JP3269719B2 - 使い捨て着用品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
使い捨て着用品の製造方法及びその製造装置Info
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Description
捨てパンツ等の使い捨て着用品の製造方法及び製造装置
に関する。
の使い捨てパンツ1は、内側面を形成するトップシート
2と外側面を形成するバックシート3の間に吸収体4が
挟まれた一体品であり、脚部開口5と胴部開口6には着
用者との密着性を高めるために、それぞれ糸状弾性体5
1,61が取り付けられている。このような使い捨てパ
ンツは、胴部両縁部7,8を接合する前の展開状態で連
続的に製造されており、例えば図6に示す様な横流れ法
と、図7に示す様な縦流れ法が実施されている。
うな従来の方法では、使い捨てパンツに取付けられた糸
状弾性体51の間隔が変更されてしまい、ギャザの見栄
えが悪いだけでなく、着用感も悪くなるという問題があ
った。
ものであり、見栄えが良く、且つ着用感も優れたギャザ
を製作することのできる使い捨て着用品の製造方法及び
製造装置を提供することを目的とする。
用品の製造方法は、使い捨て着用品の展開部品を連続的
に製作する方法であって、連続的に供給される帯状シー
トに対し、複数本のエラスティックスを伸長しつつ湾曲
させながら取り付ける使い捨て着用品の製造方法におい
て、ガイド孔を有するガイダーが前記複数本のエラステ
ィックスを湾曲させて進行させながら、隣接する前記エ
ラスティックス同士の取付進行方向に対して直交する方
向の間隔を等間隔に維持し、前記ガイダーにおけるガイ
ド孔形成面と前記エラスティックスとの角度が略90°
であり、前記エラスティックスが略1.1倍〜略2.5
倍に伸張されていることを要旨とする。尚本発明の製造
方法においては、所定間隔でガイド孔が形成され、ガイ
ド孔にエラスティックスを貫通させたガイダーを首振り
回動させながら複数本のエラスティックスを案内引き出
しすれば、エラスティックスの間隔を等間隔に維持して
も良い。
置は、複数本のエラスティックスを帯状シートの流れ方
向に対して湾曲して配置する製造装置において、前記複
数本のエラスティックスをそれぞれ貫通させるガイド孔
が形成されたガイダーを備え、このガイダーにおける前
記ガイド孔形成面が、前記帯状シートの流れ方向に対し
て変更可能に構成され、前記ガイド孔形成面と前記エラ
スティックスとの角度が略90°であり、前記エラステ
ィックスが略1.1倍〜略2.5倍に伸張されているも
のであることを要旨とする。
士が等間隔を維持する様に湾曲させつつ取り付けられる
から、見栄えが良く、且つ着用感も優れたギャザを製作
することができる。
製作方法に使用する装置について説明する。図1はガイ
ダー機構の要部正面図である。同図において、ガイダー
機構はガイダー20と、ガイダー支持台21と、スライ
ド板22と、トレース部材23,24と、カムロール2
5とから主として構成されている。
えば糸条弾性体)を貫通させるためのガイド孔20aが
均等位置にて穿設され、ガイダー20の下部はボルト2
6を用いてガイダー支持台21内のシャフト21aに固
定されている。このシャフト21aはベアリング21b
を介してガイダー支持台21内に軸支されており、従っ
てガイダー20の首振り回動を自在にしている。
に嵌合されており、ガイダー支持台21とスライド板2
2は、ボルト27,28及びスリーブ29,30を用い
てそれぞれ固定されている。また、ボルト27、28の
下端部にはベアリング31、32が対向して装着されて
おり、その各ベアリング間に、カムロール25外周に鍔
状に形成された突条25aを挟むようになっている。な
お、突条25aは、楕円状に配置され、それによりスラ
イド板22の矢印A方向移動距離を規定している。
作を以下に説明する。まず、カムロール25が回転する
と、凸条25aに沿ってボルト27,27が移動し、そ
れに伴いスライド板22が矢印A方向に往復移動し、ガ
イド孔20aに通されたエラスティックスは、図2の矢
印Bまたは矢印C方向の先に設けられた状態とすると、
図6に示すa,bの方向に、また図7に示すcの方向に
エラスティックスを振ることができ、次いでエラスティ
ックスを帯状シートでプレスロールにてニップすると、
エラスティックスが湾曲曲線を描いた状態で帯状シート
に固定される。エラスティックスとしては糸状弾性体で
あっても良い。
ス等の糸状弾性体が用いられているが、単糸では着用者
の肌に食い込んで痛いという点から、2〜十数本を1〜
数mm間隔で離して取り付けることが多い。この糸状弾
性体を使い捨てパンツに取り付ける方法としては、例え
ば図8に示すガイダー10と呼ばれる装置が使用されて
いる。このガイダー10は、トップシート2とバックシ
ート3との間に張架された複数本の糸状弾性体51を貫
通し、その糸状弾性体51を所定の間隔に保持するため
のガイド孔を備え、サーボモーターまたは機械式カム機
構により流れ方向(トップシートまたはバックシートの
材料である帯状連続シートの進行方向)に対して直交す
る方向に往復移動し、それにより帯状連続シート上に糸
状弾性体を湾曲配置できるようになっている。
取り付ける工程以前に、接着剤が塗布されている。ま
た、ガイド孔20aに通されるエラスティックスは、
1.1〜2.5倍伸張された状態となっている。なお、
接着剤は、トップシート,バックシートに塗布される代
わりに、ガイダーより下流側に位置するエラスチックに
スプレー塗布されていてもよい。
プしていく際、ガイダー20が固定式であると、図7に
示すcにおいてガイダー20の移動量が短時間で大きく
なるため、プレスロールとガイダー20との間でエラス
ティックスを斜めに引っ張ることとなり、それにより、
エラスティックスの間隔が狭くなる。
が首振り自在に回動することができるように構成されて
いるため、ガイダー20を常時ニップされている方向に
向けることができ、ガイダー20のガイド孔20aのピ
ッチと同じかそれに近い間隔でエラスティックスを配置
することができるようになる。なお、この場合、エラス
ティックスの張力にあまり差がなく、またプレスロール
にガイダー20をできる限り近付けることが必要であ
る。
に付与された張力は、ガイダー下部に設けられたベアリ
ング21bの回転抵抗よりも大きいため、ガイダー20
を常時引っ張るよう作用することになり、それにより、
プレスロールのニップ先を向くことができるようにな
る。
ート間に、複数本のエラスティックスを伸長湾曲させな
がら挟み込み、プレスロールを用いてそれら帯状シート
を一体に接合することにより、使い捨て着用品としての
使い捨てパンツの展開部品が連続的に製作され、次いで
その展開部品を個別に切断していき、胴部側の縁を折り
返して接合すれば、見栄えが良く、且つ着用感も優れた
ギャザを有する使い捨てパンツを製作することができ
る。
25aに従動する部分、具体的には、スライド板22,
ガイダー20,ガイダー支持台21は慣性力を少しでも
小さくすべく、軽くしかもコンパクト化する必要があ
る。これら従動部分において他の部品と関係なく自由に
設計変更できる部分は、ガイダー首振り回動用のベアリ
ングケース廻りである。従って、ガイダー機構の製作に
おいては、ベアリング単体をスライド板22へ内蔵する
こと、ベアリングをスライド板22との一体構造とする
こと、ガイダーを軽量合金やその他のパネル構造にする
こと、ベアリングについてルーロン,含油軸受,ベアリ
ングブッシュ,特殊プラスチックスを採用すること等、
軽量化を図ることができる。もちろん、カムロール自体
の軽量化も実施できる。
ィックスの配置を概略的に示したものである。同図に示
されるように、ガイダー20のガイド孔形成面と、エラ
スティックスとの角度は90゜を維持することができる
ため、エラスティックスは常に等間隔で帯状シートに張
り付けられることができる。
スティックスの配置例を示したものである。同図におい
て、70は帯状シートであり、71は使い捨てパンツの
展開部品を製作するための第一の切断線であり、製作後
の脚部開口に相当する。72は同じく第二の切断線であ
り、製作後の胴部に相当する。4本のエラスティックス
73は、上記した実施例の方法により平行して連続湾曲
しており、帯状シート70からはみ出した(図中Dで示
す)エラスティックス73は帯状シート70の切断部分
とともに切断除去されるようになっている。なお、74
は帯状シート70間に挟持された吸収体である。同図に
示したエラスティックスの配置によれば、丸みの付いた
高級感のある製品が得られる。また、第一の切断線71
の際までエラスティックスを取り付けることができるた
め、脚回りを完全にサポートすることのできるギャザを
得ることができる。さらにまた、帯状シート全面に接着
剤を塗布し切断を行うと、切除したトリムがエラスティ
ックスにつながって連続して取れるため、後処理が簡単
になる。
は、湾曲した複数のエラスティックスを、隣接するエラ
スティックス同士の取付方向に対して直交する方向の間
隔を略等間隔に位置することができるから、見栄えが良
く、且つ着用感も優れたギャザを有する使い捨て着用品
を製作することができる。また、本発明の使い捨て着用
品の製造装置では、ガイド孔の並びが帯状シートの流方
向に対して変更可能の構成されているから、見栄えが良
く、且つ着用感も優れたギャザを有する使い捨て着用品
を製作することができる。
示す断面正面図である。
面図である。
法を示す概略平面図である。
態を示す平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 使い捨て着用品の展開部品を連続的に製
作する方法であって、連続的に供給される帯状シートに
対し、複数本のエラスティックスを伸長しつつ湾曲させ
ながら取り付ける使い捨て着用品の製造方法において、
ガイド孔を有するガイダーが前記複数本のエラスティッ
クスを湾曲させて進行させながら、隣接する前記エラス
ティックス同士の取付進行方向に対して直交する方向の
間隔を等間隔に維持し、前記ガイダーにおけるガイド孔
形成面と前記エラスティックスとの角度が略90°であ
り、前記エラスティックスが略1.1倍〜略2.5倍に
伸張されていることを特徴とする使い捨て着用品の製造
方法。 - 【請求項2】 複数本のエラスティックスを帯状シート
の流れ方向に対して湾曲して配置する製造装置におい
て、前記複数本のエラスティックスをそれぞれ貫通させ
るガイド孔が形成されたガイダーを備え、このガイダー
における前記ガイド孔形成面が、前記帯状シートの流れ
方向に対して変更可能に構成され、前記ガイド孔形成面
と前記エラスティックスとの角度が略90°であり、前
記エラスティックスが略1.1倍〜略2.5倍に伸張さ
れていることを特徴とする使い捨て着用品の製造装置。
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JP28366093A JP3269719B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 使い捨て着用品の製造方法及びその製造装置 |
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Cited By (1)
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-
1993
- 1993-11-12 JP JP28366093A patent/JP3269719B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH07136210A (ja) | 1995-05-30 |
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