JP3274778B2 - スクロールコンプレッサ - Google Patents

スクロールコンプレッサ

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JP3274778B2
JP3274778B2 JP26340194A JP26340194A JP3274778B2 JP 3274778 B2 JP3274778 B2 JP 3274778B2 JP 26340194 A JP26340194 A JP 26340194A JP 26340194 A JP26340194 A JP 26340194A JP 3274778 B2 JP3274778 B2 JP 3274778B2
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space
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compressor
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JP26340194A
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JPH08121359A (ja
Inventor
清 寺内
功 保足
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サンデン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部の駆動装置により
駆動されるスクロールコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のスクロールコンプレ
ッサとして、圧縮機本体とこれを収容している最外部の
シェルとを備え、前記圧縮機本体の駆動軸が前記シェル
から突出していると共にこのシェルの外部に配置されて
いる駆動装置により駆動され、前記駆動軸の軸受部の周
囲の軸受部空間が軸シール部材で外部と遮断され、前記
シェルと圧縮機本体との間の下部に設けられ吐出側空間
と連通していると共に潤滑油を溜めている油溜め室を有
し、かつ、前記吐出側空間と吸入側空間との圧力差によ
り前記潤滑油を前記圧縮機本体の前記軸受部の軸受部空
間を介して前記吸入側空間に送ることにより前記潤滑油
を循環させるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスクロ
ールコンプレッサにおいては、軸受部空間の圧力が高い
から、この軸受部空間を外部から遮断している軸シール
部材が高い圧力を受けるので、軸シール部材が破損しや
すいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、軸シール部材の耐久性を
向上させることができるスクロールコンプレッサを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、圧縮機本体とこれを収容している最外
部のシェルとを備え、前記圧縮機本体の駆動軸が前記シ
ェルから突出していると共にこのシェルの外部に配置さ
れている駆動装置により駆動され、前記駆動軸を支持し
た軸受の軸方向一側の軸受部空間が軸シール部材で外部
と遮断され、前記シェルと前記圧縮機本体との間の下部
に設けられ吐出側空間と連通していると共に潤滑油を溜
めている油溜め室を有し、かつ、前記吐出側空間と吸入
側空間との圧力差により前記潤滑油を前記軸受部空間を
介して前記吸入側空間に送ることにより前記潤滑油を循
環させるスクロールコンプレッサにおいて、前記軸受部
空間を減圧チューブまたは減圧穴を用いることにより圧
力が前記吐出側空間の圧力より低いと共に前記吸入側空
間の圧力より高い中圧室とし、前記軸受の軸方向他側に
前記吸入側空間と連通する連通空間を設けたことを特徴
とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
【0007】図1は本発明の1実施例を示す断面図であ
る。図1に示すように、本発明のスクロールコンプレッ
サは、圧縮機本体1とこれを収容している最外部のシェ
ル2とを備えている。前記圧縮機本体1は、前記シェル
2の外部に配置されている駆動装置3により駆動され
る。
【0008】前記シェル2と圧縮機本体1との間には、
吐出側空間4が形成されている。この吐出側空間4の下
部には、これと連通するように潤滑油5を溜めるための
油溜め室6が形成されている。前記シェル2の上壁部に
は、気体状の冷媒を吸入する吸入穴7と、前記冷媒を吐
出する吐出穴8が形成されている。
【0009】次に、図2に基いて前記圧縮機本体1を説
明する。前記シェル2の一端部は、開放されている。前
記シェル2の開放端部に、圧縮機本体1のフロントハウ
ジング9およびメインハウジング10が配置されてい
る。フロントハウジング9は、シェル2に複数のねじ1
1により固定されている。メインハウジング10は、フ
ロントハウジング9に複数のねじ12により固定されて
いる。
【0010】前記メインハウジング10と前記シェル2
の内壁の間には、固定スクロール13および可動スクロ
ール14が配置されている。この可動スクロール14
は、前記固定スクロール13と対向して旋回可能に配置
されていて、所定方向に旋回されることにより前記吸入
穴7からの冷媒を吸入して圧縮する。
【0011】前記フロントハウジング9およびメインハ
ウジング10の中央部には、それぞれ対向して貫通孔1
5,16が形成されている。これらの貫通孔15,16
には、駆動軸17が前記貫通孔15,16から突出する
ように配置されている。この駆動軸17の一端部には、
前記可動スクロール14が偏心して固定されている。前
記駆動軸17の突出端部には、前記駆動装置3が取り付
けられている。前記駆動軸17は、軸受18を介して前
記メインハウジング10に回転可能に支持されている。
また、前記駆動軸17は、ボールベアリング19を介し
てフロントハウジング9の突出端部に回転可能に支持さ
れている。
【0012】前記フロントハウジング9と前記駆動軸1
7の間の空間には、軸シール部材20が設けられてい
る。この軸シール部材20は、前記駆動軸17の軸受1
8の周囲の軸受部空間21を外部から遮断している。一
方、前記軸受18の周囲の軸受部空間21は、前記メイ
ンハウジング10に形成された連通空間22を介して、
前記吸入穴7と連通している吸入側空間23に連通して
いる。
【0013】前記固定スクロール13の板体24には、
その中央部に可動スクロール14により圧縮された冷媒
を吐出するための吐出口25が形成されている。前記固
定スクロール13の板体24と前記シェル2の内壁との
間には、前記吐出側空間4が形成されいる。この吐出側
空間4は、図示してない孔および上部空間26により前
記シェル2の吐出穴8と連通されている。
【0014】前記駆動軸17が駆動装置3により回転さ
れると、可動スクロール14が旋回されてこれと固定ス
クロール13との間にシェル2の吸入穴7から冷媒が吸
入されこの吸入冷媒が圧縮され、この圧縮された冷媒が
前記吐出口25から吐出側空間4に吐出され、さらにこ
の吐出側空間4の高圧の冷媒がシェルの吐出穴8から吐
出される。
【0015】前記吐出側空間4の下部に、これと連通す
るように前記油溜め室6が形成されている。吐出側空間
4には、バッフル27が前記吐出口25と対向するよう
に配置されている。このバッフル27は、固定スクロー
ル13の板体24に固定されている。バッフル27は、
冷媒に含まれている霧状の潤滑油を受け液状として油溜
め室6に導くものである。
【0016】前記メインハウジング10の下部には、上
下方向に前記油溜め室6と軸受部空間21とを連通する
ように連通孔28が形成されている。この連通孔28に
は、減圧チューブ29が設けられている。この減圧チュ
ーブ29の作用により、前記軸受部空間21の圧力が前
記吐出側空間4の圧力より低いと共に前記吸入側空間2
3の圧力より高いように設定されている。前記油溜め室
6の潤滑油は、吐出側空間4と吸入側空間23との圧力
差により軸受部空間21を介して吸入側空間23に送ら
れることにより循環される。
【0017】なお、前記メインハウジング10の連通孔
28に減圧穴を形成することにより、前記軸受部空間2
1の圧力が前記吐出側空間4の圧力より低いと共に前記
吸入側空間23の圧力より高いように設定することもで
きる。
【0018】前記駆動装置3は、前記フロントハウジン
グ9の突出端部の外周部に回転可能に支持されているプ
ーリ30と、このプーリ30の回転力の前記駆動軸17
に対する伝達を接続または遮断する電磁クラッチ31
と、前記プーリ30を回転させるためのモータ(図示せ
ず)と、このモータの駆動力を前記プーリ30に伝える
伝達装置(図示せず)とからなる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、軸受部空間の圧力が吐出側空
間の圧力より低いと共に吸入側空間の圧力より高いよう
に設定することができるから、軸受部空間を外部から遮
断する軸シール部材の耐久性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 2 シェル 3 駆動装置 4 吐出側空間 5 潤滑油 6 油溜め室 7 吸入穴 8 吐出穴 9 フロントハウジング 10 メインハウジング 11,12 ねじ 13 固定スクロール 14 可動スクロール 15,16 貫通孔 17 駆動軸 18 軸受 19 ボールベアリング 20 軸シール部材 21 軸受部空間 22 連通空間 23 吸入側空間 24 板体 25 吐出口 26 上部空間 27 バッフル 28 連通孔 29 減圧チューブ 30 プーリ 31 電磁クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体とこれを収容している最外部
    のシェルとを備え、前記圧縮機本体の駆動軸が前記シェ
    ルから突出していると共にこのシェルの外部に配置され
    ている駆動装置により駆動され、前記駆動軸を支持した
    軸受の軸方向一側の軸受部空間が軸シール部材で外部と
    遮断され、前記シェルと前記圧縮機本体との間の下部に
    設けられ吐出側空間と連通していると共に潤滑油を溜め
    ている油溜め室を有し、かつ、前記吐出側空間と吸入側
    空間との圧力差により前記潤滑油を前記軸受部空間を介
    して前記吸入側空間に送ることにより前記潤滑油を循環
    させるスクロールコンプレッサにおいて、前記軸受部空
    間を減圧チューブまたは減圧穴を用いることにより圧力
    が前記吐出側空間の圧力より低いと共に前記吸入側空間
    の圧力より高い中圧室とし、前記軸受の軸方向他側に前
    記吸入側空間と連通する連通空間を設けたことを特徴と
    するスクロールコンプレッサ。
JP26340194A 1994-10-27 1994-10-27 スクロールコンプレッサ Expired - Lifetime JP3274778B2 (ja)

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JP26340194A JP3274778B2 (ja) 1994-10-27 1994-10-27 スクロールコンプレッサ
US08/548,831 US5678986A (en) 1994-10-27 1995-10-26 Fluid displacement apparatus with lubricating mechanism

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JP26340194A JP3274778B2 (ja) 1994-10-27 1994-10-27 スクロールコンプレッサ

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JPH08121359A JPH08121359A (ja) 1996-05-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019802A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷媒圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019802A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷媒圧縮機
JP4611254B2 (ja) * 2006-07-13 2011-01-12 三菱重工業株式会社 冷媒圧縮機

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