JP3275907B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3275907B2
JP3275907B2 JP2000058463A JP2000058463A JP3275907B2 JP 3275907 B2 JP3275907 B2 JP 3275907B2 JP 2000058463 A JP2000058463 A JP 2000058463A JP 2000058463 A JP2000058463 A JP 2000058463A JP 3275907 B2 JP3275907 B2 JP 3275907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
中でも特に低データレート信号、もしくは複数のデータ
レートの信号を記録、或いは再生する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば音声や演奏などのオー
ディオ信号をディジタル化して光ディスクに記録したコ
ンパクトディスク(以下、CDと称す)を再生する再生
専用の光ディスク装置がある。これに加えて、近年記録
が可能な光ディスク装置の開発が盛んである。一方、長
時間の記録もしくは再生を可能にするため(以後、記録
時間および再生時間を総称して演奏時間とする。)、あ
るいは演奏時間を保ったままでディスクの小径化を図る
ために、ディジタル化されたオーディオ信号をデータ圧
縮し、データ量を減らして光ディスクに記録することが
できる。
【0003】このデータ圧縮については様々な方法があ
るが、通常1/4〜1/8程度までが聴感上高音質なも
のとして感知され、圧縮率によりその音質レベルが変化
する。
【0004】図12は、従来例による記録再生方法を示
す図であり、圧縮されたオーディオ信号を従来のCDの
フォーマットのように、トラック上に連続記録した場合
のデータレートを示した図である。同図(a)は非圧縮
状態、同図(b)は圧縮率を1/4とし、同図(c)で
は圧縮率を1/8とした例について示している。同図に
示した様な方法の場合、データレートと線速度は略比例
関係になる。よって、(1)圧縮を行うとデータレート
が低くなり、それに応じ記録及び再生の線速度を低くす
る必要があった。(2)また、必要とする音質或いは時
間に合わせ、非圧縮、1/4圧縮、1/8圧縮の如き複
数のデータレートを必要とするモードを設けた場合、圧
縮率に合わせた広範囲な線速度で記録或いは再生を行う
必要が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、データレートをあまり低くすると様々な
問題が生じる。前記CDの線速度でも1.2〜1.4m
/sと低速であるが、4分の1のデータ圧縮を行うと3
0cm/s、8分の1の圧縮を行うと15cm/s程度
の、更に低い速度になる。このような低線速度では、例
えば下記のような問題が発生する。
【0006】(a)相変化型等の熱記録型光ディスクで
は、レーザービームをレンズで絞り込み、ディスク中の
記録層を加熱して記録するため、熱のこもりや拡散が生
じて良好な記録が困難となる。
【0007】(b)トラッキングサーボにおいて、ディ
スク上の傷やゴミによる異常信号が生じる期間が長くな
るので、トラッキングが外れ易くなり、安定な記録およ
び再生の妨げとなる。
【0008】(c)また、フォーカスサーボ系において
も同様に、傷やゴミにより発生する異常信号の期間が長
くなるため、安定な記録及び再生の妨げとなる。
【0009】(d)一方、前記(b),(c)の問題解
決を図るべくループゲインを下げてサーボ系の応答を落
とした場合、記録時及び再生時の耐震性が悪化してしま
う。
【0010】(e)さらに、線速度を低くすると再生時
のレーザ照射パワーを弱めねばならず、再生信号レベル
も低下し、そのC/N比が悪化する。
【0011】(f)また、前記従来例図12に記載した
データレートを変えるような場合、複数の広範囲な線速
度に対応した記録を行う必要があるが、熱記録型の光デ
ィスクにおいては広範囲な線速度に対応して、良好な記
録を行うことは困難である。
【0012】本発明は上記の従来の問題点に鑑み、例え
ば圧縮されたオーディオ信号などのように低いデータレ
ートの信号を光ディスクの記録或いは再生に適した高い
線速度記録すること、および異なるデータレートの信号
でも同一の線速度で記録、或いは再生することが可能な
光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光ディスク装置は、情報トラック上に複数の
セクタを設け、これらのセクタのうちN個毎に周期的に
選択された領域を以て第1より第Nまでのチャンネル番
号を有するN個の仮想的なチャンネルを形成し、このチ
ャンネルを形成するセクタを単位に信号を順次記録或い
は再生する装置であって、信号の記録に割り当てるチャ
ンネル数pが1より大きいとき、この信号記録に割り当
てたチャンネルをグループ化し、このグループに対して
その管理を行う副管理ファイルを設けたものである。
【0014】上記の特徴を備えたことにより本発明の光
ディスク装置では、データレートの低い信号でも光ディ
スクに適した比較的高線速度での記録、或いは再生が可
能となり、且つ異なるデータレートの信号を同一の線速
度で記録、或いは再生することが可能となるとともに、
各チャンネルを1枚の小ディスクとみなすことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
光ディスク装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0016】図1は本発明による光ディスク装置の記
録、或いは再生方法を示す。同図(a)において光ディ
スク1上の斜線で示した半径r1〜r2に記録領域が設
けられ、その記録領域にはスパイラル状、または同心円
状に情報トラック2が形成されている。この情報トラッ
ク2の一部を拡大したものをディスク1の下に示す。こ
の情報トラック2はセクタ、フレーム、セグメント或い
はブロックなどと一般に呼ばれている所定単位で分割さ
れた領域(以下、これらの領域を総称してセクタと記
す。)SCより構成される。
【0017】このセクタSCをN個(同図においてはN
=8としている。)毎に周期的に選択し、第1より第N
までのチャンネル番号を有するN個の仮想的なチャンネ
ルを形成している。また、このNをチャンネル周期と記
すことにする。
【0018】図1(b)は、仮想的にチャンネル数N個
のチャンネルを並列にN=8個、CH1〜CH8まで書
き表したものである。
【0019】チャンネルを単位に間欠的記録再生を行え
ば、図1(a)に示した情報トラック2上のチャンネル
番号1の領域(斜線で塗りつぶした部分)を、図1
(b)のCH1に対応させることができる。このCH1
は1つの独立した記録再生が可能な領域と等価になる。
同様に、情報トラック2上のチャンネル番号2〜8の領
域においても図1(b)のCH2〜CH8に示すような
独立した記録再生が可能な領域を構成でき、これにより
合計8つの独立した仮想的並列チャンネルをえることが
きる。
【0020】このCH1〜CH8の1個当たりのデータ
レートは情報トラック2の有するデータレートの1/8
になり、線速度を下げずとも低データレートの信号の記
録再生が可能となる。言い換えれば、前記チャンネルを
低データレートの1枚の小ディスクと見なすことがで
き、光ディスク1はこの小ディスクの集合体と考えるこ
とができる。
【0021】以上のように構成された光ディスクに、非
圧縮、1/4圧縮、1/8圧縮されたディジタル音声信
号を記録する場合について、以下図面を参照しながら説
明する。
【0022】図2はデータレートが変化する複数種類の
信号の記録再生に本発明を適用した場合の第1の実施例
を示す図である。同図では光ディスクの記録データレー
トDR1が非圧縮時の信号データレートDR0より少しだけ
大きいDR1>DR0となるように設定されている。データ
レートをこのように選ぶ理由は、後で述べるようにセク
タ内にギャップと呼ぶ記録禁止部分が設けられており、
両者の時間平均したデータレートを等しくするためであ
る。また、図2では非圧縮時と圧縮(1/4圧縮、1/
8圧縮)時の、信号データレート、情報トラック上
への記録、割り当てチャンネルの状態、を示してい
る。
【0023】さて、各々の状態について説明すると、以
下の通りとなる。
【0024】(1)非圧縮状態 図2の(a)〜(c)は非圧縮時における上記〜を
示し、同図(b)のように情報トラック上のセクタSC
には連続してデータが記録され、同図(c)の斜線で示
すように信号記録への割り当てチャンネル数pは8とな
る。
【0025】(2)1/4圧縮状態 図2の(d)〜(f)は1/4圧縮時における上記〜
を示す。信号のデータレートが非圧縮時の1/4とな
るため、図2(e)のように8個のチャンネル中の2つ
のチャンネル(例えば同図に示すようなチャンネル番号
1,2)に同時に記録し、図2(f)の斜線で示すよう
に信号記録への割り当てチャンネル数pは2となる。
【0026】(3)1/8圧縮状態 図2の(g)〜(i)は1/8圧縮時における上記〜
を示す。信号のデータレートが非圧縮時の1/8とな
るため、図2(h)のように8個のチャンネル中の1つ
のチャンネル(例えば同図に示すようなチャンネル番号
1)に記録し、図2(i)の斜線で示すように信号記録
への割り当てチャンネル数pは1となる。
【0027】このように構成することにより、圧縮等に
伴って信号のデータレートが非常に低くなった場合でも
記録のデータレートを下げる必要はなく、また、信号の
データレートが変わる場合でも情報トラック上での記録
データレートを一定に保つことが可能となる。
【0028】以上、データレートが変化する複数種類の
信号記録に対しチャンネル周期Nを固定として、割り当
てチャンネル数pを変えた場合について述べた。
【0029】次に、データレートが変化する複数種類の
信号の記録再生に本発明を適用した第2の実施例につい
て、図3を用いて説明する。図3ではデータレートの変
化に対し、チャンネル周期Nを変えて対応している。
【0030】図3(a)は図2同様非圧縮時の信号デー
タレートを示す。非圧縮時の情報トラックへの記録、割
り当てチャンネルの状態は図2と同様となるので省略す
る。このため、1/4、1/8圧縮を行った場合につい
て記す。
【0031】(4)1/4圧縮状態 図3(b)〜(d)は1/4圧縮時における信号データ
レート、情報トラックへの記録、割り当てチャンネルを
示す。本方式においては図2とは異なり、チャンネル周
期Nをデータレートに応じて可変しており、データレー
トが圧縮により1/4となるためN=4とし、セクタS
C4個毎に間欠的に記録を行っている。
【0032】(5)1/8圧縮状態 図3(e)〜(g)は1/8圧縮時における信号データ
レート、情報トラック上への記録、割り当てチャンネル
数を示す。1/8圧縮時はデータレートが1/8となる
ため、チャンネル周期Nを8に選びセクタSC8個毎に
間欠的に記録を行っている。この図3に示したチャンネ
ル周期Nを可変にする方式は、データレートが任意の1
/Nについて対応可能で、例えば、データレートが1/
3,1/6となった場合においてもN=3,6に選択す
ることで対応できる。
【0033】また、前記図2ではチャンネル周期N=8
に固定しているが、この方式においてN=8の約数
(1,2,4)以外の圧縮比、例えば1/3となったと
きを考えてみる。1/3圧縮状態のときはデータレート
がこれより速くなる4CH(p=4)を割り当て、デー
タレートの差に相当する部分をブランクにする等の方法
が考えられるが、無駄が生じる。しかし一方では、チャ
ンネル数Nが固定しているため同一ディスク上に異なる
データレートの信号を混在して記録させるとき、管理が
行い易いなどの優れた点がある。
【0034】そして、本発明においては、図2或いは図
3に示した方法以外にチャンネル周期Nと、割り当てチ
ャンネル数pの両方を切り換えて、例えばデータレート
が2/3(N=3,p=2)のような(1/整数)以外
のデータレートに対する記録を行うことができる。
【0035】また、本発明の光ディスク装置では、以上
説明した記録と同様に再生を行うこともできる。
【0036】さて、次に情報トラックとセクタについて
簡単に説明する。図4は本発明の適用に向いた情報トラ
ックとセクタについての説明図である。同図(a)に示
すようにセクタSCはギャップと呼ぶ記録禁止区域とデ
ータ記録領域とから構成される。ギャップはセクタを単
位に記録を行うときの分離帯で、光ディスクを回転駆動
するスピンドルモータの回転ムラなどにより発生する時
間軸変動に起因して、記録領域が隣接セクタと重なるこ
とのないよう設けたものである。また、データ記録領域
の先頭には、後述するヘッダと呼ばれる領域が設けられ
ている。
【0037】光ディスクにおける情報トラック2は図4
(b)に示すようなプリグルーブと呼ぶトラッキング用
案内溝により構成され、この溝の深さは、一般に記録或
いは再生に用いるレーザ波長λの1/8に設定されてい
る。このグルーブを同心円もしくはスパイラル状に設け
情報トラックを形成している。
【0038】次に、本発明における管理方式について説
明する。まず、本発明においてはセクタを最小単位に管
理が行われ、前記ヘッダがその管理領域に割り当てられ
る。図5は本発明によるヘッダの一実施例を示すもの
で、このヘッダには、セクタアドレス、トラックアドレ
スなどのセクタに関する番地情報、或いはセクタの属性
に関する情報が記録されている。この属性に関する情報
として、前記CDのサブコードに書き込まれているよう
なものを含め、例えば下記のようなものがある。
【0039】記録信号の種類としては、例えば音声、映
像、データがあり、時間情報としては、例えば記録始め
からの絶対時間、曲の初めからの相対時間、曲間におけ
る次曲演奏開始までの時間がある。
【0040】また、チャンネルに関する情報としては、
例えば属するチャンネル番号、関連チャンネル番号、
(割り当てチャンネルp>1のとき、同一信号記録に際
し必要な関連チャンネル番号)があり、再生の順番に関
する情報としては、再生すべき次のセクタ番地がある。
【0041】この中でも、本発明における特徴的なもの
は、チャンネルに関する情報、および再生の順番に関す
る情報を記録している点である。
【0042】さて、次にディスク全体の管理方式につい
て述べる。前記の如く本発明の各チャンネルは1枚の小
ディスクとみなすことができ、図6に示すように光ディ
スク1はCH1〜CH8までの小ディスクが並列に存在
すると考えることができる。
【0043】図7は本発明による管理ファイルの階層構
造を示す第1の実施例であり、管理ファイル(CDなど
ではTOC、コンピュータ用のデータファイルなどでは
ディレクトリと呼ばれている領域)を階層構造とし、チ
ャンネル(小ディスク)毎に副管理ファイルを設けると
共に、その上位階層として主管理ファイルを設け、管理
が行い易いように構成している。
【0044】また、図8は本発明による管理ファイルの
階層構造を示す第2の実施例である。図8に示すように
前記図2(e)に示した例のような割り当てチャンネル
p>1のときは、同一信号記録に関連する複数チャンネ
ル(小ディスク)を同一グループとして扱って、このグ
ループに対して副管理ファイルを設けてもよい。
【0045】次に、これら管理ファイルの記録領域につ
いて図9を用いて説明する。これらの管理ファイルは図
9(a)に示すように光ディスク1上の特定領域、例え
ば同図に示すような内周部r1〜r1+Δrに設けてあ
る。そして、図9(b)に示すように内周部から順に主
管理ファイル領域、CH1用副管理ファイル領域、CH
2用副管理ファイル領域、…、CH8用副管理ファイル
領域が設けられている。
【0046】この管理ファイル領域では、短時間で管理
情報を得ることが望ましい。このため、データレートを
速くする目的で、図2、図3に示したような間欠記録は
行われず、セクタに連続して管理情報を記録している。
さて、これら管理ファイルで扱う情報としては、信号の
種類と付随する情報として、(表1)に示すもの、チャ
ンネルに関する情報として、例えば属するチャンネル番
号、関連チャンネル番号、(割当チャンネルp>1のと
き、同一信号記録に際し必要な関連チャンネル情報)、
記録処理方法に関する情報として、例えば変調方式、誤
り訂正方式、再生に順番に関する情報として、例えば再
生すべきチャンネルの順番、再生すべきプログラムの順
番、記録領域として、例えば使用されているチャンネル
とその記録範囲、使用可能なチャンネル、演奏の順番に
関する情報として、チャンネル内での演奏の順番、チャ
ンネル間での演奏の順番、等があげられる。
【0047】
【表1】
【0048】次に本発明において、チャンネル当たりの
記録可能な時間Tcを超える長時間におよぶ記録や再生
を行う場合について考えてみる。
【0049】例えば、前記図2(i)のような割当チャ
ンネル数p=1の信号を記録する場合、図10(a)に
示す如くCH1の始端より記録を始めCH1の終端に達
すると、次にCH2の始端から記録を始め以下、CH8
の終端まで記録を行うことができる。このような構成に
することにより、1つのチャンネルの有する記録時間T
cのN倍まで記録時間を伸ばすことが可能となる。
【0050】また、前記図2(f)のような割当チャン
ネル数p>1の場合を、図10(b)に示す。CH1と
CH2の始端より記録を始め、それぞれの終端に達する
とCH3,CH4の始端から記録を始め、以下CH7,
CH8の終端に達するまで記録を行うことができる。
【0051】一般にp>1の場合、1〜pCHより記録
を始めp+1〜2pCH、2p+1〜3pCH、…、と
p個ずつグループ化して記録を行うことにより前記記録
時間Tcに対しN/p倍の長時間記録が可能である。な
お、各チャンネルの終端には指示領域と呼ぶ領域を設
け、ここに、次に記録、或いは再生するチャンネルに関
する情報(次に再生すべきチャンネル番号等)を記録し
ておく。これは、図10のようなチャンネル間にまたが
った記録を行った場合に再生をより確実に行うためであ
る。この記録したチャンネルの順番は同時に前記主管理
ファイルにも書き込んでいる。
【0052】また、図10は全チャンネルに記録が可能
な例について示したが、例えばいくつかのチャンネルに
は信号が記録されており、これを消去或いは破壊するこ
となく、チャンネル間にまたがる長時間記録を行う場合
について図11を用いて説明する。図11において、C
H2,CH3,CH5,CH6には既に信号が記録され
た記録禁止チャンネルである。この場合、記録が可能な
CH1より記録を始め、次にCH4に記録を行い、続い
てCH7,CH8に記録を行う。
【0053】この記録禁止チャンネルなどの情報は前記
管理ファイルに書き込まれており、この情報を基に図1
1のような記録を行う。このとき。CH1の指定領域に
は次に記録するCH4に関する情報が書き込まれ、CH
4の指定領域にはCH7に関する情報が書き込まれてい
る。また、CH1,CH4,CH7,CH8の順で記録
したことが管理情報として前記主管理情報ファイルに記
録される。
【0054】また、主管理ファイルに記録禁止情報、或
いは記録の順番を指示する情報がないとき、前記図10
に示したような記録および再生を行う。また、図10、
図11のようにチャンネル間にまたがって記録や再生を
行うとき、先行するチャンネルの終端から次のチャンネ
ルの始端に移行するヘッドアクセス時間が必要になる
が、このアクセス期間中は記録、或いは再生動作が行え
ない。このためバッファメモリを設け、信号を蓄えた
り、放出することにより、見かけ上連続した記録、或い
は再生を可能にすることができる。
【0055】なお、以上オーディオ信号を例にとり説明
したが、例えばビデオ信号のような更に高速な信号の記
録が可能な光ディスクおよびその記録、或いは再生を行
う光ディスク装置にも本発明は適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明は、情報トラック上
にギャップを備える複数のセクタを設け、これらのセク
タのうちN個毎に周期的に選択された領域を以て第1よ
り第Nまでのチャンネル番号を有するN個の仮想的なチ
ャンネルを形成し、このチャンネルを形成するセクタを
単位に信号を順次記録、或いは再生する。及び、記録す
る信号のデータレートに応じて前記記録チャンネル数N
を可変する、或いは前記チャンネル数Nは一定にしデー
タレートに応じて割り当てチャンネル数pを可変にす
る、或いはチャンネル数Nと割り当てるチャンネル数p
の両方を可変することにより、低データレートの信号、
或いはデータレートの異なる信号を安定に記録再生する
ことが可能となると共に、各チャンネルを1枚の小ディ
スクとみなして管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の記録或いは再生
方法を説明するための模式図
【図2】データレートが変化する複数種類の信号の記録
再生に本発明を適用した場合の第1の実施例を示す模式
【図3】データレートが変化する複数種類の信号の記録
再生に本発明を適用した場合の第2の実施例を示す模式
【図4】情報トラックとセクタについての模式図
【図5】本発明によるヘッダの一実施例を示す模式図
【図6】光ディスクを小ディスクに分解した模式図
【図7】本発明による管理ファイルの階層構造を示す第
1の実施例の模式図
【図8】本発明による管理ファイルの階層構造を示す第
2の実施例の模式図
【図9】本発明による管理ファイルの記録領域を示す模
式図
【図10】チャンネル間にまたがる信号記録再生方法の
第1の実施例を示す模式図
【図11】チャンネル間にまたがる信号記録再生方法の
第2の実施例を示す模式図
【図12】従来例による記録再生方法を示す模式図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 情報トラック SC セクタ N チャンネル周期 CH1〜CH8 チャンネル p 割当チャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−3467(JP,A) 特開 昭62−52768(JP,A) 特開 昭60−182563(JP,A) 特開 昭60−201572(JP,A) 特開 平2−73569(JP,A) 特開 昭63−241768(JP,A) 特開 昭63−146287(JP,A) 特開 平1−48283(JP,A) 特開 昭49−55311(JP,A) 実開 昭61−105957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351 G11B 27/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラック上に複数のセクタを設け、
    これらのセクタのうちN個毎に周期的に選択された領域
    を以て第1より第Nまでのチャンネル番号を有するN個
    の仮想的なチャンネルを形成し、このチャンネルを形成
    するセクタを単位に信号を順次記録或いは再生する装置
    であって、 信号の記録に割り当てるチャンネル数pが1より大きい
    とき、この信号記録に割り当てたチャンネルをグループ
    化し、このグループに対してその管理を行う副管理ファ
    イルを設けた光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 副管理ファイルの上位階層に光ディスク
    全体を管理する主管理ファイルを設けた請求項1記載の
    光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 副ファイルを光ディスク上の所定領域に
    設けると共に、この副ファイル領域において連続するセ
    クタに管理情報を記録した請求項1記載の光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 情報トラック上に複数のセクタを設け、
    これらのセクタのうちN個毎に周期的に選択された領域
    を以て第1より第Nまでのチャンネル番号を有するN個
    の仮想的なチャンネルを形成し、このチャンネルを形成
    するセクタを単位に信号を順次記録或いは再生する装置
    であって、 信号のデータレートに応じて前記N個のチャンネルに割
    り当てるチャンネル数p(p<N)を可変し、前記信号
    のデータレートに関わらず情報トラック上でのデータレ
    ートを一定とし、 前記割り当てチャンネル毎にその管理を行う副管理ファ
    イルを光ディスク上の所定領域に設けると共に、この副
    管理ファイルにおいて連続するセクタに管理情報を記録
    した光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 情報トラック上に複数のセクタを設け、
    これらのセクタのうちN個毎に周期的に選択された領域
    を以て第1より第Nまでのチャンネル番号を有するN個
    の仮想的なチャンネルを形成し、このチャンネルを形成
    するセクタを単位に信号を順次記録或いは再生する装置
    であって、 信号のデータレートに応じて前記チャンネル数Nおよび
    信号の記録に割り当てるチャンネル数p(p<N)を可
    変し、前記信号のデータレートに情報トラック上でのデ
    ータレートを対応させ、 前記割り当てチャンネル毎にその管理を行う副管理ファ
    イルを光ディスク上の所定領域に設けると共に、この副
    管理ファイルにおいて連続するセクタに管理情報を記録
    した光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 チャンネル間にまたがった記録を行うと
    き、先行記録チャンネルの終端部に指示領域を設け、こ
    の指示領域に次に記録するチャンネルに関する情報を記
    録した請求項1ないし5のいずれかに記載の光ディスク
    装置。
  7. 【請求項7】 主管理ファイルを光ディスク上の所定領
    域に設けると共に、この主管理ファイルにおいて連続す
    るセクタに管理情報を記録した請求項2記載の光ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】 副管理ファイルの上位階層に光ディスク
    全体を管理する主管理ファイルを設け、前記主管理ファ
    イルを光ディスク上の所定領域に設けると共に、この主
    管理ファイル領域において連続するセクタに管理情報を
    記録した請求項4または5に記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 主管理ファイルに少なくともチャンネル
    間の再生順番を記録した請求項2、7または8に記載の
    光ディスク装置。
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