JP3272415B2 - 壁パネル - Google Patents

壁パネル

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JP3272415B2 JP28559492A JP28559492A JP3272415B2 JP 3272415 B2 JP3272415 B2 JP 3272415B2 JP 28559492 A JP28559492 A JP 28559492A JP 28559492 A JP28559492 A JP 28559492A JP 3272415 B2 JP3272415 B2 JP 3272415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質パネル構法による
プレファブ家屋における壁パネルに関し、特に、上部が
建物内部の天井裏空間を仕切る壁パネルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】木質パネルによる床パネル、壁パネル、
屋根パネル等を組み立てて施工されるプレファブ家屋に
おいて、壁パネルは、表裏の合板間に縦横の芯材を介設
して接合一体化してなる。そして、外壁パネルの場合に
は、外気と室内とを熱的に遮断するために、そのパネル
内部の全面にわたりグラスウールによる断熱材が充填さ
れている。
【0003】例えば、下屋を有する2階建て家屋におい
て、下屋部分の上方に1階の室内を仕切る壁パネルの上
部が位置することがあり、従来は、この部分に外壁パネ
ルを使用していた。また、1階内壁パネルの上部に下屋
の天井裏空間が隣接することがあり、そのような部分に
外壁パネルを使用することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建物内
部において、その室内を仕切る内壁パネルは断熱材を有
しておらず、このように、本来、断熱材を必要としない
室内側の壁パネル部分であるにも拘らず、従来では、内
部全面に断熱材を充填してなる外壁パネルを使用してい
たため、結果的に、断熱材の無駄な使用、コストアップ
となっていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、必要な部分にの
み断熱材を設けて、外気側や天井裏に臨む部分での熱的
な遮断機能を具備しつつ、断熱材の節約、コストダウン
が図れるようにした壁パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、表裏の合板間に縦横の芯材を介設して接合一
体化してなり、室内空間を仕切るとともにその上部が建
物内部の天井裏空間を仕切る壁パネルにおいて、前記天
井位置を含みその上方部分の内部にのみ断熱材を充填し
てなることを特徴とする。
【0007】具体的には、前記天井裏空間を仕切る部分
より上が建物の外壁面を形成する壁パネルも含まれる。
【0008】
【作用】天井位置を含みその上方部分の内部にのみ断熱
材を充填してなる壁パネルなので、外気側や天井裏に臨
む部分での熱的な遮断が行えると共に、室内を仕切る部
分は断熱材が不要なことから、断熱材を節約して、コス
トダウンできる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る壁パネルの実施例を図
1乃至図4に基づいて説明する。先ず、本発明に係る壁
パネルを適用した一例としての建物の概略構成を示す図
1において、1は基礎、2は1階床パネル、3,4は1
階外壁パネル、6は2階床パネル、7は2階外壁パネ
ル、8は1階屋根パネル、9は2階屋根パネル、10は
本発明に係る壁パネル、21は下屋天井、22は2階天
井である。
【0010】1階床パネル2、1階外壁パネル3,4、
2階床パネル6、2階外壁パネル7、1階屋根パネル
8、2階屋根パネル9、本発明に係る壁パネル10は何
れも木質パネルである。1階外壁パネル3,4および2
階外壁パネル7は、表裏の合板間に縦横の芯材(図示省
略)を介設して接合一体化したもので、図1に斜線を施
して示したように、その各パネル内部の全面にわたりグ
ラスウールによる断熱材3a,4a,7aを充填してな
る。
【0011】また、1階外壁パネル3,4間において、
2階外壁パネル7を2階床パネル6および胴差を介して
支持し、且つ1階の室内を仕切るように設けられた壁パ
ネル10の上部には、図示のように、1階外壁パネル4
側の1階屋根パネル8が接続されている。さらに、この
1階屋根パネル8により形成される下屋に設けた天井2
1が壁パネル10の上部に接続されている。この下屋天
井21の上に、グラスウールによる断熱材21aが設け
られており、2階天井22の上にも、同様の断熱材22
aが設けられている。なお、1階床パネル2の下にも、
グラスウールによる断熱材2aが設けられている。
【0012】このように、壁パネル10は室内空間を仕
切るとともにその上部は、1階屋根パネル8により形成
される下屋の天井21裏空間を仕切り、さらに、その上
が1階屋根パネル8より上方に位置して1階の外壁面を
形成している。この壁パネル10は、表裏の合板11,
12間に縦横の芯材を介設して接合一体化したもので、
下屋天井21との接続位置を含みその上方部分の内部の
みに、グラスウールによる断熱材19を充填してなる。
具体的には、図2および図3にも拡大して示すように、
本発明に係る壁パネル10は、表裏の合板11,12の
間に、両側の長辺部に沿って縦枠をなす芯材13,13
および上下の短辺部に沿って横枠をなす芯材14,14
を介設すると共に、その内方にも縦横の芯材15,1
6,16…を介設して接合一体化したものである。そし
て、工場での生産工程において、例えば、上端面の芯材
14とその下方の横の芯材16,16との間であって、
縦の芯材15により仕切られたその両側に、グラスウー
ルによる断熱材19,19を予め充填しており、これよ
り下方で1階の室内を仕切る部分は、断熱材を設けるこ
となく、単なる空間部となっている。
【0013】なお、実施例では、外側の合板11との間
に空間を維持しながら、内側の合板12に寄せて断熱材
19が設けられている。ところで、以上の各木質壁パネ
ルの寸法に関して、例えば、幅が910mmで、高さが
2881mmまたは2730mmであって、厚さが90
mmまたは120mmのものが標準的なものとなってい
る。また、図1の壁パネル10において、断熱材19は
上から910mmまで充填されている。
【0014】このように、実施例においては、1階床パ
ネル2,2の断熱材2a,2aと、1階外壁パネル3,
4の断熱材3a,4aと、下屋天井21の断熱材21a
と、1階に設けられる本発明の壁パネル10上部の断熱
材19と、2階外壁パネル7,7の断熱材7a,7a
と、2階天井22の断熱材22aとが連続している。即
ち、建物の周囲に連続した閉ループ状の断熱層が得られ
る。
【0015】以上の通り、下屋天井21より上方に上部
が位置して、さらにその上が1階の外壁面を形成する壁
パネル10において、下屋天井21との接続位置を含ん
で、その上方部分の内部のみに、前もって、グラスウー
ルによる断熱材19を充填してなる壁パネルを使用した
ため、下屋天井21の天井裏と、さらにその上の外気側
に臨む部分においては、その断熱材19により1階室内
に対する熱的な遮断が行える。そして、1階の室内を仕
切る部分には、断熱材を設けておらず、通常の内壁パネ
ルと同様に単なる空間部としておくだけでよいので、断
熱材を大幅に節約でき、これにより、コストダウンが図
れる。
【0016】次に、図4は本発明に係る壁パネルを適用
する他の例としての建物の概略構成を示したもので、前
記実施例と略同様の基礎1、1階床パネル2、その断熱
材2a、1階外壁パネル3,4、その断熱材3a,4
a、2階床パネル6、2階外壁パネル7、その断熱材7
a、1階屋根パネル8、2階屋根パネル9、下屋天井2
1、その断熱材21a、2階天井22、その断熱材22
aの他、23は1階天井、30は本発明に係る壁パネル
である。
【0017】この実施例においては、図示のように、1
階外壁パネル4が他の1階外壁パネル3および本発明に
係る壁パネル30よりも高いものとなっており、この1
階外壁パネル4側の1階屋根パネル8は、2階外壁パネ
ル7の下部に接続されている。そして、この2階外壁パ
ネル7を2階床パネル6および胴差を介して支持し、且
つ1階室内を仕切る壁パネル30の上部には、図示のよ
うに、略同じ高さ位置において、下屋天井21と1階天
井23が接続されている。この1階天井23の上に、グ
ラスウールによる断熱材23aが設けられている。
【0018】このように、壁パネル30は室内空間を仕
切るとともにその上部は、下屋の天井21裏空間と1階
の天井23裏空間を仕切っている。この壁パネル30
は、表裏の合板31,32間に縦横の芯材(図示省略)
を介設して接合一体化したもので、工場での生産工程に
おいて、下屋天井21および1階天井23との接続位置
を含みその上方部分の内部のみに、グラスウールによる
断熱材39を予め充填しており、これより下方で1階室
内を仕切る部分は、断熱材を設けることなく、単なる空
間部となっている。
【0019】以上の通り、下屋天井21および1階天井
23より上方に上部が位置してその天井裏空間を仕切る
壁パネル30において、下屋天井21および1階天井2
3との接続位置を含んで、その上方部分の内部のみに、
前もって、グラスウールによる断熱材39を充填してな
る壁パネルを使用したため、下屋天井21の天井裏と1
階天井23の天井裏との間おいて、その断熱材39によ
り熱的な遮断が行える。そして、1階の室内を仕切る部
分には、断熱材を設けておらず、通常の内壁パネルと同
様に単なる空間部としておくだけでよいので、断熱材を
大幅に節約でき、これにより、コストダウンが図れる。
【0020】なお、以上の実施例においては、2種類の
建物について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、他のタイプの建物においても、室内空間を
仕切るとともにその上部が建物内部の天井裏空間を仕切
る壁パネルの天井位置を含みその上方部分にのみ断熱材
を設けるようにすればよい。また、断熱材の材質につい
ては任意である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る壁パネルに
よれば、天井位置を含みその上方部分の内部にのみ断熱
材を充填してなるため、外気側や天井裏に臨む部分にお
いて、その断熱材により熱的に遮断することができると
共に、室内を仕切る部分の断熱材を不要として、断熱材
を節約することができ、従って、コストダウンに寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁パネルを適用した一例としての
建物の概略構成を示す破断正面図である。
【図2】本発明に係る壁パネルを示す一部を破断した要
部斜視図である。
【図3】同じくその縦断側面図である。
【図4】本発明に係る壁パネルを適用する他の例として
の建物の概略構成を示す破断正面図である。
【符号の説明】
3,4,7 外壁パネル 10,30 本発明に係る壁パネル 11,12,31,32 合板 13,14,15,16 芯材 19,39 断熱材 21,22,23 天井

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の合板間に縦横の芯材を介設して接
    合一体化してなり、室内空間を仕切るとともにその上部
    が建物内部の天井裏空間を仕切る壁パネルにおいて、前
    記天井位置を含みその上方部分の内部にのみ断熱材を充
    填してなることを特徴とする壁パネル。
  2. 【請求項2】 前記天井裏空間を仕切る部分より上が建
    物の外壁面を形成していることを特徴とする請求項1記
    載の壁パネル。
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