JP3275947B2 - 連続紙切断装置 - Google Patents
連続紙切断装置Info
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Description
連続紙をそのミシン目で切断するための連続紙切断装置
に関する。
に示すようなものが知られている(特開平6−9158
8号公報)。
置であり、切断用ミシン目を有する連続紙2がピントラ
クタ3に係合して、連続紙切断装置1内に取り込まれ
る。ピントラクタ3から給送された連続紙2は、給紙ロ
ーラ4とピンチローラ5とで搬送され、さらに用紙切断
用の基板6,7の上方を排紙ローラ8とピンチローラ9
とで搬送される。連続紙2は、そのミシン目が基板6と
7との間隙に位置するように搬送され、この位置で切断
される。切断された用紙は、1枚づつ排紙ローラ8とピ
ンチローラ9とで搬送され、スタッカ10に収納され
る。
して説明する。
2を貫通して切断刃取付材13に固着されている。駆動
軸14に取付けられたクランク15は、連接棒16を介
して駆動軸14の回転により得られた運動を切断刃取付
材13に伝える。駆動軸14の回転により得られる運動
は、筐体に固着した軸17(図25(e)参照)が切断
刃取付材13の孔を貫通しているので、往復上下運動で
ある。
り支えられ、切断刃19及び紙押え12は用紙受台とし
ての基板6,7に対し十分な距離にある。この時点で用
紙受台6,7の間隙の中央部分に用紙のミシン目が搬送
される(図25(c)参照)。駆動軸14の回転により
クランク15が回転し、連接棒16をクランク回転さ
せ、切断刃取付材13に固着された切断刃19が降下す
る。この降下に伴って軸11も降下するので、やがて紙
押え12の下面が用紙受台6,7に達する。
受台6,7と当接して降下を停止しても、スプリング2
0を圧縮しながら更に降下し、やがて用紙2のミシン目
部分に当接し、このミシン目部分から用紙2を引裂する
(図25(d)参照)。切断刃19の当接により用紙2
には大きな力が作用するが、紙押え12がスプリング2
0の反発力により用紙を押えつけているので、用紙受台
6,7の間隙に切断刃19と共に用紙2が引き込まれる
ことは無い。
し、やがて紙押え12を引き上げる。ここで給紙ローラ
4及び排紙ローラ8が回転し、切断された用紙2をスタ
ッカ10に送り込むと共に、後続の連続紙2を所定の位
置に搬送し一連の動作が繰り返される。
切断装置では、紙押さえ12,12が用紙受台6,7と
当接して降下を停止した後に、さらに、スプリング20
を圧縮させながら切断刃19を切断位置まで降下させな
ければならないから、切断刃19を降下させるためには
大きな駆動力が必要であるという問題、すなわち切断時
に大きな駆動力が必要であるという問題があった。
断時に要する駆動力が小さくて済む連続紙切断装置を提
供することにある。
に請求項1記載の連続紙切断装置は、ミシン目を有する
連続紙をそのミシン目で切断するための装置であって、
切断すべき連続紙をそのミシン目の両側において支持す
る支持手段と、前記ミシン目の両側において前記支持手
段との間で連続紙を押圧可能な押さえ手段と、この押さ
え手段を前記支持手段に向けて常時付勢している付勢手
段と、切断すべき連続紙のミシン目と同方向に伸び、当
該ミシン目よりも長い切断手段と、この切断手段を待機
位置に保持しており、切断動作時にこの切断手段をミシ
ン目に向けて移動させ、ミシン目切断後には前記待機位
置に復帰させる切断手段用リンク機構と、前記付勢手段
による付勢力に抗して押さえ手段を待機位置に保持して
おり、切断動作時には、前記付勢力による押さえ手段の
支持手段に向かう移動を許すとともに押さえ手段が連続
紙を介して支持手段に押圧された後は押さえ手段に対す
る支持から解放され、その後前記切断手段による切断が
なされた後に押さえ手段を前記待機位置に復帰させる押
さえ手段用リンク機構と、を備えたことを特徴とする。
1記載の連続紙切断装置において、前記切断手段用リン
ク機構および押さえ手段用リンク機構は、共通かつ単一
の駆動軸によって駆動されることを特徴とする。
1または2記載の連続紙切断装置において、前記切断手
段は、連続紙への当接部が、ミシン目方向からみて円弧
状に形成されていることを特徴とする。
2または3記載の連続紙切断装置において、前記切断手
段用リンク機構は、前記駆動軸とともに回動する腕と、
この腕および切断手段に回動可能に連結された連接棒と
を備えたものであり、前記押さえ手段用リンク機構は、
前記駆動軸とともに回動する腕と、この腕および押さえ
手段に回動可能に連結された連接棒とを備え且つこの連
接棒と腕との間または連接棒と押さえ手段との間は長穴
を介してスライド可能に連結されていることを特徴とす
る。
2,3または4記載の連続紙切断装置において、前記駆
動軸は、前記切断手段による切断がなされた後に逆転し
て待機位置に復帰することを特徴とする。
1記載の連続紙切断装置において、前記切断手段用リン
ク機構および押さえ手段用リンク機構は、それぞれ別の
駆動軸によって駆動され、且つこの駆動軸は、前記切断
手段による切断がなされた後に逆転して待機位置に復帰
することを特徴とする。
構成となっているので次のように作動する。
ク機構によって待機位置に保持されている。また、押さ
え手段は、押さえ手段用リンク機構によって、付勢手段
による付勢力に抗した状態で待機位置に保持されてい
る。
によって、前記付勢力による押さえ手段の支持手段に向
かう移動が許されるので、押さえ手段が支持手段に向か
って移動し、支持手段との間で連続紙を押圧する。この
押圧力は、前記付勢手段による付勢力によって得られ
る。また、切断手段用リンク機構によって、切断手段が
ミシン目に向けて移動させられ、連続紙をそのミシン目
で切断する。
おいて支持手段と押圧手段とで押圧された状態となって
おり、切断手段は連続紙のミシン目と同方向に伸び、当
該ミシン目よりも長い構成となっているので、連続紙は
そのミシン目で切断されることとなる。
置によれば、押さえ手段用リンク機構は、切断動作時
に、押さえ手段が連続紙を介して支持手段に押圧された
後は押さえ手段に対する支持から解放される構成となっ
ているので、切断時に要する駆動力が小さくて済むとい
う効果が得られる。
構によって待機位置に復帰させられ、押圧手段は、押圧
手段用リンク機構によって待機位置に復帰させられる。
請求項1記載の連続紙切断装置において、前記切断手段
用リンク機構および押さえ手段用リンク機構が、共通か
つ単一の駆動軸によって駆動される構成となっているの
で、構造の簡素化および装置の小型化を図ることが可能
である。
え手段用リンク機構が、共通かつ単一の駆動軸によって
駆動される構成となっているので、切断時に、押さえ手
段を支持手段に向けて移動させる付勢手段の付勢力は、
前記駆動軸に作用する。すなわち、この付勢力は、切断
手段用リンクによる切断手段の切断方向への移動を助け
るように作用し、結果として切断手段は小さな駆動力に
よって移動することとなる。
断装置によれば、切断時に要する駆動力が一層小さくて
済むという効果が得られる。
請求項1または2記載の連続紙切断装置において、前記
切断手段は、連続紙への当接部が、ミシン目方向からみ
て円弧状に形成されているので、連続紙を確実にミシン
目において切断することが可能である。
いるとすると、切れ味が鋭いが故に、その刃が正しくミ
シン目に沿って切り込まれないかぎり、連続紙はミシン
目からズレた位置で切断されてしまう。
置によれば、切断手段の連続紙への当接部が、ミシン目
方向からみて円弧状に形成されているので、切断手段が
ミシン目から多少ずれた位置に当接したとしても、連続
紙はミシン目に沿って引き裂かれるようにして切断され
ることとなる。
れば、連続紙を確実にミシン目において切断することが
可能である。
請求項2または3記載の連続紙切断装置において、前記
切断手段用リンク機構は、前記駆動軸とともに回動する
腕と、この腕および切断手段に回動可能に連結された連
接棒とを備えたものであり、前記押さえ手段用リンク機
構は、前記駆動軸とともに回動する腕と、この腕および
押さえ手段に回動可能に連結された連接棒とを備え且つ
この連接棒と腕との間または連接棒と押さえ手段との間
は長穴を介してスライド可能に連結されているので、比
較的簡単な構造によって装置を構成することができる。
請求項2,3または4記載の連続紙切断装置において、
前記駆動軸は、前記切断手段による切断がなされた後に
逆転して待機位置に復帰するので、装置の小型化を図る
ことが可能である。
待機位置に復帰する構成であると、リンク機構を構成し
ている少なくとも1つのリンクが1回転することが可能
なだけのスペースが必要になるから、その分だけ装置が
大型化してしまう。
置によれば、駆動軸が逆転して待機位置に復帰する構成
であるから、上記スペースが不要となり、その分、装置
の小型化を図ることが可能となる。
請求項2および/または4記載の構成と組み合わせた場
合に、より有効である。
動軸が逆転して待機位置に復帰する構成は、請求項2記
載のように駆動軸が共通軸である場合にのみ有効なもの
ではなく、請求項6記載のように、切断手段用リンク機
構および押さえ手段用リンク機構が、それぞれ別の駆動
軸によって駆動される場合にも有効である。
て図面を参照して説明する。
施の形態の概要を示す図で、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
図2は図1における左側の拡大図で、(a)は部分平面
図、(b)は部分正面図、(c)は左側面図である。ま
た、図3は図1における右側の拡大図で、(a)は部分
平面図、(b)は部分正面図、(c)は右側面図であ
る。
配置されたサイドフレーム、33は上フレーム、34,
35はサイドフレーム31,32よりも多少内側に配置
されたサブフレーム、36は装置手前側に配置された給
紙ガイド、37は装置背部側に配置された排紙ガイドで
ある。これら各フレーム31〜35およびガイド36,
37は適所が連結されて一体となっており、全体として
装置のフレームを構成している。
切断すべき連続紙をそのミシン目の両側において支持す
る支持手段を構成している。
33は、その前側下端部33aが屈曲形成されていて給
紙ガイド36との間にスリット状の給紙口38を形成し
ている。また、後側下端部33bも屈曲形成されていて
排紙ガイド37との間にスリット状の排紙口39を形成
している。
ガイド36、排紙ガイド37、押さえ手段40、および
切断手段50を示す拡大左断面図、図5は押さえ手段4
0の可動フレームを示す部分斜視図である。
であり、Paはミシン目部分を示している。Cは、給紙
ガイド36と排紙ガイド37との間に形成された切断用
空間である。
の可動フレーム41(図5参照)と、この可動フレーム
41の下端に設けられた押さえ板42,42’とを備え
ている。
で構成されており、その断面形状は台形となっている。
結果として、少なくとも連続紙の搬送方向上流側(図4
において右側)は傾斜面42f,42’fとなり、この
傾斜面42f,42’fは連続紙Pを案内するガイド面
を構成している。
に、その下面42a,42’aで連続紙Pを押圧するか
ら、下面42a,42’aには、図6(a)に示すよう
に複数本の溝42bを設ける、あるいは同図(b)に示
すように細かな凹凸42cを形成する(いわゆるシボ加
工を施す)、あるいはまた同図(c)に示すように溝4
2bを設けるとともにシボ加工42cを施すことが望ま
しい。これらのような構成とすることによって、下面4
2a,42’aに紙粉が付着することで生じる連続紙P
に対する押さえ力ないし摩擦力の低下を防止することが
できる。
42’を図7(c)に示すように短く分割し、その単片
42dの上面(可動フレーム41への取付面)に係合用
の突起42e,42eを設けるとともに、図7(b)に
示すように、可動フレーム41には、だるま形状の係合
用の穴41eを複数個設け、この穴41eに前記突起4
2eを図7(a)に示すように係合させることによって
前記単片42dを可動フレーム41に固定し、この単片
42dを同図(d)に示すように複数個一列に並べて取
り付けることによって押さえ板42,42’全体を構成
している。
40を、支持手段すなわち給紙ガイド36および排紙ガ
イド37に向けて常時付勢している付勢手段であり、押
さえ手段40の可動フレーム41と上フレーム33との
間に配置された圧縮バネで構成されている。この圧縮バ
ネ43は、可動フレーム41の2つの凹所41a,41
b内に、それぞれ複数個設けられている。この実施の形
態では、図1(a)に示すように、凹所41a,41b
内にそれぞれ6個づつ、計12個設けられている。
給紙ガイド36および排紙ガイド37に向けて常時付勢
されているが、後述する押さえ手段用リンク機構70に
よってその移動が規制されている。
つの押さえ板42,42’の間すなわち可動フレーム4
1の2つの凹所(圧縮バネ収容部)41a,41bの間
に配置されている。切断手段50は、切断すべき連続紙
Pのミシン目方向(図4の紙面と直交方向)からみて略
円弧状に形成されており、ミシン目と同方向(図4の紙
面と直交方向)に伸びていて、当該ミシン目よりも長く
(すなわち連続紙Pの幅よりも長く)形成されている
(図1(a)、および図17(c)参照)。
示す斜視図、(b)は同じく角度を変えて見た斜視図で
ある。
示したサブフレーム34の上部片である。この上部片3
4a,34aは、図1,図2に示すように上フレーム3
3に固定されている。
は、上部片34a,34aの間に挿通されており、これ
ら上部片34a,34aに案内されて上下動可能であ
る。また、切断手段50の右端部も同様であり、図3に
示すように右側のサブフレーム35の上部片35a,3
5aの間に挿通されていて、これら上部片35a,35
aに案内されて上下動可能である。なお、上部片35
a,35aも上フレーム33に固定されている。
には、ガイドブロック51が固定されている。このガイ
ドブロック51には、計4つのガイド片51aが設けら
れており、これらガイド片51aの間にサブフレームの
上部片34aが緩く挿通されている。これによって、切
断手段50は、その軸線方向(図1(a)において左右
方向)への移動が規制されている。
レームの上部片34a,34a,35a,35aにより
案内されて上下動可能であるとともに、ガイドブロック
51が左方のサブフレームの上部片34aに案内される
ことにより、その軸線方向への移動が規制されている。
断手段用リンク機構60のためのピン52,53が設け
られている(右端部のピン53については図3および図
10参照)。
さえ手段用リンク機構70を示す図で、(a)は左側部
分の正面図、(b)は左側面図である。図10(a)は
同じく右側部分の正面図、(b)は右側面図である。
ク機構60は、略角棒状の駆動軸61と、この駆動軸6
1の両端に固定された一対の腕62L,62Rと、これ
らの腕62L,62Rと切断手段50の端部(ピン5
2,53)とに回動可能に連結された連接棒63L,6
3Rとを備えている。
はギヤ64が固定されており、このギヤ64が、図2に
示すように、サブフレーム34に取り付けられたモータ
65の出力軸65aに固定されたギヤ66と噛み合って
いることにより、駆動軸61がモータ65によって後述
するように回転駆動される。
第1のピン62L1が設けられており、このピン62L
1と切断手段50の左端のピン52とが連接棒63Lで
連結されている。
左方の腕62Lとはその形状が多少異なっている。すな
わち、右方の腕62Rは、左方の腕と同形状のものに突
部62Raが形成された形状となっている。そして、こ
の突部62Raに第1のピン62R1が設けられてお
り、このピン62R1と切断手段50の右端のピン53
とが連接棒63Rで連結されている。結果として、図9
(b)および図10(b)から明らかなように、駆動軸
61の中心から、左方の腕の第1ピン62L1の中心ま
での距離RLと、右方の腕の第1ピン62R1の中心ま
での距離RRとは、異なっている。RL<RRである。
また、駆動軸61まわりに関する位置も、右方の腕の第
1ピン62R1は、左方の腕の第1ピン62L1に対し
て角度αだけずれている。
リンク機構70は、上記切断手段用リンク機構60と共
通の駆動軸61と、同じく一対の腕62L,62Rと、
これらの腕62L,62Rと押さえ手段40の端部とに
回動可能に連結された連接棒71L,71Rとを備えて
いる。
第2のピン62L2が設けられいる。この第2のピン6
2L2は、前記第1のピン62L1と駆動軸61まわり
に関して同じ位置にあって、第1のピン62L1の左方
に設けられている。そして、この第2のピン62L2
と、押さえ手段40の可動フレーム41の左端に固定さ
れて垂下している連結板44Lに設けられたピン45L
とが連接棒71Lで連結されている。連接棒71Lには
長穴72が設けられており、この長穴72に対して第2
のピン62L2がスライド可能に連結されている。
的には左右同じ構成である(図9、図10においては対
称に表れる)。すなわち、図10に示すように、右方の
腕62Rには、駆動軸61まわりに関して上記左側の第
2のピン62L2と同じ位置にある第2のピン62R2
が設けられており、この第2のピン62R2と、押さえ
手段40の可動フレーム41の右端に固定されて垂下し
ている連結板44Rに設けられたピン45Rとが連接棒
71Rで連結されている。連接棒71Rには長穴72が
設けられており、この長穴72に対して第2のピン62
R2がスライド可能に連結されている。
段40は、付勢手段43により、給紙ガイド36および
排紙ガイド37に向けて常時付勢されているが、押さえ
手段用リンク機構70が図9および図10に示す状態
(後述する待機状態)にあるときには、付勢手段43に
よる付勢力が、連結板44L,44R、ピン45L,4
5R、連接棒71L,71R、第2のピン62L2,6
2R2、および腕62L,62Rを介して駆動軸61で
受けられることにより、その移動が規制されている。な
お、駆動軸61は、図1〜図3に示すように、サブフレ
ーム34,35によって回転可能に支持されている。
を示す部分拡大斜視図である。
ガイドであり、後述するようにして給送される連続紙P
(図4参照)の先端が、切断用空間Cすなわち給紙ガイ
ド36と排紙ガイド37との間に入り込んで紙詰まりが
生じるのを防止するためのものである。この可動紙ガイ
ド80は、後述するように、駆動軸61が回動し、切断
手段50によって連続紙Pが切断される際、駆動軸61
の回動に伴って切断用空間Cから退避するようになって
いる。
図3に示すように、ガイドブロック単体81を複数個
(この実施の形態では5個)駆動軸61に装着すること
によって構成されている。
で、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側
面図である。また、図14は斜視図である。
単体81は、基部82と、アーム部83と、ガイド部8
4とが一体に形成されており、ガイド部84に形成され
たリブ85の上面85aが用紙のガイド面を形成してい
る。ガイド部84の一側面には穴86が形成されている
とともに、他側面には、この穴86(隣接するガイドブ
ロック単体の穴86)に嵌まり合う突起87が形成され
ている。基部82には、駆動軸61が挿通される角穴8
2aが形成されている。
ック単体81の角穴82aに駆動軸61を挿通し、隣接
するガイドブロック単体81同志の穴86と突起87と
を嵌め合わせることによって、図12に示したように駆
動軸61に装着される。
び排紙ガイド37の端縁部には、それぞれ切欠36a,
37aが形成されており、可動紙ガイド80が駆動軸6
1に装着され、駆動軸61が装置に組み付けられた状態
では、リブ85の前端部分85bおよび後端部分85c
が切欠36aおよび37aに入り込んだ状態となってい
る。
を示す左側面図である。
定されたギヤ64(図2参照)と一体的に形成された被
検出片である。
えばリミットスイッチ)である。検出器91,92は、
それぞれ、被検出片64aと当接して揺動するレバー9
1a、92aを備えており、このレバーが検出片64a
と当接して揺動したとき、図示しない制御手段へ向けて
検出信号を送出するようになっている。一方の検出器9
1は、駆動軸61が待機位置にあることを検出するため
のものであり、他方の検出器92は、駆動軸61の回転
終了位置を検出するためのものである。詳しい作動につ
いては後述する。
この実施の形態は、さらに、図示しない給紙手段(例え
ば給紙ローラ、あるいはピントラクタ等)、排紙手段
(例えば排紙ローラ、あるいはピントラクタ等)、およ
び装置全体の制御を行なう制御手段を備えている。
を、待機状態、給紙動作、および切断動作に分けて、主
として図16〜図20を参照して順次説明する。なお、
必要に応じて構成についても追加説明する。
を説明するための左側面図、図17〜図20は主として
切断手段50、切断手段用リンク機構60、および押さ
え手段用リンク機構70の作動を示す図で、これらの図
における各分図(a)は左側面図、(b)は右側面図、
(c)は切断手段50の正面図である。また、図18
(d)は切断手段50と押さえ手段40の可動フレーム
41との関係を示す正断面図である。
65は停止しており、切断手段用リンク機構60および
押さえ手段用リンク機構70は、図17に示す状態すな
わち図9、図10に示した状態となっている。
示すように略水平状態となっている。
付勢手段43による付勢力が押さえ手段用リンク機構7
0で受けられていて、その移動が規制されており、図1
6(a)に示す位置にある。
ーム33の前側下端部33aの最下端部(屈曲部)と給
紙ガイド36との距離すなわち給紙口38の高さを
h1,前側の押さえ板42の下面42aと給紙ガイド3
6との距離をh2,切断手段50の最下端部と給紙ガイ
ド36(正確には給紙ガイド36の上面と排紙ガイド3
7の上面とを連結した平面)との距離をh3,可動フレ
ーム41の傾斜面41cの上端と排紙ガイド37(正確
には給紙ガイド36の上面と排紙ガイド37の上面とを
連結した平面)との距離をh4,後側の押さえ板42’
の下面42’aと排紙ガイド37とのとの距離をh5,
押さえ手段40の後側においてこれと隣接する、上フレ
ーム33の傾斜状の紙ガイド面33cの上端と排紙ガイ
ド37との距離をh6,上フレーム33の後側下端33
bの最下端部(屈曲部)と排紙ガイド37との距離すな
わち排紙口39の高さをh7,連続紙Pの厚さをt(図
示せず)とすると、 t<h1≦h2≦h3 h3≦h4 h5≦h6 t<h7≦h5 となっている。
42’の取付面41d,41’dにおける押さえ板4
2,42’の両側部41g,41g,41’g,41’
gは、当該取付面よりも突出している。
(a)に示すように、切断用空間Cに臨んでいる。
図示しない給紙手段が駆動され、図16(a)に示すよ
うに連続紙Pが給紙口38から切断用空間C上に供給さ
れる。この際、上述したように、t<h1≦h2≦h3,
h3≦h4,h5≦h6,t<h7≦h5となっており、ま
た、可動フレーム41の押さえ板42,42’の取付面
41d,41’dにおける押さえ板42,42’の両側
部41g,41g,41’g,41’gは当該取付面よ
りも突出しており、しかも押さえ板42,42’の傾斜
面42f,42’fが連続紙Pを案内するガイド面を構
成しているので、用紙の先端は円滑に案内され、したが
って円滑な給紙動作が得られる。
断用空間Cの略中央部に位置するように供給される。
動により、駆動軸61が、図17に示した待機状態から
図20に示す状態に到るまで矢印CW方向(正転方向)
に一気に回転することにより行なわれる。
状態から矢印CW方向に約45゜ほど回転した状態を示
している。
を開始すると、これに伴う押さえ手段用リンク機構70
の作動で、付勢手段43の付勢力によって押さえ手段4
0が下降を開始する。この際、付勢手段43の付勢力は
押さえ手段用リンク機構70を介して駆動軸61の回転
を助けるように作用する。
40の押さえ板42,42’が連続紙Pを介して給紙ガ
イド36,排紙ガイド37と当接し、これらガイドとの
間で連続紙Pを挟圧する状態になると、付勢手段43に
よる付勢力は、給紙ガイド36および排紙ガイド37に
よって受けられることとなる。したがって、さらに駆動
軸61が回転すると、腕62L,62Rの第2のピン6
2L2,62R2は、連接棒71L,71Rの長穴72
中をスライドすることとなる。図18は、押さえ手段4
0の押さえ板42,42’が給紙ガイド36,排紙ガイ
ド37と当接した後、さらに駆動軸61が多少回転した
状態を示している。
が回転を開始すると、これに伴う切断手段用リンク機構
60の作用で、切断手段50の左端50Lは下降を開始
するとともに、右端50Rは上昇を開始する。これは、
図10(b)に示したように、駆動軸61まわりに関す
る右方の腕の第1ピン62R1の位置が、左方の腕の第
1ピン62L1に対して角度αだけずれているためであ
る。
昇しきった状態を示しており、また、連続紙の切断が開
始される直前の状態を示している。このとき、切断手段
50の左端50Lは、図16(b)および図18(c)
に示すように連続紙Pの左端PLと極めて近接するかあ
るいは当接した状態となる。結果として、切断手段50
は図18(c)から明らかなように、連続紙Pの紙面に
対してθだけ傾斜した状態となる。
押さえ手段40の可動フレーム41の右端部には、切断
手段50を逃がすための切欠41fが設けられている。
したがって、切断手段50の右端50Rが上昇しても、
これが押さえ手段の可動フレーム41と干渉するという
ことはない。
が回転を開始すると、これに伴って可動紙ガイド80も
回転し、図16(b)に示すように、切断用空間Cから
退避して切断手段50の後述する通路を確保する。
回転し続けると、図19に示すように、これに伴う切断
手段用リンク機構60の作用で、切断手段50の左端5
0Lと右端50Rとが略同速度(例えば8cm/s程
度)で下降し、結果として、図19(c)に示すよう
に、切断手段50は、前述した角度θに略等しい角度
θ’をもって連続紙Pのミシン目を用紙の左側PLから
切断することとなる。このように、切断手段50は傾斜
した状態で連続紙Pを切断するため、この切断は円滑に
なされる。ここで、θ=θ’とならないのは、図9
(b)および図10(b)に示したように、駆動軸61
の中心から、左方の腕の第1ピン62L1の中心までの
距離RLと、右方の腕の第1ピン62R1の中心までの
距離RRとが多少異なっており、RL<RRとなってい
るからである。しかしながらむしろ、このようにRL<
RRとなっていることにより、切断手段50は、あたか
もその左端50Lを人が掴んで振り降ろしたような動き
に近い動きをすることとなり、これによって連続紙Pは
その左側PLから円滑に切断されることとなる。
態と同様、付勢手段43による同じ大きさの付勢力で連
続紙Pを給紙ガイド36および排紙ガイド37との間に
押圧し続けており、駆動軸61の回転にともなって、腕
62L,62Rの第2のピン62L2,62R2が、連
接棒71L,71Rの長穴72中をさらに移動する(図
19参照)。
確には切断される直前の様子)を示した模式的な図であ
り、図19(c)におけるXXI−XXI視図に相当す
る図である。
のミシン目Paの両側において押さえ板42および4
2’と給紙ガイド36および排紙ガイド37との間で挟
圧保持された状態で、切断手段50が下降すると、その
下降に伴って連続紙Pは切断手段50に部分的に巻き付
けられたような状態となり、切断手段50のさらなる下
降によって、やがて連続紙Pはそのミシン目Paで切断
されることとなる。
をr1,円弧状部分に対する連続紙Pの巻き付き角をβ1
とすると、連続紙Pの切断手段50に対する巻き付き長
さL1は、L1=r1・β1となる。
搬送誤差等によって、ミシン目Paが必ずしも正確に切
断用空間Cの中央部分に位置するとは限らない。図21
においては、ミシン目Paが切断用空間Cの中央部分に
位置している状態を実線で描いてあるが、仮想線Pa’
あるいはPa’’で示すように、中央部分からずれるこ
とが有り得る。
切断手段50の連続紙に対する接触部(切断部)が略円
弧状に形成されており、上述した巻き付き長さL1が得
られるので、この長さL1の範囲内においてミシン目P
aの位置がずれていたとしても、連続紙Pはそのミシン
目Paで確実に切断されることとなる。
積層された状態となっている複写紙が用いられることも
多い。連続紙Pは、図25(a)において符号2で示し
たように、通常、ミシン目を折り目としてジグザグ状態
に折り畳まれており、このように折り畳まれた状態から
直線状になって給送されることとなるから、連続紙が複
写紙である場合には、積層された各用紙間でズレが生じ
(いわゆる層間ズレが生じ)、結果として各用紙のミシ
ン目部分もズレることとなる。
P2,P3が積層された複写紙である。切断すべき連続
紙がこのような複写紙P’である場合、各用紙P1,P
2,P3のミシン目P1a,P2a,P3aは、例えば
同図に示すようにズレた状態となる。
切断手段50の連続紙に対する接触部(切断部)が略円
弧状に形成されており、上述した巻き付き長さL1が得
られるので、この長さL1の範囲内においてミシン目P
1a,P2a,P3aの位置がずれていたとしても、連
続紙(複写紙)P’の各用紙P1,P2,P3はそれぞ
れのミシン目P1a,P2a,P3aで確実に切断され
ることとなる。
連続紙の搬送誤差等によってミシン目の位置が切断用空
間Cの中央部分からズレ、および/または連続紙が複写
紙であることによって各用紙のミシン目が切断用空間C
の中央部分からズレたとしても、そのミシン目で確実に
切断することができるように、すなわち上記巻き付き長
さL1が得られるように、切断手段50の円弧状部分の
形状および、給紙ガイド36と排紙ガイド37との間隔
を設定してある。また、切断手段50の少なくとも円弧
状部分は、用紙(連続紙)との間の摩擦係数が小さな材
料、例えば、亜鉛メッキ鋼板で構成してある。切断手段
50が用紙に対して滑り易い方が確実にミシン目で切断
されるからである。
回転し続けることにより、図20に示すように、これに
伴う切断手段用リンク機構60の作用で、さらに切断手
段50の左端50Lと右端50Rとが略同速度で下降
し、図20(c)に示すように、切断手段50が、連続
紙Pの下方に完全に通過し、結果として連続紙Pはその
ミシン目Pa(図16(c)参照)で完全に切断される
こととなる。なお、このときの連続紙Pに対する切断手
段50の傾斜角度θ’’が前述した角度θ’と同じにな
らない理由は前述した通りである。
様、付勢手段43による同じ大きさの付勢力で連続紙P
を給紙ガイド36および排紙ガイド37との間に押圧し
続けており、駆動軸61の回転にともなって、腕62
L,62Rの第2のピン62L2,62R2が、連接棒
71L,71Rの長穴72中をさらに移動する。なお、
図20(a)(b)に示すように、駆動軸61が回転し
きった状態においても、腕62L,62Rの第2のピン
62L2,62R2と、連接棒71L,71Rの長穴7
2の下端との間に多少の間隔72cが形成されるよう
に、長穴72は構成されている。
に示すように、駆動軸61の回転に伴って回転し、切断
手段50の通路を確保する。
で完全に切断されたこととなるが、その後、駆動軸61
は、図20に示す状態から図17に示した状態まで逆転
し、各部材も図17に示した待機状態に戻ることとな
る。
段が駆動され、切断された用紙CP(図16(c)参
照)が機外に排出されるとともに、次のミシン目部分が
切断用空間Cに位置して上記動作が繰り返される。
切断動作を行なうための具体的シーケンスを示すフロー
チャートである。このフローチャートを参照して切断動
作のシーケンスについて説明する。
ステップST1で、制御手段が有しているタイマーによ
り経過時間Tのカウントを開始する。
待機位置にあるか否かを検出する。この検出は、図15
(a)に示したように、駆動軸61に固定されたギヤ6
4と一体的に形成された被検出片64aが、一方の検出
器91のレバー91aを揺動させて検出器91(HP
検)をONさせている(すなわち制御手段へ向けて検出
信号が送出されている)か否かによって行なわれる。
器91がOFFである、すなわち駆動軸61が待機位置
にないと判断された場合には、駆動軸61を待機位置に
戻すべく、ステップST3〜ステップST6により、モ
ータ65を逆転(CCW)させ、駆動軸61を逆転させ
て待機位置に戻す。所定時間(t1)経過しても駆動軸
61が待機状態に戻らない場合には、何らかの異常が発
生したものとして、ステップST7でモータ65を停止
させるとともに、ステップST8で、図示しない表示手
段にエラーメッセージを表示する。
ータ65を逆転(CCW)させ、駆動軸61を逆転させ
る。次いでステップST4で、経過時間Tが所定時間t
1に達しているか否かを判断する。この時間t1は、正
転しきった状態にある駆動軸61(図20参照)が、逆
転して待機位置(図17参照)に戻るまでに通常要する
時間よりも多少長く設定してある。したがって、正常動
作時には、ステップST4の判断は「No」となり、ス
テップST5に進む。ステップST5では、検出器91
がONしたか否かを判断する。検出器91がONになれ
ば、駆動軸61が待機位置に戻ったということであるか
ら、ステップST6でモータ65を停止し、次のステッ
プST9に進む。検出器91がOFFであれば、駆動軸
61は未だ待機位置に戻っていないということであるか
ら、ステップST3に戻って上記動作を繰り返すことと
なるが、その過程においてステップST4で所定時間t
1が経過したと判断された場合には、何らかの異常が発
生したものとして、ステップST7でモータ65を停止
させるとともに、ステップST8で、図示しない表示手
段にエラーメッセージを表示する。
91がONである、すなわち駆動軸61が待機位置にあ
る、と判断された場合には、切断手段50を下降させて
連続紙を切断させるべく、ステップST9〜ステップS
T15により、他方の検出器92が被検出片64aを検
出する(図15(c)参照)までモータ65を正転(C
W)させて駆動軸61を正転させる。所定時間(t2)
経過しても駆動軸61が待機位置から動かない、あるい
は所定時間(t3)経過しても他方の検出器92が被検
出片64aを検出しない場合には、何らかの異常が発生
したものとして、ステップST7でモータ65を停止さ
せるとともに、ステップST8で、図示しない表示手段
にエラーメッセージを表示する。
ータ65を正転(CW)させ、駆動軸61を正転させ
る。
所定時間t2に達しているか否かを判断する。この時間
t2は、待機位置にある駆動軸61(図17および図1
5(a)参照)が正転し、一方の検出器91のレバー9
1aが揺動して検出器91(HP検)がOFFするのに
通常要する時間(ステップST2でOFFであった場合
には、ステップST5の判断がONとなるまでに要した
時間を加えた時間)よりも多少長く設定してある。
T10の判断は「No」となり、ステップST11に進
む。
Fしたか否かを判断する。
未だ待機位置から完全には脱していないということであ
るから、ステップST9に戻って上記動作を繰り返すこ
ととなるが、その過程においてステップST10で所定
時間t2が経過したと判断された場合には、何らかの異
常が発生したものとして、ステップST7でモータ65
を停止させるとともに、ステップST8で、図示しない
表示手段にエラーメッセージを表示する。
れば、駆動軸61が正常に回転しているということであ
るから(図15(b)参照)、ステップST12で引き
続きモータ65を正転(CW)させ、ステップST13
で、経過時間Tが所定時間t3に達しているか否かを判
断する。この時間t3は、待機位置にある駆動軸61
(図17および図15(a)参照)が正転し、その被検
出片64aが他方の検出器92のレバー92aを揺動さ
せて他方の検出器92(RP検)をONさせるのに通常
要する時間(ステップST2でOFFであった場合に
は、ステップST5の判断がONとなるまでに要した時
間を加えた時間)よりも多少長く設定してある。
T13の判断は「No」となり、ステップST14に進
む。
P検)92がONしたか否かを判断する。
軸61は未だ回転しきってはいないということであるか
ら、ステップST12に戻って上記動作を繰り返すこと
となるが、その過程においてステップST13で所定時
間t3が経過したと判断された場合には、何らかの異常
が発生したものとして、ステップST7でモータ65を
停止させるとともに、ステップST8で、図示しない表
示手段にエラーメッセージを表示する。
ば、駆動軸61が正常に回転しきった、すなわち連続紙
が切断されたということであるから、ステップST15
でモータ65を停止させ、ステップST16以降で復帰
動作に入る。
テップST22により、モータ65を逆転(CCW)さ
せ、駆動軸61を逆転させて待機位置に戻すことにより
行なわれる。所定時間(t4)経過しても駆動軸61
が、回転終了位置(図15(c)参照)から動かない、
あるいは所定時間(t5)経過しても待機位置(図15
(a)参照)に戻らない場合には、何らかの異常が発生
したものとして、ステップST7でモータ65を停止さ
せるとともに、ステップST8で、図示しない表示手段
にエラーメッセージを表示する。
モータ65を逆転(CCW)させ、駆動軸61を逆転さ
せる。
所定時間t4に達しているか否かを判断する。この時間
t4は、回転終了位置にある駆動軸61(図15(c)
参照)が逆転し、他方の検出器92のレバー92aが揺
動して検出器92(RP検)がOFFするまでに通常要
する時間(ステップST2でOFFであった場合には、
ステップST5の判断がONとなるまでに要した時間を
加えた時間)よりも多少長く設定してある。
17の判断は「No」となり、ステップST18に進
む。
(RP検)がOFFしたか否かを判断する。
は、回転しきった位置(回転終了位置)から未だ完全に
は脱していないということであるから、ステップST1
6に戻って上記動作を繰り返すこととなるが、その過程
においてステップST17で所定時間t4が経過したと
判断された場合には、何らかの異常が発生したものとし
て、ステップST7でモータ65を停止させるととも
に、ステップST8で、図示しない表示手段にエラーメ
ッセージを表示する。
れば、駆動軸61が正常に逆転しているということであ
るから、ステップST19で引き続きモータ65を逆転
(CCW)させ、ステップST20で、経過時間Tが所
定時間t5に達しているか否かを判断する。この時間t
5は、回転終了位置にある駆動軸61(図15(c)参
照)が逆転し、待機位置(図15(a)参照)に戻るま
でに通常要する時間(ステップST2でOFFであった
場合には、ステップST5の判断がONとなるまでに要
した時間を加えた時間)よりも多少長く設定してある。
T20の判断は「No」となり、ステップST21に進
む。
P検)91がONしたか否かを判断する。
軸61は待機位置に戻ってはいないということであるか
ら、ステップST19に戻って上記動作を繰り返すこと
となるが、その過程においてステップST20で所定時
間t5が経過したと判断された場合には、何らかの異常
が発生したものとして、ステップST7でモータ65を
停止させるとともに、ステップST8で、図示しない表
示手段にエラーメッセージを表示する。
ば、駆動軸61が正常に待機位置に戻ったということで
あるから、ステップST22でモータ65を停止させ
る。
作がなされたこととなる。
のような作用効果が得られる。
手段用リンク機構60によって待機位置に保持されてい
る。また、押さえ手段40は、押さえ手段用リンク機構
70によって、付勢手段43による付勢力に抗した状態
で待機位置に保持されている。
70によって、前記付勢力43による押さえ手段40の
給紙ガイド36および排紙ガイド37に向かう移動が許
されるので、押さえ手段40が給紙ガイド36および排
紙ガイド37に向かって移動し、これらガイドとの間で
連続紙Pを押圧する。この押圧力は、前記付勢手段43
による付勢力によって得られる。また、切断手段用リン
ク機構60によって、切断手段50がミシン目Paに向
けて移動させられ、連続紙Pをそのミシン目Paで切断
する。
両側において給紙ガイド36および排紙ガイド37と押
圧手段40とで押圧された状態となっており、切断手段
50は連続紙Pのミシン目Paと同方向に伸び、当該ミ
シン目Paよりも長い構成となっているので、連続紙P
はそのミシン目Paで切断されることとなる。
切断動作時に、押さえ手段40が連続紙Pを介して給紙
ガイド36および排紙ガイド37に押圧された後は押さ
え手段40に対する支持から解放される構成となってい
るので、切断時に要する駆動力が小さくて済むという効
果が得られる。
さえ手段用リンク機構70は、共通かつ単一の駆動軸6
1によって駆動される構成となっているので、構造の簡
素化および装置の小型化が図られる。
紙ガイド36および排紙ガイド37に向けて移動させる
付勢手段43の付勢力が、切断手段用リンク60による
切断手段50の切断方向への移動を助けるように作用す
るので、切断手段50はより小さなモータの駆動力によ
って移動させることが可能である。
力が一層小さくて済むという効果が得られる。
部が、ミシン目方向からみて円弧状に形成されているの
で、連続紙Pを確実にミシン目Paにおいて切断するこ
とが可能である。
いるとすると、切れ味が鋭いが故に、その刃が正しくミ
シン目Paに沿って切り込まれないかぎり、連続紙Pは
ミシン目Paからズレた位置で切断されてしまう。
装置によれば、切断手段50の連続紙Pへの当接部が、
ミシン目方向からみて円弧状に形成されているので、切
断手段50がミシン目Paから多少ずれた位置に当接し
たとしても、連続紙Pはミシン目Paに沿って引き裂か
れるようにして切断されることとなる。
ば、連続紙Pを確実にミシン目Paにおいて切断するこ
とが可能である。
軸61とともに回動する腕62L,62Rと、この腕6
2L,62Rおよび切断手段50に回動可能に連結され
た連接棒63L,63Rとを備えたものであり、押さえ
手段用リンク機構70は、前記駆動軸61とともに回動
する腕62L,62Rと、この腕62L,62Rおよび
押さえ手段40に回動可能に連結された連接棒71L,
71Rとを備え且つこの連接棒71L,71Rと腕62
L,62Rとの間は長穴72を介してスライド可能に連
結されているので、比較的簡単な構造によって装置を構
成することができる。
切断がなされた後に逆転して待機位置に復帰するので、
装置の小型化を図ることが可能である。
待機位置に復帰する構成であると、リンク機構を構成し
ている少なくとも1つのリンクが1回転することが可能
なだけのスペースが必要になるから、その分だけ装置が
大型化してしまう。
装置によれば、駆動軸61が逆転して待機位置に復帰す
る構成であるから、上記スペースが不要となり、その
分、装置の小型化を図ることが可能となる。
組み込んだプリンタの概略的な左側面図である。
断装置である。
0内に設けられたフレームである。
ム91に設けられたピン91a等の係止部を利用してフ
レーム91に着脱可能に取り付けられている。
り付けられたピントラクタであり、その駆動軸94が図
示しない駆動機構で駆動されることにより、両側縁部に
沿ってピントラクタのピンと係合する穴が形成された連
続紙Pを搬送可能である。このプリンタは2つの給紙経
路を有しており、ピントラクタ92または93によって
連続紙Pが搬送される。連続紙Pは前述したように、通
常、ジグザグ状に折り畳まれた状態から供給される。な
お、連続紙の搬送経路には図示しない用紙ガイドが設け
られている。
はプラテンである。印字ヘッド95としては種々形式の
ヘッドを採用し得るが、連続紙Pが複写紙である場合に
はインパクトドットヘッドが採用される。
紙を、連続紙切断装置PCに向けて搬送する。したがっ
て、この搬送ローラ対97は連続紙切断装置PCの給紙
手段を構成している。
り、連続紙切断装置PCで切断された用紙CPを機外に
排出する。
層保持される。
ンタに組み込んだ場合には、少なくともプリンタの搬送
ローラ対97を連続紙切断装置PCの給紙手段として利
用することができるので、連続紙切断装置PC自体を一
層小型化することができる。
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
は、それぞれカムを用い機構によっても構成することが
できる。また、シリンダを用いた機構によっても構成す
ることができる。
良い。
シン目方向からみて円弧状に形成されていればよく、必
ずしも全体として円弧状でなくてもよい。
かまわない。
42’の取付面41d,41’dの突出部41g,4
1’g,は、上述した実施の形態においては、押さえ板
42の前後に形成したが、少なくとも前側(給紙方向上
流側)にのみ形成すれば足りる。
手段用リンク機構は、それぞれ別の駆動軸によって駆動
される用にしてもかまわない。
装置によっても、連続紙の切断時に要する駆動力が小さ
くて済むという効果が得られる。
よれば、構造の簡素化および装置の小型化を図ることが
可能である。しかも、切断時に要する駆動力が一層小さ
くて済むという効果が得られる。
連続紙を確実にミシン目において切断することが可能で
ある。
比較的簡単な構造によって装置を構成することができ
る。
さらに装置の小型化を図ることが可能である。
概要を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は左側面図、(d)は右側面図。
面図、(b)は部分正面図、(c)は左側面図。
面図、(b)は部分正面図、(c)は右側面図。
排紙ガイド37、押さえ手段40、および切断手段50
を示す拡大左断面図。
斜視図。
2,42’の例を示す斜視図。
41への取付構造を示す部分斜視図、(b)は可動フレ
ームの部分斜視図、(c)は押さえ板42,42’を構
成する単片の斜視図、(d)は押さえ板42,42’の
可動フレーム41への取付構造を示す部分正断面図。
図、(b)は同じく角度を変えて見た斜視図。
リンク機構70を示す図で、(a)は左側部分の正面
図、(b)は左側面図。
用リンク機構70を示す図で、(a)は右側部分の正面
図、(b)は右側面図。
を示す正面図。
は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図。
のサブフレーム34を示す左側面図。
るための左側面図。
構60、および押さえ手段用リンク機構70の作動を示
す図で、(a)は左側面図、(b)は右側面図、(c)
は切断手段50の正面図。
(b)は右側面図、(c)は切断手段50の正面図、
(d)は切断手段50と押さえ手段40の可動フレーム
41との関係を示す正断面図。
(b)は右側面図、(c)は切断手段50の正面図。
(b)は右側面図、(c)は切断手段50の正面図。
図であり、図19(c)におけるXXI−XXI視図に
相当する図。
な図であり、図19(c)におけるXXI−XXI視図
に相当する図。
示すフローチャートを示した図。
的な左側面図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 ミシン目を有する連続紙をそのミシン目
で切断するための装置であって、 切断すべき連続紙をそのミシン目の両側において支持す
る支持手段と、 前記ミシン目の両側において前記支持手段との間で連続
紙を押圧可能な押さえ手段と、 この押さえ手段を前記支持手段に向けて常時付勢してい
る付勢手段と、 切断すべき連続紙のミシン目と同方向に伸び、当該ミシ
ン目よりも長い切断手段と、 この切断手段を待機位置に保持しており、切断動作時に
この切断手段をミシン目に向けて移動させ、ミシン目切
断後には前記待機位置に復帰させる切断手段用リンク機
構と、 前記付勢手段による付勢力に抗して押さえ手段を待機位
置に保持しており、切断動作時には、前記付勢力による
押さえ手段の支持手段に向かう移動を許すとともに押さ
え手段が連続紙を介して支持手段に押圧された後は押さ
え手段に対する支持から解放され、その後前記切断手段
による切断がなされた後に押さえ手段を前記待機位置に
復帰させる押さえ手段用リンク機構と、を備えたことを
特徴とする連続紙切断装置。 - 【請求項2】 前記切断手段用リンク機構および押さえ
手段用リンク機構は、共通かつ単一の駆動軸によって駆
動されることを特徴とする請求項1記載の連続紙切断装
置。 - 【請求項3】 前記切断手段は、連続紙への当接部が、
ミシン目方向からみて円弧状に形成されていることを特
徴とする請求項1または2記載の連続紙切断装置。 - 【請求項4】 前記切断手段用リンク機構は、前記駆動
軸とともに回動する腕と、この腕および切断手段に回動
可能に連結された連接棒とを備えたものであり、前記押
さえ手段用リンク機構は、前記駆動軸とともに回動する
腕と、この腕および押さえ手段に回動可能に連結された
連接棒とを備え且つこの連接棒と腕との間または連接棒
と押さえ手段との間は長穴を介してスライド可能に連結
されていることを特徴とする請求項2または3記載の連
続紙切断装置。 - 【請求項5】 前記駆動軸は、前記切断手段による切断
がなされた後に逆転して待機位置に復帰することを特徴
とする請求項2,3または4記載の連続紙切断装置。 - 【請求項6】 前記切断手段用リンク機構および押さえ
手段用リンク機構は、それぞれ別の駆動軸によって駆動
され、且つこの駆動軸は、前記切断手段による切断がな
された後に逆転して待機位置に復帰することを特徴とす
る請求項1記載の連続紙切断装置。
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DE69732162T DE69732162T2 (de) | 1996-08-29 | 1997-08-29 | Schneidanlage für Endlospapierbahnen |
EP19970115015 EP0826470B1 (en) | 1996-08-29 | 1997-08-29 | Continuous paper cutting unit |
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US09/536,319 US6273312B1 (en) | 1996-08-29 | 2000-03-27 | Continuous paper cutting unit |
US09/549,187 US6279805B1 (en) | 1996-08-29 | 2000-04-13 | Continuous paper cutting unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24716596A JP3275947B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 連続紙切断装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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CN112571466A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-03-30 | 浙江德清蓝雅晶体纤维有限公司 | 一种玻璃纤维制品裁切装置 |
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- 1996-08-29 JP JP24716596A patent/JP3275947B2/ja not_active Expired - Fee Related
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