JP3269917B2 - ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータ - Google Patents
ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータInfo
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- JP3269917B2 JP3269917B2 JP16330694A JP16330694A JP3269917B2 JP 3269917 B2 JP3269917 B2 JP 3269917B2 JP 16330694 A JP16330694 A JP 16330694A JP 16330694 A JP16330694 A JP 16330694A JP 3269917 B2 JP3269917 B2 JP 3269917B2
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- Japan
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Description
【0001】本発明は一般家庭等のガス需要家における
ガス設備のガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメー
タに関する。
ガス設備のガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭におけるガス設備のガス漏れ検
知を例にとって従来技術を説明する。現在使用されてい
る都市ガスメータのなかにはマイコン機能を持つもの
(商品名マイセーフ)がある。このようなガスメータに
おいては、「1時間以上ガスを使用していないという状
況が30日間検出できなかった場合」に、ガスメータか
ら下流側(家庭内のガス消費機器や配管等のガス設備)
においてガスの微量漏れが存在すると判断し、ガスメー
タ内に備えられたガス遮断弁を閉としてガス供給を遮断
する。
知を例にとって従来技術を説明する。現在使用されてい
る都市ガスメータのなかにはマイコン機能を持つもの
(商品名マイセーフ)がある。このようなガスメータに
おいては、「1時間以上ガスを使用していないという状
況が30日間検出できなかった場合」に、ガスメータか
ら下流側(家庭内のガス消費機器や配管等のガス設備)
においてガスの微量漏れが存在すると判断し、ガスメー
タ内に備えられたガス遮断弁を閉としてガス供給を遮断
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の「 」内の条件
は、言葉を替えて言えば、「ガス使用が少なくとも1時
間とぎれた日が30日の間に1日もなかった場合」であ
る。つまり、「ガスをほとんど使いっぱなしの日が1か
月も続いた」という状況に至った時に、初めて、ガス漏
れ有りと判断するのである。このため、より短い期間で
ガス漏れを検知できるガス漏れ検知装置が求められてい
た。また、上述のマイセーフの場合、一度ガスを遮断す
ると、ユーザーが復帰スイッチを入れない限り、ガスを
使用することができなかった。
は、言葉を替えて言えば、「ガス使用が少なくとも1時
間とぎれた日が30日の間に1日もなかった場合」であ
る。つまり、「ガスをほとんど使いっぱなしの日が1か
月も続いた」という状況に至った時に、初めて、ガス漏
れ有りと判断するのである。このため、より短い期間で
ガス漏れを検知できるガス漏れ検知装置が求められてい
た。また、上述のマイセーフの場合、一度ガスを遮断す
ると、ユーザーが復帰スイッチを入れない限り、ガスを
使用することができなかった。
【0004】本発明は、比較的短期間でガス設備のガス
漏れを検知できるガス漏れ検知装置及びそれを有するガ
スメータを提供することを目的とする。
漏れを検知できるガス漏れ検知装置及びそれを有するガ
スメータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のガス漏れ検知装置は、供給側ガス配管と需
要側ガス配管との間に設けられて、需要側ガス設備にお
けるガス漏れを検知するガス漏れ検知装置であって;ガ
スの流量を検出する検出手段と、需要家がガス設備を使
用する可能性が低いことを判断するガス使用可能性判断
手段と、ガスを遮断する自動開閉可能な遮断弁と、この
遮断弁の需要側の圧力を検出するガス圧検出手段と、上
記ガス使用可能性判断手段より、ガス使用可能性が低い
との信号を入力されたときに、上記遮断弁を閉とし、そ
の後所定時間ガス圧検出手段の検知ガス圧を監視し、こ
の間にガス圧がある程度以上低下したことが検出された
場合にガス漏れ有と判断してガス漏れ信号を発し、ガス
圧の低下が検出されなかった場合は遮断弁を開とする制
御手段と、この制御手段よりのガス漏れ信号を入力され
て需要家に警報を発する警報指令手段と、を具備し、 上
記ガス使用可能性判断手段が、上記供給側ガス配管の流
量信号をガスメータ等より入力され、この信号を一日の
時間帯と関連付けて記憶し、一日の時間帯においてガス
設備使用可能性が最も少ない時間帯を選定し、該時間帯
に入ったことをもってガス使用可能性低と判断すること
を特徴とする。
め、本発明のガス漏れ検知装置は、供給側ガス配管と需
要側ガス配管との間に設けられて、需要側ガス設備にお
けるガス漏れを検知するガス漏れ検知装置であって;ガ
スの流量を検出する検出手段と、需要家がガス設備を使
用する可能性が低いことを判断するガス使用可能性判断
手段と、ガスを遮断する自動開閉可能な遮断弁と、この
遮断弁の需要側の圧力を検出するガス圧検出手段と、上
記ガス使用可能性判断手段より、ガス使用可能性が低い
との信号を入力されたときに、上記遮断弁を閉とし、そ
の後所定時間ガス圧検出手段の検知ガス圧を監視し、こ
の間にガス圧がある程度以上低下したことが検出された
場合にガス漏れ有と判断してガス漏れ信号を発し、ガス
圧の低下が検出されなかった場合は遮断弁を開とする制
御手段と、この制御手段よりのガス漏れ信号を入力され
て需要家に警報を発する警報指令手段と、を具備し、 上
記ガス使用可能性判断手段が、上記供給側ガス配管の流
量信号をガスメータ等より入力され、この信号を一日の
時間帯と関連付けて記憶し、一日の時間帯においてガス
設備使用可能性が最も少ない時間帯を選定し、該時間帯
に入ったことをもってガス使用可能性低と判断すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のガス漏れ検知装置のガス漏れ検知の基
本メカニズムは、まず遮断弁を閉じて、需要側のガス設
備(ガス消費機器や配管)を孤立させ、孤立したガス設
備内のガス圧の変化を観察し、そのガス圧が所定時間内
にある程度以上下がった場合には、需要側ガス設備にガ
ス漏れ有と判断するのである。
本メカニズムは、まず遮断弁を閉じて、需要側のガス設
備(ガス消費機器や配管)を孤立させ、孤立したガス設
備内のガス圧の変化を観察し、そのガス圧が所定時間内
にある程度以上下がった場合には、需要側ガス設備にガ
ス漏れ有と判断するのである。
【0007】そのためには、遮断弁を閉じる必要がある
が、そのチャンスを見つけることが重要である。需要家
がガスを使いたい時に遮断弁を閉めたのでは不都合であ
る。したがって、需要家がガスを使いそうにない時を見
計らって、検知をスタート(遮断弁閉)しなければなら
ない。それがガス使用可能性判断手段の役割である。
が、そのチャンスを見つけることが重要である。需要家
がガスを使いたい時に遮断弁を閉めたのでは不都合であ
る。したがって、需要家がガスを使いそうにない時を見
計らって、検知をスタート(遮断弁閉)しなければなら
ない。それがガス使用可能性判断手段の役割である。
【0008】ガス使用可能性判断手段の具体的な態様と
して、上記供給側ガス配管の流量信号をガスメータ等よ
り入力され、この信号を一日の時間帯と関連付けて記憶
し、一日の時間帯においてガス設備使用可能性が最も少
ない時間帯を選定し、該時間帯に入ったことをもってガ
ス使用可能性低と判断する構成とすることができる。
して、上記供給側ガス配管の流量信号をガスメータ等よ
り入力され、この信号を一日の時間帯と関連付けて記憶
し、一日の時間帯においてガス設備使用可能性が最も少
ない時間帯を選定し、該時間帯に入ったことをもってガ
ス使用可能性低と判断する構成とすることができる。
【0009】例えば夜中の2時から5時の間にガスを使
わなかった(ガス流量がほとんど0に近い、あるいは、
それに替えて“各ガス機器のスイッチが入らない”でも
よい)日が5日続いた場合、この夜中の2時から5時を
“ガス設備を使用する可能性が低い時間帯”として設定
するのである。そして、この時間帯を見計らって上述の
ガス漏れ検知を行うのである。このようにすれば、需要
家に迷惑がかかることなく、正確なガス漏れ検知を行う
ことができる。
わなかった(ガス流量がほとんど0に近い、あるいは、
それに替えて“各ガス機器のスイッチが入らない”でも
よい)日が5日続いた場合、この夜中の2時から5時を
“ガス設備を使用する可能性が低い時間帯”として設定
するのである。そして、この時間帯を見計らって上述の
ガス漏れ検知を行うのである。このようにすれば、需要
家に迷惑がかかることなく、正確なガス漏れ検知を行う
ことができる。
【0010】本発明のガス漏れ検知装置においては、ガ
ス圧検出手段が、所定の圧力低下を検出してONまたは
OFFする圧力スイッチであることが好ましい。定量的
に圧力値を検出し、その値をCPU等で監視するような
高級なガス圧検出手段では、ガス漏れ検知装置の価格が
高くなってしまうのに対して、このような圧力スイッチ
式のものは安価で済む。
ス圧検出手段が、所定の圧力低下を検出してONまたは
OFFする圧力スイッチであることが好ましい。定量的
に圧力値を検出し、その値をCPU等で監視するような
高級なガス圧検出手段では、ガス漏れ検知装置の価格が
高くなってしまうのに対して、このような圧力スイッチ
式のものは安価で済む。
【0011】この圧力スイッチは、ガス圧検出手段が、
上記遮断弁閉直前の圧力を検出してその圧力を基準圧力
と定め、該基準圧力から所定の圧力低下があった場合に
ONまたはOFFするものであることが好ましい。都市
ガスの供給圧力は時間や需要家の存在する地域によって
異なる(例えば圧力範囲100〜250mmAq)。そ
のため、ある絶対的な圧力になったときに作動する圧力
スイッチよりも、上述のような基準圧力から所定の圧力
低下があったときにON−OFFする、言わば相対的な
作動の圧力スイッチの方が、ガス漏れに伴う圧力低下を
鋭敏に捉えることができるので好ましいのである。
上記遮断弁閉直前の圧力を検出してその圧力を基準圧力
と定め、該基準圧力から所定の圧力低下があった場合に
ONまたはOFFするものであることが好ましい。都市
ガスの供給圧力は時間や需要家の存在する地域によって
異なる(例えば圧力範囲100〜250mmAq)。そ
のため、ある絶対的な圧力になったときに作動する圧力
スイッチよりも、上述のような基準圧力から所定の圧力
低下があったときにON−OFFする、言わば相対的な
作動の圧力スイッチの方が、ガス漏れに伴う圧力低下を
鋭敏に捉えることができるので好ましいのである。
【0012】本発明のガス漏れ検知装置においては、上
記ガス圧検出手段が、圧力媒体を受容するシリンダと、
このシリンダ内部を圧密に区切るピストンであって、シ
リンダ内を摺動可能に設けられたピストンとシリンダの
ピストンをはさんだ両端部に設けられた各々独立に圧力
媒体を取込み・吐出し可能な2つのポートと、ピストン
をシリンダに対して弾性支持するピストン支持部材と、
ピストンのシリンダ内における変位を検出するピストン
変位検出手段と、を具備することとしてよい。
記ガス圧検出手段が、圧力媒体を受容するシリンダと、
このシリンダ内部を圧密に区切るピストンであって、シ
リンダ内を摺動可能に設けられたピストンとシリンダの
ピストンをはさんだ両端部に設けられた各々独立に圧力
媒体を取込み・吐出し可能な2つのポートと、ピストン
をシリンダに対して弾性支持するピストン支持部材と、
ピストンのシリンダ内における変位を検出するピストン
変位検出手段と、を具備することとしてよい。
【0013】このような圧力スイッチで、需要側と供給
側のガス圧差を検出し、ガス漏れに伴う需要側のガス圧
低下を捉えることができる。
側のガス圧差を検出し、ガス漏れに伴う需要側のガス圧
低下を捉えることができる。
【0014】本発明のガスメータは、供給側ガス配管と
需要側ガス配管との間に設けられて、需要側ガス設備に
おけるガス漏れを検知するガス漏れ検知機能を有するガ
スメータであって;ガス流量検出手段と、ガスを遮断す
る自動開閉可能な遮断弁と、この遮断弁の需要側の圧力
を検出するガス圧検出手段と、上記ガス流量検出手段よ
りガス流量信号を入力され、この信号を一日の時間帯と
関連付けて記憶し、一日の時間帯においてガス設備使用
可能性が最も少ない時間帯を選定し、該時間帯に入った
ことをもってガス使用可能性低と判断するガス使用可能
性判断手段と、上記ガス使用可能性判断手段より、ガス
使用可能性が低いとの信号を入力され、かつ、ガスが使
用されていないときに、上記遮断弁を閉とし、その後所
定時間ガス圧検出手段の検知ガス圧を監視し、この間に
ガス圧がある程度以上低下したことが検出された場合に
ガス漏れ有と判断してガス漏れ信号を発し、ガス圧の低
下が検出されなかった場合は遮断弁を開とする制御手段
と、この制御手段よりのガス漏れ信号を入力されて需要
家に警報を発する警報指令手段と、を具備することを特
徴とする。
需要側ガス配管との間に設けられて、需要側ガス設備に
おけるガス漏れを検知するガス漏れ検知機能を有するガ
スメータであって;ガス流量検出手段と、ガスを遮断す
る自動開閉可能な遮断弁と、この遮断弁の需要側の圧力
を検出するガス圧検出手段と、上記ガス流量検出手段よ
りガス流量信号を入力され、この信号を一日の時間帯と
関連付けて記憶し、一日の時間帯においてガス設備使用
可能性が最も少ない時間帯を選定し、該時間帯に入った
ことをもってガス使用可能性低と判断するガス使用可能
性判断手段と、上記ガス使用可能性判断手段より、ガス
使用可能性が低いとの信号を入力され、かつ、ガスが使
用されていないときに、上記遮断弁を閉とし、その後所
定時間ガス圧検出手段の検知ガス圧を監視し、この間に
ガス圧がある程度以上低下したことが検出された場合に
ガス漏れ有と判断してガス漏れ信号を発し、ガス圧の低
下が検出されなかった場合は遮断弁を開とする制御手段
と、この制御手段よりのガス漏れ信号を入力されて需要
家に警報を発する警報指令手段と、を具備することを特
徴とする。
【0015】ガスメータは、ガス流量計や遮断弁、さら
にコントロール用のCPUが組み込まれているいる場合
が多い。つまり、本発明のガス漏れ検知装置に必要とさ
れる要素の多くが既にガスメータに備わっているのであ
る。したがって、本発明のガス漏れ検知装置の機能をガ
スメータに組み込むと、システムが簡単となって経済的
かつ施工性が良い。
にコントロール用のCPUが組み込まれているいる場合
が多い。つまり、本発明のガス漏れ検知装置に必要とさ
れる要素の多くが既にガスメータに備わっているのであ
る。したがって、本発明のガス漏れ検知装置の機能をガ
スメータに組み込むと、システムが簡単となって経済的
かつ施工性が良い。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例に係るガスメーターの構成を示す図で
ある。(A)は全体構成を示す概念図、(B)は制御系
のブロック図である。
本発明の一実施例に係るガスメーターの構成を示す図で
ある。(A)は全体構成を示す概念図、(B)は制御系
のブロック図である。
【0017】図1のガスメータ1は、都市ガスを供給す
る供給側ガス配管18と需要側ガス配管19との間に設
けられている。供給側ガス配管18は都市ガス元管(図
示されず)に接続されている。需要側ガス配管は、家庭
内のガス配管を経て、ガス消費機器(コンロ等、図示さ
れず)に接続されている。ガスメータ1内には、配管を
遮断する電動式の遮断弁13、この遮断弁13前後のガ
ス圧力差を検出する圧力差検知器11、配管内を流れる
ガス流量を測る流量計、制御ユニット17等が配置され
ている。
る供給側ガス配管18と需要側ガス配管19との間に設
けられている。供給側ガス配管18は都市ガス元管(図
示されず)に接続されている。需要側ガス配管は、家庭
内のガス配管を経て、ガス消費機器(コンロ等、図示さ
れず)に接続されている。ガスメータ1内には、配管を
遮断する電動式の遮断弁13、この遮断弁13前後のガ
ス圧力差を検出する圧力差検知器11、配管内を流れる
ガス流量を測る流量計、制御ユニット17等が配置され
ている。
【0018】図1(B)に示されているように、流量計
15により捉えられたガスの流量を示す流量信号は、制
御ユニット17内のガス使用可能性判断手段21に入力
される。ガス使用可能性判断手段21は、自身に内蔵さ
れているクロック22よりの時刻信号と流量信号とを関
連付けて、メモリ23に記憶する。具体的には、一日の
一時間毎の累積ガス流量をその時間に割り当てられた記
憶部の中に時系列に蓄積してゆく。そして、過去5日間
の蓄積ガス流量が0の時間帯を選択して、ガス漏れ検査
に適した時間帯とする。そして、現在時刻がその時間帯
であるときに、制御手段25に対してガス使用可能性低
信号を送る。
15により捉えられたガスの流量を示す流量信号は、制
御ユニット17内のガス使用可能性判断手段21に入力
される。ガス使用可能性判断手段21は、自身に内蔵さ
れているクロック22よりの時刻信号と流量信号とを関
連付けて、メモリ23に記憶する。具体的には、一日の
一時間毎の累積ガス流量をその時間に割り当てられた記
憶部の中に時系列に蓄積してゆく。そして、過去5日間
の蓄積ガス流量が0の時間帯を選択して、ガス漏れ検査
に適した時間帯とする。そして、現在時刻がその時間帯
であるときに、制御手段25に対してガス使用可能性低
信号を送る。
【0019】制御手段25は、ガス使用可能性低信号を
入力され、図2及び下記の制御を行う。図2は、図1の
ガスメータ中に配置された制御手段25の制御動作を示
すフローチャートである。まず、ステップ001にてガ
ス設備の使用可能性が低か否か、すなわち、ガス使用可
能性低信号がガス使用可能性判断手段から入力されてい
るか否かを判定する。そしてガス設備の使用可能性が低
と判定された場合、ガス遮断弁を閉とする(ステップ0
02)。
入力され、図2及び下記の制御を行う。図2は、図1の
ガスメータ中に配置された制御手段25の制御動作を示
すフローチャートである。まず、ステップ001にてガ
ス設備の使用可能性が低か否か、すなわち、ガス使用可
能性低信号がガス使用可能性判断手段から入力されてい
るか否かを判定する。そしてガス設備の使用可能性が低
と判定された場合、ガス遮断弁を閉とする(ステップ0
02)。
【0020】次に、圧力差検知器11よりの圧力信号を
チェックし、遮断時以降の圧力低下が所定値以上か否か
を判定する(ステップ003)。なお、この圧力低下の
基準値は、制御手段25中のメモリ27に記憶されてい
る。圧力低下が所定値以上の場合、警報指令手段31
(図1(B))に指令を出して警報を発する。圧力低下
が所定値未満であれば次のステップ004に進む。
チェックし、遮断時以降の圧力低下が所定値以上か否か
を判定する(ステップ003)。なお、この圧力低下の
基準値は、制御手段25中のメモリ27に記憶されてい
る。圧力低下が所定値以上の場合、警報指令手段31
(図1(B))に指令を出して警報を発する。圧力低下
が所定値未満であれば次のステップ004に進む。
【0021】ステップ004では、遮断弁閉後の経過時
間をチェックする。なおこの時間は制御手段25内クロ
ック26(図1(B))にて行う。所定時間経過した場
合は、次ステップ005に進み、遮断弁を開として、需
要家がガス設備を使用できるようにする。所定時間経過
していない場合はステップ003(ガス圧力低下チェッ
ク)に戻って、再びステップを繰り返す。
間をチェックする。なおこの時間は制御手段25内クロ
ック26(図1(B))にて行う。所定時間経過した場
合は、次ステップ005に進み、遮断弁を開として、需
要家がガス設備を使用できるようにする。所定時間経過
していない場合はステップ003(ガス圧力低下チェッ
ク)に戻って、再びステップを繰り返す。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を発揮する。 需要側ガス配管の圧力低下を直接的に検出してガス
漏れを判断するため、ガス漏れ検知に要する期間が短
い。数時間で検知可能である。
は以下の効果を発揮する。 需要側ガス配管の圧力低下を直接的に検出してガス
漏れを判断するため、ガス漏れ検知に要する期間が短
い。数時間で検知可能である。
【0023】 ガス使用可能性が低い時を選んでガス
漏れ検知を行うので、需要家に迷惑をかけることがあま
りない。 ガスメータとの組み合わせ、あるいは、ガスメータ
への組込みにより、ガスメータ内の部品を用いてガス漏
れ検知を行うことができるので、ガス漏れ検知装置が安
価となる。
漏れ検知を行うので、需要家に迷惑をかけることがあま
りない。 ガスメータとの組み合わせ、あるいは、ガスメータ
への組込みにより、ガスメータ内の部品を用いてガス漏
れ検知を行うことができるので、ガス漏れ検知装置が安
価となる。
【図1】本発明の一実施例に係るガスメーターの構成を
示す図である。(A)は全体構成を示す概念図、(B)
は制御系のブロック図である。
示す図である。(A)は全体構成を示す概念図、(B)
は制御系のブロック図である。
【図2】図1のガスメータ中に配置された制御手段25
の制御動作を示すフローチャートである。
の制御動作を示すフローチャートである。
1 ガスメータ 3 ガス漏れ検知
器 11 圧力差検出器 13 ガス遮断器 15 流量計 17 制御ユニッ
ト 18 供給側ガス配管 19 需要側ガス
配管
器 11 圧力差検出器 13 ガス遮断器 15 流量計 17 制御ユニッ
ト 18 供給側ガス配管 19 需要側ガス
配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/28 G01M 3/00 G01M 3/26
Claims (3)
- 【請求項1】 供給側ガス配管と需要側ガス配管との間
に設けられて、需要側ガス設備におけるガス漏れを検知
するガス漏れ検知装置であって; ガスの流量を検出する検出手段と、 需要家がガス設備を使用する可能性が低いことを判断す
るガス使用可能性判断手段と、 ガスを遮断する自動開閉可能な遮断弁と、 この遮断弁の需要側の圧力を検出するガス圧検出手段
と、 上記ガス使用可能性判断手段より、ガス使用可能性が低
いとの信号を入力されたときに、上記遮断弁を閉とし、
その後所定時間ガス圧検出手段の検知ガス圧を監視し、
この間にガス圧がある程度以上低下したことが検出され
た場合にガス漏れ有と判断してガス漏れ信号を発し、ガ
ス圧の低下が検出されなかった場合は遮断弁を開とする
制御手段と、 この制御手段よりのガス漏れ信号を入力されて需要家に
警報を発する警報指令手段と、 を具備し、 上記ガス使用可能性判断手段が、上記供給側ガス配管の
流量信号をガスメータ等より入力され、この信号を一日
の時間帯と関連付けて記憶し、一日の時間帯においてガ
ス設備使用可能性が最も少ない時間帯を選定し、該時間
帯に入ったことをもってガス使用可能性低と判断するガ
ス漏れ検知装置。 - 【請求項2】 供給側ガス配管と需要側ガス配管との間
に設けられて、需要側ガス設備におけるガス漏れを検知
するガス漏れ検知機能を有するガスメータであって; ガス流量検出手段と、請求項1記載のガス漏れ検知装置と、 を具備することを特徴とするガスメータ。 - 【請求項3】上記ガス圧検出手段が、圧力媒体を受容す
るシリンダと、このシリンダ内部を圧密に区切るピスト
ンであって、シリンダ内を摺動可能に設けられたピスト
ンとシリンダのピストンをはさんだ両端部に設けられた
各々独立に圧力媒体を取込み・吐出し可能な2つのポー
トと、ピストンをシリンダに対して弾性支持するピスト
ン支持部材と、ピストンのシリンダ内における変位を検
出するピストン変位検出手段と、を具備する請求項1又
は2記載のガス漏れ検知装置又はガスメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16330694A JP3269917B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16330694A JP3269917B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH085502A JPH085502A (ja) | 1996-01-12 |
JP3269917B2 true JP3269917B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=15771327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16330694A Expired - Fee Related JP3269917B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ガス漏れ検知装置及びそれを有するガスメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3269917B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8720253B2 (en) * | 2011-08-01 | 2014-05-13 | Gm Global Technology Operations, Llc | Reconfigurable leak testing system |
CN112729713B (zh) * | 2020-12-23 | 2022-11-11 | 安正计量检测有限公司 | 一种智能挂式燃气表气密性检测装置 |
CN118247927B (zh) * | 2024-05-29 | 2024-08-27 | 杭州先锋电子技术股份有限公司 | 基于物联网智能燃气表的动态泄漏监测与分级预警系统 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP16330694A patent/JP3269917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH085502A (ja) | 1996-01-12 |
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