JP3276304B2 - トンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機

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JP3276304B2 JP11230397A JP11230397A JP3276304B2 JP 3276304 B2 JP3276304 B2 JP 3276304B2 JP 11230397 A JP11230397 A JP 11230397A JP 11230397 A JP11230397 A JP 11230397A JP 3276304 B2 JP3276304 B2 JP 3276304B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘進中に機体の後
部重量を支持する機体後部支持手段を設けるトンネル掘
削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、岩盤掘削用のトンネル掘削機とし
て、掘削機本体がスキンプレートにより覆われていな
い、所謂オープンタイプのトンネル掘削機が一般に用い
られている。この種のトンネル掘削機においては、図6
(a)に縦断面図,(b)に(a)のA−A線断面図が
示されているように、メインビーム101の前部にフロ
ントサポート102がトンネル坑壁に対して接離可能に
設けられ、かつメインビーム101の後部にそのメイン
ビーム101に対し前後方向に摺動可能にグリッパ10
3が設けられる。このグリッパ103とメインビーム1
01とがスラストジャッキ104で連結されてなり、前
記グリッパ103をトンネル坑壁に押しつけた状態でカ
ッタヘッド105を回転させつつスラストジャッキ10
4を伸長させて、掘削機本体を掘進させる。次いで、所
定ピッチの掘進後にグリッパ103の押付けを解除し、
スラストジャッキ104の収縮により前記グリッパ10
3をメインビーム101に対して前進させ、この繰り返
しにより連続的に掘進を行うようにされている。
【0003】このようなトンネル掘削機でグリッパ10
3を張っても十分なスラスト反力をとれない(グリッパ
を押しつけることによって地山を崩してしまう)ような
弱層地山を掘削する場合、トンネル全周あるいはトンネ
ル一部にセグメントあるいはライナーにより支保が行わ
れ、トンネル掘削機の盛り替え時にはメインビーム10
1後部に設置されているリヤサポート106を張って、
トンネル掘削機後部の重量が支えられる。
【0004】また、前述のような弱層地山への対応性を
向上するために、フロントサポート(あるいはフロント
シールド)内に油圧ジャッキ等の補助推進装置を取り付
けてセグメントやライナーから反力をとって推進するよ
うにしたものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにライナー等を設置してグリッパ前方の補助推進ジ
ャッキを用いて掘進する際にも、グリッパ部を含むトン
ネル掘削機後部の重量を保持するためにグリッパを張っ
ておく必要がある。このとき、地山の強度以上の力でグ
リッパを押しつけると坑壁を乱してしまうことになる。
この坑壁の乱れを回避するため、グリッパの押付力を弱
めて(トンネル掘削機後部の重量を保持せずに)掘進す
ると、トンネル掘削機後部に下へ下がるような力が働
き、結果としてカッタヘッドが上に向こうとする。この
ため、掘削線形が上向きになる傾向が生じ、トンネル線
形の維持が困難になるという問題がある。また、弱層部
の掘削時にライナー等を全周に巻いた場合に、ライナー
の内側にグリッパを強く押しつけると、ライナーを破損
してしまうという問題もある。
【0006】また、トンネル掘削機を盛り替える時には
前記リヤサポートを張ってトンネル掘削機後部の重量を
支えることができるため、前述のトンネル掘削機後部が
下へ下がる傾向を回避することができるが、トンネル掘
削機を掘進させる時にはメインビームがトンネル軸方向
にスライドするため、リヤサポートを張ったままにする
とメインビームに固定されたリヤサポートは引きずられ
て、破損してしまうという問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、トンネル掘削機の掘進時にトンネ
ル掘削機後部重量を支持してトンネル線形を安定させる
ことができるとともに、地山やライナーの破損を防止す
ることのできる機体後部支持手段を備えるトンネル掘削
機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明によるトンネル掘削機
は、メインビームの前部にカッタヘッドサポートを介し
てカッタヘッドが設けられるとともに、このメインビー
ムの後方に地山より推進反力を得るためのグリッパが前
後方向に摺動可能に設けられてなるトンネル掘削機にお
いて、トンネル掘削機後部の重量を支える機体後部支持
手段を設け、この機体後部支持手段を、前記メインビー
ムに設けられる第1の支持部と、前記グリッパを支持す
るグリッパフレームに設けられる第2の支持部とにより
構成し、前記カッタヘッドにより掘削を行う掘進時には
前記第2の支持部により前記トンネル掘削機後部の重量
を支える一方、盛り替え時には前記第1の支持部により
前記トンネル掘削機後部の重量を支えるように構成する
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明においては、グリッパの押付力でト
ンネル坑壁に反力をとれない弱層地山に対してグリッパ
をトンネル坑壁を乱さない程度の押付力で張る場合、も
しくはグリッパを収縮させてシールドジャッキで反力を
とり掘進する時に、機体後部支持手段の第2の支持部を
トンネル坑壁下部方向に伸長させることによりその第2
の支持部によってトンネル掘削機後部の重量が支持され
る。また、盛り替え時には前記機体後部支持手段の第1
の支持部をトンネル坑壁下部方向に伸長させることによ
りその第2の支持部によってトンネル掘削機後部の重量
が支持される。
【0010】こうして、盛り替え時には、第1の支持部
を伸長させてメインビームが下がるのを防止するととも
に、グリッパを収縮させて坑壁から解放し、合わせて第
2の支持部も収縮させてグリッパフレームを所定量前方
へ前進させる。また、掘進時は第1の支持部を収縮させ
て、メインビームがカッタヘッドと同調して所定量前方
へ前進する。この時、グリッパを坑壁に押付けて、掘削
反力を支持するが、合わせて第2の支持部を伸長させ
て、トンネル掘削機後部の重量を支持するようにする。
こうしてトンネル線形が上向きになる傾向を防止するこ
とができるとともに、弱層地山を掘削する際にグリッパ
押付力を小さくできるため、地山の崩壊等を防止するこ
とができる。
【0011】本発明において、前記第2の支持部が、前
記グリッパフレームに対して、掘進方向に対し左右方向
にスライド可能とされるのが好ましい(第2発明)。こ
うすることで、トンネル掘削機の方向修正時にメインビ
ームまたはグリッパフレームが左右に動いても、第2の
支持部がメインビームまたはグリッパフレームに同調し
てスライドされるので、この第2の支持部を坑壁に停止
させた状態でトンネル掘削機後部の重量を支えることが
できる。
【0012】次に、第3発明によるトンネル掘削機は、
メインビームの前部にカッタヘッドサポートを介してカ
ッタヘッドが設けられるとともに、このメインビームの
後方に地山より推進反力を得るためのグリッパが前後方
向に摺動可能に設けられてなるトンネル掘削機におい
て、トンネル掘削機後部の重量を支える機体後部支持手
段を前記メインビームに対しトンネル軸方向に摺動可能
に設け、この機体後部支持手段を、前記カッタヘッドに
より掘削を行う掘進時には前記メインビームの前進に同
調させて後方へ摺動させて、トンネル坑壁との相対位置
を固定させるように構成することを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明においては、機体後部支持手段がト
ンネルの前後方向に摺動可能であり、掘進時に後方に摺
動してトンネル坑壁との相対位置が固定される。こうし
て、掘進時および盛り替え時にトンネル掘削機後部の重
量を保持することができるため、トンネル線形が上向き
になる傾向を防止することができる。また、弱層地山を
掘削する際にグリッパ押付力を小さくすることができる
ため、地山の崩壊等を防止することができる。
【0014】前記第発明において、前記機体後部支持
手段は前記メインビームに設けられるものであっても良
いし(第4発明)、あるいは前記グリッパを支持するグ
リッパフレームに設けられるものであっても良い(第5
発明)
【0015】また、前記第3発明〜第5発明において、
前記機体後部支持手段が、メインビームまたはグリッパ
フレームに対して、掘進方向に対し左右方向にスライド
可能とされるのが好ましい(第6発明)。こうすること
で、トンネル掘削機の方向修正時にメインビームまたは
グリッパフレームが左右に動いても、機体後部支持手段
がメインビームまたはグリッパフレームに同調してスラ
イドされるので、この機体後部支持手段を坑壁に停止さ
せた状態でトンネル掘削機後部の重量を支えることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるトンネル掘削
機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説
明する。
【0017】図1には、本発明の第1実施例に係るトン
ネル掘削機1の縦断面図が示され、図2には、図1のト
ンネル掘削機1のB−B線断面図が示されている。
【0018】第1実施例のトンネル掘削機1において
は、中心部の前後方向にメインビーム2が延設されてい
る。このメインビーム2の前部には、カッタヘッドサポ
ート3を介してカッタヘッド4が回転自在に支承され、
前記メインビーム2の後部には、グリッパ5が設けら
れ、このグリッパ5のフレーム(グリッパフレーム5
a)と、前記カッタヘッドサポート3との間には、スラ
ストジャッキ6が設けられている。また、カッタヘッド
サポート3には、掘削中の安定化および掘削終了時にそ
のカッタヘッドサポート3をトンネル坑壁に対して支持
する目的でフロントサポート7が設けられている。
【0019】このフロントサポート7は、バーチカルサ
ポートシュー,サイドサポートシューおよびルーフサポ
ートシューを備え、フロントサポート用ジャッキ7aに
よりトンネル坑壁に対して接離可能とされている。ま
た、前記フロントサポート7(バーチカルサポートシュ
ー,サイドサポートシュー,ルーフサポートシュー)の
内周部には、シールドジャッキ8が埋め込まれるように
配されている。
【0020】これらシールドジャッキ8は、地山条件が
悪くセグメント9を使用してシールドジャッキ推進を行
う場合に使用される。また、地山条件が悪い場合に用い
られる機体後部支持装置(機体後部支持手段)10がト
ンネル掘削機1後部に設けられている。この機体後部支
持装置10はグリッパ補助サポート11とリヤサポート
12とにより構成され、グリッパ補助サポート11はグ
リッパ支持ジャッキ11aを介してグリッパフレーム5
aに、リヤサポート12はリヤサポート支持ジャッキ1
2aを介してグリッパ5後方のメインビームにそれぞれ
トンネル坑壁下部に接離可能に設けられている。
【0021】このように構成されているトンネル掘削機
において、良好な地山の掘削に際してはグリッパ5によ
ってトンネル坑壁に反力をとりつつ、スラストジャッキ
6によりカッタヘッドサポート3に推進力を伝達し、か
つカッタヘッド3を回転させることにより掘削が行わ
れ、所定ピッチの掘削後にグリッパ5の押付けが解除さ
れてスラストジャッキ6の収縮により、グリッパ5がメ
インビーム2に対して前進され(盛り替えが行われ)、
これら動作の繰り返しにより連続的に掘削が行われる。
【0022】一方、このような良好な地山の掘削中にセ
グメント9の組立が必要な軟弱地盤が現出した場合に
は、グリッパ5をトンネル坑壁を乱さない程度の押付力
で張るかもしくはグリッパ5を全縮させて(不使用状態
で)セグメント9を組み立てて、前記シールドジャッキ
8を伸長させてセグメント9に反力をとりつつ掘削が行
われる。このような掘進時には、グリッパ支持ジャッキ
11aを伸長させてグリッパ補助サポート11によりト
ンネル掘削機1後部の重量が保持され、また盛り替え時
(グリッパ5をメインビーム2に対して前進させる時)
には、リヤサポートジャッキ12aを伸長させてリヤサ
ポート12によりトンネル掘削機1後部の重量が保持さ
れる。ただし、掘進時にリヤサポートジャッキ12aは
収縮され、盛り替え時にグリッパ支持ジャッキ11aは
収縮される。
【0023】このような軟弱地盤においては、通常、グ
リッパ5によりトンネル掘削機1後部重量が保持できな
いためトンネル掘削機1後部に下へ下がるような力が働
くが、グリッパ補助サポート11およびリヤサポート1
2により盛り替え時はもちろん掘進時においてもトンネ
ル掘削機1後部重量を支持することができる。このた
め、掘削されるトンネル線形を安定化することができる
とともに、グリッパ5でトンネル掘削機1の重量を支え
る必要がないのでグリッパ5の押付力を小さくすること
ができ、地山やセグメント9の破損を防止することがで
きる。したがって、グリッパ反力を全くとれないような
弱層部への対応性を向上させることができるとともに、
トンネル線形精度を向上させることができる。
【0024】第1実施例において、図3に機体後方支持
手段10の変形例を備えるトンネル掘削機の部分縦断面
図(a)およびB'−B'線断面図(b)が示されるよう
に、グリッパ支持ジャッキ11aが固定バー11bと伸
縮ジャッキ11cとにより構成されていても良い。この
ようにした場合には、伸縮ジャッキ11cの伸縮により
グリッパ支持ジャッキ11aがトンネル坑壁に対して接
離可能となる。
【0025】図4に第2実施例に係るトンネル掘削機2
0の部分的縦断面図(a)およびC−C線断面図(b)
がそれぞれ示されている。このトンネル掘削機20の全
体構成は第1実施例とほぼ同様であるが、第1実施例に
設けられている機体後方支持装置10のグリッパ補助サ
ポート11およびグリッパ支持ジャッキ11aが設けら
れておらず、リヤサポート21はリヤサポート支持ジャ
ッキ21aおよびリヤサポートスライドジャッキ22を
介してメインビーム2に取り付けられており、このメイ
ンビーム2に固設されるガイドレール23に沿ってトン
ネル前後方向に摺動自在とされている。
【0026】第2実施例において、良好な地山の掘削は
第1実施例と同様に行われる。一方、良好な地山の掘削
中にセグメント9の組立が必要な軟弱地盤が現出した場
合には、第1実施例と同様にグリッパ5をトンネル坑壁
を乱さない程度の押付力で張るかもしくはグリッパ5を
全縮させて(不使用状態で)セグメント9を組み立て、
シールドジャッキ8によりこのセグメント9に反力をと
りつつ掘削が行われる。
【0027】このような掘進時において、あらかじめリ
ヤサポート支持ジャッキ21aを伸長させてトンネル掘
削機1の後部の自重を保持しているリヤサポート21
は、リヤサポートスライドジャッキ22がメインビーム
2の前進に同調しつつ収縮されるため、見かけ上固定さ
れている。この後、グリッパ5をメインビーム2に対し
て前進させて盛り替える。この場合、リヤサポート支持
ジャッキ21aは伸長させたままであり、トンネル掘削
機1後部の自重が保持されている。次いで、グリッパ5
をトンネル坑壁を乱さない程度の押付力で張り、ヤサ
ポート支持ジャッキ21aを収縮させてリヤサポートス
ライドジャッキ22を伸長させて盛り替えを行う。次い
で、掘削が行われてトンネルが形成される。
【0028】このように、リヤサポート21を前後方向
に摺動自在にすることにより、グリッパ補助サポートを
設けることなく、掘進時および盛り替え時においてもト
ンネル掘削機1後部の自重を保持することができ、第1
実施例における効果と同様の効果を得ることができる。
【0029】図5に第3実施例に係るトンネル掘削機3
0の縦断面図(a)およびD−D線断面図(b)がそれ
ぞれ示されている。このトンネル掘削機30の全体構成
は、第1実施例とほぼ同様であるが、第1実施例に設け
られている機体後方支持装置10のリヤサポート12と
リヤサポート支持ジャッキ12aとが設けられておら
ず、グリッパサポート31はグリッパ支持ジャッキ31
aおよびグリッパ補助サポートスライドジャッキ32を
介してグリッパフレーム5aに設けられている。
【0030】第3実施例において、良好な地山の掘削中
にセグメント9の組立が必要な軟弱地盤が現出した場合
には、第2実施例と同様にグリッパ5をトンネル坑壁を
乱さない程度の押付力で張るか、もしくはグリッパ5を
全縮させて(不使用状態で)セグメント9を組み立てて
掘削が行われる。
【0031】このような掘進時には、グリッパ支持ジャ
ッキ31aを伸長させてグリッパ補助サポート31によ
りトンネル掘削機1後部の自重を保持している。この掘
削後、グリッパ5をメインビーム2に対して前進させて
盛り替えが行われる。この盛り替え時に、グリッパ補助
サポートスライドジャッキ32がグリッパ5の前進に同
調しつつ伸長されるため、見かけ上グリッパ補助サポー
ト31は固定されている。この盛り替え後、グリッパ5
をトンネル坑壁を乱さない程度の押付力で張リッ
パ支持ジャッキ31aを収縮させてグリッパ補助サポー
トスライドジャッキ32を収縮させて、グリッパ補助サ
ポート31の盛り替えを行う。
【0032】このように、グリッパ補助サポート31を
前後方向に摺動自在にすることにより、掘進時および盛
り替え時においてもトンネル掘削機1後部の自重を保持
することができ、第1実施例における効果と同様の効果
を得ることができる。
【0033】なお、第1実施例におけるグリッパ補助サ
ポート11,第2実施例におけるリヤサポート21およ
び第3実施例におけるグリッパサポート31は、トンネ
ル掘削機の方向修正時を考慮し、トンネル軸に対して左
右方向にスライド可能な構造としても良い。また、第
1,第2および第3実施例では前記各サポートは鉛直ま
たはほぼ鉛直な方向に配置しているが、ステアリング時
の左右方向の力を受けるために、傾斜配置としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係るトンネル掘
削機の縦断面図である。
【図2】図2は、第1実施例のトンネル掘削機のB−B
線断面図である。
【図3】図3は、第1実施例の変形例に係るトンネル掘
削機の部分縦断面図(a)およびB−B線断面図(b)
である。
【図4】図4は、第2実施例のトンネル掘削機の縦断面
図(a)およびC−C線断面図(b)である。
【図5】図5は、第3実施例のトンネル掘削機の縦断面
図(a)およびD−D線断面図(b)である。
【図6】図6は、従来のトンネル掘削機の縦断面図
(a)およびA−A線断面図(b)である。
【符号の説明】
1 トンネル掘削機 2 メインビーム 3 カタヘッドサポート 4 カッタヘッド 5 グリッパ 6 スライドジャッキ 7 フロントサポート 8 シールドジャッキ 9 セグメント 10 機体後方支持装置 11 グリッパ補助サポート 12 リヤサポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/10 E21D 9/06 301 - 302

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインビームの前部にカッタヘッドサポ
    ートを介してカッタヘッドが設けられるとともに、この
    メインビームの後方に地山より推進反力を得るためのグ
    リッパが前後方向に摺動可能に設けられてなるトンネル
    掘削機において、 トンネル掘削機後部の重量を支える機体後部支持手段を
    設け、この機体後部支持手段を、前記メインビームに設
    けられる第1の支持部と、前記グリッパを支持するグリ
    ッパフレームに設けられる第2の支持部とにより構成
    し、前記カッタヘッドにより掘削を行う掘進時には前記
    第2の支持部により前記トンネル掘削機後部の重量を支
    える一方、盛り替え時には前記第1の支持部により前記
    トンネル掘削機後部の重量を支えるように構成すること
    を特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 前記第2の支持部が、前記グリッパフレ
    ームに対して、掘進方向に対し左右方向にスライド可能
    とされる請求項1に記載のトンネル掘削機。
  3. 【請求項3】 メインビームの前部にカッタヘッドサポ
    ートを介してカッタヘッドが設けられるとともに、この
    メインビームの後方に地山より推進反力を得るためのグ
    リッパが前後方向に摺動可能に設けられてなるトンネル
    掘削機において、 トンネル掘削機後部の重量を支える機体後部支持手段を
    前記メインビームに対しトンネル軸方向に摺動可能に設
    け、この機体後部支持手段を、前記カッタヘッドにより
    掘削を行う掘進時には前記メインビームの前進に同調さ
    せて後方へ摺動させて、トンネル坑壁との相対位置を固
    定させるように構成することを特徴とするトンネル掘削
    機。
  4. 【請求項4】 前記機体後部支持手段が前記メインビー
    ムに設けられる請求項3に記載のトンネル掘削機。
  5. 【請求項5】 前記機体後部支持手段が前記グリッパを
    支持するグリッパフレームに設けられる請求項3に記載
    のトンネル掘削機。
  6. 【請求項6】 前記機体後部支持手段が、メインビーム
    またはグリッパフレームに対して、掘進方向に対し左右
    方向にスライド可能とされる請求項3〜5のいずれかに
    記載のトンネル掘削機。
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