JP3270090B2 - 合成樹脂製蓋材の製造方法 - Google Patents
合成樹脂製蓋材の製造方法Info
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Description
の食品が充填される容器本体用の蓋材の製造方法に関す
る。
果実、ゼリー液等を充填し、この容器本体を蓋材で密閉
した密封容器が知られている。
胴部と、この容器胴部の上端開口に設けられたフランジ
部とを有している。一方、蓋材は容器本体のフランジ部
にヒートシールされるようになっている。すなわち、蓋
材は容器本体のフランジ部にヒートシールされるヒート
シール部と、このヒートシール部に連設されるとともに
下方に落ち込む落し蓋部とからなっている。
は、成形装置で合成樹脂製の積層シートに落し蓋部を連
続的に成形して成形品を作成し、その後パンチ装置で落
し蓋部の外周をヒートシール部を残して切断することに
より製造される。
し蓋部を成形する際、積層シートに多列の落し蓋部を成
形することも考えられている。しかしながら、一般に積
層シートに成形される落し蓋部は、比較的浅いため成形
品が平板状となり、パンチ装置内での成形品の位置決め
がむずかしくなっている。このため落し蓋部の外周を精
度良く切断できず、とりわけ多列の成形品の場合に精度
良く蓋材を製造することができないことがある。
ものであり、多量の蓋材を精度良く製造することができ
る蓋材の製造方法を提供することを目的とする。
ル部とこのヒートシール部に連設された落し蓋部とから
なり、上端が開口した容器本体を密封する蓋材の製造方
法において、成形装置によりガスバリア性の合成樹脂製
積層シートに積層シートの幅方向に沿って多列の落し蓋
部を連続的に成形するとともに、成形された多列の落し
蓋部の近傍であって各落し蓋部間に、積層シートの幅方
向に沿って多列の落し蓋部の成形個数より少ない個数の
位置決め用ピンを成形し、その後パンチ装置により前記
ピンをパンチ装置の位置決め穴に挿入して、前記各落し
蓋部の外周をヒートシール部を残して切断することを特
徴とする合成樹脂製蓋材の製造方法である。
パンチ装置の位置決め穴に挿入して位置決め穴に挿入し
て位置決めし、その後落し蓋部の外周をヒートシール部
を残して切断する。
て説明する。
蓋材で密封してなる密封容器について説明する。図4お
よび図5において、密封容器1は、容器本体2内に固形
物の果実4とゼリー液5を充填し、この包装容器2を蓋
材3で密閉することにより構成されている。
aの上端開口周縁に設けられたフランジ部2bとからな
っている。
bにヒートシールされる(融着される)ヒートシール部
3bと、このヒートシール部3bの内側に設けられた落
し蓋部3aとからなっている。落し蓋部3aは容器胴部
2aを覆うものであり、段部7を介してヒートシール部
3bに連設されている。
口部の形状に対応し、蓋材3の一つの隅には蓋材3を剥
取るためのタブ10が取り付けられている。蓋材の形状
は、容器本体2の形状に合わせて角型、丸型、六角形型
など各種形状を取ることができる。
る。
P)/接着層(AD)/エチレン・ビニルアルコール共
重合体(EVOH)/接着層(AD)/ポリプロピレン
(PP)の積層シートを熱成形して作成される。
H/AD/シーラント層のガスバリヤ性の積層シートか
らなっている。この蓋材3はシーラント層を容器本体2
のフランジ部2b側に向けてヒートシールされるように
なっている。
3により説明する。
のような層構成の積層シート11の領域18に設けられ
た成形装置15(図2)と、領域19に設けられたパン
チ装置17(図3)とを備えている。なお図1におい
て、成形装置とパンチ装置は便宜上取外して示されてい
る。
金型15aと成形上金型15bとからなり、積層シート
11に対して多列、例えば6列の落し蓋部3aを成形す
るようになっている。また同時に、落し蓋部3aの下流
側に、積層シート11の幅方向に沿って3個の位置決め
用ピン13が成形されるようになっている。
は成形下金型17aと成形上金型17bとからなり、落
し蓋部3aの外周をヒートシール部3bを残して切断す
るようになっている。また、パンチ下金型17aには、
成形装置15において成形されたピン13が挿入される
位置決め穴20が設けられている。
用について説明する。
が予熱装置により予加熱されて成形装置15まで移送さ
れる。成形装置15において、積層シート11に6列の
落し蓋部3aが成形される。同時に落し蓋部3aの下流
側に、3個の位置決め用ピン13が積層シート11の幅
方向に成形される。この場合、ピン13の頂角αは30
°程度となっている。この頂角αについては30°程度
が好ましい。これは頂角αが30°程度の場合ピン13
が位置決め穴20内に挿入し易くなるからであり、頂角
αが60°程度まで大きくなると位置決め穴20内に挿
入しにくくなる。なお、この頂角αは蓋材シーラント層
摩擦係数によって調整することができる。
移送される。パンチ装置17において、はじめに積層シ
ート11のピン13がパンチ下金型17aの位置決め穴
20内に挿入され、パンチ下金型17aに対して積層シ
ート11が正確に位置決めされる。
7bとの間で、積層シート11の各落し蓋部3aの外周
がヒートシール部3bを残して切断される。この場合、
ヒートシール部3bの一つの隅には、タブ10が形成さ
れる。このようにして落し蓋部3aとヒートーシル部3
bとからなる蓋材3が得られる。
6列の落し蓋部3aを成形するので、蓋材3を多量に生
産することができる。また成形装置15において位置決
め用ピン13を成形するとともに、このピン13をパン
チ下金型17aの位置決め穴20内に挿入したので、落
し蓋部3a外周を精度良く切断することができる。
成形装置において成形された位置決め用ピンをパンチ装
置の位置決め穴に挿入して位置決めし、その後落し蓋部
の外周をヒートシール部を残して切断したので、精度良
く蓋材を製造することができる。また成形装置により、
積層シートに多列に落し蓋部を成形したので、蓋材の生
産性向上を図ることができる。
積層シートの上面図。
面図。
Claims (1)
- 【請求項1】ヒートシール部とこのヒートシール部に連
設された落し蓋部とからなり、上端が開口した容器本体
を密封する蓋材の製造方法において、 成形装置によりガスバリア性の合成樹脂製積層シートに
積層シートの幅方向に沿って多列の落し蓋部を連続的に
成形するとともに、成形された多列の落し蓋部の近傍で
あって各落し蓋部間に、積層シートの幅方向に沿って多
列の落し蓋部の成形個数より少ない個数の位置決め用ピ
ンを成形し、 その後パンチ装置により前記ピンをパンチ装置の位置決
め穴に挿入して、前記各落し蓋部の外周をヒートシール
部を残して切断することを特徴とする合成樹脂製蓋材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00701892A JP3270090B2 (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 合成樹脂製蓋材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00701892A JP3270090B2 (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 合成樹脂製蓋材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193019A JPH05193019A (ja) | 1993-08-03 |
JP3270090B2 true JP3270090B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=11654303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00701892A Expired - Lifetime JP3270090B2 (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 合成樹脂製蓋材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7468023B2 (ja) * | 2020-03-18 | 2024-04-16 | トヨタ紡織株式会社 | 繊維成形体の製造方法 |
-
1992
- 1992-01-18 JP JP00701892A patent/JP3270090B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05193019A (ja) | 1993-08-03 |
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