JPH0764720A - Lcd一体型タブレット装置 - Google Patents

Lcd一体型タブレット装置

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JPH0764720A
JPH0764720A JP21141793A JP21141793A JPH0764720A JP H0764720 A JPH0764720 A JP H0764720A JP 21141793 A JP21141793 A JP 21141793A JP 21141793 A JP21141793 A JP 21141793A JP H0764720 A JPH0764720 A JP H0764720A
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JP
Japan
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electrode
display
lcd
coordinate
coordinate detection
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Application number
JP21141793A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Shirai
宣彦 白井
Takafumi Ito
隆文 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、座標検出面(表示領域)の上下左右
各辺の付近の座標検出の精度を向上させる。 【構成】互いに交差するように異なる方向に配設された
上側電極と下側電極が配設されたLCD表示パネル10
を有し、表示期間と座標検出期間とを設けて表示と共に
座標入力を行なうLCD一体型タブレット装置におい
て、LCD表示パネル10に配設された上側電極10c
と下側電極10eには、それぞれ表示用電極の外側に座
標検出用電極が設けられ、表示期間内に表示用電極に順
次電圧を印加し、座標検出期間内に表示用電極と座標検
出用電極に順次電圧を印加する。また、LCD表示パネ
ル10に配設された上側電極10cの座標検出用電極の
外側にさらに接地されたシールド用電極を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子手帳、ペン入力ワ
ープロ、ペン入力パソコン、ペン入力端末等の各種情報
処理装置に好適な、マトリクス状に配置されたM×N本
の電極を有するLCD一体型タブレット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】座標入力装置であるタブレットと表示装
置とを重ね合わせた一体型入力表示装置が、情報処理装
置の表示入力デバイスとして用いられ始めている。一体
型入力表示装置は、情報の入力位置(座標)と表示位置
とが一致しているために操作性が優れている。
【0003】一体型入力表示装置は、一般的に、LCD
(液晶ディスプレイ)の表示面上に透明なタブレット
(位置指示手段であるペンを用いた座標入力装置)を重
ね合わせるか、またはLCDの下に不透明のタブレット
を敷くかによって実現される。すなわち、通常の構成で
は、LCDとは別にタブレットが必要になる。
【0004】これに対し、ドットマトリクスLCDの電
極をそのまま使ってタブレット機能を実現できれば、専
用のタブレットは不要となるのでコストの上昇はかなり
抑えられ、また装置の軽量化を図るうえで有効である。
このような構成であれば、ワードプロセッサ等における
ペン入力の応用の際には大きなメリットがある。
【0005】このような、LCDの電極を座標検出に用
いるLCD一体型タブレットは、従来、図9に示すよう
なタイミングチャートに従って動作させることにより実
現されている。
【0006】LCDの電極を利用した座標検出を行なう
場合、LCDの1フレーム周期(例えば17ms)の動作
時間を、表示期間と座標検出期間(例えば800μs )
とに分割し、表示期間には一般のLCDと全く同じ動作
をし、座標検出期間にはLCDの縦、横電極に順次座標
検出用電圧を印加して、その電圧をペンと電極との間の
容量を介して検出し、X,Y座標を測定する。
【0007】座標検出期間では、まず、図10に示すL
CDの縦電極(X座標測定用)に順次電圧が印加される
(X測定期間)。ペンが用いられて座標検出面(表示画
面)上が押されると、ペン先の直下にある横電極に電圧
が印加された際に、図11に示すように、電極とペン先
との間の容量によってペン先のセンサ(金属棒)には、
図9に示すようにパルス状の電圧が生じる。X座標測定
開始から、このパルス状の電圧が検出されるまでの時間
(Tx)を測定することによって、Txに応じたペン先
のX座標を検出することができる。
【0008】続いて、同様にY座標の測定を行ない(Y
測定期間)、Y座標測定開始からパルス状の電圧が検出
されるまでの時間(Ty)を測定して、Tyに応じたペ
ン先のY座標を検出する。こうして、ペンによって指示
された座標検出面上での1点(X座標,Y座標)が求め
られる。
【0009】このように1フレーム周期を表示期間と座
標検出期間とに分割しても、座標検出期間に電極に印加
される電圧のパルス幅が短いので、座標検出期間中の電
極への電圧印加は、ほとんど表示へ影響しない。
【0010】ペンで検出された信号は、図12に示す回
路を介して処理される。ペンで検出された電圧の電位
は、まずペン内部に設けられたアンプで増幅される。ペ
ンから出力された信号は、アナログ処理回路で、LCD
電極の電圧印加タイミングによって上側電極と下側電極
から検出される電位とに分けて、それぞれの出力レベル
に合った倍率のアンプでさらに増幅される。そして、ロ
ーパスフィルタ(LPF)でフィルタリングされコンパ
レータ回路でスレッシュホールドレベルより大きくなっ
たかどうか検出され、パルスが発生される。このパルス
状の電圧が検出されるまでの時間を測定することによっ
て、ペン先の座標を知ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方式では次のような問題があった。LCD電
極の下側電極からの電界は、図13(a)に示すように
上側電極によってシールドされている。このため、ペン
先で検出される下側電極からの電位は上側電極からの検
出電位よりもかなり小さくなる。つまり、下側電極から
の結合容量は小さくなる。図14には上側電極からの検
出電位と下側電極からの検出電位を示している。
【0012】通常、この上側電極と下側電極での検出電
位の差をなくすため、アナログ処理回路において、下側
電極からの検出電位を上側電極からの検出電位よりも大
きな倍率で増幅している。
【0013】ところが、図15に示すように、LCD下
側電極のLCDドライブ回路(縦電極ドライブ回路)付
近は、構造上、図13(b)に示すように、下側電極が
完全に上側電極でシールドされていない。従って、ペン
は、LCDドライブ回路付近(下側電極の端部付近)を
指している場合には、シールドされていない部分からの
出力レベルの大きい印加電圧も、ペン直下及びその付近
のLCD電極からの印加電圧と同じく検出する。つま
り、結合容量が大きくるために、周辺付近の下側電極か
らの検出電位は、図16に示すように大きなレベルとな
る。
【0014】以上の理由から、座標検出面における中央
付近での検出電位(図14(b)に示す下側電極からの
検出位置)よりも、周辺付近(図16に示す検出電位)
の方が検出レベルが大きくなるため、スレッシュホルド
レベルを越えるタイミングとペン先位置との関係が変わ
り、正確な座標検出動作ができない。このため、座標検
出面(表示領域)全域に渡る精度の良い座標検出が行な
えず、下側電極の端部付近を座標入力不可の領域とする
などの使用上の制約があった。
【0015】次に、ペン直下にある電極とその付近の電
極からの印加電圧の影響について注目する。LCD一体
型タブレット装置は、図17に示すように、電極とペン
との間の容量を介して電圧を検出し、ペン直下にあるL
CD電極とその付近の電極からの印加電圧の影響を受け
る。
【0016】ここで、縦電極が上側の電極、横電極が下
側の電極として説明する。例えば、縦電極のX1〜X5
までの電極には、図18(a)に示すようなタイミング
で電圧を印加する。この場合、ペン先がX2電極の真上
にあると、ペンの検出電位は、図18(b)に示すよう
に、(1)〜(6)のタイミングにおいて、各電極に対
する印加に応じて辺かする。また、同様に横電極からの
検出電位も、ペン直下にあるLCD電極とその付近の電
極の影響を受ける。
【0017】LCDの縦電極の左端にペンがあった場合
のペンの印加電圧検出を図17(b)に示し、LCD電
極の電圧印加タイミングと検出電位を図19(a)
(b)にそれぞれ示している。
【0018】ペンによる検出電位は、ペン直下の左側か
らの印加電圧の影響を受けないため、図19(b)に示
すように、ペンの位置とスレッシュホルドレベルを越え
るタイミングとの関係が変わってしまう。図18(b)
と図19(b)を比較すると、図19(b)に示す場合
の方がスレッシュホルドレベルを越えるタイミングが早
くなっており、座標検出が正確できない。同様に、縦電
極の右端、横電極の上端及び下端にペンがある場合にも
座標検出を正確に行なうことができない。
【0019】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、座標検出面(表示領域)の上下左右各辺の付近
の座標検出の精度を向上させたLCD一体型タブレット
装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに交差す
るように異なる方向に配設された上側電極と下側電極が
配設されたLCD表示パネルを有し、表示期間と座標検
出期間とを設けて表示と共に座標入力を行なうLCD一
体型タブレット装置において、前記LCD表示パネルに
配設された上側電極と下側電極には、それぞれ表示用電
極の外側に座標検出用電極が設けられ、表示期間内に前
記表示用電極に順次電圧を印加し、座標検出期間内に前
記表示用電極と座標検出用電極に順次電圧を印加する電
極駆動手段と、表示画面上の任意の位置を指示するため
のものであって、前記電極駆動手段によって電圧が印加
された電極との間の容量を介して、電極に印加された電
圧を検出する位置指示手段と、前記位置指示手段によっ
て検出された電圧値に基づいて、前記位置指示手段が指
示する前記表示画面上の座標位置を検出する検出手段と
を具備したことを特徴とする。また、前記LCD表示パ
ネルに配設された上側電極の座標検出用電極の外側にさ
らにシールド用電極を設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用】このような構成によれば、表示用電極の外側
に、さらに座標検出用の電極を設けることにより、表示
領域枠付近のペン(位置指示手段)による検出電位が安
定し、座標検出精度が向上させることができる。
【0022】また、シールド電極を外側(表示用電極だ
けであればその外側、座標検出用電極があればさらにそ
の外側)に追加し、その電極を接地することで、下側電
極の端部(ドライブ回路との接続部付近及びその反対
側)からの電界をシールドし、下側電極からの検出電位
の出力レベルを、表示領域中の中央付近と周辺部分とで
同程度とすることができ、座標検出精度を向上させるこ
とができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わるLCD一体型タブレッ
ト装置を示す図である。図1に示すように、LCD一体
型タブレット装置は、LCD表示パネル10、ペン1
2、縦電極ドライブ回路14、横電極ドライブ回路1
6、アナログ処理回路20、タブレット制御回路22、
及びLCD制御装置24によって構成されている。LC
D一体型タブレット装置は、情報処理装置30に接続さ
れて表示期間と座標検出期間とを設けて動作するもの
で、情報処理装置30による処理内容の表示、及びデー
タ入力のために用いられる。
【0024】LCD表示パネル10は、表示及び座標デ
ータ入力を行なうためのパネルであり、図2(a)に示
すように、各部が積層されて構成されている。すなわ
ち、上面側より、偏光板10a、ガラス基板10b、上
側電極10c、液晶体10d、下側電極10e、ガラス
基板10f、偏光板10gによって構成されている。本
実施例では、上側電極10cを横電極、下側電極10e
を縦電極として説明する。上側電極10c、下側電極1
0eには、図2(a)(b)に示すように、それぞれ表
示用電極、座標検出用電極が平行に配設されている。
【0025】表示用電極は、表示期間中に表示内容に応
じて電圧が印加され、また座標検出期間にも順次電圧が
印加される。座標検出用電極は、表示用電極の両方の外
側に、表示用電極と同じように配設されるもので、表示
期間中には電圧は印加されず、座標検出期間にのみ順次
電圧が印加される。上側電極10cには、座標検出用電
極のさらに両方の外側に、接地されたシールド用電極が
配設されている。各電極は、例えばITO(indium tin
oxide,インジウムスズ酸化物)でガラス基板上に形成
される。
【0026】上側電極10cと下側電極10eは、それ
ぞれに配設された電極が互いに交差するように異なる方
向(縦、横)となるように配置される。ペン12は、L
CD表示パネル10に配設された電極に印加された際
に、電極との間の容量を介して電位を検出するために用
いられる位置指示装置である。
【0027】縦電極ドライブ回路14は、タブレット制
御装置22の制御のもとに、表示期間または座標検出期
間に応じて、LCD表示パネル10に縦方向で配設され
た下側電極10eの各電極に対して順次電圧を印加する
ものである。
【0028】横電極ドライブ回路16は、タブレット制
御装置22の制御のもとに、表示期間または座標検出期
間に応じて、LCD表示パネル10に横方向で配設され
た上側電極10cの各電極に対して順次電圧を印加する
ものである。ただし、シールド用電極に対しては、電圧
を印加しない。
【0029】アナログ処理回路20は、ペン12によっ
て検出された信号を処理するもので、図3に示すよう
に、ローパスフィルタ(LPF)を兼ねたアンプとコン
パレータ回路から構成される。アナログ処理回路20に
は、上側電極処理回路20aと下側電極処理回路20b
が設けられており、それぞれ、アンプ(amp)、ロー
パスフィルタ(LPF)、コンパレータ(com)によ
って構成されている。
【0030】タブレット制御回路22は、LCD制御装
置24と情報処理装置22の制御のもとに、表示または
座標検出のための縦電極ドライブ回路14及び横電極ド
ライブ回路16の駆動制御、アナログ処理回路20から
の電圧検出タイミングに基づくX,Y座標値の決定等の
処理を行なう。
【0031】LCD制御装置24は、タブレット制御装
置22の制御を司るもので、情報処理装置30からの表
示データを読み込み、タブレット制御装置22に電極駆
動のための座標表示信号を送出する。
【0032】情報処理装置30は、LCD表示パネル1
0に表示させる内容を示す表示データをLCD表示装置
24に送出すると共に、タブレット制御装置22からペ
ン12のペン先が示す座標のデータを入力する。
【0033】次に、本実施例の動作について説明する。
通常、LCD一体型タブレット装置における表示動作
は、情報処理装置30から表示データをLCD制御装置
24に送ることによって行なわれる。LCD制御装置2
4は、LCD表示パネル10に画像を表示するための信
号処理を行ない、タブレット制御装置22に表示データ
を送出する。
【0034】タブレット制御装置22は、表示データに
応じて、縦電極ドライブ回路14及び横電極駆動回路1
6に所定の電極を駆動させて画面表示する。この表示期
間中、LCD表示パネル10に配設された上側電極10
c、下側電極10eの座標検出用電極には電圧印加され
ない。
【0035】座標検出動作は、タブレット制御装置22
によって1フレーム周期の動作時間に座標検出期間を設
ける(図9参照)。座標検出期間中、タブレット制御装
置22は、上側電極10c(横電極)、下側電極10e
(縦電極)に順次電圧印加するために、横電極ドライブ
回路16、縦電極ドライブ回路14に座標検出信号を送
出する。横電極ドライブ回路16及び縦電極ドライブ回
路14は、それぞれ座標検出信号に応じて、座標検出用
電極、表示用電極に対して順次電圧を印加する。
【0036】ここで、ペン12によってLCD表示パネ
ル10上が指示されると、座標検出用電極及び表示用電
極に印加された電圧が、図17に示すように、電極とペ
ン先の間の容量を介して検出される。この電圧は、ペン
12内に設けられたアンプ(図示せず)で増幅され、ア
ナログ処理回路20に出力される。
【0037】アナログ処理回路20は、ペン12から出
力された信号を、上側電極10cからの検出タイミング
と、下側電極10eからの検出タイミングにわけ、それ
ぞれ上側電極処理回路20a、下側電極処理回路20b
において、アンプによって増幅し、ローパスフィルタで
フィルタリングして、コンパレータでシュレッシュホル
ドレベルを越えるか否かを判別する。
【0038】タブレット制御装置22は、アナログ処理
回路20からのシュレッシュホルドレベルを越えたこと
を示す信号に基づいて、その検出タイミングからペン先
が指示する座標を決定し、座標データを情報処理装置3
0に出力する。
【0039】次に、ペン12と電極との間における電圧
検出の状況について説明する。下側電極10eからの検
出電位は、上側電極10cによってシールドされている
ため、図14に示すように、上側電極10cによる検出
レベルより低くなっている。従って、従来のLCD表示
パネルの構成では、縦電極ドライブ回路近傍の上側電極
がない領域では、下側電極からの影響を受けて結合容量
が大きくなっていた(図13(b)参照)。
【0040】本実施例によるLCD表示パネル10の構
成は、図2(b)に示すように、表示用電極の両側に、
座標検出用電極及びシールド用電極が設けられている。
このため、図4に示すように、LCD表示領域枠付近
(表示領域枠の下側)を指示している場合であっても結
合容量が大きくなることがない。すなわち、図5に示す
ように、下側電極10eの座標検出用電極領域とシール
ド電極領域がシールドされているため結合容量は、表示
用電極の領域と同じになる。
【0041】以上のことから、上側電極10cの表示用
電極でシールドされていない、下側電極10eの側端部
付近からの検出電位も、LCD表示パネル10の中央付
近同様の検出レベルとなり、表示領域枠付近の座標検出
も正確に行なうことができる。従って、表示領域全域に
わたる精度の良い座標検出を行なうことができる。
【0042】上側電極10c(横電極)からの印加電圧
の検出は、図6に示すように、ペン12によって表示領
域枠内の中央付近を指示している場合、ペン12によっ
て検出された信号は、アナログ処理回路20で図7
(b)に示すような波形の信号に処理される。図4に示
すように、表示領域枠付近を指示している場合であって
も、図8に示すように、表示用電極と同じように、座標
検出用電極にも順次電圧が印加されているため、図6に
示すように表示領域中央付近を指示している場合と同じ
ような出力レベルを得ることができる。従って、表示領
域枠付近の座標検出も正確に行なうことができ、表示領
域全域にわたる精度の良い座標検出を行なうことができ
る。
【0043】このようにして、LCD表示パネル10に
は、上側電極10cである横電極に、表示用電極の両外
側部に座標検出電極を設け、さらに座標検出電極の両外
側部にシールド用電極を設け、下側電極10eである縦
電極に、表示用電極の両外側部に座標検出電極を設けて
いるので、表示領域全域にわたって精度の良い座標検出
を行なうことができる。
【0044】すなわち、下側電極10eによる検出電位
は、縦電極ドライブ回路14側の表示領域の端部(また
は反対側の端部)がペン12によって指示された場合で
あっても、上側電極10cの座標検出用電極によってシ
ールドされているので、表示領域の中央付近での検出電
位と同じように検出される(図5参照)。また、横電極
ドライブ回路16側の表示領域の端部(または反対側の
端部)がペン12によって指示された場合であっても、
下側電極10eに設けられた座標検出用電極への電圧印
加により、表示領域の中央付近での検出電位と同じよう
に検出される。
【0045】上側電極10cによる検出電位は、縦電極
ドライブ回路14側の表示領域の端部(または反対側の
端部)がペン12によって指示された場合であっても、
上側電極10cに設けられた座標検出用電極への電圧印
加により、表示領域の中央付近での検出電位と同じよう
に検出される(図8参照)。
【0046】こうして、表示領域の何れがペン12によ
って指示されたとしても、正確な座標検出動作ができ、
座標検出面(表示領域)全域に渡る精度の良い座標検出
が可能となり、下側電極の端部付近を座標入力不可の領
域とするなどの使用上の制約も不要となる。
【0047】なお、前記実施例においては、LCD表示
パネル10に配設される上側電極には、表示用電極の外
側に座標検出用電極を設け、さらにその外側にシールド
用電極を設ける構成としたが、上側電極には表示用電極
とその外側に接地されたシールド用電極を設け、下側電
極には表示用電極を設ける構成とすることもできる。こ
れにより、下側電極からの検出電位の出力レベルを、表
示領域中の中央付近と周辺部分とで同程度とすることが
でき、座標検出精度を向上させることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、座標検出
面(表示領域)の上下左右各辺の付近の座標検出の精度
を向上することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係わるLCD一体型タブレット装置
を示す図。
【図2】本実施例におけるLCD表示パネル10の構造
を示す図。
【図3】本実施例におけるアナログ処理回路20の構成
を示す図。
【図4】ペンによってLCD表示領域枠付近(表示領域
枠の下側)を指示している状況を示す図。
【図5】本実施例におけるペンによってLCD表示領域
枠付近(表示領域枠の下側)を指示した際のペンと下側
電極との間の電界の状況を示す図。
【図6】ペンによってLCD表示領域の中央付近を指示
している状況を示す図。
【図7】本実施例における表示領域枠内の中央付近を指
示している場合の信号を説明するための図。
【図8】本実施例におけるペンによってLCD表示領域
枠付近を指示した際のペンと上側電極との間の電界結合
の状況を示す図。
【図9】LCD一体型タブレットの表示期間と座標検出
期間が設けられた動作タイミングを示すタイミングチャ
ート。
【図10】LCDに配設された電極を示す図。
【図11】ペンによる電位検出を説明するための図。
【図12】ペンによって検出される信号の処理を説明す
るための図。
【図13】ペンと下側電極との間の電界の状況を説明す
るための図。
【図14】上側電極からの検出位置と下側電極からの検
出電位を示す図。
【図15】LCDドライブ回路付近がペンによって指示
された状況を示す図。
【図16】周辺付近の下側電極からの検出電位を示す
図。
【図17】ペンと上側電極との間の電界結合の状況を説
明するための図。
【図18】縦電極への電圧印加タイミングと端部にない
電極上での検出電位の関係を示す図。
【図19】縦電極への電圧印加タイミングと端部の電極
上での検出電位の関係を示す図。
【符号の説明】
10…LCD表示パネル、10a,10g…偏光板、1
0b,10f…ガラス基板、10c…上側電極(横電
極)、10d…液晶体、10e…下側電極(縦電極)、
12…ペン、14…縦電極ドライブ回路、16…横電極
ドライブ回路、20…アナログ処理回路、22…タブレ
ット制御装置、24…LCD制御回路、30…情報処理
装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差するように異なる方向に配設
    された上側電極と下側電極が配設されたLCD表示パネ
    ルを有し、表示期間と座標検出期間とを設けて表示と共
    に座標入力を行なうLCD一体型タブレット装置におい
    て、 前記LCD表示パネルに配設された上側電極と下側電極
    には、それぞれ表示用電極の外側に座標検出用電極が設
    けられ、 表示期間内に前記表示用電極に順次電圧を印加し、座標
    検出期間内に前記表示用電極と座標検出用電極に順次電
    圧を印加する電極駆動手段と、 表示画面上の任意の位置を指示するためのものであっ
    て、前記電極駆動手段によって電圧が印加された電極と
    の間の容量を介して、電極に印加された電圧を検出する
    位置指示手段と、 前記位置指示手段によって検出された電圧値に基づい
    て、前記位置指示手段が指示する前記表示画面上の座標
    位置を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とするLCD一体型タブレット装
    置。
  2. 【請求項2】 前記LCD表示パネルに配設された上側
    電極の座標検出用電極の外側にさらにシールド用電極を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のLCD一体型タ
    ブレット装置。
  3. 【請求項3】 互いに交差するように異なる方向に配設
    された上側電極と下側電極が配設されたLCD表示パネ
    ルを有し、表示期間と座標検出期間とを設けて表示と共
    に座標入力を行なうLCD一体型タブレット装置におい
    て、 前記LCD表示パネルに配設された上側電極の外側にシ
    ールド用電極が設けられ、 前記座標検出期間内に前記シールド用電極を除く他の電
    極に順次電圧を印加する電極駆動手段と、 表示画面上の任意の位置を指示するためのものであっ
    て、前記電極駆動手段によって電圧が印加された電極と
    の間の容量を介して、電極に印加された電圧を検出する
    位置指示手段と、 前記位置指示手段によって検出された電圧値に基づい
    て、前記位置指示手段が指示する前記表示画面上の座標
    位置を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とするLCD一体型タブレット装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393041B1 (ko) * 2000-09-21 2003-07-31 삼성에스디아이 주식회사 통합 디지타이징 시스템
KR100525499B1 (ko) * 2001-09-11 2005-11-02 샤프 가부시키가이샤 입출력 일체형 표시장치
JP2010218542A (ja) * 2009-02-20 2010-09-30 Seiko Instruments Inc タッチパネル及びこれを備える表示装置

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