JP3270090B2 - 合成樹脂製蓋材の製造方法 - Google Patents

合成樹脂製蓋材の製造方法

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JP3270090B2
JP3270090B2 JP00701892A JP701892A JP3270090B2 JP 3270090 B2 JP3270090 B2 JP 3270090B2 JP 00701892 A JP00701892 A JP 00701892A JP 701892 A JP701892 A JP 701892A JP 3270090 B2 JP3270090 B2 JP 3270090B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に果実、ゼリー液等
の食品が充填される容器本体用の蓋材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチック製容器本体内に
果実、ゼリー液等を充填し、この容器本体を蓋材で密閉
した密封容器が知られている。
【0003】このうち、プラスチック製容器本体は容器
胴部と、この容器胴部の上端開口に設けられたフランジ
部とを有している。一方、蓋材は容器本体のフランジ部
にヒートシールされるようになっている。すなわち、蓋
材は容器本体のフランジ部にヒートシールされるヒート
シール部と、このヒートシール部に連設されるとともに
下方に落ち込む落し蓋部とからなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の蓋材
は、成形装置で合成樹脂製の積層シートに落し蓋部を連
続的に成形して成形品を作成し、その後パンチ装置で落
し蓋部の外周をヒートシール部を残して切断することに
より製造される。
【0005】また、蓋材の生産性を向上させるため、落
し蓋部を成形する際、積層シートに多列の落し蓋部を成
形することも考えられている。しかしながら、一般に積
層シートに成形される落し蓋部は、比較的浅いため成形
品が平板状となり、パンチ装置内での成形品の位置決め
がむずかしくなっている。このため落し蓋部の外周を精
度良く切断できず、とりわけ多列の成形品の場合に精度
良く蓋材を製造することができないことがある。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、多量の蓋材を精度良く製造することができ
る蓋材の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヒートシー
ル部とこのヒートシール部に連設された落し蓋部とから
なり、上端が開口した容器本体を密封する蓋材の製造方
法において、成形装置によりガスバリア性の合成樹脂製
積層シートに積層シートの幅方向に沿って多列の落し蓋
部を連続的に成形するとともに、成形された多列の落し
蓋部の近傍であって各落し蓋部間に、積層シートの幅方
向に沿って多列の落し蓋部の成形個数より少ない個数の
位置決め用ピンを成形し、その後パンチ装置により前記
ピンをパンチ装置の位置決め穴に挿入して、前記各落し
蓋部の外周をヒートシール部を残して切断することを特
徴とする合成樹脂製蓋材の製造方法である。
【0008】
【作用】成形装置において成形された位置決め用ピンを
パンチ装置の位置決め穴に挿入して位置決め穴に挿入し
て位置決めし、その後落し蓋部の外周をヒートシール部
を残して切断する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0010】まず、図4および図5により、容器本体を
蓋材で密封してなる密封容器について説明する。図4お
よび図5において、密封容器1は、容器本体2内に固形
物の果実4とゼリー液5を充填し、この包装容器2を蓋
材3で密閉することにより構成されている。
【0011】容器本体2は容器胴部2aと、容器胴部2
aの上端開口周縁に設けられたフランジ部2bとからな
っている。
【0012】一方、蓋材3は容器本体2のフランジ部2
bにヒートシールされる(融着される)ヒートシール部
3bと、このヒートシール部3bの内側に設けられた落
し蓋部3aとからなっている。落し蓋部3aは容器胴部
2aを覆うものであり、段部7を介してヒートシール部
3bに連設されている。
【0013】蓋材3は図5に示すように容器本体2の開
口部の形状に対応し、蓋材3の一つの隅には蓋材3を剥
取るためのタブ10が取り付けられている。蓋材の形状
は、容器本体2の形状に合わせて角型、丸型、六角形型
など各種形状を取ることができる。
【0014】次に上記各構成部材の材質について説明す
る。
【0015】容器本体2は、例えばポリプロピレン(P
P)/接着層(AD)/エチレン・ビニルアルコール共
重合体(EVOH)/接着層(AD)/ポリプロピレン
(PP)の積層シートを熱成形して作成される。
【0016】一方、蓋材3は例えばPP/AD/EVO
H/AD/シーラント層のガスバリヤ性の積層シートか
らなっている。この蓋材3はシーラント層を容器本体2
のフランジ部2b側に向けてヒートシールされるように
なっている。
【0017】次に蓋材の製造方法について、図1乃至図
3により説明する。
【0018】図1に示すように蓋材の製造装置は、上述
のような層構成の積層シート11の領域18に設けられ
た成形装置15(図2)と、領域19に設けられたパン
チ装置17(図3)とを備えている。なお図1におい
て、成形装置とパンチ装置は便宜上取外して示されてい
る。
【0019】図2に示すように、成形装置15は成形下
金型15aと成形上金型15bとからなり、積層シート
11に対して多列、例えば6列の落し蓋部3aを成形す
るようになっている。また同時に、落し蓋部3aの下流
側に、積層シート11の幅方向に沿って3個の位置決め
用ピン13が成形されるようになっている。
【0020】また、図3に示すように、パンチ装置17
は成形下金型17aと成形上金型17bとからなり、落
し蓋部3aの外周をヒートシール部3bを残して切断す
るようになっている。また、パンチ下金型17aには、
成形装置15において成形されたピン13が挿入される
位置決め穴20が設けられている。
【0021】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0022】図1および図2において、積層シート11
が予熱装置により予加熱されて成形装置15まで移送さ
れる。成形装置15において、積層シート11に6列の
落し蓋部3aが成形される。同時に落し蓋部3aの下流
側に、3個の位置決め用ピン13が積層シート11の幅
方向に成形される。この場合、ピン13の頂角αは30
°程度となっている。この頂角αについては30°程度
が好ましい。これは頂角αが30°程度の場合ピン13
が位置決め穴20内に挿入し易くなるからであり、頂角
αが60°程度まで大きくなると位置決め穴20内に挿
入しにくくなる。なお、この頂角αは蓋材シーラント層
摩擦係数によって調整することができる。
【0023】次に積層シート11がパンチ装置17まで
移送される。パンチ装置17において、はじめに積層シ
ート11のピン13がパンチ下金型17aの位置決め穴
20内に挿入され、パンチ下金型17aに対して積層シ
ート11が正確に位置決めされる。
【0024】次にパンチ下金型17aとパンチ上金型1
7bとの間で、積層シート11の各落し蓋部3aの外周
がヒートシール部3bを残して切断される。この場合、
ヒートシール部3bの一つの隅には、タブ10が形成さ
れる。このようにして落し蓋部3aとヒートーシル部3
bとからなる蓋材3が得られる。
【0025】本実施例によれば、成形装置15において
6列の落し蓋部3aを成形するので、蓋材3を多量に生
産することができる。また成形装置15において位置決
め用ピン13を成形するとともに、このピン13をパン
チ下金型17aの位置決め穴20内に挿入したので、落
し蓋部3a外周を精度良く切断することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形装置において成形された位置決め用ピンをパンチ装
置の位置決め穴に挿入して位置決めし、その後落し蓋部
の外周をヒートシール部を残して切断したので、精度良
く蓋材を製造することができる。また成形装置により、
積層シートに多列に落し蓋部を成形したので、蓋材の生
産性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓋材の製造方法の一実施例を示す
積層シートの上面図。
【図2】図1のII−II線に沿った成形装置の側断面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿ったパンチ装置の側断
面図。
【図4】密封容器の側断面図。
【図5】図4のV線方向矢視図。
【符号の説明】
2 容器本体 2a 容器胴部 2b フランジ部 3 蓋材 3a 落し蓋部 3b ヒートシール部 11 積層シート 13 位置決め用ピン 15 成形装置 17 パンチ装置 20 位置決め用穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートシール部とこのヒートシール部に連
    設された落し蓋部とからなり、上端が開口した容器本体
    を密封する蓋材の製造方法において、 成形装置によりガスバリア性の合成樹脂製積層シートに
    積層シートの幅方向に沿って多列の落し蓋部を連続的に
    成形するとともに、成形された多列の落し蓋部の近傍で
    あって各落し蓋部間に、積層シートの幅方向に沿って多
    列の落し蓋部の成形個数より少ない個数の位置決め用ピ
    ンを成形し、 その後パンチ装置により前記ピンをパンチ装置の位置決
    め穴に挿入して、前記各落し蓋部の外周をヒートシール
    部を残して切断することを特徴とする合成樹脂製蓋材の
    製造方法。
JP00701892A 1992-01-18 1992-01-18 合成樹脂製蓋材の製造方法 Expired - Lifetime JP3270090B2 (ja)

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