JP3269704B2 - 潜像を現像するための装置 - Google Patents

潜像を現像するための装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般に、ハイライト色と単色コピ
ー生成用の電子写真印刷機械に係り、とくに、光導電性
表面にトナーを送るのに強磁性キャリヤを使用し、コピ
ー用紙に転写の前に光導電性表面から強磁性キャリヤを
除去する装置を持つ現像装置を少なくとも1 台装備する
現像システムに関する。
【0002】米国特許No.4,320,958は光導
電性表面をクリーニングし、そこに記録された静電潜像
を現像する電子写真印刷機のための処理装置を開示して
いる。処理装置は回転円筒スリーブの内部に置かれたイ
ンデクス可能磁石を使用する。現像の時、磁石は現像の
際、現像ゾーンに弱い磁界が生成されるようインデクス
される。クリーニングの時、磁石はクリーニング・ゾー
ンに強い磁界が生成されるようインデクスされる。
【0003】米国特許No.4,641,946は内側
に磁石が置かれた回転円筒形スリーブを持つ現像ローラ
を記述している。光導電性ベルトがスリーブの外側表面
の一部に巻付けられている。磁石は現像ゾーンに中心が
0〜500ガウスの範囲の放射状の磁界を生成する。図
4は現像ゾーンでの最低点が約─185ガウスそして、
各約─385ガウスの最高点を2つ持つ放射状磁界を示
している。
【0004】米国特許No.4,833,504は2つ
の現像装置を使用する単一パス・ハイライト色電子写真
印刷機を開示している。第一の現像装置は黒色トナーの
現像装置を含んでいる。黒色トナーは感光体と現像ロー
ルの間の静磁界によって最も高く帯電された潜像部分に
引きつけられる。2番目の現像装置はハイライト色トナ
ーの現像装置を含んでいる。ハイライト色トナーは残存
ポテンシャルの潜像部分(すなわち、潜像の放電部分)
に、2番目のケースの中の感光体と現像ロールの間の静
磁界によって引きつけられる。2番目の現像装置の磁気
ロールは磁界の放射状磁力線が帯電保持表面と磁気ロー
ルの中間に磁気的な拘束を受けない現像ゾーンを生成す
るように作られている。現像剤は磁気的に何の拘束も受
けずにゾーンの中を通り、最初の現像装置で現像された
像への攪乱が最少になるようにする。さらに、現像剤は
1つの磁気ロールから次の磁気ロールへと送られる。
【0005】国特許申請番号No.07/604,2
69は静電潜像が光導電性表面に記録される電子写真印
刷機について記述している。潜像の一部分は放電部分
で、潜像の残りの部分が帯電部分になっている。放電像
部分は第一の現像装置により第一の色と極性のトナー粉
末を使い、現像される。第一の現像装置は現像ゾーンに
弱い磁界を生成し、現像ゾーンの入口と出口の部分に強
い磁界を生成する。2番目の現像装置は2番目の色と極
性のトナーで帯電像部分を現像する。トナーの色はそれ
ぞれ異なる。
【0006】米国特許No.4,292,924は光導
電性表面を洗浄するための磁気ブラシ装置を開示してお
り、それの磁気ブラシ現像機構での使用を示唆してい
る。開示されたこの装置はクリーニング・ケース内に配
置された回転円筒形スリーブ内部にいくつかの磁石を持
っている。クリーニング・ケースには光導電性表面に隣
接して孔があり、表面がこの孔を通過する時にクリーニ
ングされるようになっている。スリーブには、クリーニ
ング・ローラの両端に磁界形成装置が付いていて、スリ
ーブに引きつけられた現像剤が円筒形スリーブの両端に
堆積しないようにしている。
【0007】米国特許No.5,063,412は装置
内に磁石の付いた回転磁気ブラシを持つ電子写真印刷機
を開示している。光導電性表面近くに置かれた磁石は電
磁石で、潜像を現像している時は電流が切られ、光導電
性表面を現像することなくスリーブ上に現像剤を残して
おく時には強い磁界が生成されるよう電流が流される。
【0008】米国特許No.4,972,231は磁気
ブラシ現像装置の回転部分に配置された移動式磁石を持
つ磁気ブラシ現像装置を開示している。磁石は光導電性
表面で潜像が現像されるよう装置の外側表面と光導電性
表面から離れた電流の流れる位置と表面で潜像が現像さ
れるのを邪魔する表面に近い電流の流れない位置の間で
動く。
【0009】米国特許No.4,878,089は帯電
パターンのある媒体に現像剤をかけるための磁気ブラシ
付き磁気ブラシ現像装置を開示している。
【0010】米国特許No.4,466,730は、ト
ナーが付着した磁気キャリヤビーズを光導電性表面に
送るために回転円筒形部分の中に磁石を持つケースを有
する磁気ブラシ現像装置を開示している。ケースの内部
の円筒形部に隣接する部分は空気中のトナーとメータリ
ングブレードの上のトナーがケースの底に引きつけられ
るよう、空気がケースから吸い出され、負の気圧を有し
ている。
【0011】米国特許No.4,797,708は、真
空フローの中を通過する時に空力抵抗によって感光体か
ら大きな粉末を除去するための真空スリット、すなわち
エアナイフを感光体に隣接して置いた電子写真印刷機を
開示している。
【0012】米国特許申請番号No.07/757,0
93も電子写真印刷機の中の感光体の上の現像済み像か
ら集塊を除去するシステムを開示している。
【0013】本発明の1つの特徴として、移動帯電保持
表面上に潜像を記録するタイプの電子写真印刷機で潜像
を現像するための装置が提供されているが、この装置
は、潜像が磁気キャリヤ・ビーズからそこに付着したト
ナー粉末を引きつけるようにするため、トナー粉末が摩
擦電気によって付着した磁気キャリヤ・ビーズを引きつ
け、かつ光導電性表面に近い現像ゾーンに送るための磁
界を生成する磁気装置を包含する。本発明の装置はさら
に表面に隣接し、現像ゾーンからは下流の位置に配置さ
れた表面に付着した磁気キャリヤ・ビーズを除去する磁
除去装置 (pickoff means : 除去装置)のほか、磁気
除去装置に付着する磁気キャリヤ・ビーズを除去する気
状態流体フローを生成することにより前記の除去装置に
付着する磁気キャリヤ・ビーズを除去するための真空装
置を持つ。
【0014】図1は印刷機の現像装置と光導電性表面の
一部の立面図である。
【0015】図2は現像装置の1つで使用されている現
像ローラの1つの代替の具体例を示す立面図である。
【0016】図3はビーズ除去装置と印刷機械の一部分
を示す立面図である。
【0017】本適用業務の中で示されている本発明の具
体例を現像装置34を示す図1を参照しながら説明す
る。現像装置34の現像ローラ37と38は互いに類似
しているので、現像ローラ37の説明だけをおこなう。
なお、図において47は現像剤を攪拌混合するオーガで
ある。
【0018】現像ローラ37はトナーと磁気キャリヤ・
ビーズ(以下単にキャリア・ビーズ という)の両方を含
む例えば黒色の現像剤を前方に送り、トナーが矢印16
方向に進むベルト10の光導電性表面に記録された静電
潜像を現像するようにする。現像ローラ37は電気的に
バイアスされているので、潜像の中の強く帯電された像
部分はそこにトナーを引きつける。現像ローラ37は、
好ましくはアルミニウムでできていて、外側表面が粗い
仕上げの非磁性円筒形部、すなわちスリーブ80を含
む。スリーブ80は矢印82の方向に回転する。磁石部
分84はローラ50の内部に、そこから間隔を置いて取
り付けられている。磁石部分84は固定していて、現像
剤をスリーブ80の下部外周面に引きつけるような位置
になっている。このようにして、スリープ80が矢印8
2の方向に回転すると、キャリア・ビーズは除去用磁石
90によって外周面に引きつけられる。この磁石はこの
例では、北極(N)の磁極になっている。従って、摩擦
電気的に引きつけられたトナーを付けたキャリア・ビー
ズは磁気的にスリーブ80に引きつけられ、スリーブ8
0は回転して、現像剤(キャリア・ビーズとトナー)を
現像ゾーン92の中に機械的に送る。
【0019】具体的に説明すると、除去用磁石90によ
ってスリーブ80に引きつけられたキャリア・ビーズは
磁気的にスリーブに付着する。次に、この例では、磁南
になるが、所謂トランスポート極94からの磁界がキャ
リア・ビーズがローラにそのまま付着続けるようにす
る。キャリア・ビーズが回転スリーブ80にそのまま付
着しているので、キャリヤ・ビーズは所謂「トリム極」
96の磁界の中を通過する。トリム極は現像ゾーン92
に送られる現像剤の量を調整したり、減らしたりするた
めのトリムブレードやバー(図示されていない)と一緒
に使用される。磁石部84は、同じ極性の2つの小さな
磁極98と100が現像ゾーンのほぼ中央に位置するよ
うに置かれている。磁石98と100の磁極はスリーブ
80と表面10の間の隙間部にある光導電性表面からは
反対の位置にある。
【0020】キャリヤ・ビーズと残存トナーが現像ゾー
ンを通過すると、ビーズ除去用磁石102はキャリア・
ビーズをスリーブ80に強く引きつけるようにする。し
かし、ローラが回転を続けるに従い、キャリア・ビーズ
は領域104に到達するが、この領域では重力と遠心力
の方がローラにキャリア・ビーズを引き寄せている磁力
より強い。この領域104はビーズ開放ゾーン、あるい
はビーズ開放点と呼ばれる。
【0021】よく知られているように、2つの同じ極性
の向きの磁石を隣接して置くと、磁界逆転のない磁界が
生まれ、限定された距離内で常に何かのポテンシャルを
持つことになる。ローラ37では、磁石90と102の
間でこの状態が存在する。重力や遠心力が特定のキャリ
ア・ビーズの磁力に打ち勝つのに不十分な場合、キャリ
ア・ビーズは開放部104を過ぎてもスリーブ80の上
に留まっていることがある。この場合、光導電性表面に
充分なトナーが送られず、印刷品質に支障が起きること
がある。スリーブの上から現像剤を完全に除去しないと
いけないという時、現像剤の逆転作用が起きるのも心配
である。磁石の向きにより、現像剤(すなわち、トナー
の付いたキャリヤ・ビーズ)はスリーブ80に引きつけ
られ、一部のキャリア・ビーズがスリーブ80に磁気的
に付着し、現像ゾーン92を通過する。本願発明者は強
磁性シャント(shunt、分路、以下シャントと記載
する。)106を磁石102に隣接して置くことによ
り、以上のような問題を解消できることを発見した。シ
ャント106は磁石102と磁石90の間の磁界を減衰
させるような向きになっていて、ゾーン104でキャリ
ヤ・ビーズがスリーブ80へ引きつけられる力を減少さ
せる。シャント106を適切な位置に置くことにより、
通常の運用でのキャリヤ・ビーズ放れを向上させるだけ
でなく、現像剤の逆転回転の時のスリーブ80へ付着す
キャリア・ビーズの数を減少させることができる。ビ
ーズ開放ゾーン104での磁界の力はまだゼロでない
が、これらの利点を活かせる程度に大幅に減少されてい
る。
【0022】本願発明者はこれらのシャントを形成する
には1.5mmから1.6mmの間の厚みを持つのが望
ましいが、厚さとしては少なくとも約1〜3mmで、透
磁率が少なくと1500の冷間圧延鋼を使用した。本願
発明者は使用材料の透磁率は約180から2000の間
で可変だが、望ましい最少値は1000と考えている。
一般に、シャント106は前述の機能を実現するために
磁石102の周囲に第一と第二の側面を置いている。磁
気装置84の磁石は一般にゴムかプラスチック材ででき
ており、標準的な方法でフォームの中に組み込まれてい
る。スリーブ80の中の磁気装置84は例えば、米国特
許No.4,517,719と4,640,808で開
示されるような方法を含め各種方法で形成することがで
きる。
【0023】図1を続けて参照するが、現像装置34は
ビーズ除去装置46と一緒に図示されている。ビーズ除
去装置46は一般に矢印149で示された方向(すなわ
ち、現像ローラ37と38とは反対の方向)に回転し、
一緒に示されている磁石150はベルト10とは固定の
位置関係にある。磁石150は回転スリーブ152の内
側で固定静止の位置にある。シャント155はケース1
52の内側にあり、磁石150により生成された磁界が
限定された方向に形成されるようにする。さらに、シャ
ント159は磁石150とシャント155とは、磁石か
らの磁界がスリーブ80に沿って、ベルト10の方に放
射状に走る方向は除いて、最少化されるような位置に置
かれる。真空口(vacuumport)160は現像装置34の
ケースの壁の中に取り付けられており、管162を通し
て真空装置161に接続されており、スリーブ80の上
に堆積した物質がスリーブを放れ、廃物溜の中に入るよ
うにする。2番目の真空口165もケースの中にあり、
真空160を通して廃物溜163にいかなかった物質
が、管167を通して廃物溜166にいくようにする。
多くの適用範囲で、真空口161と165を通る物質が
最終的に1つの廃物溜にいくよう廃物溜163と166
を組み合わせて1つの廃物溜を形成するようにしたり、
真空口160と165の両方が1つの真空装置161と
結合するようにすることもできる。
【0024】ビーズ除去装置46のシャント155と1
59は強磁性材料(例、約1mm以上の厚さの冷間圧延
鋼)で作られているのが望ましく、望ましい厚さは約
1.5mmから1.6mmの間である。磁石150は一
般的に希土類磁石と言われるものだ。磁石とシャントは
磁気装置84に関して記述されたものと類似した形でフ
ォームによって、所定の位置に固定させることができ
る。本願発明者は多くの場合、ACあるいはDC電源1
68からACあるいはDC電圧をビーズ除去装置46の
スリーブ152にかけると、このような装置の能率が大
幅に向上することを発見した。本願発明者は最高・最低
ACの場合は1000ボルトと3000ボルトの間、D
Cの場合は500ボルトと1500ボルトの間で、でき
れば、低アンペア数AC電圧約2000ボルト、あるい
は1000ボルトDCが望ましいことも発見した。しか
し、本願発明者はこのような電圧をスリーブ152(こ
の場合、これは現像ケース34とは電気的に絶縁されて
いる)にかけても大きな効果はないことを発見してい
る。スリーブに沿ってトナーを含め物質が堆積し、スリ
ーブを汚し、その効果を最少化する。従って、本願発明
者は真空口160や真空装置161のような形の空気ナ
イフや真空装置を使い、キャリア・ビーズを含む現像剤
物質をケースから除去し易くするようにするのがよいこ
とも発見した。 さらに、わかるように、光導電性表面
近隣の外面層の一部とそれに直接隣接する一部を除い
て、ビーズ除去装置のスリーブ152に沿った磁界の磁
力は開示された方法で最少化される。しかし、最適な配
置は現像剤の特性と周囲の条件に一部依存する。本願発
者は一般的にシャント159は厚さが最少1mm、透
磁性1500の冷間圧延鋼で作るべきであることを発見
した。本願発明者はまた、シャント159をビーズ除去
装置の外面層対応するような半径のアークシャント
(arc shunt、アーク状のシャント、すなわち
アーク状に形成された分路)として形成すると、強磁ス
トリップが使用されているのにもかかわらず、効果が増
大することを発見した。従って一般的には、シャントと
磁石の開示された配置では、キャリア・ビーズはベルト
10からビーズ除去装置に引きつけられ、そして、廃物
溜に廃棄されるか、現像剤タンク(図示せず)に戻され
る。
【0025】本願発明者はさらに、捕捉されたキャリア
ビーズを再利用のために現像装置ケース34の現像剤
に戻すのでなく、廃物溜の方へ送って除去した方がビー
ズ除去装置の全体的な性能が向上することを発見した。
ビーズ除去装置によって捉えられたキャリヤ・ビーズ
現像剤ケースに再循環すると持ち去られ易い。従って、
望ましい具体例では、廃物溜163と166で示される
ような廃物溜がBRD(ビーズ除去装置)で捉えられた
特にキャリヤ・ビーズを含む現像剤のために用意されて
いてる。しかし、再循環システムで満足できるような結
果のものも実現されている。
【0026】図2は図1に類似した本発明に関する現像
装置の図である。理解し易いように、2つの添付図の中
で、とくに、似た部分は同じ共通の番号を使用して示し
ている。例えば、図2の現像ローラ37と38は図1の
ものと等しい。しかし、図2の現像装置34で示された
ビーズ除去装置246は図1の装置46と同じではな
い。しかし、図1の具体例と同じように、ビーズ除去装
置246はモータ(図示されていない)によって回転駆
動され、望ましい回転方向は矢印249で示されるよう
に現像ローラ37と38の回転方向とは反対になる。し
かし、ビーズ除去装置246の磁界生成装置はベルト1
0とは固定の位置関係に配置された2つの磁石、すなわ
ち磁石250と251から構成される。磁石250と2
51は従って、回転するローラ・ケース・スリーブ25
2の内部で固定静止している。シャント255はスリー
ブ252の内部に配置されており、限定された方向に磁
石250と251によって、磁界が形成されるようにな
っている。さらに、シャント257を磁石250と25
1とシャント255と一緒に置くことにより、磁石から
の磁界はベルト10の方向に放射する方向を除き、減衰
される。
【0027】BRD(ビーズ除去装置)246のシャン
ト255と257は強磁性材(厚さ1mm以上で、でき
れば、約1.6mmの厚さの低炭素冷間圧延鋼)で作ら
れているのが望ましい。使用材料の透磁性は約1000
で、できれば、180から2000の間がよい。磁石2
50と251は、ケース252の中でそれぞれの位置に
関して反対の極性を持つ。磁石はDelco−Remy
(ゼネラル・モータース・コーポレーションの1部門)
から販売されているNeodymium Iron B
oron合金(NIB)からできているのが望ましい。
他の材料を使用して同じような結果を生むことは可能で
ある。磁石とシャントは磁気装置84に関して前述した
形と同様にフォームで固定させることができる。
【0028】前記のように、磁石250と251はほ
ぼ、反対の極性に配置されている。すなわち、1つの磁
石は磁北がもう1つの磁石の磁北の位置とほぼ反対にな
っていて、磁石250と251は互いに反発するのでな
く、引き合うようになっている。スリーブの外面層と光
導電性表面の間に形成される引き合うための最大力は磁
石250と251が約140°から100°の間、でき
れば、2つの磁石の磁気ベクトルが120°でずれるこ
とにより生まれる。(図2を参照すると、磁石250と
251の磁北は前者が53°で後者が293°になって
おり、表面10に隣接する反対の極性は60°だけずれ
る。)さらに、図示された構成で表面10から離れる方
向に放射する磁界は磁石250の壁258と磁石251
の壁259がそれぞれ磁石250と251の磁極軸とほ
ぼ平行にある時に最少化されることが分かった。
【0029】クシャント257を光導電性表面10
の方向にさらに延ばさなくてはいけない場合がある。現
像ローラ37と38がビーズ除去装置246に隣接して
いるため、これらの間の磁界がそれぞれの機能に支障を
与えることがあることが分かった。一般的に、このよう
な場合、点線部265で示されているように、シャント
257は5°と20°の間でアークの形に伸びる。これ
と、形成壁250と251がビーズ除去装置と現像ロー
ラ間の磁気干渉や漏話を解消する。多くの場合、ACあ
るいはDC電圧をACあるいはDC電源268からスリ
ーブ252にかけると、ビーズ除去装置246のビース
除去能力が大幅に向上することも発見した。電圧は最高
・最低ACで1000から3000ボルトの間、DCの
場合は500と1500ボルトDCの間で、望ましいの
は低アンペア数AC電圧の約2000ボルトかDC電圧
の1000ボルトであることを発見した。真空ナイフを
付けて、キャリア・ビーズがスリーブ252から放れ易
いようにしているが、この真空ナイフは管262を通し
て真空装置261に接続された真空260を含み、ス
リーブから廃物溜263に物質が送られるようにしてい
る。
【0030】1の真空160からビーズ除去装置4
6のスリーブ152までの距離と、図2の真空260
からビーズ除去装置246のスリーブ252までの距離
は0.25から1.5mmの間、望ましくは0.75m
mであるべきである。さらに、2mm幅で約360mm
の長さのノズルの中に約0.5リットル/秒の風量を使
用した。0.75から4mmの幅のノズルの中に0.2
5から1.5リットル/秒の間の風量が適切な風量であ
る。本発明の実施例においては、真空口をスリーブに近
づけて置き、表面10に隣接するスリーブの回りの通風
孔を閉じないようにして、表面10の上に像が現像され
るのを空気の流れが邪魔されないようにしている。
【0031】図3に、本発明のもう1つの具体例が示さ
れている。現像ケースの下流に置かれた磁気空気ビーズ
除去装置300が示されている。本願発明者はこのよ
うな装置の使用により、電子写真印刷機の運転能率を向
上させると考える。とくに、転写部分に送られるキャリ
ア・ビーズの数を大幅に減らし、生成コピーで見れる
ャリア・ビーズ抜けを大幅に減らすことができる。磁気
空気ビーズ・除去装置が外部ケース301と一緒に示さ
れていて、ケースの中に内部回転スリーブ310が搭載
されている。スリーブ310はアルミニウムなどの非磁
性材料でできており、外部表面は粗い仕上げになってい
るのが望ましい。スリーブは例えばベルト316やモー
タ318のような回転駆動装置によって駆動される。
【0032】磁石320とシャント340はスリーブ3
10の内部に固定搭載されていて、スリーブ310はそ
の周囲を回転する。磁石320は除去・ゾーン312が
ベルト10の表面に隣接するスリーブ310の上にくる
ような位置にスリーブ310の中で配置されている。シ
ャント340と磁石320の位置が開放領域314を定
義するが、この開放領域でスリーブ310に沿って磁石
320によって生成される磁界の力がシャント340に
よって、最少化あるいは減衰される。磁石320とシャ
ント340は図2のビーズ除去装置246で開示した磁
石やシャントに類似したもので代用することができる。
【0033】統合磁気空気ビーズ・除去装置300の真
空部は真空装置361、捕捉されたキャリア・ビーズや
そのほかの物質をケース301の内部壁の中に送る真空
360、真空口360と真空装置361を接続する管
362、そして真空口360を通して301の中のケー
スの内部壁を通して送られてくる物質を受ける廃物溜3
63を含む。ケース301の壁は磁石320の反対の表
面10に隣接してベンチュリ薄板ノズル370を形成
し、真空装置によってノズルを通して生成された空気の
流れと磁石320によって生成された磁界が表面10の
上あるいは近くの物質を除去・ゾーンの方へ引きつけ
る。このようにして、しっかり付着していないトナーや
遊離しているトナー、そのほかの物質が導入ノズルの方
へ送られる。
【0034】図3で開示されたような本発明のビーズ・
除去装置を使用する場合、ノズル370は表面から0.
25mmから1.75mmの間、望ましくは0.75m
m離した位置に置くのがよい。また、ノズル370はノ
ズルを通した風量が0.1リットル/秒から2.5リッ
トル/秒の間で0.25mmから3mmの間の幅である
べきである。ベルト回転の方向に約1mmの幅で、36
0mmの長さで、ノズルを通した風量が0.2リットル
/秒のノズル370を使用した。これらのパラメータ
は、本装置が使用される印刷機械や材料、そして関係パ
ラメータの周囲条件の詳細や条件によって変えることが
できる。図3の具体例は必要に応じて、現像装置と転写
装置の間の光導電性表面に沿って配置することもでき
る。一部の適用業務では、スリーブ310にACあるい
はDC電源380によって、ACあるいはDCバイアス
をかけることにより、図1と図2でのビーズ除去装置4
6と246の説明にもあるように装置300の性能を向
上させることができる。
【0035】図1、2、3の図と併せて詳細に説明され
ているように、本発明の磁気真空ビーズ除去装置は、適
用範囲の条件によって必要に応じて、単体で使用するこ
ともできるし、本発明の他の具体例と組み合わせて使用
することもできる。前記のように、本発明は単一パス・
ハイライト色電子写真印刷機での使用に限られていない
で、単一パス、2パス、多パス電子写真印刷機での使用
も一般的に可能だ。本願発明者は本発明の具体例を2つ
同時使用で、満足できる結果を得ている。(例えば、現
像ケースそのものの中に入れた磁気ビーズ・除去装置と
そこから下流の位置だが転写装置の前の部分に置かれた
別の磁気空気ビーズ・除去装置)しかし、多くの場合、
前述のように、本発明の具体例を1つ採用することによ
り、本発明の目的、目標を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機の現像装置と光導電性表面の一部の立面
図である。
【図2】現像装置の1つで使用されている現像ローラの
1つの代替の具体例を示す立面図である。
【図3】ビーズ除去装置と図1の印刷機械の一部分を示
す立面図である。
【符号の説明】
10 光導電性ベルト,34 現像装置,37 現像ロ
ーラ,38 現像ローラ,43 バイアス電源,46
ビーズ除去装置,80 スリーブ,84 磁石部,90
除去用磁石,92 現像ゾーン,94 トランスポー
ト極,96 トリム極,98 磁石,100 磁石,1
02 磁石,106 強磁性シャント,150 磁石,
152 回転スリーブ,155 シャント,159 シ
ャント,160 真空,161 真空装置,162
管,165 真空,166 廃物溜,246 ビーズ
除去装置,250 磁石,251 磁石,252 ケー
ス,255 シャント,257 シャント,260 真
,261 真空装置,262 管,263 廃物
溜,300 磁気空気ビーズ・除去装置,301 ケー
ス,310 スリーブ,320 磁石,340シャン
ト,360 真空口,361 真空装置,362 管,
363 廃物溜,370 ベンチュリ薄板ノズル
フロントページの続き (72)発明者 フランシスコ・ジリリ アメリカ合衆国ニューヨーク州 14568 ウォルワース ウォルワース−パルマ イラロード 2563 (72)発明者 ジョージ・エイ・アルバリズ アメリカ合衆国ニューヨーク州 14617 ロチェスター ショアウッドドライブ 78 (56)参考文献 特開 昭56−57067(JP,A) 特開 昭56−168679(JP,A) 特開 平5−94085(JP,A) 特表 平1−503811(JP,A) 特表 平2−500052(JP,A) 特表 平4−500416(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09 G03G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦電気により付着したトナー粉末を有
    する磁気キャリヤ・ビーズを引きつけ、可動光導電性表
    面に生成した潜像を現像ローラを有する現像ゾーンに送
    り、潜像が磁気キャリヤ・ビーズからトナー粉末を引き
    つけるようにするための磁界を生成する磁気手段と、 転写位置と現像域との間の光導電性表面に接して設けら
    れ、その光導電性表面に付着した磁気キャリヤ・ビーズ
    を除去するための磁気除去手段と、 前記磁気除去手段に付着した磁気キャリヤ・ビーズを除
    去する真空手段とを有する可動光導電性表面に生成した
    潜像を現像するための装置であって、 前記磁気キャリヤ・ビーズを除去するための磁気除去手
    段は、前記現像ゾーンの現像ローラとは反対の方向に回
    転する非磁性の回転スリーブと、前記回転スリーブ内に
    静止位置に固定された磁石と、前記回転スリーブの内側
    にあって、前記磁石から発生する磁界が可動光導電性表
    面への方向を除いて最少化される位置に配置され、回転
    スリーブの半径方向の外形に対応するアーク状に形成さ
    れた強磁性材料からなるシャントを有する 潜像を現像す
    るための装置。
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