JP3273384B2 - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
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- JP3273384B2 JP3273384B2 JP20705793A JP20705793A JP3273384B2 JP 3273384 B2 JP3273384 B2 JP 3273384B2 JP 20705793 A JP20705793 A JP 20705793A JP 20705793 A JP20705793 A JP 20705793A JP 3273384 B2 JP3273384 B2 JP 3273384B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は図形、キャラクタ等の座
標入力装置に関し、更に詳細には液晶表示板の上側及び
下側の電極線をタブレット電極と兼用することにより、
装置の厚みを薄くし、さらに入力位置と表示位置との視
差を低減する座標入力装置に関するものである。
標入力装置に関し、更に詳細には液晶表示板の上側及び
下側の電極線をタブレット電極と兼用することにより、
装置の厚みを薄くし、さらに入力位置と表示位置との視
差を低減する座標入力装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来の液晶一体型の座標入力装置
の縦断面図である。液晶表示板６０の上にタブレット５
０が設けられ、このタブレット５０の所望の位置に当接
して座標入力を行なう座標指示装置（入力ペン）との静
電容量結合によって、タブレット５０の電極線に印加さ
れたＡＣ信号を入力ペンの検出電極に生起した信号で位
置座標を検出するようにしている。尚、液晶表示板６０
は透明ガラス基板６２の上側に透明電極（ＩＴＯ膜）６
３が形成され、透明ガラス基板６６の下側に透明電極６
５が形成されて、透明ガラス基板６２と６６の間に液晶
層６４が封入されている。更に偏光板６７、６１がそれ
ぞれ上下に貼り合わされている。またタブレット５０は
透明ガラス基板５１の上に複数の透明電極５２を形成
し、透明ガラス基板５５の下側に透明電極５４を前記透
明電極５１に直交するように形成され、透明な誘導体層
５３を挟んで透明基板５１、５５が接着されている。
の縦断面図である。液晶表示板６０の上にタブレット５
０が設けられ、このタブレット５０の所望の位置に当接
して座標入力を行なう座標指示装置（入力ペン）との静
電容量結合によって、タブレット５０の電極線に印加さ
れたＡＣ信号を入力ペンの検出電極に生起した信号で位
置座標を検出するようにしている。尚、液晶表示板６０
は透明ガラス基板６２の上側に透明電極（ＩＴＯ膜）６
３が形成され、透明ガラス基板６６の下側に透明電極６
５が形成されて、透明ガラス基板６２と６６の間に液晶
層６４が封入されている。更に偏光板６７、６１がそれ
ぞれ上下に貼り合わされている。またタブレット５０は
透明ガラス基板５１の上に複数の透明電極５２を形成
し、透明ガラス基板５５の下側に透明電極５４を前記透
明電極５１に直交するように形成され、透明な誘導体層
５３を挟んで透明基板５１、５５が接着されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の座標入
力装置では、入力装置の厚みは、液晶板６０とタブレッ
ト５０の厚みを加えたものになるので厚さが厚くなり装
置の薄型化が困難であり、座標検出用の透明電極５２、
５４と表示用透明電極６３、６５の距離が離れているた
め入力ペンでタブレット５０を指示した位置と表示する
位置に視差が生じるという問題を有していた。またタブ
レット用透明電極５２、５４を表示用透明電極６３、６
５と共用する方法が考えるられるが、表示用液晶電極６
５の電極間のギャップが狭いため一種のシールド層にな
り透明電極６３からの信号が小さくなり座標検出されな
いという問題を有していた。
力装置では、入力装置の厚みは、液晶板６０とタブレッ
ト５０の厚みを加えたものになるので厚さが厚くなり装
置の薄型化が困難であり、座標検出用の透明電極５２、
５４と表示用透明電極６３、６５の距離が離れているた
め入力ペンでタブレット５０を指示した位置と表示する
位置に視差が生じるという問題を有していた。またタブ
レット用透明電極５２、５４を表示用透明電極６３、６
５と共用する方法が考えるられるが、表示用液晶電極６
５の電極間のギャップが狭いため一種のシールド層にな
り透明電極６３からの信号が小さくなり座標検出されな
いという問題を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来の
不都合点に鑑みなされたもので、液晶のドットピッチに
対応し座標軸方向に配置された複数の電極を有する、ド
ットマトリックス液晶表示板の電極に所定のＡＣ信号を
印加する駆動部と、前記それぞれの電極に印加されたＡ
Ｃ信号と静電容量結合して信号検出を行う入力ペンと、
該入力ペンが検出した信号を処理する信号処理部と、処
理された信号の位置座標を算出する演算部とからなる座
標入力装置において、前記液晶表示板のＸ又はＹ軸方向
の上側の電極線にＡＣ信号を順次印加し、該上側電極と
直交したＸ又はＹ軸方向の下側の電極の複数本の電極に
ＡＣ信号を同時に印加し、かつ該電極線群ごとにＡＣ信
号が順次印加され、座標指示装置を当接し、前記信号処
理部に設けられているアナログ−デジタル変換器にタイ
ミングパルスを供給し、前記入力ペンの検出電極の生起
信号を信号処理部を介して信号の有無を確認し、前記信
号処理部からの入力信号が有る場合は、変換されたデジ
タル値の最大の電極線のアドレスと信号値を入力ペンの
当接部位に最も近接した上側の座標位置信号としてメモ
リーに格納し、下側は入力ペンの当接位置近傍の複数の
電極にＡＣ信号を印加すると同時に、アナログ−デジタ
ル変換器にタイミングパルスを供給し、前記入力ペンの
検出電極の生起信号を信号処理部にて有無を確認し、信
号処理部に入力信号が有る場合、変換されたデジタル値
は電極線群と検出電極の距離に対応した電位勾配から座
標位置を算出することを特徴とした座標入力装置を提案
するものである。
不都合点に鑑みなされたもので、液晶のドットピッチに
対応し座標軸方向に配置された複数の電極を有する、ド
ットマトリックス液晶表示板の電極に所定のＡＣ信号を
印加する駆動部と、前記それぞれの電極に印加されたＡ
Ｃ信号と静電容量結合して信号検出を行う入力ペンと、
該入力ペンが検出した信号を処理する信号処理部と、処
理された信号の位置座標を算出する演算部とからなる座
標入力装置において、前記液晶表示板のＸ又はＹ軸方向
の上側の電極線にＡＣ信号を順次印加し、該上側電極と
直交したＸ又はＹ軸方向の下側の電極の複数本の電極に
ＡＣ信号を同時に印加し、かつ該電極線群ごとにＡＣ信
号が順次印加され、座標指示装置を当接し、前記信号処
理部に設けられているアナログ−デジタル変換器にタイ
ミングパルスを供給し、前記入力ペンの検出電極の生起
信号を信号処理部を介して信号の有無を確認し、前記信
号処理部からの入力信号が有る場合は、変換されたデジ
タル値の最大の電極線のアドレスと信号値を入力ペンの
当接部位に最も近接した上側の座標位置信号としてメモ
リーに格納し、下側は入力ペンの当接位置近傍の複数の
電極にＡＣ信号を印加すると同時に、アナログ−デジタ
ル変換器にタイミングパルスを供給し、前記入力ペンの
検出電極の生起信号を信号処理部にて有無を確認し、信
号処理部に入力信号が有る場合、変換されたデジタル値
は電極線群と検出電極の距離に対応した電位勾配から座
標位置を算出することを特徴とした座標入力装置を提案
するものである。
【０００５】
【作用】本発明の座標入力装置は、液晶表示板の表示用
電極線を座標入力用のタブレットとして共用するもの
で、直交する上側電極線には順次ＡＣ信号を印加し、下
側電極線には複数本同時にＡＣ信号を印加することによ
り、下側電極線の検出信号が大きくなり、座標の算出が
容易になる。
電極線を座標入力用のタブレットとして共用するもの
で、直交する上側電極線には順次ＡＣ信号を印加し、下
側電極線には複数本同時にＡＣ信号を印加することによ
り、下側電極線の検出信号が大きくなり、座標の算出が
容易になる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図１は本発明の液晶一体型の入力装置の縦断面図で
あり、透明ガラス基板２の下側に上側透明電極３が形成
され、透明ガラス基板４の上側に下側透明電極５が形成
され、透明ガラス基板２と４の間に液晶層６が封入さ
れ、更に偏光板７と８がそれぞれ透明ガラス基板２と４
の外側に上下に貼り合わされている。
る。図１は本発明の液晶一体型の入力装置の縦断面図で
あり、透明ガラス基板２の下側に上側透明電極３が形成
され、透明ガラス基板４の上側に下側透明電極５が形成
され、透明ガラス基板２と４の間に液晶層６が封入さ
れ、更に偏光板７と８がそれぞれ透明ガラス基板２と４
の外側に上下に貼り合わされている。
【０００７】図２は電気的ブロック構成図である。参照
符号２１はタブレットであり、座標軸上で直交する２方
向（Ｘ軸方向、Ｙ軸方向）にそれぞれ所定の間隔で電極
線２２は電極線２３の下側に配置されている。この電極
線２２及び２３は、液晶板の電極線と兼用されている。
参照符号２４、２５はそれぞれＸ、Ｙ軸方向の電極線選
択回路で、該電極線選択回路２４及び２５は液晶表示と
タブレット用を兼ねている。Ｘ、Ｙ軸方向電極選択回路
２４、２５は制御回路２６から供給されるアドレス信号
ＡＤ１、２に従い前記電極線２２、２３に順次ＡＣ信号
を印加する。
符号２１はタブレットであり、座標軸上で直交する２方
向（Ｘ軸方向、Ｙ軸方向）にそれぞれ所定の間隔で電極
線２２は電極線２３の下側に配置されている。この電極
線２２及び２３は、液晶板の電極線と兼用されている。
参照符号２４、２５はそれぞれＸ、Ｙ軸方向の電極線選
択回路で、該電極線選択回路２４及び２５は液晶表示と
タブレット用を兼ねている。Ｘ、Ｙ軸方向電極選択回路
２４、２５は制御回路２６から供給されるアドレス信号
ＡＤ１、２に従い前記電極線２２、２３に順次ＡＣ信号
を印加する。
【０００８】参照符号２７は座標指示装置たる入力ペン
で、参照符号２８は入力ペン２７の先端に配置され、入
力ペン２７がタブレット２１の表面に当接されることに
より摺動自在に保持された検出電極である。参照符号２
９はスイッチで検出電極２８のタブレット２１上の当接
摺動に応じて開閉するものである。参照符号３０は信号
処理部で、検出電極２８に生起する電極線２２、２３と
静電結合された信号を増幅する増幅器３１、バンドパス
フィルタ−３２、検出回路３３、アナログ−デジタル変
換器３４から構成されている。信号処理部３０の出力は
ＣＰＵ３６内の演算回路３５に接続されている。
で、参照符号２８は入力ペン２７の先端に配置され、入
力ペン２７がタブレット２１の表面に当接されることに
より摺動自在に保持された検出電極である。参照符号２
９はスイッチで検出電極２８のタブレット２１上の当接
摺動に応じて開閉するものである。参照符号３０は信号
処理部で、検出電極２８に生起する電極線２２、２３と
静電結合された信号を増幅する増幅器３１、バンドパス
フィルタ−３２、検出回路３３、アナログ−デジタル変
換器３４から構成されている。信号処理部３０の出力は
ＣＰＵ３６内の演算回路３５に接続されている。
【０００９】ここで実際の動作について説明する。入力
ペン２７がタブレット２１に配置された上側電極線２２
の近傍に当接して入力を行なった場合、制御回路２６は
電極選択回路２４にアドレス信号ＡＤ１を印加し、図４
の如くＹｐ１〜Ｙｐｎの所定の上側電極線に順次ＡＣ信
号を印加すると同時にアナログ−デジタル変換器３４に
タイミングパルスＴＰを供給し、検出電極２８の生起信
号を信号処理部３０を介しての信号の有無を確認する。
ここで、信号処理部３０からの入力信号がある場合は変
換されたデジタル値の最大の電極線のアドレスと信号値
をメモリーに格納する。この最大レベルの入力信号は、
入力ペン２７の当接部位に最も近接した上側電極のＡＣ
信号によるものであり、上側の座標位置信号になる。
ペン２７がタブレット２１に配置された上側電極線２２
の近傍に当接して入力を行なった場合、制御回路２６は
電極選択回路２４にアドレス信号ＡＤ１を印加し、図４
の如くＹｐ１〜Ｙｐｎの所定の上側電極線に順次ＡＣ信
号を印加すると同時にアナログ−デジタル変換器３４に
タイミングパルスＴＰを供給し、検出電極２８の生起信
号を信号処理部３０を介しての信号の有無を確認する。
ここで、信号処理部３０からの入力信号がある場合は変
換されたデジタル値の最大の電極線のアドレスと信号値
をメモリーに格納する。この最大レベルの入力信号は、
入力ペン２７の当接部位に最も近接した上側電極のＡＣ
信号によるものであり、上側の座標位置信号になる。
【００１０】次に前述の片側（Ｙ軸方向）の座標位置を
特定した後、制御回路２６は電極選択回路２５にアドレ
ス信号ＡＤ２を印加し、図５の如くＸｐ１〜Ｘｐｎの所
定の下側電極線の複数本（電極線群）に同時にＡＣ信号
を印加すると同時にアナログ−デジタル変換器３４にタ
イミングパルスＴＰを供給し、検出電極２８の生起信号
を信号処理部３０を介しての信号の有無を確認する。こ
こで、信号処理部３０からの入力信号がある場合は変換
されたデジタル値は電極線群と検出電極の距離に対応し
ている。
特定した後、制御回路２６は電極選択回路２５にアドレ
ス信号ＡＤ２を印加し、図５の如くＸｐ１〜Ｘｐｎの所
定の下側電極線の複数本（電極線群）に同時にＡＣ信号
を印加すると同時にアナログ−デジタル変換器３４にタ
イミングパルスＴＰを供給し、検出電極２８の生起信号
を信号処理部３０を介しての信号の有無を確認する。こ
こで、信号処理部３０からの入力信号がある場合は変換
されたデジタル値は電極線群と検出電極の距離に対応し
ている。
【００１１】ここでもう一度下側の座標の特定の仕方に
ついて図３を参照して説明する。図３のようにＸ軸方向
に配置された下側電極線のＸｐ１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘ
ｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６をそれぞれ同時に電極選択回路よ
りＡＣ信号を順次印加すると電極線と検出電極の間での
静電容量はそれぞれＣ１＋Ｃ２、Ｃ３＋Ｃ４、Ｃ５＋Ｃ
６となり検出電極と電極線の距離に反比例し、検出信号
に正比例する。従って一本づつ電極線にＡＣ信号を印加
するよりも電極線を複数本同時にＡＣ信号を印加するこ
とにより検出される信号が大きくなり確実な位置座標を
検出することができる。
ついて図３を参照して説明する。図３のようにＸ軸方向
に配置された下側電極線のＸｐ１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘ
ｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６をそれぞれ同時に電極選択回路よ
りＡＣ信号を順次印加すると電極線と検出電極の間での
静電容量はそれぞれＣ１＋Ｃ２、Ｃ３＋Ｃ４、Ｃ５＋Ｃ
６となり検出電極と電極線の距離に反比例し、検出信号
に正比例する。従って一本づつ電極線にＡＣ信号を印加
するよりも電極線を複数本同時にＡＣ信号を印加するこ
とにより検出される信号が大きくなり確実な位置座標を
検出することができる。
【００１２】図３の状態で、入力ペンの検出電極には、
電極線群Ｘｐ１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘ
ｐ６から静電結合して信号が生起される。電極線群Ｘｐ
１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６のそれぞ
れの中心からの間隔をＬとし、電極線群Ｘｐ１〜Ｘｐ
２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６からの検出信号は
当接された入力ペンの検出電極に最も近い電極線群Ｘｐ
３〜Ｘｐ４から見てＬ１／Ｌ２＝（（Ｌ／２）−Ｌｐ）
／（Ｌ／２）が成立する。故にＬｐは電極線群Ｘｐ１〜
Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６からの検出信
号Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３を演算することで求めることができ
る。
電極線群Ｘｐ１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘ
ｐ６から静電結合して信号が生起される。電極線群Ｘｐ
１〜Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６のそれぞ
れの中心からの間隔をＬとし、電極線群Ｘｐ１〜Ｘｐ
２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６からの検出信号は
当接された入力ペンの検出電極に最も近い電極線群Ｘｐ
３〜Ｘｐ４から見てＬ１／Ｌ２＝（（Ｌ／２）−Ｌｐ）
／（Ｌ／２）が成立する。故にＬｐは電極線群Ｘｐ１〜
Ｘｐ２、Ｘｐ３〜Ｘｐ４、Ｘｐ５〜Ｘｐ６からの検出信
号Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３を演算することで求めることができ
る。
【００１３】図６は第２の実施例の電気的ブロック構成
図である。参照符号７１はタブレットであり、直交する
２方向（Ｘ軸方向、Ｙ軸方向）にそれぞれ所定の間隔で
電極線７２と電極線７３とが配置され、電極線７３は下
側に配置されている。この電極線７２及び７３は、液晶
板の電極線と兼用されている。参照符号７４、７５はそ
れぞれＸ、Ｙ軸方向の電極線選択回路で、該電極線選択
回路７４及び７５は液晶表示とタブレット用を兼ねてい
る。Ｘ、Ｙ軸方向電極選択回路７４、７５はＣＰＵ８６
内の制御回路７６から供給されるアドレス信号ＡＤ１、
２に従い前記電極線７２、７３に順次ＡＣ信号を印加す
る。
図である。参照符号７１はタブレットであり、直交する
２方向（Ｘ軸方向、Ｙ軸方向）にそれぞれ所定の間隔で
電極線７２と電極線７３とが配置され、電極線７３は下
側に配置されている。この電極線７２及び７３は、液晶
板の電極線と兼用されている。参照符号７４、７５はそ
れぞれＸ、Ｙ軸方向の電極線選択回路で、該電極線選択
回路７４及び７５は液晶表示とタブレット用を兼ねてい
る。Ｘ、Ｙ軸方向電極選択回路７４、７５はＣＰＵ８６
内の制御回路７６から供給されるアドレス信号ＡＤ１、
２に従い前記電極線７２、７３に順次ＡＣ信号を印加す
る。
【００１４】参照符号７７は座標指示装置たる入力ペン
で、参照符号７８は入力ペン７７の先端に配置され、入
力ペン７７のタブレット７１の表面に当接されることに
より摺動自在に保持された検出電極である。参照符号７
９はスイッチで検出電極７８の摺動に応じて開閉するも
のである。参照符号８０は信号処理部で、検出電極７８
に生起する電極線７２、７３と静電容量結合された信号
を増幅する増幅器８１、バンドパスフィルタ−８２、検
出信号切り替え回路８３、信号ピークタイミング検出回
路８７、アナログ−デジタル変換器７４から構成されて
いる。信号処理部８０の出力はＣＰＵ８６内の演算回路
８５に接続されている。
で、参照符号７８は入力ペン７７の先端に配置され、入
力ペン７７のタブレット７１の表面に当接されることに
より摺動自在に保持された検出電極である。参照符号７
９はスイッチで検出電極７８の摺動に応じて開閉するも
のである。参照符号８０は信号処理部で、検出電極７８
に生起する電極線７２、７３と静電容量結合された信号
を増幅する増幅器８１、バンドパスフィルタ−８２、検
出信号切り替え回路８３、信号ピークタイミング検出回
路８７、アナログ−デジタル変換器７４から構成されて
いる。信号処理部８０の出力はＣＰＵ８６内の演算回路
８５に接続されている。
【００１５】入力ペン７７がタブレット７１に配置され
た上側電極線７３の近傍に当接して入力を行なった場
合、制御回路７６は電極選択回路７４にアドレス信号Ａ
Ｄ１を印加し、図４の如くＹ０〜Ｙｎの所定の上側電極
線に順次ＡＣ信号を印加すると同時に検出信号切り替え
回路８３に切り替え信号ＣＨを供給し、検出電極７８の
生起信号を信号ピークタイミング検出回路８７を介して
信号の最大値のタイミングを確認する。ここで、信号処
理部８０からの入力信号がある場合は最大の電極線のア
ドレスをメモリーに格納する。この最大レベルの電極線
のアドレスは、入力ペン７７の当接部位に最も近接した
上側電極のＡＣ信号によるものであり、上側の座標位置
信号になる。
た上側電極線７３の近傍に当接して入力を行なった場
合、制御回路７６は電極選択回路７４にアドレス信号Ａ
Ｄ１を印加し、図４の如くＹ０〜Ｙｎの所定の上側電極
線に順次ＡＣ信号を印加すると同時に検出信号切り替え
回路８３に切り替え信号ＣＨを供給し、検出電極７８の
生起信号を信号ピークタイミング検出回路８７を介して
信号の最大値のタイミングを確認する。ここで、信号処
理部８０からの入力信号がある場合は最大の電極線のア
ドレスをメモリーに格納する。この最大レベルの電極線
のアドレスは、入力ペン７７の当接部位に最も近接した
上側電極のＡＣ信号によるものであり、上側の座標位置
信号になる。
【００１６】次に前述の片側（Ｙ軸方向）の座標位置を
特定した後、制御回路７６は電極選択回路７５にアドレ
ス信号ＡＤ２を印加し、図５の如くＸｐ１〜Ｘｐｎの所
定の下側電極線の複数本（電極線群）を同時にＡＣ信号
を印加すると同時に検出信号切り替え回路８３に切り替
え、信号ＣＨとアナログ−デジタル変換器８４にタイミ
ングパルスＴＰを供給し、検出電極７８の生起信号を信
号処理部８０を介して信号の有無を確認する。ここで、
信号処理部８０からの入力信号がある場合は変換された
デジタル値は電極線群と検出電極の距離に対応してい
る。
特定した後、制御回路７６は電極選択回路７５にアドレ
ス信号ＡＤ２を印加し、図５の如くＸｐ１〜Ｘｐｎの所
定の下側電極線の複数本（電極線群）を同時にＡＣ信号
を印加すると同時に検出信号切り替え回路８３に切り替
え、信号ＣＨとアナログ−デジタル変換器８４にタイミ
ングパルスＴＰを供給し、検出電極７８の生起信号を信
号処理部８０を介して信号の有無を確認する。ここで、
信号処理部８０からの入力信号がある場合は変換された
デジタル値は電極線群と検出電極の距離に対応してい
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明は如上のような構成となしたの
で、表示装置と一体型タイプの図形やキャラクタ等の入
力端末装置として液晶板の上側の電極とタブレットの下
側の電極を兼用することで薄型の座標入力装置が実現
し、操作性が向上するものである。
で、表示装置と一体型タイプの図形やキャラクタ等の入
力端末装置として液晶板の上側の電極とタブレットの下
側の電極を兼用することで薄型の座標入力装置が実現
し、操作性が向上するものである。
【図１】 本実施例の縦断面図
【図２】 電気的ブロック構成図
【図３】 電極線と入力ペンの静電結合説明図
【図４】 上側電極の印加信号状態図
【図５】 下側電極の印加信号構成図
【図６】 他の実施例の電気的ブロック構成図
【図７】 従来の縦断面図
１ 液晶板 ２ ガラス基板 ３ 電極線 ４ ガラス基板 ５ 電極線 ６ 液晶層 ７ 偏光板 ８ 偏光板 １０ ガラス基板 ２１ タブレット ２２ 電極線 ２３ 電極線 ２４ 電極線選択回路 ２５ 電極線選択回路 ２６ 制御回路 ２７ 入力ペン ２８ 検出電極 ２９ スイッチ ３０ 信号処理部 ３１ 増幅器 ３２ バンドパスフィルタ− ３３ 検出回路信号 ３４ アナログ−デジタル変換器 ３５ 演算回路 ３６ ＣＰＵ ７１ タブレット ７２ 電極線 ７３ 電極線 ７４ 電極線選択回路 ７５ 電極線選択回路 ７６ 制御回路 ７７ 入力ペン ７８ 検出電極 ７９ スイッチ ８０ 信号処理部 ８１ 増幅器 ８２ バンドパスフィルター ８３ 検出信号切り替え回路 ８４ アナログ−デジタル変換器 ８５ 演算回路 ８６ ＣＰＵ ８７ 検出回路ピークタイミング検出回路路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 3/03 335 G06F 3/03 310 G06F 3/033 350
Claims (1)
- 【請求項１】 液晶のドットピッチに対応し座標軸方向
に配置された複数の電極を有する、ドットマトリックス
液晶表示板の電極に所定のＡＣ信号を印加する駆動部
と、前記それぞれの電極に印加されたＡＣ信号と静電容
量結合して信号検出を行う入力ペンと、該入力ペンが検
出した信号を処理する信号処理部と、処理された信号の
位置座標を算出する演算部とからなる座標入力装置にお
いて、前記液晶表示板のＸ又はＹ軸方向の上側の電極線
にＡＣ信号を順次印加し、該上側電極と直交したＸ又は
Ｙ軸方向の下側の電極の複数本の電極にＡＣ信号を同時
に印加し、かつ該電極線群ごとにＡＣ信号が順次印加さ
れ、座標指示装置を当接し、前記信号処理部に設けられ
ているアナログ−デジタル変換器にタイミングパルスを
供給し、前記入力ペンの検出電極の生起信号を信号処理
部を介して信号の有無を確認し、前記信号処理部からの
入力信号が有る場合は、変換されたデジタル値の最大の
電極線のアドレスと信号値を入力ペンの当接部位に最も
近接した上側の座標位置信号としてメモリーに格納し、
下側は入力ペンの当接位置近傍の複数の電極にＡＣ信号
を印加すると同時に、アナログ−デジタル変換器にタイ
ミングパルスを供給し、前記入力ペンの検出電極の生起
信号を信号処理部にて有無を確認し、信号処理部に入力
信号が有る場合、変換されたデジタル値は電極線群と検
出電極の距離に対応した電位勾配から座標位置を算出す
ることを特徴とする座標入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20705793A JP3273384B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20705793A JP3273384B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 座標入力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744305A JPH0744305A (ja) | 1995-02-14 |
| JP3273384B2 true JP3273384B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=16533496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20705793A Expired - Fee Related JP3273384B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3273384B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR102481798B1 (ko) | 2006-06-09 | 2022-12-26 | 애플 인크. | 터치 스크린 액정 디스플레이 |
| CN104965621B (zh) | 2006-06-09 | 2018-06-12 | 苹果公司 | 触摸屏液晶显示器及其操作方法 |
| US9710095B2 (en) | 2007-01-05 | 2017-07-18 | Apple Inc. | Touch screen stack-ups |
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-
1993
- 1993-07-29 JP JP20705793A patent/JP3273384B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0744305A (ja) | 1995-02-14 |
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