JP3278540B2 - コネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方法および余長処理構造 - Google Patents

コネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方法および余長処理構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末部に光コネクタが
結合された光ケーブルの接続箱内における光ファイバ心
線の接続部余長処理方法および構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】対向する2本の光ファイバに収納された
複数の光ファイバ心線を、光ファイバ心線の先端に設け
られた光コネクタで結合する場合、各光ケーブル端末か
ら導かれた光ファイバ心線の端部にある光コネクタまで
の長さにバラツキがあるため、長さのバラツキを吸収し
て全ての光コネクタの結合を行なうために、従来より光
ファイバ心線に余長を残してコネクタを取り付けてい
る。
【0003】図5は、本発明の先行技術であり、本発明
者らが先に特願平5−354217号において提案した
接続部余長処理方法の説明図である。図中、1は光ケー
ブル、2は光ファイバテープ心線束、3はコネクタ結合
体、4はコネクタ結合体固定部材、5は光ケーブル係止
部、6は接続箱、7は中間部材である。2本の光ケーブ
ル1が光ケーブル係止部5で係止され、接続箱6に固定
されている。光ケーブル1の端末から、多数の光ファイ
バテープ心線が引き出されている。光ファイバテープ心
線は、接続するために必要な長さよりも余分に引き出さ
れる。この光ファイバテープ心線を複数枚、例えば、5
枚ごとに積層し、熱収縮チューブを用いて束ねて、光フ
ァイバテープ心線束2を構成している。
【0004】光ファイバテープ心線束2の先端には、光
コネクタ結合体3が設けられている。このコネクタ結合
体3は、光ファイバテープ心線束2を構成する各光ファ
イバテープ心線の先端に設けられた光コネクタを結合し
たものである。それぞれの光ケーブル1から引き出され
た光ファイバテープ心線束2のコネクタ結合体3は、中
間部材7を介して結合されている。結合されたコネクタ
結合体3は、コネクタ結合体固定部材4に固定されてい
る。このとき、コネクタ結合体3につながっている光フ
ァイバテープ心線束2は、光ケーブル端末から一度コネ
クタ結合体固定部材4の脇を通り越し、反転してコネク
タ結合体固定部材4にいたるように配置されている。
【0005】コネクタ結合体固定部材4と、光ケーブル
1の光ケーブル端末の間の空間は、他方の光ケーブル1
から引き出された光ファイバテープ心線束2が折り返す
領域となる。コネクタ結合体固定部材4を接続箱6の略
中央に配置することにより、各光ケーブル1に対してほ
ぼ等しい折り返しのための空間が提供されている。
【0006】光ケーブル1の接続作業としては、光ケー
ブルを光ケーブル係止部5により接続箱6に係止し、光
ファイバテープ心線束2を取り出して、接続すべき光フ
ァイバテープ心線束2のコネクタ結合体3同士を結合す
る。そして、コネクタ結合体3を結合した後、結合部を
半周回転させてコネクタ結合体固定部材4に固定すれば
よい。このような簡単な作業により、各光ファイバを結
合できるとともに、各光ファイバテープ心線の余長取り
を行なうことができる。そのため、従来、各光ファイバ
ごとに余長取りを行なっていたのに比べ、格段に作業性
を向上させることができる。
【0007】この先行技術の方法では、複数の光ケーブ
ルの各光ケーブル端末から引き出されたコネクタ付き光
ファイバテープ心線を複数枚ごとに積層し、かつ、積層
した各々の該光ファイバテープ心線に取り付けられた光
コネクタについても1つのコネクタとして結合体を構成
することによって、光ファイバテープ心線1本1本につ
いて行なっていては面倒な余長処理を行なわないこと
と、光ファイバテープ心線の絡み合いを無くすことによ
り作業性の向上を図ったものである。
【0008】しかしながら、この方法では。複数の光ケ
ーブルの各ケーブル端末から引き出されたコネクタ付き
光ファイバテープ心線数が増加し、複数本ごとに積層し
た光ファイバテープ心線束の数が、例えば、30束程度
以上に多くなると、該光ファイバテープ心線束の収納部
が大型化し、同時に、コネクタ結合体も大型化すること
から、ケーブル接続箱(クロージャ)の寸法も、心線束
の数に応じて大きくする必要があると同時に、作業性の
悪化を招いていた。さらに、各々の光ファイバテープ心
線束が輻輳して、絡み合いが生じる可能性が高くなって
いる。
【0009】その反面、光ファイバケーブルの接続箱
は、架空もしくはマンホール内に配置して用いるもので
あるため、上述のような接続する光ケーブルの各ケーブ
ル端末から引き出されたコネクタ付き光ファイバテープ
の心線数の増加に伴って、接続箱の寸法を自由に拡大し
ていくことは出来ないため、接続部余長処理のための空
間を有効に利用して、作業性を損なわずに接続箱の小型
化を行なう必要がある。
【0010】また、一般的に、一旦接続された光ファイ
バケーブルは、後の回線増加、ルート変更、障害発生等
により、光ファイバケーブル内の光ファイバテープ心線
の接続替えを行なう必要が発生する。この場合、上述し
た構造の光ファイバケーブル接続構造に光ファイバテー
プ心線束の収納状態からの取り出し機能を付加する必要
があるため、接続余長部での光ファイバテープ心線束同
士の輻輳を回避する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、複数本の光ファイバ心線か
らなる光ファイバ心線束のコネクタ部を接続箱内におい
ては小型化し、接続作業や切り放し作業時には、光ファ
イバ心線束の輻輳を避け、作業が容易にできるコネクタ
付き光ケーブルの接続部余長処理方法および余長処理構
造を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、光ケーブル端末から引き出された
光ファイバ心線が複数本ごとに結束されて光ファイバ心
線束が構成され、コネクタ結合体の固定位置を越えた後
に反転、折り返されて前記コネクタ結合体の固定位置へ
いたるように該光ファイバ心線束が配置され、固定位置
においてコネクタ結合体がコネクタ結合体固定部材に固
定されているコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理
方法において、コネクタ結合体の接続、または切り放し
作業を、コネクタ結合体の本来の固定位置よりも上方に
移動させたコネクタ結合体固定部材で行なうことを特徴
とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方
法において、前記コネクタ結合体の接続作業を、各光フ
ァイバ心線を折り返しを行なわない直線状態に保持して
行ない、収納時には前記コネクタ結合体固定部材をほぼ
180゜回転させながら下方の固定位置に移動させ収納
することを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載のコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方
法において、前記コネクタ結合体の切り放し作業を、該
コネクタ結合体固定部材をほぼ180゜回転させながら
上方に移動し、各光ファイバ心線束を折り返しを行なわ
ない直線状態に保持してから行なうことを特徴とするも
のである。
【0015】請求項4に記載の発明においては、コネク
タ付き光ケーブルの接続部余長処理構造において、複数
の光ケーブル端末から引き出された光ファイバ心線を複
数本ごとに結束して構成された光ファイバ心線束をコネ
クタ結合体の固定位置を越えた後に反転、折り返して固
定位置においてコネクタ結合体固定部材によりコネクタ
結合体を固定したコネクタ付き光ケーブルの接続部余長
処理構造において、前記コネクタ結合体固定部材は上方
へ移動可能に接続箱内に支持されたことを特徴とするも
のである。
【0016】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載のコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理構
造において、前記コネクタ結合体固定部材は、複数の筒
状部材が嵌合した伸縮可能な多段引出支柱により接続箱
内に支持されたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明によれば、ケーブル端末から引き出され
た光ファイバ心線を複数枚ごとに積層・結束して光ファ
バ心線束を構成し、コネクタ結合体の固定位置を越えた
後に反転して前記コネクタ結合体の固定位置へいたるよ
うに該光ファイバ心線束を配置したコネクタ付き光ケー
ブルの接続部余長処理方法において、光ファイバ心線の
余長処理部と該コネクタ結合体の固定部を、収納状態で
は密着させることにより、接続箱の寸法を最大限小型化
することができる。接続、切り放し作業時には、コネク
タ結合体の本来の固定位置よりも上方で、作業を行なえ
るようにすることによって、接続、切り放し作業の作業
性を損なわないようにすることができる。
【0018】また、コネクタ結合体を180°前後回転
することにより、反転収納された光ファイバ心線束を直
線状態に保持して、接続、切り放し作業を行なうことに
より、さらに作業性を改善できるばかりでなく、光ファ
イバ心線束同士の輻輳を回避しやすくすることができ
る。このようにすることにより、光ケーブル接続時の作
業を、ケーブル接続箱の上方に引き出したコネクタ結合
体固定部材で行なうことにより、ケーブル接続箱の寸法
を小型化することができ、かつ、作業性良く、光ファイ
バ心線同士の輻輳を回避しながら、コネクタ結合体の接
続、切り放し作業を行なうことができる。
【0019】
【実施例】図1〜図3は、本発明のコネクタ付き光ケー
ブルの接続部の一実施例の斜視図であり、図1は収納状
態、図2,図3は接続、切り放し作業状態を示す。図
中、1は光ケーブル、2は光ファイバテープ心線束、3
はコネクタ結合体、4はコネクタ結合体固定部材、5は
光ケーブル係止部、6は接続箱、7は中間部材、8は支
持部材である。なお、図1の収納状態においては、接続
箱6に蓋部がかぶされているが、内部を図示するため、
蓋部は図示していない。作業時においては、蓋部を外し
て作業が行われる。
【0020】図1の収納状態から説明する。2本の光ケ
ーブル1が光ケーブル係止部5で係止され、接続箱6に
固定されている。図1では、光ケーブル1の端末部を係
止しているが、ケーブル端末を接続箱6内に突出させ、
光ケーブル1の途中を係止するように構成してもよい。
また、2本の光ケーブル1は、図1では同軸上に配置し
ているが、軸違いに配置してもよい。
【0021】光ケーブル1の端末から多数の光ファイバ
テープ心線が引き出されている。光ファイバテープ心線
は、接続するために必要な長さよりも余分に引き出され
る。この光ファイバテープ心線を複数枚、例えば、5枚
ごとに積層し、熱収縮チューブ等を用いて束ねて、光フ
ァイバテープ心線束2を構成している。光ファイバテー
プ心線束2の先端には、コネクタ結合体3が設けられて
いる。このコネクタ結合体3は、光ファイバテープ心線
束2を構成する各光ファイバテープ心線の先端にそれぞ
れ設けられた光コネクタを結合したものを総称したもの
である。各光コネクタは、結合・分離が可能なように、
係合部が形成されていてもよく、複数の光コネクタを係
合部で係合させることによって一体的に結合して、コネ
クタ結合体を構成できる。このようにした場合には、係
合を外して、個々の光コネクタに分離できる。また、バ
ラバラの光コネクタを一体的に結合する結合補助部材を
用いて、複数の光コネクタを一体的に集合してコネクタ
結合体を構成してもよく、このようにした場合には、結
合補助部材を外すことによって個々の光コネクタに分離
できる。
【0022】それぞれのコネクタ結合体3は、中間部材
7を介して結合されている。結合されたコネクタ結合体
3は、コネクタ結合体固定部材4に固定されている。こ
のとき、コネクタ結合体3につながっている光ファイバ
テープ心線束2は、光ケーブル端末から一度コネクタ結
合体固定部材4の脇を通り越し、反転するようにして、
その先端のコネクタ結合体3がコネクタ結合体固定部材
4に固定されている。コネクタ結合体3同士の結合は、
中間部材を介在させずに、直接結合するようにしてもよ
い。
【0023】コネクタ結合体固定部材4と、光ケーブル
1の光ケーブル端末の間の空間は、他方の光ケーブル1
から引き出された光ファイバテープ心線束2が折り返す
領域となる。コネクタ結合体固定部材4を接続箱6の略
中央に配置することにより、各光ケーブル1に対してほ
ぼ等しい折り返しのための空間が提供されている。しか
し、これに限らず、コネクタ結合体固定部材4を、どち
らかのケーブル端末側に寄せて配置することも可能であ
る。
【0024】この実施例においても、図5で説明した従
来例と同様に、光ケーブル端末から取り出された光ファ
イバテープ心線を、決められたグループごとに積層し結
束したり、あるいは、工場での製造工程において、あら
かじめ結束しておくことにより、接続作業が簡単とな
る。結束された左右の光ファイバテープ心線束2のコネ
クタ結合体3同士が結合されているから、各光ファイバ
テープ心線の取り扱いが容易である。
【0025】しかし、図5との対比において、この実施
例では、コネクタ結合体3が多段にわたってコネクタ結
合体固定部材4に固定されている様子が図示されてい
る。もちろん、本発明がコネクタ結合体3を必ずしも多
段にわたって配置しなければならないものではないが、
本発明によれば、コネクタ結合体3を多段に配置して
も、接続や切り放し作業が容易となり、しかも、コンパ
クトに接続箱内に収容することができる。
【0026】図2を参照して説明する。図1では、コネ
クタ結合体固定部材4の支持部材が光ファイバテープ心
線束2に隠れて見えていないが、後述するように、支持
部材が伸縮可能に構成されており、コネクタ結合体固定
部材4を上昇させた図2では、支持部材8が図示されて
いる。
【0027】支持部材8は、この実施例では、複数の筒
状部材が嵌合した伸縮可能な多段引出支柱として構成さ
れ、筒状部材間の摩擦により適宜の位置に止めることが
でき、回動させることもできる。このような構造は、例
えば、ロッドアンテナにみられる伸縮構造と同様の構造
である。しかし、支持部材8にかかる重量が大きい場合
には、カメラの三脚等にみられるように、バネで付勢さ
れた止め部材を用いた構造を採用してもよい。もちろ
ん、他の伸縮及び回動可能な適宜の構造を採用してもよ
い。また、支持部材によるコネクタ結合体固定部材4の
上方への移動は、直上へ移動させるようにすることに限
らず、斜め上方へ移動させるようにしてもよい。
【0028】図2に示すように、コネクタ結合体3の結
合、切り放し作業時に、支持部材8を伸ばしてコネクタ
結合体固定部材4を上方に移動させることにより、作業
が容易となる。
【0029】図3は、コネクタ結合体固定部材4を、さ
らに回動させた状態である。図2の状態から、コネクタ
結合体固定部材4を、さらに上方に移動させながら、ほ
ぼ180゜回動させて、光ファイバテープ心線束2を接
続箱6の軸方向に沿う状態にしたものである。この状態
でコネクタ結合体3の接続作業を行ない、収納時におい
ては、コネクタ結合体固定部材4を、ほぼ180゜回動
させながら下方に移動させ、図1の収納状態にする。ま
た、収納状態から、コネクタ結合体3の切り放し作業を
行う場合には、図1の状態から、コネクタ結合体固定部
材4を、ほぼ180゜回動させながら上方へ移動させ、
図3の状態として、コネクタ結合体3の切り放しを行な
うことができる。
【0030】なお、上述した実施例では、光ファイバテ
ープ心線束2は、コネクタ結合体3ごとに熱収縮性テー
プで結束したが、他の結束方法を採用してもよい。
【0031】図4は、光ファイバテープ心線の結束に用
いる結束部材の具体例の斜視図である。図4(A)の結
束部材9は、半割状パイプ構造を有するものであり、ス
リット状の隙間9aによって半割にした縁は、外側に丸
めるようにして曲げて、光ファイバテープ心線束への着
脱を容易にしている。また、着脱の際に傷を付けないよ
うにしている。図4(B)の結束部材9は、スパイラル
状のチューブ構造を有するものである。いずれも、光フ
ァイバテープ心線束の結束に用いることができ、簡単に
移動可能な程度の柔軟な材質と構造を有するものである
から、光ファイバテープ心線束の任意の位置に直接かつ
簡単に取り付け、取り外しが可能であり、光ファイバテ
ープ心線の分離も容易にできる。
【0032】具体例をもとに上述した実施例の余長処理
を説明する。この具体例では、1000心の光ケーブル
端末を接続した。1000心の光ケーブルは、250枚
の4心光ファイバテープ心線からなり、光ファイバテー
プ心線5枚を、図4(B)に示したようなスパイラル状
チューブにて結束したものである。
【0033】この場合、コネクタ結合体固定部材を上方
に移動可能とするために、伸縮可能なロッドアンテナ状
の多段引出支柱を支持部材として用いた。光ケーブル接
続箱の高さ寸法に対して上方移動量を大きいすることが
でき、収納時の高さを小さくできることから別部品とし
て延長部材を準備する必要がなくなる。
【0034】上述した実施例における光ファイバテープ
心線は、4心,8心など、適宜の心線数のものに適用す
ることができる。また、また、本発明における光ファイ
バ心線は、光ファイバテープ心線に限られるものでもな
く、単心線や少心数の光ファイバユニットなど、適宜の
光ファイバ心線に適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ケーブル端末から引き出された光ファイバ心
線を複数本ごとに結束して光ファイバ心線束を構成し、
コネクタ結合体の固定位置を越えた後に反転して前記コ
ネクタ結合体の固定位置へいたるように光ファイバ心線
束を配置したコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理
方法における作業性の良さという利点を維持した上で、
収納する光ファイバ心線数が増大しても、接続箱を小型
化でき、また、光ファイバ心線束同士を輻輳させること
なく、十分な作業性を確保できるという効果がある。
【0036】また、光ファイバ心線束の分離を容易にで
きるように結束し、かつ、コネクタ結合体が個々の光コ
ネクタに分離可能に構成すれば、光ケーブル接続後の光
ファイバテープ心線単位の接続替え等の作業を行なうこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ付き光ケーブルの接続部の一
実施例の収納状態における斜視図である。
【図2】図1のコネクタ付き光ケーブルの接続部の、接
続、切り放し作業状態における斜視図である。
【図3】図1のコネクタ付き光ケーブルの接続部の、接
続、切り放し作業状態における斜視図である。
【図4】光ファイバテープ心線束の結束部材の具体例の
斜視図である。
【図5】本発明の先行技術における接続部余長処理方法
の説明図である。
【符号の説明】
1…光ケーブル、2…光ファイバテープ心線束、3…コ
ネクタ結合体、4…コネクタ結合体固定部材、5…光ケ
ーブル係止部、6…接続箱、7…中間部材、8…支持部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須永 圭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 堤 美紀夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 吉田 英一 (56)参考文献 特開 平7−199015(JP,A) 特開 平3−245109(JP,A) 実開 平5−11107(JP,U) 実開 昭61−155805(JP,U) 実開 昭60−133408(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブル端末から引き出された光ファ
    イバ心線が複数本ごとに結束されて光ファイバ心線束が
    構成され、コネクタ結合体の固定位置を越えた後に反
    転、折り返されて前記コネクタ結合体の固定位置へいた
    るように該光ファイバ心線束が配置され、固定位置にお
    いてコネクタ結合体がコネクタ結合体固定部材に固定さ
    れているコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方法
    において、コネクタ結合体の接続、または切り放し作業
    を、コネクタ結合体の本来の固定位置よりも上方に移動
    させたコネクタ結合体固定部材で行なうことを特徴とす
    るコネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理方法。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ結合体の接続作業を、各光
    ファイバ心線を折り返しを行なわない直線状態に保持し
    て行ない、収納時には前記コネクタ結合体固定部材をほ
    ぼ180゜回転させながら下方の固定位置に移動させ収
    納することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ付き
    光ケーブルの接続部余長処理方法。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ結合体の切り放し作業を、
    該コネクタ結合体固定部材をほぼ180゜回転させなが
    ら上方に移動し、各光ファイバ心線束を折り返しを行な
    わない直線状態に保持してから行なうことを特徴とする
    請求項1に記載のコネクタ付き光ケーブルの接続部余長
    処理方法。
  4. 【請求項4】 複数の光ケーブル端末から引き出された
    光ファイバ心線を複数本ごとに結束して構成された光フ
    ァイバ心線束をコネクタ結合体の固定位置を越えた後に
    反転、折り返して固定位置においてコネクタ結合体固定
    部材によりコネクタ結合体を固定したコネクタ付き光ケ
    ーブルの接続部余長処理構造において、前記コネクタ結
    合体固定部材は上方へ移動可能に接続箱内に支持された
    ことを特徴とするコネクタ付き光ケーブルの接続部余長
    処理構造。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ結合体固定部材は、複数の
    筒状部材が嵌合した伸縮可能な多段引出支柱により接続
    箱内に支持されたことを特徴とする請求項4に記載のコ
    ネクタ付き光ケーブルの接続部余長処理構造。
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