JP3279603B2 - 遊技装置 - Google Patents

遊技装置

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JP3279603B2
JP3279603B2 JP28371591A JP28371591A JP3279603B2 JP 3279603 B2 JP3279603 B2 JP 3279603B2 JP 28371591 A JP28371591 A JP 28371591A JP 28371591 A JP28371591 A JP 28371591A JP 3279603 B2 JP3279603 B2 JP 3279603B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面枠上部に、液晶テ
レビと複数の可変表示ドラムがそれぞれ臨む表示窓とを
備えるとともに、前面枠中段部に、複数の可変表示ドラ
ムの回転によって行われる可変表示ゲームを開始させる
スタートスイッチと前記複数の可変表示ドラムを個々に
停止させるストップボタンとを備え、前記複数の可変表
示ドラムを回転させた後、該可変表示ドラムを停止させ
て、賭け球数に応じて指定された表示ラインに沿った表
示の組み合わせにより賞態様を形成させる可変表示ゲー
ムを行う遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の可変表示ドラムの回転によ
って行われる可変表示ゲームを開始させるスタートスイ
ッチと、複数の可変表示ドラムを個々に停止させるスト
ップボタンと、を備え、複数の可変表示ドラムを回転さ
せた後、該可変表示ドラムを停止させて、賭け球数に応
じて指定された表示ラインに沿った表示の組み合わせに
より賞態様を形成させる可変表示ゲームを行う遊技装置
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
遊技装置では、可変表示ゲームを行うのに操作する操作
部が多く、この操作部がどのタイミングで操作(入力)
を有効に受け付けるのか、どのようにゲームが進行して
いくのか分かり難く、特に、初めて遊技を行う者にとっ
てはそれが顕著であった。 本発明は上記問題点に鑑み成
されたもので、操作手順やゲームの進行を分かりやすく
した遊技装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、前面枠上部には、液晶テレ
ビと、複数の可変表示ドラムがそれぞれ臨む表示窓とを
備えるとともに、前面枠中段部には、前記複数の可変表
示ドラムの回転によって行われる可変表示ゲームを開始
させるスタートスイッチと、前記複数の可変表示ドラム
を個々に停止させるストップボタンとを備え、前記複数
の可変表示ドラムを回転させた後、該可変表示ドラムを
停止させて、賭け球数に応じて指定された表示ラインに
沿った表示の組み合わせにより賞態様を形成させる可変
表示ゲームを行う遊技装置において、前記各表示窓は、
それぞれ上段、中段、下段の3つずつの透明な窓要素を
備え、 前記各窓要素の周囲に前記各窓要素を個別的に囲
むようにして透明発光素子を配設して、 前記各表示窓ご
とに前記窓要素がそれぞれ透明に連続した縦長の透明窓
として前記複数の可変表示ドラムがそれぞれ臨むように
構成し、前記スタートスイッチの操作部は、内部にLE
Dを有する透光性の摘みから成り、 賭け球のセットに基
づき、前記スタートスイッチの操作が可能になると前記
摘み内部のLEDを点灯させて表示し、かつ、前記液晶
テレビに当該スタートスイッチの操作メッセージを表示
し、 前記摘み内部のLEDが点灯したスタートスイッチ
の操作に基づき、当該摘み内部のLEDを消灯して前記
複数の可変表示ドラムの回転が開始し、該複数の可変表
示ドラムの回転開始から一定時間経過後に、前記ストッ
プボタンの操作が可能であることを、前記各表示窓に対
応して設けられたストップランプを点灯させて表示し、
かつ、前記液晶テレビに当該ストップボタンの操作メッ
セージを表示し、 前記ストップボタンの操作に基づい
て、前記指定された表示ライン上でリーチ 状態が発生し
たときに、当該ライン上の各窓要素の透明発光素子を発
光させて、リーチ状態が発生したラインを報知すること
を特徴とする遊技装置。請求項2に係る発明は、請求項
1に記載の遊技装置において、前記複数のストップボタ
ンの操作入力に対して、対応する可変表示ドラムが停止
される毎に、対応するストップランプを消灯させること
を特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1に係る発明は、賭け球のセットに基づ
き、スタートスイッチの操作が可能になると摘み内部の
LEDを点灯させて表示し、かつ、液晶テレビにスター
トスイッチの操作メッセージが表示される。 また、摘み
内部のLEDが点灯したスタートスイッチの操作に基づ
き、当該摘み内部のLEDを消灯して複数の可変表示ド
ラムの回転を開始させ、該複数の可変表示ドラムの回転
開始から一定時間経過後に、ストップボタンの操作が可
能であることが各表示窓に対応して設けられたストップ
ランプを点灯させて表示され、かつ、液晶テレビにスト
ップボタンの操作メッセージが表示される。 また、スト
ップボタンの操作に基づいて、指定された表示ライン上
でリーチ状態が発生したときに、当該ライン上の各窓要
素の透明発光素子を発光させて、リーチ状態が発生した
ラインが報知される。請求項2に係る発明は、複数のス
トップボタンの操作入力に対して、対応する可変表示ド
ラムが停止される毎に、対応するストップランプが消灯
される。
【0006】
【実施例】[第1実施例] 図1にはこの発明の実施例としての遊技装置1の正面
図、図2にはその前面枠3を開いた状態の斜視図を示
す。この遊技装置1は、その外部を構成する本体ケース
2と、該本体ケース2の前面開口部にヒンジ39,39
を介して開閉可能に取り付けられた前面枠3とを備えて
いる。
【0007】前記前面枠3の前面側上部にはパネル表示
部10が設けられている。このパネル表示部10の中央
には可変表示部としての3つの可変表示窓11A,11
B,11Cが設けられ、各可変表示窓11A,11B,
11Cには点線で四角に囲って示すように表示が上、
中、下段に1つずつ、合計3つずつ現出されるようにな
っている。
【0008】パネル表示部10内の左方には賭け数表示
部12(12a〜12e)が設けられ、各賭け数表示部
12(12a〜12e)には「5」,「10」,「1
5」の賭け数が表示され、賭け数がセットされたときに
それら各賭け数表示部12(12a〜12e)がその賭
け数に対応して点灯するようになっている。また賭け数
表示部12(12a〜12e)に表示された賭け数に対
応する組合せ表示ラインa〜eが設けられ、各組合せ表
示ラインa〜eの裏側には細い蛍光管(図示省略)が配
設されていて、賭け数がセットされたときに、その賭け
数に応じた組合せ表示ラインa〜e裏側の蛍光管が点灯
されることによって有効ラインが明瞭にされるようにな
っている。また、中段の表示ラインa〜aの右端にはボ
ーナスゲーム(後述)時に点灯するボーナスゲーム表示
部13が設けられ、各可変表示窓11A,11B,11
Cの下部にはストップ操作可能時に点灯するストップラ
ンプ15a,15b,15cが設置されている。
【0009】パネル表示部10の上部中央にはゲーム等
に関する各種情報を表示する液晶テレビ14が設置さ
れ、そのさらに上側にはボーナスゲーム時にボーナスゲ
ームの残り回数を知らせるボーナスゲーム回数表示部1
7a,17b,17cが設けられている。そして、その
斜め左上側にはビッグチャンス時に点灯するビッグチャ
ンス表示部18が、右端には役に応じた賞球数を示すス
コア表示部19が設けられている。前記液晶テレビ14
はクレジット数を表示するクレジット表示部としての役
割も果たす。
【0010】前面枠3の前面側右上には回収球抜きスイ
ッチ操作棒(図示省略)を通す回収球抜き用穴37が設
けられている。また、前面枠3の前面側上端寄りには役
物の確定時に点滅するパイロットランプ20が設置さ
れ、前面側周囲をコ字状に囲むようにビッグチャンスの
発生を知らせる枠ランプ21が設置されている。前面枠
3の前面側中段部中央には各可変表示窓11A,11
B,11C中の可変表示ドラム(後述)をストップさせ
るためのストップボタン22a,22b,22cが押圧
操作自在に設けられている。そして、その左側には、可
変表示ゲームの開始(内部の可変表示ドラム(後述)の
回転開始)操作を行うためのスタートスイッチ23と、
賭け数をセットするための取込スイッチ24がそれぞれ
外部操作自在に設けられ、右側にはゲームスイッチ5と
該ゲームスイッチ5のオン(ON)時に点灯するスター
ト表示部6が設けられている。前面枠3の前面側下段部
の上側には賞球排出口25aから排出された賞球を貯留
しながら取込口26方向に導く上皿25が設けられ、そ
の右側寄り上部には上皿25中の球が不足したときに点
滅する取込球不足ランプ27、オート/マニュアル切換
スイッチ28および精算/完了スイッチ29が設置され
ている。また、この上皿25の右方には前面枠3施錠用
の錠30が設置されている。前面枠3の前面側下段部の
下側には前記上皿25から溢れた賞品球を賞球排出口3
1を介して導いて貯留する下皿32が設けられている。
この下皿32の左側には灰皿33Aが設けられ、右上に
は下皿32の球を抜く賞球抜きスイッチ33が設けられ
ている。また、本体ケース2内の下側右寄り部には前面
枠3の開放状態を検出する前面枠開放検出器34が取り
付けられ、本体ケース2の前面側下部中央には、その下
方に球箱(図示省略)があるか否かを検出する球箱検出
器35が取り付けられている。
【0011】前記本体ケース2内の中段には棚板36が
懸け渡され、該棚板36上に可変表示ゲームを行なわせ
る可変表示ドラム装置100が設置されている。また、
本体ケース2の底板には球回収用開口部2bが設けられ
ている。また、本体ケース2内の上段には賞球用の球を
貯留するメインタンク(貯留タンク)410、サブタン
ク(貯留タンク)420および賞球排出樋430が順次
連通した状態で設置され、賞球排出樋430の下部には
賞球排出制御装置450が取り付けられている。そし
て、前記メインタンク410直上の、本体ケース2の天
板には該メインタンク410中に球補給を行なうための
補給用開口部2aが設けられている。本体ケース2内の
下段の一側寄りには遊技装置1の制御を行なうメイン制
御装置200と該制御装置200に電気を供給する電源
装置300が設置されている。
【0012】前面枠3裏側の上段側には液晶テレビ制御
装置150が、また、その下段側にはパネル制御装置7
0が、それぞれ、設置されている。前面枠3裏側の下段
側には前記取込口26から球を取り入れて前記本体ケー
ス2の球回収用開口部2bから島設備1000(第4
図)内に回収させる球取込装置500および前記本体ケ
ース2側の賞球排出樋430から排出される賞球を前面
枠3前面の上皿24および下皿32中に導出させる賞球
導出樋50が設置されている。
【0013】前記メインタンク(貯留タンク)410に
隣接した位置には、図3に示すように、外部接続端子8
0が設置されている。また、前記賞球排出樋430中に
はその上流側から下流側にかけて4条の球通路(図示省
略)が設けられている。
【0014】前記賞球導出樋50は前記賞球排出制御装
置450の制御によって排出された球を、前面枠3の上
皿25中に排出させる賞球排出樋51と、本体ケース2
の球回収用開口部2bを介して島設備に回収させる球回
収樋52とに分岐している。そして、その賞球排出樋5
1の上流側は前記賞球排出口25aを介して前記上皿2
5と連通し、賞球排出樋51の下端部は前記賞球排出口
31を介して前記下皿32と連通している。
【0015】前記500は球導入樋510を備え、該球
導入樋510の上流部は前記取込口26を介して前記上
皿25の下流部と連通している。そして、その下流側は
戻し通路511と回収通路512とに分岐し、その戻し
通路511は球排出口31を介して下皿32と連通し、
回収通路512の下端開口部は前記本体ケース2下部の
球回収用開口部2bの直上に至っている。
【0016】この遊技装置1は、上記のように概略構成
されていて、メイン制御装置200、液晶テレビ制御装
置150およびパネル制御装置70、その他機械的、電
気的構成によって次のような遊技動作が行なわれる。
【0017】先ず、電源装置300の電源が投入された
遊技前の状態においては、可変表示窓11A,11B,
11C中の可変表示(可変表示ドラム(後述)の回転に
基づく可変表示)は停止していて、賭け数表示部12中
のランプ、組合せ表示ラインa〜e、スタート表示部6
中のランプ(L16)、ストップランプ15a〜15c、
ボーナスランプ13、ボーナスゲーム回数表示部17a
〜17c、ビッグチャンス表示部18、パイロットラン
プ20、枠ランプ21は全て消灯している。そして、液
晶テレビ制御装置150の制御により液晶テレビ14へ
のメッセージ表示が開始され、可変表示窓11A,11
B,11C中のランプ、スコア表示部19中のランプが
点灯した状態となる。
【0018】そして、遊技は次のようにして行なわれ
る。先ず、上皿25中に遊技球(図示省略)を入れてか
ら、ゲームスイッチ5を押すと、スタート表示部6中の
ランプL16が点灯して、取込口26のシャッター(後
述)が開くことにより、取込口26中への球の仮取込み
が可能な状態となる。このとき、液晶テレビ14には、
“取込みスイッチを押して下さい。”の表示がなされ
る。この状態で、球の取込みをマニュアル或いはオート
のいずれにするかを遊技者が決め、マニュアルを希望す
る場合はオート/マニュアル切換スイッチ28を押さな
くて良いが、オートを希望する場合にはそのスイッチ2
8を押す。その結果、マニュアルを選択したときには、
取込スイッチ24を押すごとに、投入音が発せられて、
上皿25から実球が取込口26を介して一定個数(例え
ば、5個)ずつ取り込まれ得る状態となる。が、オート
を選択したときには、上皿25から、予め実球が取込口
26を介して所定個数(例えば、250個)の範囲内で
クレジットとして取り込まれる。その取り込まれた球数
がメイン制御装置200の記憶部に記憶され(クレジッ
トに入れられ)その記憶数(クレジット数)が液晶テレ
ビ14にクレジット数として数字表示される。そして、
取込スイッチ24が押されるごとに、その記憶数の中か
ら5個ずつ取り込まれ得る状態となる。
【0019】この状態で、遊技者が希望する賭け数(例
えば、5個単位で、5個、10個、15個)分に対応し
た回数(賭け数5個につき1回)だけ取込スイッチ24
を押すと、その押した回数に対応した賭け数(例えば、
5個単位)の球が、マニュアルのときには実球で上皿2
5の中から、オートのときにはクレジットの中から、そ
れぞれ取り込まれる。そして、その取込みの終了後に、
スタートスイッチ23のランプL18が点灯する。クレジ
ットの中から取り込まれたときには、メイン制御装置2
00のクレジットの記憶数がその取り込まれた分だけ減
算され、その減算後の記憶数が液晶テレビ14に数字表
示される。そして、そのいずれの場合にも、その賭け数
に対応した賭け数表示部12(12a〜12e)と組合
せ表示ラインa〜eが点灯され、液晶テレビ14に“ス
タートスイッチを押してください”の表示がなされる。
【0020】この状態で、遊技者がスタートスイッチ2
3を操作すると、スタート音が発せられてスタートスイ
ッチ23のランプL18が消灯し、スタート表示部6の点
滅が開始される。そして、内部の3つの可変表示ドラム
(後述)がそれぞれ異なった速度での回転を開始して回
転音が発せられ、それに伴って可変表示窓11A,11
B,11C中の表示の変化が開始される。その開始のと
きから所定時間経過すると、左から中、右の順に可変表
示ドラム(後述)が停止されて可変表示窓11A、11
B、11C中の表示が確定される。ただし、その所定時
間の経過前であっても、一定時間が経過して液晶テレビ
14に“ストップスイッチを押して下さい。”の表示が
現われ、かつ、ストップランプ15a,15b,15c
が点灯してストップボタン22a,22b,22cの操
作が可能となってから、遊技者によってストップボタン
(22a,22b,22c)が押圧操作されると、スト
ップ音が発せられてその押圧操作されたストップボタン
(22a,22b,22c)上の可変表示窓(11A,
11B,11C)中の可変表示ドラムの回転が停止さ
れ、その結果、その可変表示窓(11A,11B,11
C)中の表示の変化が停止されて確定する。そのストッ
プボタン(22a,22b,22c)の押す順序はいず
れの順に行なってもよい。いずれの場合も、可変表示窓
(11A,11B,11C)中の表示の変化が停止され
ると、その停止ごとに対応するストップランプ(15
a,15b,15c)が消灯される。
【0021】遊技者が上記操作を繰り返すことによって
次々とゲームが行なわれるが、そのゲームの結果、停止
時における可変表示窓11A,11B,11C中の表示
の組合せ(そのゲームの開始時に遊技者が取込スイッチ
24を押圧操作することによって指定された組合せ表示
ライン(a〜e)に沿った表示の組合わせに限る。)が
スコア表示部19に表示された賞態様(役)のいずれか
と一致すると、賞態様成立表示としてその成立した表示
ライン(a〜eのいずれか)裏側の発光管(図示省略)
が点灯され、マニュアルのときには、その賞態様(役)
に応じた数の賞球が実球で上皿25又は下皿32中に排
出される。なお、オートでクレジットの記憶個数が所定
個数(例えば、250個)に達していないときには、ク
レジットの記憶個数の加算として与えられてその加算後
の記憶個数が液晶テレビ14に表示される。2つ以上の
賞態様(役)に該当したときには、各賞態様(役)に対
する賞球数を加算した合計数の賞球が与えられる。賞球
の排出時には賞球排出音が発せられる。
【0022】オートの場合で、そのゲーム直前の貯留記
憶個数が一定個数(例えば、250個)を超えるときに
は、その一定個数を超える分の賞球が賞球排出口25a
(又は31)を介して上皿25(又は下皿32)中に放
出されて貯留数記憶および貯留表示部の貯留数表示が一
定個数(例えば、250個)まで戻される。そのゲーム
の結果、特に、可変表示窓11A,11B,11C中の
表示の組合せが“ビッグチャンス”を発生させる表示の
組合せ(この実施例では、「7,7,7」の組合せ)と
なったときには、“ビッグチャンス”が発生して枠ラン
プ21およびビッグチャンス表示部18が点灯されて
“ビッグチャンス”表示が行なわれるとともにボーナス
ゲーム回数表示部17a〜17cが3つ共点灯される。
と同時に、“ビッグチャンス”の発生を知らせる効果音
が発せられて所定数(例えば、90個)の賞球排出が行
なわれ、しかる後、次のような“ビッグチャンスゲー
ム”に移行される。このビッグチャンスの発生時には液
晶テレビ14に、“ビッグチャンスおめでとうございま
す。”の表示がなされる。
【0023】この場合のボーナスチャンスゲームは多く
の賞球獲得のチャンスを与える特別ゲーム状態を作り出
すゲームで、この実施例では、3つのボーナスゲーム発
生のチャンスが与えられる。ここに、ボーナスゲームは
そのビッグチャンスのゲーム期間中に、例えば、中央の
入賞ラインa〜a上に“寿”の文字が3つ並ぶことによ
り発生されるゲームである。このボーナスゲームが発生
したときには、ボーナスゲーム表示部13が点灯され
て、1ゲームにつき賭け数が1単位(この実施例では5
個)掛けとなり、各可変表示ドラム(後述)ごとの個別
的ゲームを所定回数(例えば、最高12ゲームまでで、
その12ゲーム以内に当りが6回でたときにはその時点
まで。)行うチャンスが与えられる。
【0024】このボーナスゲームの具体例としては、取
込スイッチ24の操作により1単位(この実施例では、
5個)の掛け球を取り込ませてから、スタートスイッチ
23を操作すると、可変表示窓11A,11B,11C
中の3つの可変表示ドラムが回転して各可変表示ドラム
(後述)ごとの個別的可変表示ゲームが開始される。そ
して、最初の個別的可変表示ゲームは、左の可変表示窓
11A中の可変表示ドラムによって行われ、該可変表示
ドラムはその回転開始時から所定時間が経過するか、又
は、ストップボタン22aが押された時点で停止され
る。その停止結果として、中央の入賞ラインa〜a上の
停止表示が特定の表示、例えば、“寿”の文字表示であ
れば当りで“75個”の賞球が与えられるが、それ以外
の表示のときには外れとなる。続いて行なわれる2番目
の個別的可変表示ゲームは中央の可変表示窓11B内の
回転中の可変表示ドラムによって行われる。即ち、取込
スイッチ24を操作して1単位(この実施例では、5
個)の掛け球を取り込ませると、中央の可変表示窓11
B中の可変表示ドラムがその取込時から所定時間経過す
るか、又は、ストップボタン22bが押された時点で停
止される。その停止結果としての当りの態様と賞球数は
左の可変表示ドラムでのゲームのときと同様である。続
いて行なわれる3番目の個別的可変表示ゲームは右の可
変表示窓11C内の回転中の可変表示ドラムによって、
前記2番目の個別的可変表示ゲームのときと同様にして
行われる。そして、そのゲーム結果としての当りの態様
および賞球数は前記1番目と2番目の個別的可変表示ゲ
ームのときと同様である。4番目〜6番目、7番目〜9
番目、および10番目〜12番目の個別的可変表示ゲー
ムは前記1番目〜3番目の可変表示ゲームのときと同様
である。
【0025】このビッグチャンスのゲーム中、上記ボー
ナスゲーム以外のゲームにおいても小役(単位の当り)
の発生確率がアップされて賞球獲得のチャンスが増加さ
れる。このビッグチャンスのゲームは“ビッグチャン
ス”発生のときから3回のボーナスゲームが行われる
か、或いは30回のゲーム(個別的ゲームは回数に入れ
ない。)が行われるまで継続され、3回のボーナスゲー
ムが行われるか、或いは30回のゲーム(個別的ゲーム
は回数に入れない。)が行われるまで継続され、3回の
ボーナスゲーム又は30回のゲームが行われた時点で終
了されてゲームが完了され、その完了時点でゲーム不能
な状態となる。
【0026】ビッグチャンスのゲーム時にボーナスゲー
ムが発生すると、その発生ごとに、前記ボーナスゲーム
回数表示部17a,17b,17cの点灯表示が1つず
つ順に消灯され、3回発生した時点で3つとも消灯され
ることとなる。つまり、ボーナスゲーム回数表示部17
a,17b,17cの点灯個数によって残りのボーナス
ゲーム回数がわかるようになっている。
【0027】また、上記ゲームの結果、可変表示窓11
A,11B,11C中の表示の組合せが“レギュラーボ
ーナス”を発生させる表示の組合せ(この実施例では、
有効表示ライン上に“かぶとの絵”が3つ並んだり、
“富士山の絵”が3つ並んだりしたとき等)となったと
きには、“レギュラーボーナス”が発生して上記“ビッ
グチャンス”時のボーナスゲームが1回行われる。そし
て、その後は通常の可変表示ゲームに戻される。
【0028】また、上記の可変表示ゲームの結果、可変
表示窓11A,11B,11C中の表示の組合せが“小
役”の組合せ(この実施例では、“鶴の絵”が有効表示
ライン上に3つ並んだり、左と中央の可変表示窓11
A,11Bの有効表示ライン上に“鼓の絵”が2つ並ん
だとき等)となったときには“小役”が発生して、その
発生した小役に対応した賞球が与えられる。
【0029】上記ビッグチャンスが発生したときには、
その発生時から取込スイッチ24がオン(ON)される
までの期間中、ビッグチャンス音が発せられる。また、
ボーナスゲームの発生時にはボーナスゲームの発生音が
発せられ、ボーナスゲーム中にはボーナスゲーム中であ
ることを知らせるボーナスゲーム音が発せられる。ま
た、ビッグチャンスの完了時には、完了音が一定時間発
せられるとともに、液晶テレビ14に“おつかれさまで
した。ゲーム終了です。”の表示がなされる。また、エ
ラーのときには、エラー音が発せられるとともに、液晶
テレビ14に“係員をおよび下さい”の表示がなされ
る。
【0030】また、可変表示ゲーム中、2つの可変表示
が停止した時点で、例えば、可変表示窓11A,11
B,11Cの有効ライン上に「7」が2つ揃ってビッグ
チャンスを発生させ得るリーチ状態が生じたときには、
そのリーチ状態が生じたライン上の可変表示窓11A,
11B,11C部分の矩形枠状のEL表示部(後述)が
発光されてリーチ状態が明瞭にされるとともに、リーチ
音が発せられる。
【0031】上記ゲームの進行に応じて、液晶テレビ1
4には、例えば、上記したようなゲームの進行、クレジ
ット、および賞球表示等の各種情報が表示される。
【0032】なお、上記オート設定以後は、各ゲームご
とに、そのセットされた賭け数(この実施例では15
個)にて球が取り込まれ、スタートスイッチ23の操作
のみでゲームが開始されることとなる。このオート状態
を解除したいときには遊技者がもう一度オート/マニュ
アル切換スイッチ28を押せば、そのランプが消灯され
てオート状態が解除される。
【0033】また、遊技者が精算したいときには精算/
完了スイッチ29を押せば、上皿25中の球(クレジッ
ト中の球があればその球も)賞球排出口31を介して下
皿32中に回収されるようになる。
【0034】さらに、その下皿32中の球を回収したい
ときには、下皿32の斜め上の賞球抜きスイッチ33を
押せば、球箱検出器35により遊技装置1の下方に球箱
(図示省略)があることが確認されることを条件に、下
皿32中の球がその球箱中に回収されることとなる。
【0035】前記液晶テレビ14の表示としては、例え
ば、普通表示(ゲーム説明)、オート/マニュアル表
示、取込数表示、操作手順表示、クレジット数表示、賞
球表示(賞球数含む。)、ビッグチャンス・レギュラー
ボーナス表示、精算・完了時球数表示等がなされる。そ
して、前記普通表示(ゲーム説明)としては、例えば、
液晶テレビ14の画面全体に“いらっしゃいませ。当パ
ーラーへようこそいらっしゃいました。”“私は〜で
す。上皿へ球を入れてオート/マニュアル切換スイッチ
を選択し、スタートスイッチを押してください。”、
“次の操作説明をします。”等の表示の他、各ボーナス
ゲーム時の操作説明等の表示がなされる。
【0036】前記オート/マニュアル表示としては、例
えば、選択されたオート/マニュアルの表示が1度液晶
テレビ14の画面全体になされてから、その表示がその
画面の左隅又は右隅に移されて小さく表示される。前記
取込数表示(クレジットを含む。)としては、マニュア
ルのときには“何個取込中”であるかの表示や“取込終
了”の表示等がなされる。オートのときには、例えば、
クレジットの個数表示が1度液晶テレビ14の画面全体
になされてから左隅又は右隅のオート又はマニュアルの
表示の隣に小さくなされる。前記操作手順表示として
は、例えば、上記普通表示の欄で表示した様なメッセー
ジが右隅に残されて、次はどうしたら良いかの説明が表
示される。前記賞球表示(賞球数を含む。)としては、
各役に対する賞球排出後に、何の役で何個排出したかが
表示される。クレジットの場合は、例えば、液晶テレビ
14の左又は右端側のクレジット欄にその賞球数を加算
した表示がなされる。
【0037】前記ビッグチャンス・レギュラーボーナス
表示としては、ビッグチャンス時に、液晶テレビ14の
画面全体にビッグチャンスのゲームがスタートしたこと
を示す表示がされ、次に“?個投入して「寿、寿、
寿、」で止めて下さい。”というようなゲームの進行手
順の説明表示や賞球数の表示等が行なわれたりする。前
記精算・完了時の球数表示としては、ゲームの完了時
に、液晶テレビ14の画面全体に、例えば、“この機械
は完了しました。これから精算致します。払出個数は?
個です。リセットして下さい。”等の表示がなされる。
【0038】図4〜図7には遊技装置1の設置された島
設備1000内における球の循環機構および遊技装置1
相互の間に設置された台間球貸機1100中に投入され
たコインの回収機構を示す。それらのうち、図4は遊技
装置1、台間球貸機1100および球還流機1200等
が設置された島設備1000の部分正面図、図5はその
内部機構を示す透視図、図6は島設備1000の縦断側
面図、図7は球還流機1200の説明図的縦断側面図で
ある。
【0039】この実施例の島設備1000には上記遊技
装置1が着脱可能に複数設置され、島設備1000の遊
技装置1間には台間球貸機1100が設置されている。
また、この島設備1000の適宜位置には球還流機12
00が設置され、島設備1000の端には売上硬貨(コ
イン)ストックボックス1300が設置されている。ま
た、島設備1000の前面側下部には遊技装置1の下皿
32中の賞球を回収するための球箱(図示省略)を載置
する球箱載置台1008が設けられている。
【0040】前記台間球貸機1100は遊技者が各遊技
装置1から離れないで、硬貨(コイン)、紙幣、カード
等により遊技用の球を借りられるようにしたもので、内
部には球貸機構(図示省略)が設けられ、その前面側に
はカードの差込口1101、硬貨投入口1102、貸球
出口1103、硬貨戻し口1104、金額ボタン110
5,1106,1107等が設けられている。そして、
そのカード差込口1101中にカードを差し込んで金額
ボタン(1105,1106,1107)のいずれかを
押すか、或いは、硬貨投入口1102に硬貨を投入すれ
ば、その金額に対応した数の球が貸球出口1103から
排出されるようになっている。
【0041】また、その硬貨投入口1102中に投入さ
れた硬貨はその台間球貸機1100中から、その裏側に
取り付けられたフレキシブルな案内パイプ1108中を
通って島設備1000の硬貨回収路1001中に案内さ
れる。この硬貨回収路1001中に案内された硬貨は、
図示省略のモータによって前記売上硬貨ストックボック
ス1300方向に走行されている硬貨搬送ベルト100
2により、売上硬貨ストックボックス1300中に集め
られる。そして、その売上硬貨ストックボックス130
0中から遊技店の床下に設けられた硬貨案内通路130
1を介して遊技店内の金庫(図示省略)に送られるよう
になっている。なお、図示は省略するが、前記硬貨案内
通路1301にも、島設備1000の前記硬貨回収路1
001中と同様に、図示省略のモータによって前記金庫
の方向に走行される硬貨搬送ベルトが設置されていて、
この硬貨搬送ベルトによって硬貨が搬送されるようにな
っている。
【0042】前記球還流機1200は各遊技装置1から
回収された球を磨いて再び各遊技装置1や台間球貸機1
100に戻すもので、そのケース1201の内部には図
7に示すようにスクリュー形状の球搬送機1202がそ
の上下の支軸1203,1203によって、そのスクリ
ュー形状の搬送機1202に球が誘導されながら上方に
導かれる方向に回転されるようになっている。この球還
流機1200のケース1201の下部側の球回収口12
04からその内部に至った球が微小な沢山の球研摩材1
205に研摩されながらその球搬送機1202により上
方に誘導されるようになっている。そして、その研摩さ
れながら上方に誘導された球がその上方部で研摩材12
05から分離されてそのケース1201の上部側の補給
球出口1206に導かれて再び島設備1000内に戻さ
れ、一方、その分離された研摩材1205はそのケース
1201内の研摩材還流路1207を介して下方位置ま
で戻されるようになっている。
【0043】島設備1000の下部には各遊技装置1か
ら回収された球を前記球還流機1200の球回収口12
04に導く球回収路1003が設けられている。また、
島設備1000の上部には前記球還流機1200の補給
球出口1206から排出された球を各遊技装置1および
台間球貸機1100の上方に導く補給路1400が配設
されている。また、島設備1000上部の、各遊技装置
1および台間球貸機1100の上方に対応する位置に
は、前記補球路1400から送られてきた球を、それぞ
れ、前記遊技装置1および台間球貸機1100に適宜球
を補給する補給装置1500,1600が設置されてい
る。また、島設備1000には、前記球還流機1200
の補給球出口1206から前記補給路1400に排出さ
れる球がオーバーフローしたときにそのオーバーフロー
した球を前記球回収路1003に導くオーバーフロー樋
1701が設けられている。島設備1000内の球の循
環機構は上記のように構成されていて、各遊技装置1か
ら回収された球は島設備1000の球回収路1003を
介して球還流機1200下部の球回収口1204中に入
る。そして、その球が球還流機1200内で研摩されな
がら島設備1000の上方に運ばれ、その上方の補給球
出口1206を介して補給路1400に排出される。そ
して、その補給路1400から島設備1000上部の補
給装置1500,1600に補給される。この場合に、
補給路1400がオーバーフロー状態であれば、そのオ
ーバーフローした分の球は補給球出口1206からオー
バーフロー樋1701を介して島設備1000下部の球
回収路1003上に流下される。
【0044】上記補給装置1500,1600に補給さ
れた球はこれら補給装置1500,1600により、遊
技装置1や台間球貸機1100に適宜供給される。その
遊技装置1に供給された球は賞球として適宜遊技装置1
の上皿25や下皿32中に排出され、その排出された球
が上皿25から賭け球として取込口26中に取り込まれ
て島設備1000内下部の球回収路1003上に戻る。
このように、球は循環する。
【0045】図8および図9には遊技装置1の島設備1
000への設置の仕方を示す。それらのうち、図8は遊
技装置1の島設備1000への設置の仕方を側面から見
た状態を示す設置説明図、図9は遊技装置1の底部部分
の、島設備1000への設置の仕方を設置説明図として
示す部分縦断側面図である。
【0046】遊技装置1の本体ケース2の上板部および
下板部の適宜位置にはそれぞれ、ねじ孔2c,2dが設
けられ、下板部のねじ孔2d中には固定用ボルト171
0が取り付けられている。この固定用ボルト1710は
本体ケース2の下板部のねじ孔2d中に螺合されたねじ
部1711と該ねじ部1711の下端に回転フリーに取
り付けられた固定部材1712とからなり、固定部材1
712の下面部には凹凸状の食込み接触部(摩擦接触
部)1713が設けられている。一方、島設備1000
の遊技装置設置用開口部1705の上端部には、例えば
金属製の上枠部材1706が配設されている。この上枠
部材1706はその前端面が島設備1000の前面位置
と一致するように取り付けられ、その島設備1000内
に入り込んだ部分の適宜位置には、遊技装置1の本体ケ
ース2の上板部を固定するためのボルト通し孔1707
が設けられている。そして、遊技装置1の島設備100
0への設置に当たっては、図8に鎖線で示すように、開
口部1705に遊技装置1を嵌め込んで、その上側のね
じ孔2cを上枠部材1706のボルト通し孔1707と
一致させる。その状態で取付ボルト1702をそのボル
ト通し孔1707中を通してねじ孔2c中に螺挿させて
固定させる。しかる後、前面枠3を開放状態にさせて、
固定用ボルト1710を六角レンチ1720等により回
して固定部材1712下面の食込み接触部(摩擦接触
部)1713を島設備1000の開口部1705の下端
縁上面部に食込ませる(圧接させる)。このように、遊
技装置1を島設備1000に設置してから、前面枠3を
閉め、さらに島設備1000上部の前面板1009を取
り付ける。
【0047】遊技装置1は上記のようにして島設備10
00に設置されているので、その設置や取外し、交換な
どが極めて容易に行なえる。
【0048】図10および図11には、それぞれ、上記
補給装置1500の縦断側面図および平面図を示す。こ
の補給装置1500は、補給タンク1510と、該補給
タンク1510内の底部に設置された振分け部材152
0と、該振分け部材1520を回転動作させる駆動手段
としてのモータ1530とを備えている。前記補給タン
ク1510は補給路1400から補球樋1401を介し
て補給される球を一旦貯留してからメインタンク410
に供給するもので、上端開口の貯留部1511を備えて
いる。この貯留部1511内の底部には、前記振分け部
材1520を設置させる設置部1512が有底の丸穴状
に設けられ、該設置部1512の下部には図11に点線
で示すように円周方向に沿って複数(この実施例では5
個)の球排出穴1512a〜1512eが設けられてい
る。これら各種球排出穴1512a〜1512eは補給
タンク1510の下部側の一側に複数(この実施例では
5個)設けられた補給球排出口1513a〜1513e
とそれぞれ個別に連通した状態となっている。また、前
記設置部1512の上側には、該設置部1512を取り
囲むように、該設置部1512中に球を導く案内棚15
14が設けられている。
【0049】前記振分け部材1520は回転しながら前
記補給タンク1510中の球を前記設置部1512中の
球排出穴1512a〜1512eに振り分けるもので、
放射状に設けられた複数の隔壁板1521によって上部
開口の隔離空間1522が画成されている。そして、そ
れら各隔離空間1522中の底板部には、振分け部材1
520の回転に伴って前記設置部1512中の球排出穴
1512a〜1512eと出会いうる配置で、振分け孔
1523が設けられている。前記モータ1530は前記
振分け部材1520に回転力を付与するもので、その回
転駆動軸に振分け部材1520の中心部が取り付けられ
ている。このモータ1530は例えばパルスモータによ
り構成されていて、その回転角度位置の検出は振分け部
材1520の外周縁近傍に設置された回転角度位置検出
器1525によって回転角度が検出されるようになって
いる。
【0050】補給装置1500は上記のように構成され
ていて、常時は回転角度位置検出器1525の検出信号
に基づき、振分け部材1520の振分け孔1523がい
ずれも設置部1512の球排出穴1512a〜1512
eと出合わない定位置で停止された状態となっている。
それによって、補給タンク1510中の球がメインタン
ク410に供給されないようになっている。そして、メ
インタンク410中の貯留球が一定レベル以下に減少し
て球不足となり、その球不足状態を検出する補給スイッ
チ422(後述)がオンとなると、そのオン信号が遊技
店の中央管理装置(後述)に送られ、そのオン信号に基
づき、中央管理装置(後述)からの指令でモータ153
0が作動されて振分け部材1520が図11中、例えば
時計方向に回転される。その回転に伴い、振分け部材1
520の振分け孔1523のいずれかが設置部1512
の球排出穴1512a〜1512eのいずれかと一致
し、一致するごとに、その一致した振分け孔1523お
よび球排出穴(1512a〜1512e)を介して該当
する補給球排出口(1513a〜1513e)から排出
される。この実施例の場合、振分け部材1520の振分
け孔1523の2つ以上が設置部1512の球排出穴1
512a〜1512eの2つ以上と同時に出合わず、必
ず1つずつ出合うようになっているので、その分、球が
メインタンク410中にスムーズに出易くなっている。
そして、その振分け部材1520による球のかき混ぜに
よって補給タンク1510中の貯留球が詰ってメインタ
ンク410中に放出されなくなることはない。
【0051】図12〜図15には本体ケース2の構成と
該本体ケース2への前面枠3の取付構造を示す。それら
のうち、図12は前面枠3を開放した状態の本体ケース
2の前面側斜視図、図13は本体ケース2への前面枠3
の取付構造を示す部分分解斜視図、図14は本体ケース
2の側面図、図15は島設備1000に遊技装置1を設
置した状態を示す遊技装置1の側面図である。
【0052】本体ケース2は、図12に示すように、前
面側開口の箱体状に作られ、その天井板の中央には前記
球補給用開口部2aが、また、底板の中央には前記球回
収用開口部2bがそれぞれ設けられている。本体ケース
2内の中段部には前記棚板36が設置され、背板の上部
の端寄りには遊技装置1の電源用コード(後述)や外部
端子接続用コード等を引き出すための配線用開口部2d
が設けられている。また、その背板の上段位置と下段位
置には、それぞれ、中央管理装置(後述)等からの配線
用コード(図示省略)等を遊技装置1内に導き入れるた
めの開口部2e,2fが設けられている。これら開口部
2e,2fには、開閉扉2g,2hがそれぞれ蝶番2
i,2jによって下端側を回動可能に支持された状態で
開閉自在に設けられている。これら開閉扉2g,2hの
内側上部中央には被係合ピン2m,2pがそれぞれ設け
られる一方、それらの直上の背板の内側部分にそれぞれ
ピン2k,2nを軸芯としてフック2u,2oが回動自
在に取り付けられていて、それらフック2u,2oを被
係合ピン2m,2pに引掛けることによって開閉扉2
g,2hを閉じた状態に維持できるようになっている。
これら開閉扉2g,2hの一側は例えば図15に示すよ
うに背板に対しリンク2s,2tで連結されていて、所
定角度の範囲でしか開かないようになっている。なお、
開閉扉2g,2hの取付方や開閉方向等はどのように設
計変更してもよい。
【0053】また、前面枠3の自由端部の裏側には上向
きの鉤状フック41,41を有するロック部材40が昇
降可能に設置されていて、該ロック部材40は図示省略
の復帰用ばねによって上昇する方向(ロックする方向)
への復帰力が与えられている。一方、本体ケース2の前
面開口部内側の対応する位置には前記ロック部材40の
上下の鉤状フック41,41と係合しうる被係合片2
q,2rが取り付けられている。そして、前面枠3を閉
めたときに、ロック部材40の鉤状フック41,41が
本体ケース2の被係合片2q,2rに係合して、その閉
められた状態に保持されるようになっている。また、本
体ケース2の手前側開口部左端の上下端部には前面枠3
を支える支持板39a,39aが手前側に突出した状態
に取り付けられ、これら支持板39a,39aには支軸
39b,39bがそれぞれ下向きと上向きに設けられて
いる。一方、前面枠3のそれに対応する側の上下端部に
はそれぞれ支持板39c,39cが設けられ、それら支
持板39c,39cにはそれぞれ前記支持板39a,3
9a上の支軸39b,39bに外嵌される軸孔39d,
39dが設けられている。そして、その前面枠3側の支
持板39c,39cが本体ケース2側の支持板39a,
39a間に臨まされ、それら軸孔39d,39dが支軸
39b,39bに外嵌されることによって、前面枠3が
本体ケース2に対して回動自在に取り付けられている。
それら支持板39a,39a、支軸39b,39b、支
持板39c,39cおよび軸孔39d,39dによって
前記ヒンジ39,39が構成されている。
【0054】ところで、前記本体ケース2側の支持板3
9a,39aはその上に前面枠3の支持板39c,39
cが載った状態で、全面枠3が自然に閉まり得る傾きに
なっている。
【0055】図16および図17には、本体ケース2の
左右の側板への前記棚板36の取付構造を示す。それら
のうち、図16は本体ケース2の右側板への棚板36の
取付構造を示す部分分解斜視図、図17はその取付構造
の部分縦断側面図である。
【0056】棚板36は前記可変表示ドラム装置100
等をその上に載せて支持するもので、例えば、金属製板
材の左右および前後の端を下方に折り返して作られてい
る。そして、その左右の折り返し片36aには一定間隔
をおいてボルト通し孔36b,36bが設けられてい
る。一方、本体ケース2の左右の側板の、前記ボルト通
し孔36b,36bと対応する位置には、補強管設置孔
2x,2xが設けられ、これら補強管設置孔2x,2x
中に補強管2y,2yが圧入されている。その棚板36
を、そのボルト通し孔36b,36bの位置が補強管2
y,2yの孔の位置と合うように位置合わせする。そし
て、その左右の側板の外側からそれら補給管2y,2y
の孔およびボルト通し孔36b,36b中にボルト36
c,36cを通し、左右の折り返し片36a,36aの
内側に至ったボルト36c,36cの先端にナット36
d,36dを螺合させることによって、本体ケース2の
左右の側板に棚板36が取り付けられている。
【0057】図18〜図22には、前面枠3の内枠フレ
ーム3000、該内枠フレーム3000の前面側に取り
付けられる上側パネル3100および下側パネル320
0、およびそれらパネル3100,3200の、内枠フ
レーム3000への取付構造等を示す。それらのうち、
図18は内枠フレーム3000の正面図、図19は該内
枠フレーム3000を構成するフレーム要素3002の
左側側面図、図20は上側パネル3100の正面図、図
21は下側パネル3200の正面図、図22は上側パネ
ル3100の内枠フレーム3000への取付構造の部分
縦断側面図である。前面枠3の内枠フレーム3000
は、図18に示すように、左右上下のフレーム要素30
01〜3004が縦長の矩形状に組まれ、各隅部がボル
トとナットで結合されて構成されている。そして、その
前面部の適宜位置には、その前面に後述の上側パネル3
100および下側パネル3200取付用のボルト通し孔
3005,3006が設けられている。
【0058】内枠フレーム3000の各フレーム要素3
001〜3004は、図19に左側フレーム要素300
2を1つ取り上げて示すように、外側片3002aおよ
び長手方向の両端片3002b,3002bはそれぞれ
後向きに折り曲げられている。前記内枠フレーム300
0の前面側上部に図18に鎖線で示す如く取り付けられ
る上側パネル3100は、それらの周りが同図に鎖線で
示す如く内枠フレーム3000の外側にはみ出す程度の
大きさの略矩形の平板状に作られている。この上側パネ
ル3100の裏側の、前記内枠フレーム3000のボル
ト通し孔3005と対応する位置には、取付部3101
が設けられている。それら各取付部3101は上側パネ
ル3100の裏側に一体に円柱状に突出して設けられた
スペーサ用突起3102と該スペーサ用突起3102に
植設されたインサートボルト3103とから構成されて
いる。
【0059】上記のように構成された上側パネル310
0を図18に鎖線で示すように内枠フレーム3000の
前面側上部に合せて、その裏側の取付部3101のイン
サートボルト3103を内枠フレーム3000の対応す
るボルト通し孔3005中に挿入させる。その挿入によ
って内枠フレーム3000の裏側に突出したインサート
ボルト3103の先端に図示省略のナットを螺合させる
ことによって、上側パネル3100が内枠フレーム30
00の前面側上部に取り付けられている。
【0060】一方、前記内枠フレーム3000の前面側
下部に図18に鎖線で示す如く取り付けられる下側パネ
ル3200は、それらの周りが同図に鎖線で示す如く内
枠フレーム3000の外側にはみ出す程度の大きさの矩
形の平板状に作られている。この下側パネル3200の
裏側の、前記内枠フレーム3000のボルト通し孔30
06と対応する位置には、前記上側パネル3100にお
けると同様に取付部3201が設けられている。そし
て、それら取付部3201を介して、下側パネル320
0が内枠フレーム3000の前面側下部に取り付けられ
ている。
【0061】図23は前記上側パネル3100の前面部
への各種部品の取付け状態を示す正面図である。上側パ
ネル3100の前面部には、同図に示すように、ビッグ
チャンス表示部18、スコア表示部19、パイロットラ
ンプ20、枠ランプ21、スタートスイッチ23、取込
スイッチ24、ゲームスイッチ5、ストップ釦22a〜
22cを備えたストップスイッチユニット22等が取り
付けられている。
【0062】図24には上側パネル3100へのストッ
プスイッチユニット22の取付構造の部分縦断側面図を
示す。ストップスイッチユニット22の取付板22Aの
裏側の適宜位置には取付ボルト22dが後向きに設けら
れている。
【0063】一方、上側パネル3100の、そのストッ
プスイッチユニット22の取付け位置には、取付用開口
部3104が設けられ、該取付用開口部3104の周り
の、前記ストップスイッチユニット22の取付ボルト2
2dと対応する位置には、該取付ボトル22dを通すボ
ルト通し孔3105が設けられている。そして、そのス
トップスイッチユニット22の後端側を上側パネル31
00の取付用開口部3104中に嵌挿させるとともに、
取付ボルト22dをボルト通し孔3105中に挿通さ
せ、上側パネル3100の裏側に至った取付ボルト22
dの先端部にナット22eを螺合させることによって、
ストップスイッチユニット22が上側パネル3100に
取り付けられている。
【0064】図25は前記下側パネル3200の前面部
への各種部品の取付状態を示す正面図である。下側パネ
ル3200の前面部には、同図に示すように、前記上皿
25、下皿32、灰皿33A、オート/マニュアル切換
スイッチ28、精算/完了スイッチ29、錠30および
賞球抜きスイッチ33等が設置され、その上皿25の下
流側には前記取込球不足ランプ27が設置されている。
また、この下側パネル3200の、前記上皿25内の上
流側に対応する位置には前記賞球排出口25aが設けら
れ、前記下皿32内の中央に対応する位置には賞球排出
口31が設けられている。また、その上皿25内の下流
側に対応する位置には前記取込口26が設けられてい
る。また、下皿32の底部には賞球抜きスイッチ33操
作によって開閉される自動球抜き開閉扉(図示省略)が
設置されている。この開閉扉は賞球抜きスイッチ33が
操作されたとき、前記球箱検出器35により球箱(図示
省略)が下皿32の下方にあることが確認されることを
条件に開放されるようになっている。
【0065】図26および図27には、前面枠3のロッ
ク機構を示す。それらのうち、図26は前面枠3の背面
図、図27は前面枠3の裏側に取り付けられたロック装
置40Aの背面図である。前面枠3の自由端部裏側に
は、ロック装置40Aが設置されている。このロック装
置40Aは前面枠3の裏側への取付基盤40Bを有し、
該基盤40Bに前記ロック部材40が昇降可能に取り付
けられている。このロック部材40は復帰用スプリング
(図示省略)によって常時上方(ロック方向)への移動
復帰力を与えられている。また、このロック部材40に
近接した位置には、前記前面枠3の錠30に差し込まれ
る鍵(図示省略)によって回転操作されるカム盤42が
支軸42aを軸心として回転可能に設置されている。こ
のカム盤42には偏心ピン42bが突設されていて、該
偏心ピン42bがロック部材40の接触片40aの上端
傾斜部40bに接触してそのロック部材40が下降操作
(ロックの解除操作)されるようになっている。
【0066】一方、前記カム盤42の上方には、ばね4
5によって下降復帰力を与えられたリセット部材44が
昇降可能に設置されるとともに、該リセット部材44の
昇降に伴ってオン、オフされるマイクロスイッチ46が
設置されている。そして、鍵(図示省略)によりカム盤
42が回転操作されて、その偏心ピン42bがリセット
部材44の下端の傾斜面に接触すると、その接触の押上
げ力によってリセット部材44が上昇され、その上昇時
にそのリセット部材44の上側接触部44bがマイクロ
スイッチ46に接触してオンさせる。そのオンによって
遊技装置1が再ゲーム可能な状態にセットされるように
なっている。
【0067】図28には図1を用いて説明したパネル表
示部10の可変表示窓11A,11B,11Cの詳しい
構成例を、パネル表示部10の正面図として示す。可変
表示窓11A,11B,11Cは、それぞれ、上、中、
下段の3つずつの透明な窓要素(11Aa,11Ab,
11Ac),(11Ba,11Bb,11Bc),(1
1Ca,11Cb,11Cc)から構成されている。そ
して、それら各要素11Aa,11Ab,11Ac,1
1Ba,11Bb,11Bc,11Ca,11Cb,1
1Ccの周囲には、これら各窓要素を個別的に囲むよう
にして透明発光素子11Fが配設されている。この透明
発光素子11Fは常時透明になっていて、電界が印加さ
れたときに発光する素子で、例えばエレクトロルミネッ
センス素子(EL素子)によって構成されている。これ
ら透明発光素子11Fは常時は発光されずに透明で見え
ないようになっていて、各可変表示窓11A,11B,
11Cごとに窓要素(11Aa,11Ab,11A
c),(11Ba,11Bb,11Bc),(11C
a,11Cb,11Cc)がそれぞれ透明に連続して縦
長の透明窓となって見えて可変表示図柄の目視の邪魔に
ならないようになっている。そして、可変表示ゲーム
中、有効ライン上の表示が2つ停止してリーチ状態とな
ったときに、ビッグチャンス及びシングルボーナス等の
大役が発生し得るライン上の3つの窓要素、具体的に
は、(11Aa,11Ba,11Ca),(11Ab,
11Bb,11Cb),(11Ac,11Bc,11C
c),(Aa,Bb,Cc)又は(Ac,Bb,Ca)
のいずれかの透明発光素子11Fが点滅発光されてどの
ライン上にリーチ状態が生じたかが知らされる。
【0068】図29には精算/完了時における上皿25
から下皿32への球抜き機構および下皿32から下方の
球箱(図示省略)への球抜き機構を示す。上皿25の下
流側には、球抜き用開口部25bが設けられ、該球抜き
用開口部25bの近傍の上皿25の枠内には上皿球抜装
置25Aが設置されている。この上皿球抜装置25A
は、球抜きソレノイド25cと、該ソレノイド25cの
作動ロッド25dにリンク25eを介して取り付けられ
てその作動ロッド25dの伸縮動作に伴って前記球抜き
用開口部25bを開閉する開閉扉25fとを備えてい
る。そして、前記球抜き用開口部25bは球抜き通路2
5gを介して前記下皿32への賞球排出口31と連通し
ている。上皿25から下皿32への球抜き機構は上記の
ように構成されており、常時は球抜きソレノイド25c
が消磁されていて復帰用スプリング25hによる復帰力
で作動ロッド25dが伸びた状態に復帰されてる。そし
て、その作動ロッド25dにリンク25eを介して取り
付けられた開閉扉25fによって球抜き用開口部25b
が閉じられた状態となっている。この状態では、賞球排
出口25aから上皿25中に排出された賞球は全てその
下流側の取込口26方向へ向かうようになっている。こ
の状態で、精算/完了球抜きスイッチ29を押圧してオ
ンさせると、球抜きソレノイド25cが励磁されてその
作動ロッド25dが縮み、それに連動して開閉扉25f
が後退(同図中、左方向に後退)して球抜き用開口部2
5bが開放される。その開放によって上皿25中の球が
球抜き通路25gを介して下皿32中に流下される。
【0069】下皿32の中央には球抜き用開口部32a
が設けられ、該球抜き用開口部32a近傍の下皿32枠
内には、下皿球抜装置32Aが設置されている。この球
抜装置32Aは、球抜きソレノイド32bと、該ソレノ
イド32bの作動ロッド32cにリンク32dを介して
取り付けられてその作動ロッド32cの伸縮動作に伴っ
て前記球抜き用開口部32aを開閉する開閉扉32eと
を備えている。下皿32から球箱(図示省略)への球抜
き機構は上記のように構成されており、常時は球抜きソ
レノイド32bが消磁されていて復帰用スプリング32
fによる復帰力で作動ロッド32cが伸長復帰され、そ
の作動ロッド32cにリンク32dを介して取り付けら
れた開閉扉32eにより球抜き用開口部32aが閉じら
れた状態となっている。この状態では、下皿32中の球
はそのまま下皿32中に貯留される。この状態で、賞球
抜きスイッチ33を押圧してオンさせると、その下方の
球箱検出器35によってその直下の球箱載置台1008
上に球箱(図示省略)があると検出されることを条件
に、球抜きソレノイド32bが励磁されてその作動ロッ
ド32cが縮み、それに連動して開閉扉32eが後退
(同図中、左方向に後退)して球抜き用開口部32aが
開放される。その開放によって下皿32中の球がその下
方の球箱中に放出される。
【0070】が、賞球抜きスイッチ33を押圧してオン
させてもその下方の外箱検出器35によってその下方の
球箱(図示省略)が検出されないときには、球抜きソレ
ノイド32bは励磁されずに作動ロッド32cは伸びた
ままで開閉扉32eによる球抜き用開口部32aの開放
はなされない。このように、賞球抜きスイッチ33を押
圧しても、下皿32の下方に球箱がなければ下皿32中
の球は放出されないので、球箱がないときに誤って球を
外部に放出させることはない。
【0071】図30には、本体ケース2の内部および前
面枠3の裏側への各種構成ユニット部品の配置状態を示
す配置説明図として示す。本体ケース2内は棚板36に
よって上下の空間に仕切られ、該棚板36上には可変表
示ドラム装置100が設置されている。そして、その上
側空間中には、上から順に、賞球排出系統を構成するメ
インタンクユニット410A、サブタンクユニット42
0A、排出樋ユニット430A、賞球排出ユニット44
0Aが順に連通された状態で設置されている。そして、
その賞球排出ユニット440Aには賞球排出制御装置4
50が取り付けられている。また、その上側空間の左側
上部には外部接続端子盤80Aが設置されている。一
方、その下側空間中の右側下部にはメイン制御装置20
0および電源装置300が設置されている。
【0072】前面枠3の裏側上部には液晶テレビ制御装
置150が設置され、下部右側にはパネル制御装置70
が設置されている。また、前面枠3の裏側下半部には、
前記本体ケース2側の賞球排出ユニット440Aと連通
し得る状態に賞球排出系を構成する導出樋ユニット50
Aが設置されるとともに、賭け球を取込むための導入樋
ユニット510Aが設置されている。このように、構成
部品をユニット化して、本体ケース2および前面枠3に
設置するようにすれば、その着脱が容易で、組立て作業
とメインテナンスが容易となる。また、賞球排出系を構
成する一部の部品(ユニットも含む)を本体ケース2内
の上半部に設置し、その残りの部品(ユニットを含む)
を前面枠3の裏側下半部に設置すれば、賞球排出系を構
成する部品(ユニットを含む)を全て前面枠3の裏側に
設置した場合に比べて前面枠3側の負荷が軽減されて、
前面枠3への開閉が容易になるだけでなく、ヒンジ3
9,39(図2)への負担も軽減される。
【0073】図31には、前記外部接続端子盤80Aの
構成例を、その正面図として示す。この外部接続端子盤
80Aは非導電性のボックス81内に外部接続端子設置
部82と電源遮断機が収納されて構成されている。前記
外部接続端子設置部82には、遊技店の中央管理装置
(後述)に接続するための取込数(投入数)信号端子8
2a、払出し信号端子82b、小役・シングルボーナス
信号端子82c、ビッグチャンス信号端子82d、回転
停止スイッチ信号端子82e、回転駆動信号端子82
f、球抜き指令信号端子82gおよび自動設定指令信号
端子82h等が設けられ、これらの端子に接続される接
続コードを介して中央管理装置2000と各種信号の遣
り取りが行われるようになっている。それら端子のう
ち、取込数(投入数)信号端子82aからは単位球(例
えば、5個)が投入されるごとに例えば100m秒以上
500m秒以下の正論理パルス信号が出力され、払出し
信号端子82bからは単位球数(例えば、5個)が払い
出される毎に例えば100m秒以上500m秒以下の正
論理パルス信号が出力される。前記小役・シングルボー
ナス信号端子82cからは、小役又はシングルボーナス
を知らせる信号とその小役時やシングルボーナス時に払
い出された賞球の総数を知らせる信号が出力される。
【0074】前記ビッグチャンス信号端子82dから
は、ビッグチャンスが成立した場合に、ビッグチャンス
を知らせる信号とそのビッグチャンス時に払い出された
賞球の総数を知らせる信号が出力される。前記回転停止
スイッチ信号端子82eからは、スイッチの状態を正論
理のTTL信号として出力され、回転駆動信号端子82
fからは全回転のモータの4相駆動信号とコモン信号が
モータ駆動信号から直接出力される。前記球抜き指令信
号端子82gには中央管理装置2000(後述)からの
球抜き信号が入力され、自動設定指令信号端子82hに
は中央管理装置2000(後述)からの確率設定値の変
更値が入力される。また、この外部接続端子盤80Aは
その内部に図32に示すように例えばブレーカ83aと
サージアブソーバ83bを含む保護回路83を備え、そ
のボックス81の左右両側には取付ビスの通し孔81
a,81aが設けられている。そして、この外部接続端
子盤80Aはリード線84a,84aを介して遊技装置
1の電源端子部84に接続されるとともに、コード85
に取り付けられた差込みプラグ85aにより外部電源に
接続されるようになっている。
【0075】図33は上皿25の下流側の取込口26か
ら球を取込む取込ユニット500Aを示す。この取込ユ
ニット500Aは前面枠3の裏側への取付板501に、
球取込装置(球回収装置)500を構成する各種部品等
が設置されて構成されている。前記取付板501は取込
ユニット500Aを前面枠3の裏側に取り付けるための
もので、その四隅には例えばナイラッチと呼ばれる止着
装置502が取り付けられていて、これら止着装置50
2によって、ワンタッチで簡単に取り付けられるように
なっている。この取付板501には前記球取込装置50
0を構成する球導入樋510が取り付けられている。
【0076】この球導入樋510は例えば同図に示すよ
うに緩傾斜状態でUターンした形状に作られていて、そ
の下端側は島設備1000内の前記球回収路1003上
に球を導く回収通路512と、遊技装置1前面側の下皿
32中に球を導く戻し通路511とに分岐し、そのUタ
ーン部分に沿って覗き窓513が設けられている。そし
て、この球導入樋510の前記Uターン部分の上流部に
はシャッター装置65と第1の取込センサ(先取り込み
センサ)63が、また、その下流部には取込装置67と
第2の取込センサ(取込センサ)64がそれぞれ設置さ
れ、前記回収通路512と戻し通路511との分岐部に
は切換装置68が設置されている。そして、前記シャッ
ター装置65は前記取込口26から球導入樋510中へ
の入口通路を開閉制御して適宜上皿25からの球を球導
入樋510中に流入させるもので、取付板501に取り
付けられたシャッターソレノイド65aと該シャッター
ソレノイド65aの作動ロッド65bに連結されたシャ
ッター部材65cとを備えている。そして、そのシャッ
ター部材65cはその基端側が支軸65dにより球導入
樋510の上壁面上に回動自在に支持されていて、その
先端の下方に折れ曲がったシャッター片65eが球導入
樋510の上壁部に設けられたスリット孔514を介し
て球導入樋510中に適宜嵌入し得るようになってい
る。
【0077】シャッター装置65はこのように構成され
ていて、常時はシャッターソレノイド65aが消磁され
てその作動ロッド65bが復帰用スプリング65fの伸
長復帰力等により下降する方向に伸び、もって、シャッ
ター部材65c先端のシャッター片65eが球導入樋5
10中に嵌入して球導入樋510への入口通路を閉じた
状態となっている。が、前記ゲームスイッチ5の操作に
伴うメイン制御装置200からの指令により、シャッタ
ーソレノイド65aが励磁されると、作動ロッド65b
が上昇する方向に縮み、それに伴ってシャッター部材6
5cの先端側が上昇されてその先端のシャッター片65
eが球導入樋510中から脱し、該球導入樋510の入
口通路を開放してその中に球を取込み可能な状態に変換
する。そして、その入口通路の開放に伴って球導入樋5
10中に流入する球が、その流入時に、その直ぐ下流に
設置された第1の取込センサ63により検出されるよう
になっている。
【0078】前記取込装置67は球導入樋510の下流
側通路を開閉して球導入樋510の上流側の球を適宜そ
の下流側の回収通路512又は戻し通路511方向に流
下させるもので、取付板501に取り付けられた取込ソ
レノイド67aと該取込ソレノイド67aの作動ロッド
67bに取り付けられた取込カム67cとを備えてい
る。そして、その取込カム67cはその基部側が支軸6
7dによって球導入樋510の上壁部の開口部515の
入口部に回動自在に取り付けられ、その先端側がその回
動に伴って開口部515中に出没してその内部通路を開
閉し得るようになっている。この取込カム67cの先端
側に取込装置67の作動ロッド67bの先端部がピン6
7eを介して回動自在に連結されている。取込装置67
はこのように構成されていて、常時は、取込ソレノイド
67aが消磁されてその作動ロッド67bが復帰用スプ
リング67fの伸張復帰力等により伸び、それによっ
て、取込カム67cの先端側が開口部515中の深くま
で入り込んでその内部通路を閉じた状態となっている。
が、取込スイッチ24の操作に伴うメイン制御装置20
0からの指令により、取込ソレノイド67aが励磁され
ると、その作動ロッド67bが縮み、それに伴って、取
込カム67cが支軸67dを軸心としてその先端側が開
口部515中から脱する方向に回動されてその内部通路
が開放される。その開放によってその上流側の球がその
下流側に流下し得る状態に変換される。
【0079】前記切換装置68は戻し通路511と回収
通路512との境界部において球の流れの方向を切替る
もので、切換ソレノイド68aと、該切換ソレノイド6
8aによって回動される切換弁68cとを備えている。
前記切換弁68cは前記回収通路512と戻し通路51
1との分岐路部分に支軸68dを軸心として回動可能に
設置されている。この切換弁68cの自由端側に前記切
換ソレノイド68aの作動ロッド68bの先端部が取り
付けられ、該作動ロッド68bの動作によって切換弁6
8cが回動されるようになっている。そして、その回動
に伴って回収通路512側と戻し通路511側とが交互
に開閉切換されるようになっている。
【0080】図34には球導入樋510を介しての賭け
球取込機構の説明図を示す。上記のように、球導入樋5
10の上流側には第1の取込センサ63が、下流側には
第2の取込センサ64がそれぞれ設置されている。そし
て、前記第1の取込センサ63側には前記シャッター装
置65が設置され、第2の取込センサ64の、略球1個
分隔てた下流側位置には取込装置67が設置されてい
る。
【0081】賭け球取込機構はこのように構成されてい
て、前記取込装置67が前記球導入樋510の下流側通
路を閉塞している状態で、上流側のシャッター装置65
が作動してその上流側通路が開放されると、同図に示す
ように球導入樋510中に最初に流入した球B1は取込
装置67の位置まで流下して停止され、その後に続く球
B2、B3、‥‥は球導入樋510中に密に詰まるまで
流入しその詰まった時点で停止される。この流入時にお
ける球B1、B2、B3‥‥は第1の取込センサ63に
よって検出されながらカウントされていて、ちょうど所
定個数(3単位の賭け球と対応する個数で、例えば15
個(3×5個))カウントされた時点で密に詰まって停
止されるようになっている。そして、その所定個数のカ
ウントが行なわれた時点で、シャッター装置65が作動
されて、所定個数(例えば、15個)より多くの球、こ
の実施例では16個目以降の球B16、B17、‥‥は
流下できない状態にシャットアウトされる。
【0082】図35には、前記本体ケース2内および前
面枠3の裏側に設置された賞球排出機構の背面図を示
す。前記本体ケース2内には、上述したように、賞球排
出系統を構成する、メインタンクユニット410A、サ
ブタンクユニット420A、排出樋ユニット430Aお
よび賞球排出ユニット440Aが設置され、前記前面枠
3の裏側には前記賞球排出ユニット440Aと連通し得
る状態に導出樋ユニット50Aが設置されている。これ
ら各ユニット410A,420A,430Aおよび44
0Aは、例えば、ナイラッチと呼ばれるワンタッチ式の
取付装置9000により、本体ケース2への取付基板9
500に対して着脱可能に取り付けられている。また、
導出樋ユニット50Aは、同様の取付装置9000によ
り、前面枠3への取付基板9600に対して着脱可能に
取り付けられている。前記メインタンクユニット410
Aは前記島設備1000に設置された補給装置1500
から補給される球を受けて貯留するメインタンク410
を備えている。このメインタンク410の上端部は開口
していて、その下流側底部には流出口411が設けられ
ている。そして、この流出口411に臨ませた状態で補
給踏板412が設置されている。この補給踏板412は
その上端側基部が支軸412aを介してメインタンク4
10中に揺動可能に支持され、その下端側自由端部に踏
板部413が折曲した状態に設けられている。この補給
踏板412は図示省略のばねにより同図中時計方向に所
定角度回動復帰する方向への回動復帰力が与えられてい
る。
【0083】前記サブタンクユニット420Aは前記メ
インタンク410から供給される球を受けて貯留するサ
ブタンク420を備え、該サブタンク420の上流側に
は前記メインタンク410の下流側流出口411と連通
する流入口421が設けられている。この流入口421
内には前記補給踏板412によってオン、オフ操作され
る補給スイッチ422が設置されている。また、このサ
ブタンク420の上流側下部には該上流側の球をかき混
ぜて球詰まりを防止する第1の球ならし装置(後述)が
設置され、下流側底部には流出口423が設けられてい
る。前記排出樋ユニット430Aはその内部に流下方向
に沿う4条の球通路を有する排出樋430を備えてい
る。この排出樋430の上流側には前記サブタンク42
0の下流側流出口423を介して供給される球を流入さ
せる流入口431が設けられ、下流側には前記賞球排出
ユニット440Aの賞球排出樋(後述)と連通する流出
口432が受けられている。また、この排出樋430の
上流側下部には該上流側の球をかき混ぜて球詰まりを防
止する第2の球ならし装置(後述)が設置され、下流側
上端開口部には支軸433aにより吊設された第3の球
ならし433が揺動自在に設置されている。また、この
排出樋430の下流側には支軸434aにより支持され
た状態でシュートストッパ434が回動操作自在に設置
されている。このシュートストッパ434は同図に実線
で示すように寝た状態と、点線で示すように立った状態
とに回動変換操作可能であって、その寝た状態にあって
は球の流出口432方向への移動を可能にさせるが、立
った状態にあっては先端側の爪434bで球の流出口4
32方向への移動をストップさせられるようになってい
る。前記賞球排出ユニット440Aは内部に4条の通路
からなる賞球排出樋440を備え、それら4条の各通路
の下流側には第1〜第4の排出センサ441〜444お
よび第1〜第4の賞球排出装置445〜448が設置さ
れている。そして、それら4条の各通路の上流側は前記
排出樋430の4条の通路下流側の4つの流出口432
とそれぞれ連通し、下流側は前記導出樋ユニット50A
の導出樋50と連通した状態となっている。
【0084】前記導出樋ユニット50Aはその内部に導
出樋50を備えている。この導出樋50はその上流側に
おいて賞球排出樋51と球回収樋52とに分岐し、該分
岐部にはそれら賞球排出樋51側と球回収樋52側とに
球の流下方向を切換え弁55aの回動操作によって切り
換える切換装置55が設置されている。そして、導出樋
50の上端開口部は前記賞球排出樋440の下流側開口
端と連通し、球回収樋52の下流端部は開口した状態と
なっている。また、前記賞球排出樋51の中流部には前
記上皿25の上流部に通ずる賞球排出口25aが設けら
れ、下流端部は前記下皿32の賞球排出口31に通ずる
開口部となっている。また、この賞球排出樋51の、前
記賞球排出口25aの斜め上部には該賞球排出樋51中
を流下する球が当たって賞球排出音を発するベル53が
設置され、前記賞球排出口25aの下方にはオーバーフ
ロースイッチ54が設置されている。
【0085】図36には、前記サブタンク420の上流
側に設置された第1の球ならし装置425の構成説明図
を示す。第1の球ならし装置425はサブタンク420
の上流部中で揺動しながら球ならしを行なう板状の揺動
部材425aと、該揺動部材425aを強制的に揺動さ
せる駆動手段425dとから構成されている。前記揺動
部材425aはサブタンク420内の上流側底部に、支
軸425bを軸心としてその自由端側が上下する方向へ
の揺動(回動)が自在に設置されている。この揺動部材
425aの自由端側下面にはサブタンク420の底部に
設けられたスリット孔を介してサブタンク420の下方
に至る突子425cが一体に設けられている。
【0086】一方、前記駆動手段425dはモータ42
5eと該モータ425eの駆動軸425fに取り付けら
れたカム425gとを備え、取付板425hを介して、
サブタンク420の上流側下方に位置するように本体ケ
ース2内に設置されている。そして、その駆動手段42
5dのカム425g面上に前記揺動部材425aの突子
425cが摺接した状態となっていて、モータ425e
の駆動力により、カム425gおよび突子425cを介
して前記揺動部材425aが揺動されるようになってい
る。
【0087】図37には、前記排出樋430の上流側に
設置された第2の球ならし装置435の構成説明図を示
す。第2の球ならし装置435は、排出樋430の上流
部中で揺動しながら球ならしを行なう板状の揺動部材4
35aと、該揺動部材435aを回動レバー435fを
介して強制的に揺動させる駆動手段435dとから構成
されている。前記揺動レバー435aは排出樋430内
の上流側底部に、支軸435bを軸心としてその自由端
側が上下する方向への揺動が自在に設置されている。こ
の揺動部材435aの自由端側下面には排出樋430の
底部に設けられたスリット孔を介して排出樋430の下
方に至る突子435cが一体に設けられている。一方、
前記駆動手段435dは例えばソレノイド(球ならしソ
レノイド)によって構成され、該ソレノイドの作動ロッ
ド435eの下端部に、排出樋430の下方に支軸43
5hを軸心として自由端側が上下動する方向への揺動が
自在に設置された回動レバー435fの自由端部がピン
435gによって回動自在に連結されている。そして、
その回動レバー435fの上面部に前記揺動レバー43
5aの下側の突子435cが乗っていて、ソレノイド
(駆動手段435d)のオン、オフ動作によって、揺動
部材435aが回動レバー435fおよび突子435c
を介して揺動されて球ならしを行なうようになってい
る。
【0088】図38には前記賞球排出ユニット440A
の内部機構の裏側縦断面図を示す。前述したように、賞
球排出ユニット440Aの内部には紙面に垂直方向に並
んで賞球排出樋440が4条設けられ、それら4条の各
賞球排出樋440にそれぞれ対応させて、賞品球の排出
に関与する第1〜第4の賞球排出装置445〜448、
および賞品球の排出を検出する第1〜第4の排出センサ
441〜444が設置されている。前記4条の賞球排出
樋440は、その上段部、中段部、下段部がそれぞれ、
減圧路440a、縁切り路440b、排出路440cと
なっている。前記減圧路440aは排出樋430から送
られてくる賞品球としての予備球の移動圧を減圧させる
もので、同図に示すよに、緩傾斜状態にUターンさせて
設けられている。前記縁切り路440bは、その下の排
出路440cを通る賞品球同士に間隔を開けさせて、前
記賞球排出装置445〜448による賞品球の排出をス
トッパによって止め易くするもので、前記減圧路440
aに通ずる垂直通路440dと、後述の排出路440c
に通ずる方向変換通路440eとから構成されている。
そして、その垂直通路440dの下端部には、球の流下
方向への移動力を減衰させる移動力減衰傾斜部440f
が方向変換通路440eに向けて緩やかに下り傾斜させ
た状態で設けられている。また、方向変換通路440e
の前方には、前記減衰傾斜部440fに沿って流下する
球の流下方向を垂直下方に方向変換させる案内傾斜壁4
40gが設けられている。一方、方向変換通路440e
の後方の垂直通路440dの後壁部には球詰まり防止突
部440iが前方に突出して設けられている。この球詰
まり防止突部440iによって、垂直通路440dに縦
に並んで停止した球のうちの最も下の減衰傾斜部440
f上の球の中心位置がその上方の球の中心位置より常に
前方に位置されるようになっている。それによって、上
方の球の流下移動圧が最も下の減衰傾斜部440fに至
る球を常に前方に一定距離以上押し遣ることとなり、従
って、図39に示すように賞球排出樋440の球の通路
のクリアランスを考慮したとしても、最も下の球は常に
減衰傾斜部440fの下流側に押し遣られて球詰まりが
防止される。
【0089】前記第1〜第4の賞球排出装置445〜4
48は、それぞれ、賞球排出樋440の脇に設置された
駆動手段としての第1〜第4の賞球排出ソレノイド44
5a〜448aと、これらソレノイド445a〜448
aの駆動力により駆動されて、4条の各賞球排出樋44
0の排出路440j中の球の排出を制御する第1〜第4
の流下阻止部材445b〜448bとを具えている。前
記第1〜第4の賞球排出ソレノイド445a〜448a
は、それぞれ、それらの消磁(オフ)時に自重および復
帰用スプリング445c〜448cの力によって下降復
帰されていて、励磁(オン)時に上昇する作動ロッド4
45d〜448dを具えている。一方、前記第1〜第4
の流下阻止部材445b〜448bは、それぞれ賞球排
出樋440の脇に突設された支軸445e〜448eに
回動自在に支持されている。これら第1〜第4の流下阻
止部材445b〜448bの一側には、それぞれ連結ピ
ン445f〜448fが突設され、これら連結ピン44
5f〜448fと第1〜第4の賞球排出ソレノイド44
5a〜448aの作動ロッド445d〜448dの下端
部とが、それぞれ連結部材445g〜448gにより連
結されている。
【0090】そして、第1〜第4の賞球排出ソレノイド
445a〜448aが消磁(オフ)状態にあるときに
は、作動ロッド445d〜448dが下降して第1〜第
4の流下阻止部材445b〜448bの先端部が切り欠
き部(図示省略)を介して、それぞれ4条の賞球排出樋
440の各排出路440j中に入り込んで、それら排出
路440j中の球を流下させないようになっている。
が、第1〜第4の賞球排出ソレノイド445a〜448
aが励磁(オン)されると、作動ロッド445d〜44
8dが上昇して第1〜第4の流下阻止部材445b〜4
48bがそれらの先端側が上昇する方向に回動されて4
条の賞球排出樋440の各排出路440j中から脱し
て、それら排出路440j中の球を流下させ得るように
なっている。また、この賞球排出ユニット440Aの上
部側には前面枠3の回収球抜き用穴37から差し込まれ
る球抜き操作棒(図示省略)によりオンされる球抜きス
イッチ449が設置されている。そして、この球抜きス
イッチ449のオン信号に基づき、前記第1〜第4の賞
球排出装置445〜448が作動されて球抜きが行われ
るようになっている。
【0091】図40および図41には前記スタートスイ
ッチ23の機構を示す。それらのうち、図40はスター
トスイッチ23の機構部分の縦断側面図、図41はスタ
ートスイッチ23部分の外側正面図である。このスター
トスイッチ23は、同図に示すように、スイッチ収納ボ
ックス231と、該スイッチ収納ボックス231内の奥
壁部に設置されたフォトセンサ232と、操作レバー2
33とを備えている。前記スイッチ収納ボックス231
は、前記フォトセンサ232、および前記操作レバー2
33の一端側等を収納させるもので、その外壁に突設さ
れた取付片231a,231aを介して前記上側パネル
3100の内側に取り付けられている。前記フォトセン
サ232は発光部232aと受光部232bとを備え、
前記スイッチ収納ボックス231内の奥壁部に取り付け
られている。この実施例の場合、発光部232aからの
光を受光部232bが受光してフォトセンサ232がオ
ン(ON)となっているときにスタートスイッチ23は
オフ(OFF)状態となっていて、発光部232aから
の光を受光部232bが受光しなくなってフォトセンサ
232がオフ(OFF)となったときにスタートスイッ
チ23がオン(ON)となるようになっている。
【0092】前記操作レバー233は外部操作によって
前記フォトセンサ232をオン、オフさせるもので、中
間部に球状軸233aを備えている。そして、この球状
軸233aが、前記上側パネル3100の開口部310
0a中に臨んだ球状軸受部231bと開口部3100a
の外側から上側パネル3100に取り付けられた始動ス
イッチプレート234の球状軸受部234aに内におい
て、左右の軸受孔233c,233cが支承されること
によって、上下方向に回動自在に支持されている。この
操作レバー233はそのスイッチ収納ボックス231中
に入り込んだ先端部に凸面鏡部分233bを具えてい
る。そして、そのスイッチ収納ボックス231中に入り
込んだ先端寄り部分とスイッチ収納ボックス231の上
下内壁部との間に張設された復帰用ばね235、235
によって、その操作レバー233の先端の凸面鏡部分2
33bが前記フォトセンサ232の発光部232aの光
を受光部232bに反射し得る位置に復帰されるように
なっている。操作レバー233の外側に突出した他端側
操作部には内部にLED236を有する透光性(半透光
性も含む)の摘みが取り付けられ、該LED236はス
タートスイッチ23の操作が可能となったときにオンし
て発光するようになっている。
【0093】スタートスイッチ23は上記のように構成
されていて、非操作時には、操作レバー233が、復帰
用ばね235,235の力でその先端の凸面鏡部分23
3bがフォトセンサ232の発光部232aからの光を
受光部232bに向けて反射し得る定位値(中央位置)
に復帰されてオン(ON)状態となり、このとき、スタ
ートスイッチ23はオフ(OFF)になっている。常時
は、操作レバー233のLED236は消灯した状態と
なっている。が、賭け球が取り込まれてスタートスイッ
チ23の操作が可能になると、該LED236が点灯す
る。このLED236が点灯してから、操作レバー23
3を回動操作すると、該操作レバー233は球状軸23
3aを軸心としてその操作方向に回動してその先端の凸
面鏡部分233bがフォトセンサ232の発光部232
aからの光を受光部232bに向けて反射し得ない位置
(中央位置からずれた位置)に変移されてオフ(OF
F)となり、スタートスイッチ23はオン(ON)とな
る。そして、操作レバー233のLED236が消灯し
た状態に戻る。
【0094】図42、および図43に、可変表示ドラム
装置100の正面図、および斜視図を示す。可変表示ド
ラム装置100は、ドラムボックス110と、該ドラム
ボックス110中に設置された複数(例えば、3つ)の
ドラムユニット170,180,190と、これらドラ
ムユニット170,180,190をメイン制御装置2
00に電気的に接続するための接続コネクタ160等を
備えている。前記ドラムボックス110は前面開口の中
空状の箱として作られ、該ドラムボックス110の前面
側開口部には、透明(又は半透明)な前カバー102が
その上端部をその前面側開口部の上端部に支軸101に
よって支持されている。そして、その支持された状態
で、前カバー102はその支軸101を軸心として下端
側が上下動する方向に回動(開閉)可能となっている。
従って、ドラムボックス110上方の貯留タンク41
0,420からのこぼれ球はその透明な前カバー102
に当たるだけでドラムボックス110中の可変表示ドラ
ム177,187,197に傷付けることはない。ま
た、このドラムボックス110の上面はその後部側が低
くなるように滑らかに傾斜した傾斜面110aとなって
いる。従って、ドラムボックス110上方の貯留タンク
410,420等からそのドラムボックス110の上面
に落下したこぼれ球はその傾斜面110aに導かれてド
ラムボックス110の後方から回収される。また、前記
ドラムユニット170,180,190はそれぞれパル
スモータ173,183,193、照明装置175,1
85,195および可変表示ドラム177,187,1
97等を具えている。
【0095】図44には、ドラムユニット170の分解
斜視図を示す。ドラムユニット170,180,190
は3つ共同じ構成となっているので、その中の1つのド
ラムユニット170についてのみ説明する。ドラムユニ
ット170は、同図に示すように、ドラムボックスパー
ツ171、パルスモータ(ステッピングモータ等も含
む。)173、照明装置175および可変表示ドラム1
77等を具えている。前記ドラムボックスパーツ171
は、下板片171a、後板片171b、照明システム固
定片171cおよびコネクタ取付片171e等が一側側
(内側)に向けて折り曲げられた枠型形状に作られてい
る。このドラムボックスパーツ171は、その後端部に
取付片171dが設けられ、該取付片171dの後板部
に設けられたボルト通し孔171f、および前記ドラム
ボックス110の後壁部に設けられたボルト通し孔(図
示省略)中にボルト(図示省略)を通しその先端にナッ
トを螺合させることによって、ドラムボックス110中
に取り付けられている。
【0096】前記パルスモータ173は、前記可変表示
ドラム177をその回転の停止角度位置を制御し得る状
態で回転させるもので、前記ドラムボックスパーツ17
1の内側側面中央部に取り付けられている。このパルス
モータ173の駆動軸(図に現れていない。)にプーリ
174が取り付けられ、該プーリ174にドラムステイ
178を介して前記可変表示ドラム177が取り付けら
れている。この可変表示ドラム177は、透光性(半透
光性も含む)のドラムリール部177aと、このドラム
リール部177aに支持片177bを介してその内側中
央部に設けられた取付部177cとを具えている。可変
表示ドラム177はこのように構成されていて、その内
側中央の取付部177cを介して前記パルスモータ17
3の駆動軸に固定されたプーリ174に取り付けられて
いる。そして、その取り付けられた状態においてはその
ドラムリール部177a内に前記照明装置175が臨む
ようになっている。前記照明装置175は前記ドラムの
手前位置に至ったドラムリール部177aの部分をその
内側から遊技者側に向けて照明するもので、ランプ基板
175aと該ランプ基板175aに取り付けられたラン
プ175bとを具えている。この照明装置175はこの
ように構成されていて、そのランプ基板175aを介し
て前記ドラムボックスパーツ171の照明システム固定
片171cの前面部に取り付けられている。そして、そ
の取り付けられた状態において、照明装置175の前面
側周面が前記可変表示ドラム177のドラムリール部1
77aの内周面と接触しないようになっている。また、
前記コネクタ取付片171eにはコネクタ171gが取
り付けられている。このコネクタ171gと前記コネク
タ160とが接続コードを介して相互に電気的に接続さ
れている。
【0097】図45にはドラムボックス110中へのパ
ルスモータ173(183,193)およびドラム28
7の設置の変形例を示す。この変形例ではドラムボック
ス110内を複数の仕切り板281により3つの室に仕
切り、各仕切り板281の中央部に側方に突出させて設
けられた収納部282中にパルスモータ173を収納
し、前記収納部282の奥壁部282aの開口部282
bを介してその外側に突出したパルスモータ173の駆
動軸173aに固定軸174を取り付ける。そして、こ
の固定軸174の凸部174aに断面凹状に形成された
ドラム287の側面板287aの中央に設けられた取付
孔287bを外嵌させてねじ止めすることによって、パ
ルスモータ173の駆動軸173aにドラム287が取
り付けられている。この変形例によれば、ドラムボック
ス110中へのパルスモータ173およびドラム287
の設置が、図44に示した例に比べてより容易となる。
【0098】図46にはドラム177(187,19
7)の回転角度位置の検出機構の説明図を示す。この検
出機構は、同図に示すように、ドラム177(187,
197)の取り付けられた側と逆側の、パルスモータ1
73(183,193)の駆動軸173a,183a,
193a部分に検知片191が取り付けられる一方、該
検知片191を検出する回転角度位置検出器192がパ
ルスモータ173の本体部分に設置されている。そし
て、その回転角度位置検出器192で検知片191を検
出することによって、パルスモータ173,183,1
93の駆動軸173a,183a,193aおよびドラ
ム177(187,197)の回転角度位置を検出する
ようになっている。
【0099】図47および図48には、本体ケース2内
の棚板36への前記可変表示ドラム装置100の設置例
を示す。それらのうち、図47には設置説明図としての
本体ケース2の縦断側面図を示し、図48には設置説明
図としての本体ケース2の内部部分平面図を示す。ドラ
ムボックス110の底板111の手前側端部中央には取
付板112が垂直下向きに設けられ、左右には水平横向
きに取付板113,113が設けられている。そして、
それら取付板112,113,113の中央部にはナイ
ラッチと呼ばれる止着装置114,114,114が取
り付けられている。これら止着装置114は、基部側に
把持操作部114bを有し先端側に嵌入子114cを有
する止着子114aと、該止着子114aをその先端方
向に移動復帰させる復帰用スプリング(図示省略)とを
備えている。また、ドラムボックス110の底板111
の奥側端部中央には位置決め用嵌入片116が垂直下向
きに設けられている。
【0100】一方、前記棚板36の手前側端部には垂直
下向きに取付片36aが設けられ、該取付片36aの中
央部には前記ドラムボックス110の手前側下端の止着
子114aの先端の嵌入子114cが圧入され得る嵌入
孔36bが設けられている。また、棚板36上には前記
ドラムボックス110の底部を内側に嵌め込ませて位置
決めを行なう位置決め片36c,36d,36eが垂直
上向きに突設されている。また、棚板36上の左右位置
には前記ドラムボックス110の左右の止着子114
a,114aの先端の嵌入子114cが圧入され得る嵌
入孔36f,36fが設けられている。さらに、棚板3
6上の奥部中央位置には前記ドラムボックス110の奥
側下端の前記位置決め用嵌入片116が嵌入し得る嵌入
孔36gが設けられている。そして、前記可変表示ドラ
ム装置100の前記棚板36上への設置に当たっては、
先ず、可変表示ドラム装置100の底部を棚板36上の
位置決め片36c,36d,36eで囲まれる設置空間
中に嵌入させる。その嵌入に伴って、可変表示ドラム装
置100の奥側下端の前記位置決め嵌入片116も棚板
36上の奥部の嵌入孔36g中に入り込んで、可変表示
ドラム装置100の水平方向への位置ずれが生じない状
態にセットされる。この状態で、さらに、可変表示ドラ
ム装置100の前記止着子114a,114a,114
aの先端の嵌入子114c,114c,114cを棚板
36側の嵌入孔36b,36f,36f中に圧入させれ
ば、可変表示ドラム装置100は上、下、水平いずれの
方向へも動かないようにセットされる。
【0101】一方、そのようにして設置された可変表示
ドラム装置100を取り外したい場合には、前記止着装
置114,114,114の把持操作部114b,11
4b,114bを操作して先端部を前記嵌入孔36b,
36f,36f中から引き出せば、簡単に取り外すこと
ができる。可変表示ドラム装置100の棚板36上への
設置は上記のようにして行なわれているので、その設置
と取外しが容易である。
【0102】図49〜図53には上記遊技装置1によっ
て行なわれる各種ゲーム状態のながれの図を示す。それ
らのうち、図49は通常ゲームの流れの図、図50はビ
ッグチャンスのゲームの流れの図、図51はレギュラー
ボーナスのゲームの流れの図、図52は小役の集中のゲ
ームの流れの図、図53は小役の集中の集中の流れの図
である。遊技装置1によって行なわれ得るゲーム状態と
しては、通常のゲーム、ビッグチャンスのゲーム、レギ
ュラーボーナスのゲーム、小役の集中のゲーム、小役の
集中の集中のゲーム等がある。前記通常のゲームは通常
時に行なわれるゲームで、この通常のゲーム時には、例
えば、図49に示す流れに沿ったゲームが行なわれる。
即ち、この通常のゲーム時には外れ以外に小役が生ずる
可能性がある。
【0103】前記ビッグチャンスのゲームは可変表示ゲ
ームの結果としてビッグチャンスを発生させる表示態様
が成立したときに遊技者に賞球獲得の大きなチャンスを
与えるために行なわれるゲームで、例えば、図50に示
す流れに沿ったゲームが行なわれる。即ち、このビッグ
チャンスのゲーム時には、通常ゲーム時に比べて小役発
生の確率がアップされるとともに、ボーナスゲーム発生
の可能性が生ずる。このビッグチャンスのゲーム中、ボ
ーナスゲームは複数回(この実施例の場合、3回)生ず
る可能性がある。そして、ボーナスゲームが発生したと
きには、該ボーナスゲーム1回につき、一定回数(例え
ば、12ゲーム)個別ゲームが行われる。ただし、この
一定回数の範囲内に、所定回数(例えば、6回)当りが
発生すれば、その時点で、該ボーナスゲームは終了す
る。そして、このビッグチャンスのゲームは、このゲー
ムが発生したときから一定回数(例えば、30回)のゲ
ームが行なわれた時点で、完了されて通常ゲームに戻さ
れる。
【0104】前記レギュラーボーナスのゲームは可変表
示ゲームの結果としてレギュラーボーナスを発生させる
表示態様が成立したときに遊技者に前記小役のときより
は多く前記ビッグチャンスのときよりは少ない利益を与
えるために行なわれるゲームで、例えば、図51に示す
流れに沿ったゲームが行なわれる。即ち、このレギュラ
ーボーナスのゲーム時には、前記通常ゲーム時と同様の
確率で小役発生の可能性がある他、1回のボーナスゲー
ム発生のチャンスが与えられる。このレギュラーボーナ
スのゲームときに発生されるボーナスゲームの内容は、
例えば、前記ビッグチャンスのゲーム中に発生されるボ
ーナスゲームの内容と同様とする。そして、その発生し
たボーナスゲームが終了した時点で、そのレギュラーボ
ーナスのゲームが完了して前記通常ゲームの状態に戻さ
れる。
【0105】前記小役の集中のゲームは可変表示ゲーム
の結果とは無関係に、ランダムの周期で、前記小役が集
中して発生し得るチャンスを与えるために行なわれるゲ
ームで、例えば、図52に示す流れに沿ったゲームが行
なわれる。即ち、この小役の集中のゲーム時には、その
小役の集中が発生した時点から所定回数(例えば、60
回)のゲーム期間にわたって、小役発生の確率を通常時
よりもアップ(例えば、0.75にアップ)させて1回
の小役発生につき例えば平均40個払い出しさせるよう
に小役が発生される。ただし、この小役の集中は再度の
小役の集中の発生によって、その継続中の小役の集中は
パンクしてその新たに発生した小役の集中にとって代わ
られる。
【0106】この小役の集中中においてはビッグチャン
スの発生は保留される。即ち、この小役の集中中にビッ
グチャンス発生の乱数を拾ったときには、そのビッグチ
ャンス発生の時期はそのまま保留されて、その小役の集
中の終了後に発生されることとなる。前記小役の集中中
のゲームは可変表示ゲームの結果とは無関係に、ランダ
ムな周期で、前記小役の集中が集中して発生し得るチャ
ンスを与えるために行なわれるゲームで、例えば、図5
3に示す流れに沿ったゲームが行なわれる。即ち、この
小役の集中の集中のゲーム時には、その小役の集中の集
中が発生した時点から、小役の集中の終了後、例えば、
2/3の確率で再度小役の集中を発生させ得るゲーム状
態となる。この小役の集中の集中時においても、前記小
役の集中時におけると同様、ビッグチャンスが保留され
る。
【0107】図54〜図59には前記可変表示ドラム装
置100の各可変表示ドラム177,187,197の
リール部177a,187a,197aの外周面に表示
された、可変表示ゲーム用の各種表示の例を示す。それ
らのうち、図54はリール部177aの第1番目から第
10番目までの表示、図55は同第11番目から第21
番目までの表示、図56はリール部187aの第1番目
から第10番目までの表示、図57はリール部187a
の第11番目から第21番目までの表示、図58はリー
ル部197aの第1番目から第10番目までの表示、図
59はリール部197aの第11番目から第21番目ま
での表示をそれぞれ示す図である。各可変表示ドラム1
77,187,197のリール部177a,187a,
197aの外周面は等角度ピッチで例えば、「21」の
表示領域に分割されていて、それらリール部177a,
187a,197aごとの各表示領域に、図54〜図5
9に(1)〜(21)の番号を付けて示すように各種表
示がそれぞれ異なった順序でなされている。この実施例
の場合、表示の種類としては、“鶴の絵の表示”、“寿
の文字が書かれた鶴の絵の表示”、“亀の絵の表示”、
“寿の文字が書かれた亀の絵の表示”、“富士山の絵の
表示”、“寿の文字が書かれた富士山の絵の表示”“俵
の絵の表示”、“寿の文字が書かれた俵の絵の表示”、
“鼓の絵の表示”、“寿の文字が書かれた鼓の絵”の表
示、“7の数字の表示”、“かぶとの絵の表示”等を用
いている。が、その種類は限定せず、如何なる種類の表
示にしてもよい。
【0108】前記ビッグチャンス、レギュラーボーナス
および小役を発生させる各種表示の組合せは例えば次の
ようになっている。即ち、ビッグチャンスは“7”、
“7”、“7”の3つの数字が揃ったとき(1)に発生
し、レギュラーボーナスは“かぶとの絵”が3つ揃う
(2)か又は“富士山の絵”が3つ揃った(3)ときに
発生する。そして、ビッグチャンスのときの賞球数の総
計は、例えば、最高1800個で、該ビッグチャンスの
ボーナスゲーム時における個別ゲームの1回“当り”ご
との賞球数は75個である。レギュラーボーナスのとき
の賞球数の総計は、例えば、最高450個で、該ビッグ
チャンスのボーナスゲーム時における個別ゲームの1回
“当り”ごとの賞球数は75個である。
【0109】小役は“俵の絵”が3つ揃ったとき
(4)、“亀の絵”が3つ揃ったとき(5)、左と中の
表示が“亀の絵”で右の表示が“かぶとの絵”のとき
(6)、“鶴の絵”が3つ揃ったとき(7)、左と中の
表示が“鶴の絵”で右の表示が“かぶとの絵”のとき
(8)、“鼓の絵”が3つ揃ったとき(9)、左と中の
表示が“鼓の絵”の表示であるとき(10)、左と中の
表示が“かぶとの絵”の表示であるとき(11)、左の
表示が“鼓の絵”の表示であるとき(12)等に発生す
る。そして、(4)〜(6)の小役のときの賞球数は、
例えば75個、(7)又は(8)の小役のときの賞球数
は、例えば50個、(9)又は(10)の小役のときの
賞球数は、例えば、40個、(11)の小役のときの賞
球数は、例えば25個、(12)の小役のときの賞球数
は、例えば10個である。
【0110】図60には前記電源装置300の正面図を
示す。電源装置300の前面側にはキースイッチ30
1、セットスイッチ302及び電源スイッチ303等が
設けられている。このゲーム装置1におけるビッグチャ
ンスの発生確率は例えば6段階に切換可能となってい
て、その機械的確率設定方式としては、後に、図61に
基づいて説明するように、それらキースイッチ301、
セットスイッチ302および電源スイッチ303を用い
て行なわれるようになっている。
【0111】図61にはその機械的確率設定の手順を示
す。この機械的確率設定方式の場合、遊技装置1の電源
投入時には、ビッグチャンス発生の設定確率が無操作で
自動的に第4段階に設定されるようになっている。ビッ
グチャンスの発生確率の機械的設定を行なうには、先
ず、電源スイッチ303を押圧してオフにしてから、キ
ースイッチ301にキー(図示省略)を差し込んで回動
操作してオンにし、その後、再び電源スイッチ303を
押圧してオンに戻す。そして、その後、セットスイッチ
302を押圧操作することによって、6段階のうちのい
ずれかの段階に切り換える。その切り換えられた段階は
遊技装置1前面の液晶テレビ14に表示される。セット
スイッチ302は1回の押圧操作ごとに1段階ずつ変化
し、第6段階目の後には再び第1段階目に戻るというよ
うな循環切換え方式になっている。
【0112】その6段階のいずれかにセットした後、キ
ースイッチ301を操作してオフ状態に戻せば、その段
階へのセットが完了する。そして、その後、更にスター
トスイッチ23を1回オンさせれば、液晶テレビ14の
前記設定の段階表示が消灯されて、ビッグチャンスの設
定確率の表示は見えなくなる。
【0113】ビッグチャンスの発生確率の設定は中央管
理装置2000(後述)からの指令による自動確率設定
方式(後で詳しく述べる)によっても行われる。この自
動確率設定方式の場合においても、遊技装置1の電源投
入時には、ビッグチャンス発生の設定確率が無操作で自
動的に第4段階に設定されるようになっている。その電
源投入時後のビッグチャンス発生確率の設定操作として
は、中央管理装置2000のテンキー操作等によって遊
技装置1の台ナンバーとビッグチャンス発生確率の設定
値をインプットすることにより、簡単にその発生確率の
設定変更ができるようになっている(後述)。また、遊
技装置1の台単位、ホール全体の割数を設定すれば遊技
装置1の営業状態を自動分析し、全遊技装置1に明日の
営業のための設定変更が自動的に行なえる(後述)。
【0114】図62には遊技店(ホール)内の島設備1
000に設置された多数の遊技装置1等の管理制御を行
なう中央管理装置2000の全体斜視図を示す。この中
央管理装置2000の卓2500上には、キースイッチ
2011や各種操作キーを有するキーボード2010、
遊技装置1等に関する各種データを表示する表示装置2
020、およびそれら各種データの集計結果等をプリン
トするプリンタ2030等が載置されている。また、そ
の下側には遊技装置1等に関する各種データを記憶する
記憶装置2204やプリントされた各種データ等を収納
する収納箱2080が載置されている。
【0115】図63には、前記キーボード2010の操
作キー2100の種類を拡大して示す。操作キー210
0の種類としては、同図に示すように、開店キー211
1、閉店キー2112、システム終了キー2113、表
示メニューキー2221、印字メニューキー2222、
日時設定キー2223、CRTクリアキー2224、打
止解除キー2231、強制終了キー2232、終了解除
キー2233、スペアキー2234、確率設定キー22
41、台番号設定キー2242、確率設定終了キー22
43、自動確率設定キー2244、テンキー2250等
がある。そして、キーボード2010内にはキー操作時
に音を発生するブザー2260が設置されている。ここ
で、上記のように概略構成された中央管理装置2000
による確率設定方法の例について説明しておく。先ず、
キーボード2010のキースイッチ2011に専用キー
(図示省略)を差し込んで回転させることにより、電源
をオン状態にしてから、確率設定キー2241を押圧操
作して確率設定スイッチをオンにすれば、表示装置20
20の画面に“確率設定の変更をします。台番号設定ス
イッチを押してください。”の表示がなされる。
【0116】この表示の指示に従って、台番号設定キー
2242を押圧操作して台番号設定スイッチをオンにす
ると、表示装置2020の画面の表示が“キーボードに
より台番号を入力してください”の表示に変換される。
この表示の指示に従って、キーボード2010を操作し
て台番号(例えば、「112」)を入力すれば、表示装
置2020の表示が、今度は、“112番台の確率設定
を変更します。キーボードにより確率設定の変更値を入
力してください。”の表示に変換される。この表示に従
って、キーボード2010を操作して設定確率の変更値
(例えば、6)を入力すれば、表示装置2020の表示
が、今度は、“確率設定値を“6”に変更します。OK
であれば、確率設定終了スイッチをオンにしてくださ
い。”の表示に変換される。この表示に従って、確率設
定終了キー2243を押して確率設定終了スイッチをオ
ンにすれば、表示装置2020の表示が、“確率設定終
了値の変更が終了しました。”の表示に変換される。そ
して、確率設定変更が終了される。
【0117】その他、中央管理装置2000によって次
のような自動確率設定も可能である。自動確率設定を行
ないたいときは、先ず、キーボード2010のキースイ
ッチ2011に専用キーを差し込んで回動操作してオン
状態にする。そして、次に、自動確率設定キー2244
を押圧操作して自動確率設定スイッチをオンにすれば、
中央管理装置2000により確率設定の自動処理(図6
4、図65)が行なわれる。この自動確率設定は、通
常、閉店後に行なわれる。
【0118】図64には、中央管理装置2000によっ
て行なわれるビッグチャンス発生確率の自動設定その1
の制御処理手順を示す。この自動設定のその1は、遊技
装置1ごとに、設定確率に基づいたビッグチャンスの発
生確率の算出値A,Bを実際に発生したビッグチャンス
の回数(以下、実際値という。)と比較して修正する設
定の仕方である。営業中は、遊技者の利益を害さないよ
うに、この自動設定によるビッグチャンス発生確率の設
定変更を禁止するため、その設定変更の時刻制限を設け
たり、遊技装置1の電源オフ時にのみその設定変更がで
きるようにしたり、或いは、遊技装置1の電源のオフに
よって設定が完了するようにしたりする。設定中は設定
値が液晶テレビ14に表示されるようにする。
【0119】この処理で用いる実際値Xはその日に実際
に発生したビッグチャンスの回数で、設定算出値A,B
はそれぞれ設定確率Pを基に次の数式1、数式2から算
出したビッグチャンスの発生回数の設定値である。
【数1】
【数2】 ここに、n=通常ゲーム回数、p=設定確率である。
【0120】また、設定値に対するビッグチャンス、レ
ギュラーボーナスおよび小約集中の発生確率は、例え
ば、表1のようになっている。
【表1】 この自動確率設定その1の制御処理手順の具体例として
は、ステップS2で営業が終了したことを確認してか
ら、次のステップS4でその日に実際に発生したビッグ
チャンスの回数、即ち、実際値Xをチェックし、しかる
後、ステップS6〜S18の設定変更の有・無の処理に
移行する。設定変更の有・無の処理としては、先ず、ス
テップS6で実際値Xが設定算出値Aより大であるか否
かを判定する。その結果、大であると判定したときに
は、ステップS10で偶数と奇数が同数ずつ含まれてい
る乱数のうちの1つをランダムに拾ってステップS12
に移行する。そして、該ステップS12でその拾った乱
数が偶数であるか否かを判定し、偶数であればステップ
S14に移行して設定値を1段階ダウンさせる処理を行
ない、偶数でなければ、ステップS22に移行して変更
無しの処理を行なう。このように、実際値Xが設定算出
値Aより大であっても必ずしも設定値をダウンさせない
ようにしたのは、ビッグチャンスの発生回数が多かった
台もある程度そのまま残して遊技者に多くの利益獲得の
チャンスを与えてゲームに対する興趣を失わせないよう
にするためである。
【0121】が、前記ステップS6で実際値Xが設定算
出値より大でないと判定したときには、ステップS8に
移行して実際値Xが設定算出値Bより小であるか否かを
判定する。その結果、小であると判定したときには、ス
テップS16で偶数と奇数が同数ずつ含まれている乱数
のうちの1つをランダムに拾ってステップS18に移行
する。そして、該ステップS18でその拾った乱数が偶
数であるか否かを判定し、偶数であればステップS20
に移行して設定値を1段階アップさせる処理を行ない、
偶数でなければ、ステップS22に移行して変更なしの
処理を行なう。このように、実際値Xが設定算出値Bよ
り小であっても必ずしも設定値をアップさせないように
したのは、上記処理S10,S12,S22でビッグチ
ャンスの発生回数が多かった台もある程度残したことに
対応させて遊技者と遊技店との利益バランスを図るため
である。
【0122】図65には、中央管理装置2000によっ
て行なわれるビッグチャンス発生確率の設定その2の制
御処理手順を示す。ビッグチャンスの発生確率設定その
2の制御処理手順の具体例としては、例えば、6段階の
設定値“1”〜“6”ごとに遊技装置1全台に対する分
布割合を、例えば、表2に示すような割合でテーブルI
にセットしておき、そのテーブルIの分布割合になるよ
うにランダムに台ナンバーを振り分ける設定の仕方であ
る。このテーブルIの分布割合は売上テーブルIIに入
っている1日当たりの全台トータルの売上の過去のデー
タ(表3)、及び開店時のモードや通常時のモードとし
て設定されている割数(表4)を分析して、設定確率の
良い台の割合を増減変更するようにする。前記割数は、
1日当たりの払出数を1日当たりの投入数で割った値で
ある。また、前記売上テーブルIIの過去のデータの平
均値は、新たな営業データを追加していって適宜書き換
えるようにしている。
【表2】
【表3】
【表4】 この自動確率設定その2の制御処理手順としては、ステ
ップS30で営業が終了したことを確認してから、次の
ステップS32で遊技装置1全台の売上げと割数を集計
し、次のステップS34でその集計値を売上げデータバ
ンクに入れる。そして、その後、ステップS36,S3
8,S42で各種判定を行ない、その判定結果に応じ
て、テーブルIIの分布割合になるようにランダムに台
ナンバーを振り分けて遊技装置1の各台に設定値を指示
する処理(ステップS40)、或いはその分布割合を変
更させた状態で遊技装置1全台に振り分ける処理(ステ
ップS44,S46)を行なうようになっている。即
ち、先ず、ステップS36で、遊技装置1全台の売上げ
球数が所定数以上であったか否かを判定し、所定数以上
であったと判定したときにはステップS38に移行し、
所定数以上でなかったと判定したときにはステップS4
2に移行する。
【0123】その結果、ステップS38に移行したとき
には、該ステップS38で遊技装置1全台のトータル割
数が所定数以下であるか否かを判定する。そして、その
結果、所定数以下であると判定したときには、ステップ
S40でテーブルIの割合になるようにランダムに台ナ
ンバーを振り分けて各台に設定値を指示してからステッ
プS48に移行して各台の設定変更を行なう。が、所定
数以下でないと判定したときには、ステップS42に移
行する。前記ステップS36又はS38からステップS
42に移行したときには、該ステップS42で稼動率が
悪かったか否かを判定する。その結果、悪かったと判定
したときにはステップS44でテーブルIの分布割合
e,fをアップするように振り分けて各台に設定値を指
示し、しかる後、ステップS48に移行して各台の設定
変更を行なう。が、悪くなかったと判定したときには、
ステップS44でテーブルIの分布割合e,fをダウン
するように振り分けて各台に設定値を指示し、しかる
後、ステップS48に移行して各台の設定変更を行な
う。
【0124】図66には、上記遊技装置1の制御を行な
う制御システムの制御ブロック図を示す。メイン制御装
置200は遊技装置1の制御システム全体を支配し、ゲ
ームの制御を行なうようになっている。このメイン制御
装置200には、パネル表示部10の表示の制御および
信号交換を行なうパネル制御装置70、球の取込みや排
出の制御を単独で行なう賞球排出制御装置450、前面
枠3に設けられた液晶テレビ14の図柄表示パターン等
を管理する液晶テレビ制御装置150および外部電源
(例えば、AC24V)等が接続されている。そして、
前記パネル制御装置70および賞球排出制御装置450
は前記メイン制御装置200の支配下に置かれ、前記液
晶テレビ制御装置150は前記メイン制御装置200の
制御を受けるようになっている。また、前記外部接続端
子80は外部電源(例えば、AC24V)から電気の供
給を受け、電源装置300を介して前記各制御装置20
0,70,450,150に分配するようになってい
る。また、前記メイン制御装置200は前記外部接続端
子80に接続される配線コードを介して中央管理装置2
000と交信するようになっている。この実施例の場
合、前記パネル制御装置70はメイン制御装置200と
の間の通信手段として、光ケーブルを用いて光通信を行
なうようになっており、前記賞球排出制御装置450と
メイン制御装置200とはRS232Cを介して通信を
行なうようになっている。また、前記液晶テレビ制御装
置150とメイン制御装置200とはI/Oポートを利
用して交信するようになっている。
【0125】図67には上記メイン制御装置200およ
び賞球排出制御装置450によって行われる遊技装置1
のクレジットシステムの制御ブロック図を示す。この制
御システムを構成する監視手段(定量判定手段としての
機能も有する。)9300(後述するマイクロコンピュ
ータ451)の入力側には、外部設定スイッチ9401
(オート/マニュアル切換スイッチ28)によって所定
のクレジット数(例えば、250個)が設定される設定
クレジット数記憶手段9100(後述するマイクロコン
ピュータ201)と、回収球、賞球および取込球の数か
らクレジットの球数を算出する計数手段9200(後述
するマイクロコンピュータ451でクレジット数減算手
段としての機能も有する。)、および球不足検出器94
07が接続され、計数手段9200には賞球排出装置4
45〜448を駆動制御する賞球排出制御手段450が
接続されている。一方、その出力側には、球回収装置5
00B(シャッター装置65、取込装置67および切換
装置68)を駆動制御する球回収制御手段9411(後
述するマイクロコンピュータ451)が接続されてい
る。この制御システムは上記のように構成されていて、
次のようにしてクレジット数が一定に保たれるようにな
っている。即ち、外部設定スイッチ9401(オート/
マニュアル切換スイッチ28(図1))の操作によりオ
ート状態に設定されると、設定クレジット数記憶手段9
100(後述するマイクロコンピュータ201)の設定
クレジット数が所定個数(例えば、250個)にセット
される。そして、球回収装置500B(シャッター装置
65、取込装置67および切換装置68)が作動して供
給皿25中の球が予め遊技装置1の内部に取り込まれて
島設備1000の球回収路1003に回収され、その回
収球の数が回収球カウント手段9404(取込センサ6
3,64)によって検出されて計数手段9200(後述
するマイクロコンピュータ451)により計数される。
この計数値が監視手段9300(後述するマイクロコン
ピュータ451)に入力されて設定クレジット数記憶手
段9100(後述するマイクロコンピュータ451)の
設定クレジット数(例えば、250個)と比較される。
そして、その計数値がその設定クレジット数に達した時
点で球回収制御手段9411(後述するマイクロコンピ
ュータ451)に停止信号が送られて球回収装置500
Bが停止される。その計数値は、クレジット数として、
クレジット数表示部9405(例えば、液晶テレビ1
4)に表示される。
【0126】この状態でゲームが行われて取込スイッチ
24の操作により賭け球の設定がなされると、その賭け
球の数が計数手段9200(後述するマイクロコンピュ
ータ451)によってクレジット球数記憶手段9402
(後述するマイクロコンピュータ451)のクレジット
数から減じられ、その減じられた後のクレジット数がク
レジット数表示部9405に表示される。そして、その
減少したクレジット数が監視手段9300により監視さ
れていて、ゲームの開始毎に、球回収制御手段9411
により球回収装置500Bが作動されてその減少した分
の球がクレジット球数記憶手段9402のクレジット中
に補われる。また、各ゲームの結果として、賞球排出が
行われるときには、賞球排出制御装置450からその賞
球数が計数手段9200に送られてクレジット球数記憶
手段9402のクレジット中に加算され、そのクレジッ
ト数が設定クレジット数(例えば、250個)に達した
後の余りの賞球が賞球排出装置445〜448の駆動に
より供給皿25又は下皿32中に実球で支払われる。た
だし、供給皿25の下流側又は球導入樋510に設置さ
れた球不足検出手段9407により予め取込むべき球が
無い状態(球無し状態)が検出されているときは、その
球無し信号が監視手段9300に送られて球回収装置5
00Bによる球の回収は行われない。このように、予め
取込むべき球があることを条件に、クレジット中の球数
が設定クレジットの数になるように補給されるので、賭
け球の取込操作時からゲームの開始操作が可能となるま
での時間を可及的に短くでき、かつ、供給皿中の球の量
を軽減し得る遊技装置を提供することができる。また、
そのクレジット数がクレジット数表示部(例えば、液晶
テレビ14)に表示されるので、遊技者はそのクレジッ
ト数を簡単に視認することができる。
【0127】図68には、パネル制御装置70によって
行われる遊技装置1の前記各種スイッチ(SW1〜SW1
0,SW24)信号による各種表示ランプ(L1〜20,
LED1〜9,EL1〜9)の点灯および点滅の制御ブ
ロック図を示す。同図に示すように、ゲームスイッチS
W1(5)、取込スイッチSW2(24)、スタートスイ
ッチSW3(23)、ストップスイッチSW4(22
a),SW5(22b),SW6(22c)、オート/マ
ニュアル切換スイッチSW7(28)、精算/完了スイ
ッチSW8(29)、リセットスイッチSW9(錠3
0)、賞球抜きスイッチSW10(33)および前面枠開
放スイッチSW24(34)等からの電気的信号がローパ
スフィルタ1501、入力バッファ1502および多重
回路1500Aを経て光変換器1503に入り、該光変
換器1503で光信号に変換してメイン制御装置200
に送信されるようになっている。そして、その送信され
た信号に基づいて、メイン制御装置200から制御信号
が光信号として光変換器1503に送られる。その光変
換器1503に送られた光信号(制御信号)が該光変換
器1503で電気的信号(制御信号)に変換され、多重
回路1500Aを介して出力ラッチ1504に送られ
る。そして、その出力ラッチ1504にその制御信号が
一時的にラッチされ、その制御信号に基づき、ドライバ
1505により、パイロットランプ20(L1),20
(L2),20(L3)、ビッグボーナスランプ18
(L4)、ボーナス回数表示ランプI(17a)(L
5),II(17b)(L6),III(17c)(L
7)、スコア表示ランプ19(L8)、入賞ラインラン
プI(12c)(L9),II(12b,12d)(L
10),III(12a,12e)(L11)、ボーナ
スランプ13(L12)、ストップランプI(15a)
(L13),II(15b)(L14),III(15
c)(L15)、スタートランプ236(L16)、取
込スイッチランプL17、スタートスイッチランプL1
8、入賞ラインLED1〜9、枠ランプ21(L19)
および取込球不足ランプ27(L20)等が、また、ド
ライバー1506により可変表示窓11A,11B,1
1Cのライン表示(EL1〜9)が、それぞれ点灯又は
点滅されたりするようになっている。
【0128】図69には賭け球の取込や賞球排出の制御
を行なう賞球排出制御装置450の制御システムのブロ
ック図を示す。賞球排出制御装置450は例えばコンピ
ュータシステムによって構成されている。このコンピュ
ータシステムを構成するマイクロコンピュータ451は
内部に読出し専用メモリたるROM451a、読出しと
書込みが可能なメモリたるRAM451b等を有してい
る。これらメモリのうちのROM451aには、マイク
ロコンピュータ451の出力側に接続された、球の取込
みや賞球排出に関与する各種作動部(SOL1〜10)
を作動させるための固定制御データプログラムが書き込
まれている。一方、RAM451bには、マイクロコン
ピュータ451の入力側に接続された各種検出器(SW
11〜19)からの検出信号等が一時的に記憶されるように
なっている。このマイクロコンピュータ451には停電
時に備えて記憶を保持する不揮発性メモリ452が接続
されている他、インタフェース453を介して前記メイ
ン制御装置200に接続されて相互に信号のやり取りが
行なわれるようになっている。
【0129】このマイクロコンピュータ451の入力側
には、ローパスフィルタ454および入力バッファ45
5を介して排出センサ441〜444(SW11〜SW1
4)、オーバーフロースイッチ54(SW15)、取込セ
ンサ63(SW16)、64(SW17)、球抜きスイッチ
449(SW18)および球箱検出スイッチ35(SW1
9)が接続されている。一方、このマイクロコンピュー
タ451の出力側には、球ナラシモータ425e(M
4)、球ナラシソレノイド435d(SOL10)、排
出ソレノイド1〜4(SOL1〜4)、取込ソレノイド
67a(SOL5)、シャッターソレノイド65a(S
OL6)、切換ソレノイド55a(SOL7)、切換ソ
レノイド68a(SOL8)、ゲートソレノイド32b
(SOL9)および25b(SOL10)が接続されて
いる。賞球排出制御装置450の制御システムは上記の
ように構成されていて、マイクロコンピュータ451に
入力される前記各種検出器(SW11〜SW19)からの検
出信号等に基づき、マイクロコンピュータ451からの
指令により、マイクロコンピュータ451の出力側に接
続された各種ソレノイドSOL1〜10の作動制御が行
なわれるようになっている。そして、前記マイクロコン
ピュータ451は、少なくとも、球回収装置(例えば、
シャッター装置65と取込装置67と切換装置68とに
よって構成されている)によって回収された球の数をク
レジット数として記憶するクレジット数記憶手段と、取
込スイッチ24(SW2)の操作に基づいて可変表示ゲ
ームに賭けられた球の数を前記クレジット球数記憶手段
に記憶されたクレジット数から減少させるクレジット数
減算手段と、前記クレジット球数記憶手段に記憶されて
いるクレジット数が定量(例えば、250個)に達して
いるか否かを判定する定量判定手段と、該定量判定手段
により前記クレジット数が定量に達していないと判定さ
れたときに前記球回収装置(65,67,68)を球回
収状態に作動させる球回収制御手段と、前記定量判定手
段により前記クレジット数が定量(例えば、250個)
に達していると判定されたときに前記球回収装置(6
5,67,68)による球の回収を停止させる球回収停
止制御手段とを備えている。また、このマイクロコンピ
ュータ451はインタフェース453を介してメイン制
御装置200との間で通信のやり取りを行なうようにな
っている。
【0130】図70には、液晶テレビ制御装置150、
パネル制御装置70、賞球排出制御装置450および可
変表示ドラム装置100の制御支配を行うメイン制御装
置200の制御ブロック図を示す。メイン制御装置20
0は例えばコンピュータシステム200Aによって構成
されている。このコンピュータシステム200Aを構成
するマイクロコンピュータ201は読出し専用メモリた
る外部ROM203、読出しと書込みが可能なメモリた
る内部RAM202、カレンダー204等を有してい
る。これらメモリのうちのROM203には、可変表示
ドラム177,187,197を動かすパルスモータ1
73,183,193、パネル制御装置70、賞球排出
制御装置450、液晶テレビ制御装置150およびスピ
ーカ等を制御するための固定制御データプログラムが書
き込まれている。一方、RAM202にはマイクロコン
ピュータ201に入力される各種信号等を一時的に記憶
する記憶領域等が設けられている。このマイクロコンピ
ュータ201はバックアップ電源205を介して電源2
06が接続されている。このマイクロコンピュータ20
1の入力側にはローパスフィルタ211および入力バッ
ファ212を介して可変表示ドラム177,187,1
97の回転角度位置検出器192(SW20)、192
(SW21)、192(SW22)が接続されている。
【0131】一方、その出力側にはサウンドジェネレー
タ221と音声合成回路222およびアンプ223を介
してスピーカが接続されるとともに、ドライバ225を
介してパルスモータ173(M1)、183(M2)、1
93(M3)が接続されている。また、このマイクロコ
ンピュータ201には、多重回路226および光変換器
227を介してパネル制御装置70が、また、インター
フェイス228を介して賞球排出制御装置450がそれ
ぞれ接続されている。また、このマイクロコンピュータ
201には、液晶テレビ制御装置150、およびブレー
カーを有する外部接続端子80が接続されている。メイ
ン制御装置200の制御システムは上記のように構成さ
れていて、マイクロコンピュータ201により、可変表
示ドラム177,187,197の回転角度位置を検出
する回転角度位置検出器192(SW20)、192(S
W21)、192(SW22)からの検出信号を基に、パル
スモータ173(M1)、183(M2)、193(M
3)の回転制御を行ったり、スピーカから音声を発生さ
せたりする。また、このマイクロコンピュータ201は
パネル制御装置70、賞球排出制御装置450および液
晶テレビ制御装置150と通信しながらその制御を支配
したり、外部接続端子80を介して球補球スイッチSW
23からの信号を受けて球補球を行ったりする。
【0132】図71には、液晶テレビ14の制御を行う
液晶テレビ制御装置150の制御ブロック図を示す。液
晶テレビ制御装置150は例えばコンピュータシステム
150Aによって構成されている。このコンピュータシ
ステム150Aを構成するマイクロコンピュータ151
はフォントROM152およびV−RAM153等を有
している。これらメモリのうちのフォントROM152
には実際に液晶テレビ14に映し出される各種図柄デー
タや文字データなどが格納されている。一方、V−RA
M153はマイクロコンピュータ201の制御の下で前
記フォントROM152中のデータを液晶テレビに映し
出す作業等を行なう。そして、前記V−RAM153に
CRTコントローラ154およびドライバー155を介
して液晶テレビ14が接続されている。液晶テレビ制御
装置150は上記のように構成されていて、マイクロコ
ンピュータ151により、フォントROM152中のデ
ータを基に、V−RAM153、CRTコントローラ1
54およびドライバー155を介して液晶テレビ14に
各種表示がなされる。このマイクロコンピュータ151
はメイン制御装置200と通信を行っていて、メイン制
御装置200の支配を受ける。
【0133】図72には外部電源(AC24V)からの
電気を遊技装置1の各部に供給する配電ブロック図を示
す。同図に示すように、外部電源(AC24V)が外部
接続端子80に接続され、その外部接続端子80に電源
装置300およびインバータ310が並列に接続されて
いる。そして、その電源装置300を介して遊技装置1
の各部にAC24Vの電気が供給されるとともに、イン
バータ310を介して遊技装置1の蛍光灯に電気が供給
されている。
【0134】図73には、メイン制御装置200によっ
て行われるメイン制御処理の前半部分を図74にはその
後半部分の手順を示す。このメイン制御処理としては、
賭け球取込処理、可変表示ドラムの回転制御処理、ボー
ナスゲームへの移行処理、小役集中への移行処理、可変
表示ドラムの停止制御処理、役確定分の払出し処理等が
行われる。このメイン制御処理が開始されると、まずス
テップS100でイニシャル処理を行ってから、ステッ
プS102,S104で順に賭け球取込処理、分岐処理
を行う。そして、その分岐処理のとき、ステップS10
0Aでスタートスイッチ23がオン(ON)されると、
ステップS106で可変表示ドラム177,187,1
97の回転制御を行ってから次のステップS108に移
行する。ステップS108ではボーナスゲーム中である
か否かを判定する。その結果、ボーナスゲーム中でない
と判定したときには、ステップS110でボーナス判定
処理をしてからステップS114に移行する。が、ボー
ナスゲーム中であると判定したときには、ステップS1
12で設定値内(ボーナス)の小役確率利用の処理を行
って、ステップS130(図74)に移行する。
【0135】ステップS114ではステップS110に
おけるボーナス判定処理の結果として合格(ボーナスゲ
ームが発生)したか否かを判定し、合格(ボーナスゲー
ムが発生)しなかったと判定したときにはステップS1
16(図74)に移行し、合格(ボーナスゲームが発
生)したと判定したときにはステップS118でボーナ
スフラグ成立の処理を行ってからステップS136(図
74)に移行する。ステップS116(図74)では小
役の集中役のゲーム中であるか否かを判定し、小役の集
中役のゲーム中であると判定したときにはステップS1
20に移行し、小役の集中役のゲーム中でないと判定し
たときにはステップS122に移行する。
【0136】ステップS120では小役の集中役のゲー
ムが終了したか否かを判定し、終了したと判定したとき
にはステップS124に移行し、終了していないと判定
したときにはステップS128で設定値内(小役集中)
の小役確率利用の処理を行ってからステップS130に
移行する。ステップS122では小役集中役の設定値を
消化したか否かを判定し、消化していないと判定したと
きにはステップS126で設定値内(通常)の小役確率
利用の処理をしてからステップS130に移行し、消化
したと判定したときにはステップS124に移行する。
ステップS124では小役集中役の判定の結果が合格で
あったか否かを判定し、合格でなかったと判定したとき
にはステップS126で設定値内(通常)の小役確率の
利用処理を行なってステップS130に移行するが、合
格したと判定したときにはステップS128で設定値内
(小役集中)の小役確率利用の処理を行ってからステッ
プS130に移行する。
【0137】ステップS130では小役判定の結果が合
格であるか(小役が発生したか)否かを判定し、合格し
なかったと判定したときにはステップS132でボーナ
スフラグ、小役フラグの不成立処理を行ってからステッ
プS136に移行し、合格したと判定したときにはステ
ップS134で小役フラグの成立処理を行ってからステ
ップS136に移行する。ステップS136では可変表
示ドラム177,187,197の可変表示タイマがタ
イムアップしたか否かを判定し、タイムアップしていな
いと判定したときにはステップS138に移行し、タイ
ムアップしたと判定したときにはステップS140で可
変表示ドラム177,187,197の停止制御を行っ
てステップS142に移行する。ステップS138では
ストップスイッチ22a,22b,22cがオンしたか
否かを判定し、オンしないと判定したときにはステップ
S136に戻り、オンしたと判定したときにはステップ
S140で可変表示ドラム177,187,197の停
止処理を行ってステップS142に移行する。ステップ
S142では役が確定したか否かを判定し、役が確定し
ていないと判定したときにはそのままステップS102
(図73)に戻るが、役が確定したときにはステップS
144でその役の確定分に対して球の払い出し処理を行
ってからステップS102(図73)に戻る。
【0138】図75には図73のステップS102にお
ける賭け球の取込処理の詳しい制御処理手順の前半部分
を示し、図76にはその後半部分を示す。
【0139】図75および図76の賭け球の取込処理は
オートとマニュアルの各状態に応じて賭け球の取込を行
う処理で、この賭け球の取込処理が開始されると、ま
ず、ステップS150でオート/マニュアル切換スイッ
チ28がオートになっているか否かを判定する。その結
果、オートになっていないと判定したときには、ステッ
プS152〜S156で「5個」、「10個」、「15
個」のうちのいずれの取込信号があったか否かを判定
し、その取込信号の種類に応じて図76のステップS1
78〜S182の対応するステップに移行して5個ゲー
ム、10個ゲーム又は15個ゲームのいずれかのイニシ
ァル処理を行って図73のステップS100Aに移行す
る。が、いずれの取込信号もなかったときにはステップ
S152に戻る。
【0140】一方、上記ステップS150でオート/マ
ニュアル切換スイッチ28がオートであると判定したと
きには、ステップS158に移行して賞球排出完了フラ
グFgが「1」になる(賞球排出が終了する)のを待っ
てから、ステップS160〜S164で取込スイッチ2
4が1〜3回のうち何回オン(ON)したかを判定しそ
のオン(ON)した回数に対応したステップ(S16
6,S170,S174)に移行する。即ち、1回オン
(ON)したときにはステップS166に、2回オン
(ON)したときにはステップS170に、3回オンし
たときにはステップS174にそれぞれ移行する。が、
それ以外のときにはステップS158に戻る。その結
果、ステップS166に移行したときには、該ステップ
S166で「クレジットカウンタ−5」が「0」以上に
なっているか否かを判定し、「0」以上になっていると
判定したときにはステップS168で「クレジットカウ
ンタ−5」をクレジットカウンタにセットしてから図7
6のステップS178に移行する。が「0」以上になっ
ていないと判定したときにはステップS158に戻る。
【0141】ステップS170に移行したときには、該
ステップS170で「クレジットカウンタ−10」が
「0」以上になっているか否かを判定し、「0」以上に
なっていると判定したときには「クレジットカウンタ−
10」をクレジットカウンタにセットしてから図76の
ステップS180に移行する。が、「0」以上になって
いないと判定したときにはステップS158に戻る。ス
テップS174に移行したときには、該ステップS17
4で「クレジットカウンタ−15」が「0」以上になっ
ているか否かを判定し、「0」以上になっていると判定
したときにはステップS176で「クレジットカウンタ
−15」をクレジットカウンタにセットしてから図76
のステップS182に移行する。が、「0」以上になっ
ていないと判定したときにはステップS158に戻る。
【0142】図77には図74のステップS144にお
ける球の払出し処理の詳しい制御処理手順を示す。この
球の払出し処理は役に応じた賞球を実球又はクレジット
として払出す処理で、この処理が開始されると、先ず、
ステップS200でオート/マニュアル切換えスイッチ
28がオート状態になっているか否かを判定する。その
結果、オート状態になっていないと判定したときには、
ステップS210に移行して賞球排出数を賞球排出制御
装置450に送信してから図73のメイン処理のステッ
プS102(図73)に移行する。
【0143】一方、オート状態になっていると判定した
ときには、ステップS202で賞球排出数をクレジット
数に加算して、ステップS204に移行する。ステップ
S204では、クレジット数(例えば、250個)が満
杯であるか否かを判定し、満杯でないと判定したときに
はそのまま図73のメイン処理のステップS102に移
行する。が、満杯であると判定したときにはステップS
206でクレジット数を超えた賞球数を排出数にセット
し、次のステップS208でその排出数を排出制御装置
450に送信してから図73のメイン処理のステップS
102に移行する。
【0144】図78〜図84には賞球排出制御装置45
0によって行われる球の取込制御処理の手順を示す。そ
れらのうち、図78はマニュアルによる球の取込制御処
理手順、図79はオートのときの球の取込制御処理手順
である。図80はマニュアルによる「5個」取込みの制
御処理手順、図81はマニュアルによる「10個」取込
み制御処理手順、図82はマニュアルによる「15個」
取込みの制御処理手順である。図83は取込み用の球が
「10個」以上で「15個」に満たないときの球の取込
み制御処理手順、図84は取込み用の球が「5個」以上
で「10個」に満たないときの球の取込みの制御処理手
順である。この球の取込制御処理はマニュアル状態時の
賭け球の取込処理とオート状態時の球の取込処理とに分
けられる。この取込み制御処理が開始されると、先ず、
図78のステップS300でイニシァル処理を行ってか
らステップS302に移行する。そして、該ステップS
302でオート/マニュアル切換スイッチ28がオート
状態になつているか否かを判定する。その結果、オート
状態になっていないと判定したときにはマニュアル処理
をすべくステップS304に移行し、オート状態になっ
ていると判定したときにはオート処理をすべくステップ
S332(図79)に移行する。
【0145】ステップS302でオート状態になってい
ないと判定されてステップS304に移行したときに
は、ステップS304でゲームスイッチ5がオン(O
N)になっているか否かを判定する。その判定の結果、
オンとなっていなければ、ステップS302に戻る。
が、オンとなっていれば、ステップS306に移行して
更に排出完了フラグFgが「1」になっているか否かを
判定し、「1」になっていなければステップS302に
戻り、「1」になっていれば賭け球を実球で取込むべく
ステップS308に移行してシャッターソレノイド65
aをオンにする。そして、その後、ステップS312,
S314に移行して第1、第2の取込センサ63(SW
16)、64(SW17)でその取込球をカウントしてステ
ップS316に移行する。そして、ステップS316で
第1の取込センサ63(SW16)によるカウント値が
「15」になっているか否かを判定する。その判定の結
果、「15」個になっていれば、ステップS322でシ
ャッターソレノイド65aをオフにし、次のステップS
324で第1の取込センサ63(SW16)のカウントを
クリアにしてからステップS326に移行する。そし
て、ステップS326〜S330で取込スイッチ24が
1〜3回のうちの何回オン(ON)となったかを判定
し、1回オンであるときには図80の「5個取込み」の
処理に、2回オンであるときには図81の「10個取込
み」の処理に、3回オンであるときには図82の「15
個取込み」の処理にそれぞれ移行するが、そのいずれで
もないときにはステップS326に戻る。
【0146】一方、ステップS316における判定の結
果、「15個」になっていなければ、ステップS31
8,S320に順に移行して「10個」以上であるか、
「5個」以上であるかを判定する。その判定の結果、
「10」個以上「15」個未満であれば図83の「5」
個と「10」個の取込処理に、「5」個以上「10」個
未満であれば図84の「5」個の取込処理にそれぞれ移
行するが、「5」個未満であればステップS316に戻
る。上記ステップS302でオート状態になっていると
判定されて図79のステップS332に移行したときに
は、該ステップS332でRAM451b中のクレジッ
ト(貯留記憶)が満杯であるか否かを判定し、満杯でな
ければステップS334に移行し、満杯であれば図78
のステップS302に戻る。ステップS334では、排
出完了フラグFgが「1」になっている(賞球排出が終
了している)か否かを判定し、「1」になっていない
(賞球排出が終了していない)と判定したときには図7
8のステップS302に戻り、「1」になっている(賞
球排出が終了している)と判定したときにはステップS
336〜S340でシャッターソレノイド65aのオン
処理、取込ソレノイド67aのオン処理、第1の取込セ
ンサー63のカウント処理を行ってからステップS34
2に移行する。ステップS342ではクレジットカウン
トが「250」に達しているか否かを判定する。その結
果、「250」に達していないと判定したときには、ス
テップS352で第1の取込センサー63によるカウン
トをクレジットカウントとしてメイン制御装置200に
送信して図78のステップS302に戻る。が、「25
0」に達していると判定したときには、シャッターソレ
ノイド65aをオフ(OFF)にしてステップS346
に移行する。そして、該ステップS346で第2の取込
センサー64(SW17)による検出が球無し状態とな
っているか否かを判定し、球なし状態になったと判定し
た時点でステップS348に移行して取込ソレノイド6
7aをオフ(OFF)にし、次のステップS350でク
レジットカウントを「250」としてメイン制御装置2
00に送信する。そして、その後、図78のステップS
302に戻る。
【0147】上記ステップS326から図80のステッ
プS400に移行したときには、該ステップS400で
第2の取込ソレノイド67aをオン(ON)にしてステ
ップS402に移行する。そして、該ステップS402
で第2の取込センサ64(SW17)のカウンタのカウン
ト値が「5」になるのを待ってから、ステップS404
に移行してメイン制御装置200に5個取込みの完了信
号を送り、次のステップS406で第2の取込ソレノイ
ド67aをオフ(OFF)にする。次いで、ステップS
408で第1の取込センサ63(SW16)のカウンタの
カウント値に「10」をセットし、次のステップS41
0でシャッターソレノイド65aをオンしにして図78
のステップS310に移行する。そして、該ステップS
310で排出完了フラグFgが「1」になるのを待って
からステップS312に移行する。上記ステップS32
8から図81のステップS420に移行したときには、
該ステップS420で第2の取込ソレノイド67aをオ
ン(ON)にしてステップS422に移行する。そし
て、該ステップS422で第2の取込センサ64(SW
17)のカウンタのカウント値が「10」になるのを待っ
てから、ステップS424に移行してメイン制御装置2
00に10個取込みの完了信号を送り、次のステップS
426で第2の取込ソレノイド67aをオフ(OFF)
にする。次いで、ステップS428で、第1の取込セン
サ63(SW16)の間のカウント値に「5」をセット
し、次のステップS430でシャッターソレノイド65
aをオンにして、図78のステップS310に移行す
る。そして、該ステップS310で排出完了フラグFg
が「1」になるのを待ってから図78のステップS31
2に移行する。上記ステップS330から図82のステ
ップS440に移行したときには、該ステップS420
で第2の取込ソレノイド67aをオン(ON)にしてス
テップS442に移行する。そして、該ステップS44
2で第2の取込センサ64(SW17)のカウンタのカウ
ント値が「15」になるのを待ってから、ステップS4
44に移行してメイン制御装置200に15個取込みの
完了信号を送り、次のステップS446で第2の取込ソ
レノイド67aをオフ(OFF)にする。次いで、ステ
ップS448でシャッターソレノイド65aをオンにし
て図78のステップS310に移行する。そして、該ス
テップS310で排出完了フラグFgが「1」になるの
を待ってから図78のステップS312に移行する。
【0148】上記ステップS318から図83の処理に
移行したときには、ステップS450,S452で取込
スイッチ24が1回又は2回のうちいずれの回数オン
(ON)したかを判定し、1回オン(ON)したと判定
したときには、「5」個の取込処理を行うべくステップ
S454に移行し、2回オン(ON)したと判定したと
きには「10」個の取込処理を行うべくステップS46
4に移行する。その結果、ステップS454に移行した
ときには、該ステップS454で「第1の取込センサ6
3(SW16)のカウント値−5」の値を「第1の取込セ
ンサ63(SW16)のカウント値」に置き換え、次のス
テップS456で取込ソレノイド67aをオン(ON)
させてから、ステップS458に移行する。そして、該
ステップS458で第2の取込センサ64(SW17)の
カウント値が「5」になるのを待ってから、ステップS
460に移行してメイン制御装置200に「5」個取込
の完了信号を送り、次のステップS462で取込ソレノ
イド67aをオフ(OFF)にする。そして、その後、
図78のステップS310に移行して、排出完了フラグ
Fgが「1」になるのを待ってから、同図のステップS
312に移行する。
【0149】一方、ステップS464に移行したときに
は、該ステップS464で「第1の取込センサ63(S
W16)のカウント値−10」の値を「第1の取込センサ
63(SW16)のカウント値に置き換え、次のステップ
S466で取込ソレノイド67aをオンにさせてから、
ステップS468に移行する。そして、該ステップS4
68で第2の取込センサ64(SW17)のカウント値が
「10」になるのを待ってからステップS470に移行
してメイン制御装置200に「10」個取込の完了信号
を送り、次のステップS472で第2の取込ソレノイド
67aをオフ(OFF)にする。その後、図78のステ
ップS310に移行して、排出完了フラグFgが「1」
になるのを待ってから、同図のステップS312に移行
する。上記ステップS320から図84のステップS4
80に移行したときには、該ステップS480で取込ス
イッチ24が1回オンするのを待ってからステップS4
82に移行する。そして、該ステップS482で「第1
の取込センサ63(SW16)のカウント値−5」の値を
「第1の取込センサ63(SW16)のカウント値」に置
き換え、次のステップS484で第2の取込ソレノイド
67aをオン(ON)させてから、ステップS486に
移行する。そして、該ステップS486で第2の取込セ
ンサ64(SW17)のカウント値が「5」になるのを待
ってから、ステップS488に移行してメイン制御装置
200に「5」個取込みの完了信号を送り、次のステッ
プS490で第2の取込ソレノイド67aをオフにす
る。その後、図78のステップS310に移行して、排
出完了フラグFgが「1」になるのを待ってから、同図
のステップS312に移行する。
【0150】図85には賞球排出制御装置450によっ
て行われる賞球排出制御処理の手順を示す。この賞球排
出制御処理は可変表示ゲームの結果として役が成立した
ときに賞球を排出する処理で、先ず、ステップS500
で排出信号を待ってから、ステップS502に移行す
る。そして、該ステップS502で排出数を読込み、次
のステップS504でその排出数を排出カウンタのカウ
ント値に加算してステップS506に移行する。次い
で、該ステップS506で排出完了フラグFg=1の信
号をメイン制御装置200に送る。この排出フラグFg
=1の信号は次の賭け球の取込許可信号となる。その
後、ステップS508で排出条件がOKとなるのを待っ
てから、ステップS510に移行して第1〜第4の賞球
排出ソレノイド445〜448をオン(ON)にし、次
のステップS512で第1〜第4の賞球排出センサ44
1〜444によるカウントを行わせてステップS514
に移行する。
【0151】ステップS514では排出に異常があるか
否かを判定し、異常がなければステップS516に移行
して第1〜第4の排出センサ441〜444によるカウ
ント値が規定数(ステップS502で読み込んだ排出
数)に達したか否かを判定する。その結果、達していな
ければ、ステップS510に戻る。が、達していれば、
ステップS518で第1〜第4の賞球排出ソレノイド4
45〜448をオフ(OFF)にし、次のステップS5
20で排出数カウンタから排出数分を減算して、ステッ
プS500に戻る。上記ステップS514で排出に異常
があると判定したときには、ステップS522に移行し
て第1〜第4の賞球排出ソレノイド445〜448をオ
フ(OFF)にし、次のステップS524で排出完了フ
ラグFg=0の信号をメイン制御装置200に送って、
ステップS514に戻る。
【0152】図86、図87および図88には中央管理
装置2000の指令に基づいて行われる、遊技装置1の
球抜き制御処理の手順を示す。それらのうち、図86は
中央管理装置2000によって行なわれる球抜き処理の
手順、図87はメイン制御装置200によって行なわれ
る球抜き処理の手順、図88は賞球排出制御装置450
によって行なわれる球抜き処理である。この球抜き制御
処理は中央管理装置2000からの球抜き指令に基づい
て該当遊技装置1の球抜きが行われる処理である。中央
管理装置2000の処理のステップS610において球
抜き指令スイッチがオン(ON)されたと判定されたと
判定すると、ステップS612に移行して該当遊技装置
1のメイン制御装置200に球抜き指令信号を送信す
る。この送信処理は、ステップS614で該当遊技装置
1のメイン制御装置200から返信信号が送られてきた
と判定されるまで、ステップS612に戻って、継続し
て行われる。遊技装置1のメイン制御装置200側で
は、ステップS620において、中央管理装置2000
からの球抜き指令信号を受信したか否かの判定を行い、
受信したと判定すると、ステップS622に移行して、
球抜き指令信号を賞球排出制御装置450に送信する。
そして、次のステップS624で賞球排出装置450か
らの返信を待ってから、ステップS626に移行して中
央管理装置2000に返信信号を送信する。賞球排出制
御装置450側では、ステップS630で賞球排出中で
あるか否かを判定し、賞球排出中でなければ、ステップ
S632に移行する。そして、該ステップS632で
は、メイン制御装置200からの球抜き指令信号を受信
したか否かを判定し、受信したと判定したときには、ス
テップS634でメイン制御装置200からの球抜き指
令信号の受信確認信号をメイン制御装置200に返信す
る。その後、ステップS636に移行して球抜き処理を
行う。
【0153】図89には賞球排出制御装置450によっ
て行われる制御処理の手順を示す。この処理は賞球排出
の制御処理を行うもので、この処理が開始されると、先
ず、ステップS700でオーバーフロー処理を行う。そ
して、次のステップS702でオーバーフロースイッチ
54がオン(ON)したと判定すると、ステップS70
4に移行して使用メモリの退避を行い、次のステップS
706で第1〜第4の賞球排出ソレノイド445〜44
8をオフ(OFF)にしてステップS708に移行す
る。
【0154】ステップS708では、球箱検出器35が
オン(ON)となっているか否かを判定する。その結
果、オン(ON)となっていると判定したときには、ス
テップS710でゲートソレノイド32bをオン(O
N)にしてステップS712に移行する。そして、該ス
テップS712でオーバーフロースイッチ54がオン
(ON)となっているか否かを判定し、オン(ON)と
なっていなければステップS714でタイムアップする
のを待ってからステップS716でゲートソレノイド3
2bをオフ(OFF)にしてステップS720に移行す
るが、オン(ON)となっていればステップS708に
戻る。
【0155】一方、上記ステップS708で球箱検出器
35がオン(ON)となっていなければステップS71
8でオーバーフロースイッチ54(SW15)がオフ(O
FF)となるのを待ってステップS720に移行する。
しかして、ステップS720に移行すると、該ステップ
S720で退避メモリを読み出し、次のステップS72
2で処理を再開する。なお、ゲームの流れや各種スイッ
チの操作時等を遊技者にわかり易くする表示として、例
えば、次のような変形例が考えられる。ストップスイッ
チ22a,22b,22cの押圧操作の有効時間を明瞭
にする表示としては、ストップスイッチ有効表示ランプ
を各ストップスイッチ22a,22b,22cの周囲に
配置してその有効時に点灯させるようにしても良いし、
ストップスイッチ22a,22b,22cのボタンをそ
の有効時に内部のランプを点灯させることによって発光
させるようにしてもよい。
【0156】オーバーフローや半端球が生じた時に賞球
抜きスイッチ33をその内部のランプを点灯させること
によって発光させるようにしても良い。リーチ時にビッ
グチャンス発生の期待を高めさせるために、残り1つの
ドラムの回転を遅くしても良い。例えば、上皿25の一
側に取込球不足ランプを設けておいて、取込球が不足し
たり無くなったりしたときにそれを点灯又は点滅させる
ようにしてもよい。ビッグチャンスの進行中やシングル
ボーナスのときなどに現在の賞球数を液晶テレビ14に
表示させるようにしてもよい。ゲームの完了時には、必
要以外のランプ、例えば液晶テレビ14以外のランプを
すべて消灯させるようにしてもよい。
【0157】液晶テレビ14に、ビッグチャンスのゲー
ム説明を進行順に従って表示するようにしてもよい。
【0158】[第2実施例] 図90には遊技装置1の第2実施例としての球の取込機
構の斜視図を示す。この実施例では、早くゲームを行わ
せるため、球導入樋510に球が3単位(例えば、1単
位当り5個)あることが確認されれば、取込スイッチ2
4のオン(ON)操作後に、直ぐにスタートスイッチ2
3を操作してもゲームのスタートが可能である。球(賭
け球)の取込みは取込スイッチ24のオン(ON)操作
時から開始されてそのゲームの終了時までに完了される
ようになっている。
【0159】この実施例を説明するに当って、第1実施
例と同じ構成部分については第1実施例におけると同じ
符号を付すことによって、重複説明は避ける。この実施
例におけるシャッターソレノイド65aと該シャッター
ソレノイド65aの作動ロッド65bに一端が連結され
たシャッター部材65cとを備えている。そして、その
シャッター部材65cはその中間部が球導入樋510の
上方に支軸65dにより回動自在に支持されていて、そ
の先端の下方に折れ曲がったシャッター片65eが球導
入樋510の上壁部に設けられたスリット孔514を介
して球導入樋510中に適宜嵌入するようになってい
る。
【0160】シャッター装置65はこのように構成され
ていて、常時はシャッターソレノイド65aが消磁され
てその作動ロッド65bが該作動ロッド65bに巻装さ
れた復帰用スプリング(図示省略)の伸張復帰力等によ
り下降する方向に伸び、もって、シャッター部材65c
先端のシャッター片65eが球導入樋510中に嵌入し
ていて球導入樋510の入り口通路を閉塞した状態とな
っている。が、ゲームスイッチ5のオン(ON)と同時
にそのオン信号に基づいてシャッターソレノイド65a
が励磁されてその作動ロッド65bが該作動ロッド65
bに巻装された復帰用スプリング(図示省略)の伸張力
に抗して縮み、それに伴ってシャッター部材65cの先
端側が上昇されてその先端のシャッター片65eが球導
入樋510中から脱して球導入樋510中への入口通路
を開いた状態となる。取込スイッチ24の1回のオン
(ON)操作ごとに取込装置67が作動して第2の取込
センサ64(SW17)にカウント検出されながら1単位
(例えば、5個)ずつ球が取り込まれるようになってい
る。つまり、取込スイッチ24の1回のオン(ON)操
作で1単位(例えば、5個)、2回のオン(ON)操作
で2単位(例えば、10個)、3回のオン(ON)操作
で3単位(例えば、15個)取り込まれるようになって
いる。
【0161】取込スイッチ24のオン(ON)操作時よ
り一定時間経過すると、シャッターソレノイド65aが
オフ(OFF)になってシャッター部材65cの先端側
が下降復帰されてその先端のシャッター片65eがスリ
ット孔514中へ嵌入して球導入樋510の入口通路を
閉塞して次の球が流入できるようなっている。この実施
例の場合、球の取込みの完了を待たなくても、第1の取
込センサ63のカウント検出によって球導入樋510中
に球が3単位(例えば、1単位当り5個)あることが確
認されさえすれば、スタートスイッチ23の操作によっ
て可変表示ゲームが開始され、そのゲーム中に球の取込
みが完了されるようなっている。
【0162】この実施例では、球導入樋510中への球
の流入個数が第1の取込センサ63により検出カウント
(カウンターは別個にある。)される一方、取込み球が
第2の取込みセンサ64により検出カウント(カウンタ
は別個にある。)されていて、第1の取込センサ63に
よるカウント個数から第2の取込センサ64によるカウ
ント個数が減算され、その差によって球導入樋510中
の球の数が常に把握できるようになっている。
【0163】この実施例では、上記のように、球導入樋
510中に球が3単位(例えば、15個)あることが確
認さえされれば、ゲームのスタートが可能となって、取
込スイッチ24のオン(ON)操作時から可変表示ゲー
ムの終了時までの間に取込みが完了されるので、賭け球
の取込みの完了を待たずにゲームができる分、ゲームが
早く行えることとなる。取込スイッチ24の操作前に、
精算/完了スイッチ29を操作すれば、取込装置67お
よび切換装置68が作動して、上皿25および球導入樋
510中の球が全て下皿32中に回収される。
【0164】なお、この実施例における上記説明では、
球導入樋510中に球が3単位(例えば、15個)ある
ことが確認されることを条件として、球(賭け球)の取
込みとゲームのスタートが可能とされたが、球導入樋5
10中に球が少なくとも1単位以上あることを条件にゲ
ームのスタートが可能とされるようにしてもよい。ま
た、取込スイッチ24を1つ設けておいて、該取込スイ
ッチ24を1回オン(ON)させるごとに1単位ずつ賭
け球を取込むようにしたが、1単位(例えば、5個)用
の取込スイッチ、2単位(例えば、10個)用の取込ス
イッチおよび3単位(例えば、15個)用の取込スイッ
チの3種の取込スイッチを設けておいて、所望の賭け球
を取込スイッチの1回操作で取込めるようにしてもよ
い。また、賭け球の取込みは実球で行われないで、クレ
ジット方式にてクレジットの中から取り込むようにして
もよい。
【0165】[第3実施例] 図91には遊技装置1の第3の実施例としての球の取込
機構の斜視図を示す。この実施例では、第2実施例と同
様、早くゲームを行わせるため、球導入樋510中に球
が3単位(例えば、1単位当り5個)あることが確認さ
れれば、取込スイッチ24のオン(ON)操作後に、直
ぐに、スタートスイッチ23を操作してもゲームのスタ
ートが可能である。球(賭け球)の取込みはスタートス
イッチ23のオン操作時から開始されて、そのゲームの
終了時までに完了されるようになっている。
【0166】この実施例における球導入樋510、シャ
ッター装置65、取込装置67および切換装置68等の
機構は第2実施例におけると同様であるので、第2実施
例で用いたと同じ符号を付して図91の重複説明は避け
る。この実施例においても、常時は、シャッター装置6
5はオフ(OFF)となって、球導入樋510の入口通
路が閉塞されている。そして、ゲームスイッチ5がオン
されると、シャッター装置65がオンとなって球導入樋
510の入口通路が開放されて、上皿25中の球がその
入口通路を介して球導入樋510中に流入し得る状態と
なる。従って、この状態で、上皿25中に球を供給すれ
ば、その球は入口通路を介して球導入樋510中に至っ
て、その最先の球が取込装置67の所に至った状態でス
トップされることとなる。この状態で、取込スイッチ2
4をオン(ON)させると、その1回のオン(ON)操
作につき、1単位(例えば、5個)ずつ、最高3単位ま
での球(賭け球)が取り込まれたと見做されて、その取
込個数が液晶テレビ14に表示される。そして、その取
込スイッチ24のオン(ON)信号に基づき、一定時間
後に、シャッター装置65がオフとなって球導入樋51
0の入口通路が閉塞されて、球(賭け球)の取込みが完
了したと見做される。その球(賭け球)の取込みが完了
したと見做されたときにシャッター装置65によって球
導入樋510の入口通路が閉塞されるようにしたのは、
その入口通路から異物を差し込んでいたずらするのを防
止するためである。
【0167】この実施例においても、球の取込みの完了
を待たずに、第1の取込センサ63のカウント検出によ
って球導入樋510中に球が3単位あることが確認され
さえすれば、スタートスイッチ23の操作によって可変
表示ゲームが開始され、そのゲーム中に球の取込みが完
了されるようになっている。この実施例においても、球
導入樋510中への球の流入個数が第1の取込センサ6
3により検出カウント(カウンターは別個にある。)さ
れる一方、取込み球が第2の取込センサー64により検
出カウント(カウンタは別個にある。)されていて、第
1の取込センサ63によるカウント個数から第2の取込
センサ64によるカウント個数が減算され、その差によ
って、球導入樋510中の球の数が常に把握できるよう
になっている。
【0168】この実施例では、上記のように、球導入樋
510中に球が3単位(例えば、15個)あることが確
認さえされれば、ゲームのスタートが可能となって、ス
タートスイッチ23のオン(ON)操作時から可変表示
ゲームの終了時までの間に取込みが完了されるので、賭
け球の取込みの完了を待たずにゲームができる分、ゲー
ムが早く行えることとなる。スタートスイッチ23の操
作前に、精算/完了スイッチ29を操作すれば、取込装
置67および切換装置68が作動して、上皿25および
球導入樋510中の球が全て下皿32中に回収される。
【0169】なお、この実施例における説明では、球導
入樋510中に球が3単位(例えば、15個)あること
が確認されることを条件として、球(賭け球)の取込み
とゲームスタートが可能とされたが、球導入樋510中
に球が少なくとも、1単位あることを条件にゲームのス
タートが可能とされるようにしてもよい。また、取込ス
イッチ24を1つ設けておいて、該取込スイッチ24を
1回オン(ON)させるごとに1単位ずつ賭け球を取り
込むようにしたが、1単位(例えば、5個)用の取込ス
イッチ、2単位(例えば、10個)用の取込スイッチお
よび3単位(例えば、15個)用の取込スイッチの3種
の取込スイッチを設けておいて、所望の賭け球を取込ス
イッチの1回操作で取込めるようにしてもよい。
【0170】[第4実施例] 図92には遊技装置1の第4の実施例としての球の取込
機構の斜視図を示す。この実施例では、例えば、3単位
(例えば、1単位当り5個)を上限とするクレジット機
能(予め取り込んで記憶しておく機能)を持たせてお
き、取込スイッチ24のオン(ON)操作ごとに、その
クレジット(記憶)の中から1単位ずつの賭け球を取り
込む(減数させる)ことによって、ゲームを早く行なわ
せるようにしている。クレジット(記憶)の中への球の
取り込みは、スタートスイッチ23のオン(ON)操作
時から可変表示ゲームの終了時までの間に行なわれ、ク
レジットの中の個数(記憶個数)は液晶テレビ14の
(クレジット数表示部も兼ねている)画面に表示され
る。
【0171】この実施例における球導入樋510、シャ
ッター装置65、取込装置67および切換装置68等の
機構は第2実施例および第3実施例におけると同様であ
るので、第2実施例及び第3実施例で用いたと同じ符号
を付して図92の重複説明は避ける。この実施例におい
ては、常時は、シャッター装置65はオフ(OFF)と
なって、球導入樋510の入口通路が閉塞されていて、
上皿25中の球が球導入樋510中に流入し得ないよう
になっている。
【0172】この状態で、上皿25中に球を供給して、
ゲームスイッチ5をオン(ON)させると、賞球排出制
御装置450によってシャッター装置65がオン(O
N)されるとともに、取込装置67および切換装置68
がオン(ON)されて、上皿25中の球が球導入樋51
0および回収通路512を通って予め取り込まれて回収
される。その回収球(取込球)は、第2の取込センサ6
4により検出カウント(実際のカウントはマイクロコン
ピュータ451(図69)によって行われる。)されて
いて、そのカウント数がクレジットとしてマイクロコン
ピュータ451のRAM451b中に記憶され、その記
憶数が液晶テレビ14(クレジット数表示部)の画面に
表示される。そして、そのカウント数が「15」となっ
た時点で、制御装置450によって取込装置67と切換
装置68がオフ(OFF)とされて球の回収(取込み)
がストップされるとともに、第1の取込センサ63によ
るカウント数が「30」となった時点で、シャッター装
置65がオフ(OFF)とされて球導入樋510の入口
通路が再び閉塞される。従って、この時、クレジット中
には「15」個の貯留球数が記憶され、球導入樋510
中には「15」個の球が残留していることとなる。この
状態で、取込スイッチ24をオン(ON)させると、そ
の1個のオン(ON)操作につき、1単位(例えば5
個)ずつ、最高3単位までの球(賭け球)がクレジット
(RAM451b中の記憶)から減算され(取り込ま
れ)て、その減算後のクレジット個数が(記憶個数)液
晶テレビ14(クレジット数表示部)に表示される。
【0173】この状態で、スタートスイッチ23(可変
表示ゲームスタート操作部)をオン(ON)させれば、
メイン制御装置200によって可変表示ゲームが開始さ
れ、同時に、賞球排出制御装置450によってシャッタ
ー装置65がオン(ON)されるとともに、取込装置6
7および切換装置68がオン(ON)されて、クレジッ
ト中と球導入樋510中とに、それぞれその賭け球とし
てクレジットから減算された(取り込まれた)分の個数
の球が補われる。そして、補われた時点で、賞球排出制
御装置450によってシャッター装置65および取込装
置67がオフ(OFF)状態に、それぞれ戻されてクレ
ジット中および球導入樋510中への球の流入がストッ
プされる。
【0174】このように、取込スイッチ24の操作時に
は、クレジットの中から瞬時に賭け球が減算されて取り
込まれて、直ぐにスタートスイッチ23のオン(ON)
操作による可変表示ゲームが可能となるとともに、スタ
ートスイッチ23のオン(ON)操作によってクレジッ
ト中および球導入樋510中に、賭け球としてクレジッ
トから減算されて取り込まれた分の個数の球が補われる
ので、賭け球の取込みのために多くの時間を要すること
なく、早くゲームを開始することができる。
【0175】この実施例においても、球導入樋510中
への球の流入個数が第一の取込センサ63により検出カ
ウント(実際のカウントはマイクロコンピュータ451
(図69)によって行われる。)される一方、取込み球
が第2の取込センサ64により検出カウント(実際のカ
ウントはマイクロコンピュータ451(図69)によっ
て行われる。)されていて、第一の取込センサ63によ
るカウント個数から第2の取込センサ64によるカウン
ト個数が減算され、その差によって、球導入樋510中
の球の数が常に把握できるようになっている。この実施
例では、上記のように、予め、クレジットとして球が取
り込まれていて、取込スイッチ24のオン(ON)操作
によってそのクレジットの中から賭け球分が瞬時に減算
されて取り込まれるので、取込スイッチ24のオン(O
N)操作後、直ぐにゲームの開始が可能となる。この実
施例では、賞球排出制御装置450を構成するマイクロ
コンピュータ451は、例えば、少なくとも、前のゲー
ム中に取込装置67および切換装置68を作動させて次
のゲーム時に賭け球として取り込まれ得る球を予め取り
込ませる先球取込手段と、該先球取込手段によって取込
ませた球を計数する先球計数手段と、該先球計数手段に
よって計数された計数値を記憶する先球記憶手段と、取
込スイッチ24(図1)の操作に基づく指定賭球数を前
記先球記憶手段の取込球の数の記憶から減数させる賭球
数減数手段と、その賭球数の減数後にスタートスイッチ
23(可変表示ゲームスタート操作部)のオン操作を可
能とさせる手段とを備えている。
【0176】取込スイッチ24のオン(ON)操作前
に、精算/完了スイッチ29を操作すれば、シャッター
装置65がオフ(OFF)状態に、取込装置67がオン
(ON)状態に、切換装置68がオフ(OFF)状態に
それぞれ変換されて、上皿25および球導入樋510中
の球が全て下皿32中に回収されるとともに、クレジッ
ト中に残存している個数分の球が賞球排出制御装置45
0からの指令で上皿25、球導入樋510および戻し通
511を介して下皿32中に戻される。なお、この実
施例における上記説明では、クレジット中に3単位(例
えば、15個)までしか球が記憶されないようになって
いるが、何個記憶できるようにしても良い。また、次の
ゲーム時に賭け球として取り込まれ得る球の一部は、前
のゲームの開始前に回収させてもよいし、前のゲームの
終了後に回収させてもよい。
【0177】[第5実施例] 図93には、第5実施例の球の取込機構を遊技装置の部
分縦断正面図として示す。この実施例では、球の取込み
を円滑にするため、スプロケットを用いて球の取込みを
行なっている。
【0178】図93に示すように、遊技装置1の上皿2
5と連通する球導入樋510の上端部に球分離室520
が設けられ、該球分離室520中に球導入用スプロケッ
ト530がモータ540の駆動力によって回転可能(こ
の実施例では、時計方向に回転可能)に収容されてい
る。この球導入用スプロケット530は、その外周部に
沿って等角度間隔に、球を1つずつ分離して収容し得る
球収容部531を複数具えている。また、前記球分離室
520の真下の球導入樋510の通路部分には取込セン
サ535(SW30)が設置され、そのさらに下方の
し通路511と回収通路512の分岐部にはそれら通路
切換用の切換装置68が設置されている。また、この遊
技装置1前面の取込スイッチ24の真上部分には、前記
取込センサ535によって検出カウント(カウンターは
別個にある。)された球の取込数を表示する取込数表示
部545が設けられている。また、図示は省略するが球
分離室520の上流側の球導入樋510の部分には、そ
の上流側の5個目の球を検出する取込センサA(図示省
略)が設置されている。この実施例に係る球の取込機構
は、上記のように構成されていて、次のようにして球の
取込みが行なわれる。
【0179】即ち、賭け球を取り込ませたい時には、取
込スイッチ24をオン(ON)操作すれば、そのオン
(ON)操作に基づいてモータ(図示省略)が作動さ
れ、該モータによって球導入用スプロケット530が同
図中時計方向に回転される。その回転に伴って、上皿2
5中の球がスプロケット530の球収容部531中に1
つずつ順に収容保持され球導入樋510の下流側に移送
される。この球の取込み時には、切換装置68がオフ
(OFF)状態となって回収通路512側が開放されて
いて、その球導入用スプロケット530に移送された球
が、取込センサ535により検出カウント(カウンター
は別個にある。)され、その後、回収樋512を介して
遊技装置1の裏側下方に回収される(賭け球として取り
込まれる。)こととなる。取込スイッチ24の1回のオ
ン(ON)操作ごとに、球導入用スプロケット530に
よって賭け球として取り込まれる単位は1単位(例え
ば、5個)で、その1単位の球が取込センサ535によ
って検出カウントされた時に、モータ(図示省略)が停
止されて球導入用スプロケット530が停止される。そ
して、その取込み個数が取込数表示部545に表示され
る。このように、取込スイッチ24の1回のオン(O
N)操作によって賭け球として取り込まれる球の個数は
1単位(例えば、5個)で、2回のオン(ON)操作な
らば2単位(例えば、10個)、3回のオン(ON)操
作ならば3単位(例えば、15個)となる。
【0180】この実施例によれば、球取込用スプロケッ
ト530によって、賭け球が上皿25から1つずつ分離
されて球導入樋510に確実に取り込まれることにな
る。
【0181】図94には第5の実施例の球取込機構の第
1の変形例を平面図として示す。この変形例では、球分
離室(図示省略)に、1対の球導入用スプロケット53
0、530が、球収容部531の位相を図95および図
96に示すように相互にずらせた状態で、モータ540
によって回転駆動可能に設置されている。そして、上皿
25の下流側には、該上皿25中の球を球分離室520
中に導く、2条の球通路25d、25dが設けられてい
る。この変形例によれば、上記球導入用スプロケット5
30を1つ使った場合に比べて2倍の速度で上皿25中
の球を球導入樋510中に取り込むことができる。そし
て、しかも、1対の球導入用スプロケット530はその
球収容部531の位置が相互に一致しないように位相を
ずらせてあるので、球噛みをしないように球を1つずつ
確実に取り込むことができる。
【0182】なお、図示は省略するが、球分離室内に設
置する球取込用スプロケット530の数は3個以上にし
ても良い。その場合には、その球取込用スプロケット5
30の数に合わせて、球通路25dおよび第1の取込セ
ンサ25g等を設けるものとする。また、第2の変形例
として、球の取込機構を図97、図98に示すように、
各球取込用スプロケット530の球収容部531が球導
入樋510と出合い得る直前位置に取込センサ535、
535を設置すれば、球取込用スプロケット530によ
って球導入樋510中に取り込まれる球をより確実に検
出カウントすることができる。また、第3の変形例とし
て図99に示すように、上皿25の、球分離室520へ
の入口部分の上側(この実施例の場合、球取込用スプロ
ケット530の球分離室520への入口部分の回転方向
が上向きなので上側となる。)に、球取込用スプロケッ
ト530の球収容部531に球を入り込ませ易くする隙
間25eを作る様にするとよい。
【0183】また、第4の変形例として図100に示す
ように、取込スイッチ24の非操作時に球取込用スプロ
ケット530が回転して球導入樋510中への球の取込
みを防ぐロック装置536を設けてもよい。例えば、こ
のロック装置536はソレノイド536aと該ソレノイ
ド536aによってピン536bを軸心として回動され
るロック部材536cとから構成されていて、取込スイ
ッチ24の操作による球の取込時以外は、ソレノイド5
36aが消磁されてそのロック部材536cの先端が球
収容部531中に入り込んで、球取込用スプロケット5
30を係止するようにする。
【0184】また、第5の変形例として図101に示す
ように、取込スイッチ24の非操作時に、球取込用スプ
ロケット530によって球導入樋510中に球が取り込
まれるのを防止するシャッター装置537は、ソレノイ
ド537aと、該ソレノイド537aの作動ロッドにリ
ンク537bを介して接続されたシャッター537cと
を具えていて、取込スイッチ24の操作による球の取込
時以外は、ソレノイド537aが消磁されていてそのシ
ャッター537cによって球導入樋510の入口を閉塞
しておく。
【0185】[第6実施例] 図102〜図104には、上皿25の下流側にカセット
式の球取込ユニット5100を取り付けた遊技装置1の
他の例を示す。それらのうち、図102は上皿およびそ
の上皿に取り付けられた球取込ユニットの斜視図、図1
03はその球取込ユニットの分解斜視図、図104はそ
の球取込ユニットの分解側面図である。この実施例で
は、遊技装置1の球取込装置として、上皿25の下流側
に球取込ユニット5100を取り付け、該球取込ユニッ
ト5100によって上皿25中の球を球導入樋510中
に取り込むようにした。前記球取込ユニット5100は
上記第5実施例の変形例で示したスプロケットを2個使
用しての球取込装置をユニット化したもので、相互に一
体化される一対の表側および裏側ケース5110A,5
110Bによって構成されたケース5110と、その裏
側ケース5110Bの球分離室5120内に回転可能に
収納された1対の球取込用スプロケット530、530
と、該スプロケット530,530を回転部材5135
を介して回転駆動させるモータ5130と、前記球分離
室5120の下端部と球導入樋510の上端開口部とを
ユニット取付部25Aの開口部25fを介して連通させ
る球取込樋5131と、該球取込樋5131の上流部に
設置された取込センサ5132とを備えている。そし
て、前記球分離室5120の一側部には、上皿25の下
流側に設けられた2条の球通路25d、25dと連通す
る開口部5121,5121が設けられている。また、
前記ケース5110の裏側には、先端に挿着部5112
を有する挿着部材5111(図面には現れていないが、
この実施例では3つ)が設けられている。
【0186】一方、この球取込ユニット5100が取り
付けられる、上皿25の下流側に設けられたユニット取
付部25Aは、裏側ケース5110Bの裏面側形状と相
補的に嵌合し得る形状に形成されている。また、このユ
ニット取付部25Aには、前記裏側ケース5110Bの
裏側の挿着部材5111の挿着部5112が挿脱可能に
挿着される挿着穴25eが上皿25の裏側まで貫通して
設けられるている。また、前記表側ケース5110Aの
上側には取込み球の不足状態を知らせる球不足表示ラン
プ5110aが設置されている。この球取込ユニット5
100、および上皿25のユニット取付部25Aは上記
のように構成されていて、球取込ユニット5100が上
皿25のユニット取付部25Aに次のようにして取り付
けられている。即ち、球取込ユニット5100裏側の挿
着部材5111の挿着部5112が前記ユニット取付部
25Aの挿着穴25e中に挿着されて取り付けられる。
【0187】このように取り付けられた状態において、
球取込ユニット5100の球分離室5120の一側部に
設けられた前記開口部5121,5121が前記上皿2
5の下流側の2条の球通路25d、25dと連通し、か
つ、その球取込樋5131の下端開口部が前記球導入樋
510の上端開口部と連通した状態となる。そして、取
込スイッチ24の1回のオン(ON)操作ごとにモータ
5130が作動されて球取込用スプロケット530、5
30が同図中時計方向に回転され、これら球取込用スプ
ロケット530、530の球収容部531によって上皿
25中の球が球導入樋510中に1単位(例えば、5
個)ずつ取り込まれることとなる。この実施例では、球
取込装置が球取込ユニット5100としてユニット化さ
れているので、上皿25の下流部への着脱と、メンテナ
ンスが容易にできる。
【0188】[第7実施例] 図105および図106には、上皿25の下流側に第6
実施例のものとは異なるカセット式の球取込ユニット5
200を取り付けた遊技装置1の第7実施例を示す。そ
れらのうち、図105は球取込ユニットの正面部分の透
視図、図106は球取込ユニットの遊技装置への取付け
機構を示す遊技装置の部分縦断側面図である。この実施
例では、遊技装置1の球取込装置として、上皿25の下
流側に第6実施例のものとは異なる球取込ユニット52
00を取り付け、該球取込ユニット5200によって上
皿25中の球を球導入樋510中に取り込むようにし
た。この実施例の場合、上皿25の下流側端に蝶縲子5
140によって取り付けられている。
【0189】が、この球取込ユニット5200の球の取
込方式は第6実施例におけるものとは異なるカム方式に
よるもので、第6実施例におけると同様に表側および裏
側ケースによって構成されたケース5210と、該ケー
ス5210内に設けられた球取込樋5220と、該球取
込樋5220の下流側に設けられた第2の取込センサ5
221と、同球取込樋5220中に流入した球を賭け球
として取り込ませる取込装置5230を備えている。そ
して、前記球取込樋5220は、球取込ユニット520
0が上皿25の下流側の前記ユニット取付部25Aに取
り付けられた状態において、その上端開口部が上皿25
の下流側の2条の球通路25d、25dと連通し、か
つ、その下端開口部が球導入樋510の上端開口部と連
通するようになっている。この実施例の場合、下流側の
球通路25dと取り込みユニット5200側の球導入樋
510はそれぞれ1条で、前記球通路25dの下流側端
部に、第1の取込センサ25gが設置されている。
【0190】前記取込装置5230は、ソレノイド52
31と、該ソレノイド5231の作動ロッドにリンク5
232を介して中間部が接続されたカム5233とから
構成されている。そして、前記カム5233はその基部
がピン5233aにより回動自在に支持され、その先端
部が球取込樋5220中に出没可能となっている。上記
のように構成された取込装置5230は、常時はソレノ
イド5231がオン(ON)となってその作動ロッドが
上昇していて、図105に示すように、カム5233の
先端が球導入樋5220中に入り込んで、球取込樋52
20中の球を流下できないように係止した状態にある。
この状態で、取込スイッチ24がオン(ON)される
と、ソレノイド5230がオフ(OFF)され、それに
よって作動ロッドが下降する。その下降に伴って、カム
5233の先端部が下降して球取込樋5220中から脱
し、それによって球取込樋5220中の球が流下し得る
状態となる。そして、その取込スイッチ24のオン(O
N)操作ごとに第2の取込センサ5221によって球が
検出カウントされながら1単位(例えば、1単位当り5
個)流下し、その1単位流下した時点でソレノイド52
31がオン(ON)に復帰されて球取込樋5220中の
球が流下できない状態に復帰される。
【0191】[第8実施例] 図107〜図109には、球の取込機構の他の実施例と
その変形例を示す。それらのうち、図107は第8実施
例の上皿およびその下流側に設けられた球取込機構の平
面図、図108はその部分縦断正面図、図109はその
変形例の平面図である。この実施例では一定量の球を収
容し得る球鞘ケースを用いて上皿25中の球を球導入樋
510中に取り込むようにしている。即ち、この実施例
における球取込装置5400は、上皿25中の球を一定
個数ずつ収容して球導入樋510に通ずる球案内樋54
80上に移送する球鞘ケース5410と、該球鞘ケース
5410を作動させるソレノイド5420とを備えてい
る。前記球鞘ケース5410は、その基端側がピン54
11によって回動自在に支持されるとともに、その先端
側(上皿25側)と上側とが開口していて、その先端側
開口部を介して上皿25中の球を内部に流入させて一定
個数ずつ収容してその下方の球導入樋510に通ずる球
案内樋5480上に移送し得るようになっている。この
球鞘ケース5410の先端部上側に球ストッパ5412
が設けられている。
【0192】また、前記ソレノイド5420はそのオフ
(OFF)、オン(ON)によって伸縮する作動ロッド
を備えていて、該作動ロッドが連結部材を介して前記球
鞘ケース5410の下部中央に連結されている。この実
施例の球取込装置5400は上記のように構成され、常
時はソレノイド5420が消磁されてその作動ロッドが
上昇復帰されることにより、球鞘ケース5410の先端
側が上皿25下流部の面位置まで上昇していて上皿25
中の球が球鞘ケース5410の内部に一定個数入りこん
で待機した状態となっている。この状態で、取込スイッ
チ24がオン(ON)操作されると、ソレノイド542
0がオン(ON)されて、ソレノイド5420の作動ロ
ッドが下降し、それによって、球鞘ケース5410の先
端側が下降されて球鞘ケース5410中の球が球案内樋
5480上に流下される。このときには、その先端の球
ストッパ5412が上皿25の下流側端に位置し、その
球ストッパ5412によって上皿25中の球の流下移動
が阻止される。
【0193】そして、その取込検出センサ5481によ
って、球鞘ケース5410中の球が全て放出されたこと
が検出された時点で、ソレノイド5420がオフ(OF
F)されて、球鞘ケース5410の先端側が再び元の上
昇位置まで回動復帰される。このように、球鞘ケース5
410を用いて球の取込みを行なえば、球の取込みをま
とめて早く行なうことができる。この実施例の変形例と
して、図109に示すように、球鞘ケース5410を3
つ設置して、それぞれ別個にソレノイド等で回動される
ようにしてもよい。このように、球鞘ケース5410を
3つ使う場合は、各球鞘ケース5410に1単位(例え
ば、5個)ずつの球が収容されるようにするとよい。
【0194】[第9実施例] 図110および図111には、球の取込機構の他の実施
例を示す。それらのうち、図110は第9実施例の上皿
およびその下流側に設けられた球取込機構の平面図、図
111はその部分縦断正面図である。この実施例では、
スプロケットを水平向きに用いて球の取り込みを行なっ
ている。同図に示すように、遊技装置1の上皿25の下
流側球分離空間5510中に、球取込用スプロケット5
530が水平向きに回転可能に設置され、モータ552
0の駆動力によって回転されるようになっている。この
球取込用スプロケット5530の外周部分には等角度間
隔に球取込用の穴5531が設けられている。
【0195】また、前記球分離空間5510の下流部に
は前記球導入樋510と連通する球案内樋5540が設
けられ、該案内樋5540の上流部に球検出センサ55
41が配置されている。この実施例の球取込装置550
0は上記のように構成され、常時はモータ5520が停
止していて、スプロケット5530の穴5531でない
部分が上皿25の下流側の球案内樋(詳しい図は省略)
の出口と接した状態となって、上皿25中の球はそのス
プロケット5530の穴5531でない部分で流下をス
トップされていて、球案内樋5540上に流下できない
ようになっている。この状態で、取込スイッチ24がオ
ン(ON)操作されると、モータ5520が作動されて
スプロケット5530が回転される。その回転に伴っ
て、スプロケット5530の穴5531の部分が上皿2
5の下流の前記球案内樋の出口と順に出合い、その出合
った時点でその球案内樋の出口の球がその穴5531を
通って球案内樋5540上に流下することとなる。そし
て、その球案内樋5540上に流下された球が球検出セ
ンサ5541によって検出カウントされ、そのカウント
数が賭け球数と一致した時点でモータ5520が停止し
てその球の取込みが終了されることとなる。
【0196】このように、スプロケット5530を水平
向きに使うことによっても球の取込みが容易に行なえる
こととなる。
【0197】[第10実施例] 図112および図113には、球の取込機構の他の実施
例を示す。それらのうち、図112は上皿およびその下
流側に設置された球取込機構の平面図、図113はその
部分縦断正面図である。この実施例では、スプロケット
を上皿25の下流側に対向させた配置にして球の取り込
みを行なっている。同図に示すように、上皿25の下流
側の球案内樋(詳しい図示は省略)出口に対向した状態
で取込用スプロケット5630がモータ5640の駆動
力によって回転自在に設置されている。
【0198】この球取込用スプロケット5630はその
前面側の外周寄りに等角度間隔ずつ隔てて球収容穴56
31が設けられている。また、前記上皿25の下流側の
直下には前記球導入樋510と連通する球案内樋565
0が設置されている。そして、この球案内樋5650の
上流側端部には取込センサ5641が設置されている。
この実施例の球取込装置5600は上記のように構成さ
れていて、常時はモータ5640が停止して上皿25下
流側の球案内樋出口の球はその下方の球案内樋5650
上に流下できない状態となっている。この状態で、取込
スイッチ24がオン(ON)操作されると、モータ56
40が作動されて球取込用スプロケット5630が回転
し、その回転に伴って、上皿25下流側の球案内樋出口
の球がその出口と出合った球取込用スプロケット563
0の球抜き用穴5631に1つずつ順に入って球案内樋
5650上に取り込まれる。そして、その球案内樋56
50上に至った球は取込センサ5641に検出カウント
されて、そのさらに下流の球導入樋510中に至る。そ
して、その取込センサ5641の検出カウント数が賭け
球と一致すると、その時点でモータ5640が停止され
て球の取込みが終了される。このように、スプロケット
を上皿25の下流側に対向させた配置にして球の取込み
を行なうようにしても球の取込みを確実、かつ容易に行
なうことができる。
【0199】[第11実施例] 図114には球の取込機構の第11の実施例として、上
皿の下流側に設置された取込装置および切換装置の部分
平面図を示す。この実施例では、球落しレバーを用いて
上皿25の下流側の球を側方に落下させて取り込むよう
にしている。同図に示すように、上皿25下流側の球案
内樋5710に沿って、球落しレバー5720がモータ
(図示省略)によって回動可能に設置されている。この
球落しレバー5720の先端部には球ストッパ5722
が折曲形成されている。また、上皿25の下流側の球案
内樋5710の入口には球検出センサ5730が設置さ
れ、球案内樋5710の内側にはその上に待機中の球の
自然落下を防ぐ枠状ストッパ5711が小高く形成され
ている。
【0200】この実施例に係る取込装置5700は上記
のように構成されていて、常時はモータ(図示省略)が
停止していて上皿25中の球が球案内樋5710上に流
入して待機し得る位置まで回動復帰している。このとき
には、上皿25中の球が球検出センサ5730に検出カ
ウントされながら、一定個数、例えば、1単位(例え
ば、1単位5個)流入して待機する。この状態で、取り
込みスイッチ24がオン(ON)操作されると、モータ
が作動されて球落しレバー5720が図中時計方向に回
動されて、球案内樋5710上の球が球案内樋5710
の内側に落下されてその下方の球導入樋510中に流下
されることとなる。
【0201】そして、その後モータが停止されて図示省
略の復帰用スプリングによって球落しレバー5720が
定位置に回動復帰されることとなる。その回動復帰後
に、また、上皿25中の球が球案内樋5710上に流入
して待機することとなる。このように、取込スイッチ2
4の1回のオン(ON)操作ごとに1単位ずつの球が取
り込まれる。この実施例の取込装置5700によっても
容易、かつ確実に球の取込が行なえることとなる。
【0202】[第12実施例] 図115には取込球の先読み方式の他の実施例として、
球の取込機構の縦断正面図を示す。この実施例における
球の取込み方式で、第1実施例と異なる点は、第1取込
センサ63によって、球導入樋510中に球が3単位
(例えば、1単位当り5個)あることが確認されると、
遊技装置1の前面の表示部5700にその個数表示がな
される。そして、その確認がなされていさえすれば、取
り込みスイッチ24のオン(ON)操作の時点で、表示
部5700の個数表示がリセットされて賭け球の取込み
が完了したとみなして、即時、スタートスイッチ23の
オン(ON)操作を可能とさせる。と同時に、取込装置
67を作動させて賭け球の取込みを行なう。このよう
に、取込球の先読み方式を採用すれば、取込みスイッチ
24のオン(ON)操作後、直ぐにスタートスイッチ2
3の操作が可能となって、賭け球の取込みが完了するの
を待ってからスタート操作しなくて済む。
【0203】[第13実施例] 図116には、第13実施例の取込球の先読み方式とし
て球の取込機構の縦断正面図を示す。この実施例では、
第1の取り込みセンサ63の位置を5個目の球の位置に
設置している。この第1の取込センサ63で、5個球が
あることを確認し、取込スイッチ24のオン(ON)操
作で取込装置67が作動してその5個の球を取り込む。
取込スイッチ24のオン(ON)操作の回数分(3回ま
でに限る。)取込装置67が作動してその回数だけ5個
ずつ取り込まれる。なお、第1の取込センサ63は5個
目の位置だけに限らず、10個目、15個目の2ヵ所又
は3ヵ所に設けてもよい。
【0204】[第14実施例] 図117には球取込装置の他の実施例として、球鞘ケー
スを用いた球の取込機構の正面図を示す。この実施例で
は、球鞘ケースを用いて球の取込みを行なう他の例を示
す。同図に示す様に、上皿25の下流側の球案内樋58
10の下流側に、支軸5821を軸心としてソレノイド
5230により回動される球鞘ケース5820が設置さ
れている。この球鞘ケース5820はその上流側と下流
側の両端部と上側が開口した断面コ字形に作られてい
て、その中に球が15個貯留されるようになっている。
そして、その下流側から5個目と10個目の位置に第1
および第2のシャッター装置5841、5842が配置
されている。また、その球鞘ケース5820の上流側端
の下側には球ストッパ5843が下向きに設けられてい
る。
【0205】また、球案内樋5810の下流側端部には
球検出センサ5811が設置され、球鞘ケース5820
の下流側には球ストッパ片5850が配設されている。
この球取込装置5800は上記のように構成されてい
て、常時はソレノイド5230がオフ(OFF)となっ
て球鞘ケース5820が定位置に回動復帰している。こ
のとき、球鞘ケース5820の上流側端の開口部の位置
は球案内樋5810の下流側端の開口部と一致してい
て、球案内樋5810中の球が球鞘ケース5820中に
流入し得る状態となっている。一方、この球鞘ケース5
820の下流側端の開口部の位置は球ストッパ片585
0の位置と一致していて、その中の球は球導入樋510
中に流入できない状態となっている。そして、さらに、
第1および第2のシャッター装置5841,5842は
オフ(OFF)されてそれらのシャッターが球鞘ケース
5820中に入り込んでいて、各シャッター装置584
1,5842より上流側の球の流出が阻止され得る状態
となっている。
【0206】この状態で、取込スイッチ24が1回オン
(ON)操作されると、ソレノイド5230がオン(O
N)となって球鞘ケース5820がその下流側が下降す
る方向に回動されて球の取込動作を行なう。が、その1
回オン(ON)のときには第1および第2のシャッター
装置5841、5842のいずれもオン(ON)されな
いで、第1シャッター装置5841の下流側の5個の球
のみ球ストッパ片5850による流下の阻止状態を解か
れて球導入樋510中に取り込まれることとなる。そし
て、その後、ソレノイド5230がオフとなって、球鞘
ケース5820が定位置に回動復帰される。そして、そ
の復帰の直後に、第1および第2のシャツター装置58
41、5842がオン(ON)となって、球案内樋58
10中の球が球鞘ケース5820中に流入して再び該球
鞘ケース5820内に球が補充され、その補充された時
点でシャッター装置5841、5842がオフ(OF
F)されて元の状態に復帰する。
【0207】取込スイッチ24が2回オン操作されたと
きには、球鞘ケース5820の球取込動作時に第1のシ
ャッター装置5841がオン(ON)となって球導入樋
510中に10個の球が取り込まれ、3回オン操作され
たときには球鞘ケース5820の球取込動作時に第1お
よび第2のシャツター装置5841、5842がオン
(ON)となって球導入樋510中に15個の球が取り
込まれることとなる。そして、その後、球鞘ケース58
20が元の状態に回動復帰されたときには、取込スイッ
チ24が1回オン(ON)されて5個の球が取り込まれ
て元の位置に回動復帰したときと同様に球鞘ケース58
20中に球が補充されることとなる。この実施例の球取
込装置5800を用いれば、5個、10個、15個の球
の取込が簡単、かつ容易に行なえる。
【0208】[第15実施例] 図118〜図120図には取込機構部分の他の実施例を
示す。それらのうち、図118は1単位と2単位の球取
込機構部分を並設した球の取込機構の平面図、図119
はその2単位の球の取込機構部分の正面図、図120は
その1単位の球の取込機構部分の正面図である。この実
施例では、1単位(例えば、5個)の取込機構と2単位
(例えば、10個)の取込機構とが並設されていて、そ
れらの2つの取込機構によってより早く賭け球が取り込
まれるようになっている。同図に示すように、上皿25
からの球導入樋510が2条並設されている。そして、
一方の球導入樋510側のシャツター装置65は該球導
入樋510中に2単位(例えば、10個)の球が貯留さ
れ得る位置に、また、第1の検出センサ63は2単位プ
ラス1個目の球を検出し得る位置にそれぞれ設置されて
いる。
【0209】また、もう一方の球導入樋510側のシャ
ッター装置65は該球導入樋510中に1単位(例え
ば、5個)の球が貯留され得る位置に、また、第1の検
出センサ63は1単位プラス1個目の球を検出し得る位
置にそれぞれ設置されている。この実施例の他の構成部
分については第1実施例におけると同様なので、第1実
施例におけると同一の符号を使って、重複説明は避け
る。この実施例の取込機構は上記のように構成されてい
て、取込スイッチ24が1回オン(ON)操作される
と、1単位貯留側の取込装置67が作動されて1単位の
球が取り込まれる。また、取込スイッチ24が2回オン
(ON)操作されると、2単位貯留側の取込装置67が
作動されて2単位の球が取り込まれる。また、取込スイ
ッチ24が3回オン(ON)操作されると、1単位貯留
側と2単位貯留側の双方の取込装置67、67が作動さ
れて3単位の球が取り込まれる。この実施例によれば、
2つの取込機構によって球の取込みがよりスムーズに行
なえることとなる。
【0210】[第16実施例] 図121および図122にはクレジット用の球を貯留す
るクレジットタンクを備えた遊技装置の他の実施例を示
す。それらのうち、図121は遊技装置の正面図、図1
22はその遊技装置の球の取込系統および賞球排出系統
を示す遊技装置の内部機構の背面図である。この実施例
では、賭け球用の球をクレジットとして記憶させておく
とともに、クレジットタンク6020内にクレジットの
最大個数と同数の球を貯留させておく。そして、取込ス
イッチ6011〜6013のオン(ON)操作時に、そ
のクレジット中の球を賭け球として取り込ませる(クレ
ジット中の球数を減算させる。)ようにしている。そし
て、そのクレジット中の球が賭け個数以上あるときに
は、その取込スイッチ6011〜6013のオン(O
N)操作後、直ぐにスタートスイッチ23をオン(O
N)させて可変表示ゲームが行なえるようにしている。
また、メインタンク410中の球が不足したとき(球の
補充時)には、取敢えず、クレジットタンク中6020
の球を賞球として排出し、その後、メインタンク410
に球が補充されてから、その排出した数の球をメインタ
ンクから適宜補充するようにしている。この実施例で
は、図121に示すように、遊技装置6000の前面右
側には、クレジット中の球数を表示するクレジット表示
部6001、および発生した役に対する賞球数を表示す
る賞球数表示部6002が設けられている。また、取込
スイッチとしては、1単位(例えば、5個)取込スイッ
チ6011、2単位(例えば、10個)取込用スイッチ
6012および3単位取込用スイッチ6013が別個に
設けられている。
【0211】また、図122に示すように、前面枠3の
裏側に、クレジット中の球数と同数の球を貯留するクレ
ジットタンク6020が取り付けられている。このクレ
ジットタンク6020の上端部は賞球排出樋51と連通
し、下端部は遊技装置6000の前側の上皿25および
下皿32と連通している。そして、そのクレジットタン
ク6020の、賞球排出樋51と連通する上端開口部に
はソレノイド(図示省略)によって駆動される自動切換
ゲート6021が設けられ、下流側には球検出センサ6
022、およびソレノイド(図示省略)によって作動さ
れるサブ排出装置6023が設けられている。また、球
導入樋510には、第1実施例と同様に、第1および第
2の取込センサ63、64、および取込装置67が設置
されている。また、この実施例では、第1実施例と異な
り、メインタンク410の直下にサブタンクは設置され
ていない。
【0212】この実施例の他の構成は第1実施例におけ
ると同じなので、第1実施例におけると同じ符号を付し
てその重複説明は避ける。この実施例の遊技装置600
0は上記のように構成されていて、電源の投入時には、
自動切換ゲート6021が作動してクレジットタンク6
020中への入口部を開放するとともに、賞球排出制御
装置450により賞球排出装置が作動されてクレジット
タンク6020中に一定個数(例えば、250個)の球
が補給される。また、遊技者が上皿25中に球を供給し
て、オート/マニュアル切換スイッチ28をオート状態
に切り換えると、取込装置67が作動して上皿25中の
球が球導入樋510およびその下端の回収通路512を
介して遊技装置6000の裏側にクレジット球として回
収される。
【0213】そのクレジット球の数は、この実施例の場
合、最大限250個であり、その回収されたクレジット
球の個数がクレジット表示部6001に表示される。そ
のクレジットの取込みが終了し、かつ、クレジットタン
ク6020中に一定個数(例えば、250個)の球供給
が終了すると、ゲームが可能な状態となる。この状態
で、遊技者が任意の取込スイッチ(6011、601
2、6013のうちのいずれか)を押圧操作すると、そ
れに対応した数の賭け球がクレジット中から取り込まれ
(クレジットの球数が減算され)てその賭け球の数分を
減算した後のクレジット数がクレジット表示部6001
に表示される。そして、その時点で、即時、スタートス
イッチ23の操作による可変表示ゲームの開始が可能と
なる。
【0214】可変表示ゲームの結果として、役が成立し
たときには、クレジット中の球数が一定個数(例えば、
250個)になるまで、クレジット数に加算されて、そ
の加算後の球数がクレジット表示部6001に表示され
る。が、その一定個数を超えた分の賞球は賞球排出装置
により実球で上皿25中または下皿32中に排出され
る。そして、メインタンク410中の球が不足したとき
(球の補給時)には、サブ排出装置6023によってク
レジットタンク6020中の球が実球にて上皿25中ま
たは下皿32中に排出される。この排出された分の球は
ボーナスゲーム以外の時に賞球排出装置および自動切換
ゲート6021が作動して、クレジットタンク6020
中に補給される。
【0215】ゲーム終了時に、精算/完了スイッチ29
を押圧操作すれば、第1実施例におけると同様に上皿2
5中の球が球導入樋510および戻し通路511を介し
て全て下皿32中に戻される他、クレジット中の球も賞
球排出制御装置450の制御によって実球にて上皿25
中または下皿32中に戻される。また、ゲームの完了や
開店等で電源がオフ(OFF)されたときには、サブ排
出装置6023がオフとなってクレジットタンク602
0中の球が全て遊技装置6000の裏側に回収される。
【0216】一方、オート/マニュアル切換スイッチ2
8がマニュアル状態になっているときには、上記クレジ
ットは行なわれず、球の取込みや賞球の排出は全て実球
にて行なわれる。
【0217】この実施例の遊技装置6000によれば、
上記のように、賭け球用の球をクレジットとして一定個
数の範囲内で記憶させ、そのクレジットの中から賭け球
を取り込むようになっているので、取込スイッチ(60
11、6012、6013)の操作後、即時、スタート
スイッチ23操作による可変表示ゲームの開始が可能と
なる。また、役に対する賞球は一定個数(例えば、25
0個)を超えない範囲でクレジットに加算されるので、
遊技者にとって、球の処理にわずらわされなくなる。ま
た、メインタンク410中の球が不足したとき(補給ス
イッチがオンとなったとき)にはクレジットタンク60
20中の球が賞球として排出されるので、メインタンク
410が球不足となって補給中であっても、賞球の排出
上不都合が生じない。なお、クレジット中に記憶される
球の数は上記数に限らず、何個にしてもよい。また、ク
レジットタンク6020中に貯留できる球の個数は上記
数に限らず、何個にしてもよい。
【0218】[第17実施例] 図123は、第17実施例として、それぞれ2分割され
たメインタンク410とサブタンク420の斜視図であ
る。この実施例では、それぞれ球の流れる方向に沿って
2分割されたメインタンク410とサブタンク420の
片側を使って賞球排出を行なわせ、その片側のメインタ
ンク410aとサブタンク420aの球が不足したとき
に、もう一方の側のメインタンク410bとサブタンク
420b側に切り換えて賞球排出を行なわせるようにし
ている。そして、その切り換え後に、その球不足となっ
たメインタンク410aとサブタンク420a側に球を
補給するというようにして、片側ずつ交互に使って、球
補給をスムーズに行なえるようにしている。具体的に
は、メインタンク410とサブタンク420を、分離壁
410c、420cにより球の流れ方向に沿って左右に
2分割する。そして、その2分割された片側のサブタン
ク420aの流出口には第1の賞球排出装置450A
が、他側のサブタンク420bの流出口には第2の賞球
排出装置450Bがそれぞれ設置されている。また、2
分割された各サブタンク420の上流側底部にはそれぞ
れ球不足検出器410aa、420aaが設置されてい
る。
【0219】この実施例では、メインタンク410およ
びサブタンク420が上記のように構成されていて、球
補給装置1500、1500により、分割された両側の
メインタンク410a、410bおよびサブタンク42
0a、420bに球が満たされた状態において、ゲーム
が開始されると、最初は片側のメインタンク410aお
よびサブタンク410a中の球が賞球排出装置450A
によって発生した役に対する賞球として排出される。そ
して、その片側のメインタンク410aおよびサブタン
ク420a中の球の不足状態が球不足検出器410aa
によって検出されると、その賞球排出装置450Aによ
るメインタンク410aおよびサブタンク420a側か
らの賞球排出がストップされて、もう一方の側の賞球排
出装置450Bによるメインタンク410bおよびサブ
タンク420b側からの賞球排出に切り換えられる。そ
の切換え後に、その球不足となった側のメインタンク4
10aおよびサブタンク420a側に、補給装置150
0から球補給がなされる。
【0220】そして、その後、メインタンク410bお
よびサブタンク420b側の球が不足したときには、賞
球排出装置450Bがストップされて、もう一度、賞球
排出装置450Aによるメインタンク410aおよびサ
ブタンク420a側からの賞球排出に戻され、その球不
足となったメインタンク410bおよびサブタンク42
0b側に補給装置1500により球補給がなされる。こ
のように、2分割されたメインタンク410a、410
bおよびサブタンク420a、420bが左右交互に使
いわけられることによって、間断なくスムーズに賞球排
出が行なわれることとなる。
【0221】[第18実施例] 図124および図125には、スプロケット式の賞球排
出装置7100を備えた遊技装置の実施例を示す。それ
らのうち、図124はスプケロットを用いた賞球排出系
統の部分縦断裏面図、図125はスプロケットを2つ用
いたその賞球排出系統の部分平面図である。この実施例
では、賞球排出樋430を介して送られてくる球をスプ
ロケット式の賞球排出装置7100によって排出するよ
うにしている。具体的には、同図に示すように、賞球排
出樋430の下流側端部で導出樋7440の上流側端部
に、賞球処理室7110が設けられ、該賞球処理室71
10中に賞球排出用スプロケット7120、7120が
それぞれステッピングモータ(賞球排出モータ)713
0、7140の駆動力によって図124中反時計方向に
それぞれ独立回転可能に設置されている。これら賞球排
出用スプロケット7120の外周部には等角度間隔に球
収容穴7122が設けられている。
【0222】そして、これら各賞球排出用スプロケット
7120には前記賞球排出樋430の2条に分かれた通
路430a、430b(図125)の出口が対向した状
態となっている。また、メインタンク410の下流側部
には球不足を検出して補給信号を送る球不足検出器72
11が、賞球排出樋430の上流側底部にはソレノイド
式の球くずし装置7212が、また、その中流部の上側
には球ならし7213がそれぞれ配設されている。ま
た、前記導出樋7440は2つの賞球排出用スプロケッ
ト7120に対応して2条設けられていて、それらの上
端部に排出センサ7441(SW20),7442(SW
21)が取り付けられている。
【0223】この実施例の賞球排出装置7100は上記
のように構成されていて、次のようにして賞球排出を行
なう。可変表示ゲームの結果として役が成立しその役に
対して賞球排出を行なうときには、賞球排出用スプロケ
ット7120、7120はステッピングモータ713
0、7140によりそれぞれ独立して回転される。その
回転に伴い、各賞球排出用スプロケット7120、71
20の球収容穴7122で賞球排出樋430側の球を導
出樋7440側に移して賞球として排出する。その排出
数は排出センサ7441,7442によって検出カウン
トされ、そのカウント数が「賞球数マイナス1」となっ
た時点でステッピングモータ7130、7140が停止
されてその排出総数をチェックする。そのチェックの結
果、その排出総数が賞球数に達していれば、その時点で
その賞球排出が終了される。が、その排出総数が賞球数
に達していなければ、一方のステッピングモータ713
0により賞球排出用スプロケット7120が回転されて
その不足球が1個排出される。
【0224】メインタンク410中の球が所定量以下に
なったときに球不足検出器7211にその球不足状態が
検出されてメインタンク410中に球の補給がなされ
る。ステッピングモータ7130、7140が回転して
いるにも拘らず1秒間排出センサ7441,7442に
よる球の検出がなかったときにはその排出センサ744
1,7442により球が検出されるまでの間、球くずし
装置7212が作動して賞球排出樋430内の球をくず
す動作を行なう。また、所定個数の賞球が排出されるご
とに、2秒間球くずし装置7212がオン(ON)・オ
フ(OFF)されて賞球排出樋430内の球くずしの動
作が行なわれる。
【0225】図126〜図130には、各ステッピング
モータ7130、7140の駆動軸に2個ずつ賞球排出
用スプロケット7120を取り付け、合計4つの賞球排
出用スプロケット7120を使った変形例を示す。それ
らのうち、図126はスプロケットを4つ用いた賞球排
出系統の部分平面図、図127はその部分斜視図、図1
28は相互に結合される一対のスプロケットの斜視図、
図129は相互に結合される一対のスプロケットと該ス
プロケットを駆動させるステッピングモータの斜視図、
図130はスプロケットを用いた賞球排出機構の正面図
である。これら4つの賞球排出用スプロケット7120
には賞球排出樋430の4条に分かれた通路430a、
430a、430b、430bの出口がそれぞれ対向し
た状態となっている。そして、各2個ずつの賞球排出用
スプロケット7120、7120同士は図128に示す
ように球収容穴7122の位置が相互に一致しないよう
にずらせた状態でねじ止めされている。そして、そのね
じ止めによって一体化されたスプロケット7120、7
120の軸穴7123中に図129に示すようにステッ
ピングモータ7130(7140)の駆動軸7131
(7141)が挿入されてねじ固定されている。このよ
うに、賞球排出用スプロケット7120を4個使えばよ
り早く賞球排出ができる。
【0226】図131には図93の取込装置と図127
の賞球排出装置とを採用した遊技装置(他の構成は第1
実施例のものと同様)の賭け球の取込みや賞球排出の制
御を行なう賞球排出制御装置8000の制御システムの
制御ブロック図を示す。この賞球排出制御装置8000
は例えばコンピュータシステム8000Aによって構成
されている。このコンピータシステム8000Aを構成
するマイクロコンピュータ8010は内部に読出し専用
メモリたるROM8011、読出しと書込みが可能なメ
モリたるRAM8012等を有している。これらメモリ
のうちROM8011には、マイクロコンピュータ80
10の出力側に接続された、球の取込みや賞球排出に関
与する各種作動部(M10,11,425,435,5
40,SOL6〜8)を作動させるための固定制御デー
タプログラムが書き込まれている。一方、RAM801
2には、マイクロコンピュータ8010の入力側に接続
された各種検出器(SW21,22,15,18,1
9,30,31)からの検出信号等が一時的に記憶され
るようになっている。このマイクロコンピュータ801
0には停電時に備えて記憶を保持する不揮発性メモリ8
021が接続されている他、インターフェイス8022
を介してメイン制御装置200に接続されて相互に信号
のやり取りが行なわれるようになっている。このマイク
ロコンピータ8010の入力側には、ローパスフィルタ
8031および入力バッファ8032を介して排出セン
サ7441(SW21),7442(SW22)、オー
バーフロースイッチ54(SW15)、取込センサ53
5(SW30),535(SW31)、球抜きスイッチ
449(SW18)および球箱検出器35(SW19)
等が接続されている。
【0227】一方、このマイクロコンピュータ8010
の出力側には、球くずし装置425,435、ステッピ
ングモータ(賞球排出モータ)7130(M10),7
140(M11)、シャッターソレノイド65a(SO
L6)、切換ソレノイド55a(SOL7)および68
a(SOL8)が接続されている。賞球排出制御装置8
000の制御システムは上記のように構成されていて、
マイクロコンピュータ8010に入力される前記各種検
出器(SW21,22,15,18,19,30,3
1)からの検出信号に基づき、マイクロコンピュータ8
010からの指令により、マイクロコンピュータ801
0の出力側に接続された各種作動部(M10,11,4
25,435,540,SOL6〜8)の作動制御が行
なわれるようになっている。また、このマイクロコンピ
ュータ8010はインターフェース8022を介してメ
イン制御装置200との間で通信のやり取りを行なうよ
うになっている。
【0228】図132には、前記マイクロコンピュータ
8010が接続されたメイン制御装置200によって行
われるメイン制御処理の手順を示す。このメイン制御処
理としては、賭け球取込処理、可変表示ドラムの回転制
御処理、ボーナスゲームへの移行処理、小役集中への移
行処理、可変表示ドラムの停止制御処理、役確定分の払
出し処理等が行われる。このメイン制御処理が開始され
ると、まずステップS1000でイニシャル処理を行っ
てから、ステップS1002,S1004で順に賭け球
取込処理、分岐処理を行う。そして、その分岐処理のと
き、ステップS1000Aでスタートスイッチ23がオ
ン(ON)されると、ステップS1006で可変表示ド
ラム177,187,197の回転制御を行ってから次
のステップS1008に移行する。
【0229】ステップS1008ではボーナスゲーム中
であるか否かを判定する。その結果、ボーナスゲーム中
でないと判定したときには、ステップS1010でボー
ナス判定処理をしてからステップS1014に移行す
る。が、ボーナスゲーム中であると判定したときには、
ステップS1012で設定値内(ボーナス)の小役確率
利用の処理を行って、ステップS1030に移行する。
【0230】ステップS1014ではステップS101
0におけるボーナス判定処理の結果として合格(ボーナ
スゲームが発生)したか否かを判定し、合格(ボーナス
ゲームが発生)しなかったと判定したときにはステップ
S1016に移行し、合格(ボーナスゲームが発生)し
たと判定したときにはステップS1018でボーナスフ
ラグ成立の処理を行ってからステップS1036に移行
する。ステップS1016では小役の集中役のゲーム中
であるか否かを判定し、小役集中役のゲーム中であると
判定したときにはステップS1020に移行し、小役の
集中役のゲーム中でないと判定したときにはステップS
1022に移行する。
【0231】ステップS1020では小役の集中役のゲ
ームが終了したか否かを判定し、終了したと判定したと
きにはステップS1024に移行し、終了していないと
判定したときにはステップS1028で設定値内(小役
集中)の小役確率利用の処理を行ってからステップS1
030に移行する。ステップS1022では小役集中役
の設定値を消化したか否かを判定し、消化していないと
判定したときにはステップS1026で設定値内(通
常)の小役確率利用の処理をしてからステップS103
0に移行し、消化したと判定したときにはステップS1
024に移行する。ステップS1024では小役集中役
の判定の結果が合格であったか否かを判定し、合格でな
かったと判定したときにはステップS1026で設定値
内(通常)の小役確率の利用処理を行なってステップS
1030に移行するが、合格したと判定したときにはス
テップS1028で設定値内(小役集中)の小役確率利
用の処理を行ってからステップS1030に移行する。
【0232】ステップS1030では小役判定の結果が
合格であるか否かを判定し、合格しなかったと判定した
ときにはステップS1032でボーナスフラグ、小役フ
ラグの不成立処理を行ってからステップS1036に移
行し、合格したと判定したときにはステップS1034
で小役フラグの成立処理を行ってからステップS103
6に移行する。ステップS1036では可変表示ドラム
177,187,197の可変表示タイマがタイムアッ
プしたか否かを判定し、タイムアップしていないと判定
したときにはステップS1038に移行し、タイムアッ
プしたと判定したときにはステップS1040で可変表
示ドラム177,187,197の停止制御を行ってス
テップS1042に移行する。ステップS1038では
ストップスイッチ22a,22b,22cがオンしたか
否かを判定し、オンしないと判定したときにはステップ
S1036に戻り、オンしたと判定したときにはステッ
プS1040で可変表示ドラム177,187,197
の停止処理を行ってステップS1042に移行する。ス
テップS1042では役が確定したか否かを判定し、役
が確定していないと判定したときにはそのままステップ
S1002に戻るが、役が確定したと判定したときには
ステップS1044でその役の確定分に対して球の払い
出し処理を行ってからステップS1002に戻る。
【0233】図133〜図136には、上記賞球排出制
御装置8000(図131)によって行なわれる球の取
込制御処理の手順を示す。この球の取込制御処理はマニ
ュアルによる賭け球の取込処理とクレジットへの球の取
込処理とに分けられる。この処理が開始されると、先
ず、ステップS1100でイニシアル処理を行なってか
らステップS1102に移行する。そして、該ステップ
S1102でオート/マニュアル切換スイッチ28がオ
ート状態となっているか否かを判定する。その結果、オ
ート状態になっていないと判断したときにはマニュアル
処理をすべくステップS1104に移行する。
【0234】ステップS1104では取込スイッチ24
(図1)のオン(ON)操作が1回であったか否か(図
121の場合は1単位用取込スイッチ6011が押され
たか否か)を判定し、1回であった(図121の場合は
1単位用取込スイッチ6011が押された)と判定した
ときには1単位(例えば、5個)の実球の取込処理を行
なうべく図134のステップS1200に移行し、1回
オン(ON)でなかった(図121の場合は1単位用取
込スイッチ6011が押されなかった)と判定したとき
にはステップS1106に移行する。ステップS110
6では取込スイッチ24(図1)のオン(ON)操作が
2回であったか否か(図121の場合は2単位用取込ス
イッチ6012が押されたか否か)を判定し、2回であ
ったと(図121の場合は2単位用取込スイッチ601
2が押された)判定したときには2単位(例えば、10
個)の実球の取込処理を行なうべく図135のステップ
S1300に移行し、2回でなかった(図121の場合
は2単位用取込スイッチ6012が押されなかった)と
判定したときにはステップS1108に移行する。
【0235】ステップS1108では取込スイッチ24
(図1)のオン(ON)操作が3回であったか否か(図
121の場合は3単位用取込スイッチ6013が押され
たか否か)を判定し、3回であった(図121の場合は
3単位用取込スイッチ6013が押された)と判定した
ときには3単位(例えば、15個)の実球の取込処理を
行なうべく図136のステップS1400に移行し、3
回でなかった(図121の場合は3単位用取込スイッチ
6013が押されなかった)と判定したときにはステッ
プS1102に戻る。一方、前記ステップS1102に
おける判定の結果、オート状態になっていると判定した
ときには、オート処理をすべくステップS1110に移
行する。
【0236】ステップS1110では、クレジットが満
杯であるか否かを判定し、満杯であると判定したときに
はステップS1102に戻り、満杯でないと判定したと
きにはステップS1112に移行する。ステップS11
12では取込センサ535(SW30),535(SW3
1)がオン(ON)となっているか否かを判定し、オン
(ON)となっていないと判定したときにはステップS
1102に戻り、オン(ON)となっていると判定した
ときにはステップS1114で取込モータ540をオン
(ON)にし、次のステップS1116で取込センサ5
35(SW30),535(SW31)によるカウントを
行なってステップS1118に移行する。
【0237】ステップS1118ではクレジットが一定
個数(例えば、250個)に達したか否かを判定し、達
していないと判定したときにはステップS1124に移
行し、達したと判定したときには、ステップS1120
で取込モータ540をオフ(OFF)にし、かつ、次の
ステップS1122で取込完了信号をメイン制御装置2
00に送信してステップS1102に戻る。ステップS
1124では取込センサ535(SW30),535(S
W31)がオフ(OFF)となったか否かを判定し、オフ
(OFF)となっていないと判定したときにはステップ
S1116に戻り、オフ(OFF)となったと判定した
ときにはステップS1126で取込モータ540をオフ
(OFF)にし、かつ、次のステップS1128で取込
数をメイン制御装置200に送信してステップS110
2に戻る。
【0238】図133のステップS1104で取込スイ
ッチのオン(ON)操作回数が1回であると判定されて
図134のステップS1200に移行したときには、該
ステップS1200で取込モータ540をオン(ON)
にし、次のステップS1202で取込センサ535(S
W30),535(SW31)によるカウントを行なってか
ら、ステップS1204に移行する。ステップS120
4では取込カウントが1単位(例えば、5個)に達した
か否かを判定し、達したと判定したときにはステップS
1206で取込モータ540をオフ(OFF)にし、か
つ、次のステップS1208でメイン制御装置200に
1単位(例えば、5個)取込みの完了信号を送って図1
33のステップS1102に戻るが、達していないと判
定したときにはステップS1210で賞球排出モータ7
130(M10),7140(M11)をオン(ON)
にし、かつ、次のステップS1212で排出センサ74
41(SW20),7442(SW21)によるカウントを
行なってステップS1214に移行する。
【0239】ステップS1214では取込数分(ここで
は、1単位(5個))をカウントしたか否かを判定し、
取込数分をカウントしていないと判定したときにはステ
ップS1210に戻ってステップS1210、S121
2の処理を行ない、取込数分をカウントしたと判定した
ときにはステップS1216で排出モータ7130(M
10),7140(M11)をオフ(OFF)にし、か
つ、次のステップS1218で取込数分の返却完了信号
を送信して図133のステップS1102に戻る。
【0240】図133のステップS1106で取込スイ
ッチ24のオン(ON)操作回数が2回であると判定さ
れて図135のステップS1300に移行したときに
は、該ステップS1300で取込モータ540をオン
(ON)にし、次のステップS1302で取込センサ5
35(SW30),535(SW31)によるカウントを行
なって、ステップS1304に移行する。ステップS1
304では取込カウントが2単位(例えば、10個)と
なったか否かを判定し、2単位(例えば、10個)とな
っていないと判定したときにはステップS1306に移
行するが、2単位(例えば、10個)となったと判定し
たときにはステップS1312で取込モータ540をオ
フ(OFF)にし、かつ、次のステップS1314でメ
イン制御装置200に2単位(例えば、10個)取込の
完了信号を送って図133のステップS1102に戻
る。ステップS1306では、「(取込カウント)−1
単位(例えば、5個)」が「0」以上となっているか否
かを判定し、「0」以上になっていると判定したときに
はステップS1308で取込モータ540をオフ(OF
F)にし、かつ、次のステップS1310でメイン制御
装置200に2単位(例えば、10個)取込みの完了信
号と残数信号を送って図133のステップS1102に
戻るが、「0」以上になっていないと判定したときには
ステップS1316で賞球排出モータ7130(M1
0),7140(M11)をオン(ON)にし、かつ、
次のステップS1318で排出センサ7441(SW2
0),7442(SW21)によるカウントを行なってス
テップS1320に移行する。
【0241】ステップS1320では取込数分(ここで
は、2単位(10個))をカウントしたか否かを判定
し、取込数分をカウントしていないと判定したときには
ステップS1316に戻ってステップS1316、S1
318の処理を行ない、取込数分をカウントしたと判定
したときにはステップS1322で賞球排出モータ71
30(M10),7140(M11)をオフ(OFF)
にし、かつ、次のステップS1324で取込数分の返却
完了信号を送信して図133のステップS1102に戻
る。
【0242】図133のステップS1108で取込スイ
ッチ24のオン(ON)操作回数が3回であると判定さ
れて図136のステップS1400に移行したときに
は、該ステッブS1400で取込モータ540をオン
(ON)にし、次のステップS1402で取込センサ5
35(SW30),535(SW31)によるカウントを行
なってステップS1404に移行する。ステップS14
04では取込カウントが3単位(例えば、15個)とな
ったか否かを判定し、3単位(例えば、15個)となっ
ていないと判定したときにはステップS1406に移行
するが、3単位(例えば、15個)となったと判定した
ときにはステップS1412で取込モータ540をオフ
(OFF)にし、かつ、次のステップS1414でメイ
ン制御装置200に3単位(例えば、15個)取込の完
了信号を送って図133のステップS1102に戻る。
【0243】ステップS1406では、「(取込カウン
ト)−2単位(例えば、10個)」が「0」以上となっ
ているか否かを判定し、「0」以上になっていると判定
したときにはステップS1408で取込モータ540を
オフ(OFF)にし、かつ、次のステップS1410で
メイン制御装置200に2単位(例えば、10個)取込
みの完了信号と残数信号を送って図133のステップS
1102に戻るが、「0」以上になっていないと判定し
たときにはステップS1416に移行する。ステップS
1416では「(取込カウント)−1単位(例えば、5
個)」が「0」以上となっているか否かを判定し、
「0」以上となっていると判定したときにはステップS
1418で取り込みモータ540をオフ(OFF)に
し、かつ、次のステツプS1420でメイン制御装置2
00に1単位(例えば、5個)取込みの完了信号と残数
信号を送って図133のステップS1102に戻るが、
「0」以上になっていないと判定したときにはステップ
S1422で賞球排出モータ7130(M10),71
40(M11)をオン(ON)にし、かつ、次のステッ
プS1424で排出センサ7441(SW20),744
2(SW21)によるカウントを行なってステップS14
26に移行する。
【0244】ステップS1426では取込数分をカウン
トしたか否かを判定し、取込数分をカウントしていない
と判定したときにはステップS1422に戻ってステッ
プS1422、S1424の処理を行ない、取込数分を
カウントしたと判定したときにはステップS1428で
賞球排出モータ7130(M10),7140(M1
1)をオフ(OFF)にし、かつ、次のステップS14
30で取込数分の返却完了信号を送信して図133のス
テップS1102に戻る。
【0245】図137には上記賞球排出制御処理(図1
27)による排出制御処理の手順を示す。この賞球排出
制御処理が開始されると、先ず、ステップS1500で
排出信号を待ってから、ステップS1502に移行す
る。そして、該ステツプS1502で排出数を読込み、
次のステップS1504で賞球排出モータ7130(M
10),7140(M11)をオン(ON)にする。次
いで、ステップS1506で排出センサ7441(SW
20),7442(SW21)によるカウントを行なってス
テップS1508に移行する。ステップS1508では
賞球排出が完了したか否かを判定し、完了していないと
判定したときにはステップS1504に戻ってステップ
S1504,S1506の処理を行い、完了したと判定
したときにはステップS1510で賞球排出モータ71
30(M10),7140(M11)をオフにし、か
つ、次のステップS1512で排出完了信号を送信して
ステップS1500に戻る。
【0246】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、賭け球の
セットに基づき、スタートスイッチの操作が可能になる
と摘み内部のLEDを点灯させて表示し、かつ、液晶テ
レビにスタートスイッチの操作メッセージの表示がなさ
れるので、スタートスイッチの操作方法と操作タイミン
グを容易に認識することができる。 また、摘み内部のL
EDが点灯したスタートスイッチの操作に基づき、当該
摘み内部のLEDを消灯して複数の可変表示ドラムの回
転を開始させ、該複数の可変表示ドラムの回転開始から
一定時間経過後に、ストップボタンの操作が可能である
ことが各表示窓に対応して設けられたストップランプを
点灯させて表示され、かつ、液晶テレビにストップボタ
ンの操作メッセージが表示されるので、ストップボタン
の操作方法と操作タイミングを容易に認識することがで
きる。 また、ストップボタンの操作に基づいて、指定さ
れた表示ライン上でリーチ状態が発生したときに、当該
ライン上の各窓要素の透明発光素子を発光させて、リー
チ状態が発生したラインが報知されるので、リーチ状態
が明瞭になり、大当りの期待感を向上させることができ
る。請求項2に係る発明は、複数のストップボタンの操
作入力に対して、対応する可変表示ドラムが停止される
毎に、対応するストップランプが消灯されるので、各ス
トップランプの消灯により可変表示ドラムの停止タイミ
ングが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機としての正面図である。
【図2】前面枠を開いた状態を示す遊技装置の全体斜視
図である。
【図3】遊技機としての縦断背面図である。
【図4】遊技機としての、台間球貸機および球還流機等
が設置された島設備の部分正面図である。
【図5】島設備の内部機構を示す説明図柄透視図であ
る。
【図6】島設備の縦断側面図である。
【図7】球還流機の説明的縦断側面図である。
【図8】遊技機としての島設備への設置の仕方を側面か
ら見た状態を示す設置説明図である。
【図9】遊技機としての底部分の、島設備への設置の仕
方を設置説明図として示す部分縦断側面図である。
【図10】補給装置の縦断側面図である。
【図11】補給装置の平面図である。
【図12】前面枠を開放した状態の本体ケースの前面側
斜視図である。
【図13】本体ケースへの前面枠の取付構造を示す部分
分解斜視図である。
【図14】本体ケースの側面図である。
【図15】島設備に遊技機として設置した状態を示す遊
技機としての側面図である。
【図16】本体ケースの右側板への棚板の取付構造を示
す部分分解斜視図である。
【図17】本体ケースの右側板への棚板の取付構造を示
す部分縦断側面図である。
【図18】内枠フレームの実施例のパチンコ遊技機の遊
技盤の正面図である。
【図19】内枠フレームを構成するフレーム要素の左側
側面図である。
【図20】上側パネルの正面図である。
【図21】下側パネルの正面図である。
【図22】上側パネルの内枠フレームの取付構造を示す
部分縦断側面図である。
【図23】上側パネルの前面部への各種部品の取付状態
を示す正面図である。
【図24】上側パネルへのストップスイッチユニットの
取付構造を示す部分縦断側面図である。
【図25】下側パネルの前面部への各種部品の取付状態
を示す正面図である。
【図26】前面枠の背面図である。
【図27】前面枠の裏側に取り付けられたロック装置の
背面図である。
【図28】ゲーム表示部の正面図である。
【図29】上皿から下皿への球抜き機構を示す断面図で
ある。
【図30】本体ケースの内部および前面枠の裏側への各
種構成ユニット部品の配置状態を示す配置説明図であ
る。
【図31】外部接続端子盤の正面図である。
【図32】外部接続端子盤の保護回路を示す回路図であ
る。
【図33】取込ユニットの斜視図である。
【図34】賭け球取込機構を示す説明的断面図である。
【図35】本体ケース内および前面枠の裏側に設置され
た賞球排出機構を示す背面図である。
【図36】サブタンクの上流側に設置された第1の球な
らし装置の構成説明図である。
【図37】排出樋の上流側に設置された第2の球ならし
装置の構成説明図である。
【図38】賞球排出ユニットの内部機構の裏側縦断側面
図である。
【図39】通路のクリアランスを考慮した賞球排出樋の
説明図である。
【図40】スタートスイッチの機構部分の縦断側面図で
ある。
【図41】スタートスイッチ部分の外側正面図である。
【図42】可変表示ドラム装置の正面図である。
【図43】可変表示ドラム装置の斜視図である。
【図44】ドラムユニットの分解斜視図である。
【図45】ドラムボックス中へのパルスモーターおよび
ドラムの設置の変形例を示す分解縦断側面図である。
【図46】ドラムの回転角度位置の検出機構の説明図で
ある。
【図47】本体ケースの棚板への可変表示ドラム装置の
設置例を示す本体ケースの縦断側面図である。
【図48】本体ケースの棚板への可変表示ドラム装置の
設置例を示す本体ケース内部の部分平面図である。
【図49】通常ゲームの流れを示す図である。
【図50】ビッグチャンスのゲームの流れを示す図であ
る。
【図51】レギュラーボーナスのゲームの流れの図であ
る。
【図52】小役の集中のゲームの流れの図である。
【図53】小役の集中の集中の流れの図である。
【図54】左側の可変表示ドラムのリール部の第1番目
から第10番目までの表示図柄を示す図である。
【図55】左側の可変表示ドラムのリール部の第11番
目から第21番目までの表示図柄を示す図である。
【図56】真中の可変表示ドラムのリール部の第1番目
から第10番目までの表示図柄を示す図である。
【図57】真中の可変表示ドラムのリール部の第11番
目から第21番目までの表示図柄を示す図である。
【図58】右側の可変表示ドラムのリール部の第1番目
から第10番目までの表示図柄を示す図である。
【図59】右側の可変表示ドラムのリール部の第11番
目から第21番目までの表示図柄を示す図である。
【図60】電源装置の正面図である。
【図61】ビッグチャンスの発生確率の機械的設定の手
順を示す図である。
【図62】中央管理装置の全体斜視図である。
【図63】キーボードの操作キーの拡大図である。
【図64】中央管理装置によって行なわれるビッグチャ
ンス発生確率の自動設定その1の制御処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図65】中央管理装置によって行なわれるビッグチャ
ンス発生確率の設定その2の制御処理手順を示すフロー
チャートである。
【図66】遊技機としての制御を行なう制御システムの
制御ブロック図である。
【図67】遊技機としてのクレジットシステムの制御ブ
ロック図である。
【図68】遊技機としての各種スイッチ信号による各種
表示ランプの点灯および点滅の制御ブロック図である。
【図69】賭け球の取込や賞球排出の制御を行なう賞球
排出制御装置の制御システムのブロック図である。
【図70】メイン制御装置による液晶テレビ制御装置、
パネル制御装置、賞球排出制御装置および可変表示ドラ
ム装置の制御ブロック図である。
【図71】液晶テレビ制御装置による液晶テレビの制御
ブロック図である。
【図72】外部電源からの電気を遊技機としての各部に
供給する配電ブロック図である。
【図73】メイン制御装置によって行なわれるメイン制
御処理の手順の前半部分を示すフローチャートである。
【図74】メイン制御装置によって行なわれるメイン制
御処理の手順の後半部分を示すフローチャートである。
【図75】図73のステップS102における賭け球の
取込処理の詳しい制御処理手順の前半部分を示すフロー
チャートである。
【図76】図73のステップS102における賭け球の
取込処理の詳しい制御処理手順の後半部分を示すフロー
チャートである。
【図77】図74のステップS144における球の払出
し処理の詳しい制御処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図78】マニュアルによる球の取込制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図79】オートのときの球の取込制御処理手順を示す
フローチャートである。
【図80】マニュアルによる「5個」取込みの制御処理
手順を示すフローチャートである。
【図81】マニュアルによる「10個」取込みの制御処
理手順を示すフローチャートである。
【図82】マニュアルによる「15個」取込みの制御処
理手順を示すフローチャートである。
【図83】取込み用の球が「10個」以上で「15個」
に満たないときの球の取込み制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図84】取込み用の球が「5個」以上で「10個」に
満たないときの球の取込み制御手順を示すフローチャー
トである。
【図85】賞球排出制御装置によって行なわれる賞球排
出制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図86】中央管理装置によって行なわれる球抜き処理
の手順を示すフローチャートである。
【図87】メイン制御装置によって行なわれる球抜き処
理の手順を示すフローチャートである。
【図88】賞球排出制御装置によって行なわれる球抜き
処理の手順を示すフローチャートである。
【図89】賞球排出制御装置によって行なわれる制御処
理の手順を示すフローチャートである。
【図90】第2実施例としての球の取込機構の斜視図で
ある。
【図91】第3実施例としての球の取込機構の斜視図で
ある。
【図92】第4実施例としての球の取込機構の斜視図で
ある。
【図93】第5実施例に係る球の取込機構を示す遊技機
としての部分縦断正面図である。
【図94】その球の取込機構の第1の変形例を示す平面
図である。
【図95】その第1の変形例のスプロケットの正面図で
ある。
【図96】その第1の変形例のスプロケットの平面図で
ある。
【図97】その第2の変形例の球の取込機構の部分正面
図である。
【図98】その第2の変形例の球の取込機構の部分側面
図である。
【図99】その第3の変形例の球の取込機構の部分正面
図である。
【図100】その第4の変形例の球の取込機構の部分正
面図である。
【図101】その第5の変形例の球の取込機構の部分正
面図である。
【図102】第6実施例の上皿およびその上皿取り付け
られた球取込ユニットの斜視図である。
【図103】その球取込ユニットの分解斜視図である。
【図104】その球取込ユニットの分解側面図である。
【図105】第7実施例に係る球取込ユニットの正面部
分透視図である。
【図106】その球取込ユニットの遊技装置への取付け
機構を示す遊技装置の部分縦断側面図である。
【図107】第8実施例の上皿およびその下流側に設け
られた球取込機構の平面図である。
【図108】その上皿およびその下流側に設けられた球
取込機構の部分縦断正面図である。
【図109】その上皿およびその下流側に設けられた球
取込機構の変形例の平面図である。
【図110】第9実施例の上皿およびその下流側に設け
られた球取込機構の平面図である。
【図111】その上皿の下流側に設けられた球取込機構
の部分縦断正面図である。
【図112】第10実施例の上皿およびその下流側に設
置された球取込機構の平面図である。
【図113】その上皿の下流側に設置された球取込機構
の部分縦断正面図である。
【図114】第11実施例の上皿の下流側に設置された
球取込機構の部分平面図である。
【図115】第12実施例の球の取込機構の縦断正面図
である。
【図116】第13実施例の球の取込機構の縦断正面図
である。
【図117】第14実施例の球鞘ケースを用いた球の取
込機構の正面図である。
【図118】第15実施例に係る1単位と2単位の球取
込機構部分を並設した球の取込機構の平面図である。
【図119】その2単位の球の取込機構部分の正面図で
ある。
【図120】その1単位の球の取込機構部分の正面図で
ある。
【図121】第16実施例の遊技装置の正面図である。
【図122】その遊技機としての球の取込系統および賞
球排出系統を示す遊技機としての内部機構の背面図であ
る。
【図123】第17実施例に係るそれぞれ2分割された
メインタンクとサブタンクの斜視図である。
【図124】第18実施例のスプロケットを用いた賞球
排出系統の部分縦断裏面図である。
【図125】スプロケットを2つを用いたその賞球排出
系統の部分平面図である。
【図126】スプロケットを4つ用いたその賞球排出系
統の変形例の部分平面図である。
【図127】その賞球排出系統の部分斜視図である。
【図128】相互に結合される一対のスプロケットの斜
視図である。
【図129】相互に結合される一対のスプロケットと該
スプロケットを駆動させるステッピングモータの斜視図
である。
【図130】スプロケットを用いた賞球排出機構の正面
図である。
【図131】賭け球の取込みや賞球排出の制御を行う賞
球排出制御装置の制御システムの制御ブロック図であ
る。
【図132】メイン制御装置によって行われるメイン制
御処理の手順を示すフローチャートである。
【図133】賞球排出制御装置によって行われる取込制
御処理の手順を示すフローチャートの一部である。
【図134】賞球排出制御装置によって行われる取込制
御処理の手順を示すフローチャートの一部である。
【図135】賞球排出制御装置によって行われる取込制
御処理の手順を示すフローチャートの一部である。
【図136】賞球排出制御装置によって行われる取込制
御処理の手順を示すフローチャートの一部である。
【図137】賞球排出制御処理手順による制御処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技装置 3 前面枠11A,11B,11C 可変表示窓(表示窓) 11Aa,11Ab,11Ac,11Ba,11Bb,
11Bc,11Ca, 11Cb,11Cc 窓要素 11F 透明発光素子 14 液晶テレビ 22a,22b,22c ストップボタン 23 スタートスイッチ 231 スイッチ収納ボックス(スイッチ収納部) 232 フォトセンサ 233 操作レバー 236 LED

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面枠上部には、液晶テレビと、複数の
    可変表示ドラムがそれぞれ臨む表示窓とを備えるととも
    に、 前面枠中段部には、前記複数の可変表示ドラムの回転に
    よって行われる可変表示ゲームを開始させるスタートス
    イッチと、前記複数の可変表示ドラムを個々に停止させ
    るストップボタンとを備え、 前記複数の可変表示ドラムを回転させた後、該可変表示
    ドラムを停止させて、賭け球数に応じて指定された表示
    ラインに沿った表示の組み合わせにより賞態様を形成さ
    せる可変表示ゲームを行う遊技装置において、前記各表示窓は、 それぞれ上段、中段、下段の3つずつの透明な窓要素を
    備え、 前記各窓要素の周囲に前記各窓要素を個別的に囲むよう
    にして透明発光素子を配設して、 前記各表示窓ごとに前記窓要素がそれぞれ透明に連続し
    た縦長の透明窓として前記複数の可変表示ドラムがそれ
    ぞれ臨むように構成し、 前記スタートスイッチの操作部は、内部にLEDを有す
    る透光性の摘みから成り、 賭け球のセットに基づき、前記スタートスイッチの操作
    が可能になると前記摘み内部のLEDを点灯させて表示
    し、かつ、前記液晶テレビに当該スタートスイッチの操
    作メッセージを表示し、 前記摘み内部のLEDが点灯したスタートスイッチの操
    作に基づき、当該摘み内部のLEDを消灯して前記複数
    の可変表示ドラムの回転が開始し、該複数の可変表示ド
    ラムの回転開始から一定時間経過後に、前記ストップボ
    タンの操作が可能であることを、前記各表示窓に対応し
    て設けられたストップランプを点灯させて表示し、か
    つ、前記液晶テレビに当該ストップボタンの操作メッセ
    ージを表示し、 前記ストップボタンの操作に基づいて、前記指定された
    表示ライン上でリーチ状態が発生したときに、当該ライ
    ン上の各窓要素の透明発光素子を発光させて、リーチ状
    態が発生したラインを報知 することを特徴とする遊技装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のストップボタンの操作入力に
    対して、対応する可変表示ドラムが停止される毎に、対
    応するストップランプを消灯させることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技装置。
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