JP3281598B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3281598B2
JP3281598B2 JP06367598A JP6367598A JP3281598B2 JP 3281598 B2 JP3281598 B2 JP 3281598B2 JP 06367598 A JP06367598 A JP 06367598A JP 6367598 A JP6367598 A JP 6367598A JP 3281598 B2 JP3281598 B2 JP 3281598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機やプリンター等の画像形成装
置に係り、特に接触帯電により転写材を帯電させる帯電
部材と転写材の帯電を除電する除電部材を有する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電子写真方式を利用した
画像形成装置の一例を示す概略図である。この画像形成
装置は、主要構成要素として、感光ドラム101と、そ
の周囲に帯電ローラ102、露光装置103、現像装置
104、転写ローラ105、クリーニングブレード10
6を備えている。
【0003】また、転写ローラ105と感光ドラム10
1間の転写ニップNの転写材搬送方向上流側に、この転
写ニップNへ転写材Pを案内するガイド部材107を有
し、転写ニップNの転写材搬送方向下流側に、転写材P
の感光ドラム101及び転写ローラ105からの分離補
助や転写材Pの帯電を除電するための除電針108を有
している。
【0004】このように構成された画像形成装置は、画
像形成時には、感光ドラム101は駆動手段(不図示)
により所定のプロセススピードで回転駆動され、感光ド
ラム101に従動回転される帯電ローラ102により帯
電処理される。そして、帯電された感光ドラム101上
に露光装置103によりレーザ光による画像露光Lが与
えられ、入力される画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像は現像装置104によりトナー像とし
て現像される。そして、感光ドラム101上のトナー像
は転写ニップNで転写ローラ105により紙などの転写
材Pに転写され、トナー像が転写された転写材Pは定着
装置(不図示)に搬送され、定着装置(不図示)により
転写トナー像が表面に永久固着画像として定着されて排
出される。また、転写後に感光ドラム101上に付着し
ている転写残りトナーはクリーニングブレード106に
除去され、表面をクリーニングされた感光ドラム101
は繰り返し次の画像形成動作に入る。
【0005】また、画像形成時において、転写材Pは、
ガイド部材107によってガイドされて転写ニップNへ
搬送され、転写ニップNで転写された転写材Pは、電圧
が印加された除電針108により感光ドラム101及び
転写ローラ105から分離さると共に、転写材Pの帯電
を除電する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の画像形成装置では、転写ローラ105として硬度5
0°(アスカーC)未満の軟らかいローラを用いている
ので、耐久による転写ローラ105の外径の変化が画像
形成に悪影響を及ぼしてしまうという問題があった。こ
のような問題を解決する方法として、硬度50°以上の
硬い転写ローラを用いることにより、耐久による径変化
を少なくする方法が考えられているが、このような硬度
50°以上の硬い転写ローラを用いると、転写ローラと
感光ドラムとで形成される転写ニップが非常に狭くなっ
てしまう。
【0007】このため、転写材Pの転写ニップNへの搬
送時にブレが発生したり、感光ドラム1からの転写材P
の分離角度が転写材Pの進入角度によって大きく変わる
ことによるトナー飛び散り等の画像への悪影響が発生し
てしまうという問題点があった。
【0008】そこで本発明は、硬度が高い転写ローラを
用いた場合ても、高品位な画像を得ることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回動自在な像担持体上に形成されたトナ
ー像を転写材に転写することにより画像を形成する画像
形成装置において、前記像担持体表面に当接して該像担
持体との間に転写ニップを形成する接触転写手段と、前
記転写ニップの転写材搬送方向上流側に該転写ニップに
給送される転写材を案内するガイド部材とを備え、前記
ガイド部材の転写材通過面の下流側端部は、前記像担持
体の中心と前記接触転写手段の中心を結ぶ線に対して直
角方向で、かつ前記転写ニップを通る方向に対して前記
接触転写手段側に0°〜5°の範囲内に設置され、更
に、前記転写ニップの転写材搬送方向下流側に、転写材
の前記像担持体あるいは前記接触転写手段からの分離補
助及び前記転写材の帯電を除電するための除電手段と、
前記接触転写手段に転写バイアスを印加する転写バイア
ス印加手段とを備え、前記ガイド部材の転写材通過面の
下流側端部及び前記除電手段は、前記転写バイアス印加
手段により前記接触転写手段に転写バイアスを印加して
前記転写ニップで放電させたときの最大の放電領域の
1.5倍以上2.5倍以内に配設されていることを特徴
としている。
【0010】また、前記接触転写手段は、前記像担持体
に接触状態で配置された転写ローラであり、該転写ロー
ラは50°(アスカーC)以上の硬度を有することを特
徴としている。
【0011】また、前記転写ニップで前記接触転写手段
の前記像担持体に対する当接線圧が30gf/cm以上
40gf/cm以下であることを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0016】この画像形成装置は、像担持体である回転
ドラム型の感光ドラム1と、その周囲に帯電ローラ2、
現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置6を備え
ている。また、転写ローラ5と感光ドラム1間の転写ニ
ップNの転写材搬送方向上流側に、この転写ニップNへ
転写材Pを案内するガイド部材11を有し、転写ニップ
Nの転写材搬送方向下流側に、転写材Pの感光ドラム1
及び転写ローラ5からの分離補助や転写材Pの帯電を除
電するための除電針3を有している。除電針3には除電
高圧針電源8が接続されており、除電針高圧電源8から
除電針3へのバイアス印加は、接続されている制御装置
9によって制御される。
【0017】感光ドラム1は、外径が30mmφで表面に
有機感光体からなる光導電層を有しており、駆動手段
(不図示)により所定のプロセススピードで矢印a方向
に回転駆動される。
【0018】帯電ローラ2は、感光ドラム1に当接して
感光ドラム1を所定の極性、所定の電位に帯電する。
【0019】現像装置4は、現像スリーブ4aを有して
おり、現像位置で感光ドラム1表面に画像露光Lにより
形成された静電潜像にトナーを付着させて、トナー像と
して顕像化する。
【0020】転写ローラ5は、感光ドラム1に対して接
触自在に配置されて矢印b方向に回転し、感光ドラム1
と転写ローラ5間の転写ニップNに搬送される用紙など
の転写材Pを通紙させることにより、感光ドラム1上に
形成されたトナー像を転写材Pに転写する。転写ローラ
5には、転写高圧電源7が接続されており、検出回路1
0を介して接続された制御装置9によって転写バイアス
印加が制御される。
【0021】転写ローラ5として、本実施の形態では半
導電性NBR系ゴム転写ローラを用いた。この転写ロー
ラ5は、外径8mmφのSUM23L−D芯金5a上に厚
さ5mmの半導電性NBR系ゴム層5bを形成して構成さ
れ、その外径は18mmφに設定される。また、転写ロー
ラ5の硬度は50°〜70°(アスカーC)である。更
に、この転写ローラ5の抵抗は、1000g重の荷重の
下で接地に対して該転写ローラ5を50mm/secの周
速で回転させ、芯金5aに2kVの電圧を印加して測定
された電流の関係から求められ、その値は約108 〜1
9 Ωであった。
【0022】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0023】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により所定のプロセススピードで回転駆動さ
れ、帯電バイアスが印加された帯電ローラ2により、感
光ドラム1表面が負極性の所定電位に帯電される。
【0024】そして、帯電処理された感光ドラム1表面
に露光装置(不図示)からレーザ光による画像露光Lが
与えられ、入力される画像情報に応じて画像部の電荷を
除去した形の静電潜像が形成される。この感光ドラム1
表面の静電潜像には、現像装置4の現像スリーブ4aに
よる反転現像法によって、この静電潜像と同極性の負に
帯電されたトナーが現像スリーブ4aから付着され、ト
ナー像として現像される。
【0025】そして、感光ドラム1表面のトナー像が転
写ローラ5と感光ドラム1間の転写ニップNに到達する
と、このタイミングに合わせて給紙カセット(不図示)
から用紙などの転写材Pがこの転写ニップNに、厚さ
1.5mmのジンコート鋼板からなるガイド部材11で
ガイドされて搬送され、転写バイアスが印加された転写
ローラ5により転写材Pの裏側にトナーと逆極性(正極
性)の電荷が付与されて、表面側に感光ドラム1表面の
トナー像が転写される。
【0026】トナー像が転写された転写材Pは、除電針
高圧電源8から転写ローラ5とは逆極性(負極性)の電
荷が付与された除電針3により感光ドラム1から分離さ
れる。感光ドラム1から分離された転写材Pは定着装置
(不図示)へ搬送され、定着装置による加熱、加圧によ
り転写トナー像が転写材P上に永久固着画像として定着
されて出力される。
【0027】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
は、その表面がクリーニング装置6のクリーニングブレ
ード6aによって残留トナーやその他の付着物が除去さ
れてクリーニングされ、次の画像形成動作に備える。
【0028】次に、ガイド部材11について説明する。
図2に示すように、本実施の形態では、ガイド部材11
の転写材通過面の下流側端部11aを、感光ドラム1の
中心と転写ローラ5の中心を結ぶ線mに対する直角方向
の線nに対し、転写ニップNを通る方向に対して転写ロ
ーラ5側に角度0°〜5°の範囲内に設置した。
【0029】ガイド部材11の役割は、転写ニップNヘ
確実に転写材Pを案内すると共に、転写ニップNヘの転
写材Pの進入角度、及び転写ニップNからの転写材Pの
分離角度を一定に保持することにある。なぜならば、転
写材Pはガイド部材11の転写材通過面の下流側端部1
1aに接触しつつ転写ニップNに進入し、その進入角度
を保ちつつ転写ニップNから分離していくためである。
進入角度によって分離角度が決まってしまうのは、転写
ローラ5の硬度が高いために転写ニップNの幅が非常に
狭いものとなり、その結果、転写材Pが転写ニップNで
受ける力よりも、転写材Pの剛性の方が勝っているため
である。
【0030】本実施の形態の効果を評価をするために、
ガイド部材11の転写材通過面の下流側端部11aを、
感光ドラム1の中心と転写ローラ5の中心を結ぶ線mに
対して直角方向で、かつ転写ニップ部Nを通る方向に対
してどのような角度で設置したときに良好な画像が得ら
れるかを調べた。その結果を表1に示す。表1におい
て、○印は問題のないレベル、△印はそれより悪いレベ
ル、×印は不良レベルである。
【0031】
【表1】 この表から明らかなように、ガイド部材11の転写材通
過面の下流側端部11aを、感光ドラム1の中心と転写
ローラ5の中心を結ぶ線mに対しで直角方向で、かつ転
写ニップ部Nを通る方向に対して転写ローラ5側に角度
0°〜5°の範囲内に設置したときに、良好な画像が得
られた。
【0032】一方、ガイド部材11の転写材通過面の下
流側端部11aの配設位置を、感光ドラム1の中心と転
写ローラ5の中心を結ぶ線mに対して直角方向で、かつ
転写ニップ部Nを通る方向に対して感光ドラム1側にす
ると、転写材Pが転写ニップNから分離するときに転写
材Pが除電針3に過剰に近接し、転写不良を起こしてし
まう。なぜならば、転写バイアスと除電針バイアスとは
電気的に異なる極性を有しており、両者が干渉すると互
いにその効果を打ち消し合ってしまうからである。
【0033】また、反対にガイド部材11の転写材通過
面の下流側端部11aの配設位置を、感光ドラム1の中
心と転写ローラ5の中心を結ぶ線mに対して直角方向
で、かつ転写ニップNを通る方向に対して転写ローラ5
側に角度5°より大きくすると、転写材Pが転写ニップ
Nから分離するときに、転写材Pと転写ローラ5が急速
に離隔するために離隔時に剥離放電が生じて、転写材P
上のトナー像が乱れてしまう。
【0034】従って、本実施の形態のように、硬度50
°〜70°(アスカーC)の転写ローラ5を用いてガイ
ド部材11の転写材通過面の下流側端部11aを、感光
ドラム1の中心と転写ローラ5の中心を結ぶ線mに対し
て直角方向で、かつ転写ニップNを通る方向に対して転
写ローラ5側に角度0°〜5°の範囲内に設置すること
により、高品位な画像を安定して得ることができる。
【0035】〈実施の形態2〉本実施の形態では、上記
実施の形態1でのガイド部材11の条件に加え、転写ニ
ップNでの転写ローラ5と感光ドラム1間の当接圧力を
線圧30gf/cm以上40gf/cm以下とするよう
に構成した。他の構成及び画像形成動作は実施の形態1
と同様であり、本実施の形態ではその説明は省略する。
【0036】本実施の形態で用いた転写ローラ5の転写
材搬送方向と直角な方向(転写ローラ5の長手方向)の
長さを30cmとすると、転写ニップNの総圧は900
gf以上1200gf以下となる。
【0037】本実施の形態の効果を評価をするために、
転写ニップNの当接圧力を、どのような値にしたときに
良好な画像が得られるかを調べた。その結果を表2に示
す。表2において、〇印は問題のないレベル、△印はそ
れより悪いレベル、×印は不良レベルである。
【0038】
【表2】 この表から明らかなように、転写ニップNの当接圧力を
線圧30gf/cm以上40gf/cm以下としたとき
に、良好な画像が得られた。
【0039】一方、転写ニップNの当接圧力を線圧30
gf/cm未満とすると、転写材Pを感光ドラム1と転
写ローラ5間の転写ニップNに密着させる力が不足し、
転写材Pが転写ニップNを通過する際に転写材P上に転
写されたトナー像のブレや転写材Pの斜行等が発生して
しまう。また、反対に転写ニップNの当接圧力を線圧4
0gf/cmより大きくすると、感光ドラム1上に担持
されたトナー像が転写ニップNの圧力により潰され、が
さついた感じの画像になってしまう。
【0040】従って、本実施の形態のように、上記実施
の形態1でのガイド部材11の条件に加え、転写ニップ
Nでの当接圧力を線圧30gf/cm以上40gf/c
m以下とすることにより、より高品位な画像を安定して
得ることができる。
【0041】〈実施の形態3〉本実施の形態では、上記
実施の形態1でのガイド部材11の条件に加え、ガイド
部材11の転写材通過面の下流側端部11a及び除電針
3を、転写高圧電源7より転写ローラ5に転写バイアス
電圧を印加したときの転写ニップNでの最大放電領域の
1.5倍以上2.5倍以内に配設するように構成した。
他の構成及び画像形成動作は実施の形態1と同様であ
り、本実施の形態ではその説明は省略する。
【0042】本実施の形態では、上記した最大放電領域
を次のように定義する。
【0043】最大放電領域=感光ドラム1と転写ローラ
5間に形成される空隙が920μm以下の領城。上記の
空隙の値は、式(1)に示すパッシェンの法則より求め
られる。
【0044】V=6.2Z+300 …(1) ただし、式(1)において、Vは放電開始電圧(単位
V)、Zは放電端子間の空隙(単位μm)であり、本実
施の形態の画像形成装置で転写ニップNにて印加できる
最大の転写バイアスが6kVであることを用いて空隙を
求めた。
【0045】感光ドラム1と転写ローラ5間に形成され
る空隙が920μmとなる放電領域は、感光ドラム1の
径及び転写ローラ5の径が決まれば幾何学的に求めら
れ、本実施の形態では、感光ドラム1の径φ30mm、
転写ローラ5の径φ18mmであるので、放電領城は転
写ニップNの中心より約4.5mmとなる。
【0046】本実施の形態の効果を評価するために、ガ
イド部材11の転写材通過面の下流側端部11a及び除
電針3を、転写高圧電源7により転写ニップNに転写バ
イアス電圧を印加したときの最大放電領域の何倍にした
ときに良好な画像が得られるかを調べた。その結果を表
3に示す。表3において、○印は問題のないレベル、△
印はそれより悪いレベル、×印は不良レベルである。
【0047】
【表3】 この表から明らかなように、ガイド部材11の転写材通
過面の下流側端部11a及び除電針3を、最大放電領域
(転写ニップNの中心より約4.5mm)の1.5倍以
上2.5倍以内、即ち約6.8mm以上11.3mm以
内に配設したときに、良好な画像が得られた。
【0048】一方、ガイド部材11の転写材通過面の下
流側端部11aを、式(1)で表される最大放電領域の
1.5倍より近傍に配設すると、転写ローラ5に印加さ
れた転写バイアスがガイド部材11に漏洩(リーク)し
てしまい、転写電流が不足し転写不良を起こしてしま
う。なぜならば、ガイド部材11は導電性の材料(本実
施の形態ではジンコート鋼板)で構成されているためで
ある。また、反対にガイド部材11の転写材通過面の下
流側端部11aを、式(1)で表される放電領域の2.
5倍より遠くに配設すると、ガイド部材11の転写材通
過面の下流側端部11aと転写ニップN間の間隙が広く
なりすぎ、転写材P先端を転写ニップNに案内する際に
転写材P先端がこの間隙に入り込んでしまい、ジャムを
起こしてしまう。
【0049】また、除電針3を、式(1)で表される最
大放電領域の1.5倍より近傍に配設すると、転写ロー
ラ5に印加された転写バイアスが除電針バイアスの干渉
を受けて弱まってしまい、転写電流が不足し転写不良を
起こしてしまう。すなわち、転写バイアスと除電針バイ
アスとは電気的に異なる極性を有しているためである。
反対に除電針3を、式(1)で表される放電領域の2.
5倍より遠くに配設すると、除電針3と転写ニップN間
の間隙が広くなりすぎ、転写材Pを感光ドラム1から分
離するという除電針3の役割を果たさなくなってしま
う。
【0050】従って、本実施の形態のように、上記実施
の形態1でのガイド部材11の条件に加え、ガイド部材
11の転写材通過面の下流側端部11a及び除電針3
を、転写高圧電源7より転写ローラ5に転写バイアス電
圧を印加して転写ニップNで放電させたときの最大放電
領域の1.5倍以上2.5倍以内に配設することによ
り、より高品位な画像を安定して得ることができる。
【0051】なお、上述した本発明の各実施の形態中で
説明した画像形成装置の構成、各部材の寸法及び抵抗
値、転写バイアス等の値は一例であり、本発明がこれら
の寸法に限定されないのは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
イド部材の転写材通過面の下流側端部を、像担持体の中
心と接触転写手段の中心を結ぶ線に対して直角方向で、
かつ転写ニップを通る方向に対して接触転写手段側に0
°〜5°の範囲内に設置し、更に、ガイド部材の転写材
通過面の下流側端部及び除電手段を、転写バイアス印加
手段により接触転写手段に転写バイアスを印加して転写
ニップで放電させたときの最大の放電領域の1.5倍以
上2.5倍以内に配設したことにより、硬度が高い接触
転写手段を用いた場合でも高品位な画像を安定して得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写ニップとガイド部材の位置関係を示す図。
【図3】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 除電針(除電手段) 4 現像装置 5 転写ローラ(接触転写手段) 6 クリーニング装置 7 転写高圧電源(転写バイアス印加手段) 8 除電針高圧電源 9 制御装置 10 検出回路 11 ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/14 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在な像担持体上に形成されたトナ
    ー像を転写材に転写することにより画像を形成する画像
    形成装置において、 前記像担持体表面に当接して該像担持体との間に転写ニ
    ップを形成する接触転写手段と、前記転写ニップの転写
    材搬送方向上流側に該転写ニップに給送される転写材を
    案内するガイド部材とを備え、 前記ガイド部材の転写材通過面の下流側端部、前記像
    担持体の中心と前記接触転写手段の中心を結ぶ線に対し
    て直角方向で、かつ前記転写ニップを通る方向に対して
    前記接触転写手段側に0°〜5°の範囲内に設置され更に、前記転写ニップの転写材搬送方向下流側に、転写
    材の前記像担持体あるいは前記接触転写手段からの分離
    補助及び前記転写材の帯電を除電するための除電手段
    と、前記接触転写手段に転写バイアスを印加する転写バ
    イアス印加手段とを備え、 前記ガイド部材の転写材通過面の下流側端部及び前記除
    電手段は、前記転写バイアス印加手段により前記接触転
    写手段に転写バイアスを印加して前記転写ニップで放電
    させたときの最大の放電領域の1.5倍以上2.5倍以
    内に配設されている、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記接触転写手段は、前記像担持体に接
    触状態で配置された転写ローラであり、該転写ローラは
    50°(アスカーC)以上の硬度を有する、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ニップで前記接触転写手段の前
    記像担持体に対する当接線圧が30gf/cm以上40
    gf/cm以下である、 請求項1または2記載の画像形成装置。
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