JP3276776B2 - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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昌幸 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気錠に関するもの
である。さらに詳しくは、この発明は、機械錠との部品
の共通化を図り、低コスト化を実現し、また、電気廻り
部品故障時のメンテナンスを容易とすることのできる電
気錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば図2に示したよう
に、住宅等の門扉(ア)には、防犯のために各種の構成
及び構造を有する錠(イ)が設置されてきている。この
錠(イ)には、手鍵を用いて人手によって施解錠する機
械錠の他、施解錠を自動的に行い、門扉(ア)の開け放
しや錠(イ)の欠け忘れなどを防止し、門扉(ア)を確
実に閉鎖して防犯性を確保するようにした電気錠なども
これまでに提供されている。
【0003】このような電気錠については、たとえば図
3に示したような構成及び構造を有するものが知られて
いる。この電気錠の場合には、前後にスライド自在と
し、門扉扉部に掛けられるラッチ(ウ)が備えられてお
り、このラッチ(ウ)は、その後端部において接続した
バネ(エ)によって前方に付勢されており、自己復帰自
在ともなっている。
【0004】また、ラッチ(ウ)には、そのスライドを
取っ手の回動と連動させるための連動部材(オ)ととも
に、ラッチ(ウ)の前後動を規制する回動自在なラッチ
引込制動板(カ)を接続している。さらに、ラッチ
(ウ)と連動部材(オ)との間には、ラッチ(ウ)の反
転を規制するラッチ反転制動板(キ)が設けられてもい
る。一方、ラッチ引込制動板(カ)の後端部は、ソレノ
イド(ク)に連結した連動子(ケ)に接続し、ソレノイ
ド(ク)に設けた軸の上下動によってラッチ引込制動板
(カ)の回動が得られるようにしている。この連動子
(ケ)の先端部と連動部材(オ)との間には、取っ手の
回動を規制する回動自在な取っ手制動子(コ)が設けら
れ、この取っ手制動子(コ)の回動も上記したソレノイ
ド(ク)の軸の上下動と連動するようにしている。
【0005】またこの電気錠には、ラッチ引込制動板
(カ)と連動して回動する施解錠検知ギア(サ)が設け
られており、その先端部は、施解錠検知を行うためのリ
ミットスイッチ(シ)に当接している。リミットスイッ
チ(シ)は、制御部(ス)と電気的に接続されており、
また、この制御部(ス)は、上記したソレノイド(ク)
とも電気的に接続しており、ソレノイド(ク)の動作を
制御するものでもある。
【0006】たとえばこの図3の状態において、電気錠
は解錠されており、取っ手を回動させることでラッチ
(ウ)を後方に引き込ませ、門扉扉部を自在に開閉する
ことができる。一方、制御部(ス)に電気的に接続した
操作スイッチ等を介して施錠を入力すると、その入力を
受けてソレノイド(ク)の軸が図中に示した矢印A方向
に下がる。この移動が、連動子(ケ)を介して、ラッチ
引込制動板(カ)、取っ手制動子(コ)及び施解錠検知
ギア(サ)に伝達され、それぞれが図中に示した矢印方
向に回動する。これによって、ラッチ(ウ)とともに取
っ手は固定され、ラッチ(ウ)が門扉扉部に掛けられた
状態では扉部は開閉不能となり、門扉が施錠される。こ
れと同時に、施解錠検知ギア(サ)の先端部がリミット
スイッチ(シ)を押すことから、制御部(ス)において
施錠検知が行われる。そして、施錠状態にあることが操
作スイッチ等に表示され、あるいは吹鳴が行われる。
【0007】この図3に示した電気錠の場合には、施解
錠検知ギア(サ)とその下面部において歯合する別のギ
ア(セ)を設けてもいる。このギア(セ)は、回動自在
で、サムターン、鍵等と連動可能としており、手鍵など
によって人手によりこのギア(セ)を回動させること
で、施解錠検知ギア(サ)を図中に示した矢印方向及び
その逆方向に移動させ、施解錠することができる。
【0008】さらにこの電気錠には、門扉扉部の開閉状
態をも検知するために、トリガー(ソ)及びその位置検
知板(タ)が備えられ、また、ギア制動子(チ)が設け
られてもいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図3に示した従来の電気錠においては、電気廻り
部品としてのソレノイド(ク)、リミットスイッチ
(シ)及び制御部(ス)は、電気錠本体に据え付けられ
ており、容易に取り外すことはできないようになってい
た。すなわち、電気錠は、あくまでそれらの電気廻り部
品を組み込んだものとして設計され、製造されており、
部品について機械錠との共通化などは図られていなかっ
たのである。このため、電気錠はコスト高なものとなっ
ているという問題がある。このコストについて問題は、
機械錠にも通ずる。
【0010】また、ソレノイド(ク)、リミットスイッ
チ(シ)及び制御部(ス)が故障した場合などにメンテ
ナンスを行うのが容易でなく、場合によっては、メンテ
ナンスが不可能で、電気錠本体ごと交換せざるを得ない
場合もあり、経済的ではないという問題も指摘される。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の電気錠の欠点を解消し、機械錠との部品の
共通化を図り、低コスト化を実現し、また、電気廻り部
品故障時のメンテナンスを容易とすることのできる電気
錠を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、前後にスライドするラッチを少
なくとも含む機械部品と、この機械部品に接続され、主
にラッチの移動を規制する電気廻り部品とに分けてケー
シング内に収納した電気錠であって、電気廻り部品は外
郭部材に設けられてユニット化されるとともに、ケーシ
ング内部の一部領域にはその電気廻り部品ユニットが配
設される空間が設けられ、この空間内に電気廻り部品ユ
ニットが取付け・取外し自在に配設されており、当該電
気廻り部品ユニットを取り付けることで電気錠となり、
取り外すことで機械錠となるように構成されており、機
械部品としては、弾性体により前方に押圧されて自己復
帰自在としたラッチと、このラッチの後端部に係合する
係合部を前端部に有し、ケーシングに設けた回動軸を中
心として回動自在としたラッチ制動板と、このラッチ制
動板の後端部に接続された回動子とが備えられ、電気廻
り部品としては、ソレノイドと、開戸検知手段と、施解
錠検知手段と、制御部とが備えられており、さらに電気
廻り部品のソレノイドに上下動する軸が設けられて、こ
の軸が連結部材を介して機械部品のラッチ制動板に接続
されており、電気廻り部品ユニットを取り付けて電気錠
となる場合には、ソレノイドの軸の上下動が連結部材を
介してラッチ制動板に伝えられて電気施解錠が行われ、
電気廻り部品ユニットを取り外して機械錠となる場合に
は、ソレノイドの軸とラッチ制動板との連結部材を介し
た接続を解除するように電気廻り部品ユニットが取り外
された状態で、回動子に接続されたサムターンまたは鍵
によって手動施解錠が行われることを特徴とする電気錠
を提供する。
【0012】
【作 用】この発明の電気錠においては、前後にスライ
ドするラッチを少なくとも含む機械部品と、この機械部
品に接続され、主にラッチの移動を規制する電気廻り部
品とに分けてケーシング内に収納するとともに、電気廻
り部品を外郭部材に設けてユニット化し、かつケーシン
グ内部の一部領域にその電気廻り部品ユニットを配設す
る空間を設け、この空間内に電気廻り部品ユニットを配
設する。
【0013】このため、電気廻り部品は、一つのユニッ
トとして電気錠のケーシング内に設けることができ、そ
の取付及び取外が容易となる。電気廻り部品ユニットを
取り付けることで電気錠となり、これを取り外した場合
には機械部品のみから構成される機械錠として使用する
ことができる。電気錠として使用する場合には、電気廻
りユニットを適宜な連結手段によって機械部品に接続す
るだけで済む。電気錠の組立ては簡便となり、省力化が
図れる。また、電気廻り部品に何らかの障害が発生した
時には、電気廻り部品だけをユニットごと取り外すこと
ができ、メンテナンスが容易となり、その経費が経済的
となる。さらに、機械錠との部品の共通化も図られ、電
気錠及び機械錠のコスト低減が可能となる。
【0014】またこの発明の電気錠の場合には、電気廻
り部品を外郭部材に設けることで、この外郭部材によっ
て電気廻り部品をシールドすることができ、防水性が向
上する。
【0015】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
の電気錠についてさらに詳しく説明する。図1は、この
発明の電気錠の一実施例を示した断面図である。この図
1に例示した電気錠は、ケーシング(1)を有し、その
下部に前後にスライドするラッチ(2)を設けている。
このラッチ(2)は、電気錠が取り付けられる門扉の扉
部間に掛けられるものであり、ラッチ(2)が、この図
1の状態においてそのスライドを不能にされると、施錠
されることとなり、門扉扉部を開けることができなくな
る。
【0016】ラッチ(2)の後端部には、弾性体として
のバネ(3)が接続されており、これらのラッチ(2)
及びバネ(3)は、ケーシング(1)の内部において水
平に固定された水平軸(4)上に支持されている。ま
た、バネ(3)は、ラッチ(2)を前方へ押し出すよう
に付勢されており、通常、ラッチ(2)は、ケーシング
(1)より前方に突出する。ラッチ(2)が、後方、す
なわち、ケーシング(2)の内部方向に押し込められる
と、バネ(3)はその長さが縮小され、弾性力が増大
し、ラッチ(2)を前方へ押し出す力が大きくなる。こ
のため、ラッチ(2)は自己復帰自在である。弾性体の
種類については特に制限はなく、コイルスプリング、圧
縮コイルバネ等の適宜なものとすることができる。
【0017】また、ケーシング(1)の内部には、ラッ
チ(2)の後方位置に、ラッチ(2)の後端上部に対応
する形状を有し、これに係合する凹状の係合部(5)を
前端部に形成したラッチ制動板(6)が設けられてい
る。このラッチ制動板(6)は、その中央部においてケ
ーシング(1)に設けた回動軸(7)に回動自在に支持
されている。また、ラッチ制動板(6)の後端部は、軸
(8)を介して、回動自在とした回動子(9)に接続さ
れている。これによって、ラッチ制動板(6)は、回動
軸(7)を回動の中心として回動し、この回動に伴って
回動子(9)も回動する。
【0018】ラッチ制動板(6)の係合部(5)をラッ
チ(2)の後端上部から外し、係合を解除すると、ラッ
チ(2)は自在に前後にスライド可能となり、解錠状態
となる。この状態においては、門扉扉部は自由に開閉す
ることができる。一方、ラッチ制動板(6)の係合部
(5)をラッチ(2)の後端上部に係合させると、ラッ
チ(2)は後方へのスライドが不能となり、上記したよ
うな施錠状態となる。
【0019】上記した回動子(9)には、サムターン、
鍵等を接続することができ、たとえば手鍵等によって人
手により施解錠を行うことが可能である。以上のラッチ
(2)、ラッチ制動板(6)および回動子(9)が、電
気錠の機械部品として設けられており、これらの部品に
よって機械錠が構成される。つまり、図1に例示した電
気錠は、機械錠として機能することができるのである。
【0020】一方、ケーシング(1)の上部には、電気
廻り部品ユニット(10)を収納するための空間(図示
なし)が設けられており、この空間内に以下に示す電気
廻り部品ユニット(10)が設けられている。電気廻り
部品ユニット(10)は、たとえば樹脂製とすることの
できる絶縁性の外郭部材(11)を有している。この外
郭部材(11)の内部に、電気廻り部品としてのソレノ
イド(12)、リミットスイッチ(13)および制御部
(14)が収納されている。ソレノイド(12)および
リミットスイッチ(13)は、ともにリード線(15)
を介して制御部(14)に電気的に接続されており、ま
た、制御部(14)は、リード線(15)を介して操作
スイッチ(図示なし)に接続されている。これらのソレ
ノイド(12)、リミットスイッチ(13)および制御
部(14)には、リード線(15)を介して電源が供給
され、また、相互間の信号が伝達される。リミットスイ
ッチ(13)は、後述するように、施解錠検知手段とし
て設けられているものである。このような施解錠検知手
段については特にリミットスイッチ(13)に限定され
ることはなく、従来公知の適宜なものを採用することが
可能である。
【0021】さらに外郭部材(11)の前面下部には、
門扉扉部の開閉状態を検知する開戸検知手段として、リ
ードスイッチ(16)が設けられてもいる。リードスイ
ッチ(16)も他の電気廻り部品と同様に制御部(1
4)にリード線(15)を介して電気的に接続されてい
る。リードスイッチ(16)からの検知信号を受けて制
御部(14)は門扉扉部の開閉状態を検知し、その旨を
操作スイッチ等に表示したり、あるいは吹鳴により使用
者に通告することができる。このような開戸検知手段に
ついても格別の限定はなく、リードスイッチ(16)を
はじめとして従来公知の適宜なものを採用することがで
きる。
【0022】一方、ソレノイド(2)には、上下動する
軸(17)が設けられており、その先端部は、リミット
スイッチ(13)のスイッチ部(18)を下から押し上
げることを可能としている。また、下端部には、連結部
材(19)が連結されており、これによって、ソレノイ
ド(2)の軸(17)は、その連結部材(19)の下端
部において軸(20)を介して機械部品としてのラッチ
制動板(6)に接続されている。
【0023】この図1に例示したように、電気廻りユニ
ット(10)をケーシング(1)内に取り付け、その電
気廻りユニット(10)に設けたソレノイド(12)の
軸(17)を連結部材(19)を介してラッチ制動板
(6)に接続することで、電気錠が構成される。すなわ
ち、この図1に例示したように、ラッチ(2)が前方に
突出し、門扉扉部に掛けられている状態で、操作スイッ
チに施錠を入力すると、制御部(14)から施錠信号が
ソレノイド(12)に送られ、ソレノイド(12)が作
動し、軸(17)が、図1図中に示した矢印方向に下降
する。この移動が、連結部材(19)を介してラッチ制
動板(6)に伝えられ、ラッチ制動板(6)が図1図中
に示した矢印方向に下向きに回動し、係合部(5)がラ
ッチ(2)の後端上部に係合する。このため、ラッチ
(2)は、後方へのスライドを不能にされ、施錠状態と
なる。また、ソレノイド(12)の軸(17)が下降す
ることから、リミットスイッチ(13)のスイッチ部
(18)が切られ、これを制御部(14)で検知するこ
とにより施錠検知を行うことができる。施錠状態にある
ことは、操作スイッチ等に表示させたり、吹鳴させるこ
とが可能である。
【0024】一方、操作スイッチに解錠を入力すると、
制御部(14)を介して施錠信号がソレノイド(12)
に伝えられ、ソレノイド(12)は、今度は、軸(1
7)を上昇させるように作動する。この軸(17)の上
昇によって、連結部材(19)を介してラッチ制動板
(6)が上向きに回動し、係合部(5)の係合が解除さ
れる。また、軸(17)の先端部がリミットスイッチ
(13)のスイッチ(18)を押し上げ、導通する。こ
の時の電気信号を制御部(14)で検知し、解錠検知を
行う。解錠状態にあることは、操作スイッチ等に表示し
たり、吹鳴させることができる。
【0025】以上のように、電気廻り部品ユニット(1
0)をケーシング(1)内の所定の空間に取り付け、機
械部品と接続することで電気錠となり、これを取り外し
た場合には、機械錠として使用することができる。この
ため、機械錠と電気錠との部品の共通化が可能となり、
また、それぞれにおいて特別な機構を構築する必要がな
くなり、機械錠及び電気錠の低コストを図ることができ
る。
【0026】また、電気錠とする場合には、電気廻り部
品ユニット(10)を取り付けるだけで済むため、電気
錠を製造する際の組立てが省力化される。その取付につ
いては、たとえば電気廻り部品ユニット(10)をケー
シング(1)の所定の空間に嵌合させたり、あるいはビ
ス等の固定部材によって固定するようにしてもよい。そ
の方式については特に制限はなく、任意とすることがで
きる。
【0027】さらに、電気廻り部品ユニット(10)は
取外も可能なため、万一、電気廻り部品に故障が発生し
ても容易にケーシング(1)内から取り外すことがで
き、メンテナンスを行うことができる。錠本体ごと取り
替えなければならないような不都合はなく、このため、
メンテナンスの経費が削減される。このような電気部品
ユニット(10)の取付及び取外においては、たとえば
連結部材(19)を軸(20)においてラッチ制動板
(6)に取り付け及び取り外すようにしたり、あるいは
ソレノイド(12)の軸(17)の後端部において、連
結部材(19)をラッチ制動板(6)に取り付けたまま
の状態で、その連結部材(19)を取り付け及び取り外
すようにすることもできる。さらには、連結部材(1
9)を複数の部品に分割し、その一部において適宜な固
定部材により連結を可能として、ソレノイド(12)の
軸(17)をラッチ制動板(6)に接続及び分離するこ
とができる。いずれの場合にもその取付及び取外は容易
となる。
【0028】さらにまたこの図1の例においては、ケー
シング(1)の下面部に水抜き穴(21)を設けてもい
る。こうすることにより、ケーシング(1)内に浸入す
る雨水等をこの水抜き穴(21)から除去することがで
きる。この図1の例においては、電気廻り部品ユニット
(10)はケーシング(1)内の上部に配置されている
ため、特に電気廻り部品の水濡れが効果的に防止され
る。電気廻り部品ユニット(10)は、外郭部材(1
1)によってシールドされているため、図1の例以外の
場合にもその内部に雨水等が浸入することはなく、ケー
シング(1)内の適宜な部位に設けることができる。こ
の場合、機械部品は、それに応じた配置とすればよい。
【0029】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。ソレノイド、リミットスイッチ
及びリードスイッチの構成及び構造、また、制御部の回
路構成等の細部については様々な態様が可能であること
はいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、機械錠と電気錠との両方に使用することができる
電気錠が提供される。機械錠との部品の共通化が可能と
なり、製造コストを低減させることができる。機械錠も
低コストなものとなる。また、電気錠製造における組立
てが省力化される。
【0031】さらに、電気廻り部品が万一故障するよう
なことがあっても、メンテナンスが容易であり、その経
費が削減される。また、防水性が向上し、水濡れに対し
て強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電気錠の一実施例を示した断面図で
ある。
【図2】錠を備えた門扉を示した斜視図である。
【図3】従来の電気錠を示した断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ラッチ 3 バネ 4 水平軸 5 係合部 6 ラッチ制動板 7 回動軸 8 軸 9 回動子 10 電気廻り部品ユニット 11 外郭部材 12 ソレノイド 13 リミットスイッチ 14 制御部 15 リード線 16 リードスイッチ 17 軸 18 スイッチ部 19 連結部材 20 軸 21 水抜き穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−16199(JP,A) 特開 昭53−800(JP,A) 特開 昭63−570(JP,A) 特開 平4−182583(JP,A) 特開 昭49−126499(JP,A) 特開 昭63−284378(JP,A) 実開 昭60−29868(JP,U) 実開 昭57−198260(JP,U) 実開 平2−49468(JP,U) 実開 平2−99172(JP,U) 実開 昭49−57395(JP,U) 実開 昭64−53373(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 47/00 E05B 55/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後にスライドするラッチを少なくとも
    含む機械部品と、この機械部品に接続され、主にラッチ
    の移動を規制する電気廻り部品とに分けてケーシング内
    に収納した電気錠であって 電気廻り部品は外郭部材に設けられてユニット化される
    とともに、ケーシング内部の一部領域にはその電気廻り
    部品ユニットが配設される空間が設けられ、この空間内
    に電気廻り部品ユニットが取付け・取外し自在に配設さ
    れており、当該電気廻り部品ユニットを取り付けること
    電気錠となり、取り外すことで機械錠となるように構
    成されており、 機械部品としては、弾性体により前方に押圧されて自己
    復帰自在としたラッチと、このラッチの後端部に係合す
    る係合部を前端部に有し、ケーシングに設けた回動軸を
    中心として回動自在としたラッチ制動板と、このラッチ
    制動板の後端部に接続された回動子とが備えられ、電気
    廻り部品としては、ソレノイドと、開戸検知手段と、施
    解錠検知手段と、制御部とが備えられており、さらに電
    気廻り部品のソレノイドに上下動する軸が設けられて、
    この軸が連結部材を介して機械部品のラッチ制動板に接
    続されており、 電気廻り部品ユニットを取り付けて電気錠となる場合に
    は、ソレノイドの軸の上下動が連結部材を介してラッチ
    制動板に伝えられて電気施解錠が行われ、電気廻り部品
    ユニットを取り外して機械錠となる場合には、ソレノイ
    ドの軸とラッチ制動板との連結部材を介した接続を解除
    するように電気廻り部品ユニットが取り外された状態
    で、回動子に接続されたサムターンまたは鍵によって手
    動施解錠が行われる ことを特徴とする電気錠。
  2. 【請求項2】 ケーシング下面部に水抜き穴が設けられ
    た請求項1記載の電気錠。
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