周期信号発生部の出力信号を選択し選択した信号
    力する信号選択ゲート部と 前記信号選択ゲート部の出力信号の信号エッジに同期し
    て前記リセットパルスを出力するエッジ検出部と を備え
    たことを特徴とする走査線数変換タイミングリセット回
    路。
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