JP3277487B2 - 油圧動力伝達装置 - Google Patents
油圧動力伝達装置Info
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- JP3277487B2 JP3277487B2 JP33605498A JP33605498A JP3277487B2 JP 3277487 B2 JP3277487 B2 JP 3277487B2 JP 33605498 A JP33605498 A JP 33605498A JP 33605498 A JP33605498 A JP 33605498A JP 3277487 B2 JP3277487 B2 JP 3277487B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining
- retaining pin
- ball guide
- power transmission
- cylinder block
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/2014—Details or component parts
- F04B1/2078—Swash plates
- F04B1/2085—Bearings for swash plates or driving axles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧動力伝達装置
に関し、より詳細には、アキシャルピストン形のポンプ
及びモータに関する。本発明は、各往復ピストンにそれ
ぞれ取り付けられた歯止めを保持するピンを保持するた
めの改良手段に関する。
に関し、より詳細には、アキシャルピストン形のポンプ
及びモータに関する。本発明は、各往復ピストンにそれ
ぞれ取り付けられた歯止めを保持するピンを保持するた
めの改良手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】入口圧力、すなわち吸い込み圧力が比較
的低い従来のアキシャルピストン形油圧装置では、通
常、滑り止め保持機構が必要とされる。オープン回路形
ポンプで利用される保持機構の一つの型式は、シリンダ
ブロックの中心導孔の周りに間隔を置いて配置された軸
方向に延びるアーチ形の溝の中に装着された複数の保持
ピンを有する。保持ピンの下端は、保持ピンの上端によ
り歯止めに伝達される保持力を加えるブロックばねによ
って係合されている。
的低い従来のアキシャルピストン形油圧装置では、通
常、滑り止め保持機構が必要とされる。オープン回路形
ポンプで利用される保持機構の一つの型式は、シリンダ
ブロックの中心導孔の周りに間隔を置いて配置された軸
方向に延びるアーチ形の溝の中に装着された複数の保持
ピンを有する。保持ピンの下端は、保持ピンの上端によ
り歯止めに伝達される保持力を加えるブロックばねによ
って係合されている。
【０００３】上記の機構の１つの欠点は、それぞれの溝
が、保持ピンの直径の２分の１のみを収容する半円形の
断面を有することである。これは、保持ピンが溝に横向
きに挿入されることを可能にするが、保持ピンをスロッ
トの中に保持するように、半径方向外向きに保持ピンを
圧迫するために、板ばね鋼のＣ字形のバンドを有するば
ね保持器を必要とする。
が、保持ピンの直径の２分の１のみを収容する半円形の
断面を有することである。これは、保持ピンが溝に横向
きに挿入されることを可能にするが、保持ピンをスロッ
トの中に保持するように、半径方向外向きに保持ピンを
圧迫するために、板ばね鋼のＣ字形のバンドを有するば
ね保持器を必要とする。
【０００４】このばねで保持された保持ピン機構の他の
欠点は、組立が難しいことである。ばね保持器が追加さ
れた前か後に、保持ピンがスロットから脱落することが
あり得る。保持ピンはシリンダブロックあるいは回収が
難しい回転群組立体の中に落ち込むかもしれない。一般
的に、歯止めを支える平面を画定するために、３つの保
持ピンの頭部が使用される。補修または組立の間に、も
し保持ピンの１つが失われるか、脱落するか、あるいは
不注意に除かれると、残りの保持ピンは、所望の平面の
支持が出来なくなる。
欠点は、組立が難しいことである。ばね保持器が追加さ
れた前か後に、保持ピンがスロットから脱落することが
あり得る。保持ピンはシリンダブロックあるいは回収が
難しい回転群組立体の中に落ち込むかもしれない。一般
的に、歯止めを支える平面を画定するために、３つの保
持ピンの頭部が使用される。補修または組立の間に、も
し保持ピンの１つが失われるか、脱落するか、あるいは
不注意に除かれると、残りの保持ピンは、所望の平面の
支持が出来なくなる。
【０００５】ある従来の構造では、保持ピンを保持して
いるスロットの中の溝の横方向の寸法を制限することに
より、保持ピンの半径方向の内向きの動きを制限してい
る。溝の制限された寸法は、保持ピンが半径方向に内向
きにスロットから動くのを防止する。しかし、そうしな
ければ、弛んだ保持ピンは、その端部に隣接する表面に
対して自由に回転できる。焼き入れされた座金が、保持
ピンのこの動きを抑えるために必要とされる。これは生
産及び組立の費用を増加させる。
いるスロットの中の溝の横方向の寸法を制限することに
より、保持ピンの半径方向の内向きの動きを制限してい
る。溝の制限された寸法は、保持ピンが半径方向に内向
きにスロットから動くのを防止する。しかし、そうしな
ければ、弛んだ保持ピンは、その端部に隣接する表面に
対して自由に回転できる。焼き入れされた座金が、保持
ピンのこの動きを抑えるために必要とされる。これは生
産及び組立の費用を増加させる。
【０００６】他の従来の保持ピン機構は、足付きの保持
ピンを利用している。おおむねＬ字形の足付きのピン
は、細長い垂直の部分及び約９０度の角度で、そこから
外方向に延びる切り詰められた水平な部分を有する。足
付きの保持ピンの水平な部分は、ブロックばねの頭部と
係合し、シリンダブロックの内径を超えて、半径方向に
外方向に延びている。保持ピンの垂直の部分は、シリン
ダブロックの内径の中に設けられたスロット、あるいは
溝に沿って上方へ延びている。複数のピン及びスロット
が、シリンダブロックの内径の周りに間隔を置いて配置
されている。足付きのピンは、歯止めを支持するために
シリンダブロックの頭部から上方へ突出している。しか
し、各スロットは、足付きの保持ピンを差し込むことが
できる開いた側面を有する。ばね保持器がないので、足
付きのピンは、ばねで保持された保持ピンより設置が容
易である。しかし、足付きのピンは、まっすぐな保持ピ
ンより製造に多大の費用を要する。
ピンを利用している。おおむねＬ字形の足付きのピン
は、細長い垂直の部分及び約９０度の角度で、そこから
外方向に延びる切り詰められた水平な部分を有する。足
付きの保持ピンの水平な部分は、ブロックばねの頭部と
係合し、シリンダブロックの内径を超えて、半径方向に
外方向に延びている。保持ピンの垂直の部分は、シリン
ダブロックの内径の中に設けられたスロット、あるいは
溝に沿って上方へ延びている。複数のピン及びスロット
が、シリンダブロックの内径の周りに間隔を置いて配置
されている。足付きのピンは、歯止めを支持するために
シリンダブロックの頭部から上方へ突出している。しか
し、各スロットは、足付きの保持ピンを差し込むことが
できる開いた側面を有する。ばね保持器がないので、足
付きのピンは、ばねで保持された保持ピンより設置が容
易である。しかし、足付きのピンは、まっすぐな保持ピ
ンより製造に多大の費用を要する。
【０００７】前述の装置のすべては、別々のピンを含む
複数の部品からなっている。
複数の部品からなっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
歯止め保持ピンを保持する改良された手段を提供するこ
とである。
歯止め保持ピンを保持する改良された手段を提供するこ
とである。
【０００９】本発明の別の目的は、単一の部品を有し、
突き合わせ端の表面を摩耗させる保持ピンの動きを許さ
ない歯止め保持機構を提供することである。
突き合わせ端の表面を摩耗させる保持ピンの動きを許さ
ない歯止め保持機構を提供することである。
【００１０】本発明のさらに別の目的は、取り付け後
は、保持ピンの横方向すなわち半径方向の移動を防止す
る歯止め保持機構を提供することである。
は、保持ピンの横方向すなわち半径方向の移動を防止す
る歯止め保持機構を提供することである。
【００１１】本発明のさらに別の目的は、組立が容易な
歯止め保持機構を提供することである。
歯止め保持機構を提供することである。
【００１２】本発明のさらに別の目的は、経済的に製造
でき、使用中は丈夫であり、構造が単純な歯止め保持機
構を提供することである。
でき、使用中は丈夫であり、構造が単純な歯止め保持機
構を提供することである。
【００１３】これらの目的とその他の目的は、以下の図
面、説明及び特許請求の範囲から明白になると思う。
面、説明及び特許請求の範囲から明白になると思う。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯止め保持ピ
ンを保持し、その結果、アキシャルピストン形油圧装置
における歯止めを保持するための改良された油圧動力伝
達装置に関する。油圧動力伝達装置は、軸によって駆動
係合される直径を有する孔を持つシリンダブロックを有
する。シリンダブロックは、その中に導孔と連通してい
る複数の対応する細長い歯止め保持ピンをそれぞれ受け
るための複数の孔を有する。ピン自身の軸の回りの回
転、あるいは保持ピンが配置されたスロットから外への
半径方向の動きのような、いかなる独立した動きに対し
ても、ピンを保持するように、保持ピンは、円筒形の座
金に固定されているか、あるいはそれと一体になってい
る。
ンを保持し、その結果、アキシャルピストン形油圧装置
における歯止めを保持するための改良された油圧動力伝
達装置に関する。油圧動力伝達装置は、軸によって駆動
係合される直径を有する孔を持つシリンダブロックを有
する。シリンダブロックは、その中に導孔と連通してい
る複数の対応する細長い歯止め保持ピンをそれぞれ受け
るための複数の孔を有する。ピン自身の軸の回りの回
転、あるいは保持ピンが配置されたスロットから外への
半径方向の動きのような、いかなる独立した動きに対し
ても、ピンを保持するように、保持ピンは、円筒形の座
金に固定されているか、あるいはそれと一体になってい
る。
【００１５】即ち、本発明によって、ボールガイドと、
ボールガイドに支持されている複数の滑り子と、軸に駆
動されるように係合されている中心孔を備えたシリンダ
ブロックとを具備し、シリンダブロックが前記中心孔内
で前記中心孔に平行に穿設されている複数の細長い孔を
備えている油圧装置であって、油圧装置が、中央の開口
部と両側面とを有する円筒形の平らな座金と、保持ピン
であって、保持ピンの座金に対する回動、軸及び縦方向
の動きを防止するために前記座金と一体化されている複
数の離隔された細長い保持ピンとを備えていて、前記複
数の保持ピンの各々の自由端部が、シリンダブロックの
中に穿設されている前記複数の細長い孔一つを貫通して
前記ボールガイドに係合しボールガイドを支持している
ことを特徴とする油圧動力伝達装置が提供される。
ボールガイドに支持されている複数の滑り子と、軸に駆
動されるように係合されている中心孔を備えたシリンダ
ブロックとを具備し、シリンダブロックが前記中心孔内
で前記中心孔に平行に穿設されている複数の細長い孔を
備えている油圧装置であって、油圧装置が、中央の開口
部と両側面とを有する円筒形の平らな座金と、保持ピン
であって、保持ピンの座金に対する回動、軸及び縦方向
の動きを防止するために前記座金と一体化されている複
数の離隔された細長い保持ピンとを備えていて、前記複
数の保持ピンの各々の自由端部が、シリンダブロックの
中に穿設されている前記複数の細長い孔一つを貫通して
前記ボールガイドに係合しボールガイドを支持している
ことを特徴とする油圧動力伝達装置が提供される。
【００１６】軸を差し込む前か後に、座金に取り付ける
ことにより、その両端が互いに固定した関係で、保持ピ
ンの一端が、シリンダブロックの中の孔の中に挿入され
る。上に述べたように、保持ピンは、外力を加えずに、
半径方向に孔の中に拘束される。組立工程の自由度が向
上する。この機器は、単に回転群の組立を容易にするだ
けではなく、より信頼性が高い製品ができる。組立工程
において、保持ピンが取り除かれたり無くなることはな
い。
ことにより、その両端が互いに固定した関係で、保持ピ
ンの一端が、シリンダブロックの中の孔の中に挿入され
る。上に述べたように、保持ピンは、外力を加えずに、
半径方向に孔の中に拘束される。組立工程の自由度が向
上する。この機器は、単に回転群の組立を容易にするだ
けではなく、より信頼性が高い製品ができる。組立工程
において、保持ピンが取り除かれたり無くなることはな
い。
【００１７】これらの目的と、その他の諸目的は当業者
には明白であろう。
には明白であろう。
【００１８】
【発明の実施の形態】油圧装置であるポンプ(10)を図１
に示す。例示の目的のみで、この油圧装置としてのポン
プ(10)は、アキシャルピストン・オープン回路形ポンプ
であるが、本発明は、他の形式の油圧装置にも適用する
ことができる。ポンプ(10)は、シリンダブロック(14)と
駆動可能に係合する軸(12)を有する。シリンダブロック
(14)の頭部には、突起したハブ(16)が設けられている。
シリンダブロック(14)の軸線上には、頭部から底部まで
延びる中心孔(18)（図１、図２、図５）が設けられてい
る。
に示す。例示の目的のみで、この油圧装置としてのポン
プ(10)は、アキシャルピストン・オープン回路形ポンプ
であるが、本発明は、他の形式の油圧装置にも適用する
ことができる。ポンプ(10)は、シリンダブロック(14)と
駆動可能に係合する軸(12)を有する。シリンダブロック
(14)の頭部には、突起したハブ(16)が設けられている。
シリンダブロック(14)の軸線上には、頭部から底部まで
延びる中心孔(18)（図１、図２、図５）が設けられてい
る。
【００１９】間隔を置いて離れて位置する一連のインボ
リュート外面スプライン(20)が、軸(12)に設けられてい
る。図６から最も良く判るように、外面スプライン(20)
は、シリンダブロック(14)の中心孔(18)の直径上に間隔
を置いて設けた一連の相補的な内面スプライン(22)に、
嵌まり合って係合している。しかし、キー溝に嵌合され
たキーのような、他の形式の軸とブロックとの係合を本
発明の価値を損なうことなく利用できる。
リュート外面スプライン(20)が、軸(12)に設けられてい
る。図６から最も良く判るように、外面スプライン(20)
は、シリンダブロック(14)の中心孔(18)の直径上に間隔
を置いて設けた一連の相補的な内面スプライン(22)に、
嵌まり合って係合している。しかし、キー溝に嵌合され
たキーのような、他の形式の軸とブロックとの係合を本
発明の価値を損なうことなく利用できる。
【００２０】シリンダブロック(14)の下端中央には、配
置された第２の中心孔(24)を設けてある。第２の中心孔
(24)には、両端が座金(28)(30)と接するブロック状のば
ね(26)が挿入され、このばね(26)は、第２の中心孔(24)
に慣用の手段で取付けたスナップリング(32)により、定
位置に保持されている。軸(12)は、ばね(26)の内側を通
って延びている。
置された第２の中心孔(24)を設けてある。第２の中心孔
(24)には、両端が座金(28)(30)と接するブロック状のば
ね(26)が挿入され、このばね(26)は、第２の中心孔(24)
に慣用の手段で取付けたスナップリング(32)により、定
位置に保持されている。軸(12)は、ばね(26)の内側を通
って延びている。
【００２１】図１及び図２から最も良く判るように、シ
リンダブロック(14)には、往復ピストン(36)を摺動可能
に収容する複数の軸線方向の受孔(34)を設けてある。シ
リンダブロック(14)が軸(12)により回転させられると、
往復ピストン(36)は受孔(34)の中で往復運動し、その結
果、流体を吸い込んで加圧し、次に加圧された流体を吐
出する。シリンダブロック(14)の回転中の任意の特定の
点における各ピストンの流体に対する動作は、当該分野
において周知のように、回転斜板(38)により決定され
る。
リンダブロック(14)には、往復ピストン(36)を摺動可能
に収容する複数の軸線方向の受孔(34)を設けてある。シ
リンダブロック(14)が軸(12)により回転させられると、
往復ピストン(36)は受孔(34)の中で往復運動し、その結
果、流体を吸い込んで加圧し、次に加圧された流体を吐
出する。シリンダブロック(14)の回転中の任意の特定の
点における各ピストンの流体に対する動作は、当該分野
において周知のように、回転斜板(38)により決定され
る。
【００２２】各ピストン(36)には、スエージ加工のよう
な常套手段によって、滑り子(40)が取付けられている。
保持輪(42)が、図２に示すように、滑り子(40)と係合し
ている。保持輪(42)には、案内部材(44)が係合してい
る。案内部材(44)の中心には、円錐孔(46)が設けられて
いる。円錐孔(46)は、ボールガイド(48)の湾曲した表面
と回動可能に係合している。ボールガイド(48)には、軸
(12)における外面スプライン(20)と補完する１組のスプ
ライン(50)を有する中心孔を設けてある。したがって、
ボールガイド(48)は、軸(12)によって回転させられる。
案内部材(44)、保持輪(42)、及び滑り子(40)は、シリン
ダブロック(14)と実質的に一致して回転する。
な常套手段によって、滑り子(40)が取付けられている。
保持輪(42)が、図２に示すように、滑り子(40)と係合し
ている。保持輪(42)には、案内部材(44)が係合してい
る。案内部材(44)の中心には、円錐孔(46)が設けられて
いる。円錐孔(46)は、ボールガイド(48)の湾曲した表面
と回動可能に係合している。ボールガイド(48)には、軸
(12)における外面スプライン(20)と補完する１組のスプ
ライン(50)を有する中心孔を設けてある。したがって、
ボールガイド(48)は、軸(12)によって回転させられる。
案内部材(44)、保持輪(42)、及び滑り子(40)は、シリン
ダブロック(14)と実質的に一致して回転する。
【００２３】ボールガイド(48)における平らな下面は、
複数の滑り子保持ピン(52)によって支承されている。保
持ピン(52)の一端は、座金(28)（図３）と一体になって
いるか、あるいは他の方法で固定されている。図２から
最も良く判るように、３本の保持ピン(52)を、ボールガ
イド(48)に対する水平支持面を確立するように利用する
のが望ましい。
複数の滑り子保持ピン(52)によって支承されている。保
持ピン(52)の一端は、座金(28)（図３）と一体になって
いるか、あるいは他の方法で固定されている。図２から
最も良く判るように、３本の保持ピン(52)を、ボールガ
イド(48)に対する水平支持面を確立するように利用する
のが望ましい。
【００２４】本発明の新規事項は、第１に、保持ピン(5
2)を座金(28)にて取り付ける手段によって、保持ピン(5
2)をシリンダブロック(14)に保持するやり方にある。図
４〜図６から最も良く判るように、シリンダブロック(1
4)は、中心孔(18)の中の細長い溝(54A)に隣接して、そ
れと連通する複数の孔(54)を有する。図４〜図６に示す
装置を組み立てた時、孔(54)は、シリンダブロック(14)
の中心孔(18)における内面スプライン(22)の間の空間(5
5)に隣接して位置する。
2)を座金(28)にて取り付ける手段によって、保持ピン(5
2)をシリンダブロック(14)に保持するやり方にある。図
４〜図６から最も良く判るように、シリンダブロック(1
4)は、中心孔(18)の中の細長い溝(54A)に隣接して、そ
れと連通する複数の孔(54)を有する。図４〜図６に示す
装置を組み立てた時、孔(54)は、シリンダブロック(14)
の中心孔(18)における内面スプライン(22)の間の空間(5
5)に隣接して位置する。
【００２５】各保持ピン(52)は、対応する孔(54)の中を
軸方向に延びているが、座金(28)に固着されているため
に、いったん取り付けると、そこから半径方向、あるい
は横方向に動くことはできない。保持ピン(52)の下端
は、座金(28)を介して、ブロックばね(26)に係合してい
る。図１及び図２から最も良く判るように、保持ピン(5
2)の上端は、ハブ(16)のところでシリンダブロック(14)
から突出しており、ボールガイド(48)の下部の平らな表
面と係合している。ブロックばね(26)、座金(28)、保持
ピン(52)、及びボールガイド(48)を通して、締め付け力
が滑り子(40)に加えられる。保持ピン(52)は、その自身
の軸まわりに回転することはできないので、保護用座金
を、保持ピンの自由端部(52A)とボールガイド(48)の間
に設ける必要はない。
軸方向に延びているが、座金(28)に固着されているため
に、いったん取り付けると、そこから半径方向、あるい
は横方向に動くことはできない。保持ピン(52)の下端
は、座金(28)を介して、ブロックばね(26)に係合してい
る。図１及び図２から最も良く判るように、保持ピン(5
2)の上端は、ハブ(16)のところでシリンダブロック(14)
から突出しており、ボールガイド(48)の下部の平らな表
面と係合している。ブロックばね(26)、座金(28)、保持
ピン(52)、及びボールガイド(48)を通して、締め付け力
が滑り子(40)に加えられる。保持ピン(52)は、その自身
の軸まわりに回転することはできないので、保護用座金
を、保持ピンの自由端部(52A)とボールガイド(48)の間
に設ける必要はない。
【００２６】図６に示すように、保持ピン(52)は、孔(5
4)の中に軸方向に滑り嵌めができるような最大直径もし
くは幅を有している。
4)の中に軸方向に滑り嵌めができるような最大直径もし
くは幅を有している。
【００２７】３つの孔(54)及び保持ピン(52)は、望まし
く利用されている。３つの保持ピンの上端は、ボールガ
イド(48)、従って滑り子(40)に対する支持面を確立して
いる。
く利用されている。３つの保持ピンの上端は、ボールガ
イド(48)、従って滑り子(40)に対する支持面を確立して
いる。
【００２８】操作の際には、入力軸(12)を中心孔(18)に
挿入する前か後に、座金(28)を把持することによって、
保持ピン(52)を孔(54)に同時に挿入することができる。
いずれの場合にも、保持ピンは、孔(54)から、内側に径
方向に脱落することはない。
挿入する前か後に、座金(28)を把持することによって、
保持ピン(52)を孔(54)に同時に挿入することができる。
いずれの場合にも、保持ピンは、孔(54)から、内側に径
方向に脱落することはない。
【００２９】
【発明の効果】上に述べたように、本発明は、少なくと
も前記した目的のすべてを達成するものである。
も前記した目的のすべてを達成するものである。
【図１】本発明の保持ピン機構を有する油圧動力伝達装
置の縦断面図である。
置の縦断面図である。
【図２】図１の２−２線により示す部分の拡大断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明における保持機構の斜視図である。
【図４】図２の４−４線における拡大断面図である。
【図５】図２の５−５線における断面図である。
【図６】図５の６−６線で囲んだ部分の拡大断面図であ
る。
る。
10 ポンプ 12 軸 14 シリンダブロック 16 ハブ 18 中心孔 20 外面スプライン 22 内面スプライン 24 第２の中心孔 26 ブロックバネ 28、30 座金 32 スナップリング 34 受孔 36 往復ピストン 38 回転斜板 40 滑り子 42 保持輪 44 案内部材 46 円錐孔 48 ボールガイド 52 保持ピン 52A 保持ピンの自由端部 54 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ エム ポハー アメリカ合衆国 アイオワ州 50010 エイムズ イースト・サーティーンス・ ストリート 2800 (56)参考文献 特開 平３−15673（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−34102（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 ボールガイド(48)と、ボールガイド(48)
に支持されている複数の滑り子(40)と、軸(12)に駆動さ
れるように係合されている中心孔(18)を備えたシリンダ
ブロック(14)とを具備し、シリンダブロック(14)が前記
中心孔(18)内で前記中心孔(18)に平行に穿設されている
複数の細長い孔(54)を備えている油圧動力伝達装置であ
って、油圧動力伝達装置が、 イ．中央の開口部と両側面とを有する円筒形の平らな座
金(28)と、 ロ．保持ピン(52)であって、保持ピン(52)の座金に対す
る回動、軸及び縦方向の動きを防止するために前記座金
の一方の側面に固着され前記座金と一体化されている複
数の離隔された細長い保持ピン(52)とを備えていて、前
記複数の保持ピン(52)の各々の自由端部(52A)が、シリ
ンダブロック(18)の中に穿設されている前記複数の細長
い孔(54)の一つを貫通して前記ボールガイド(48)に係合
し前記ボールガイド(48)を支持していることを特徴とす
る油圧動力伝達装置。
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