JP3278083B2 - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JP3278083B2 JP3278083B2 JP12311193A JP12311193A JP3278083B2 JP 3278083 B2 JP3278083 B2 JP 3278083B2 JP 12311193 A JP12311193 A JP 12311193A JP 12311193 A JP12311193 A JP 12311193A JP 3278083 B2 JP3278083 B2 JP 3278083B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置用のクリ
ーニング装置、更に詳しくはクリーニングブレードを用
いるクリーニング装置に関するものである。
ーニング装置、更に詳しくはクリーニングブレードを用
いるクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置において、潜像担持体に静電潜像を形成
し、この静電潜像をトナーにより可視像化するもので
は、この可視像を転写紙などのような記録媒体に転写し
たのち、潜像担持体表面に、転写に寄与しなかったトナ
ーや、紙粉などが残留付着しているので、かかる付着物
を潜像担持体から除去している。
画像形成装置において、潜像担持体に静電潜像を形成
し、この静電潜像をトナーにより可視像化するもので
は、この可視像を転写紙などのような記録媒体に転写し
たのち、潜像担持体表面に、転写に寄与しなかったトナ
ーや、紙粉などが残留付着しているので、かかる付着物
を潜像担持体から除去している。
【0003】このような機能を遂行するクリーニング装
置には、従来より、色々なものが用いられているが、こ
の代表的なものとして、ゴム等の弾性体より成るクリー
ニングブレードを用いる方式のクリーニング装置が知ら
れている。かかるクリーニング装置は、比較的安価なク
リーニングブレードを用いるために、コスト的にも有利
であり、幅広く使用されている。
置には、従来より、色々なものが用いられているが、こ
の代表的なものとして、ゴム等の弾性体より成るクリー
ニングブレードを用いる方式のクリーニング装置が知ら
れている。かかるクリーニング装置は、比較的安価なク
リーニングブレードを用いるために、コスト的にも有利
であり、幅広く使用されている。
【0004】ところで、近年、一層の高画質化を求める
ために、トナーとして、より小粒径のものが用いられる
傾向にあるが、先に示したクリーニングブレードでは、
かようなものを完全に除去することは中々難しくなって
いる。又、トナーの流動性を良くしたりするために、シ
リカやステアリン酸亜鉛などの添加剤をトナーに外添す
ることが行われているが、このような添加剤が潜像担持
体に付着した場合にも、この除去が中々難しくなってい
る。
ために、トナーとして、より小粒径のものが用いられる
傾向にあるが、先に示したクリーニングブレードでは、
かようなものを完全に除去することは中々難しくなって
いる。又、トナーの流動性を良くしたりするために、シ
リカやステアリン酸亜鉛などの添加剤をトナーに外添す
ることが行われているが、このような添加剤が潜像担持
体に付着した場合にも、この除去が中々難しくなってい
る。
【0005】そこで、この種のクリーニング機能を向上
させるために、種々なる技術が既に提案されるところと
なっている。例えば、クリーニングブレード近傍にトナ
ーを滞留させるものとして、特開平1−161288号
公報や特開平1−319084号公報等によるものが提
案されている。又、磁力でトナーを離隔させ易くした
り、吸引したりするものとして、特開昭50−1555
9号公報や特開昭53−125846号公報によるもの
が提案されている。この他、類似技術として、特開昭4
2−22142号公報や、実公昭63−43476号公
報や、特開平3−8364号公報等によるものが提案さ
れている。
させるために、種々なる技術が既に提案されるところと
なっている。例えば、クリーニングブレード近傍にトナ
ーを滞留させるものとして、特開平1−161288号
公報や特開平1−319084号公報等によるものが提
案されている。又、磁力でトナーを離隔させ易くした
り、吸引したりするものとして、特開昭50−1555
9号公報や特開昭53−125846号公報によるもの
が提案されている。この他、類似技術として、特開昭4
2−22142号公報や、実公昭63−43476号公
報や、特開平3−8364号公報等によるものが提案さ
れている。
【0006】ゴム等の弾性体より成るクリーニングブレ
ードを用いるクリーニング装置では、除去すべき残留ト
ナー等の付着物が凝集されないままに、クリーニングブ
レードに入っていくのが、極く普通の形となっている。
上述した公知例も、そのようなものとなっている。
ードを用いるクリーニング装置では、除去すべき残留ト
ナー等の付着物が凝集されないままに、クリーニングブ
レードに入っていくのが、極く普通の形となっている。
上述した公知例も、そのようなものとなっている。
【0007】トナー等の付着物が凝集されないままに、
クリーニングブレードに達してしまうと、特に小粒径の
トナーや、添加剤や、微細な紙粉などの一部が、クリー
ニングブレードのエッジ部と潜像担持体との間を通り抜
けてしまい、クリーニング不良が生じ易くなる。これに
対し、付着物の凝集度を増すと、付着物がクリーニング
ブレードエッジ部から抜けにくくなり、クリーニング性
が良くなるのである。
クリーニングブレードに達してしまうと、特に小粒径の
トナーや、添加剤や、微細な紙粉などの一部が、クリー
ニングブレードのエッジ部と潜像担持体との間を通り抜
けてしまい、クリーニング不良が生じ易くなる。これに
対し、付着物の凝集度を増すと、付着物がクリーニング
ブレードエッジ部から抜けにくくなり、クリーニング性
が良くなるのである。
【0008】又、クリーニングブレードに向かうトナー
を、事前に磁気ブラシに付着させ、クリーニングブレー
ドの負担を軽減させるようにしたクリーニング装置も公
知であるが、このようなクリーニング装置では、磁性の
ない添加剤や、紙粉などが、トナーに対する比率を多く
して、クリーニングブレードの方に達してしまい、クリ
ーニングブレードのエッジ部を傷め、この寿命を低下さ
せたり、クリーニング不良を生じさせたりする。クリー
ニングブレードに向かう前に、トナーや紙粉や添加剤な
どの被除去物が、すべて、まとめて凝集状態にされれ
ば、このようなものを効果的にクリーニングブレードに
よって除去することができるのである。
を、事前に磁気ブラシに付着させ、クリーニングブレー
ドの負担を軽減させるようにしたクリーニング装置も公
知であるが、このようなクリーニング装置では、磁性の
ない添加剤や、紙粉などが、トナーに対する比率を多く
して、クリーニングブレードの方に達してしまい、クリ
ーニングブレードのエッジ部を傷め、この寿命を低下さ
せたり、クリーニング不良を生じさせたりする。クリー
ニングブレードに向かう前に、トナーや紙粉や添加剤な
どの被除去物が、すべて、まとめて凝集状態にされれ
ば、このようなものを効果的にクリーニングブレードに
よって除去することができるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した新規
な認識に基づきなされたものであり、その目的とすると
ころは、トナーを含む被除去物を凝集状態で、クリーニ
ングブレードに到達させ得るようにして、クリーニング
性の一層の良好化やクリーニングブレードの長寿命化を
図り得るようにしたクリーニング装置を提供することに
ある。
な認識に基づきなされたものであり、その目的とすると
ころは、トナーを含む被除去物を凝集状態で、クリーニ
ングブレードに到達させ得るようにして、クリーニング
性の一層の良好化やクリーニングブレードの長寿命化を
図り得るようにしたクリーニング装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体に接して転写工程後に潜像担持
体表面に残留付着するトナーを含む被除去物を除去する
クリーニングブレードと、磁性粉粒体が担持される磁力
を発生する磁界発生手段とを具備し、前記潜像担持体表
面の移動方向と前記磁界発生手段の磁極の配列方向を略
平行にし、前記磁界発生手段を前記潜像担持体表面に対
向して配設したことを特徴とするクリーニング装置を提
案する。
成するため、潜像担持体に接して転写工程後に潜像担持
体表面に残留付着するトナーを含む被除去物を除去する
クリーニングブレードと、磁性粉粒体が担持される磁力
を発生する磁界発生手段とを具備し、前記潜像担持体表
面の移動方向と前記磁界発生手段の磁極の配列方向を略
平行にし、前記磁界発生手段を前記潜像担持体表面に対
向して配設したことを特徴とするクリーニング装置を提
案する。
【0011】その際、磁界発生手段に磁性粉粒体を供給
する供給手段を設けると効果的である。
する供給手段を設けると効果的である。
【0012】又、磁界発生手段は磁石で構成され、この
磁石はクリーニングブレードと、このクリーニングブレ
ードよりも潜像担持体表面の移動方向上の上流側に設け
られるトナー飛散防止部材との間に設けられるものであ
ると効果的である。
磁石はクリーニングブレードと、このクリーニングブレ
ードよりも潜像担持体表面の移動方向上の上流側に設け
られるトナー飛散防止部材との間に設けられるものであ
ると効果的である。
【0013】更に、磁界発生手段は磁石で構成され、こ
の磁石はクリーニングブレードに取り付けられるもので
あると効果的である。
の磁石はクリーニングブレードに取り付けられるもので
あると効果的である。
【0014】更に、磁界発生手段は変位自在に構成さ
れ、該磁界発生手段を変位させる手段と、該磁界発生手
段を所定の位置で停止させる部材とを具備すると効果的
である。
れ、該磁界発生手段を変位させる手段と、該磁界発生手
段を所定の位置で停止させる部材とを具備すると効果的
である。
【0015】更に、磁界発生手段は電磁石で構成され、
この電磁石に対して励磁、不励磁の切り換え制御を行う
と効果的である。
この電磁石に対して励磁、不励磁の切り換え制御を行う
と効果的である。
【0016】更に、磁界発生手段は、潜像担持体の表面
領域を、画像形成領域と非画像形成領域とに分けたと
き、磁力の強さが、前者の領域よりも後者の領域が強く
なるように構成されるものであると効果的である。
領域を、画像形成領域と非画像形成領域とに分けたと
き、磁力の強さが、前者の領域よりも後者の領域が強く
なるように構成されるものであると効果的である。
【0017】更に、磁界発生手段は、画像形成領域に対
応した磁石と、非画像形成領域に対応した磁石とで構成
され、後者の磁石が前者の磁石よりも潜像担持体に対し
て、接近配置されるものであると効果的である。
応した磁石と、非画像形成領域に対応した磁石とで構成
され、後者の磁石が前者の磁石よりも潜像担持体に対し
て、接近配置されるものであると効果的である。
【0018】更に、磁性粉粒体として、トナーの粒径と
異なる粒径のものを用いると効果的である。
異なる粒径のものを用いると効果的である。
【0019】更に、磁性粉粒体として、トナーの帯電極
性と異なる帯電極性のものを用いると効果的である。
性と異なる帯電極性のものを用いると効果的である。
【0020】更に、磁性粉粒体として磁性トナーを用い
ると効果的である。
ると効果的である。
【0021】更に、磁界発生手段を、予め定めたコピー
枚数がカウントされる度毎に、所定の位置に変位させる
と効果的である。
枚数がカウントされる度毎に、所定の位置に変位させる
と効果的である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
説明する。
【0023】図1は、本発明一実施例のクリーニング装
置を備えた画像形成装置の感光体周りの概略構成図であ
る。同図において、符号1は潜像担持体の一構成例のド
ラム状感光体を示し、この感光体1は、図示矢印方向に
回転駆動されるようになっている。この回転の際、感光
体1の表面が帯電チャージャ2により一様に帯電され
る。次いで、その帯電面に対し、露光部3で、像露光又
は光書き込みが行われることにより、感光体表面に所定
の静電潜像が形成される。
置を備えた画像形成装置の感光体周りの概略構成図であ
る。同図において、符号1は潜像担持体の一構成例のド
ラム状感光体を示し、この感光体1は、図示矢印方向に
回転駆動されるようになっている。この回転の際、感光
体1の表面が帯電チャージャ2により一様に帯電され
る。次いで、その帯電面に対し、露光部3で、像露光又
は光書き込みが行われることにより、感光体表面に所定
の静電潜像が形成される。
【0024】このあと、上記静電潜像は現像装置4のト
ナーによってトナー像として可視像化され、このトナー
像は、転写チャージャ5の作用により、転写紙のような
記録媒体7に転写される。この転写後、記録媒体7は分
離チャージャ6の作用のもとに、感光体1から分離さ
れ、図示されない定着装置に向けて送られる。
ナーによってトナー像として可視像化され、このトナー
像は、転写チャージャ5の作用により、転写紙のような
記録媒体7に転写される。この転写後、記録媒体7は分
離チャージャ6の作用のもとに、感光体1から分離さ
れ、図示されない定着装置に向けて送られる。
【0025】感光体1に対して、現像装置4と反対側の
位置には、本発明一実施例のクリーニング装置8が設け
られている。このクリーニング装置8は、本体がクリー
ニングケース9より成り、ゴム又は合成樹脂等の弾性体
より成るクリーニングブレード10を具備している。こ
のクリーニングブレード10は、このエッジ部10aが
所定の圧力で感光体1の表面に接するように、その基端
部をクリーニングケース9の側に固定的に取り付けられ
ている。
位置には、本発明一実施例のクリーニング装置8が設け
られている。このクリーニング装置8は、本体がクリー
ニングケース9より成り、ゴム又は合成樹脂等の弾性体
より成るクリーニングブレード10を具備している。こ
のクリーニングブレード10は、このエッジ部10aが
所定の圧力で感光体1の表面に接するように、その基端
部をクリーニングケース9の側に固定的に取り付けられ
ている。
【0026】先にも述べたように、トナー像の転写工程
後において、感光体1の表面には、転写に寄与しなかっ
たトナーや、添加剤や、微細な紙粉などが残留付着して
いるのであるが、これらの付着物がクリーニングブレー
ド10のエッジ部10aで、掻き取り除去される。この
ように、クリーニングブレード10は、感光体1に接し
て、転写工程後に感光体1の表面に残留付着するトナー
を含む被除去物を掻き取り除去するものである。この除
去された物は、搬送スクリュー部材12によってクリー
ニングケース9外に排出され、所定の回収容器(不図
示)に入れられる。
後において、感光体1の表面には、転写に寄与しなかっ
たトナーや、添加剤や、微細な紙粉などが残留付着して
いるのであるが、これらの付着物がクリーニングブレー
ド10のエッジ部10aで、掻き取り除去される。この
ように、クリーニングブレード10は、感光体1に接し
て、転写工程後に感光体1の表面に残留付着するトナー
を含む被除去物を掻き取り除去するものである。この除
去された物は、搬送スクリュー部材12によってクリー
ニングケース9外に排出され、所定の回収容器(不図
示)に入れられる。
【0027】符号13で示すものは先端部を感光体表面
に当接させたトナー飛散防止部材であり、これは「シー
ル部材」とも呼ばれ、クリーニングケース9内から外部
へトナーを飛散させないようにする働きをする。
に当接させたトナー飛散防止部材であり、これは「シー
ル部材」とも呼ばれ、クリーニングケース9内から外部
へトナーを飛散させないようにする働きをする。
【0028】本実施例のクリーニング装置8の特徴とす
るところは、このクリーニング装置8が、上述のクリー
ニングブレード10のほかに、磁性粉粒体が担持される
磁力を発生する磁界発生手段を具備する点にある。磁石
14は、その磁界発生手段の一構成例をなすものであ
る。この磁石14としては永久磁石又は電磁石を用いる
ことができるが、ここでは永久磁石が使用され、これが
回転せずに不動に支持されている。本例では、上記磁石
14はクリーニングブレード10と、このクリーニング
ブレード10よりも感光体1の表面の移動方向上の上流
側に設けられるトナー飛散防止部材13との間であっ
て、クリーニングブレード10に接近した位置に、感光
体1と対向するように設けられている。
るところは、このクリーニング装置8が、上述のクリー
ニングブレード10のほかに、磁性粉粒体が担持される
磁力を発生する磁界発生手段を具備する点にある。磁石
14は、その磁界発生手段の一構成例をなすものであ
る。この磁石14としては永久磁石又は電磁石を用いる
ことができるが、ここでは永久磁石が使用され、これが
回転せずに不動に支持されている。本例では、上記磁石
14はクリーニングブレード10と、このクリーニング
ブレード10よりも感光体1の表面の移動方向上の上流
側に設けられるトナー飛散防止部材13との間であっ
て、クリーニングブレード10に接近した位置に、感光
体1と対向するように設けられている。
【0029】図2は、磁石14の周辺構成部の拡大図で
あり、その磁石14は、両端の磁極S,Nの配列方向が
感光体1の表面の移動方向と同じになるように配設され
ている。従って、当該磁石14から発生する磁力線15
のうち、磁石14の長手方向にある磁力線部分は、感光
体1の表面の移動方向と略平行することとなる。感光体
表面の移動方向と磁界発生手段の磁極の配列方向を略平
行にし、その磁界発生手段を感光体表面に対向して配設
するのである。
あり、その磁石14は、両端の磁極S,Nの配列方向が
感光体1の表面の移動方向と同じになるように配設され
ている。従って、当該磁石14から発生する磁力線15
のうち、磁石14の長手方向にある磁力線部分は、感光
体1の表面の移動方向と略平行することとなる。感光体
表面の移動方向と磁界発生手段の磁極の配列方向を略平
行にし、その磁界発生手段を感光体表面に対向して配設
するのである。
【0030】磁石14には、予め磁性粉粒体16が磁力
によって付着保持されている。すなわち、鉄粉等より成
る磁性粉粒体16が磁力によって磁石14に担持されて
いるのである。磁性粉粒体とは、磁性粉体又は磁性粒
体、或いは磁性粉体と磁性粒体の混合体を意味する。
によって付着保持されている。すなわち、鉄粉等より成
る磁性粉粒体16が磁力によって磁石14に担持されて
いるのである。磁性粉粒体とは、磁性粉体又は磁性粒
体、或いは磁性粉体と磁性粒体の混合体を意味する。
【0031】感光体1の表面には、転写に寄与しなかっ
たトナーの粒子17が残留付着している。かかるトナー
粒子17は、クリーニングブレード10のエッジ部10
aに向かうのであるが、このエッジ部10aに到達する
前に、凝集状態にされる。すなわち、クリーニングブレ
ード10に向かう感光体1上のトナー粒子17が磁石1
4に担持された磁性粉粒体16に衝突しながら移動し、
トナー粒子が撹拌状態にされることで、それが凝集され
るのである。磁石14は、感光体1上のトナー粒子がエ
ッジ部10aに達する前に撹拌凝集されるように、感光
体1と関係位置を保って配設されるのである。
たトナーの粒子17が残留付着している。かかるトナー
粒子17は、クリーニングブレード10のエッジ部10
aに向かうのであるが、このエッジ部10aに到達する
前に、凝集状態にされる。すなわち、クリーニングブレ
ード10に向かう感光体1上のトナー粒子17が磁石1
4に担持された磁性粉粒体16に衝突しながら移動し、
トナー粒子が撹拌状態にされることで、それが凝集され
るのである。磁石14は、感光体1上のトナー粒子がエ
ッジ部10aに達する前に撹拌凝集されるように、感光
体1と関係位置を保って配設されるのである。
【0032】トナーに、この流動性を良くするための添
加剤が外添される場合には、その添加剤18が感光体1
の表面に付着しているのであるが、この添加剤18につ
いても、トナー粒子17と一諸に凝集状態にされる。
加剤が外添される場合には、その添加剤18が感光体1
の表面に付着しているのであるが、この添加剤18につ
いても、トナー粒子17と一諸に凝集状態にされる。
【0033】かような被除去物が凝集されないままに、
クリーニングブレード10のエッジ部10aに入ってゆ
くと、トナーが小粒径のものである場合など、その一部
がエッジ部10aから抜け出てしまう。又、添加剤や微
細な紙粉などについても抜け出る場合がある。いずれに
しても、クリーニングブレードによるクリーニング性が
悪くなるのである。
クリーニングブレード10のエッジ部10aに入ってゆ
くと、トナーが小粒径のものである場合など、その一部
がエッジ部10aから抜け出てしまう。又、添加剤や微
細な紙粉などについても抜け出る場合がある。いずれに
しても、クリーニングブレードによるクリーニング性が
悪くなるのである。
【0034】然るに、そのような被除去物が凝集されれ
ば、これがクリーニングブレード10によって充分に掻
き取り除去されるようになり、クリーニング性が一段と
良好になるのである。
ば、これがクリーニングブレード10によって充分に掻
き取り除去されるようになり、クリーニング性が一段と
良好になるのである。
【0035】磁石14に担持された磁性粉粒体16の一
部が、トナーなどの被除去物と共にクリーニングブレー
ド10へ向け送り込まれることもあるが、この場合も、
その磁性粉粒体はエッジ部10aによって掻き取られ、
再び磁石14に付着するか、又は下方に落下して図1に
示した搬送スクリュー12によってクリーニングケース
外に搬送される。
部が、トナーなどの被除去物と共にクリーニングブレー
ド10へ向け送り込まれることもあるが、この場合も、
その磁性粉粒体はエッジ部10aによって掻き取られ、
再び磁石14に付着するか、又は下方に落下して図1に
示した搬送スクリュー12によってクリーニングケース
外に搬送される。
【0036】図9は、コピー枚数とクリーニング性との
相関特性を示すものであり、実線は従来(磁石14の無
いもの)の特性線であり、破線は本例の場合の特性線で
ある。
相関特性を示すものであり、実線は従来(磁石14の無
いもの)の特性線であり、破線は本例の場合の特性線で
ある。
【0037】例えば、コピー枚数が(40×1000)
枚を越えると、従来例ではクリーニング性が悪くなる
が、本例ではさほどのクリーニング性の低下は見られな
い。なお、クリーニングブレードに到達した被除去物の
量に対し、クリーニングブレードから出る被除去物の量
が非常に少ないときは「クリーニング性が良い」という
ことになり、逆の場合は「クリーニング性が悪い」とい
うことになる。
枚を越えると、従来例ではクリーニング性が悪くなる
が、本例ではさほどのクリーニング性の低下は見られな
い。なお、クリーニングブレードに到達した被除去物の
量に対し、クリーニングブレードから出る被除去物の量
が非常に少ないときは「クリーニング性が良い」という
ことになり、逆の場合は「クリーニング性が悪い」とい
うことになる。
【0038】ところで、先にも述べたように、クリーニ
ングブレード10の上流側に、クリーニング用の磁気ブ
ラシなどを設け、これに、磁性トナーを静電的に吸着さ
れるようにしたものが知られている。このようなクリー
ニング方式にあっては、磁気ブラシに捕捉されにくい添
加剤や紙粉などの非磁性体が、そのまま、集中してクリ
ーニングブレードのエッジ部に到達してしまう。このよ
うになると、エッジ部がけずられたりして、クリーニン
グブレードの寿命が短くなったりする。又、感光体表面
を傷付けたりし、この寿命を低下させる原因になる。
ングブレード10の上流側に、クリーニング用の磁気ブ
ラシなどを設け、これに、磁性トナーを静電的に吸着さ
れるようにしたものが知られている。このようなクリー
ニング方式にあっては、磁気ブラシに捕捉されにくい添
加剤や紙粉などの非磁性体が、そのまま、集中してクリ
ーニングブレードのエッジ部に到達してしまう。このよ
うになると、エッジ部がけずられたりして、クリーニン
グブレードの寿命が短くなったりする。又、感光体表面
を傷付けたりし、この寿命を低下させる原因になる。
【0039】本例のクリーニング装置においては、磁石
14は、感光体1上の残留トナーを静電的吸着するもの
ではなく、撹拌凝集させるためのものであり、従って、
添加剤や微細な紙粉などはトナーと一諸になって、凝集
されつつ、エッジ部10aに到達し、これらが、そのエ
ッジ部によって略完全に掻き取られてしまうので、エッ
ジ部がけずられたりするおそれはなく、クリーニングブ
レードや感光体の寿命を長く持たせることができる。
14は、感光体1上の残留トナーを静電的吸着するもの
ではなく、撹拌凝集させるためのものであり、従って、
添加剤や微細な紙粉などはトナーと一諸になって、凝集
されつつ、エッジ部10aに到達し、これらが、そのエ
ッジ部によって略完全に掻き取られてしまうので、エッ
ジ部がけずられたりするおそれはなく、クリーニングブ
レードや感光体の寿命を長く持たせることができる。
【0040】なお、図1に示すように、磁石14をクリ
ーニングブレード10とトナー飛散防止部材13との間
に設けるようにすると、トナーをクリーニング装置外に
飛散させずに、該トナーを撹拌凝集しつつクリーニング
ブレード10に向けて送ることができる。更に、磁石1
4を図3に示すようにクリーニングブレード10の側
(エッジ部と反対の側)に貼り付け固定するようにして
も良く、このようにすると、特別な磁石固定用部材が不
要になる。
ーニングブレード10とトナー飛散防止部材13との間
に設けるようにすると、トナーをクリーニング装置外に
飛散させずに、該トナーを撹拌凝集しつつクリーニング
ブレード10に向けて送ることができる。更に、磁石1
4を図3に示すようにクリーニングブレード10の側
(エッジ部と反対の側)に貼り付け固定するようにして
も良く、このようにすると、特別な磁石固定用部材が不
要になる。
【0041】ところで、図1に示したような画像形成装
置では、静電潜像を可視像化するトナーとして、磁性ト
ナー又は非磁性トナーが用いられているが、例えば磁性
トナーを用いる場合には、磁石14に磁力によって担持
させる磁性粉粒体として、その磁性トナーを用いるよう
にしても良く、このようにすると、専用の磁性粉粒体が
不要になる。またこの場合には、磁石14に予め磁性ト
ナーより成る磁性粉粒体を付着させなくとも、画像形成
動作を行っている間に、この磁性トナーを磁石14に付
着させることもできる。これに対し、トナーとして非磁
性のものを用いる場合、上記磁石14にはトナーとは別
の磁性粉粒体を担持させる。
置では、静電潜像を可視像化するトナーとして、磁性ト
ナー又は非磁性トナーが用いられているが、例えば磁性
トナーを用いる場合には、磁石14に磁力によって担持
させる磁性粉粒体として、その磁性トナーを用いるよう
にしても良く、このようにすると、専用の磁性粉粒体が
不要になる。またこの場合には、磁石14に予め磁性ト
ナーより成る磁性粉粒体を付着させなくとも、画像形成
動作を行っている間に、この磁性トナーを磁石14に付
着させることもできる。これに対し、トナーとして非磁
性のものを用いる場合、上記磁石14にはトナーとは別
の磁性粉粒体を担持させる。
【0042】磁石14は、先にも述べたように、磁極の
配列方向が感光体1の表面の移動方向と同じになるよう
に配設されるのであるが、このように構成すると、残留
トナーの進行を阻止することなく、該トナーを撹拌凝集
させることができる。
配列方向が感光体1の表面の移動方向と同じになるよう
に配設されるのであるが、このように構成すると、残留
トナーの進行を阻止することなく、該トナーを撹拌凝集
させることができる。
【0043】図4に示すクリーニング装置の例は、磁性
粉粒体への付着物の払い落としが可能となるように、磁
石14を変位自在に構成したものである。
粉粒体への付着物の払い落としが可能となるように、磁
石14を変位自在に構成したものである。
【0044】磁石14は、枢軸19に揺動自在に取り付
れられる支持杆20の先端部に固定されている。支持杆
20には枢軸19に取り付けられた捩りコイルバネ22
の弾力により右旋習性が与えられ、この習性による支持
杆20の回動はストッパピン23によって阻止されてい
る。この状態で、磁石14は、潜像担持体1に比較的接
近した位置にあり、この位置で残留トナーの撹拌凝集が
行われる。
れられる支持杆20の先端部に固定されている。支持杆
20には枢軸19に取り付けられた捩りコイルバネ22
の弾力により右旋習性が与えられ、この習性による支持
杆20の回動はストッパピン23によって阻止されてい
る。この状態で、磁石14は、潜像担持体1に比較的接
近した位置にあり、この位置で残留トナーの撹拌凝集が
行われる。
【0045】支持杆20にはソレノイド29が連結さ
れ、これが励磁されると、磁石14は上記位置よりも、
感光体1から離れた仮想線で示す位置に変位する。この
変位の際のショックで、磁石14上の磁性粉粒体に付着
した微細な紙粉や添加剤などの非磁性物質が払い落とさ
れる。磁石14上の磁性粉粒体周りのリフレッシュが行
われるのである。再びソレノイド29をオフして磁石1
4を図4に実線で示した位置にもたらすことができる。
れ、これが励磁されると、磁石14は上記位置よりも、
感光体1から離れた仮想線で示す位置に変位する。この
変位の際のショックで、磁石14上の磁性粉粒体に付着
した微細な紙粉や添加剤などの非磁性物質が払い落とさ
れる。磁石14上の磁性粉粒体周りのリフレッシュが行
われるのである。再びソレノイド29をオフして磁石1
4を図4に実線で示した位置にもたらすことができる。
【0046】なお、磁石14を、予め定めたコピー枚数
がカウントされる度毎に、払い落とし位置に、変位可能
に構成すると、定期的に磁石14上の磁性粉粒体周りの
リフレッシュを行うことができる。
がカウントされる度毎に、払い落とし位置に、変位可能
に構成すると、定期的に磁石14上の磁性粉粒体周りの
リフレッシュを行うことができる。
【0047】図5は、磁石14の変位のための制御フロ
ーの一例を示し、このフローチャート中、nは前回磁性
粉粒体中の非磁性物質の払い落としを行ってからの累積
コピー枚数であり、xは規定値(予め設定した枚数)で
ある。累積コピー枚数nが規定値xを越えたとき、図4
のソレノイド29が励磁される。すると、磁石14は仮
想線で示す払い落とし位置に変位する。次いで、累積コ
ピー枚数nがゼロに戻され、コピー動作が行われる毎に
その枚数がカウントされる。一定時間経過毎にソレノイ
ド29をオンするように構成することもできる。
ーの一例を示し、このフローチャート中、nは前回磁性
粉粒体中の非磁性物質の払い落としを行ってからの累積
コピー枚数であり、xは規定値(予め設定した枚数)で
ある。累積コピー枚数nが規定値xを越えたとき、図4
のソレノイド29が励磁される。すると、磁石14は仮
想線で示す払い落とし位置に変位する。次いで、累積コ
ピー枚数nがゼロに戻され、コピー動作が行われる毎に
その枚数がカウントされる。一定時間経過毎にソレノイ
ド29をオンするように構成することもできる。
【0048】なお、図4に示す如く、掻き取り部材25
を磁石14の変位走路近傍に設け、これで、磁石14の
周りの一部の磁性粉粒体やその他の付着物を掻き取り除
去するようにしても良い。このように磁性粉粒体自体を
掻き取ることによって、効率よく紙粉などの非磁性物を
除去することができ、磁性粉粒体の安定した性能を維持
することができる。この掻き取られた磁性粉粒体も、図
1に示した搬送スクリュー部材12によってクリーニン
グケース外に搬送することができる。
を磁石14の変位走路近傍に設け、これで、磁石14の
周りの一部の磁性粉粒体やその他の付着物を掻き取り除
去するようにしても良い。このように磁性粉粒体自体を
掻き取ることによって、効率よく紙粉などの非磁性物を
除去することができ、磁性粉粒体の安定した性能を維持
することができる。この掻き取られた磁性粉粒体も、図
1に示した搬送スクリュー部材12によってクリーニン
グケース外に搬送することができる。
【0049】図6は、磁石14に、これへの磁性粉粒体
の供給手段を付設したクリーニング装置の例を示す。
の供給手段を付設したクリーニング装置の例を示す。
【0050】クリーニングケース9の上部には、磁性粉
粒体16を入れたホッパ27が設置され、磁石14上に
担持された磁性粉粒体が不足すると、供給ローラ28が
回転し、ホッパ27内の磁性粉粒体16が磁石14の方
に供給される。かかるクリーニング装置によれば、先に
説明したように、磁石14に担持された担持磁性粉粒体
の一部がクリーニングブレード10の方に持って行かれ
たり、或いは図4に示した掻き取り部材25によって磁
石14に担持された磁性粉粒体が掻き取られて、その量
が不足しても、この不足分が補給されるので、トナーの
撹拌凝集を継続して安定的に行うことができる。
粒体16を入れたホッパ27が設置され、磁石14上に
担持された磁性粉粒体が不足すると、供給ローラ28が
回転し、ホッパ27内の磁性粉粒体16が磁石14の方
に供給される。かかるクリーニング装置によれば、先に
説明したように、磁石14に担持された担持磁性粉粒体
の一部がクリーニングブレード10の方に持って行かれ
たり、或いは図4に示した掻き取り部材25によって磁
石14に担持された磁性粉粒体が掻き取られて、その量
が不足しても、この不足分が補給されるので、トナーの
撹拌凝集を継続して安定的に行うことができる。
【0051】ところで、図7に示すように、一般的に感
光体1の表面領域のうち、両端部Bで示す領域は非画像
形成領域となっており、この領域を除外したA領域は画
像形成領域となっている。
光体1の表面領域のうち、両端部Bで示す領域は非画像
形成領域となっており、この領域を除外したA領域は画
像形成領域となっている。
【0052】このように、感光体1の表面領域を、画像
形成領域Aと非画像形成領域Bとに分けたとき、クリー
ニングブレード10のエッジ部に入ってくる残留トナー
の量は、画像形成領域Aよりも非画像形成領域Bの方が
少なくなる。このようになると、非画像形成領域の方に
ついてはトナーの凝集度が小さくなり、クリーニング性
を良くすることができなくなるおそれがある。又、添加
剤や紙粉などが比較的多くなって、非画像形成領域にあ
るクリーニングブレード部分に達するため、その部分の
クリーニングブレードが傷み易くなる。
形成領域Aと非画像形成領域Bとに分けたとき、クリー
ニングブレード10のエッジ部に入ってくる残留トナー
の量は、画像形成領域Aよりも非画像形成領域Bの方が
少なくなる。このようになると、非画像形成領域の方に
ついてはトナーの凝集度が小さくなり、クリーニング性
を良くすることができなくなるおそれがある。又、添加
剤や紙粉などが比較的多くなって、非画像形成領域にあ
るクリーニングブレード部分に達するため、その部分の
クリーニングブレードが傷み易くなる。
【0053】そこで、磁石の磁力の強さを、非画像形成
領域につき、画像形成領域よりも強くする。磁界発生手
段をこのように構成することによって、非画像形成領域
についてもクリーニング性を良くすることができ、又、
クリーニングブレードの傷付き(非画像形成領域側のエ
ッジ部の傷付き)などを防止できる。
領域につき、画像形成領域よりも強くする。磁界発生手
段をこのように構成することによって、非画像形成領域
についてもクリーニング性を良くすることができ、又、
クリーニングブレードの傷付き(非画像形成領域側のエ
ッジ部の傷付き)などを防止できる。
【0054】例えば、磁界発生手段を、図7に示すよう
に、画像形成領域Aに対応した磁石14Aと、非画像形
成領域Bに対応した磁石14Bとで構成し、後者の磁石
14Bを前者の磁石14Aよりも感光体1に接近配置す
る。すなわち、磁石14Bと感光体1との間隔をd1、
磁石14Aと感光体1との間隔をd2とそれぞれするも
のとして、d1<d2とするのである。
に、画像形成領域Aに対応した磁石14Aと、非画像形
成領域Bに対応した磁石14Bとで構成し、後者の磁石
14Bを前者の磁石14Aよりも感光体1に接近配置す
る。すなわち、磁石14Bと感光体1との間隔をd1、
磁石14Aと感光体1との間隔をd2とそれぞれするも
のとして、d1<d2とするのである。
【0055】このようにすると、非画像形成領域Bにつ
いて、残留トナーの入力量が少なくても、トナーを効果
的に凝集させることができ、感光体1の全幅にわたって
クリーニング性を良くすることができる。この場合は、
各磁石14A,14B自体の磁力の強さは同じである。
いて、残留トナーの入力量が少なくても、トナーを効果
的に凝集させることができ、感光体1の全幅にわたって
クリーニング性を良くすることができる。この場合は、
各磁石14A,14B自体の磁力の強さは同じである。
【0056】これに対し、磁石14Bの方を磁石14A
よりも強い磁力のものにしても良く、この場合には、両
磁石14A,14Bとも、感光体との対向間隔は同じに
なる。更に、各磁石14A,14Bを図7に示す配置構
成にして、且つ、磁石14Bの方の磁力を、磁石14A
の磁力よりも強いものにしても良い。
よりも強い磁力のものにしても良く、この場合には、両
磁石14A,14Bとも、感光体との対向間隔は同じに
なる。更に、各磁石14A,14Bを図7に示す配置構
成にして、且つ、磁石14Bの方の磁力を、磁石14A
の磁力よりも強いものにしても良い。
【0057】今までの実施例は、磁界発生手段を固定磁
石(永久磁石)としたものであるが、先にも説明したよ
うに、これに代えてそれを電磁石を用いるようにしても
良い。
石(永久磁石)としたものであるが、先にも説明したよ
うに、これに代えてそれを電磁石を用いるようにしても
良い。
【0058】図8において、電磁石24は、図1に示し
た磁石14と同様な位置に配設され、直流電源30につ
ながれている。この電源回路中のスイッチ31がオン
(励磁)されているときは、電磁石24の周りに磁力線
が発生している。勿論、この磁力線には磁性粉粒体が担
持されている。スイッチ31をオフ(不励磁)すると、
磁力線は消滅し、磁性粉粒体が電磁石24の周りから無
くなる。このように電磁石24は、励磁、不励磁の切り
換えが可能となっている。
た磁石14と同様な位置に配設され、直流電源30につ
ながれている。この電源回路中のスイッチ31がオン
(励磁)されているときは、電磁石24の周りに磁力線
が発生している。勿論、この磁力線には磁性粉粒体が担
持されている。スイッチ31をオフ(不励磁)すると、
磁力線は消滅し、磁性粉粒体が電磁石24の周りから無
くなる。このように電磁石24は、励磁、不励磁の切り
換えが可能となっている。
【0059】スイッチ31のオン・オフによって、磁性
粉粒体の新旧の入れ換えを実行することができ、前述し
たようなリフレッシュを行うことができるのである。そ
して、この例によれば、図4に示した支持杆20やソレ
ノイド29なども不要になり、スペース的にも有利にな
る。新たな磁性粉粒体は、例えば図6に示した供給手段
によって電磁石24に供給される。
粉粒体の新旧の入れ換えを実行することができ、前述し
たようなリフレッシュを行うことができるのである。そ
して、この例によれば、図4に示した支持杆20やソレ
ノイド29なども不要になり、スペース的にも有利にな
る。新たな磁性粉粒体は、例えば図6に示した供給手段
によって電磁石24に供給される。
【0060】ところで、現像装置に用いられるトナー
は、正又は負の極性に摩擦帯電されるようになっている
のであるが、前述の磁性粉粒体としてトナーの帯電極性
と反対の極性に帯電するものを用いると、クリーニング
ブレード10に向かうトナーの凝集度を上げることがで
きる。又、かかる磁性粉粒体としてトナーの粒径と異な
る粒径のものを用いても、同様にトナーの凝集度を上げ
ることができる。これによって、クリーニング性を更に
向上させることができるのである。
は、正又は負の極性に摩擦帯電されるようになっている
のであるが、前述の磁性粉粒体としてトナーの帯電極性
と反対の極性に帯電するものを用いると、クリーニング
ブレード10に向かうトナーの凝集度を上げることがで
きる。又、かかる磁性粉粒体としてトナーの粒径と異な
る粒径のものを用いても、同様にトナーの凝集度を上げ
ることができる。これによって、クリーニング性を更に
向上させることができるのである。
【0061】図10は、磁性粉粒体の種類を変えること
によって、クリーニングブレードに向かう残留トナーの
凝集度が如何ようになるかを示した図である。この図か
ら、磁性粉粒体として、現像に供される磁性トナーと同
じものを用いた場合よりも、トナーと帯電極性の異なる
磁性粉粒体や、トナーの粒径と異なる磁性粉粒体を用い
た場合の方が、そのような凝集度が高められることが理
解されよう。
によって、クリーニングブレードに向かう残留トナーの
凝集度が如何ようになるかを示した図である。この図か
ら、磁性粉粒体として、現像に供される磁性トナーと同
じものを用いた場合よりも、トナーと帯電極性の異なる
磁性粉粒体や、トナーの粒径と異なる磁性粉粒体を用い
た場合の方が、そのような凝集度が高められることが理
解されよう。
【0062】なお、本発明は、潜像担持体として、ベル
ト状感光体を用いる画像形成装置や、感光体以外の潜像
担持体を用いる画像形成装置におけるクリーニング装置
にも広く適用できることは勿論である。
ト状感光体を用いる画像形成装置や、感光体以外の潜像
担持体を用いる画像形成装置におけるクリーニング装置
にも広く適用できることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、トナー
を含む被除去物を凝集状態で、クリーニングブレードに
向かわせることができるので、クリーニングブレードに
よるクリーニング性を良くすることができ、又、添加剤
や紙粉などのトナー以外のものが、集中してクリーニン
グブレードに達するのを防ぐことができるので、クリー
ニングブレードを傷めたりすることがなくなり、その寿
命を長く保つことができる。
を含む被除去物を凝集状態で、クリーニングブレードに
向かわせることができるので、クリーニングブレードに
よるクリーニング性を良くすることができ、又、添加剤
や紙粉などのトナー以外のものが、集中してクリーニン
グブレードに達するのを防ぐことができるので、クリー
ニングブレードを傷めたりすることがなくなり、その寿
命を長く保つことができる。
【0064】請求項2に記載の構成によれば、トナー等
の撹拌凝集を継続して安定的に行うことができる。
の撹拌凝集を継続して安定的に行うことができる。
【0065】請求項3に記載の構成によれば、トナー等
をクリーニング装置外に飛散させずに該トナー等を凝集
してクリーニングブレードに向かわせることができる。
をクリーニング装置外に飛散させずに該トナー等を凝集
してクリーニングブレードに向かわせることができる。
【0066】請求項4に記載の構成によれば、特別な磁
石固定部材が不要になる。
石固定部材が不要になる。
【0067】請求項5に記載の構成によれば、磁石上の
磁性粉粒体周りのリフレッシュを効果的に行うことがで
きる。
磁性粉粒体周りのリフレッシュを効果的に行うことがで
きる。
【0068】請求項6に記載の構成によれば、磁性粉粒
体の入れ換えを行うことができる。
体の入れ換えを行うことができる。
【0069】請求項7に記載の構成によれば、潜像担持
体上の非画像形成領域を含む、その全幅にわたって、ク
リーニング性を良くすることができる。
体上の非画像形成領域を含む、その全幅にわたって、ク
リーニング性を良くすることができる。
【0070】請求項8に記載の構成によれば、クリーニ
ングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げることが
できるので、クリーニング性を更に向上させることがで
きる。
ングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げることが
できるので、クリーニング性を更に向上させることがで
きる。
【0071】請求項9に記載の構成によれば、クリーニ
ングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げることが
できるので、クリーニング性を更に向上させることがで
きる。
ングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げることが
できるので、クリーニング性を更に向上させることがで
きる。
【0072】請求項10に記載の構成によれば、クリー
ニングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げること
ができるので、クリーニング性を更に向上させることが
できる。
ニングブレードに向かうトナー等の凝集度を上げること
ができるので、クリーニング性を更に向上させることが
できる。
【0073】請求項11に記載の構成によれば、専用の
磁性粉粒体が不要である。
磁性粉粒体が不要である。
【0074】請求項12に記載の構成によれば、定期的
に、磁石上の磁性粉粒体周りのリフレッシュを行うこと
ができる。
に、磁石上の磁性粉粒体周りのリフレッシュを行うこと
ができる。
【図1】本発明一実施例のクリーニング装置を備えた画
像形成装置の感光体周りの概略構成図である。
像形成装置の感光体周りの概略構成図である。
【図2】同上クリーニング装置に具備される磁石の周辺
構成部の拡大図である。
構成部の拡大図である。
【図3】同上磁石の別の取付け例を示す図である。
【図4】別のクリーニング装置の例を示す図である。
【図5】同上クリーニング装置に対応した制御フロー図
である。
である。
【図6】更に別の例のクリーニング装置を示す図であ
る。
る。
【図7】磁石の配設位置を変えた例を示す図である。
【図8】磁界発生手段に電磁石を用いた例を示す図であ
る。
る。
【図9】従来例と本発明例とのクリーニング性の比較図
である。
である。
【図10】磁性粉粒体の種類を変えた場合のトナー凝集
度の違いを示す図である。
度の違いを示す図である。
8 クリーニング装置 10 クリーニングブレード 13 トナー飛散防止部材 14 磁石 14A 磁石 14B 磁石 16 磁性粉粒体 24 電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−172386(JP,A) 特開 昭59−58459(JP,A) 特開 平4−142582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12
Claims (12)
- 【請求項1】 潜像担持体に接して転写工程後に潜像担
持体表面に残留付着するトナーを含む被除去物を除去す
るクリーニングブレードと、磁性粉粒体が担持される磁
力を発生する磁界発生手段とを具備し、前記潜像担持体
表面の移動方向と前記磁界発生手段の磁極の配列方向を
略平行にし、前記磁界発生手段を前記潜像担持体表面に
対向して配設したことを特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項2】 磁界発生手段に磁性粉粒体を供給する供
給手段を設けた請求項1に記載のクリーニング装置。 - 【請求項3】 磁界発生手段は磁石で構成され、この磁
石はクリーニングブレードと、このクリーニングブレー
ドよりも潜像担持体表面の移動方向上の上流側に設けら
れるトナー飛散防止部材との間に設けられるものである
請求項1又は2に記載のクリーニング装置。 - 【請求項4】 磁界発生手段は磁石で構成され、この磁
石はクリーニングブレードに取り付けられるものである
請求項1乃至3のいずれかに記載のクリーニング装置。 - 【請求項5】 磁界発生手段は変位自在に構成され、該
磁界発生手段を変位させる手段と、該磁界発生手段を所
定の位置で停止させる部材とを具備した請求項1乃至3
のいずれかに記載のクリーニング装置。 - 【請求項6】 磁界発生手段は電磁石で構成され、この
電磁石に対して励磁、不励磁の切り換え制御を行う請求
項1乃至5のいずれかに記載のクリーニング装置。 - 【請求項7】 磁界発生手段は、潜像担持体の表面領域
を、画像形成領域と非画像形成領域とに分けたとき、磁
力の強さが、前者の領域よりも後者の領域が強くなるよ
うに構成されるものである請求項1乃至6のいずれかに
記載のクリーニング装置。 - 【請求項8】 磁界発生手段は、画像形成領域に対応し
た磁石と、非画像形成領域に対応した磁石とで構成さ
れ、後者の磁石が前者の磁石よりも潜像担持体に対し
て、接近配置されるものである請求項7に記載のクリー
ニング装置。 - 【請求項9】 磁性粉粒体として、トナーの粒径と異な
る粒径のものを用いる請求項1乃至8のいずれかに記載
のクリーニング装置。 - 【請求項10】 磁性粉粒体として、トナーの帯電極性
と異なる帯電極性のものを用いる請求項1乃至9のいず
れかに記載のクリーニング装置。 - 【請求項11】 磁性粉粒体として磁性トナーを用いる
請求項1乃至8のいずれかに記載のクリーニング装置。 - 【請求項12】 磁界発生手段を、予め定めたコピー枚
数がカウントされる度毎に、所定の位置に変位させる請
求項5に記載のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12311193A JP3278083B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12311193A JP3278083B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06314049A JPH06314049A (ja) | 1994-11-08 |
JP3278083B2 true JP3278083B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=14852454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12311193A Expired - Fee Related JP3278083B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3278083B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP12311193A patent/JP3278083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06314049A (ja) | 1994-11-08 |
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